JP5373790B2 - 干渉軽減のための通信ユニット及び方法 - Google Patents

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Description

本発明の分野は、非同期的に受信した干渉信号が存在する場合に所望の信号を受信する無線通信ユニットに関する。本発明の分野は、UTRA(UMTS - Universal Mobile Telecommunication System - Terrestrial Radio Access)通信システムに適用可能であるが、これに限定されない。
高帯域の無線通信の需要は勢いが衰えることはなく、このため、セルラネットワークに課される要件は常に高まっている。特に、無線マルチメディア通信の始まりで、セルラ通信システムの双方向で(すなわち、無線加入者通信ユニットから及び無線加入者通信ユニットへ)高データレート通信を提供することが望ましい。
しかし、無線スペクトルは貴重なリソースであるため、1つのセル(サービスエリア)で使用される無線周波数が隣接セル(典型的には他の重複するサービスエリア)でも同様に同時に使用され得ることが一般的である。更に、1つのセル内で使用されるリソースは、そのセルに接続された複数のユーザの間で同時に共有される可能性がある。従って、セルラネットワークでは、同じ周波数又は同じ一式の周波数及び同じ時刻に複数の同時通信が生じる可能性がある。
このような通信ネットワークでの受信通信ユニット(無線加入者通信ユニットでもよく、基地局でもよい)では、所望の通信信号に対応し、また、同じ周波数で生じる複数の潜在的な同時干渉通信信号も表す‘複合(composite)’信号が到達する。後者の通信は、受信通信ユニットでの干渉を表す。この影響は、所望の通信信号をうまく復調するために、軽減される必要がある。
典型的には、通信リンクで持続可能なデータレートは、何らかの干渉信号及び雑音のレベルの上の所望の信号の受信レベル(信号対干渉及び雑音比(SINR:Signal to Interference plus Noise Ratio)と呼ばれ、又は場合によっては単にSNRに短縮される)に比例する。従って、高いデータレートは、一般的に低いSINR(又はSNR)ではなく、高いSINR(又はSNR)で実現可能である。
同時の通信リンクを必要とする多くの無線加入者通信ユニットを有する混雑したセルラ環境では、干渉信号は、背景雑音を支配する傾向にあるため、干渉は、実現可能な通信データレートを規定する側面になる。これは、干渉に限定された環境(interference limited environment)と呼ばれる。従って、干渉が除去可能であれば、通信データレートにおける相応の増加で高いSNRが潜在的に実現可能になり得ることが明らかである。
典型的には、干渉信号は、3つの潜在的なソースから生じる。すなわち、
(i)同じ通信システムの同じセル内の他の同時通信リンク(これは、一般的にセル内干渉と呼ばれる)
(ii)同じ通信システムの他のセルからの同時通信リンク(これは、一般的にセル間干渉と呼ばれる)
(iii)他の通信システムからの同時通信リンク(隣接周波数で動作する通信システム、同じ周波数スペクトルで動作する他の通信システム(すなわち、ライセンス不要のスペクトル)等からの漏れ等)
ほとんどの高度なセルラ通信システムは、セル内干渉が回避されるように又は受信装置で容易に除去できるように設計されている。例えば、TD-CDMAでは、セル内干渉が検出されたため、マルチユーザ検出器(MUD:multi-user detector)を使用した受信機の処理の一部として除去される。一方、OFDMでは、セル内干渉は、典型的には同じセル内の異なる同時ユーザに直交トーンを使用することにより回避される。
他の通信システムからの同時通信リンクによる干渉は、幾分か除去することが困難である。基本的には、これは、更なる信号処理技術を使用した受信機の処理の一部として実行され得る。
セル間干渉は、ネットワーク内の多くのセルを通じて直交リソースを同時ユーザに割り当てるスケジューラを必要とする点で、ネットワーク規模で回避することが困難である。従って、セル間干渉を除去する1つの方法は、ネットワークの受信通信ユニットが同じセルからのソースからだけではなく、通信ネットワーク内の他のセルから同時に信号を検出することを許容することである。これは、高度又はセル間可能マルチユーザ検出器(advanced or inter-cell capable multi-user detector(MUD))として記載され得る。この説明は、GB0412036にある。
前述の従来技術は、全ての通信信号が同期又はほぼ同期(場合によっては‘ブロック’同期と呼ばれる)している場合に言及している。この特許明細書について、同期又はブロック同期は、別の通信信号が特定の所定のウィンドウ内で受信される場合を含むものとして規定され得る。典型的には、この所定のウィンドウは、タイムスロット、バースト等の小さい割合である。例えば、TD-CDMAの場合、このウィンドウは、典型的にはチャネル推定ウィンドウに等しく、OFDMの場合、このウィンドウは、典型的にはサイクリックプレフィクス期間に等しい。
しかし、セル間干渉の検出は、信号が実質的に非同期で受信装置に到達する場合にかなり複雑になる。これは、非同期であるネットワークのセルのため、又は様々な通信伝搬パスの伝搬時間が実質的に異なるほどセル間の距離が大きいために生じ得る。
この後者の場合が、下りリンクのシナリオについて図1に示されている。図1では、時間同期したセルラ基地局105、110は、それぞれバースト120、125を送信している。バースト120、125は、無線加入者通信ユニット115で受信される。バーストは、通信フレーム、スロット、バースト、サブフレーム、タイムスロット、データのブロック等を含むものとしてしばしば使用される一般用語である。図示のように、受信通信ユニットは、セルBの送信機105よりセルAの送信機110の近くに実質的に位置している。従って、バースト120、125が同時に送信されるが、受信通信ユニット115で受信されたときに、挿入タイミング図135からわかるように、バーストはかなり‘非同期’であるように見える。遅延130は、それぞれの基地局105、110から受信通信ユニット115への伝搬パス距離の差に比例する。この図は、下りリンクのシナリオ(基地局から受信加入者通信ユニットへの通信)についてであるが、上りリンク(送信加入者通信ユニットから基地局への通信)にも同様に当てはまる点に留意すべきである。すなわち、基地局及び加入者通信ユニットは、図面で交換されてもよい。
受信装置で非同期干渉信号を最適に検出するために、受信機内で処理する信号及び/又は通信信号の構成は、予想される遅延130の最大の長さに対処できるように設計されなければならない。このことを強調するために、前述のTD-CDMA及びOFDMの例を参照する。
TD-CDMAでは、受信装置での信号検出の最も一般的な方法は、線形MUD(linear MUD)を使用することである。基本的には、このようなアルゴリズムは、受信信号のベクトルで行列演算を実行し、信号をその構成要素の信号成分に分離する。線形MUDの最も一般的な実現化では、主なステップは、信号が被る様々な同時通信リンク及び伝搬チャネルの信号の構成を記述するシステム行列の反転である。これは、GB412036に記載のように、セル間通信信号を含むように拡張可能である。このような方法では、検出動作の複雑性は、システム行列で想定される伝搬チャネルの期間に直接関連し、長い期間の伝搬チャネルは、検出動作で相当な更なる複雑性をもたらす。
従って、セル間TD-CDMA信号の最適な検出は、MUDのチャネルウィンドウが、図1に示すような所望の信号成分及びセル間通信信号の予想される非同期性を含むのに十分な期間であることを必要とする。セルラ通信システムが非同期である場合、又は通信信号が長い距離を横断することが想定される場合、このチャネルウィンドウは、すぐに許容不可能に大きくなり、特に受信通信ユニットで実現不可能な検出アルゴリズムをもたらす。
従って、実際には、MUDは、実装の観点から許容できるチャネルウィンドウが設計されており、チャネルウィンドウ内で到達する信号が検出可能になるために受信機アーキテクチャ内で許容される非同期性のレベルは、チャネルウィンドウにより支配される。従って、実装されたチャネルウィンドウより大きい遅延を有する信号は、検出されないままになる。
3GPP高チップレートのTD-CDMAでは、典型的には、バースト構成は、57-64チップのチャネルウィンドウを許容するように設計されており、これは、2560チップの全バースト期間の小さい割合を表す。典型的には、このアプリケーションのMUDは、このチャネルウィンドウ期間に適応するように設計されている。従って、セル間通信信号が検出不可能になる前、従って、セル間干渉が軽減されるのが停止する前に、このようなシステムでは限られた量の非同期性しか許容できないことが明らかである。
OFDMシステムは、典型的にはデータ部分とサイクリックプレフィックス又はサフィックスとを有するバースト又はシンボルを使用する。簡単にするため、以下で記載される実装では、サイクリックプレフィックスの場合のみを言及する。しかし、当業者は、本発明の概念は、サイクリックプレフィックス又はサイクリックサフィックスに適用され得ることがわかる。サイクリックプレフィックスは、前述のTD-CDMAでのチャネルウィンドウと同様である。すなわち、サイクリックプレフィックスは、伝搬環境を通るときに通信信号により受ける何らかのマルチパス遅延を許容するために提供される。
サイクリックプレフィックスは、バーストのデータ部分の最後の数サンプルをコピーし、これらをデータ部分の最初に追加し、従って、周期対称的なバースト又はシンボルを作ることにより形成される。OFDM受信機では、データ部分は、サイクリックプレフィックスから抽出され、個々のトーンが直交する周波数領域に変換される。トーンが複数のセルからの通信信号を構成する場合、これらら最適に分離され得る。
しかし、OFDMバーストのデータ抽出が正確に調整されておらず、サイクリックプレフィクスの開始より早く又はサイクリックサフィックスの終了より遅く始まると、抽出された部分は、もはや周期対称的ではなくなる。従って、周波数領域に変換されると、個々のトーンは直交せず、様々な通信信号の最適な検出は、もはや実現可能な動作ではなくなる。
従って、TD-CDMAと同様に、セル間通信信号がOFDMの実装で検出不可能になる前、従って、セル間干渉が通常の手段により軽減されるのが停止する前に、限られた量の非同期性しか許容できないことが明らかである。
前述の例は、干渉信号が実質的に非同期である場合に従来技術の欠点を示すことに役立つものである。この状態は、非同期セルラ通信システム、又は各セルの間に相当な距離を有するもの、若しくは実際には他の通信リンクが必ずしもセルラ通信システムの一部ではないものを表す。
従って、マルチ信号検出器を有する改善した無線通信ユニットが有利であり、特に、柔軟性の増加、性能の改善、検出の改善及び/又は干渉抑制の増加を可能にするマルチ信号検出器が有利である。
従って、本発明は、前述の欠点の1つ以上を単一で又は何らかの組み合わせで軽減、緩和又は除去することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、通信ユニットが提供される。通信ユニットは、所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信する受信機を有する。受信機は、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号が所望の信号と同期して受信されたかのように、複合通信信号を検出及び処理するように構成された検出論理モジュールを有する。
本発明は、例えば干渉(及び実質的に非同期)信号が存在する通信システムで受信信号の正確な推定を提供することにより、通信システムでの通信リソースの使用の改善を可能にし得る。
本発明は、通信リンクが(例えば他の同時リンクからの)かなりのレベルの干渉が存在するときに動作することを可能にし得る。この場合、2つ(以上)の通信リンクが時間非同期であると考えられる。
本発明は、例えば通信リンクが高い信号対雑音比(SNR)で動作することを可能にすることにより、エンドユーザにより認知される性能の改善を可能にし得る。従って、データスループットの相応の増加を提供し得る。
本発明の任意選択の特徴によれば、通信ユニットは、検出論理モジュールに動作可能に結合された同期論理モジュールを更に有してもよく、複合通信信号は、所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号との双方に対して通信ユニットのタイミングを同期させる同期論理モジュールに入力される。
本発明の任意選択の特徴によれば、通信ユニットは、検出論理モジュールに動作可能に結合されたチャネル推定論理モジュールを更に有してもよく、所望の信号及び少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号は、各チャネル推定論理モジュールに独立して適用される。
本発明の任意選択の特徴によれば、検出論理モジュールは、検出動作の実行に続いて、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号を破棄してもよい。
本発明の任意選択の特徴によれば、検出論理モジュールは、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のタイミングと、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号の位相シフトとのうち少なくとも1つを無視するように構成されてもよい。このように、検出論理モジュールは、無視する動作に応じて受信した所望の信号の処理ウィンドウ内で少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号を処理してもよい。
本発明の任意選択の特徴によれば、検出論理モジュールは、ジョイント検出器と、線形検出器と、マルチ信号検出器と、マルチユーザ検出器とのうち少なくとも1つを有してもよい。
本発明の任意選択の特徴によれば、複合通信信号は、タイムスロット通信信号の少なくとも1つのバーストを有してもよく、或る実施例では、タイムスロット信号は、時分割符号分割多重(TD-CDMA:time-division code division multiple)アクセス通信信号又は直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency division multiplexed)通信信号でもよい。
本発明の任意選択の特徴によれば、通信ユニットは、無線基地局又は無線加入者通信ユニットでもよい。
本発明の任意選択の特徴によれば、通信ユニットは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)セルラ通信をサポートするように構成されてもよい。従って、本発明は、3GPP TD-CDMA又はTD-SCDMAセルラ通信システムのような何らかの既存の通信システムと互換性を有してもよい。
本発明の第2の態様によれば、通信システムでの干渉軽減のための方法が提供される。この方法は、所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信することを有する。この方法は、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号が所望の信号と同期して受信されたかのように、複合通信信号を検出及び処理することを更に有する。
本発明の第3の態様によれば、集積回路が提供される。集積回路は、所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信する論理モジュールを有する。集積回路は、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号が所望の信号と同期して受信されたかのように、複合通信信号を検出及び処理するように構成された検出論理モジュールを更に有する。
本発明の第4の態様によれば、コンピュータプログラムプロダクトが提供される。コンピュータプログラムプロダクトは、セルラ通信システムでの干渉軽減のためのプログラムコードを有する。コンピュータプログラムプロダクトは、所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信し、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号が所望の信号と同期して受信されたかのように、複合通信信号を検出及び処理するプログラムコードを有する。
本発明の第5の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信可能な通信ユニットを有する。受信機は、少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号が所望の信号と同期して受信されたかのように、複合通信信号を検出及び処理する検出論理モジュールを有する。
本発明の前記及び他の態様、特徴及び利点は、以下に説明する実施例から明らかになり、実施例を参照して説明する。
同期下りリンクセルラ通信システムの伝搬距離を強調した既知の簡略概念図 本発明の或る実施例に従って適合された通信ユニットの受信機 本発明の或る実施例に従ってセルラシステムでチャネルウィンドウの使用を明確化するための、干渉信号及び所望の信号のチャネル推定の一連のセル間波形 本発明の或る実施例に従って自セルのチャネル推定と干渉信号の時間シフトされたチャネル推定とを含む一連のセル間波形 本発明の或る実施例による信号取得、トラッキング及びチャネル推定機構のフローチャート 本発明の実施例の処理機能を実装するために使用され得る典型的な計算システム
本発明の実施例について、添付図面を参照して一例のみとして説明する。
要約すると、本発明の実施例は、実質的に非同期の通信信号を受信することに関する1つ以上の前述の問題を軽減する受信通信ユニットでの部分最適な検出方法を記載する。提案の無線通信ユニット及び検出方法は、実質的に非同期の通信信号の同時検出を可能にし、従って、このような環境で干渉軽減機能を提供し得る。このことにより、通信リンクが高い信号対雑音比(SNR)で動作することが可能になり、従って、データスループットの相応な増加を提供し得る。
前述の段落で提供された問題の簡単な説明から当業者にわかるように、受信装置での実質的に非同期の干渉信号の最適な検出は、かなり複雑な動作である。しかし、いくつかの部分最適の近似を受信問題に適用することにより、実質的に非同期の干渉信号が受信装置で検出され、従って干渉が軽減され得る。本発明の実施例は、信号がバースト及び/又はタイムスロット形式で送信される(例えば、データのユニット又はチャンクが一緒にまとめられ、ブロック、バースト又はタイムスロット形式等で無線インタフェースで送信される)通信システムに特に関する。
本発明の概念は、前述のブロック、バースト又はタイムスロットの無線インタフェース形式と整合した時分割符号分割多重アクセス(TD-CDMA)の実施例に関して記載する。しかし、本発明の概念は、直交周波数分割多重(OFDM)無線インタフェースの実装のように、他のブロック、バースト又はタイムスロットの無線インタフェース形式にも容易に適用され得ることが理解できる。
TD-CDMAの実装では、非同期干渉信号に使用される明示的な同期手順を除去することが可能になり得る。
本発明の前述の実施例は、線形検出器(例えば、逆相関器(de-correlator)又は最小平均2乗誤差(MMSE)線形検出器の形式の検出器)について言及する。しかし、他の検出技術が使用されてもよく、本発明の概念は線形検出器に限定されないことが、本発明の考慮内にある。
本発明の実施例によれば、本発明の概念は、マルチ信号検出器に関して以下に記載する。マルチ信号検出器は、当業者に既知のように、マルチユーザ検出器、ジョイント検出器、マルチチップ等化器等と呼ばれてもよい。
以下に記載の本発明の概念は、上りリンク又は下りリンク送信方向で使用されてもよいことが想定される。従って、Node B(又は基地局)が受信機を使用しているかユーザ装置(又は他の無線加入者通信ユニット)が受信機を使用しているかに拘らず、本発明の実施例は、受信機での信号検出動作について記載する。
更に、本発明の概念は、セルラ通信システムに限定されないが、バースト又はタイムスロット受信機を使用する如何なる無線通信システム又は無線通信ユニットにも適用可能であることが想定される。
要約すると、本発明の実施例は、UTRAN(UMTS(Universal Mobile Telecommunication System) Terrestrial Radio Access Network)仕様に適用可能な検出方法に関して記載し、これに着目する。このようなUTRANシステム及びその動作は、3GPPウェブサイト(www.3gpp.org)から入手可能な3GPP(3rd Generation Partnership Project)技術仕様文献3GPP TS 25.401、3GPP TS 23.060及び関連文献に詳細に記載されているため、ここでは詳細に説明しない。
図2を参照すると、本発明の実施例に従って適合された無線通信ユニットの受信信号処理論理モジュール200のブロック図が示されている。当業者にわかるように、本発明の記載の実施例のブロック図(例えば、受信信号処理論理モジュール200のブロック図)は、無線加入者通信ユニットと基地局ユニットとの双方に同等に当てはまることが想定される。
受信信号処理論理モジュール200は、複合RF入力信号205を受信する受信ブロック210としてグループ化及び図示された複数の無線周波数(RF)受信回路を有する。RF受信ブロック210は、例えば、RF増幅と、RFダウンミキシングと、不要な隣接チャネルの信号を除去する適切なフィルタリングと、受信アナログ信号をデジタルの等化なものに変換するアナログ−デジタル変換器とを有してもよい。
RF受信ブロック210のデジタル出力は、受信機を所望の信号に同期させるように構成された同期論理モジュール215に提供される。本発明の或る実施例では、RF受信ブロック210のデジタル出力はまた、受信機を1つ以上の受信干渉信号に同期させるように構成された更なる同期論理モジュール225に(並列に)提供されてもよい。同期論理モジュール215の出力は、チャネル推定論理モジュール220に入力され、図3に示すように、所望の信号のチャネル推定を実行する。同様に、本発明の或る実施例では、同期論理モジュール225の出力はまた、チャネル推定論理モジュール230に入力され、1つ以上の干渉信号のチャネル推定を実行してもよい。
本発明の或る実施例では、所望のチャネル推定論理モジュール220の出力は、干渉のチャネル推定論理モジュール230の出力と共に、検出器235に入力される。検出器235は、マルチ信号検出器、マルチユーザ検出器又はジョイント検出器でもよい。本発明の実施例では、検出器235は、図3〜6を参照して以下に説明するように、所望の信号と1つ以上の干渉信号とを一緒に復号する。従って、検出器235は、所望のシンボル245を抽出し、本発明の或る実施例では、干渉信号のシンボル240を破棄する。
正確な所望の信号のシンボルが抽出されると、シンボル復調論理モジュール250に入力され、受信信号を復調する。
復調器250の出力は、更なる信号処理論理モジュール255に復調信号を提供してもよい。更なる信号処理論理モジュール255は、ビットレベル処理、デインターリーブ、誤り訂正、解読等を有してもよい。
検出器235の適合について、本発明のTD-CDMA実施例について説明する。
TD-CDMA無線インタフェース技術を使用するセルラ通信システムでは、受信機で受信信号の検出を実行し、セル間干渉の影響を軽減するために、一般的にマルチユーザ検出器(MUD)と呼ばれるものを使用することが一般的である。干渉信号の或る知識が取得可能であり、干渉がほぼ同期又はブロック同期していることを前提として、MUDの動作は、セル間干渉を識別するために他のセルからの拡散コードの検出を含むように拡張されてもよい。この技術の例は、Piero Castoldi及びHisashi Kobayashiによる‘Co-channel Interference Mitigation detectors for Multirate Transmission in TD-CDMA Systems’、IEEE JSACm Vol.20、No.2、Feb.2002という文献にある。
本発明の実施例によれば、TD-CDMAの場合、所望の信号と干渉信号との双方のジョイント検出が実行される。TD-CDMAの実装の場合、タイミングΔ(タイミング差)は、受信した復号信号内の受信した所望の信号と1つ以上の受信した干渉信号との絶対タイミングの間で決定される。既知のように、所望の信号の絶対タイミングは、何らかの既知の同期又はトラッキング手順を使用して取得されてもよい。1つ以上の干渉信号の絶対タイミングは、別の同期/トラッキング手順を使用して取得されてもよく、大きい検索ウィンドウを使用したチャネル推定手順を使用して取得されてもよいことが想定される。
その後、本発明の実施例によれば、干渉信号の決定された絶対タイミングは、そのチャネル推定が所望の信号の検出ウィンドウ内に入るように調整される。検出器235でのジョイント検出動作の複雑性は、検出ウィンドウのサイズに関係する。従って、有利には、TD-CDMAの実装での干渉信号の絶対タイミングの時間シフトは、非同期的に受信した所望の信号及び干渉信号を受信して処理することができるジョイント検出動作を生じるが、双方のチャネル推定が同じ通常サイズのウィンドウ内にあるように信号が同期して受信されることを仮定する。このように、チャネル推定論理モジュールは、復号信号の所望の成分及び干渉成分の双方のチャネル推定を別々に実行する。従って、有利には、法外に複雑でないジョイント検出が実行され得る。
検出器235で検出処理を正確に実行するために、所望の信号と干渉信号との双方のタイミング情報が考慮されるべきである。それにも拘らず、前述の本発明の概念の別の視点を提供する試みとして、干渉信号の絶対タイミング情報を破棄してジョイント検出処理のそのチャネル推定のみを使用するような概念を検討する。特に、所望の信号と干渉信号との双方のタイミング情報を考慮したジョイント検出処理は、信号がかなり非同期である場合に、法外に複雑になる。
従って、本発明の実施例によれば、検出器が所望の信号についての全ての抽出された情報を使用し、1つ以上の干渉信号についての情報の一部のみを使用する限り、システムモデルへの部分最適な近似が使用されてもよい。本発明の発明者は、このことが、典型的に、一斉に非同期干渉を無視する通常の手法より良い性能を提供することを特定した。
時間シフト動作(又は干渉信号の絶対タイミングの除去)は、検出された干渉信号の何らかの破損をもたらし得ることが想定されるが、この検出された干渉信号は破棄されるため、関係なくなる。性能の観点からの重要な側面は、ジョイント検出が実行されたときに干渉信号が存在すると仮定されている点であり、従って、干渉信号についての何らかの収集された情報を使用することは干渉信号についての情報を有さないことより望ましいため、より良い性能が得られ得る。
本発明の実施例によれば、ジョイント検出処理は、検出器235がシステム行列(例えば、様々な信号の送信を記述する行列)を生成することを含む。システム行列の列は、図2のチャネル推定論理モジュール220、200に実装されるように送信機から受信機への伝搬チャネルの推定で検出される信号の有効な拡散コードを畳み込むことにより形成される。
TD-CDMAの場合、ジョイント検出論理モジュール235は、1つの形式毎に、システム行列(又は或る実施例ではシステム行列に基づく他の行列)の反転を実行する。例えば、この場合、反転が明示的に実行される。これは、線形最小2乗平均誤差(LMMSE:linear minimum mean squared error)又はゼロフォーシング(ZF:zero-forcing)等のような前述の線形検出技術に特に当てはまる。すなわち、線形技術では、システムのモデル(すなわち、システム行列)が構築され、所望の結果を得るために反転される。
システム行列(すなわち、様々な信号の送信を記述する行列)は、送信機から受信機への伝搬チャネルの推定で信号の有効な拡散コードを畳み込むことにより形成されるベクトルから構成される。検出処理で実行される各チャネル推定は、数式的に以下のように記載される。
Figure 0005373790
ただし、
Figure 0005373790
は、検出される第kの信号の有効な拡散コードであり、
Figure 0005373790
は、受信機への送信で第kの信号が受ける推定離散時間伝搬チャネルを表し、
*は、畳み込み演算を表す。
有効な拡散コードは、UMTS 3GPP高チップレート標準の場合、拡散コードとセル特有のスクランブルコードとを有してもよく、典型的には短い期間(例えば、この例では16チップ)である(3GPPの物理レイヤの仕様は、TS25.211に記載されており、スクランブルコード及び拡散コード等の実装を記載する部分はTS25.211及びTS25.223にある)。推定チャネルインパルス応答は、セルラ環境での予想マルチパス伝搬遅延に対処するように設計される。前述の標準では、これは、動作中のバースト構成に依存するが、典型的には57又は64チップの期間である。従って、システム行列ベクトルの最大の長さは、典型的には79チップ以下である。
検出される全てのKの信号についてのシステム行列ベクトルは、式[2]に示すようなシステム部分行列Bを形成するように連結される。複数のシステム部分行列は、式[3]に示すように、ゼロパディングのオフセット(zero-padding offset)で連結され、システム行列Aを形成する。Aの構成の各部分行列に前述のように適用されるゼロパディングのオフセットの長さは、有効な拡散コードの長さ(すなわち、この例では16チップ)の倍数である。従って、システム行列Aは、ブロック帯(block-banded)の対角行列になる。
Figure 0005373790
受信ダイバーシチが使用される場合、複数のシステム行列は、各受信アンテナのチャネル推定から形成され、これらは、全体システム行列を得るために垂直に重ねられる。しかし、明瞭にするために、提示される式ではこれは省略される。
TD-CDMAシステムで一般的に使用されている線形MUD技術は、[3]に記載のシステム行列の反転又はシステム行列から構成された行列の反転を必要とする。この反転の複雑性は、行列のブロック帯の対角の奥行き(depth)に依存する。ブロック帯の行の数が増加すると、又は同様にシステム部分行列Bの行の数が増加すると、反転の複雑性は劇的に増加する。
非同期のセル間干渉が存在するシナリオでは、別々の信号のチャネル推定は、典型的には(必ずしも必要ではないが)一式の既知のチャネル推定系列と受信信号との相関を介して、図5に示すように独立して得られる。
次に図3を参照すると、本発明の或る実施例による無線通信ユニットでのチャネルウィンドウの使用を明確化するための、干渉信号と所望の信号との双方の一連のセル間チャネル推定が示されている。所望のセルの信号310及び干渉信号320のチャネル推定は、図示のように、遅延315により分離されている。この遅延315は、所望のバーストと干渉バーストとの到達時間の差によるものである。
システム行列でこの遅延315を適切に考慮するために、式[1]のシステム行列の列は、適度に長くなる必要がある。例えば、所望のセルのチャネル推定は、典型的には前述の‘57’又は‘64’チップを有するチャネルウィンドウ305内にある。しかし、干渉チャネル推定は、チャネル推定の開始前にこの遅延の数倍(20倍まで)になり得る遅延315を有する。このことは、干渉信号の推定チャネルインパルス応答は、遅延の期間に対応する開始時にゼロを有することを意味する。このことは、実質的に多くの行(前述の例では20倍まで)を有するシステム部分行列に導く。従って、システム行列の反転の複雑性が法外になる。
次に図4を参照すると、本発明の或る実施例に従って所望のセルのチャネル推定415と時間シフトされた干渉信号のチャネル推定420とを含む、一連のセル間波形400が示されている。従って、本発明の或る実施例によれば、干渉信号のチャネル推定は、図4に示すように許容されるチャネルウィンドウ405内で生じるように、故意に時間でシフトされる。システム部分行列は、チャネル推定の期間(例えば、57又は64チップ)内に構成されるため、システム行列の反転は、現在知られているほぼ同期的な場合と同様の複雑性になる。
線形検出器の出力では、シンボルは、所望の信号からのものと、非同期干渉信号からのものとに逆多重される。干渉チャネル推定で実行される時間シフトの性質のため、非同期干渉信号から検出された出力シンボルは、遅延してもよく、遅延して破損しもよく、このため、破棄されてもよい。この近似は、特定の種類の検出器が出力シンボルのコンステレーション(constellation)について仮定を行わず、従って、時間シフトされていないチャネル推定(所望の信号)に関連する出力シンボルのみが出力コンステレーションの正確な位置に必然的に現れるという事実のため、機能する
本発明の代替実施例では、本発明の概念は、OFDM無線インタフェース技術を使用したセルラ通信システムに適用されてもよいことが想定される。この場合、セル間干渉は、同じセル内の異なる同時ユーザについて直交トーンを使用することにより、一般的に回避される。典型的には、同期は、時間領域の受信信号と既知の同期系列とを相関させることにより得られる。既知のOFDMシステムでは、既知の周波数領域のパイロットは、直交トーンから抽出され、自セルの信号の周波数領域のチャネル推定の基礎を提供するために使用される。このチャネル推定は、各直交トーンを位相及び振幅等化し、送信変調シンボルに対する正確な復調を可能にするために使用されてもよい。
同時受信した干渉OFDMバーストの場合、双方のバーストからのチャネル推定は、個々の直交トーンを構成要素の所望の信号及び干渉信号に更に分離するために使用されてもよい。しかし、前述のように所望のバーストのデータペイロードの抽出が実行されたときに、所望の信号のものと実質的に非同期である干渉バースト又はOFDMシンボルが存在する場合、干渉バースト又はOFDMシンボルの抽出された部分は、必ずしも周期対称的ではなくなる。従って、周波数領域に復調されると、干渉トーンは直交ではなくなる。このことは、干渉バースト又はOFDM信号の既知のパイロットが破損し、従って、干渉信号の正確なチャネル推定が困難又は不可能になり得るという結果を有し得る。このことは、検出されたトーンが構成要素の所望の信号及び干渉信号に潜在的に分離できないことをもたらす。
前述の本発明の概念は、所望の信号成分及び干渉信号成分を別々にチャネル推定することにより、構成要素の信号の破損していないチャネル推定を取得し、(絶対的な時間情報を破棄して)干渉信号の何らかの情報を利用し、従って、受信信号をその構成要素の所望の成分及び干渉成分に近似的に分離することにより、OFDMの実装にも適用され得る。従って、本発明のOFDMの実施例でのジョイント検出論理モジュールは、同期していると仮定する信号だけでなく、実質的に非同期である干渉信号を処理できるため、既知のOFDMジョイント検出論理モジュールとは異なる。
次に図5を参照すると、フローチャート500は、本発明の或る実施例による信号取得、信号トラッキング及びチャネル推定機構を示している。まず、フローチャート500は、ステップ510に示すように、通信ユニットの検出器が受信信号を処理し、それから所望の信号の信号取得及び信号トラッキングを決定することで始まる。所望の信号の信号取得及びトラッキングは、通信システム内で使用されている無線インタフェース技術に関連する既知の技術に従って実行される。
次に、ステップ515に示すように、通信ユニットの検出論理モジュールは、これらの所望の信号のチャネル推定を実行する。チャネル推定は、送信機から受信機への送信で所望の信号が被った伝搬チャネルの推定を定めるために実行される。
更に、ステップ520に示すように、通信ユニットの検出論理モジュールは、所望の信号の検出に必要な情報を抽出してもよい。このような更なる情報は、例えばCDMAシステムに存在する拡散コードに関する情報又はOFDMシステムの動作での変調方式のように、検出を支援するチャネル推定処理から抽出されてもよい。
同時に、本発明の或る実施例によれば、ステップ530に示すように、通信ユニットの検出論理モジュールは、受信信号を処理し、それから干渉信号の信号取得及び信号トラッキングを決定する。次にステップ535に示すように、通信ユニットの検出論理モジュールは、これらの干渉信号のチャネル推定を実行する。ステップ540に示すように、通信ユニットの検出論理モジュールは、干渉信号の性質について如何なる情報を抽出してもよい。全ての潜在的に同時の通信信号を全ての受信通信ユニットに通知する通信システムの別法での過度の要件のため、典型的にはこの情報は、所望の信号に関して利用可能な情報量以下である。
本発明の或る実施例では、次のステップ(図示せず)は、所望の信号と干渉信号との間の時間遅延を定めてもよいことが想定される。これは、前のステップで決定された取得、トラッキング又はチャネル推定情報を使用して定められてもよい。
ここで、ステップ545に示すように、通信ユニットの検出論理モジュールは、処理された干渉信号が所望の信号検出ウィンドウ内に位置するように、干渉信号のチャネル推定を時間でシフトする。本発明の或る実施例では、干渉信号のチャネル推定は、干渉信号を検出器のチャネルウィンドウ内に入れる量だけ有効に時間シフトされてもよい。チャネル推定の時間シフトは、何らかのエンティティの物理シフトに相当しないが、干渉信号が入力された複合信号(所望の信号+何らかの干渉及び雑音)内にあるという解釈に相当する。チャネルウィンドウは、時間領域に基づく通信システム(例えば、TD-CDMA等)の検出ウィンドウでもよく、例えば、周波数領域に基づく通信システム(OFDM等)のサイクリックプレフィクスでもよい。
このように、検出論理モジュールは、受信信号内の何らかの干渉信号の存在及び識別を定める。
本発明の或る実施例では、検出論理モジュールによる干渉信号の処理は、干渉信号及び所望の信号の同時処理に比べて、所望の信号の処理と直列して実行されてもよい。
その後、ステップ550に示すように、通信ユニットの検出論理モジュールは、ステップ520で所望のチャネル推定と、ステップ540からの時間シフトされた干渉信号の推定とから抽出された情報を使用して受信信号でジョイント検出を実行する。適切な部分最適のジョイント検出技術は、前の非同期信号が実際には同期又はほぼ同期の信号(例えばブロック同期信号)であることを仮定することにより実行されてもよい。
ステップ555に示すように、ジョイント検出された受信信号は、所望の信号(すなわち、シンボル又はチップ等)と干渉信号とに逆多重され、次に、干渉信号は破棄される。
本発明の或る実施例では、取得/トラッキング及びチャネル推定信号処理動作は、明示的に個々に実行されてもよく、本発明の他の実施例では、取得/トラッキング信号処理動作は、チャネル推定動作の一部として実行されてもよいことが想定される。
本発明の或る実施例では、当業者にわかるように、有限のシグニチャ系列が使用される場合には、干渉信号の信号取得及び/又はトラッキング及びチャネル推定手順は、網羅的に実行されてもよい。これは、特に、干渉信号の性質について事前の認識が利用可能でない場合である。このような実施例では、シグニチャ系列は、例えば、同期系列及びチャネル推定系列に限定されず、これを含む一般用語として受け取られてもよい。
代替として、本発明の或る実施例では、予想され得る干渉信号の性質について情報が利用可能でもよい。このような代替実施例では、干渉信号の存在又は不在を定めるために、かなり少ない一式のシグニチャ系列が検索されてもよい。
実行される近似(例えば、ほぼ同期信号の仮定に導く干渉信号のチャネル推定の時間シフト)のため、検出器から出力される干渉信号(すなわち、シンボル、チップ等)は誤りがあってもよい点に注目すべきである。特に、これらの出力は、時間シフト、位相回転/歪みが行われてもよく、また、(干渉信号の絶対時間情報を破棄した結果として)非直交でもよい。例えば、これらは依然として相互に干渉すると考えられてもよい。この動作の注目すべき利点は、このような干渉信号の存在は、同期干渉信号のみが考慮される現在のシステムに比べて、所望の信号の検出中にこのような干渉信号の存在が考慮されるという点にある。従って、本発明の実施例により、検出器からの優れた性能が可能になり、すなわち、非同期干渉信号の軽減又は部分的な軽減が可能になる。
前述のように、検出方法で実行される近似は、検出された干渉信号の出力が破損することをもたらす可能性がある。従って、本発明の或る実施例では、検出された干渉信号の出力の破損に対応できる検出方法が使用されることが想定される。これに関して、検出方法は、検出された干渉信号の位相又はエネルギーについての明示的な仮定を行わないものでもよいことが想定される。適切な検出方法の候補は、逆相関受信機又は最小平均2乗誤差(MMSE)線形検出器のような線形MUDの種類を含んでもよい。
線形検出器で干渉信号を軽減するために、1つ以上の更なる自由度を提供する必要がある可能性がある点に注目すべきである。すなわち、検出される信号が多いほど、検出処理のために線形検出器を使用してこの情報を利用するために必要な自由度が大きくなる。これは、CDMAの何らかの側面を組み込んだシステムでの拡散による帯域拡張及び/又は空間領域を利用するための複数のアンテナのように、信号の何らかの特徴を利用することにより実現されてもよい。
明瞭にするため、前述の本発明の実施例は、異なる機能ユニット又はプロセッサで使用されてもよいことがわかる。しかし、例えば検出器に関して、異なる機能ユニット又はプロセッサの間での何らかの適切な機能の分散が、本発明から逸脱することなく使用されてもよいことがわかる。例えば、別々のプロセッサ又はコントローラにより実行されるものとして示されている機能は、同じプロセッサ又はコントローラにより実行されてもよい。従って、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的又は物理的構造又は構成を示すのではなく、記載の機能を提供する適切な手段への言及としてのみ考えられるべきである。
本発明の態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの何らかの組み合わせを含む如何なる適切な形式で実装されてもよい。本発明は、任意選択で、1つ以上のデータプロセッサ及び/又はデジタルシグナルプロセッサで実行するコンピュータソフトウェアとして、少なくとも部分的に実装されてもよい。従って、本発明の実施例の要素及び構成要素は、物理的、機能的及び論理的に如何なる適切な方法で実装されてもよい。実際に、機能は、単一のユニット、複数のユニット又は他の機能ユニットの一部として実装されてもよい。セルラ通信システムでの非同期干渉の軽減のための前述の方法及び装置は、以下の利点のうち1つ以上を提供することが想定される。
(i)干渉(及び実質的に非同期の)信号が存在する通信システムで受信信号の正確な推定を提供する。
(ii)本発明の概念は、TD-CDMAシステム又はOFDMシステムに適用され得る。
(iii)通信リンクが高い信号対雑音比(SNR)で動作することが可能になり、従って、データスループットの相応の増加を提供し得る。
(iv)通信リンクが(例えば他の同時リンクから)かなりのレベルの干渉が存在するときに動作することが可能になる。この場合、2つ(以上)の通信リンクは、時間非同期であると考えられる。
特定の実施例及び例示的な図面に関して本発明を説明したが、本発明は記載した実施例又は図面に限定されないことを、当業者は認識する。或る場合にはUMTS技術を使用して本発明の実施例について説明したが、このような用語が一般的な意味でも使用され、本発明がこのようなシステムに限定されないことを、当業者は認識する。
様々な実施例の動作が、必要に応じてハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせを使用して実施され得ることを、当業者は認識する。例えば、或る処理は、ソフトウェア、ファームウェア又は配線論理モジュールで、プロセッサ又は他のデジタル回路を使用して実行されてもよい(ここでの“論理モジュール”という用語は、記載の機能を実行するために当業者により認識されるような、固定のハードウェア、プログラム可能論理モジュール及び/又はこれらの適切な組み合わせを示す)。ソフトウェア及びファームウェアは、コンピュータ可読媒体に格納されてもよい。他の処理は、当業者に周知のように、アナログ回路を使用して実装されてもよい。更に、メモリ又は他の記憶装置は、通信構成要素と同様に、本発明の実施例で使用されてもよい。
図6は、本発明の実施例の処理機能を実行するために使用され得る典型的なコンピュータシステム600を示している。例えば、この形式のコンピュータシステムは、Node B(特にNode Bのスケジューラ)、コアネットワーク要素(GGSN及びRNC等)で使用されてもよい。当業者はまた、他のコンピュータシステム又はアーキテクチャを使用して本発明を実施する方法も認識する。例えば、コンピュータシステム600は、所定の用途又は環境に望ましく又は適切になり得るように、デスクトップ、ラップトップ若しくはノートブックコンピュータ、ハンドヘルド型コンピュータ装置(PDA、携帯電話、パームトップ等)、メインフレーム、スーパーコンピュータ、サーバ、クライアント、又は他の形式の専用若しくは汎用コンピュータ装置を表してもよい。コンピュータシステム600は、1つ以上のプロセッサ(プロセッサ604等)を含んでもよい。プロセッサ604は、汎用又は専用目的処理エンジン(例えば、マイクロプロセッサ、コントローラ又は他の制御論理モジュール等)を使用して実装されてもよい。この例では、プロセッサ604は、バス602又は他の通信媒体に接続される。
コンピュータシステム600はまた、プロセッサ604により実行される命令及び情報を格納するメインメモリ608(ランダムアクセスメモリ(RAM)又は他の動的メモリ等)を含んでもよい。メインメモリ608はまた、プロセッサ604により実行される命令の実行中に一時変数又は他の中間情報を格納するために使用されてもよい。コンピュータシステム600は同様に、バス602に結合され、プロセッサ604の命令及び静的情報を格納する読み取り専用メモリ(ROM)又は他の静的記憶装置を含んでもよい。
コンピュータシステム600はまた、情報記憶システム610を含んでもよい。例えば、情報記憶システム610は、メディアドライブ612と取り外し可能記憶インタフェース620とを含んでもよい。メディアドライブ612は、固定又は取り外し可能の記憶媒体(ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、CD若しくはDVDドライブ(R又はRW)又は他の取り外し可能若しくは固定のメディアドライブ)をサポートするドライブ又は他の機構を含んでもよい。例えば、記憶媒体618は、メディアドライブ614により読み取られて書き込まれるハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、光ディスク、CD若しくはDVD、又は他の固定又は取り外し可能の媒体を含んでもよい。これらの例が示すように、記憶媒体618は、特定のコンピュータソフトウェア又はデータを格納したコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。
代替実施例では、情報記憶システム610は、コンピュータプログラム若しくは他の命令又はデータがコンピュータシステム600にロードされることを可能にする他の同様の構成要素を含んでもよい。例えば、このような構成要素は、ソフトウェア及びデータが取り外し可能記憶ユニット618からコンピュータシステム600に転送されることを可能にする取り外し可能記憶ユニット622及びインタフェース620(プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース等)と、取り外し可能メモリ(例えば、フラッシュメモリ又は他の取り外し可能メモリモジュール)及びメモリスロットと、他の取り外し可能記憶ユニット622及びインタフェース620とを含んでもよい。
コンピュータシステム600はまた、通信インタフェース624を含んでもよい。通信インタフェース624は、ソフトウェア及びデータがコンピュータシステム600と外部装置との間で転送されることを可能にするために使用され得る。通信インタフェース624の例は、モデム、ネットワークインタフェース(Ethernet又は他のNICカード等)、通信ポート(例えば、USBポート等)、PCMCIAスロット及びカード等を含んでもよい。通信インタフェース624を介して転送されるソフトウェア及びデータは、通信インタフェース624により受信可能な電子、電磁気、光又は他の信号でもよい信号の形式である。これらの信号は、チャネル628を介して通信インタフェース624に提供される。このチャネル628は、信号を伝達してもよく、無線媒体、有線若しくはケーブル、光ファイバ、又は他の通信媒体を使用して実装されてもよい。チャネルのいくつかの例は、電話回線、セルラ電話回線、RF回線、ネットワークインタフェース、ローカルエリアネットワーク又は広域ネットワーク、及び他の通信チャネルを含む。
この文献において、“コンピュータプログラムプロダクト”及び“コンピュータ可読媒体”等という用語は、メディア(例えば、メモリ608、記憶装置618、記憶ユニット622等)を示すために一般的に使用されることがある。コンピュータ可読媒体の前記及び他の形式は、プロセッサに指定の動作を実行させるために、プロセッサ604により使用される1つ以上の命令を格納してもよい。このような命令(一般的に“コンピュータプログラムコード”と呼ばれる)(コンピュータプログラムコードはコンピュータプログラムの形式にグループ化されてもよく、他のグループにグループ化されてもよい)は、実行されたときに、コンピュータシステム600が本発明の実施例の機能又は関数を実行することを可能にする。コードは、直接的にプロセッサに指定の動作を実行させてもよく、コンパイルされて実行させてもよく、及び/又は他のソフトウェア、ハードウェア及び/又はファームウェア要素(例えば、標準機能を実行するライブラリ)と結合されて実行させてもよい点に留意すべきである。
要素がソフトウェアを使用して実装される実施例では、ソフトウェアは、例えば取り外し可能記憶ドライブ614、ドライブ612又は通信インタフェース624を使用して、コンピュータ可読媒体に格納され、コンピュータシステム600にロードされてもよい。制御論理モジュール(この例では、ソフトウェア命令又はコンピュータプログラムコード)は、プロセッサ604により実行されたときに、プロセッサ604にここに記載の本発明の機能を実行させる。
明瞭にするために、前述の説明は、異なる機能ユニット及びプロセッサを参照して本発明の実施例について説明したことがわかる。しかし、本発明を逸脱することなく、異なる機能ユニット、プロセッサ又はドメインの間での何らかの適切な機能分散が使用されてもよいことが明らかである。例えば、別のプロセッサ又はコントローラにより実行されるように示されている機能は、同じプロセッサ又はコントローラにより実行されてもよい。従って、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的又は物理的構造又は構成を示すのではなく、所望の機能を提供する適切な手段への言及のみとして見なされる。
いくつかの実施例に関して本発明を説明したが、ここに記載の特定の形式に限定されることを意図しない。むしろ、本発明の範囲は特許請求の範囲のみにより限定される。更に、特徴は特定の実施例に関して記載されているように見えることがあるが、前述の実施例の様々な特徴は本発明に従って結合されてもよいことを、当業者はわかる。
更に、個々に記載されているが、複数の手段、要素又は方法のステップは、例えば、単一のユニット又はプロセッサにより実装されてもよい。更に、個々の特徴が異なる請求項に含まれることがあるが、これらは、場合によって有利に結合されてもよく、異なる請求項に含まれることは、特徴の組み合わせが実現可能でない及び/又は有利でないことを意味するのではない。また、請求項の1つのカテゴリに特徴が含まれることは、このカテゴリへの限定を示すのではなく、この特徴は必要に応じて他の請求項のカテゴリにも同様に適用可能になり得ることを示す。
いくつかの実施例に関して本発明を説明したが、ここに記載の特定の形式に限定されることを意図しない。むしろ、本発明の範囲は特許請求の範囲のみにより限定される。更に、特徴は特定の実施例に関して記載されているように見えることがあるが、前述の実施例の様々な特徴は本発明に従って結合されてもよいことを、当業者はわかる。特許請求の範囲において、‘有する’という用語は、他の要素又はステップの存在を除外しない。
更に、個々に記載されているが、複数の手段、要素又は方法のステップは、例えば、単一のユニット又はプロセッサにより実装されてもよい。更に、個々の特徴が異なる請求項に含まれることがあるが、これらは、場合によって有利に結合されてもよく、異なる請求項に含まれることは、特徴の組み合わせが実現可能でない及び/又は有利でないことを意味するのではない。また、請求項の1つのカテゴリに特徴が含まれることは、このカテゴリへの限定を示すのではなく、この特徴は必要に応じて他の請求項のカテゴリにも同様に適用可能になり得ることを示す。
更に、請求項の特徴の順序は、特徴が実行されなければならない何らかの特定の順序を示すのではなく、特に、方法の請求項での個々のステップの順序は、ステップがこの順序で実行されなければならないことを示すのではない。むしろ、ステップは如何なる適切な順序で実行されてもよい。更に、単数は複数を除外しない。従って、‘1つの’、‘第1の’、‘第2の’等への言及は複数を除外しない。

Claims (15)

  1. 所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信する受信機を有する通信ユニットであって、
    前記受信機は、前記複合通信信号を検出及び処理するように構成された検出論理モジュールを有し、
    前記検出論理モジュールは、時間シフトされた少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定が、前記所望の信号を処理するための前記検出論理モジュールの処理ウィンドウ内に位置するように、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定を時間シフトするように構成される通信ユニット。
  2. 前記検出論理モジュールに動作可能に結合された同期論理モジュールを更に有し、
    前記複合通信信号は、前記所望の信号と前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号との双方に対して前記通信ユニットのタイミングを同期させる同期論理モジュールに入力される、請求項1に記載の通信ユニット。
  3. 前記検出論理モジュールに動作可能に結合されたチャネル推定論理モジュールを更に有し、
    前記所望の信号及び前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号は、各チャネル推定論理モジュールに独立して適用される、請求項1又は2に記載の通信ユニット。
  4. 前記検出論理モジュールは、検出動作の実行に続いて、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号を破棄する、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の通信ユニット。
  5. 前記検出論理モジュールは、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のタイミングと、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号の位相シフトとのうち少なくとも1つを無視するように構成される、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の通信ユニット。
  6. 前記検出論理モジュールは、前記無視する動作に応じて前記受信した所望の信号の処理ウィンドウ内で前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号を処理する、請求項5に記載の通信ユニット。
  7. 前記検出論理モジュールは、ジョイント検出器と、線形検出器と、マルチ信号検出器と、マルチユーザ検出器とのうち少なくとも1つを有する、請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の通信ユニット。
  8. 前記複合通信信号は、タイムスロット通信信号の少なくとも1つのバーストを有する、請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の通信ユニット。
  9. 前記タイムスロット通信信号は、時分割符号分割多重(TD-CDMA)アクセス通信信号と、直交周波数分割多重(OFDM)通信信号とのグループからの少なくとも1つである、請求項8に記載の通信ユニット。
  10. 前記通信ユニットは、3GPPセルラ通信をサポートするように構成される、請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載の通信ユニット。
  11. 前記通信ユニットは、無線基地局と、無線加入者通信ユニットとのグループからの1つである、請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載の通信ユニット。
  12. 通信システムでの干渉軽減のための方法であって、
    所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信し、
    時間シフトされた少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定が、前記所望の信号を処理するため処理ウィンドウ内に位置するように、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定を時間シフトすることにより、前記複合通信信号を検出及び処理することを有する方法。
  13. 所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信する論理モジュールと、
    前記複合通信信号を検出及び処理するように構成された検出論理モジュールと
    を有し、
    前記検出論理モジュールは、時間シフトされた少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定が、前記所望の信号を処理するための前記検出論理モジュールの処理ウィンドウ内に位置するように、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定を時間シフトするように構成される集積回路。
  14. セルラ通信システムでの干渉軽減のためのプログラムコードを有するコンピュータプログラであって、
    所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信し、時間シフトされた少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定が、前記所望の信号を処理するため処理ウィンドウ内に位置するように、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定を時間シフトすることにより、前記複合通信信号を検出及び処理するプログラムコードを有するコンピュータプログラ
  15. 所望の信号と少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号とを有する複合通信信号を受信可能な通信ユニットを有する通信システムであって、
    時間シフトされた少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定が、前記所望の信号を処理するための検出論理モジュールの処理ウィンドウ内に位置するように、前記少なくとも1つの非同期的に受信した干渉信号のチャネル推定に時間シフトを適用することにより、前記複合通信信号を検出及び処理する検出論理モジュールを有する通信システム。
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