JP5372696B2 - ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量法 - Google Patents

ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量法 Download PDF

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製剤中に用いられているジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を、1H−NMRを用いて定量する方法に関する。また、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量と同時に、製剤中に含まれる薬物を定量する方法に関する。
医薬品の製剤においては、防湿や苦味マスクの目的で、種々の機能性添加剤が使用される。その中でもジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体は、その取り扱いやすさから汎用されている。
製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を定量する方法としては、製剤を溶解させた後にゲルろ過カラムクロマトグラフィーを用いて高分子量成分を定量する方法が知られている(非特許文献1)。また、もう一つの方法として、窒素含有率から定量する方法(非特許文献2)が知られている。
一方、1H−NMRを用いた有機化合物の定量方法はいくつか知られている(特許文献1−5)が、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量方法に関しては、知られていない。
特開平11−174139公報 特開2003−183392公報 特開2005−069941公報 特開2005−337958公報 特開2006−058271公報
Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis, Volume 49, Issue 2, 20 February 2009, Pages 240-246 医薬品添加物規格2003 71ページ「アミノアルキルメタクリレートコポリマーE」
本発明における課題は、製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体薬物を、溶解処理で使用する試薬に影響されず、簡便に行うことができる定量方法を確立することにある。
製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を定量する方法を鋭意研究した結果、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を含有する製剤を、アルキルアミン誘導体を含有する抽出溶媒に溶解させ、得られた溶液を乾燥後、内部標準物質およびトリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6に溶解して、1H−NMRを測定することにより、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を簡便に定量することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下の発明を包含する。
[1]トリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6溶媒を用いて1H−NMRを測定することによる、アルキルアミン誘導体の存在下での、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量方法。
[2]1H−NMRを用いた、製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量方法であって、
(工程1)定量する製剤を、アルキルアミン誘導体含有の抽出溶媒で抽出する工程
(工程2)工程1で得られた試料溶液を乾燥する工程
(工程3)工程2で得られた固体を、トリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6に溶解する工程
(工程4)工程3で得られた試料溶液の1H−NMRを測定する工程
を含む方法。
[3]アルキルアミン誘導体が、ジエチルアミン又はトリエチルアミンである、[2]に記載の方法。
[4]アルキルアミン誘導体含有の抽出溶媒に、更に界面活性剤が含まれている、[2]又は[3]に記載の方法。
[5]界面活性剤が、ポリソルベート80またはドデシル硫酸ナトリウムである、[4]に記載の方法。
[6]薬物含有の製剤を用い、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体と薬物を同時に定量する、[1]から[5]の何れか1項に記載の方法。
[7]ジエチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体が、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEである、[1]から[6]の何れか1項に記載の方法
本発明によれば、製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を、簡便な方法で正確に定量できる。ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を単独に定量することもでき、また、製剤中に含有する薬物を同時に定量することもできる。
本明細書中で用いられる「ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体」とは、ジメチルアミノエチルメタクリレート・メチルメタクリレートコポリマーや、ジメチルアミノエチルメタクリレート・ブチルメタクリレート・メチルメタクリレートコポリマーなどの共重合体を意味し、好ましくはアミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE100又はオイドラギットE PO)を意味する。
本明細書中で用いられる「界面活性剤」とは、錠剤や顆粒剤等の製剤を溶解する際に通常用いられる界面活性剤を意味し、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)やポリソルベート80などが挙げられる。
本明細書中で用いられる「アルキルアミン誘導体」とは、錠剤や顆粒剤、散剤等の製剤を溶解する際に通常用いられるアルキルアミンを意味し、ジエチルアミン、トリエチルアミン等が挙げられ、好ましくはジエチルアミンである。
本明細書中で用いられる「トリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6」における、トリフルオロ酢酸−dの含有量は、試料中のアミン成分を全て重水素イオン化するのに十分な量であれば、特に限定はない。好ましくは、1v/v%から8v/v%、更に好ましくは2v/v%から4v/v%の含有量のものを用いることができる。
本発明の方法は、以下の工程からなる。
(工程1)定量する製剤を、アルキルアミン誘導体が含有する抽出溶媒に溶解する工程
(工程2)工程1で得られた溶液を乾燥する工程
(工程3)工程2で得られた固体を、内部標準物質を含有するトリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6に溶解する工程
(工程4)工程3で得られた試料溶液の1H−NMRを測定する工程
工程1は、測定すべき製剤を溶解させ、抽出溶媒(水、エタノール、又はそれらの混合液)に不溶な成分を除去する前処理工程である。すなわち、アルキルアミン誘導体を添加した抽出溶媒を測定対象に添加し、攪拌して抽出する。本前処理においては、可溶性成分を十分に溶解させるため、アルキルアミン誘導体含有の抽出溶媒を用いる。本工程において、アルキルアミン誘導体は、ジエチルアミンまたはトリエチルアミンが好ましい。抽出溶媒中の濃度は0.01v/v%から1v/v%、更に好ましくは0.05v/v%から0.5v/v%である。
また、難溶性成分などの場合、界面活性剤を加えてもよい。本工程において界面活性剤を用いる場合には、界面活性剤はポリソルベート80またはドデシル硫酸ナトリウムを用いることが好ましい。抽出溶媒中の濃度は0%から3w/v%、更に好ましくは0%から1.5w/v%である。
工程2は、工程1で得られた溶液を乾燥する工程である。加熱することなく減圧下で乾燥するのが好ましく、また試料の分解を抑制する観点から、凍結乾燥または30℃以下で遠心エバポレーターを用いて乾燥する方法がより好ましい。更に好ましくは、25℃以下で遠心エバポレーターを用いて乾燥する方法である。
工程3は、工程2で得られた固体を、トリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6に溶解する工程である。これらの重水素化試薬は、通常の1H−NMR用のものでよい。1H−NMRを測定するに当たり、試料溶液は0.3から0.7mL用いる。したがって、アセトン−d6も0.7から0.8mL程度使用する。
本工程においては、固体試料を十分に溶解させるという観点から、トリフルオロ酢酸−dをあらかじめアセトン−d6に溶解して用いることが好ましい。
また、重水素化溶媒には予め内部標準物質を添加しておく。内部標準物質としては1〜8ppm以外の範囲に特徴的なシグナルを有する物質が使用できる。好ましくは1,4−ビス−トリメチルシリルベンゼン−d4(1,4−BTMSB−d4)、2,2−ジメチル−2−シラペンタン−5−スルホン酸ナトリウム−d6(DSS−d6)、2,6−ジクロロベンズアルデヒドなどが挙げられ、さらに好ましくは、2,6−ジクロロベンズアルデヒドである。
工程4は、工程3で得られた試料溶液を用いて、1H−NMRを測定する工程である。測定は、通常の1H−NMR測定装置を用いて行えば良い。本発明の方法で1H−NMRを測定すると、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体のジメチルアミノ基は、3.1ppm付近に、他のピークと分離して観察される。そのピークの積分値と、内部標準物質の積分値(2,6−ジクロロベンズアルデヒドの場合は、10.45ppm付近のアルデヒド由来ピークを用いる)の比(以下、積分比という)を用いることにより、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量が可能となる。また、薬物の場合は、他の成分由来のピークと分離する薬物由来ピークを同定し、そのピークの積分値を用いて、同様の操作を行い定量する。
なお、定量に際しては、あらかじめ、質量の分かっているジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体や薬物を用いて検量線を作製しておく必要がある。その質量と上述の積分比から検量線を作成しておく。その検量線から、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体質量および薬物の、測定試料中の質量を導く。また、定量の正確性の観点から、検量線作製に際しても、工程1から工程3に示した前処理を行って試料溶液を作製後、検量線作製のための測定を行うのが好ましい。薬物に関しては、その分子量から、物質量に換算することも容易である。
製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を定量する方法として、製剤を溶解させた後にゲルろ過カラムクロマトグラフィーを用いて高分子量成分を定量する方法が知られているが、ゲルろ過カラムクロマトグラフィーを用いる方法は、一定範囲の分子量を有する高分子を定量するのみである。そのため、他に高分子成分を含有する製剤においては正確な定量値が得られない虞があり、また共重合体が分解等起こして低分子化してしまうと、同様に正確な定量値は得られない虞がある。また、窒素含有率から定量する方法が知られているが、窒素含有率から定量する方法では、測定方法が煩雑であり、また原薬その他成分に窒素が含有していると正確に定量ができない虞がある。
本発明の方法は、試料の調製も簡便であり、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の分子量に左右されず、また配合する薬物の定量も正確に行うことができる。それらを同時に定量することも可能である。さらに、試料の調製の際、アルキルアミン誘導体や界面活性剤を用いて製剤を溶解させるが、それらの前処理で用いる試薬にも影響されず、定量することができる。
以下、本発明について実施例を示して説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[参考例1]溶媒及び酸の検討
各種重水素化溶媒と二種の重水素化酸(重塩酸、トリフルオロ酢酸−d)を用いて、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体が均一に溶解するのか、及びジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体のジメチルアミノ基が他のピークと分離して観測されるかを確認した。
(重クロロホルム)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg)を重クロロホルム750μLに溶解してアミノアルキルメタクリレートコポリマーE重クロロホルム溶液とし、1H−NMRを測定した。また、ポリソルベート80(5
mg)を重クロロホルム(750μL)に溶解してポリソルベート80重クロロホルム溶液とし、1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象シグナル(2.28ppm)と、ポリソルベート80のシグナル(2.32ppm)が重なり、定量不可能であった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重クロロホルム溶液に重塩酸(7μL)を添加したところ、白濁し、透明のゲル状物質が内壁に付着した。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重クロロホルム溶液にトリフルオロ酢酸−d(7μL)を添加したところ、白濁し、透明のゲル状物質が内壁に付着した。
(重メタノール)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg)を重メタノール(750μL)に溶解してアミノアルキルメタクリレートコポリマーE重メタノール溶液とし、1H−NMRを測定した。また、ポリソルベート80
(5 mg)を重メタノール(750μL)に溶解してポリソルベート80重メタノール溶液とし、1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象シグナル(2.34ppm)と、ポリソルベート80のシグナル(2.33ppm)が重なり、定量不可能であった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重メタノール溶液(750μL)に重塩酸(7μL)を添加して1H−NMRを測定した。また、ポリソルベート80重メタノール溶液(750μL)に重塩酸(7μL)を添加して1H−NMRを測定し、ジエチルアミンの重メタノール溶液(750μL)に重塩酸(7μL)を添加して1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象シグナル(3.04ppm)と、ジエチルアミンのシグナル(3.03ppm)が重なり、定量不可能であった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重メタノール溶液(350μL)とポリソルベート80重メタノール溶液(350μL)を混和し、トリフルオロ酢酸−d(7μL)及びジエチルアミン(7μL)を添加して1H-NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象シグナル(2.84ppm)と、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEのシグナル(2.92ppm)が接近し、定量不可能であった。
(重水)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg)に重水(750μL) を加えたところ、溶解しなかったため測定不可能であった。この液に重塩酸(7μL)を添加したところ溶解した。しかし、さらにジエチルアミン(7μL)を添加して1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象ピーク(2.88ppm)とジエチルアミンのピーク(2.93ppm)が重なり、定量不可能であった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、5 mg) に重水350μLとトリフルオロ酢酸−d(7μL)を加えてアミノアルキルメタクリレートコポリマーE重水溶液とした。また、ポリソルベート80
(5 mg)に重水350μLとトリフルオロ酢酸−d(7μL)を加えてポリソルベート80重水溶液とした。アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重水溶液(350μL)とポリソルベート80重水溶液(350μL)を混和し、ジエチルアミン(7μL)を添加して1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象シグナル(2.83ppm)と、ジエチルアミンのシグナル(2.89ppm)が重なり、定量不可能であった。
(ジメチルスルホキシド−d6)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドライギットE
PO、デグサ製、 5mg) にジメチルスルホキシド−d6 (750μL) を加えたところ、溶解しなかった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg) にジメチルスルホキシド(750μL)を加え、さらに塩酸(7μL)を添加したところ、溶解しなかった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg) にジメチルスルホキシド(750μL)を加え、さらにトリフルオロ酢酸(7μL)を添加したところ、溶解しなかった。
(重トルエン)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg)を重トルエン(750μL) に溶解し、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重トルエン溶液とし、1H−NMRを測定した。また、ポリソルベート80
(5 mg)を重トルエン750μL に溶解し、ポリソルベート80重トルエン溶液とし、1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象シグナル(2.14ppm)と、ポリソルベート80のシグナル(2.14ppm)が重なり、定量不可能であった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg) にトルエン(750μL)を加え、さらに塩酸(7μL)を添加したところ、溶解しなかった。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg) にトルエン(750μL)を加え、さらにトリフルオロ酢酸(7μL)を添加したところ、溶解しなかった。
(重アセトニトリル)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg)を重アセトニトリル(350μL)に溶解し、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重アセトニトリル溶液とした。また、ポリソルベート80
(5 mg)を重アセトニトリル(350μL)に溶解し、ポリソルベート80重アセトニトリル溶液とした。アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重アセトニトリル溶液(350μL)とポリソルベート80重アセトニトリル溶液(350μL)を混和し、さらにジエチルアミン(7μL)を添加し、1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象ピーク(2.62ppm)とジエチルアミンのピーク(2.55ppm)が接近し、定量不可能であった。
また、この液にさらに重塩酸を添加したところ、白濁し、透明のゲル状物質が内壁に付着した。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重アセトニトリル溶液(350μL)と、ポリソルベート80重アセトニトリル溶液(350μL)を混和し、トリフルオロ酢酸−d(7μL)及びジエチルアミン(7μL)を添加し、1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象ピーク(2.89ppm)とジエチルアミンのピーク(2.98ppm)が接近し、定量不可能であった。
(重アセトン)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 5mg)を重アセトン(350μL)に溶解し、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重アセトン溶液とした。また、ポリソルベート80 (5mg)を重アセトン(350μL)に溶解し、ポリソルベート80重アセトン溶液とした。アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重アセトン溶液(350μL)とポリソルベート80重アセトン溶液(350μL)を混和し、さらにジエチルアミン(7μL)を添加し、1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象ピーク(2.27ppm)とポリソルベート80のピーク(2.31ppm)が重なり、定量不可能であった。
また、この液にさらに重塩酸(7μL)を添加したところ、白濁し、透明のゲル状物質が内壁に付着した。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE重アセトン溶液(350μL)と、ポリソルベート80重アセトン溶液(350μL)を混和し、トリフルオロ酢酸−d(7μL)及びジエチルアミン(7μL)を添加し、1H−NMRを測定したところ、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量対象ピーク(3.11ppm)と重なるピークは皆無であり、定量可能であると判断した。
Figure 0005372696
[参考例2]検量線の作成
アセトン−d6とトリフルオロ酢酸−dを用いて、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE及び測定対象の薬物(ケトプロフェンおよびインドメタシン)の検量線を作製した。
2,6−ジクロロベンズアルデヒドを採取し、アセトン−d6 に溶解し、トリフルオロ酢酸−dを加えて混和し、更にアセトン−d6を加えて正確に体積を一定値とした液を内部標準物質添加アセトン−
d 6溶液とした。また、測定時においては、内部標準物質(2、6−ジクロロベンズアルデヒド)のアルデヒドのプロトンを「1」とし、これを基準とした際の測定対象のピークとの積分比を「積分比の実測値」とした。
ところで、検量線を作成した際の内部標準物質採取量と、試料の測定日が異なる場合、試料から得られた積分比を補正しなくてはならない。検量線作成が2回以上にわたる場合、内部標準物質の採取量の違いを考慮して、補正する必要がある。補正後の積分比(補正積分比)は、第1回目の内部標準物質採取量を「基準内部標準物質採取量」、それ以後の内部標準物質採取量を「内部標準物質採取量」とし、式1から算出される。
(式1)
補正積分比=積分比の実測値×内部標準物質採取量(mg)÷基準内部標準物質採取量(mg)
(アミノアルキルメタクリレートコポリマーE)
ポリソルベート80
(1.35 g) にエタノール(99.5)を加えて正確に1000
mL とした液に、ジエチルアミン (1 mL) を添加し、抽出溶媒とした。
また、2,6−ジクロロベンズアルデヒド(50.19 mg)を採取し、アセトン−d6 (4 mL)を加えて溶かし、トリフルオロ酢酸−d(50
μL)を加えて混和し、更にアセトン−d6を加えて正確に5 mLとした液を内部標準物質添加アセトン−d6溶液とした。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE
PO、デグサ製、 67.14 mg、225.13 mg又は270.37 mg)に、それぞれ抽出溶媒80 mL を加え、室温にて30分間攪拌後、超音波で3分間放置し、さらに室温にて10分間攪拌した。この液に更に抽出溶媒を加えて正確に100
mL とした後、遠心分離(毎分3000回転、3分)し、得られた上澄みをメンブランフィルター(口径0.45 μm、水系/非水系、25P、ジーエルサイエンス製)でろ過し、ろ液を正確に2
mL 採取して遠心エバポレーター(20℃、2時間)にて減圧下溶媒留去した。得られた残渣に内部標準物質添加アセトン−d6溶液を750 μL加えて溶解し、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE標準液1から3を作製した(含量の少ないものから1とする))。
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE標準液1から3の1H−NMRを測定し、内部標準物質(2,6−ジクロロベンズアルデヒド)由来の10.45ppm付近のピークの積分値に対する、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE由来の3.1ppm付近のピークの積分値の比を、「積分比の実測値」とした。なお、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE標準液1及び3については、内部標準物質採取量が50.08mgの際の内部標準物質添加アセトン− d 6溶液を用いているため、式1にしたがって補正した値を検量線作製に用いた。
測定の結果、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE標準液1から3の積分比は、それぞれ0.63、2.16、2.58となった。x軸を各標準液中のアミノアルキルメタクリレートコポリマーEの質量(採取量÷50)、y軸を積分比として、これらの数値を用いて、回帰分析の手法により、原点を通る直線を作成した。その結果、相関係数1.00、傾き0.478、
の直線が得られた(図1)。
(ケトプロフェン)
ポリソルベート80
(1.35 g) にエタノール(99.5)を加えて正確に1000
mL とした液に、ジエチルアミン (1 mL) を添加し、抽出溶媒とした。
また、2,6−ジクロロベンズアルデヒド(50.19 mg)を採取し、アセトン−d6 (4 mL)を加えて溶かし、トリフルオロ酢酸−d(50
μL)を加えて混和し、更にアセトン−d6を加えて正確に5 mLとした液を内部標準物質添加アセトン− d 6溶液とした。
ケトプロフェン
(60.10 mg、74.75 mg又は90.00 mg)に抽出溶媒80 mL を加え、室温にて30分間攪拌後、超音波で3分間放置し、さらに室温にて10分間攪拌した。この液に更に抽出溶媒を加えて正確に100
mL とした後、遠心分離(毎分3000回転、3分)し、得られた上澄みをメンブランフィルター(口径0.45 μm、水系/非水系、25P、ジーエルサイエンス製)でろ過し、ろ液を正確に2
mL 採取して遠心エバポレーター(20℃、2時間)にて減圧下溶媒留去した。得られた残渣に内部標準物質添加アセトン−d6溶液を750 μL加えて溶解し、ケトプロフェン標準液1から3(含量の少ないものから1とする)とした。
ケトプロフェン標準液1から3の1H−NMRを測定し、内部標準物質(2,6−ジクロロベンズアルデヒド)由来の10.45ppm付近のピークの積分値に対する、ケトプロフェン由来の7.78ppmから7.81ppm付近に現れるマルチプレットの積分値の比を、「積分比の実測値」とした。また、ケトプロフェン標準液1及び3については、内部標準物質採取量が50.08mgの際の内部標準物質添加アセトン−
d 6溶液を用いているため、式1にしたがって補正した値を検量線作製に用いた。
測定の結果、ケトプロフェン標準液1から3の積分比は、それぞれ0.34、0.42、0.52となった。x軸を各標準液中のケトプロフェンの物質量(採取量÷50÷分子量×1000、単位=10−3mmol)、y軸を積分比として、これらの数値を用いて、回帰分析の手法により、原点を通る直線を作成した。その結果、相関係数1.00、傾き0.0725
の直線が得られた(図2)。
(インドメタシン)
ポリソルベート80
(1.35 g) にエタノール(99.5)を加えて正確に1000 mL とした液に、ジエチルアミン (1 mL) を添加し、抽出溶媒とした。
また、2,6−ジクロロベンズアルデヒド(50.05 mg)を採取し、アセトン−d6 (4 mL)を加えて溶かし、トリフルオロ酢酸−d(50
μL)を加えて混和し、更にアセトン−d6を加えて正確に(5 mL)とした液を内部標準物質添加アセトン− d 6溶液とした。
インドメタシン
(60.25 mg、75.30 mg又は90.09 mg)に抽出溶媒80 mL を加え、室温にて30分間攪拌後、超音波で3分間放置し、更に室温にて10分間攪拌した。この液に抽出溶媒を加えて正確に100
mL とした後、遠心分離(毎分3000回転、3分)し、得られた上澄みをメンブランフィルター(口径0.45 μm、水系/非水系、25P、ジーエルサイエンス製)でろ過し、ろ液を正確に2
mL 採取して遠心エバポレーター(20℃、2時間)にて溶媒留去した。得られた残渣に内部標準物質添加アセトン−d6溶液を750 μL加えて溶解し、インドメタシン標準液1から3(含量の少ないものから1とする)とした。
インドメタシン標準液1から3の1H−NMRを測定し、内部標準物質(2,6−ジクロロベンズアルデヒド)由来の10.45ppm付近のピークの積分値に対する、インドメタシン由来の7.1ppm付近のピークの積分値の比を、「積分比の実測値」とした。また、インドメタシン標準液1及び3については、内部標準物質採取量が50.08mgの際の内部標準物質添加アセトンd−6溶液を用いているため、式1にしたがって補正した値を検量線作製に用いた。
測定の結果、インドメタシン標準液1から3の積分比は、それぞれ0.09、0.11、0.13となった。x軸を各標準液中のインドメタシンの物質量(採取量÷50÷分子量×1000、単位=10−3mmol)、y軸を積分比として、これらの数値を用いて、回帰分析の手法により、原点を通る直線を作成した。その結果、相関係数1.00、傾き0.0261の直線が得られた(図3)。
[参考例3]製剤の作製
表2の処方に準じて各成分を秤量し、メノウで粉砕混合して散剤とした。作製した散剤について1H−NMRにて定量した。
Figure 0005372696
(定量値の計算方法)
1.補正積分比の算出
試料の1H−NMRを測定し、内部標準物質(2,6−ジクロロベンズアルデヒド)由来の10.45ppm付近のピークの積分値に対する、測定対象由来のピークの積分値の比を、「積分比の実測値」とした。
試料測定と検量線作成では、異なる内部標準物質添加アセトンd−6溶液を用いる場合が多い。そのような場合には、それぞれの内部標準物質採取量から換算して、積分比を補正する必要がある。検量線作成時(複数回にわたる場合は、その初回時)の内部標準物質採取量を「基準内部標準物質採取量」、試料測定の際の内部標準物質採取量を「内部標準物質採取量」とした場合、補正した積分比は上述の式1から算出される。
式1により得られた補正積分比を用い、以下の計算手法により定量値を得た。
2.測定対象の定量
(アミノアルキルメタクリレートコポリマーE)
下記式2にしたがって計算した。
(式2)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量値(mg)=補正積分比÷傾き×換算係数
ここで、傾きは検量線(参考例2)から求められる。また、換算係数は、定量に用いた溶液量に対する抽出工程で作製した全溶液量の比率であり、1H−NMRの積分値から全量に換算するために用いる。例えば、全量100mLのうち2mLを用いて定量を行った場合には、換算係数は50である。
(各薬物成分)
下記式3にしたがって計算した。
(式3)
定量値(mg)=補正積分比÷傾き÷1000×分子量×換算係数
ここで、傾きは検量線(参考例2)から求められるものであり、換算係数は式2と同様である。なお、参考例2において、薬物成分の検量線は、横軸を物質量(10−3mmol)で作製したため、mgでの定量値に換算するため、1000で除し、分子量を乗じている。
処方1(ケトプロフェン散剤)における定量
ポリソルベート80
(1.35 g) にエタノール(99.5)を加えて正確に1000 mL とした液に、ジエチルアミン 1 mL を添加し、抽出溶媒とした。
また、2,6−ジクロロベンズアルデヒド(50.05mg)を採取し、アセトン−d6 (4 mL)を加えて溶かし、トリフルオロ酢酸−d(50
μL)を加えて混和し、さらにアセトン−d6を加えて正確に5 mLとした液を内部標準物質添加アセトン−d6溶液とした。
処方1の散剤の全量に抽出溶媒80
mL を加え、室温にて30分間攪拌後、超音波で3分間放置し、さらに室温にて10分間攪拌した。この液に抽出溶媒を加えて正確に100 mL とした後、遠心分離(毎分3000回転、3分)し、得られた上澄みをメンブランフィルター(口径0.45
μm、水系/非水系、25P、ジーエルサイエンス製)でろ過し、ろ液を正確に2
mL 採取して遠心エバポレーター(20℃、2時間)にて減圧下溶媒留去した。得られた残渣に内部標準物質添加アセトン−d6溶液を750 μL加えて溶解し、1H−NMRにて定量を行った。積分値の実測値は、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE由来の3.1ppm付近のピークが2.16、ケトプロフェン由来の7.78ppmから7.81ppm付近に現れるマルチプレットが0.43であった。式2及び式3に従って定量値を算出した結果、ケトプロフェンの定量値は75.41mg、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量値は224.90mgであった。
なお、本実施例においては、以下の数値を用いた。
換算係数=50、傾き=0.478(アミノアルキルメタクリレートコポリマーE)および0.0725(ケトプロフェン)、
基準内部標準物質採取量=50.19 mg、ケトプロフェン分子量=254.30
処方2(インドメタシン散剤)における定量
実施例1と同様の方法で処方2について1H−NMRを測定した。積分値の実測値は、ジアミノアルキルメタクリレートコポリマーE由来の3.1ppm付近のピークが1.08、インドメタシン由来の7.1ppm付近のピークが0.11であった。式2及び式3に従って定量値を算出した結果、インドメタシンの定量値は75.40mg、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEの定量値は112.97mgであった。何れも散剤作成時に秤量した値に対してほぼ100%の定量値が得られた。なお、本実施例においては、以下の数値を用いた。
換算係数=50、傾き=0.478(ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体)および0.0261(インドメタシン)、
基準内部標準物質採取量=50.19 mg、インドメタシン分子量=357.80
Figure 0005372696
以上のように、本発明の方法で定量を行った場合、製剤作成時に秤量した各成分の値に対して、ほぼ100%の定量値が得られた。このことは、製剤中でのアミノアルキルメタクリレートコポリマーEと主薬の2成分同時定量が可能であることを示している(表3)。
トリフルオロ酢酸−dとアセトン−d6を用いた場合には、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体のジメチルアミノ基のピークが、他のピークから明確に分離し、定量が可能となった。酸として重塩酸(DCl)を用いた場合や、他の重水素化溶媒を用いた場合には、試料が溶解されなかったり、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体のジメチルアミノ基のピークが、他のピーク(特にジエチルアミン等由来のもの)と分離せず、正確な定量はできなかった。
アセトン−d6溶媒中の、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットE PO、デグサ製)の1H−NMR(ポリソルベート80含む) アセトン−d6とトリフルオロ酢酸−dを用いた場合の、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(商品名:オイドラギットEPO、デグサ製)の1H−NMR(ポリソルベート80含む) アミノアルキルメタクリレートコポリマーE標準液を用いて作製した検量線 ケトプロフェン標準液を用いて作製した検量線 イブプロフェン標準液を用いて作製した検量線 実施例1における1H−NMR 実施例2における1H−NMR
本発明は、製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体を簡便に定量することができ、医薬製剤分析において有用な技術である。したがって、産業上利用可能である。

Claims (7)

  1. トリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6溶媒を用いて1H−NMRを測定することによる、アルキルアミン誘導体の存在下での、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量方法。
  2. 1H−NMRを用いた、製剤中のジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体の定量方法であって、
    (工程1)定量する製剤を、アルキルアミン誘導体含有の抽出溶媒で抽出する工程
    (工程2)工程1で得られた試料溶液を乾燥する工程
    (工程3)工程2で得られた固体を、トリフルオロ酢酸−dを含有するアセトン−d6に溶解する工程
    (工程4)工程3で得られた試料溶液の1H−NMRを測定する工程
    を含む方法。
  3. アルキルアミン誘導体が、ジエチルアミン又はトリエチルアミンである、請求項2に記載の方法。
  4. アルキルアミン誘導体含有の抽出溶媒に、更に界面活性剤が含まれている、請求項2又は請求項3に記載の方法。
  5. 界面活性剤が、ポリソルベート80またはドデシル硫酸ナトリウムである、請求項4に記載の方法。
  6. 薬物含有の製剤を用い、ジメチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体と薬物を同時に定量する、請求項1から5の何れか1項に記載の方法。
  7. ジエチルアミノエチルメタクリレート含有共重合体が、アミノアルキルメタクリレートコポリマーEである、請求項1から6の何れか1項に記載の方法。

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