JP5374634B1 - 被介護者用着衣 - Google Patents

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Abstract

【課題】被介護者の身体背面と着衣の間に空気流通路が形成されるようにして、被介護者の身体背面が湿潤状態とならないようにし、身体の衛生状態を良好に保つと共に褥瘡の発症を効果的に防止する。
【解決手段】後見頃の略中央の背部から縦方向に二分割して左後見頃1cと右後見頃1dを形成するとともに、該左右後見頃の開放端部1e、1fが重畳するようになし、該開放端部の一方に長尺の雌面ファスナー3bの一方を縫着し、さらに他方の開放端部に前記縫着した面ファスナー3aとの雌雄接合が可能となる短寸の面ファスナーを任意の間隔で縫着してなり、前他方の開放端部に複数の弛緩部が形成されるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、傷病療養中に被介護者に発生する褥瘡(床擦れ)を予防、あるいは身体の衛生状態を保つことができる被介護者用着衣に関するものである。
長期の傷病療養中の被介護者に対して配慮しなければならない課題は、被介護者に発生する褥瘡への対策である。褥瘡は長期に亘り同じ仰臥姿勢で寝たきりになったような場合に、身体背面の一部に血行不全が生じ、これによる組織の壊死が発症原因であることが知られている。このような褥瘡を予防するためには、例えば、2〜3時間を基本的な単位とする体位変換によって体圧分散を行い、褥瘡の好発部位への血行を促すようにしなければならない。
ところが、このような褥瘡を発生するような重篤の被介護者は、自身で体位変換を行うことのできる体力、気力が乏しいもので、介護者の助力を欠かすことができない。しかしながら、基本となる時間単位で体位変換を行うことは、病院看護、家庭看護を問わず看護管理上の大きな負担となっている。しかも、被介護者に意志力が乏しい場合は、その体位変換は介護者の体力に全て依存して行われることになり、介護作業の負担が大きくなっている。
一般に被介護者用の衣服は、着替えの容易性を向上するものが多く(例えば、特許文献1参照)、褥瘡の発生を防止しようとする観点を含む介護用衣服も提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2に開示された介護用衣服の構成は、布地が一枚の平面状に形成され、縫い目がなく体圧が分散されるため、長期間寝たきりの状態が続いても床擦れの発生を軽減させることができるとするものである。
特開2001−348706号公報 特開2001−164410号公報
ところで、褥瘡の発生は上述したように、身体背面の一部に血行不全が生じることが主要因と見なされているが、その他に、身体背面に滞留する湿潤な空気が褥瘡を助長する要因となる。一般に人体が発散する汗、即ち発汗は1日約3リットルとされており、この発汗による水蒸気を体外に放散させることにより、身体の体温が正常に保たれる。ところが、一般的な被介護者用の着衣は体を単に包囲するのみの単純なものであり、身体表面の通気までも配慮するものではない。
被介護者がベッド上などに仰臥して静止状態にあると、身体と衣服との間の空気層は、身体からの発汗による水蒸気が含まれ、外気に比べて比重が大きくなることから身体の背面に滞留し、湿潤状態が形成されてしまうことになる。かかる状態が長時間継続されると、身体背面の皮膚表面および肉芽組織が軟化し、摩擦などに対する物理的な抵抗力が低下して皮膚の裂傷を招き、細菌感染の要因となる。
このような状態を招来しないようにするためには、所定の時間毎に身体背面の発汗を拭き取るか、あるいは衣服を交換することにより対応することができるが、褥瘡を発症するような重篤な被介護者にこのような処置を施すのは、重労働の看護作業となる。そこで、身体背面の通気性を向上して湿潤状態が形成されないようにすることが肝要となる。
そこで本発明は、以下の述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1に記載の発明では、被介護者が着用する着衣であって、後身頃の略中央の背部から縦方向に二分割して左後身頃と右後身頃を形成するとともに、該左右後身頃の開放端部が重畳するようになし、該開放端部の一方に長尺の雌面ファスナーまたは雄面ファスナーの一方を縫着し、さらに他方の開放端部に芯材を内包するとともに、前記縫着した面ファスナーとの雌雄接合が可能となる複数の短寸の面ファスナーを任意の間隔で縫着してなり、前記短寸の面ファスナー間を最大距離から相互に接近させて、前記他方の開放端部に複数の弛緩部が形成可能となるようにし、該弛緩部が人体圧で押し潰されない空気流通路となるようにする
被介護者の身体背面と着衣の間に空気流通路が形成されるようにしたので、被介護者の身体背面が湿潤状態とならないようにすることができ、褥瘡の発症を効果的に防止することができる。
本発明の被介護者用着衣の正面図である。 本発明の被介護者用着衣の背面図である。 本発明の被介護者用着衣の構成を説明する図である。 本発明の被介護者用着衣の左右後見頃の雌雄接合の状態を説明する図である。 本発明の被介護者用着衣の要部の構成を説明する図である。 本発明の被介護者用着衣の要部の作用状態を説明する図である。
本発明の実施形態を図に基づいて以下に説明する。図1は本発明の被介護者用着衣1の基本形態の正面図である。なお、発明の実施の形態の例として、同図に示すように左前見頃1a、右前見頃1bを重ね合わせ、腰紐2a、2bにより被介護者の身体に着装する帷子調の形態としているが、かかる形態に限定されるものではない。
図2は本発明の被介護者用着衣1の背面図であり、図3に示すように後見頃の略中央の背部から縦方向に二分割して左後見頃1cと右後見頃1dを形成する。この場合、二分割した左後見頃1cの開放端部1eと右後見頃1dの開放端部1fが重畳するようにする。そして、開放端部の一方、本実施例においては左後見頃1cの開放端部1eの全長に亘って雌面ファスナーまたは雄面ファスナーの何れか一方を縫着する。なお、同図においては、雄面ファスナー3aが縫着されているものとする。
一方、右後見頃1dの開放端部1fには、前記雄面ファスナー3aに雌雄接合する短寸の雌面ファスナー3bを任意の間隔で縫着する。なお、前記右後見頃1dの開放端部1fの内部には図の横断面で示すように芯材4を内包し、適度の剛性が得られるようにしている。なお、剛性を得る手段として、芯材4を採用せず、前記開放端部1fの雌面ファスナー3bを縫着した範囲を、剛性の高い素材を別部材として採用することも可能である。
このように構成された本発明の被介護者用着衣1を着装する場合は、雌面ファスナー3b間を最大距離から相互に接近させ、図に示すように開放端部1fの雌面ファスナー3b間に弛緩部を形成する。このようにして弛緩部を形成した被介護者用着衣1を着装してベッドなどに被介護者が仰臥すると、図に示すように弛緩部の一部が押し潰された状態となるが、全体の全てが押し潰されることはなく、同図に示すように弛緩状態が維持された部分に空気流通路5が形成される。これにより、人体背面からの空気の流通が可能となる。
以上から明らかなように、本発明の被介護者用着衣1によれば、強制的に空気流通路5が形成されることにより、着衣により人体が密封状態となることなく、発汗による湿潤な空気をこの空気流通路から外部に排出することができる。これにより、人体背面に室内の空気を循環させることができ、皮膚表面、肉芽組織の軟化を防止し、褥瘡の進行を効果的に防ぐことができ、また、身体の衛生状態を高く保つことができ、湿疹、汗疹などの皮膚炎の発症を予防することができる。
1・・・・・・・被介護者用着衣
1a・・・・・・左前見頃
1b・・・・・。右前見頃
1c・・・・・・左後見頃
1d・・・・・・右後見頃
1e・・・・・・開放端部
1f・・・・・・開放端部
1g・・・・・・袖
1h・・・・・・袖
1g−1・・・・袖山
1h−1・・・・袖山
2a・2b・・・腰紐
3a・・・・・・雄面ファスナー
3b・・・・・・雌面ファスナー
4・・・・・・・芯材
5・・・・・・・空気流通路

Claims (1)

  1. 被介護者が着用する着衣であって、
    後身頃の略中央の背部から縦方向に二分割して左後身頃と右後身頃を形成するとともに、該左右後身頃の開放端部が重畳するようになし、
    該開放端部の一方に長尺の雌面ファスナーまたは雄面ファスナーの一方を縫着し、さらに他方の開放端部に芯材を内包するとともに、前記縫着した面ファスナーとの雌雄接合が可能となる複数の短寸の面ファスナーを任意の間隔で縫着してなり、
    前記短寸の面ファスナー間を最大距離から相互に接近させて、前記他方の開放端部に複数の弛緩部が形成可能となるようにし、該弛緩部が人体圧で押し潰されない空気流通路となるようにしたことを特徴とする被介護者用着衣。
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