JP5379524B2 - 前後進切換バルブの切換位置検出装置 - Google Patents

前後進切換バルブの切換位置検出装置 Download PDF

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本発明は、前進動力伝動経路に介設される前進用油圧クラッチと、後進動力伝動経路に介設される後進用油圧クラッチとを備える作業車両に設けられ、各油圧クラッチを選択的に入り切りさせる前後進切換バルブの切換位置検出装置に関する。
複数の油圧クラッチを用いて主変速装置や前後進切換装置を構成し、選択的な油圧クラッチの入り切りにもとづいて、主変速や前後進切換えを行うようにした作業車両が知られている。例えば、特許文献1に示される前後進切換装置は、前進動力伝動経路に介設される前進用油圧クラッチと、後進動力伝動経路に介設される後進用油圧クラッチとを備えており、各油圧クラッチを前後進切換バルブで選択的に入り切りさせることにより、機体を前後進させるようになっている。
ところで、この種の作業車両では、所定の変速操作に応じて対応する変速装置の油圧バルブを切換えるだけでなく、他の変速装置の油圧バルブも連動的に切換制御する場合がある。例えば、前後進切換レバーが中立位置に操作された場合は、前後進切換装置の油圧クラッチを切りにするだけでなく、主変速装置の油圧クラッチも切りとし、前後進切換レバーが中立位置から前進位置又は後進位置に操作された場合は、前後進切換装置の油圧クラッチを入りにした後、主変速装置の油圧クラッチを昇圧制御で入りとすることにより、スムーズな発進が可能となる。そして、このような制御を行う作業車両では、前後進切換操作から機体発進までのタイムラグを短くするために、前後進切換装置の油圧クラッチが入りとなった後、可及的速やかに主変速バルブ(比例制御弁)の昇圧制御を開始することが求められる。
特許第4217417号公報
しかしながら、従来の作業車両では、前後進切換レバーの操作位置を位置検出スイッチで検出し、該位置検出スイッチの検出信号にもとづいて、主変速バルブの制御タイミングを決定していたので、前後進切換レバーから前後進切換バルブに至る経路に存在するガタや遊びに起因し、前後進切換バルブと主変速バルブのシーケンス制御に大きなズレが生じる惧れがあった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、前進動力伝動経路に介設される前進用油圧クラッチと、後進動力伝動経路に介設される後進用油圧クラッチとを備える作業車両に設けられ、各油圧クラッチを選択的に入り切りさせる前後進切換バルブの切換位置検出装置であって、前記前後進切換バルブは、前進用油圧クラッチ及び後進用油圧クラッチを切りとする中立位置と、前進用油圧クラッチのみを入りとする前進位置と、後進用油圧クラッチのみを入りとする後進位置とに摺動操作されるスプールを備えて構成され、前記切換位置検出装置は、スプールの凹凸部に直接又間接的に接触してスプールの各操作位置を検出する中立位置検出スイッチ、前進位置検出スイッチ及び後進位置検出スイッチを備えると共に、これらの位置検出スイッチを並列状に集中配置し、かつ、スプールの凹凸部に対して上方から接触させて構成するにあたり、前記前後進切換バルブは、スプールを摺動自在に支持するバルブボディに、油圧ポンプが接続されるポンプポートと、油タンクが接続されるタンクポートと、前進用油圧クラッチが接続されるAポートと、後進用油圧クラッチが接続されるBポートとを備え、前記切換位置検出装置は、前記バルブボディに設けられて、スプールの凹凸部を囲むスイッチケースを備えると共に、スイッチケースの内部が、スイッチケース及び/又はバルブボディに形成されるブリーザ孔を介してタンクポートに連通されることを特徴とする前後進切換バルブの切換位置検出装置である。
請求項1の発明によれば、中立位置検出スイッチ、前進位置検出スイッチ及び後進位置検出スイッチにより、前後進切換バルブのスプール位置を検出するので、前後進切換レバーから前後進切換バルブに至る経路に存在するガタや遊びに拘わらず、前進用油圧クラッチや後進用油圧クラッチの入り切りタイミングを高精度に検出することが可能になる。また、中立位置検出スイッチ、前進位置検出スイッチ及び後進位置検出スイッチは、並列状に集中配置されているので、前後進切換バルブの大型化を回避できるだけでなく、スイッチ配線を簡素化することができる。しかも、中立位置検出スイッチ、前進位置検出スイッチ及び後進位置検出スイッチは、スプールの凹凸部に対して上方から接触するので、スイッチ内部に金属摩耗粉などが入りにくくなり、その結果、金属摩耗粉などによる接点不良の発生を防止し、信頼性を向上させることができる。
また、スイッチケースの内部が、ブリーザ孔を介してタンクポートに連通されるので、スプールの押し引きに伴うスイッチケース内の圧力変動を解消し、スプールの操作負荷を軽減することができる。
トラクタの側面図である。 トランスミッションケースの全体断面図である。 トラクタの油圧構成を示す油圧回路図である。 操作部の平面図である。 メータパネルの正面図である。 制御装置の入出力を示すブロック図である。 変速パターンの説明図である。 前後進切換装置が切り換えられた場合における制御例を示すタイミングチャートである。 前後進切換装置が切り換えられた場合における制御例を示すフローチャートである。 取付状態を示す前後進切換バルブの正面図である。 前後進切換バルブの断面図である。 前後進切換バルブの構成を示す油圧回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、Tは農用のトラクタ(作業車両)であって、該トラクタTには、トランスミッションケース1が搭載されている。図2に示すように、トランスミッションケース1は、主クラッチ機構2を介してエンジンEの動力を入力すると共に、入力した動力を走行動力伝動経路3とPTO動力伝動経路4とに分岐させる。
走行動力伝動経路3には、摩擦多板式の油圧クラッチC1〜C4を用いて構成され、4段の変速を行う第一主変速装置5と、摩擦多板式の油圧クラッチCF、CRを用いて構成され、走行動力の正逆転変速を行う前後進切換装置6と、常時噛合式の歯車変速装置を用いて構成され、3段の変速を行う副変速装置7と、摩擦多板式の油圧クラッチCL、CHを用いて構成され、高低2段の変速を行う第二主変速装置8とが設けられている。
前後進切換装置6を構成する油圧クラッチCF、CRのうち、前進用油圧クラッチCFは、前進動力伝動経路に介設される一方、後進用油圧クラッチCRは、後進動力伝動経路に介設されており、これらの油圧クラッチCF、CRを後述する前後進切換バルブ100で選択的に入り切りすることにより前進と後進の切り換えが行われる。また、前進動力及び後進動力は、第一主変速装置5と第二主変速装置8による変速の組み合せによって8段の変速が可能であり、さらに、副変速装置7による変速を組み合せることによって24段の変速が可能になる。
第一主変速装置5、副変速装置7及び第二主変速装置8で変速された走行動力は、前車軸及び後車軸に伝動される。前車軸への動力伝動経路には、前車軸に伝達する動力を高低に変速又は切断する倍速伝動装置9が設けられており、該倍速伝動装置9による動力の変速又は切断によって、旋回時における前輪倍速駆動や4駆、2駆の切換えが行われるようになっている。そして、倍速伝動装置9は、摩擦多板式の油圧クラッチを用いて構成されることにより、円滑な変速や切断が可能となっている。
PTO動力伝動経路4には、摩擦多板式の油圧クラッチを用いて構成されるPTOクラッチ10と、常時噛合式の歯車変速装置を用いて構成されるPTO変速装置11とが設けられており、走行状態に影響されない独立したPTO動力伝動系、すなわち、インディペンデントPTO仕様のPTO動力伝動経路4を構成している。
本実施形態のトラクタTには、図3に示すような油圧回路が構成されている。この油圧回路は、2つの油圧ポンプP1、P2を備え、一方の油圧ポンプP1から供給される油圧で、倍速伝動装置9、リフトシリンダ12及びリフトロッドシリンダ13を動作させ、他方の油圧ポンプP2から供給される油圧で、ステアリングユニット14、第一主変速装置5、前後進切換装置6、第二主変速装置8、PTOクラッチ10及び自動ブレーキ旋回装置15を動作させるように構成されている。
少なくとも、第一主変速装置5及び第二主変速装置8の油圧クラッチC1〜C4、CL、CHは、電磁弁の制御にもとづいて作動される。電磁比例弁の昇圧制御にもとづく油圧クラッチの作動制御によれば、変速ショックの少ない円滑な走行変速が可能となるが、第一主変速装置5及び第二主変速装置8の各油圧クラッチC1〜C4、CL、CHをすべて電磁比例弁で制御するものでは、電磁比例弁の必要個数が多くなり、高価な走行変速装置となってしまうという問題がある。また、第二主変速装置8の各油圧クラッチCL、CHを電磁比例弁で制御し、第一主変速装置5の各油圧クラッチC1〜C4を電磁方向切換え弁で制御するようにした場合、安価な走行変速装置とすることが可能であるが、電磁比例弁の昇圧制御にもとづいて円滑な走行変速を行うには、変速の度に第二主変速装置8の油圧クラッチCL、CHを断続しなければならないため、第二主変速装置8に設けられる油圧クラッチCL、CHの耐久性を向上させなければならない。
そこで、本実施形態のトラクタTでは、図3に示すように、第一主変速装置5の各油圧クラッチC1〜C4を、それぞれ電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御にもとづいて択一的に作動制御し、第二主変速装置8の各油圧クラッチCL、CHを、電磁方向切換弁17の切換え制御にもとづいて作動制御する。このようにすると、第一主変速装置5及び第二主変速装置8の各油圧クラッチC1〜C4、CL、CHをすべて電磁比例弁で制御するものに比べ、走行変速装置を安価に構成することができる。また、変速の度に第二主変速装置8の油圧クラッチCL、CHを断続する必要がないので、第二主変速装置8に設けられる油圧クラッチCL、CHの耐久性を向上させるためのコストアップが回避される。尚、第二主変速装置8の油圧クラッチCL、CHを作動させる油路には、油圧クラッチCL、CHの接続状態を検出すための圧力スイッチ18が設けられ、また、油圧回路の適所には、作動油の温度を検出するための油温センサ19が設けられている。
図1及び図4に示すように、トラクタTの機体上には、オペレータが乗車する操作部20が構成されている。操作部20には、オペレータが着座する運転席が設けられると共に、走行操作や作業機Wの操作を行うための各種操作具が設けられている。例えば、運転席21の前方には、機体を操向するためのステアリングハンドルHや、ワイヤ又はロッドを介して前後進切換装置6(前後進切換バルブ100)を切り換えるための前後進切換レバー22が設けられ、運転席21の左側方には、副変速装置7を切り換えるための副変速レバー23が設けられている。また、副変速レバー23のグリップ部23aには、第一主変速装置5及び第二主変速装置8を変速操作するための変速スイッチ(増速スイッチ24、減速スイッチ25)が設けられると共に、副変速レバー23を高速側に切り換える際に選択的に操作される高速スタートスイッチ26が設けられている。
図5に示すように、運転席21の前方には、メータパネル27が設けられている。メータパネル27内には、タコメータや各種のモニタランプが設けられるだけでなく、各種の状態表示や設定表示を行う表示部28が設けられている。本実施形態の表示部28は、液晶パネルで構成されると共に、表示部28の下方位置に設けられる複数の操作スイッチSW1〜SW6で画面の切り換え操作や、各種の設定操作が行われるようになっている。
図6に示すように、トラクタTには、マイコンなどを用いて構成される制御装置29が設けられている。本実施形態の制御装置29は、3つのマイコン29a〜29cを用いて構成されており、その入力側には、前述した圧力スイッチ18、油温センサ19、増速スイッチ24、減速スイッチ25、高速スタートスイッチ26、操作スイッチSW1〜SW6に加え、副変速レバー23の操作位置(高速、中速、低速、ニュートラル)を検出する4つの副変速スイッチ30〜33と、前後進切換操作(中立、前進、後進)を検出する中立位置検出スイッチ34、前進位置検出スイッチ35及び後進位置検出スイッチ36と、車速を検出する車速センサ37と、エンジン回転を検出するエンジン回転センサ38とが接続されている。また、制御装置29の出力側には、前述した電磁比例弁16a〜16d、電磁方向切換弁17、表示部28などが接続されている。
制御装置29は、予めROMに書き込まれたプログラムにしたがって、主に電磁比例弁16a〜16d及び電磁方向切換弁17を制御し、図7に示すような変速パターンを現出させる。具体的には、増速スイッチ24の操作に応じて第一主変速装置5及び第二主変速装置8を変速させるシフトアップ制御、減速スイッチ25の操作に応じて第一主変速装置5及び第二主変速装置8を変速させるシフトダウン制御、副変速レバー23の操作に応じて第一主変速装置5及び第二主変速装置8を変速させる副変速操作連動制御、エンジン始動時における第一主変速装置5及び第二主変速装置8の初期変速段を設定する初期変速段設定制御、前後進切換操作に応じて第一主変速装置5及び第二主変速装置8を入り切りさせる前後進操作連動制御などが行われるようになっている。
図8及び図9に示すように、前後進操作連動制御は、前後進切換操作に応じて第一主変速装置5及び第二主変速装置8を入り切りさせる制御であり、前後進切換装置6が中立(ニュートラル)から前進又は後進に切り換えられた場合には、変速スイッチ(24、25)によって設定される第一及び第二主変速装置(5、8)の所定変速段の油圧クラッチC1〜C4、CL、CHを入り作動させ、前後進切換装置6が前進又は後進から中立に切り換えられた場合には、第一及び第二主変速装置(5、8)の接続された油圧クラッチC1〜C4、CL、CHを切り作動させる。そして、油圧クラッチC1〜C4、CL、CHの入り作動を、電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御で行うことにより、スムーズな発進が可能となる。
このような連動制御を行う場合、前後進切換操作から機体発進までのタイムラグを短くするために、前後進切換装置6の油圧クラッチCF、CRが入りとなった後、可及的速やかに電磁比例弁16a〜16dの昇圧制御を開始することが求められるが、従来では、前後進切換レバー22の操作位置を位置検出スイッチで検出し、該位置検出スイッチの検出信号にもとづいて、制御タイミングを決定していたので、前後進切換レバー22から前後進切換バルブ100に至る経路に存在するガタや遊びに起因し、前後進切換バルブ100と電磁比例弁16a〜16dのシーケンス制御に大きなズレが生じる惧れがあった。
そこで、本発明においては、図10〜図12に示すように、前後進切換バルブ100に切換位置検出装置101を設け、前後進切換バルブ100の切換位置を直接検出可能としている。具体的に説明すると、前後進切換バルブ100は、前進用油圧クラッチCF及び後進用油圧クラッチCRを切りとする中立位置と、前進用油圧クラッチCFのみを入りとする前進位置と、後進用油圧クラッチCRのみを入りとする後進位置とに摺動操作されるスプール102を備えて構成される一方、切換位置検出装置101は、スプール102の凹凸部103に直接又間接的に接触してスプール102の各操作位置を検出する中立位置検出スイッチ34、前進位置検出スイッチ35及び後進位置検出スイッチ36を備えて構成されている。このようにすると、前後進切換レバー22から前後進切換バルブ100に至る経路に存在するガタや遊びに拘わらず、前進用油圧クラッチCFや後進用油圧クラッチCRの入り切りタイミングを高精度に検出することが可能になる。
また、これらの位置検出スイッチ34〜36は、一箇所に並列状に集中配置されると共に、スプール102の凹凸部103に対して上方から接触される。このようにすると、位置検出スイッチ34〜36の集中配置にもとづいて、前後進切換バルブ100の大型化を回避できるだけでなく、スイッチ配線を簡素化することができる。しかも、位置検出スイッチ34〜36がスプール102の凹凸部103に対して上方から接触するので、スイッチ内部に金属摩耗粉などが入りにくくなり、その結果、金属摩耗粉などによる接点不良の発生を防止し、信頼性を向上させることができる。
前後進切換バルブ100は、スプール102を摺動自在に支持するバルブボディ104に、油圧ポンプPが接続されるポンプポート105と、油タンクTが接続されるタンクポート106と、前進用油圧クラッチCFが接続されるAポート107と、後進用油圧クラッチCRが接続されるBポート108とを備えており、スプール102の摺動操作に応じて、各ポート105〜108の連通状況を変更することにより、油圧クラッチCF、CRを選択的に入り切りさせる。
一方、切換位置検出装置101は、バルブボディ104の一側面に設けられて、スプール102の先端部に形成される凹凸部103を囲む筒状のスイッチケース109を備えている。スイッチケース109の上部には、一列に並ぶ3つのスイッチ取付孔109a〜109cが形成されており、これらのスイッチ取付孔109a〜09cに対し、位置検出スイッチ34〜36の検出部が上方から挿入取付けされる。これにより、位置検出スイッチ34〜36は、一箇所に並列状に集中配置され、かつ、スプール102の凹凸部103に対して上方から接触することとなる。
スイッチケース109の内部においては、スプール102の移動に応じて圧力変動が生じる可能性がある。このような圧力変動は、スプール102の操作負荷を増大させる惧れがあるので、可及的に一定圧力に保つことが好ましい。そこで、本実施形態では、スイッチケース109の内部を、スイッチケース109及び/又はバルブボディ104に形成されるブリーザ孔110を介してタンクポート106に連通させている。このようにすると、スプール102の押し引きに伴うスイッチケース109内の圧力変動を解消し、スプール102の操作負荷を軽減することができる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、前進動力伝動経路に介設される前進用油圧クラッチCFと、後進動力伝動経路に介設される後進用油圧クラッチCRとを備えるトラクタTに設けられ、各油圧クラッチCF、CRを選択的に入り切りさせる前後進切換バルブ100の切換位置検出装置101であって、前後進切換バルブ100は、前進用油圧クラッチCF及び後進用油圧クラッチCRを切りとする中立位置と、前進用油圧クラッチCFのみを入りとする前進位置と、後進用油圧クラッチCRのみを入りとする後進位置とに摺動操作されるスプール102を備えて構成され、切換位置検出装置101は、スプール102の凹凸部103に直接又間接的に接触してスプール102の各操作位置を検出する中立位置検出スイッチ34、前進位置検出スイッチ35及び後進位置検出スイッチ36を備えると共に、これらの位置検出スイッチ34〜36を並列状に集中配置し、かつ、スプール102の凹凸部103に対して上方から接触させて構成されるので、前後進切換レバー22から前後進切換バルブ100に至る経路に存在するガタや遊びに拘わらず、前進用油圧クラッチCFや後進用油圧クラッチCRの入り切りタイミングを高精度に検出することが可能になる。また、中立位置検出スイッチ34、前進位置検出スイッチ35及び後進位置検出スイッチ36は、並列状に集中配置されているので、前後進切換バルブ100の大型化を回避できるだけでなく、スイッチ配線を簡素化することができる。しかも、中立位置検出スイッチ34、前進位置検出スイッチ35及び後進位置検出スイッチ36は、スプール102の凹凸部103に対して上方から接触するので、スイッチ内部に金属摩耗粉などが入りにくくなり、その結果、金属摩耗粉などによる接点不良の発生を防止し、信頼性を向上させることができる。
また、前後進切換バルブ100は、スプール102を摺動自在に支持するバルブボディ104に、油圧ポンプPが接続されるポンプポート105と、油タンクTが接続されるタンクポート106と、前進用油圧クラッチCFが接続されるAポート107と、後進用油圧クラッチCRが接続されるBポートと108を備え、切換位置検出装置101は、バルブボディ104に設けられて、スプール102の凹凸部103を囲むスイッチケース109を備えると共に、スイッチケース109の内部が、スイッチケース109及び/又はバルブボディ104に形成されるブリーザ孔110を介してタンクポートTに連通されるので、スプール102の押し引きに伴うスイッチケース109内の圧力変動を解消し、スプール103の操作負荷を軽減することができる。
1 トランスミッションケース
6 前後進切換装置
22 前後進切換レバー
34 中立位置検出スイッチ
35 前進位置検出スイッチ
36 後進位置検出スイッチ
100 前後進切換バルブ
101 切換位置検出装置
102 スプール
103 凹凸部
104 バルブボディ
105 ポンプポート
106 タンクポート
107 Aポート
108 Bポート
109 スイッチケース
110 ブリーザ孔
CF 前進用油圧クラッチ
CR 後進用油圧クラッチ

Claims (1)

  1. 前進動力伝動経路に介設される前進用油圧クラッチと、後進動力伝動経路に介設される後進用油圧クラッチとを備える作業車両に設けられ、各油圧クラッチを選択的に入り切りさせる前後進切換バルブの切換位置検出装置であって、
    前記前後進切換バルブは、
    前進用油圧クラッチ及び後進用油圧クラッチを切りとする中立位置と、前進用油圧クラッチのみを入りとする前進位置と、後進用油圧クラッチのみを入りとする後進位置とに摺動操作されるスプールを備えて構成され、
    前記切換位置検出装置は、
    スプールの凹凸部に直接又間接的に接触してスプールの各操作位置を検出する中立位置検出スイッチ、前進位置検出スイッチ及び後進位置検出スイッチを備えると共に、これらの位置検出スイッチを並列状に集中配置し、かつ、スプールの凹凸部に対して上方から接触させて構成するにあたり、
    前記前後進切換バルブは、
    スプールを摺動自在に支持するバルブボディに、
    油圧ポンプが接続されるポンプポートと、
    油タンクが接続されるタンクポートと、
    前進用油圧クラッチが接続されるAポートと、
    後進用油圧クラッチが接続されるBポートとを備え、
    前記切換位置検出装置は、
    前記バルブボディに設けられて、スプールの凹凸部を囲むスイッチケースを備えると共に、スイッチケースの内部が、スイッチケース及び/又はバルブボディに形成されるブリーザ孔を介してタンクポートに連通される
    ことを特徴とする前後進切換バルブの切換位置検出装置。
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