JP5377581B2 - 読取装置、商品販売情報処理装置及び制御プログラム - Google Patents
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Description
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態のコード読取装置を備えたチェックアウトシステムの概要構成を示す外観斜視図である。
チェックアウトシステム10は、図1に示すように、商品を入れた買い物かごを戴置するためのチェックアウトカウンタ11と、チェックアウトカウンタ11に隣接して配置され、客が購入する商品の販売登録を行うPOS端末装置12と、POS端末装置12と図示しない通信ネットワークを介して相互通信可能に接続されるとともに、チェックアウトカウンタ11の略中央に立設されたコード読取装置として機能するスキャナ13と、を備えている。
スキャナ13は、CPU50と、ROM42と、RAM43と、通信I/F44と、出力ポート45と、キーボードコントローラ46と、表示コントローラ47、48と、カメラコントローラ49と、メモリ27とを主に備えており、これらがアドレスバス、データバスなどのバスライン41を介して接続されている。
ROM42は、本実施の形態にかかるプログラムや、CPU50の動作を制御するその他のプログラム等を記憶している。
RAM43は、ROM42が記憶する各種プログラムをCPU50が展開する際にワークエリアとして機能するものである。また、RAM43は、カメラ20によって撮像した画像データなどの各種データを格納する。
出力ポート45は、ブザー25とLED26に駆動信号を出力する。
キーボードコントローラ46は、キーボード22からキー信号を取り込む。
表示コントローラ47は、客用ディスプレイ23に対するデータ表示を制御する。表示コントローラ48は、店員用ディスプレイ24に対するデータ表示を制御する。
カメラコントローラ49は、カメラ20の撮像動作を制御する。
図3中、外側の枠は、カメラ20が1フレームで撮像できる領域であって、コード読取が可能な領域として扱われる画像領域ARである。
この画像領域ARは、当該画像領域ARの中央部に配置され、バーコードBC及びサービス表示部材SDのいずれについても抽出が許可される第1読取領域AR1と、第1読取領域AR1の周囲に配置され、バーコードBCの抽出が禁止される第2読取領域ARと、を備えている。
この場合において、サービス表示部材SDは、バーコードの周囲近傍(図3の場合、バーコードの左上の位置)に貼付されることを前提としている。
画像取込部51として機能するCPU50は、カメラコントローラ49を制御して、カメラ20に撮像動作を行わせ、撮像した画像の取込を行う。また、画像取込部51は、サービス表示検出部54の指示を受けた場合に、図3に示すように、カメラ20が撮像した撮像領域AR内の画像をRAM43の画像ワークエリアに格納する。
サービス判定部53は、画像取込部51が取り込んだ画像の画像領域AR内の画像(第1読取領域AR1+第2読取領域AR2)の読取状況に応じて、サービス表示部材SDに対応するサービスコード(本実施形態では、「50円引き」に対応するサービスコード)の適用を行うべきか否かを判別する。
報知部55は、サービス判定部53が商品60にはサービス表示が付されていると判定した場合に、商品60にはサービス表示が付されている旨、もしくはサービス表示を読み込む旨の指示をオペレータに報知する。
サービス表示部材SDとしての値引きラベルには、商品に関する値引率を示す文字情報「50円引き」が表示されている。
尚、サービス表示部材SDの表示するサービスとしては、商品の購入時に付与されるサービスに関するものであればよい。サービス表示部材SDのその他の例としては、商品の購入時の割引率(例えば、30%引)を表示した割引きラベルや、商品60を購入した客に対して、通常のポイント付与数より割増されて付与されるポイント数を表示したポイント割増ラベル等が考えられる。
図4は、実施形態の処理フローチャートである。
まず、CPU50は、画像取込部51として機能し、カメラコントローラ49を介してカメラ20を制御し、画像取得を行う(ステップS11)。
続いてCPU50は、バーコード読取部52として機能し、画像取込部51が取り込んだ画像のうち、第1読取領域AR1に相当する画像領域からバーコードBCであると思われる画像についてパターンマッチングやオブジェクト認識により検出し、バーコードに対応するコードシンボルを抽出する(ステップS12)。
ステップS13の判別において、コードシンボルが抽出できない状態であり、取り込んだ画像にバーコードBCの画像が含まれていなかったと判別した場合には(ステップS13;No)、再び処理をステップS11に移行して、以下、同様の処理を繰り返す。
続いて、CPU50は、バーコード読取処理において、読み取りが完了したか否か、すなわち、読み取った画像からコードシンボルが抽出できており、情報コードを生成できたか否かを判別する(ステップS15)。
ステップS17の判別において、画像領域内にサービス表示部材SDが含まれていた場合には(ステップS17;Yes)、CPU50は、サービス表示検出部54として機能し、サービス表示読取処理を行い、サービス表示部材に対応するサービスコード(本実施形態では、「50円引き」に対応するサービスコード)を生成する(ステップS18)。
続いてCPU50は、サービス判定部53として機能し、サービス表示部材SDの読取が完了し、サービスコードが生成されたか否かを判別する(ステップS19)。
また、ステップS17の判別において、画像領域内にサービス表示部材SDが含まれていなかった場合には(ステップS17;No)、実際に取得された画像は、例えば、図5に示すような状態となっているので、CPU50は、サービス販売無しの通常販売として、POS端末装置12において通常登録が行えるように、情報出力部56として機能し、通信I/F44を介してPOS端末装置12に情報コード(商品コード)を出力する(ステップS22)。
ステップS15の判別において、バーコードBCの読取りが完了できないと判別された場合には(ステップS15;No)、実際に取得された画像は、例えば、図6に示すような状態となっているので、オペレータに再読取を促すなどのエラー報知を行う(ステップS21)。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、バーコードBCの近傍に当該バーコードBCに対応づけられて貼付されたサービス表示部材SDが存在する場合には、確実に検出することができるため、バーコードBCに対応する情報コードのみでPOS端末装置12において登録処理がなされることはなく、提供されるべきサービスを確実に提供することができる。
以上の第1実施形態は、スキャナ13がコード読取装置として機能する場合の実施形態であったが、本第2実施形態は、スキャナ及びPOS端末装置をコード読取装置として機能させる場合の実施形態である。
図7は、第2実施形態のコード読取装置の概要構成ブロック図である。
第2実施形態のコード読取装置100は、スキャナ101と、POS端末装置120と、を備えている。
スキャナ101は、CPU102と、ROM103と、RAM104と、通信I/F105と、出力ポート106と、カメラ107が接続されたカメラコントローラ108と、メモリ109とを主に備えており、これらがアドレスバス、データバスなどのバスライン110を介して接続されている。
ROM103は、画像取込にかかるプログラムや、CPU102の動作を制御するその他のプログラム等を記憶している。
RAM104は、ROM103が記憶する各種プログラムをCPU102が展開する際にワークエリアとして機能するものである。また、RAM104は、カメラ107によって撮像した画像データなどの各種データを格納する。
出力ポート106は、ブザー111とLED112に駆動信号を出力する。
カメラ107は、商品に付されたバーコードまたは二次元コード等のコードシンボルや、値引やポイント付加等のサービスを表示したラベル(サービス表示部材)、バーコード通常読取処理においてコードシンボルの読み取りを阻害するフラグシール等を撮像する。
ROM122は、本実施の形態にかかるプログラムや、CPU121の動作を制御するその他のプログラム等を記憶している。
RAM123は、ROM122が記憶する各種プログラムをCPU121が展開する際にワークエリアとして機能するものである。
出力ポート125は、ブザー131とLED132に駆動信号を出力する。
キーボードコントローラ126は、キーボード133からキー信号を取り込む。
表示コントローラ127は、客用ディスプレイ134に対するデータ表示を制御する。表示コントローラ128は、店員用ディスプレイ135に対するデータ表示を制御する。
まず、スキャナ101のCPU102は、第1実施形態における画像取込部51と同様に機能し、カメラコントローラ108を介してカメラ107を制御し、画像取得を行う(ステップS11)。
続いてスキャナ101のCPU102は、通信I/F部105を介して、POS端末装置120に取り込んだ画像に対応する画像データを送信する。
続いてPOS端末装置120のCPU121は、バーコード読取部141として機能し、RAM123の画像ワークエリアに格納した画像のうち、第1読取領域AR1に相当する画像領域からバーコードBCであると思われる画像についてパターンマッチングやオブジェクト認識により検出し、バーコードに対応するコードシンボルを抽出する(ステップS12)。
ステップS13の判別において、コードシンボルが抽出できない状態であり、取り込んだ画像にバーコードBCの画像が含まれていなかったと判別した場合には(ステップS13;No)、再び処理をステップS11に移行して、以下、同様の処理を繰り返す。
続いて、CPU121は、バーコード読取処理において、読み取りが完了したか否か、すなわち、読み取った画像からコードシンボルが抽出できており、情報コードを生成できたか否かを判別する(ステップS15)。
ステップS17の判別において、画像領域内にサービス表示部材SDが含まれていた場合には(ステップS17;Yes)、CPU121は、サービス表示検出部143として機能し、サービス表示読取処理を行い、サービス表示部材に対応するサービスコード(本実施形態では、「50円引き」に対応するサービスコード)を生成する(ステップS18)。
ステップS19の判別において、サービス表示部材SDの読取が完了し、サービスコードが生成された場合には(ステップS19;Yes)、サービスコードに対応するサービスの提供対象である情報コード(本実施形態では、商品コード)が存在している。したがって、サービス販売として、当該POS端末装置120においてサービス登録(割引登録)が行えるように、情報出力部145として機能するCPU121は、情報コード(商品コード)及びサービス表示部材に対応するサービスコード(本実施形態の場合、半額割引に相当するコード)を出力して登録を行う(ステップS20)。
以上の説明のように、本第2実施形態によっても、第1実施形態と同様に、バーコードBCの近傍に当該バーコードBCに対応づけられて貼付されたサービス表示部材SDが存在する場合には、確実に検出することができるため、バーコードBCに対応する情報コードのみでPOS端末装置12において、登録処理がなされることはなく、提供されるべきサービスを確実に提供することができる。
第1読取領域AR1を操作者が認識し易いように領域を枠で囲って表示するようにすることも可能である。このように構成することにより、読取作業を迅速に行うようにできる。
以上の説明においては、バーコードBCのフォーマットとして、JANコードを一例として説明したが、EANコード、UPCコード等、その他のフォーマットを用いるように構成することも可能である。
11 チェックアウトカウンタ
12 POS端末装置
13 スキャナ(コード読取装置)
20 カメラ
50 CPU
51 画像取込部
52、141 バーコード読取部
53、142 サービス判定部
54、143 サービス表示検出部
55、144 報知部
56、145 情報出力部
60 商品
100 コード読取装置
101 スキャナ(読取装置)
102 CPU
105 通信I/F部
106 出力ポート
107 カメラ
108 カメラコントローラ
120 POS端末装置(読取装置、商品販売情報処理装置)
121 CPU
124 通信I/F部
AR1 第1読取領域
AR2 第2読取領域
BC バーコード(コードシンボル)
SD サービス表示部材(サービスシンボル)
Claims (6)
- 画像データに含まれるコードシンボル及びサービスシンボルを読取対象とするとともに、前記画像データの一部を読取領域とする第1読取領域と、前記サービスシンボルを読取対象とする前記第1読取領域の周囲に配置された読取領域を有する第2読取領域と、
を備える読取装置。 - 前記コードシンボルが前記第1読取領域で読み取られた場合に、前記第1読取領域及び前記第2読取領域を合わせた読取領域から前記サービスシンボルを読み取るシンボル読取手段を備える請求項1記載の読取装置。
- 前記コードシンボルの画像が前記第1読取領域で読み取られた場合に、前記第1読取領域及び前記第2読取領域を合わせた読取領域の画像に含まれる前記サービスシンボルの画像を読み取り、サービスコードを生成して出力するサービスコード生成手段を備えた請求項1記載の読取装置。
- 前記読み取られたコードシンボルから情報コードを生成する情報コード生成手段を備え、
前記サービスコード生成手段は、前記情報コード生成手段により、情報コードが生成され出力された場合に、前記サービスコードを生成して出力する請求項3記載の読取装置。 - 画像データに含まれるコードシンボル及びサービスシンボルを読取対象とするとともに、前記画像データの一部を読取領域とする第1読取領域と、前記サービスシンボルを読取対象とする前記第1読取領域の周囲に配置された読取領域を有する第2読取領域と、を有し、前記コードシンボルが前記第1読取領域で読み取られた場合に、前記第1読取領域及び前記第2読取領域を合わせた読取領域から前記サービスシンボルを読み取るシンボル読取手段と、
前記読み取られたコードシンボルから情報コードを生成する情報コード生成手段と、
前記第1読取領域に前記コードシンボルの画像が読み取られた場合に、前記第1読取領域及び前記第2読取領域を合わせた読取領域の画像に含まれる前記サービスシンボルの画像を読み取り、サービスコードを生成して出力するサービスコード生成手段と、
前記情報コード及び前記サービスコードに基づいて当該情報コードに対応する商品に前記サービスコードに対応するサービスを付加しての販売登録を行う販売登録部と、
を備える商品販売情報処理装置。 - 画像からコードを読み取る読取装置をコンピュータにより制御する制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
画像データに含まれるコードシンボル及びサービスシンボルを読取対象とするとともに、前記画像データの一部を読取領域とする第1読取領域と、前記サービスシンボルを読取対象とする前記第1読取領域の周囲に配置された読取領域を有する第2読取領域と、を有し、前記コードシンボルが前記第1読取領域で読み取られた場合に、前記第1読取領域及び前記第2読取領域を合わせた読取領域から前記サービスシンボルを読み取るシンボル読取手段と、
前記読み取られたコードシンボルから情報コードを生成する情報コード生成手段と、
前記第1読取領域に前記コードシンボルの画像が読み取られた場合に、前記第1読取領域及び前記第2読取領域を合わせた読取領域の画像に含まれる前記サービスシンボルの画像からサービスコードを生成して出力するサービスコード生成手段と、
して機能させる制御プログラム。
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