JP5372966B2 - フォトマスクを作製する方法、およびその方法を実施するための装置 - Google Patents

フォトマスクを作製する方法、およびその方法を実施するための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5372966B2
JP5372966B2 JP2010549172A JP2010549172A JP5372966B2 JP 5372966 B2 JP5372966 B2 JP 5372966B2 JP 2010549172 A JP2010549172 A JP 2010549172A JP 2010549172 A JP2010549172 A JP 2010549172A JP 5372966 B2 JP5372966 B2 JP 5372966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photomask
chamber
infrared radiation
gas
pellicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010549172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011513783A (ja
Inventor
フアーブル,アルノー
ダブネ,マガリ
フオレ,ジヤン−マリー
Original Assignee
アルカテル−ルーセント
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルカテル−ルーセント filed Critical アルカテル−ルーセント
Publication of JP2011513783A publication Critical patent/JP2011513783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5372966B2 publication Critical patent/JP5372966B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/38Masks having auxiliary features, e.g. special coatings or marks for alignment or testing; Preparation thereof
    • G03F1/48Protective coatings
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • H01L21/0274Photolithographic processes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、サブミクロンの寸法を有するマイクロ電子部品の製造において特に使用されるフォトマスクを製造する方法に関する。さらに、本発明は、この方法を実施するための装置に及ぶ。
現在、半導体基板、特にシリコンで作られた半導体基板は、マスクから基板上に転写されるパターンに基づくプラズマエッチング技術を使用して、微細加工される。フォトマスクは、写真のネガフィルムに相当する:フォトマスクは、媒体上にプリントされるべき情報を含む。フォトマスクは、一般に、半導体基板上の曝露およびプリントのための透過法として使用される。合焦波長を含む様々なパラメータが、基板上に直接プリントされる活性領域の深さを画定する。活性領域の外側は、細部はプリントされないが、フォトマスクの透過に影響を与える可能性がある。活性領域における汚染は、欠陥がプリントされるため、基板上にプリントされる像に直接影響を与える。しかし、この汚染がこの領域の外で発生する場合は、この汚染はこの像の上に、コントラストを低下させること、またはフォトマスクの透過を低減させることなど、間接的な影響を与えるに過ぎない。
さらに、半導体産業は、ますます小さく、集積化可能で、あまり高価でない電子部品を得るために、プリントされる像の寸法を低減する方法を研究している。フォトマスクの寸法は、より小さくなりつつあるが、一方で汚染に対する条件は、一層厳しくなりつつある。それゆえ、フォトマスクは、クリーンに、使用可能に保持されなければならない、主要な、高価で複雑な構成部品である。
フォトマスクの活性面は、特に焦点面において、いかなる粒子も存在してはならない。というのは、これらの汚染粒子は、半導体基板上にプリントされ、複写される欠陥を生成するからである。その製造工程の最後に、マスクの活性面を粒子から保護するためにマスクが洗浄され、次いでペリクルがフォトマスクに装着される。ペリクルの目的は、ユーザによるその使用寿命の間、フォトマスクを保護することである。ペリクルは、膜を通過する光線に対して、良好な透過性および低減された影響を有する、光学的膜堆積(平行多層面)から成る。このペリクルは、フォトマスクの活性面のそばに堆積され、活性面からある間隔だけ離れている。フォトマスクの活性面上に蓄積する可能性のある汚染物は、それにより、(物理的に活性面から離れている)焦点領域の外側で、ペリクルの上に蓄積することになる。このようにして、これらの汚染物が、リソグラフィ転写の間にプリントされることはなくなる:ペリクルは、直接的には微粒子汚染物から保護しないが、ペリクルは、像に対するそれらの影響を低減することを可能にする。
米国特許出願公開第2001/005944号明細書の文献は、フォトマスクとペリクルの間の空間に存在しうる、O、COおよびHOなど、周囲の雰囲気から来たガス汚染物質を除去することに関する。これらの汚染物質は、通常使用される157nmにおける放射の透過を阻害することにより、フォトリソグラフィ作業を適正に進めることを妨げるため、特に有害である。汚染除去は、封止されたチャンバ内で、真空中または光学的不活性ガスの中で、UV放射、プラズマ、オゾン、および/または熱への曝露によって行われる。この処置は、ガスの脱着を加速させる。
しかし、絶えずより小さくなるパターンを生成するために、曝露に必要なエネルギーが増加した結果、新たな問題がもたらされた。アンモニア、フッ素、および揮発性有機化合物など、ペリクルの下に見られるガスが、この高エネルギーに曝露されると結合し、時間をかけて成長する結晶を生成する。ペリクルの下、それゆえ焦点領域の中に現れる結晶は、基板上のプリントされる領域内に、欠陥を生み出す。これらの結晶は、重大な問題を意味する。というのは、これらの結晶は、基板上に多くの予測不可能な欠陥を発生させ最新鋭のフォトマスクの20%超に影響を与える可能性がある。
発生する化学反応の1つが、下式に要約されうる:
SO+NH+hν→(NHSO solid
アンモニア(NH)は、複数の源に由来するが、本質的に、フォトマスク製造領域における人の活動に、またこれらのフォトマスクの使用に由来する。結晶成長の現象を低減するという目標を掲げて、半導体およびフォトマスクの製造者は、クリーンルーム内に見られるアンモニアを制限するために大規模な投資を行い、フォトマスクがアンモニアと接触することを低減するために、保護された環境の中でフォトマスクを保管し、移送する戦略を立てた。
硫酸(HSO)が、製造工程のステップの間、特にエッチング作業および剥離作業の間に、フォトマスク製造者により一般的に使用される。最も一般的な場合、ペリクル設置ステップの前の洗浄工程の最終ステップが、硫酸塩を必要とし、硫酸塩残留物が生成される。その前に施された樹脂の除去から成り、洗浄の前に来る、剥離工程の最終ステップが、やはり硫酸塩残留物を生成する。ペリクルの下に閉じ込められたこの硫酸塩残留物は、それゆえ脱着され、そのことが、これらの結晶がシリコンチップ製造者の工場内に現れる主たる理由である。フォトマスク製造者は、方法の修正により、または硫酸塩残留物含有量を低減することを意図するステップの追加により、洗浄ステップの間に使用される硫酸塩の量を低減する努力を行う。しかし、実施されるこれらの新しい方法または軽減技術は、高価であってあまり効果的でなく、製造工程のステップの間の硫酸塩の使用を完全になくすことは不可能である。
ペリクルが、洗浄ステップが後に続く剥離ステップの後に設置される。最終の洗浄ステップが、クリーン領域の中で実施される。このペリクルは、クリーンルームの中または製造装置の中で生成される粒子が、フォトマスクの活性面上に蓄積させないようにすることを可能にする。
軽減のための解決法の1つは、フォトマスクの活性面を定期的に検査することから成る。最初の結晶が現れるとすぐ、そのフォトマスクは、その製造者に返却される。ペリクルが除去され、洗浄され、次いで新しいペリクルが、フォトマスクに装着される。この作業は、ユーザによるのではなくフォトマスク製造者により実施されなければならない。ユーザによる実施は、時間の浪費、およびフォトマスクの寿命短縮により、ストックを管理するための大きな追加コストを生じる。
米国特許出願公開第2001/005944号明細書
半導体部品製造者にとって、今日の最大の問題は、半導体生産用のこれらのフォトマスクの利用可能性と寿命である。これは、これらのフォトマスクがシリコンチップ製造の主要な一環を成すものであり、フォトマスクの増大する精緻さが、ますます高いコストにつながるからである。
それゆえ、本発明の目的は、洗浄作業の頻度を低減することで、フォトマスクにより長い寿命を与えることである。
本発明の他の目的は、ペリクルの下の容積における結晶の形成による汚染に関連して、フォトマスクが劣化するリスクを低減することである。
本発明の他の目的は、フォトマスクの製造に起因する、残留するアンモニアおよび硫酸塩の化合物の除去を可能にする方法を開示することである。
本発明の目的は、フォトマスクを洗浄する少なくとも1つのステップと、フォトマスク上に保護用ペリクルを設置する少なくとも1つのステップとを含む、フォトマスク製造方法にある。方法は、洗浄ステップとペリクル設置ステップの間に、アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去する少なくとも1つのステップをさらに含む。アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去するステップは下記を含む:
− 封止されたチャンバ内にフォトマスクを設置するステップ、
− チャンバが含むガスをポンピングすることにより、封止されたチャンバ内に低圧を生成するステップ、
− フォトマスクを赤外線放射に曝露するステップ、
− 赤外線放射を停止するステップ、
− フォトマスクの温度が50℃を超えないことをチェックするステップ、
− チャンバ内を大気圧に戻すステップ、
− フォトマスクをチャンバから取り出すステップ。
好ましくは、ガスは、20分から5時間の間のある時間にわたり、ポンピングされる。
赤外線放射(IR)は、対象とされる化学物質の選択的な脱着を加速し、それらの性能を改良する。チャンバ内に真空を生成するために、チャンバ内に含まれるガスをポンピングすることが赤外線放射と同時に実施されると、残留物の脱着が顕著に改良され、特に洗浄および剥離のステップに起因するアンモニアおよび硫酸塩の化合物の、ほぼすべてを脱着することが可能になる。アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去することが、保護用ペリクルを完全に清浄な基板の上に装着することを可能にする。
赤外線放射の波長は、脱着に影響を与える主たるパラメータであり、脱着の深さが選択された波長に応じて変化する。その波長が「短い」と言われる赤外線放射の波は、表面においてより効果的である「中間の」または「長い」波長より深く、材料に浸透する。
赤外線放射は、注意深く制御されなければならない。というのは、赤外線放射は、その温度が300℃を超えてはならないフォトマスクを、加熱させるからである。300℃を超えると、フォトマスクは、不可逆的に損傷される。温度は、50℃と300℃との間、好ましくは50℃と150℃との間、一層好ましくは80℃に近い温度であってよい。赤外線放射を加えた結果もたらされる温度の増大が、拡散脱着現象を加速することに寄与する。
有利には、チャンバ内の温度が50℃以下であるときにチャンバ内に大気圧が戻され、そのことが、赤外線放射が止められた後の待機期間を必要とする。
特定の一変形において、ガスがチャンバの外にポンピングされているのと同時に、クリーンガスが、一定の流量で注入される。そのようなガスの存在が、ある種の他の有機化合物の脱着を加速する可能性がある。
チャンバ内の圧力は、空気あるいは窒素またはアルゴンのような中性のガスなど、クリーンな非反応性ガスを注入することにより、平常に戻されることが好ましい。
性能をさらに高めるために、アンモニアおよび硫酸塩の残留物除去方法は、最終洗浄ステップの後だけでなく、剥離ステップなど、硫酸塩残留物の使用を伴う洗浄の前の、他の製造ステップの後にも使用されうる。
本発明の他の目的は、上述の方法を実施するための装置であり、下記を備える:
− 少なくとも1つのフォトマスクを含む封止されたチャンバ、
− チャンバ内に真空を生成し、維持するためのポンピングユニット、
− 封止されたチャンバ内に設置された、少なくとも1つのフォトマスクを保持するシステム、
− 赤外放射手段、
− ガス注入システム。
保持システムは、有利には、複数のフォトマスクを同時に取り扱うことを可能にするように、設計されうる。
装置の一変形形態において、チャンバの内壁が、放出された波を反射する。
他の変形形態において、ガス注入システムが、1つまたは複数のシャワー式注入器を備える。
他の変形形態において、ガス注入システムが、1つまたは複数の粒子フィルタを備える。
装置は、チャンバ内の圧力をチェックするための圧力ゲージをさらに備えることができる。
装置はまた、フォトマスクの温度を測定するための温度プローブを備えることができる。
本発明の他の特徴および利点は、必然的に非限定的な例として与えられる、以下の実施形態の説明の中で、また添付の図面の中で明らかとなろう。
本発明の方法の一実施形態のステップを概略的に示す図である。 フォトマスクに対する赤外線放射手段を位置決めする方法の一例を概略的に示す図である。 アンモニアおよび硫酸塩の残留物除去ステップを実施するようになされた装置を示す図である。 アンモニアおよび硫酸塩の残留物除去ステップを実施するようになされた装置の変形を示す図である。 製造工程の最後におけるフォトマスク内の残留硫酸塩の割合を比較するグラフである。
本発明のフォトマスク製造方法の一実施形態が、図1に概略的に示される。フォトマスクの製造は通常、複数のステップを含む。例えば、クローム2で覆われた石英1で作られた基板が、樹脂層3で覆われ、樹脂層3の上で、エッチングされるべきパターンが、例えばレーザまたは電子ビームにより複写される(ステップA)。ステップBは、パターンがクローム層2の中にエッチングされる間のエッチングステップである。ステップCの間、一度エッチングされたフォトマスクが、樹脂3および化学反応の副産物を除去するために、水分で剥離される。その結果得られたフォトマスクが、次いで、洗浄ステップ(ステップE)、制御ステップ(ステップDおよびステップF)ならびにステップDからステップGまでの間の潜在的な修復ステップ(ステップG)の、複数の連続するステップを経る。最後の洗浄は、ステップHの間に実施される。共通して使用される洗浄条件は、硫酸塩の使用を伴い、その硫酸塩は、フォトマスクが保護ペリクル4で覆われるステップIの前に除去されなければならない。これは、前述の理由によるためであり、ペリクル4の下のフォトマスクの活性領域5における硫酸塩の存在は、完全に回避されなければならない。
赤外線放射と真空ポンピングの組合せを実施する、アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去するステップJが、フォトマスクから汚染物、特に硫酸塩汚染物を除去するように、洗浄ステップHとペリクル設置ステップIの間に挿入される。このステップJは、3つの異なる段階を形成する複数の作業を含む。
チャンバ内にフォトマスクを有する第1の段階の間、チャンバ内に存在するガスがポンピングされる。この部分の間、制御パラメータは、ポンピング速度である。水を結晶化させないように、圧力降下の勾配が調節される。同時に、波長制御システムの前処理を可能にするために、赤外線放射手段が起動される。ポンピングが継続している間に、汚染物質のガス抜きの加速を可能にするために、フォトマスクが赤外線放射を受ける。
第2の段階は、一定の温度および圧力のもとで行われる。3つのパラメータ、温度、圧力およびIR波長が、互いに依存する。線放射の波長が、アンモニアおよび硫酸塩の残留物の脱着を可能にするように調節される。圧力が、脱着閾値制御を可能にし、温度が、波長の調節を可能にするために制御される。
赤外線放射がオフの状態で、チャンバが約50℃以下の温度に達した時点で、第3の段階が、チャンバ内圧力の増加から始まる。チャンバ内の低圧が、温度を低下させることに寄与する。この段階の制御パラメータは、温度である。チャンバ内の圧力制御はまた、冷却を制御するために使用されうる。圧力の増加は、クリーンな、非反応性ガスを使用して達成される。サイクルの最後において、フォトマスクの表面におけるクリーンガスの吸着を促進するように、印加されるクリーンガスの圧力は、短時間にわたって大気圧よりわずかに高く、そのことが、フォトマスクがチャンバから取り出された時点で、フォトマスクを外部の汚染から保護するのを助ける。温度が低下するときに発生する可能性のある、雰囲気中に見られるガスの再吸収を防ぐために、チャンバを周囲温度に近い温度にするように、フォトマスクが50℃を超えない温度に冷却される。
他の実施形態において、アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去する、このステップJはまた、特に硫酸塩の残存を伴う何らかのステップの後で、洗浄ステップHの前に行われてよい。除去ステップJ’が、例えば、剥離ステップCと制御ステップDの間に、さらに挿入されてよい。
図2は、放射手段21で生成される赤外線放射20が、フォトマスク22および封止されたチャンバ24の反射性の内壁23の両方の上で反射する方法の一例を示す。加熱部品が、例えば、フォトマスクの上および/またはフォトマスクの下、あるいはフォトマスクの2つの層の間に設置されてよい。
取り除くべき化学物質に対する赤外線放射の選択特性、および真空中での赤外線放射の性能が高いという理由で、赤外線放射の使用が選択される。赤外線放射の波長など、赤外線放射20の特性を賢明に選択することにより、脱着の深さが変化されうる。波長が「短い」と言われる赤外線放射の波は、表面においてより効果的である「中間の」または「長い」波長より深く、材料に浸透する。
300℃未満の温度、例えば80℃に近い温度が、フォトマスクを損傷することなく加えられうる。有利には、ハッシングベースの赤外線放射放出制御、すなわち、電圧Vおよびゼロ電圧を連続的に印加して、赤外線放射電力ピークを達成することを可能にする制御が、使用される。この制御は、赤外線放射の特性(波長)を失うことなく、フォトマスクの加熱を制御することを可能にする。この制御はまた、赤外線放射の波長を変化させることを可能にする。ハッシングベースの赤外線放射放出制御と、赤外線放射の波長を修正することを連携させることにより、材料の中の複数の深さにおいて、フォトマスクの脱着を発生させることができる。
赤外線エネルギーをフォトマスクに印加するための、他の方法は、赤外波を放射する金属棒と結合されたマイクロ波発振器を使用することである。
図3に示される本発明の実施形態において、(ペリクルを未だ有していない)フォトマスク31が、ポンピングユニット33で真空に保たれている封止されたチャンバ32の中に設置される。圧力ゲージ34が、チャンバ32内の圧力をチェックすることを可能にする。フォトマスクは、積層ラック35上に設置され、非金属のスペーサ36で支持される。この状況において、フォトマスクは、チャンバ32の壁の上に配置された、上述のマイクロ波装置などの装置37により、赤外線放射を受ける。装置37は、関連する温度プローブ39で測定されるフォトマスク31の温度に基づく放射制御ループ38により動作させられる。放射部品37の幾何学的形状および配置は、フォトマスク31の全表面にわたって均一で最適な動作を達成するように選択される。
有利には、チャンバ32の表面は、フォトマスク31上への赤外線放射の反射を促進するために、機械的にまたは電解で研磨されてよい。チャンバ32の形状はまた、赤外線放射を均一に分配することを可能にする。
装置に対して加えられる主要な制限の1つは、方法の実施が、粒子を生成してはならないことである。これが、ガス注入システム40が、真空チャンバ32の中への注入速度を低減することができる、少なくとも1つのシャワー式注入器41を備える理由である。注入システム40は、さらに、粒子フィルタ42を装備される。有利には、注入システム40は、チャンバ32を大気圧に戻すときに、ガスの乱流を防止する、1つまたは複数のシャワー式ガス注入器41を備える。チャンバを大気圧に戻すステップは、その形が:y=ax+bである数学的方程式に従って行われ、ここで、yは流量であり、xは圧力である。粒子汚染は、低い圧力においてより高いので、この手続きが、低い圧力における低い注入速度を可能にする。
アンモニアおよび硫酸塩の残留物除去ステップの間、下記のパラメータ:
− ガスの部分的圧力、
− ポンピングユニット33の限界圧力、
− フォトマスク31の重量、
− チャンバの壁32で反射されるパワー、
のうちの少なくとも1つのパラメータを追跡することにより、作業が適正に進むことを確保するために、ガス抜き測定手段43が使用される。
ポンピングユニット33、注入システム40およびガス抜き測定手段43が、プログラマブル論理制御装置44、すなわちPLCに接続される。
次に、アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去するステップを実施するようになされた、装置31の他の実施形態を示す図4が示され、そこにおいて、放射装置47が真空チャンバ48の外に設置される。チャンバ48の壁の中に設置された、窓などのインターフェース49が、フォトマスク31の方向に波が通過することを可能にする。放射装置47とフォトマスク31の間のインターフェース49を構成する材料の選択は、重要である。というのは、この材料は、波が伝送する放射を消散することによる問題を生じることなく、フォトマスク31用に意図される波が通過することを可能にする必要があるからである。有利には、石英が選択される。
図5は、イオンクロマトグラフィー法を使用する測定などで、フォトマスクの中の残留硫酸塩の割合を測定した結果の比較を与える。硫酸塩50a、51a、52aの割合が、洗浄方法の3つの異なる変形I、II、IIIを使用する、フォトマスク洗浄作業の結果である。硫酸塩50b、51b、52bの割合は、3つの変形のそれぞれに対する洗浄ステップに続く、本発明の一実施形態による除去ステップの完了時点に得られる。これらの結果の比較が、除去ステップの、フォトマスクの硫酸塩含有量に対する有効性を示す。193nmテクノロジーに対するフォトマスク製造者の現在の目標は、彼らの顧客の間で結晶成長問題を出さないように、1ppbv(体積比10億分の1)未満の硫酸塩の割合を達成することである。図5は、本発明を使用して達成された値50b、51b、52bが、ほとんどこの目標より下にあることを示す。

Claims (8)

  1. フォトマスクを洗浄する少なくとも1つのステップと、フォトマスク上に保護ペリクルを設置するステップとを含み、洗浄ステップとペリクル設置ステップの間に、アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去する少なくとも1つのステップをさらに含む、フォトマスクを製造する方法であって、
    フォトマスクを封止されたチャンバの中に設置するステップと、
    封止されたチャンバが含むガスをポンピングすることにより、封止されたチャンバ内に低圧を生成するステップと、
    ハッシングベースの赤外線放射放出制御を用いてフォトマスクを赤外線放射に曝露するステップであって、フォトマスクが50℃から300℃の間の温度に加熱される、ステップと、
    赤外線放射を停止するステップと、
    大気圧に戻す前にフォトマスクの温度が50℃を超えていないことをチェックするステップと、
    チャンバ内を大気圧に戻すステップと、
    フォトマスクをチャンバから取り出すステップとを含む、方法。
  2. ガスが、20分から5時間の間のある時間にわたり、ポンピングされる、請求項1に記載の方法。
  3. クリーンガスが、ポンピングと同時に一定流量で注入される、請求項1に記載の方法。
  4. 大気圧が、クリーンな、非反応性ガスを注入することにより回復される、請求項1に記載の方法。
  5. 他の製造ステップの後で、および前記洗浄ステップの前に、アンモニアおよび硫酸塩の残留物を除去するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 請求項1に記載の方法を実施するための装置であって、
    少なくとも1つのフォトマスクを備える封止されたチャンバと、
    チャンバ内に真空を生成し維持するためのポンピングユニットと、
    封止されたチャンバの中に設置される少なくとも1つのフォトマスクを保持するためのシステムと、
    ハッシングベースの赤外線放射放出制御手段を有する赤外線放射手段と、
    ガス注入システムとを含む、装置。
  7. チャンバの内壁が、放出された波を反射する、請求項に記載の装置。
  8. ガス注入システムが、少なくとも1つのシャワー式注入器と少なくとも1つの粒子フィルタを備える、請求項に記載の装置。
JP2010549172A 2008-03-05 2008-12-29 フォトマスクを作製する方法、およびその方法を実施するための装置 Active JP5372966B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0851427 2008-03-05
FR0851427 2008-03-05
PCT/FR2008/052425 WO2009112655A1 (fr) 2008-03-05 2008-12-29 Procede de fabrication de photomasques et dispositif pour sa mise en œuvre

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011513783A JP2011513783A (ja) 2011-04-28
JP5372966B2 true JP5372966B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=40886698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010549172A Active JP5372966B2 (ja) 2008-03-05 2008-12-29 フォトマスクを作製する方法、およびその方法を実施するための装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5372966B2 (ja)
KR (2) KR101253825B1 (ja)
CN (1) CN101925860B (ja)
WO (1) WO2009112655A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2962198B1 (fr) * 2010-06-30 2014-04-11 Alcatel Lucent Dispositif de sechage d'un photomasque
DE102019110706A1 (de) * 2018-09-28 2020-04-02 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Verfahren zum herstellen von euv-fotomasken

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5355474A (en) * 1976-10-29 1978-05-19 Kyoritsu Kogyo Method of treating ammonium peroxysulfate waste liquid
JP3266156B2 (ja) * 1990-09-19 2002-03-18 株式会社ニコン 照明用光源装置および露光装置
JPH0521411A (ja) * 1991-07-12 1993-01-29 Fujitsu Ltd 表面処理方法及び表面処理装置
US6279249B1 (en) * 1999-12-30 2001-08-28 Intel Corporation Reduced particle contamination manufacturing and packaging for reticles
WO2001097270A2 (en) * 2000-06-14 2001-12-20 Applied Materials, Inc. Substrate cleaning apparatus and method
JP2002196478A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc フォトマスクユニット、フォトマスク装置、投影露光装置、投影露光方法及び半導体装置
KR100563102B1 (ko) * 2002-09-12 2006-03-27 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 표면들로부터 입자들을 제거함으로써 세정하는 방법,세정장치 및 리소그래피투영장치
JP2005134666A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Hoya Corp フォトマスク及び映像デバイスの製造方法
JP4564742B2 (ja) * 2003-12-03 2010-10-20 キヤノン株式会社 露光装置及びデバイス製造方法
JP2005274770A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Sony Corp マスク保管容器およびマスク処理方法
JP4475510B2 (ja) * 2004-06-25 2010-06-09 Hoya株式会社 リソグラフィーマスクの製造方法、リソグラフィーマスク、及びリソグラフィーマスクの露光方法
WO2006101315A1 (en) * 2005-03-21 2006-09-28 Pkl Co., Ltd. Device and method for cleaning photomask
US20060243300A1 (en) * 2005-04-27 2006-11-02 Patrick Klingbeil Method for cleaning lithographic apparatus
TW200729292A (en) * 2005-12-22 2007-08-01 Qimonda Ag Apparatus for preserving and using at least one photolithograph projection photo mask and the method using the same in the exposure apparatus
US7927969B2 (en) * 2006-03-08 2011-04-19 Stmicroelectronics S.A. Cleaning of photolithography masks
US7993464B2 (en) * 2007-08-09 2011-08-09 Rave, Llc Apparatus and method for indirect surface cleaning

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011513783A (ja) 2011-04-28
CN101925860B (zh) 2012-12-12
CN101925860A (zh) 2010-12-22
WO2009112655A1 (fr) 2009-09-17
KR20100101003A (ko) 2010-09-15
KR101253825B1 (ko) 2013-04-12
KR20130016404A (ko) 2013-02-14
KR101253948B1 (ko) 2013-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8986460B2 (en) Apparatus and method for indirect surface cleaning
KR20130131348A (ko) 통합형 기판 세정 시스템 및 방법
US20080296258A1 (en) Plenum reactor system
US7927969B2 (en) Cleaning of photolithography masks
JP5372966B2 (ja) フォトマスクを作製する方法、およびその方法を実施するための装置
US8383296B2 (en) Method for manufacturing photomasks and device for its implementation
JP3329200B2 (ja) 半導体装置の製造方法および装置
KR100945922B1 (ko) 포토마스크의 세정방법
TWI642103B (zh) 利用低溫製程之原位euv收集器清洗
KR101678987B1 (ko) 포토마스크 수선 시스템 및 수선 방법
KR20080084371A (ko) 포토마스크 제조방법
JP2006088128A (ja) 洗浄方法、洗浄装置、露光装置、及びデバイス製造方法
KR100849721B1 (ko) 포토마스크의 헤이즈 제거방법
Kim et al. The source of carbon contamination for EUV mask production
JP2004241629A (ja) 液晶表示体用反射基板および水晶デバイスの製造方法
JP2004134626A (ja) 有機物層の除去方法
US20030172953A1 (en) Method of treating inner wall of apparatus
JPS6132523A (ja) 有機膜の除去方法
JP2005085775A (ja) 露光装置の露光光路洗浄方法及び露光装置の露光光路洗浄装置
KR20070068913A (ko) 포토 마스크의 이물질 제거방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120823

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5372966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250