JP5375308B2 - オーニング窓等の開閉機構及びこれを用いたオーニング窓 - Google Patents

オーニング窓等の開閉機構及びこれを用いたオーニング窓 Download PDF

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Description

本発明は、複数の障子が連動して回転することにより開閉するオーニング窓等の開閉機構及びこれを用いたオーニング窓に関するものであり、より詳しくは、障子を支持する左右の開閉リンクの間に生ずる位相差を調整することで、左右の開閉リンクの相対的なズレを低減し、良好な開閉動作を行うことができるオーニング窓等の開閉機構及びこれを用いたオーニング窓に関するものである。
オーニング窓や平行移動窓においては、左右に設置した対称形状の開閉リンクを連結軸部材で繋ぎ、一つの操作ハンドルで左右を連動させる構造を採用しているが、部品のギャップや製作誤差の集積により、従動側金具の開閉が遅れて始まり、障子が斜めに傾きながら開閉されるという現象が発生していた。
従来、この位相差が生じることで障子を完全閉鎖状態で維持することができないという問題点を解消する窓装置として、障子と、この障子を、上昇、下降自在であって且つ水平軸の回りで回動自在に支持する支持機構と、障子を水平軸の回りで回動させて窓を開閉すると共に、窓の開放開始時及び閉鎖完了時に、障子を所定量だけ下降及び上昇させる窓開閉機構と、この窓開閉機構による障子の所定量の上昇において障子を窓完全閉鎖位置に引き寄せる引き寄せ機構とを具備しており、引き寄せ機構は、障子の側面及び窓枠の縦枠のいずれか一方に固定して配された係合突出体と、障子の側面及び窓枠の縦枠のいずれか他方に固定して配された案内面とを具備しており、窓開閉機構による障子の所定量の上昇において係合突出体が案内面に案内されることにより、障子を窓閉鎖位置に引き寄せるようになっており、係合突出体は、回転自在なローラを具備しており、案内面による係合突出体の案内において、ローラが案内面に接触するようになっているもの(特許文献1)がある。
また、左右の開閉リンクの位相差を少なくする為に従動側の開閉リンクを故意に進角させたものもある。
特許文献1のものは、上記構成により、窓の閉鎖過程における完全閉鎖状態の近傍から障子が案内面により閉鎖位置に強制的に引き寄せられるため、完全閉鎖状態に障子を容易に移行させることができ、しかも、係合突出体の被係合凹所への移動案内がローラを介して行われることにより、障子を完全閉鎖状態の近傍から完全閉鎖状態へ滑らかに移行させることができ、而して完全閉鎖状態に障子を更に容易に移行させることができるものである。
しかしながら、特許文献1のものは、左右の開閉リンクのズレ自体を解消するものではなく、障子が案内面により閉鎖位置に強制的に引き寄せられることで、最終的な付加動作を行わせて完全閉鎖状態とするものであって、開放状態及び完全閉鎖状態以外の状態における左右の開閉リンクのズレは解消できず、また、部品点数が多くなるため価格面及び耐久面において商品価値が低下するものである。
また、左右の開閉リンクの位相差を少なくするために従動側の開閉リンクを進角させたものは、ある程度のズレを解消することはできるが、個々の微妙な調整を行うことはできないものである。
特開2000−54730号公報
そこで、本発明が解決しようとするものは、オーニング窓等における障子の左右両側に設けた開閉リンクのズレを容易に解消し、窓の開閉作業をスムーズに行うことができるオーニング窓等の開閉機構及びこれを用いたオーニング窓を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、略矩形の障子と、該障子の左右両側に位置し、前記障子を上下方向に単又は複数、回動自在に支持する開閉リンクと、左右側各々において前記開閉リンクを駆動させる昇降リンクと、左右側の何れか一方の前記昇降リンクを昇降させる操作部と、前記昇降リンクに連結されるとともに、前記昇降リンクの昇降運動を回転運動に変換するクランク部材と、左右両端部が左右の前記クランク部材に連結され、前記一方の昇降リンクに連動して回動することで前記他方の昇降リンクを前記一方の昇降リンクに連動させる連結軸部材と、該連結軸部材と前記昇降リンクとの間に左右の開閉リンクの相対位置を調整する位相差調整手段とを備え、前記位相差調整手段を、前記クランク部材に可曲部を設けて構成し、該可曲部の固定角度を調整して前記クランク部材の傾き角度を変更することにより、左右の開閉リンクの位相差を調整するものとしたオーニング窓等の開閉機構。
また、略矩形の障子と、該障子の左右両側に位置し、前記障子を上下方向に単又は複数、回動自在に支持する開閉リンクと、左右側各々において前記開閉リンクを駆動させる昇降リンクと、左右側の何れか一方の前記昇降リンクを昇降させる操作部と、前記昇降リンクに連結されるとともに、前記昇降リンクの昇降運動を回転運動に変換するクランク部材と、左右両端部が左右の前記クランク部材に連結され、前記一方の昇降リンクに連動して回動することで前記他方の昇降リンクを前記一方の昇降リンクに連動させる連結軸部材と、該連結軸部材と前記昇降リンクとの間に左右の開閉リンクの相対位置を調整する位相差調整手段とを備え、前記位相差調整手段を、前記連結軸部材と前記開閉リンクとの間に位置する何れかの連結部分の一方に、正多角形状、又は円周上に均等に配置された凸部を有する形状であるとともに、中心以外の位置に調整螺子孔を有する螺子孔調整部を嵌合して構成し、前記螺子孔調整部を回転させて調整螺子孔の位置を変更することにより、左右の開閉リンクの位相差を調整するものであると好ましい。
本発明に係るオーニング窓等の開閉機構によれば、施工時及び使用時に、左右の開閉リンクにズレが生じた場合、位相差調整手段によりこれを解消し、障子の開閉動作を左右両側において同時に進行させることにより、窓の開閉動作をスムーズに行うことができる。また、位相差調整手段により左右の昇降リンクを同じ高さとすることで、障子の開閉以外の作用、例えば、障子閉鎖時におけるロック作用等においても左右両側で正確に作用させることができる。さらに、操作部の反対側に位相差調整手段を設けたため、位相差調整手段により左右の開閉リンクのズレを解消しようとする際、操作部やその構成部品等が邪魔にならず、調整作業を容易に行うことができる。
また、前記位相差調整手段を、前記クランク部材に可曲部を設けて構成し、該可曲部の固定角度を調整して前記クランク部材の傾き角度を変更することにより、左右の開閉リンクの位相差を調整するものによれば、簡易な構成で、部品点数も徒に増加することなく、製造面及びメンテナンス面において有利なものとすることができる。また、固定角度を変更することにより、左右の開閉リンクのズレを解消するため、一定範囲内であれば無段階で調整することができる。
さらに、前記位相差調整手段を、前記連結軸部材と前記開閉リンクとの間に位置する何れかの連結部分の一方に、正多角形状、又は円周上に均等に配置された凸部を有する形状であるとともに、中心以外の位置に調整螺子孔を有する螺子孔調整部を嵌合して構成し、前記螺子孔調整部を回転させて調整螺子孔の位置を変更することにより、左右の開閉リンクの位相差を調整するものによれば、各角度における調整距離を予め把握しやすく、施工後の状況に合わせた調整を迅速且つ容易に行うことができる。また、位相差調整手段により、オーニング窓等の開閉機構のリンク間の連結強度を下げることなく、商品価値をより高くすることができる。
本実施形態に係るオーニング窓の構成を示す正面図である。 本実施形態に係るオーニング窓のリンクの構成を示す説明図であり、(a)はオーニング窓の部分拡大を示す側面断面図、(b)はオーニング窓の部分拡大を示す正面断面図である。 本実施形態に係るオーニング窓の開放状態を示す側面断面図である。 本実施形態に係るオーニング窓の閉鎖状態における位相差調整手段の構成を示す部分拡大側面図である。 本実施形態に係るオーニング窓の開放状態における位相差調整手段の構成を示す部分拡大側面図である。 本実施形態に係るオーニング窓の位相差調整手段の調整方法を示す説明図であり、(a)は調整しない状態を示す部分拡大側面図、(b)は従動側の開閉リンクを閉鎖(上)側へ調整した状態を示す部分拡大側面図、(c)は従動側の開閉リンクを開放(下)側へ調整した状態を示す部分拡大側面図である。 他の実施形態に係るオーニング窓の位相差調整手段の構成を示す拡大分解斜視図である。 他の実施形態に係るオーニング窓の位相差調整手段の調整方法を示す説明図であり、(a)は調整しない状態を示す部分拡大図、(b)は調整角度αを90度とした状態を示す部分拡大図、(c)は調整角度αを180度とした状態を示す部分拡大図、(d)は調整角度αを270度とした状態を示す部分拡大図である。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。本明細書においては、図1に示すように、外枠1の幅方向を左右方向Aとし、図2(a)に示すように、開閉状態において障子2下側が突出する側(屋外側)を向く方向を前方Bとする。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るオーニング窓Wは、外枠1の左右に対称に設けた開閉リンク3、3により左右方向軸回りに回転することで開閉する矩形の障子2、2、2を、上下方向に3個並設されてなる。また、各障子2、2、2を支持する開閉リンク3は、左右各々において昇降リンク4により開閉され、左右の昇降リンク4は外枠1の下側に位置する連結軸部材5により連結され、一方の開閉リンク3を操作する操作部6の開閉が他方の開閉リンク3に伝動される。
オーニング窓Wは、操作ハンドル6aを所定の方向へ回転(正回転)させると昇降リンク4が下降し、開閉リンク3が障子2を上側中心に外方へ回転させて開放状態とすることができ、また、操作ハンドル6aを開放動作と反対の方向へ回転(逆回転)させると昇降リンク4が上昇し、開閉リンク3が障子2を上側中心に内方へ回転させて閉鎖状態とすることができる。
外枠1は、壁に取り付けられ、開閉リンク3、昇降リンク4、連結軸部材5、及び操作部6の一部等を内部に備える。また、障子2は、外枠1の内側に上下に3個並設される。各障子2、2、2は同形状でガラスGを内側に有する。
図2に示すように、開閉リンク3は、上リンク8と下リンク9とより構成される。
上リンク8は、上端が昇降リンク4の支持部10に連結され、下端が障子2の左右両側に固定されている。下リンク9は、上端が上リンク8に連結され、下端が昇降リンク4に連結されている。
上リンク8は、昇降リンク4の支持部10に設けた長孔10aに係合するピン8aにより移動可能且つ回動可能に連結支持されている。開閉動作の際には、このピン8aを中心に障子2が回動する。また、ピン8aは、外枠1に設けた案内部11の案内孔11aに係合し、これにより昇降移動時の位置が規制される。
上リンク8の障子2固定部分には下リンク9が連結され、昇降リンク4により下リンク9の下端が上方へ押し上げられることで上リンク8がピン8aを中心に回転して、図3に示すように、障子2を開放する。
また、障子2閉鎖時には、障子2の下部に位置するロック機構12がロック状態となっており、開放動作開始時、つまり、昇降リンク4が最上位置から下降するときにロックが解除される。ロック機構12は、昇降リンク4に備えたリンク側係止部13と、外枠1に設けた外枠側係止部14と、障子2に設けた障子側係止部15とよりなる。
リンク側係止部13は、係止部本体を取付部に枢止ピン13bにより枢止して、取付部を昇降リンク4に固定して構成される。側面視略上方開放コ字状の係止部本体の枢止側の端部には係止ピン13aが設けられている。外枠側係止部14は、閉鎖時にリンク側係止部13の係止ピン13aが係合する係合溝14aを有する。障子側係止部15は、障子2の両側面に固定され、閉鎖時に係止部本体の係止ピン13aの存在しない側が係合する係止部15aを有する。
障子2閉鎖の際、昇降リンク4が昇降して係止ピン13aが係合溝14aに嵌入し、係合溝14aによりリンク側係止部13が回転して上方開放姿勢となることで障子2をロックする。これらにより、障子2閉鎖状態において、操作部6以外の操作により、障子2が開放することを防止できる。ここで、昇降リンク4の最上位置から少し下方までの限られた範囲の昇降動作によって、ロック機能の発揮又は解除が行われているため、左右の昇降リンク4、4にズレが生じるとこれらの機能も正常に発揮することができない。
左右の昇降リンク4、4は、クランク部材である上側クランク16、16と下側クランク17、17とを介して連結軸部材5により連動する。連結軸部材5の両端には、図2に示すように、調整部18の円柱突部18Aが嵌め込まれ、2個の螺子により回動不能に固定されている。また、調整部18と連結軸部材5との間には、下側クランク17が位置し、この下側クランク17は、調整部材18の円柱突部18Aにより回動可能に保持されている。通常の状態では、この下側クランク17は、調整部18の円柱突部反対側において調整部18と螺子18aにより固定されているため、下側クランク17と調整部18との相対角度が変わることはない。
図4及び図5に示すように、下側クランク17及び上側クランク16は、主動側の昇降リンク4の昇降運動を回転運動に変換して連結軸部材5を回転させ、これに連結する従動側の昇降リンク4を昇降させることで左右の昇降リンク4,4を連動させている。
また、従動側の下側クランク17には、位相差調整手段7として角度変更可能な可曲部を設けている。可曲部は、連結軸部材5に対して回動可能な下側クランク17と、連結軸部材5に対して回動不能な調整部18とより構成される。この下側クランク17と調整部18とは下側クランク17に設けた長孔17aと調整部18の螺子孔とを螺子18aにより固定することで相対回転不能となる。ここで、下側クランク17は、この長孔17aにより、下側クランク17の連結軸部材5に対する固定角度を変更することができ、結果、上側クランク16の上端に連結する上連結部16aの高さを調整して、主動側の昇降リンク4に対する従動側の昇降リンク4の上下方向のズレを解消することができる。
図6に示すように、下側クランク17に設けた可曲部は、下側クランク17と調整部18の固定角度差θを変更することによって、昇降リンク4と上側クランク16の連結部から下側クランク17と連結軸部材5との連結部までの高さLを調整するものである。
通常、図6(a)に示すように、下側クランク17と調整部18は、固定角度差θが無い状態(θ=ゼロ)で固定されており、この状態でオーニング窓Wが設置される。設置後又はメンテナンスにおいて必要があれば、この固定角度差θを調整して左右の開閉リンク3のズレを解消することができる。
オーニング窓Wを操作ハンドル6aにより開放する際に主動側の開閉リンク3に対して従動側の開閉リンク3が遅れて連動している場合には、従動側の昇降リンク4の高さを下げる必要がある。このとき、図6(b)に示すように、調整部18が下側クランク17よりも時計回りにおいて進角する方向(θ>0)に下側クランク17を回転させて固定することで、従動側の昇降リンク4を下げることできる。ここで、長孔17a周縁には、下側クランク17の長手方向にのびる複数の溝(図示せず)を形成し、下側クランク17と調整部18との固定を強固なものとしているため、固定角度差θを維持して左右の開閉リンク3の相対位置を適正な状態で長期間使用できるものとしている。また、固定角度差θは、長孔17a内に螺子18aが位置する範囲内であれば、左右の開閉リンクのズレに応じて無段階で適宜選択することができる。なお、長孔17a周縁の溝は摩擦力を高めるためのものであるため、溝を形成せず、他の加工、例えば、表面粗さの調整などにより摩擦力を高めるものを採用しても良い。
また、オーニング窓Wを操作ハンドル6aにより開放する際に主動側の開閉リンク3に対して従動側の開閉リンク3がすすんで動いている場合には、従動側の昇降リンク4の高さを上げる必要がある。このとき、図6(c)に示すように、下側クランク17が調整部18よりも時計回りにおいて進角する方向(θ<0)に下側クランク17を回転させて、固定することで、従動側の昇降リンク4を下げることできる。このときも、固定角度差θは一定範囲内で無段階に調整できるため、適宜、最適角度を選択することができる。
次に、本発明に係るオーニング窓Wの位相差調整手段7の他の実施形態を説明する。
図7に示すように、他の実施形態に係るオーニング窓Wの位相差調整手段7Aは、下側クランク17の上側クランク16との連結部に、螺子孔の位置を変更することができる螺子孔調整部19を嵌め込んで構成される。螺子孔調整部19は、下側クランク17に設けた嵌合孔22に所定角度回転させて嵌め込み、調整螺子孔19aの位置を変更して、ワッシャー21、螺子20で固定する。このような構成により、昇降リンク4と上側クランク16の連結部から下側クランク17と連結軸部材5との連結部までの高さLを調整して、容易に左右の開閉リンク3のズレを解消することができるとともに、上側クランク16と下側クランク17との固定角度を強固に維持することができる。
図8に示すように、位相差調整手段7Aは、下側クランク17の調整螺子孔19aの位置を変更することで、左右の開閉リンク3のズレを解消することができるものである。
通常、図8(a)に示すように、調整螺子孔19aが連結軸部材5との連結側から一番離れる位置(α=0)で嵌め込まれ、オーニング窓Wは設置される。 その後、適宜、螺子孔調整部19を回転させて調整螺子孔19aの位置を変更する。図8の(b)はα=90°、(c)はα=180°、(d)はα=270°で固定した状態を示す。
螺子孔調整部19の嵌合部分には、その外周上等間隔に8個の凸部19b、19b、・・・、下側クランク17の嵌合部分には、凸部19b、19b、・・・に対応する8個の凹部22a、22a、・・・が設けられているため、調整角度αは45度間隔で変更することができる。このとき、予め各調整角度αにおける、昇降リンク4と上側クランク16の連結部から下側クランク17と連結軸部材5との連結部までの高さLを計測しておくと、実際に左右の開閉リンク3のズレが生じた際に、そのズレの距離に近い、計測値の調整角度αを選択することができる。これにより、左右の開閉リンク3のズレを解消する作業を迅速且つ容易に行うことができる。
なお、他の実施形態に係るオーニング窓Wのその他の構成については、上記の本発明の実施形態と同様であり、同一構造については同一の符号を付してその説明を省略する。
上記本発明の実施形態及び他の実施形態において、オーニング窓Wは雨の侵入を防ぐために障子2を上下方向に並設させる状態で設置しているが、これに限らず、使用目的に合わせてオーニング窓Wを実施形態から外枠1面で90度回転させた状態、つまり、障子2を左右方向に並設させる状態で設置してもよい。
また、位相差調整手段7、7Aは、昇降リンク4と上側クランク16の連結部から下側クランク17と連結軸部材5との連結部までの高さLを調整することで、左右の開閉リンク3のズレを解消することを目的とするものであり、これらのように、昇降リンク4と上側クランク16の連結部から下側クランク17と連結軸部材5との連結部までの高さLを調整することができるものであれば、位相差調整手段を他の構成によりなるものとしてもよく、例えば、調整部18のように連結角度を変更することができるものを、上側クランク16を下側クランク17との連結部、又は、昇降リンク4を上側クランク16との連結部に設けて構成してもよいし、同じように、螺子孔調整部19のようなものを他の連結部に設けてもよい。
さらに、上記本発明の実施形態及び他の実施形態においては、位相差調整手段7、7Aを用いたオーニング窓Wの構成を説明したが、オーニング窓Wに限らず、他も左右若しくは上下を連結軸部材で連動させる構造をもつ他の窓に用いてもよく、例えば、ルーバー窓や平行移動窓等に適用できる。
また、位相差調整手段7、7Aは、操作部6の存在しない側にのみ設けて組立容易とするとともに位相差調整手段7、7Aによる調整作業をより容易に行えるものとしているが、これに限らず、例えば、両側又は操作部6側にのみ設けてもよい。
1 外枠
2 障子
3 開閉リンク
4 昇降リンク
5 連結軸部材
6 操作部
6a 操作ハンドル
7、7A 位相差調整手段
8 上リンク
8a ピン
9 下リンク
10 支持部
10a 長孔
11 案内部
11a 案内孔
12 ロック機構
13 リンク側係止部
13a 係止ピン
13b 枢止ピン
14 外枠側係止部
14a 係合溝
15 障子側係止部
15a 係止部
16 上側クランク(クランク部材)
16a 上連結部
17 下側クランク(クランク部材)
17a 長孔
18 調整部
18A 円柱突部
18a 螺子
19 螺子孔調整部
19a 調整螺子孔
19b 凸部
20 螺子
21 ワッシャー
22 嵌合孔
22a 凹部
A 左右方向
B 前方
G ガラス
W オーニング窓
α 調整角度
θ 固定角度差


Claims (3)

  1. 略矩形の障子と、
    該障子の左右両側に位置し、前記障子を上下方向に単又は複数、回動自在に支持する開閉リンクと、
    左右側各々において前記開閉リンクを駆動させる昇降リンクと、
    左右側の何れか一方の前記昇降リンクを昇降させる操作部と、
    前記昇降リンクに連結されるとともに、前記昇降リンクの昇降運動を回転運動に変換するクランク部材と、
    左右両端部が左右の前記クランク部材に連結され、前記一方の昇降リンクに連動して回動することで前記他方の昇降リンクを前記一方の昇降リンクに連動させる連結軸部材と、
    該連結軸部材と前記昇降リンクとの間に左右の開閉リンクの相対位置を調整する位相差調整手段とを備え
    前記位相差調整手段を、前記クランク部材に可曲部を設けて構成し、該可曲部の固定角度を調整して前記クランク部材の傾き角度を変更することにより、左右の開閉リンクの位相差を調整するものとしたオーニング窓等の開閉機構。
  2. 略矩形の障子と、
    該障子の左右両側に位置し、前記障子を上下方向に単又は複数、回動自在に支持する開閉リンクと、
    左右側各々において前記開閉リンクを駆動させる昇降リンクと、
    左右側の何れか一方の前記昇降リンクを昇降させる操作部と、
    前記昇降リンクに連結されるとともに、前記昇降リンクの昇降運動を回転運動に変換するクランク部材と、
    左右両端部が左右の前記クランク部材に連結され、前記一方の昇降リンクに連動して回動することで前記他方の昇降リンクを前記一方の昇降リンクに連動させる連結軸部材と、
    該連結軸部材と前記昇降リンクとの間に左右の開閉リンクの相対位置を調整する位相差調整手段とを備え、
    前記位相差調整手段を、前記連結軸部材と前記開閉リンクとの間に位置する何れかの連結部分の一方に、正多角形状、又は円周上に均等に配置された凸部を有する形状であるとともに、中心以外の位置に調整螺子孔を有する螺子孔調整部を嵌合して構成し、前記螺子孔調整部を回転させて調整螺子孔の位置を変更することにより、左右の開閉リンクの位相差を調整するものとしたオーニング窓等の開閉機構。
  3. 請求項1又は2記載のオーニング窓等の開閉機構を用いたオーニング窓。
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