JP3188123U - 着用物品 - Google Patents

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重春 小野
絹子 小野
岳 小野
礼 小野
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株式会社オノ
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Abstract

【課題】遠赤外線放射体を身体に直接的または間接的に接触させることで遠赤外線放射体の高い効果を得ることができる着用物品を提供する。
【解決手段】着用物品1は、物品本体と、物品本体に取り付けられた遠赤外線放射体3とを含む。物品本体は、着用者の肌に対向する内面シート21と、内面シート21に対向し積層される外面シート22と、内外面シート21,22の間に配置された保持シート23とを有する。保持シート23の内面シート21に対向する面には、遠赤外線放射体3が取り付けられる。遠赤外線放射体3は、第1取付領域51に配置される第1放射体31、第2取付領域52に配置される第2放射体32、第3取付領域53に配置される第3放射体33、第4取付領域54に配置される第4放射体34、第5取付領域55に配置される第5放射体35とを含む。
【選択図】図2

Description

この考案は、アームサポータ、レッグサポータおよびレッグウォーマ等の着用物品に関し、より詳細には、遠赤外線放射体が取り付けられた着用物品に関する。
従来、遠赤外線放射体を収納袋に収納し、収納袋を衣類や寝具に取り付けたものが知られる。遠赤外線放射体を身体の近傍に配置することによって、遠赤外線放射による温熱作用等を得ることができる。
特開2002−320682号公報
しかしながら、特許文献1によれば、遠赤外線放射体が入った収納袋は、シャツやズボンの内側に取り付けられただけであるので、遠赤外線放射体と身体との間には空隙が形成され、遠赤外線放射体の効果が得られ難いという問題があった。
この考案では、遠赤外線放射体を身体に直接的または間接的に接触させることで遠赤外線放射体の高い効果を得ることができる着用物品を提供することを課題とする。
この考案は、物品本体と、物品本体に取り付けられた遠赤外線放射体とを備える着用物品であって、前記物品本体は、着用時において環状に形成されるとともに弾性的に伸縮可能であり、少なくともその一部は身体に密着可能であることを特徴とする。
前記物品本体は、弾性的に伸縮可能な内面シートおよび外面シートと、前記内外面シート間に配置され弾性的に伸縮可能であって前記遠赤外線放射体を保持する保持シートとを備えていてもよい。
この考案の着用物品によれば、物品本体が弾性的に伸縮可能であるので、物品本体に遠赤外線放射体を取り付けることによって、着用者の身体に遠赤外線放射体を直接的または、物品本体を介して間接的に身体に密着させることができる。したがって、温熱作用等の遠赤外線放射体の高い効果を期待することができる。
着用物品の一例であるレッグウォーマの着用状態における説明図。 着用物品の展開図。
着用物品1として、レッグウォーマを例に説明する。
図1は、着用物品1を脚に着用した状態を示す図であり、図2は、着用物品1を展開した図である。図2において、着用物品1の横方向Xの寸法を二等分する中心線6の図面右側は内面シート21側から見た図であり、図面左側は、説明のため、内面シート21を積層させない状態を示し、その一部を破断している。また、説明のため、すべての皺をのばした状態を示す。
着用物品1は、物品本体2と、物品本体2に取り付けられた遠赤外線放射体3とを含む。物品本体2は、着用者の肌に対向する内面シート21と、内面シート21に対向し積層される外面シート22と、内外面シート21,22の間に配置された保持シート23とを有する。内面シート21および外面シート22は、弾性的に伸縮可能な織布または不織布を用いることができる。この実施形態では、スウェット生地を用いる。このような生地を用いることで、内面シート21が着用者の肌に密着しやすく、かつ肌触りの良い着用物品1とすることができる。
着用物品1は、縦方向Yおよび横方向Xを有するとともに、縦方向Yに離間する上端11および下端12に開口部を有する筒形、すなわち環状である。着用物品1は、着用者の脚の特に膝から下に位置するように着用することができる。上端11および下端12には、横方向Xへ延びるゴム紐等の上端弾性体41および下端弾性体42が取り付けられる。具体的には、内面シート21および外面シート22の間に、横方向Xへ伸長状態で収縮可能に取り付ける。上端弾性体41および下端弾性体42を取り付けることによって、上端11および下端12を確実に着用者に肌に密着させ、着用物品1がずり下がるのを防止することができる。
上端11および下端12から縦方向Y内側には、横方向Xへ延びる糸ゴム等の中間弾性体43,44がさらに取り付けられる。具体的に、中間弾性体43,44は、内面シート21および外面シート22の間に、横方向Xへ伸長状態で伸縮可能に取り付ける。中間弾性体43,44は上端弾性体41および下端弾性体42よりも伸縮率が低いものを用いることができる。中間弾性体43,44を用いることによって、上端11および下端12の縦方向Y内側においても、物品本体2を着用者の肌に密着させることができる。
内面シート21と外面シート22との間には、保持シート23が配置される。すなわち、外面シート22の内面シート21に対向する面には、保持シート23が積層される。保持シート23は弾性的に伸縮可能な織布または不織布を用いることができる。保持シート23として、例えば、パワーネットを用いることもできる。内面シート21、外面シート22および保持シート23は、同形同大であって、保持シート23は、内面シート21および外面シート22よりも伸縮率が高い。内面シート21、外面シート22および保持シート23は、中心線6を軸にした線対称に形成される。
保持シート23の内面シート21に対向する面には、遠赤外線放射体3が取り付けられる。遠赤外線放射体3としては、例えば、(公序良俗違反につき、不掲載)の陶器を用いることができる。(公序良俗違反につき、不掲載)の陶器は、陶土と金属成分とを混練して形成したものであって、常温下で約4〜25マイクロメートルの波長の遠赤外線を放出する。遠赤外線放射体3は、第1取付領域51に配置される第1放射体31、第2取付領域52に配置される第2放射体32、第3取付領域53に配置される第3放射体33、第4取付領域54に配置される第4放射体34、および、第5取付領域55に配置される第5放射体35を含む。
第1取付領域51は、横方向Xへ延びるとともに、上端弾性体41と、その内側にある中間弾性体43との間に設けられる。第1取付領域51には、直径約10mm〜30mmの第1放射体31が横方向Xへ離間して4個取り付けられる。第1放射体31は、中心線6を軸に線対称に設けられる。第2取付領域52は、横方向Xへ延びるとともに、下端弾性体42と、その内側にある中間弾性体44との間に設けられ、直径約10〜30mmの第2放射体32が横方向Xへ離間して2個取り付けられる。第2放射体32は、中心線6を軸に線対称に設けられる。この実施形態において、第1放射体31と第2放射体32とは同じ形状のものを用いる。
第3取付領域53は、横方向Xへ延びるとともに、下端弾性体42と第2取付領域52との間に設けられ、第1および第2放射体31,32よりも径の小さい第3放射体33が取り付けられる。第3放射体33の直径は約5〜6mmであり、少なくともその一部に球面を有する。第3放射体33は、2つを一組として、横方向Xへ離間して六組設けられ、中心線6を軸に線対称である。中間弾性体43,44の縦方向Yの間には、第4取付領域54および第5取付領域55が設けられる。第4および第5取付領域54,55は、縦方向Yへ延びるとともに、横方向Xへ離間し、中心線6を軸に線対称に設けられる。第4および第5取付領域54,55に配置された第4および第5放射体34,35は第3放射体33と同様の大きさを有し、縦方向Yへ離間してそれぞれ6個取り付けられる。
第3放射体33、第4放射体34、および第5放射体35は、第1および第2放射体31,32よりもその径が小さいが、一部が球形であることによって、遠赤外線が放射線状に均一に放出され、温熱等の効果を得られやすい。
第1〜第5取付領域51〜55には、第1〜第5放射体31〜35を保持シート23との間で保持するための第1〜第5シート片24〜28がそれぞれ取り付けられる。第1〜第5シート片24〜28は、第1〜第5取付領域51〜55のそれぞれとほぼ同形であって、第1〜第5放射体31〜35を挟んで保持シート23に積層される。保持シート23と第1〜第5シート片24〜28とは、第1〜第5放射体31〜35を囲むように、その周囲で互いに接合される。接合方法としては、例えば、ミシン等によるステッチを用いることができる。
第1〜第5シート片24〜28は、保持シート23との剥離を防止するため、適宜ミシン等によるステッチで接合されてもよい。この実施形態では第1シート片24および第3シート片25と保持シート23とが、中心線6近傍でステッチによってそれぞれ互いに接合される。
第1〜第5放射体31〜35は、シート片で包んでから保持シート23に取り付けることもできる。第1〜第5シート片24〜28としては、弾性的に伸縮可能な織布または不織布を使用することができ、例えば、保持シート23と同じパワーネットを用いることができる。
図2に示した物品本体2は、縦方向Yへ延びる両側縁13を互いに接合することによって、筒状の着用物品1とすることができる。この実施形態において、上端11の横方向Xにおける寸法を、下端12の横方向Xにおける寸法よりも大きくし、それぞれに上端弾性体41および下端弾性体42を配置している。したがって、着用状態において上端11を比較的太い着用者の膝下では締め付けすぎず、下端12では比較的細い足首にフィットさせることができる。
着用物品1を着用したとき、第1取付領域51が着用者の膝下に位置する。膝下には、経穴である足三里、陽陵泉、陰陵泉が存在し、少なくとも第1放射体31のいずれかはこれら経穴の近傍に配置される。また、着用物品1の第2取付領域52および第3取付領域53は着用者の足首に位置する。内踝には、経穴である三陰交があり、少なくとも第2放射体32、第3放射体33のいずれかはこの三陰交の近傍に配置される。遠赤外線放射体3が経穴の近傍に配置されることによって、放射される遠赤外線効果によって、経穴が刺激され、血流促進等の作用を期待できる。第4取付領域54または第5取付領域55のいずれか一方がふくらはぎに位置し、他方が脛に位置するように着用することができる。遠赤外線放射体3がふくらはぎ等の筋肉の近傍に配置されることによって、遠赤外線効果による筋肉の疲労回復等を期待できる。
この実施形態において、第1〜第3放射体31〜33は、中心線6に対称に配置され、第4および第5放射体34,35も中心線6に対称に配置される。したがって、着用物品1を左右のどちらの脚に着用しても同様の効果を得ることができる。また、着用物品1のどの面を正面にしたとしても、各経穴の近傍に遠赤外線放射体3を位置させることができる。
この実施形態の着用物品1によれば、物品本体2が弾性的に伸縮可能であるので、着用者の肌との間に大きな空隙が形成されることなく、遠赤外線放射体3の少なくとも一部は、着用者に直接的または間接的に接触可能となる。しかも、伸縮性の高い保持シート23を備え、これに遠赤外線放射体3を取り付けることとしたので、より一層、遠赤外線放射体3は、着用者の肌に接近して配置される。したがって、遠赤外線放射体3のより高い効果を得ることができる。
この実施形態では、着用物品1としてレッグウォーマを例に説明したが、これに限られるものではない。例えば、アームサポータ、レッグサポータ、腰用サポータ、ネックウォーマ、肩サポータ、腹巻等、着用者の体に密着させるようなものであれば、どのようなものにも適用することができる。また、遠赤外線放射体3の数、大きさおよび配置は、例えば、着用物品の大きさ、使用目的に応じて適宜変更可能である。
着用物品1を構成する各構成部材には、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、本考案の明細書および実用新案登録請求の範囲において、用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」および「第5」は、同称の要素、位置等を単に区別するために用いられている。
1 着用物品
2 物品本体
3 遠赤外線放射体
21 内面シート
22 外面シート
23 保持シート
24 第1シート片(シート片)
25 第2シート片(シート片)
26 第3シート片(シート片)
27 第4シート片(シート片)
28 第5シート片(シート片)
保持シート23の内面シート21に対向する面には、遠赤外線放射体3が取り付けられる。遠赤外線放射体3としては、例えば、陶土と金属成分とを混練して形成したものであって、常温下で約4〜25マイクロメートルの波長の遠赤外線を放出する陶器を用いることができる。遠赤外線放射体3は、第1取付領域51に配置される第1放射体31、第2取付領域52に配置される第2放射体32、第3取付領域53に配置される第3放射体33、第4取付領域54に配置される第4放射体34、および、第5取付領域55に配置される第5放射体35を含む。

Claims (2)

  1. 物品本体と、物品本体に取り付けられた遠赤外線放射体とを備える着用物品であって、
    前記物品本体は、着用時において環状に形成されるとともに弾性的に伸縮可能であり、少なくともその一部は身体に密着可能であることを特徴とする着用物品。
  2. 前記物品本体は、弾性的に伸縮可能な内面シートおよび外面シートと、前記内外面シート間に配置され弾性的に伸縮可能であって前記遠赤外線放射体を保持する保持シートとを備えることを特徴とする請求項1記載の着用物品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023273666A1 (zh) * 2021-07-01 2023-01-05 神农指(浙江)生命科技有限责任公司 一种足三里穴按摩带

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