JP5372654B2 - 透湿防水性布帛 - Google Patents
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(1)ポリアミド繊維から構成される布帛の片面に、接着剤を介して、ポリアミド系エラストマーフィルムが積層されている透湿防水性布帛であって、前記ポリアミド繊維から構成される布帛が酸性染料で染色されており、前記ポリアミド系エラストマーフィルムが、ハードセグメントとソフトセグメントとを具備するポリエーテルブロックアミド共重合体から構成され、ハードセグメントとしてナイロン6、ナイロン11、ナイロン12を単独で又は混合して用いてなり、ソフトセグメントとしてポリアルキレングリコールを用いてなることを特徴とする透湿防水性布帛。
(2)前記接着剤がポリアミド系接着剤であることを特徴とする前記(1)記載の透湿防水性布帛。
(3)前記ポリアミド繊維から構成される布帛が撥水加工されていることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の透湿防水性布帛。
(4)前記ポリアミド系エラストマーフィルムと裏地とが接着剤を介して積層されていることを特徴とする前記(1)〜(3)いずれかに記載の透湿防水性布帛。
1.剥離強度
JIS L−1089法に準じて、布帛と接着剤間又は接着剤と裏地間の経方向の剥離強度を測定した。
2.外観変化
恒温恒湿器を用いて、60×90%RHの環境下において、各試料を他の試料と触れないようフリー状態で吊り下げ、1週間後の外観変化を観察した。
経糸、緯糸の双方に、ナイロン6マルチフィラメント78dtex68fを用いて、経糸密度110本/2.54cm、緯糸密度90本/2.54cmの平組織織物を製織した。
フッ素系撥水剤エマルジョン(旭硝子株式会社製「アサヒガードAG−E061(商品名)」、固形分20質量%) 50質量部
イソプロピルアルコール 10質量部
水 940質量部
ハードセグメントとしてナイロン12を含有し、ソフトセグメントとしてポリエチレングルコールを含有するポリエーテルブロックアミド共重合体(アルケマ株式会社製、「PevaxMV3000(商品名)」)を用意し、これを、温度250℃でTダイより溶融押出した後、冷却しながら縦方向に延伸することで、厚み9〜10μmのエラストマーフィルムを得た。このフィルムの目付けは、9.7g/m2であった。
ポリウレタン樹脂溶液(セイコー化成株式会社製「ラックスキンUD-108(商品名)」) 100質量部
イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製「コロネートHL(商品名)」) 5質量部
メチルエチルケトン 15質量部
トルエン 15質量部
処方1に代えて下記処方3の水分散液を用いること、及びキュアリングを省略すること以外は、参考例1と同一の方法で撥水加工布帛を得た。この布帛の目付けは、71.1g/m2であった。
フッ素系撥水剤エマルジョン(旭硝子株式会社製「アサヒガードAG−E061(商品名)」、固形分20質量%) 50質量部
イソシアネート系架橋剤(明成化学工業株式会社製「メイカネートWEB(商品名)」) 10質量部
イソプロピルアルコール 10質量部
水 930質量部
経糸、緯糸の双方に、ナイロン11マルチフィラメント78dtex34fを用いて、経糸密度110本/2.54cm、緯糸密度90本/2.54cmの平組織織物を製織し、その後、酸性染料として住友化学株式会社製「SuminolMilling Red RS(125%)(商品名)」を1%omf使用すること、織物を130℃で30分間染色すること、及び160℃で1分間ファイナルセットすること以外は、参考例1と同一の方法で布帛を得た。得られた布帛の目付けは、64.4g/m2であった。
フッ素系撥水剤エマルジョン(旭硝子株式会社製「アサヒガードAG−E061(商品名)」、固形分20質量%) 60質量部
イソプロピルアルコール 10質量部
水 930質量部
処方4に代えて下記処方5の水分散液を用いること、及びキュアリングを省略すること以外は、実施例4と同一の方法で撥水加工布帛を得た。この布帛の目付けは、71.1g/m2であった。
フッ素系撥水剤エマルジョン(旭硝子株式会社製「アサヒガードAG−E061(商品名)」、固形分20質量%) 60質量部
エポキシ系架橋剤(ナガセケムテックス株式会社製「デナコールEX851(商品名)」) 15質量部
イソプロピルアルコール 10質量部
水 915質量部
ナイロン6マルチフィラメント22dtex7fを用いて、28ゲージのトリコット地を編成し、参考例1の場合と同様に精練し、目付け27.7g/m2の裏地用布帛を得た。
経糸、緯糸の双方に、ポリエステルマルチフィラメント83dtex72fを用いて、経糸密度110本/2.54cm、緯糸密度90本/2.54cmの平組織織物を製織した。
実施例4で使用した撥水加工布帛の表面に、コンマコータを用いて、下記処方6の微多孔膜形成用樹脂溶液(固形分23%、粘度15000mPa・s(25℃))を全面状に100g/m2塗布した。このとき、樹脂の厚みは約50μmであった。
ポリウレタン樹脂溶液(セイコー化成株式会社製「ラックスキンUJ8517(商品名)」、固形分27質量%) 100質量部
シリカ含有ポリウレタン樹脂溶液(セイコー化成株式会社製「ラックスキンUJ8518M(商品名)」、固形分21%) 25質量部
イソシアネート系架橋剤(大日精化工業株式会社製「レザミンX(商品名)」) 2質量部
N,N−ジメチルホルムアミド 25質量部
Claims (4)
- ポリアミド繊維から構成される布帛の片面に、接着剤を介して、ポリアミド系エラストマーフィルムが積層されている透湿防水性布帛であって、前記ポリアミド繊維から構成される布帛が酸性染料で染色されており、前記ポリアミド系エラストマーフィルムが、ハードセグメントとソフトセグメントとを具備するポリエーテルブロックアミド共重合体から構成され、ハードセグメントとしてナイロン6、ナイロン11、ナイロン12を単独で又は混合して用いてなり、ソフトセグメントとしてポリアルキレングリコールを用いてなることを特徴とする透湿防水性布帛。
- 前記接着剤がポリアミド系接着剤であることを特徴とする請求項1記載の透湿防水性布帛。
- 前記ポリアミド繊維から構成される布帛が撥水加工されていることを特徴とする請求項1又は2記載の透湿防水性布帛。
- 前記ポリアミド系エラストマーフィルムと裏地とが接着剤を介して積層されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の透湿防水性布帛。
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