JP5378575B1 - 流動体の打設装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温機能を発揮できるので、寒冷地や水中での打設での必要な温度を確保でき、打設材の施工性が低下したり、強度の低下を招くことがないアスファルト混合物やコンクリート等の流動体の打設装置を提供する。
【解決手段】内管14と外管15による二重管の間に、電気ヒーター16を内蔵させた。電気ヒーターはリボンヒーターであり、スチールパンチング板管に巻き付けて配置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アスファルト混合物やコンクリート等の流動体の打設装置に関するものである。
アスファルト混合物やコンクリートの打設では打設管(トレミー管)が使用される。
例えば、アスファルト混合物の場合、下記特許文献にあるが図15に示すように、岸壁等のような港湾構造物を構築するに際して、陸上または船に設置したアスファルト供給装置から、高温に加熱して流動性を向上させたアスファルトマスチックを流し込み装置8の打設管6を用いて所定の厚さで打設して、アスファルトマスチック被覆層10を構築する。
前記流し込み装置8においては、台船等に搭載したアスファルト混合装置から、バケット等を用いて上部収容部7に対して溶融したアスファルトマスチックを供給し、上部収容部7に接続した打設管6の先端部を、施工位置まで移動させてアスファルトマスチックを流下させる。図中9はクレーンのワイヤである。
特開平10−110439号公報
図示の例では、図中 1はケーソン等で構築する岸壁で、ケーソンの下面にアスファルトマット2を配置して、捨石基礎4の上面に対してケーソンの摩擦係数を増大させて、ケーソンの安定性を向上させるようにしている。また、海底地盤3上には大きな石を投下して捨石基礎4を所定の厚さで構築し、その捨石基礎4の表面に1〜2mの厚さの比較的小さな石による被覆石層5を構築している。
また、コンクリートの場合、下記特許文献等にあるように打設管(トレミー管)が用いられる。
特開平8−21091号公報
下記特許文献はトレミー管を使用せずにコンクリートポンプにより水中に直接コンクリートを打設する装置としてコンクリート輸送管を水中にセットし、コンクリートポンプを使用して水中コンクリートを打設する水中コンクリートの打設装置において、前記コンクリート輸送管をコンクリートポンプに接続する内管と該内管の下端部にスライド自在に組み合わさる外管とによる二重管構造とし、内管の下端開口に底蓋を設けるとともに下部側方にコンクリートの吐出口を形成し、また、コンクリート輸送管は鋼管で形成し、さらに、底蓋は円錐形状とする。
特開平10−121476号公報
前記アスファルト混合物およびコンクリートの打設管のいずれにおいても、保温機能を備えたものは存在しない。アスファルトにおいては、寒冷地や水中での打設で必要な温度を確保できないと、施工性が低下したり、強度の低下を招くことになる。また、コンクリートにおいても均質性が失われたり、ワーカビリティー(充填性・ポンプ圧送性・凝結特性)が阻害され、品質の低下を招く。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、保温機能を発揮できるので、寒冷地や水中での打設での必要な温度を確保でき、打設材の施工性が低下したり、強度の低下を招くことがない流動体の打設装置を提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、内管と外管による二重管の間に、電気ヒーターを内蔵させたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、内管と外管による二重管の間に内蔵する電気ヒーターにより、打設管の内部を加温することで、打設する材料を保温でき、また、電気ヒーターによる加熱なので、通電制御により温度をコントロールでき、適温に保温することが可能となる。
請求項2記載の本発明は、電気ヒーターはリボンヒーターであり、スチールパンチング板管に巻き付けて配置することを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、電気ヒーターにはリボンヒーターを使用し、これをスチールパンチング板管に巻き付けて配置することで、長さ方向を確保できるヒーターが簡単に得られる。
請求項3記載の本発明は、スチールパンチング板管に先端開放のフック状の押え板を螺旋状に配設し、電気ヒーターはこの押え板内方を通しながら螺旋状にスチールパンチング板管に螺旋状に巻き付け、その外側を断熱テープで被覆することを要旨とするものである。
電気ヒーターは、先端開放のフック状の押え板によりスチールパンチング板管に固定でき、かつ、螺旋状に巻いて配置することにより連続的に取り付けることができ、また、螺旋状が間隔を存するものとすれば、密に被覆する場合と比べて、少ない分量で賄うことができる。
請求項4記載の本発明は、先端部には、油圧シリンダーによる開閉機構を備えた開閉フタを設けることを要旨とするものである。
請求項4記載の本発明によれば、開閉機構を制御することで開閉フタで先端部を閉鎖し、打設管内部に打設材料をため込む時間を確保でき、加温による保温を十分行うことができる。
以上述べたように本発明の流動体の打設装置は、保温機能を発揮できるので、寒冷地や水中での打設での必要な温度を確保でき、打設材の施工性が低下したり、強度の低下を招くことがないものである。
以下、本発明の実施の形態を図面について詳細に説明する。図1は本発明の流動体の打設装置の1実施形態を示す側面図、図2は先端管45の一部切欠いた側面図で、打設管11は上端に材料投入口12を、下端に材料流出口13を備え、中継管44の複数と先端管45とを連接して使用するもので、図示の例では中継管44が2本と先端管45が1本の3本をつなげている。
打設管11は、中継管44と先端管45の何れも鋼製の内管14と外管15による二重管で、隙間をもって構成するもので、この隙間に、電気ヒーター16を内蔵させた。
電気ヒーター16はガラス布地(ガラス繊維クロス)に均等かつ整然とニクロム線を配線し、更にガラス布で包み込んだ幅40mm程度のテープ状ヒーターであるリボンヒーターであり、これをスチールパンチング板管17に螺旋状に巻いて配置する。
図3、図4に電気ヒーター16の詳細を示すと、管体として形成したスチールパンチング板管17は上下端に円板18をフランジ状に取り付けてあり、電気ヒーター16はこの上下端の円板18間で、スチールパンチング板管17の外周に添って隙間20を存しながら長さ方向に巻き回す。
電気ヒーター16自体は接着性を有するものではないので、スチールパンチング板管17の外周に先端開放のフック状のヒーター押さえ板19を間隔を存して螺旋状に配設し、電気ヒーター16はこの押え板19の内方を通しながら螺旋状にスチールパンチング板管17に螺旋状に巻き付ける。
そして、その外側を断熱テープとしてのガラス繊維編組テープ22で被覆した。
このガラス繊維編組テープ22で被覆後、3箇所をリング板23とスプリングキャッチ24とで、バンド状に固定した。
前記上下端の円板18には切欠きによるリード線通過溝25と連結ボルト穴26を設けてあり、このリード線通過溝25に電気ヒーター16のリード線21を通し、スチールパンチング板管17の複数を図8に示すように縦にフランジ接続するのに、円板18同士をビス・ナット27で固定する。
前記材料投入口12は図8〜図11に示すように上端開口にテーパー面を有して開口を円錐形にすぼめる材料投入口キャップ28を取り付けてあり、その下側で逆流防止Oリング29を内管14の外側に当てる。
前記材料投入口12の下方で、外管15の外側に通電ケーブル42の取付用ボックス43を設け、この取付用ボックス43の中にサーモ30を置いて電気ヒーター16のオーバーヒートを防止するようにする。
吊り穴35aを設けた縦片35を左右対称箇所に突設した吊り輪32を外管15の外側に嵌める。この吊り輪32は半輪体33同士を締結ボルト34で結合した首かせ状のものであり、上への移動を阻止するために形成したフランジ状のすべり止め鋼材31の下側に当接させる。
先端部である材料流出口13は傾斜する開口となっているが、図13、図14に示すように、この材料流出口13には先端開閉フタ36をヒンジ37で取り付け、このヒンジ37の回転駆動軸37aにリンク機構38を介して油圧シリンダー39を結合させて先端開閉フタ36の開閉機構として付設した。
開閉機構であるヒンジ37、リンク機構38、油圧シリンダー39はカバー40で覆う。
使用に際しては、中継管44と先端管45が接続された上下にはヒーター用のケーブルと油圧ケーブルが通り、管相互はカップリング46で接続するとともにこの接続部はヒーター端子部となっている。
吊り輪32で吊りながら垂下し、材料投入口12よりアスファルトもしくはコンクリートを打設するが、電気ヒーター16に通電して、これらを加温、もしくは保温する。
本発明の流動体の打設装置の1実施形態を示す側面図である。 本発明の流動体の打設装置の先端管の一部切欠いた側面図である。 電気ヒーターを巻いたスチールパンチング板管の説明図である。 電気ヒーターを巻いたスチールパンチング板管の要部の縦断側面図である。 スチールパンチング板管の平面図である。 スチールパンチング板管の底面図である。 スチールパンチング板管の上下円板の要部の平面図である。 スチールパンチング板管の接続を示す説明図である。 材料投入口キャップ部分の縦断正面図である。 材料投入口キャップ部分の縦断側面図である。 吊り輪部分の平面図である。 材料投入口キャップの平面図である。 材料流出口の側面図である。 材料流出口の平面図である。 アスファルトマスチックの打設の説明図である。
1…岸壁 2…アスファルトマット
3…海底地盤 4…捨石基礎
5…被覆石層 6…打設管
7…上部収容部 8…流し込み装置
9…クレーンのワイヤ
10…アスファルトマスチック被覆層
11…打設管 12…材料投入口
13…材料流出口 14…内管
15…外管 16…電気ヒーター
17…スチールパンチング板管 18…円板
19…ヒーター押さえ板 20…隙間
21…リード線 22…ガラス繊維編組テープ
23…リング板 24…スプリングキャッチ
25…リード線通過溝 26…連結ボルト穴
27…ビス・ナット 28…材料投入口キャップ
29…逆流防止Oリング 30…サーモ
31…すべり止め鋼材 32…吊り輪
33…半輪体 34…締結ボルト
35…縦片 35a…吊り穴
36…先端開閉フタ 37…ヒンジ
37a…回転駆動軸 38…リンク機構
39…油圧シリンダー 40…カバー
42…通電ケーブル 43…取付用ボックス
44…中継管 45…先端管
46…カップリング

Claims (4)

  1. 内管と外管による二重管の間に、電気ヒーターを内蔵させたことを特徴とする流動体の打設装置。
  2. 電気ヒーターはリボンヒーターであり、スチールパンチング板管に巻き付けて配置する請求項1記載の流動体の打設装置。
  3. スチールパンチング板管に先端開放のフック状の押え板を螺旋状に配設し、電気ヒーターはこの押え板内方を通しながら螺旋状にスチールパンチング板管に螺旋状に巻き付け、その外側を断熱テープで被覆する請求項2記載の流動体の打設装置。
  4. 先端部には、油圧シリンダーによる開閉機構を備えた開閉フタを設ける請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の流動体の打設装置。
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