JP5380220B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
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Description
前記大リフト量に制御した移動位置から中リフト量に制御する移動位置では、前記回動支点を前記ロッカアームの他端部側にさらに移動させることによって、ピークリフト位相をさらに進角側とし、
該中リフト量に制御した移動位置から最小リフト量に制御する移動位置では、前記回動支点を前記ロッカアームの一端部側に移動させることによって、ピークリフト位相を遅角側にすると共に、前記吸気弁の開時期を上死点位置よりも遅角側へ大きく変換し、
前記吸気弁を大リフト量に制御する前記偏心部材の移動位置における前記吸気弁のリフト開始点での前記駆動カムの回転位相が、前記最大リフト量に制御する前記偏心部材の移動位置における前記吸気弁のリフト開始点での前記駆動カムの回転位相よりも進角側となるように形成したことを特徴としている。
〔第1実施形態〕
すなわち、この実施形態における可変動弁装置は、図1〜図4に示すように、シリンダヘッド1に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられて、吸気ポートを開閉する一気筒当たり2つの吸気弁3,3と、機関前後方向に配置された駆動軸4と、該駆動軸4の気筒毎に一つずつ固設された駆動カム5と、各吸気弁3,3の上端部に配設されたフォロアである各スイングアーム6、6を介して各吸気弁3,3を開作動させる一対の揺動カム7,7と、前記駆動カム5と揺動カム7,7との間を連係し、駆動カム5の回転力を揺動運動に変換して揺動カム7,7の揺動力(開弁力)として伝達する多節リンク式の伝達機構8と、該伝達機構8の姿勢を変化させて各吸気弁3,3のバルブリフト量を機関運転状態に応じて可変制御する制御機構9と、を備えている。
図13は第2実施形態を示し、第1実施形態と異なるところは、駆動軸4に設けられた駆動カム5が偏心円盤状に形成されていると共に、該駆動カム5と前記ロッカアーム15とをリンクアーム16とを介して連係させた点にある。
図16及び図17は第3実施形態を示し、前記各実施形態とはロッカアーム15の配置と揺動カム7の配置構成などが異なっている。
クランクシャフトから回転力が伝達され、外周に駆動カムが一体的に設けられた駆動軸と、
該駆動軸に並設されて、外周に偏心部材が一体的に設けられた制御軸と、
軸方向の一端部が前記偏心部材の軸心を中心に揺動自在に支持され、中間部が回動支点を介して前記駆動カムからの駆動力を受け、他端部が連結支点を介してリンク部材の一端側に回転自在に連結されたロッカアームと、
前記リンク部材の他端側に揺動自在に連結され、揺動運動することによって機関弁を開作動させる揺動カムと、を備え、
前記ロッカアームは、一端部側に形成された凹部内に前記偏心部材が回転自在に嵌合していると共に、前記中間部に前記駆動カムの外周面に転接するローラがローラ軸を介して回転自在に設けられ、他端部が連結ピンを介して前記リンク部材の一端部に回転自在に連結され、
前記制御軸の回転に伴い前記偏心部材の軸心位置を円錐曲線上に移動させることによって、前記ロッカアームの傾動姿勢を変更させることにより、前記揺動カムの前記機関弁に対する揺動位置を変更させて前記機関弁の開閉時期とバルブリフトを連続的に可変制御する可変動弁装置であって、
前記偏心部材の軸心が最大一方向の回動位置で機関弁を最大リフト量に制御し、最大他方向の回動位置で最小リフト量に制御し、これら最大と最小リフトの中間の回動位置で中間のリフト量に制御する移動位置では、前記揺動カムが前記機関弁の開作動を開始する時点での前記ローラと駆動カムの当接位置によって、駆動カムの回転位相が最も進角側に位置することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
クランクシャフトから回転力が伝達され、外周に駆動カムが一体的に設けられた駆動軸と、
該駆動軸に並設されて、外周に偏心部材が一体的に設けられた制御軸と、
軸方向の一端部が前記偏心部材の軸心を中心に揺動自在に支持され、中間部が回動支点を介して前記駆動カムからの駆動力を受け、他端部が連結支点を介してリンク部材の一端側に回転自在に連結されたロッカアームと、
前記リンク部材の他端側に揺動自在に連結され、揺動運動することによって機関弁を開作動させる揺動カムと、を備え、
前記ロッカアームは、一端部側に形成された凹部内に前記偏心部材が回転自在に嵌合していると共に、前記中間部に前記駆動カムの外周面に転接するローラがローラ軸を介して回転自在に設けられ、他端部が連結ピンを介して前記リンク部材の一端部に回転自在に連結され、
前記制御軸の回転に伴い前記偏心部材の軸心位置を円錐曲線上に移動させることによって、前記ロッカアームの傾動姿勢を変更させることにより、前記揺動カムの前記機関弁に対する揺動位置を変更させて前記機関弁の開閉時期とバルブリフトを連続的に可変制御する可変動弁装置であって、
前記偏心部材の軸心が最大一方向の回動位置で機関弁を最大リフト量に制御し、最大他方向の回動位置で最小リフト量に制御し、これら最大と最小リフトの中間の回動位置で中間のリフト量に制御する移動位置では、前記ローラと駆動カムの当接位置によってバルブリフトのピークリフト位相が進角側に制御され、前記中間リフト量の制御域から最小リフトに制御する移動位置ではピークリフト位相が遅角側に制御されるように形成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
3…吸気弁(機関弁)
4…駆動軸
5…駆動カム
7…揺動カム
7b…カム面
7c…カムノーズ部
8…伝達機構
9…制御機構
14…軸受部
15…ロッカアーム
15a…一端部
15b…他端部
16…リンクアーム
17…リンクロッド
21…凹部
21a…凹部内周面
24・39…圧縮コイルスプリング(付勢部材)
25…制御軸
26…偏心軸(偏心部材)
29…ロッカアームのローラ
30…ローラ軸
35…第1ローラ
36…第1ローラ軸
37…第2ローラ
38…第2ローラ軸
Dc…駆動軸の軸心
Y…駆動カムの軸心
P…制御軸の軸心
Q(Q1〜Q4)…偏心軸の中心
Claims (1)
- クランクシャフトから回転力が伝達され、外周に駆動カムが一体的に設けられた駆動軸と、
外周に偏心部材が一体的に設けられ、電動アクチュエータによって回転制御される制御軸と、
長手方向の一端部が前記偏心部材の軸心を中心に揺動自在に支持され、中間部が回動支点を介して前記駆動カムからの駆動力を受けるロッカアームと、
該ロッカアームの長手方向の他端側に揺動自在に連係され、揺動運動することによって吸気弁を開作動させる揺動カムと、を備え、
前記制御軸の回転に伴い前記偏心部材の軸心位置を円錐曲線上に移動させることによって、前記ロッカアームの傾動姿勢を変更させて前記吸気弁の開閉時期とバルブリフト量を連続的に可変制御する可変動弁装置であって、
前記偏心部材の軸心が、前記吸気弁を最大リフト量に制御する円錐曲線上の移動位置から大リフト量に制御する移動位置では、前記回動支点を前記ロッカアームの他端部側に移動させることによって、バルブリフトのピークリフト位相を進角側とし、
前記大リフト量に制御した移動位置から中リフト量に制御する移動位置では、前記回動支点を前記ロッカアームの他端部側にさらに移動させることによって、ピークリフト位相をさらに進角側とし、
該中リフト量に制御した移動位置から最小リフト量に制御する移動位置では、前記回動支点を前記ロッカアームの一端部側に移動させることによって、ピークリフト位相を遅角側にすると共に、前記吸気弁の開時期を上死点位置よりも遅角側へ大きく変換し、
前記吸気弁を大リフト量に制御する前記偏心部材の移動位置における前記吸気弁のリフト開始点での前記駆動カムの回転位相が、前記最大リフト量に制御する前記偏心部材の移動位置における前記吸気弁のリフト開始点での前記駆動カムの回転位相よりも進角側となるように形成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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