JP5379214B2 - 再使用皿および皿用シート - Google Patents
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Description
本発明は、災害地等において水で洗浄することなく複数回再使用できる再使用皿および皿用シートに関するものである。
従来から特許文献1に開示の使い捨て皿が知られている。この使い捨て皿は、皿本体の表面に複数層の表面シートを積層し、皿の周囲に各層の表面シートの摘み代部を設けた構成である。皿本体は紙製であり、表面シートは塩化ビニル樹脂等の透明な樹脂フィルムからなる。各表面シートは寒天又はゼラチンにより接着されている。
この使い捨て皿は、最上層の表面シートの上に食品等を載せて使用した後、この表面シートを前記摘み代部を持って引き剥がし、次の層の表面シートを皿本体の表面に現す。これにより、綺麗な状態で使い捨て皿を使用できる。
しかしながら、上記従来の使い捨て皿では、表面シートの上の残飯を処置してから当該表面シートを引き剥がす必要があるため、二度手間になるという問題点があった。また、汚れた表面シートの取り扱いが面倒であるという問題点があった。そこで、この発明は、残飯が皿に残っていても簡単に処置でき且つ引き剥がした際のシートの取り扱いが容易な再使用皿を提供することを目的とする。
そこで、本発明の再使用皿は、皿本体を内包する一部が開口した袋状の第一層シート袋と、皿本体を第一層シート袋の上から内包する一部が開口した袋状の第二層シート袋と、を少なくとも有し、前記皿本体の表面側の前記第一層シート袋及び第二層シート袋が引き剥がし可能に吸着していることを特徴とする。
また、本発明の再使用皿は、皿本体と、表第一層シート及び裏第一層シートにより第一層シート袋を形成すると共にこの第一層シート袋により前記皿本体を内包し、表第二層シート及び裏第二層シートにより第二層シート袋を形成すると共にこの第二層シート袋により皿本体を前記第一層シート袋の上から内包し、前記表第一層シートと表第二層シートとは引き剥がし可能に吸着しているシート袋層とを有することを特徴とする。
また、本発明の再使用皿は、上記発明において、前記表第一層シート袋及び表第二層シート袋の少なくとも一方は吸着性の高いシートから構成され、裏第一層シート袋及び裏第二層シート袋は、前記シートより吸着性が低いシートから構成されていることを特徴とする。
また、本発明の再使用皿は、上記発明において、前記表第一層シート袋又は表第二層シート袋は、微細な吸盤状の凹凸を多数形成したポリエチレンのラップ材からなることを特徴とする。
また、本発明の皿用シートは、皿本体を内包するため一部が開口した袋状の第一層シート袋と、当該第一層シート袋を内包する一部が開口した袋状の第二層シート袋と、を少なくとも有し、前記一面側の前記第一層シート袋及び第二層シート袋が引き剥がし可能に吸着していることを特徴とする。
図1は、この発明の実施の形態に係る再使用皿を示す平面図である。図2は、図1に示した再使用皿を示す構成図である。図3は、図1に示した再使用皿の分解図である。この再使用皿100は、紙製の皿本体1と、皿本体1を内包するように設けた袋状のシート袋2とからなる。シート袋2は、第一層シート袋21、第二層シート袋22及び第三層シート袋23で構成される。なお、この実施の形態では説明の便宜のためシート袋2の層数を3層としたが、当該層数はこれに限定されない。
皿本体1の表面は、パラフィン加工等により耐水性、耐油性加工がされている。また、皿本体1の表面には様々な模様等が印刷されている(図示省略)。なお、当該皿本体1の形状は円形のみならず、図3に示したような四角形でも良い。
第一層シート袋21は、表第一層シート31及び裏第一層シート32の周囲の連続した三辺を熱圧着(熱圧着部41)することで一辺が開口した袋状に形成されている。裏第一層シート32には、開口側の辺を表第一層シート31より長くした摘み代33が形成されている。表第一層シート31は、吸着性の高いシート素材により構成する。表第一層シート31としては、表面に微細な吸盤状の凹凸を多数形成したポリエチレンのラップ材を用いる。例えば、ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー製の「PRESS‘N
SEAL」(ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー 登録商標)を用いるのが好ましい。このラップ材は、皿本体1等の平滑面に押し付けることで高い吸着力を得る。また、吸着状態から簡単に引き剥がすことができる。
SEAL」(ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー 登録商標)を用いるのが好ましい。このラップ材は、皿本体1等の平滑面に押し付けることで高い吸着力を得る。また、吸着状態から簡単に引き剥がすことができる。
裏第一層シート32は、表第一層シート31より吸着性が低いシート材により構成する。例えば、塩化ビニル樹脂、耐水性の紙や布等である。また、裏第一層シート32は、表第一層シート31と同じ材料であるが、その表面処理を変えて吸着性が表第一層シート31よりも劣るようにしても良い。
表第二層シート34及び裏第二層シート35も、上記同様、周囲の連続した三辺を熱圧着(熱圧着部42)することで一辺が開口した袋状に形成される。また、第二層シート袋22を皿本体1に被せることで前記第一層シート袋21ごと皿本体1を第二層シート袋22に内包させる。この状態で表第二層シート34と表第一層シート31とは、互いに吸着性の高いシートからなるため、対向面同士が強く吸着する。一方、裏第一層シート32及び裏第二層シート35は、吸着性が低いシートからなるため、対向面同士が吸着せず離れたままである。裏第二層シート35には、開口側の辺を裏第一層シート32より長くした摘み代36が形成されている。
表第三層シート37及び裏第三層シート38も、上記同様、周囲の連続した三辺を熱圧着(熱圧着部43)ることで一辺が開口した袋状に形成される。また、第三層シート袋23を皿本体1に被せることで前記第一層シート21及び第二層シート22ごと皿本体1を第三層シート袋23に内包させる。この状態で表第三層シート37と表第二層シート34とは、互いに吸着性の高いシートからなるため、対向面同士が強く吸着する。一方、裏第二層シート35及び裏第三層シート38は、吸着性が低いシートからなるため、対向面同士が吸着せず離れたままである。裏第三層シート38には、開口側の辺を裏第二層シート35より長くした摘み代39が形成されている。
このように、再使用皿100では、第一層シート袋21から第三層シート袋23までが皿本体1の表裏面に積層され、且つ、表第一層シート31から表第三層シート37までが引き剥がし可能な状態で互いに積層吸着しており、裏第一層シート32から裏第三層シート38までは互いに吸着しない状態で積層されている。
図4及び図5は、再使用皿の使用方法を示す説明図である。最初の使用にあたってユーザは、図4(a)に示すように、最上位面である第三層シート袋23のシート面に食品を載せる。表第三層シート37は、表第二層シート34及び表第一層シート31を介して皿本体1の表面に吸着しているので、再使用皿100に載せた食品がシートごと滑ることがない。使用後は、皿本体1の上に残飯等Sが残る。ユーザは、図4(b)に示すように、第三層シート袋23の摘み代39を裏返すように引っ張る。裏第三層シート38と裏第二層シート35とは吸着していないので、摘み代39を引っ張ることで簡単に裏第三層シート38と裏第二層シート35とを分離してひっくり返すことができる。
そして、裏第三層シート38を裏返すように引っ張ると共に表第三層シート37を裏返すように引っ張り表第二層シート34から引き剥がす。これにより、図5(a)に示すように、第三層シート袋23の全体が裏返しになり、残飯等Sの残った面が内側になる。ユーザは、第三層シート袋23を完全に皿本体1から引き離した後、第三層シート袋23の袋上部を縛ることで内部の残飯等Sを封入する。
第三層シート袋23を引き剥がした後は、図5(b)に示すように、第二層シート袋22が最上位面に現れる。第二層シート袋22についても第三層シート袋23と同様、使用後に摘み代36を持って裏第二層シート35を裏返すように引っ張ると共に表第二層シート34を裏返すように表第一層シート31から引き剥がし、第二層シート袋23の全体を裏返しにする。これにより、第二層シート袋22の全体が裏返しになり、残飯等の残った面が内側になる。第二層シート袋22を完全に皿本体1から引き離すと、今度は、第一層シート袋21が最上位面に現れる。
同様に、第一層シート袋21を使用した後、摘み代33を持って裏第一層シート32を裏返すように引っ張る。裏第一層シート32は皿本体1の裏面1bに吸着していないので、簡単に引き離すことができる。また、当該裏第一層シート32を裏返すように引っ張ると共に表第一層シート31を皿本体1の表面1aから引き剥がすように裏返す。これにより、第一層シート袋21の全体が裏返しになり、残飯等の残った面が内側になる。第一層シート袋21を完全に皿本体1から引き離した後は、皿本体1をそのまま使用する。
以上、この発明の再使用皿100によれば、シート袋2をめくって裏返すように剥がすことで汚れた面を内側にして一度に処理できる。即ち、残飯等Sを皿本体1の表面側から取り除くと共に残飯等Sをシート袋2に封入処置できる。このため、再使用する際の手間がかからない。また、シート袋2の表面は吸着性の高いシート材からなり、裏面は吸着性が低いシート材からなるため、シート袋2をめくり易い。更に、シート袋2の開口部を縛ることで内部の汚れが外に出ないので扱いやすく且つ臭いも防止できる。また、皿として使用しない場合でも、シート袋2をめくって剥がせば袋になるので便利である。
なお、表第一層シート31及び表第二層シート34、表第二層シート34及び表第三層シート37を寒天又はゼラチンを接着層により引き剥がし可能に仮接合しても良い。この場合、表第一層シート31及び裏第一層シート32、表第二層シート34及び裏第二層シート35、表第三層シート37及び裏第三層シート38は同じシート材により構成できる。また、開口方向を一方向に統一したが、第一層シート袋21〜第三層シート袋の開口方向を異なる方向としても良い。
また、この発明は皿用シートとして観念できる。上記皿本体1は市販の皿を用い、この皿をシート袋2に内包して使用するようにしても良い。
100 再使用皿
1 皿本体
2 シート袋
21 第一層シート袋
22 第二層シート袋
23 第三層シート袋
31 表第一層シート
32 裏第一層シート
33 摘み代
34 表第二層シート
35 裏第二層シート
36 摘み代
37 表第三層シート
38 裏第三層シート
39 摘み代
1 皿本体
2 シート袋
21 第一層シート袋
22 第二層シート袋
23 第三層シート袋
31 表第一層シート
32 裏第一層シート
33 摘み代
34 表第二層シート
35 裏第二層シート
36 摘み代
37 表第三層シート
38 裏第三層シート
39 摘み代
Claims (3)
- 皿本体を内包する一部が開口した袋状の第一層シート袋と、皿本体を第一層シート袋の上から内包する一部が開口した袋状の第二層シート袋と、を少なくとも有し、
前記皿本体の表面側の前記第一層シート袋及び第二層シート袋が引き剥がし可能に吸着していることを特徴とする再使用皿。 - 皿本体と、
表第一層シート及び裏第一層シートにより第一層シート袋を形成すると共にこの第一層シート袋により前記皿本体を内包し、表第二層シート及び裏第二層シートにより第二層シート袋を形成すると共にこの第二層シート袋により皿本体を前記第一層シート袋の上から内包し、前記表第一層シートと表第二層シートとは引き剥がし可能に吸着しているシート袋層と、
を有することを特徴とする再使用皿。 - 皿本体を内包するため一部が開口した袋状の第一層シート袋と、当該第一層シート袋を内包する一部が開口した袋状の第二層シート袋と、を少なくとも有し、
前記一面側の前記第一層シート袋及び第二層シート袋が引き剥がし可能に吸着していることを特徴とする皿用シート。
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JP2011250175A JP5379214B2 (ja) | 2011-11-15 | 2011-11-15 | 再使用皿および皿用シート |
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JP2013103031A JP2013103031A (ja) | 2013-05-30 |
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JPH0237429Y2 (ja) * | 1985-08-05 | 1990-10-09 | ||
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