JP5367499B2 - シーン検索装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、映像に含まれるシーンに対応した他の映像のシーンを検索して提示するシーン検索装置及びプログラムに関する。
スポーツニュースなどでは、試合のダイジェスト映像を放送することが一般的である。このダイジェスト映像に含まれる試合の各ハイライトシーンは極めて短時間であるため、ハイライトシーンの前後のシーンまでを含めて試合映像を詳しく視聴したいという視聴者の要望があった。このような場合、視聴者は、個人的に録画しておいた該当試合の放送番組における該当シーンを、早送りなどの操作を繰り返し行いながら探したり、該当試合に出場したチームのウェブサイト等においてストリーミング配信されている試合動画の中から該当シーンの映像を探したりしていた。
一方、特許文献1には、映像のフレーム画像から特徴量を抽出し、別のフレーム画像の特徴量との比較照合を行なうことによって類似シーンを検索する技術が開示されている。
特開2003−224791号公報
ダイジェスト映像が本編の試合映像を利用して編集されている場合、特許文献1の技術を用いることにより、本編の試合映像からダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンと同じ映像を検索することができるため、視聴者はハイライトシーンの前後のシーンを探すために自身で上述した煩雑な作業を行う必要がなくなると考えられる。しかし実際には、スポーツニュースのダイジェスト映像は、必ずしも本編の試合映像に含まれる映像を使用したものではなく、制作会社が本編の試合映像とは別に収録した映像から選ばれて使用されていることも多い。このような場合、類似シーンを正しく検索できないため、ダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した本編の試合映像中のシーンを高精度に得られない可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、スポーツのダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した試合本編映像のシーンを検索し、ユーザに提示することができるシーン検索装置及びプログラムを提供することにある。
[1] 本発明の一態様は、試合映像に関する文を含む言語情報データを受信する言語情報受信部と、前記試合映像に関するキーワード候補のリストを示すキーワード候補データを試合データ蓄積装置から読み出すキーワード候補データ取得部と、前記言語情報受信部が受信した前記言語情報データに含まれる前記文から、前記キーワード候補データ取得部が取得した前記キーワード候補データに含まれるキーワードと、当該キーワードに対応するシーン特定情報とを検出し、検出された前記シーン特定情報及び前記キーワードをシーン検索条件として、前記試合映像中のシーンを特定するシーン特定情報と前記シーンにおけるキーワードと試合映像における前記シーンに対応する時刻情報とを関連付けた前記試合経過データの検索を前記試合データ蓄積装置に要求するシーン検索要求部と、前記シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データの時刻情報が示すシーンを含む前記試合映像における開始点及び終了点を決定する部分映像特定部と、前記部分映像特定部が決定した前記試合映像における前記開始点及び前記終了点を出力するシーン通知部と、を備えることを特徴とするシーン検索装置である。
この発明によれば、シーン検索装置は、試合のダイジェスト映像に関する言語情報データを受信し、受信した言語情報データに含まれるシーン特定情報及びキーワードの情報を検索条件とした試合経過データの検索を要求する。そして、この検索の要求により、ダイジェスト映像のハイライトシーンに対応した試合経過データの検索結果が得られると、検出された試合経過データにより示される本編の試合映像の対応箇所を含んだシーンの開始点及び終了点をコンテンツ視聴装置に通知する。
これにより、ユーザが保有するコンテンツ視聴装置は、試合映像蓄積装置に蓄積されている本編の試合映像データから、シーン検索装置より通知された開始点及び終了点で示される部分の試合映像データを読み出して表示することができ、ユーザに、スポーツの試合のダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した本編の試合映像を提供することが可能になる。従って、ユーザがスポーツニュースなどで試合のダイジェスト映像を視聴している際、そのダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに興味を持った場合に、事前に録画された本編の試合映像を自身で検索するような煩雑な作業をすることなく、本編の試合映像中の所望のシーンを視聴することが可能となる。
[2] 本発明の一態様は、上述するシーン検索装置であって、前記シーン検索要求部は、シーン特定情報及びキーワードが検出された文については、検出された前記シーン特定情報及び前記キーワードをシーン検索条件とし、キーワードのみが検出された文については、前記文より前の文において最も近くに検出されたシーン特定情報、及び、前記キーワードをシーン検索条件とする、ことを特徴とする。
この発明によれば、シーン検索装置は、1文中にシーン特定情報とキーワードとが明確に対応づけて示されていない場合でも、シーン検索条件となるシーン特定情報とキーワードの組み合わせを得ることができる。
これにより、言語情報データとしてダイジェスト映像のアナウンスコメントや、字幕等を使用することが可能となる。
[3] 本発明の一態様は、上述するシーン検索装置であって、前記試合経過データは、前記シーンにおける試合状況の情報を含んでおり、前記シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データに含まれる前記試合状況の情報を関連シーン検索条件として、前記関連シーン検索条件が含まれる前記試合経過データの検索を前記試合データ蓄積装置に要求する関連シーン検索要求部をさらに備え、前記部分映像特定部は、前記関連シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データの時刻情報が示すシーンを含む前記試合映像における開始点及び終了点を決定する、ことを特徴とする。
この発明によれば、シーン検索装置は、ダイジェスト映像のハイライトシーンに対応した試合経過データから得られる試合状況に基づいて、ハイライトシーンに関連する他のシーンの試合経過データをさらに検索し、検索の結果得られた試合経過データにより示される本編の試合映像データの対応箇所を含んだシーンの開始点及び終了点をコンテンツ視聴装置に通知する。
これにより、コンテンツ視聴装置は、ダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに関連したシーンの試合映像データを読み出して表示することができる。従って、ユーザは、煩雑な作業をすることなく、スポーツの試合のダイジェスト映像を視聴している際、そのダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに関連した本編の試合映像中のシーンを視聴することが可能になる。
[4] 本発明の一態様は、上述するシーン検索装置であって、前記言語情報受信部は、コンテンツ視聴装置に出力されているダイジェスト映像に対応した前記言語情報データを受信する、ことを特徴とする。
この発明によれば、シーン検索装置は、ユーザがコンテンツ視聴装置によって視聴しているダイジェスト映像に関する言語情報データを受信し、この言語情報データに含まれるシーン特定情報及びキーワードの情報を検索条件として試合経過データの検索を要求する。
これにより、ユーザが現在、コンテンツ視聴装置によって視聴しているダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した本編の試合映像を提供することが可能になる。
[5] 本発明の一態様は、上述するシーン検索装置であって、前記試合は野球の試合であり、前記シーン特定情報は、イニング情報であり、前記試合経過データに含まれる前記キーワードは打者の情報である、ことを特徴とする。
この発明によれば、シーン検索装置は、野球の試合のダイジェスト映像に含まれているハイライトシーンに対応したシーンを含んだ本編の試合映像データの開始点及び終了点をコンテンツ視聴装置に出力する。
これにより、ユーザは、煩雑な作業をすることなく、野球の試合のダイジェスト映像を視聴している際、そのダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに関連した本編の試合映像中のシーンを視聴することが可能になる。
なお、上述するシーン検索装置において、前記キーワード候補データは、投手の情報を含んでおり、前記シーン検索要求部は、前記言語情報受信部が受信した前記言語情報データに含まれる前記文から、イニング情報と、前記キーワード候補データ取得部が取得した前記キーワード候補データが示す投手以外の選手と、を検出して前記検索条件とするようにしてもよい。
このシーン検索装置によれば、受信した言語情報データの文に含まれている選手が投手である場合は、試合経過データの検索条件として用いないようにする。
これにより、投手名を打者名として試合経過データを検索することがないため、野球の試合のダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した試合映像内のシーンを精度よく提供することが可能になる。
なお、上述するシーン検索装置において、前記試合経過データそれぞれは、投手の各投球のシーンに対応するとともに、イニング情報と、打者の情報、及び、投球特定情報を含んでおり、前記シーン検索要求部は、前記シーン検索条件により特定される前記試合経過データのうち打者への最後の投球に対応する試合経過データの検索を要求するようにしてもよい。
このシーン検索装置によれば、試合経過データが1投球毎に生成されており、同一の打席について複数の試合経過データがある場合、打席の最後の投球のシーンに対応した試合経過データを検索結果として得ることができる。
これにより、ハイライトシーンとして選択されないシーンの試合経過データが検索結果として得られることがないため、野球の試合のダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した試合映像内のシーンを精度よく提供することが可能になる。
なお、上述するシーン検索装置において、前記部分映像特定部は、選手が検出された前記文に基づいて生成したシーン検索条件による検索の要求の結果検出された前記試合経過データが、前記文よりも前の文に基づいて生成したシーン検索条件による検索の要求の結果検出された前記試合経過データよりも前のシーンに対応している場合、前記前のシーンに対応している前記試合経過データを検索結果から除外するようにしてもよい。
このシーン検索装置によれば、言語情報データ内の1文ごとに順に生成したシーン検索条件により検索した結果得られた試合経過データが時間的に前後している場合、ハイライトシーンに対応した試合経過データから除外する。
これにより、言語情報データに走者の選手名が含まれている場合に、ハイライトシーンとして選ばれていないこの走者の打席のシーンに対応した試合経過データを、ハイライトシーンに対応した試合経過データとして扱うことがないため、野球の試合のダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した試合映像内のシーンを精度よく提供することが可能になる。
[6] 本発明の一態様は、シーン検索装置として用いられるコンピュータを、試合映像に関する文を含む言語情報データを受信する言語情報受信部、前記試合映像に関するキーワード候補のリストを示すキーワード候補データを試合データ蓄積装置から読み出すキーワード候補データ取得部、前記言語情報受信部が受信した前記言語情報データに含まれる前記文から、前記キーワード候補データ取得部が取得した前記キーワード候補データに含まれるキーワードと、当該キーワードに対応するシーン特定情報とを検出し、検出された前記シーン特定情報及び前記キーワードをシーン検索条件として、前記試合映像中のシーンを特定するシーン特定情報と前記シーンにおけるキーワードと試合映像における前記シーンに対応する時刻情報とを関連付けた前記試合経過データの検索を前記試合データ蓄積装置に要求するシーン検索要求部、前記シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データの時刻情報が示すシーンを含む前記試合映像における開始点及び終了点を決定する部分映像特定部、前記部分映像特定部が決定した前記試合映像における前記開始点及び前記終了点を出力するシーン通知部、として機能させることを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、シーン検索装置は、野球等のスポーツの試合のダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した試合映像内のシーンをユーザに提供することができる。従って、ユーザがスポーツニュースなどで試合のダイジェスト映像を視聴している際に、そのダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに興味を持った場合に、事前に録画しておいた本編の試合映像や、インターネット上で配信されている本編の試合映像を自身で検索するような煩雑な作業をすることなく、本編試合映像中の所望のシーンを視聴することが可能となる。
本発明の第1の実施形態による関連映像推薦システムの機能ブロック図である。 同実施形態によるコンテンツ配信装置から配信されるダイジェスト映像データの例を示す図である。 同実施形態による言語情報蓄積装置の言語情報記憶部に記憶される言語情報データの記述例を示す図である。 同実施形態による試合データ蓄積装置の試合データ記憶部に記憶される出場選手データの記述例を示す図である。 同実施形態による試合データ蓄積装置の試合データ記憶部に記憶されるスコアデータの例を示す図である。 同実施形態によるスコアデータの記述例を示す図である。 同実施形態による試合映像蓄積装置の試合映像記憶部に記憶される試合映像データの例を示す図である。 同実施形態による関連映像推薦システムの動作を示す図である。 同実施形態によるシーン検索条件の取得を説明するための図である。 同実施形態による最終投球制約を説明するための図である。 同実施形態による投手除外制約を説明するための図である。 同実施形態による打順制約を説明するための図である。 同実施形態によるシーン検索装置における検索アルゴリズムのフローチャートである。 同実施形態によるコンテンツ視聴装置が表示する画面イメージを示す図である。 本発明の第2の実施形態による関連映像推薦システムの機能ブロック図である。 同実施形態による関連映像推薦システムの動作を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による関連映像推薦システムの機能ブロック図である。同図において、関連映像推薦システムは、コンテンツ視聴装置1、コンテンツ配信装置2、言語情報蓄積装置3、シーン検索装置4、試合データ蓄積装置5、及び、試合映像蓄積装置6をインターネットなどのネットワーク9を介して接続して構成される。同図においては、コンテンツ視聴装置1を1台のみ示しているが、複数台がネットワーク9に接続される。
コンテンツ視聴装置1は、例えば、視聴者であるユーザが保有するパーソナルコンピュータや携帯電話などであり、通信部11、出力制御部12、表示部13、音声出力部14、検索要求部15、及び、入力部16を含んで構成される。通信部11は、ネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(cathode ray tube)などのディスプレイである。音声出力部14は、スピーカーであり、音声を出力する。入力部16は、例えば、キーボードやマウス、ボタンなどであり、ユーザへ入力インタフェースを提供する。出力制御部12は、映像データに基づいて表示部13に画像を表示させるとともに、音声出力部14により音声を出力させる。検索要求部15は、ダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した本編の試合映像のシーンの検索要求や配信要求を出力する。なお、ダイジェスト映像とは、スポーツニュースなどでその日に行われたスポーツの試合の概要を伝えるために放送される映像であり、試合中のハイライトシーンの映像を集めたものである。また、本編の試合映像とは、生中継や録画中継などにより実際に放送された試合番組である。ハイライトシーンに対応した本編の試合映像のシーンには、本編の試合映像においてハイライトシーンとその前後のシーンが含まれる本編ハイライトシーンや、ハイライトシーンにおいて取り上げられている選手が出場している本編の試合映像の他のシーンである関連シーン等がある。
コンテンツ配信装置2は、例えばサーバ等のコンピュータ装置であり、通信部21、コンテンツ配信部22、及び、コンテンツ記憶部23を含んで構成される。通信部21は、ネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。コンテンツ記憶部23は、ハードディスク装置や半導体メモリなどで実現され、コンテンツの映像データを記憶する。コンテンツ配信部22は、コンテンツ記憶部23から読み出した映像データをコンテンツ視聴装置1へ配信する。コンテンツの映像データには、スポーツニュース番組の映像データである番組映像データや、ダイジェスト映像の映像データであるダイジェスト映像データなどがある。ダイジェスト映像データには、試合を一意に特定する試合特定情報が付加され、付加されている試合特定情報により特定される試合のみのダイジェスト映像が含まれる。例えば、試合特定情報は、試合日及び試合ID(Identifier)の組み合わせにより表すことができ、ダイジェスト映像データのデータ名、または、データ名の一部に用いることもできる。
言語情報蓄積装置3は、例えばデータベースサーバ等のコンピュータ装置であり、通信部31、言語情報取得部32、及び、言語情報記憶部33を含んで構成される。通信部31は、ネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。言語情報記憶部33は、ハードディスク装置や半導体メモリなどで実現され、言語情報データを試合特定情報と対応づけて記憶する。言語情報取得部32は、受信した試合特定情報に対応した言語情報データを言語情報記憶部33から読み出し、試合特定情報とともにシーン検索装置4へ送信する。言語情報データはダイジェスト映像データに付随するデータであり、例えば、ダイジェスト映像に付加されている音声コメントのテキストデータ、ダイジェスト映像に付加された字幕のテキストデータ、ダイジェスト映像データに関する情報が記述されたメタデータを用いることができる。
試合データ蓄積装置5は、例えばデータベースサーバ等のコンピュータ装置であり、通信部51、試合データ検索部52、及び、試合データ記憶部53を含んで構成される。通信部51は、ネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。試合データ記憶部53は、ハードディスク装置や半導体メモリなどで実現され、出場選手データ(キーワード候補データ)及びアーカイブされた試合経過データを試合特定情報と対応付けて記憶する。出場選手データは、対応する試合特定情報により特定される試合に出場した選手を示し、チームスポーツ等の場合は試合における選手のポジションの情報も含まれる。試合経過データは、対応する試合特定情報により特定される試合におけるシーンを特定するシーン特定情報と、試合映像における当該シーンの時刻情報と、当該シーンにおいて主に試合に関わっている選手など、試合に重要な役割を果たしている選手であるキー選手との情報を含む。なお、試合映像におけるシーンの時刻情報は、当該シーンが試合映像として録画されたときの実際の時刻や、本編の試合映像の開始を起点とした相対的な経過時間などを用いることができる。試合データ検索部52は、シーン検索装置4から受信した試合特定情報により特定される出場選手データを試合データ記憶部53から読み出して返送する。また、試合データ検索部52は、シーン検索装置4からシーン検索条件を受信し、このシーン検索条件により示される試合特定情報、シーン特定情報、選手の情報等に基づいて試合データ記憶部53に記憶されている試合経過データを検索した結果を返送する。
試合映像蓄積装置6は、例えばデータベースサーバ等のコンピュータ装置であり、通信部61、試合映像配信部62、及び、試合映像記憶部63を含んで構成される。通信部61は、ネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。試合映像記憶部63は、ハードディスク装置や半導体メモリなどで実現され、本編の試合映像のデータである試合映像データを試合特定情報と対応付けて記憶する。試合映像配信部62は、コンテンツ視聴装置1から試合特定情報、試合映像における再生の開始点及び終了点の情報を含む映像要求を受信し、試合特定情報に対応した試合映像データから、再生の開始点及び終了点までの映像を抽出したデータである部分試合映像データを返送する。
シーン検索装置4は、例えばサーバ等のコンピュータ装置であり、通信部41、言語情報受信部42、出場選手データ取得部43(キーワード候補データ取得部)、シーン検索要求部44、関連シーン検索要求部45、部分映像特定部46、及び、シーン通知部47を含んで構成される。通信部41は、ネットワーク9を介して他の装置とデータを送受信する。言語情報受信部42は、試合特定情報及び言語情報データを受信する。出場選手データ取得部43は、言語情報受信部42が受信した試合特定情報に対応した出場選手データを試合データ蓄積装置5から読み出す。シーン検索要求部44は、言語情報受信部42が受信した言語情報データと、出場選手データ取得部43が読み出した出場選手データに基づいてハイライトシーンに対応した試合経過データを検索するためのシーン検索条件を生成し、試合データ蓄積装置5からシーン検索条件に基づいて試合経過データを検索した結果を受信する。関連シーン検索要求部45は、シーン検索要求部44が生成したシーン検索条件に基づいて検索した結果得られた試合経過データ内の情報を用いてハイライトシーンに関連した他のシーンを検索するための関連シーン検索条件を生成し、試合データ蓄積装置5から関連シーン検索条件に基づいて試合経過データを検索した結果を受信する。部分映像特定部46は、シーン検索要求部44が受信した試合経過データの検索結果に基づいて、試合映像における本編ハイライトシーンの開始点及び終了点を決定する。また、部分映像特定部46は、関連シーン検索要求部45が受信した試合経過データの検索結果に基づいて、試合映像における関連シーンの開始点及び終了点を決定する。シーン通知部47は、試合映像データにおける本編ハイライトシーンや関連シーンの開始点及び終了点をコンテンツ視聴装置1に通知する。
なお、コンテンツ配信装置2、言語情報蓄積装置3、シーン検索装置4、試合データ蓄積装置5、及び、試合映像蓄積装置6の全てを同一のプロバイダ内に設置してよく、任意の複数の装置または各装置を異なる場所や異なる企業に設定し、管理してもよい。
また、コンテンツ配信装置2、言語情報蓄積装置3、シーン検索装置4、試合データ蓄積装置5、試合映像蓄積装置6のうち任意の装置を同一のコンピュータ装置により実現してもよい。
以下、コンテンツ視聴装置1が放送局やスポーツポータルサイトなどのコンテンツプロバイダが提供するウェブサイトにアクセスすることにより、コンテンツ配信装置2から配信される野球のダイジェスト映像を受信し、ユーザは、コンテンツ視聴装置1において動作するウェブブラウザ上で、配信されたダイジェスト映像を視聴している場合を例にして説明する。
図2は、コンテンツ配信装置2から配信されるダイジェスト映像データDの例を示す図である。ここでは、ダイジェスト映像データDのデータ名に試合特定情報が含まれるものとする。同図に示すダイジェスト映像データDは、打者「大村」が「2塁打」を打ったハイライトシーンの映像データ、打者「阿部」が「ヒット」を打ったハイライトシーンの映像データ、打者「小笠原」が「フライ」を打ったハイライトシーンの映像データ、打者「松中」が「ヒット」を打ったハイライトシーンの映像データ、打者「本多」が「ゴロ」を打ったハイライトシーンの映像データからなる。
図3は、言語情報蓄積装置3の言語情報記憶部33に記憶される言語情報データCの例を示す図であり、図2に示すダイジェスト映像データDに対応する。ここでは、言語情報データCのデータ名に試合特定情報が含まれるものとする。図3に示す言語情報データCは、ダイジェスト映像に付加されているアナウンスコメントをテキスト化したデータである。同図に示すように、アナウンスコメントには、イニング情報「6回表」、「7回」、…などのシーン特定情報や、選手名「大村」、「阿部」、…などの選手を特定する情報が含まれる。
図4は、試合データ蓄積装置5の試合データ記憶部53に記憶される出場選手データPの記述例を示す図である。同図に示すように、出場選手データPは、試合特定情報と対応づけられて記憶されており、試合に出場した選手の選手ID及び選手名を示す選手リストと、各イニングの投手名を示す投手リストを含む。
図5は、試合データ蓄積装置5の試合データ記憶部53に記憶される試合経過データとしてのスコアデータSCの例を示す図である。同図に示すように、スコアデータSCは、試合特定情報と対応付けられて記憶されている。スコアデータSCは、投手の1投球毎に生成されるデータである。つまり、投球の開始から次の投球の開始直前までの1投球毎の勝負が1シーンであり、スコアデータSCは1シーン毎に生成される。なお、試合の最後の投球の場合、投球の開始から試合終了までが1シーンとなる。
図6は、スコアデータSCの記述例を示す図である。同図に示すスコアデータSCは、XML(extensible markup language)文書として記述されており、スコアデータを特定する識別子であるシーンユニットID(sceneUnit id)、両チーム得点(score)、試合状況(situation)、打撃結果(result)の情報を含む。
シーンユニットIDには、イニング番号、イニングの表裏、イニングにおいて何人目の打者であるかを示す打者数、及び、打者に対する投球数の情報が含まれる。同図に示すシーンユニットID「0610405」は、最も左の数字を1桁目とした場合、1桁目から2桁目までの数字「06」がイニング番号「6回」を示し、3桁目「1」がイニングの表であることを示し(裏の場合は「2」となる)、4桁目から5桁目までの数値「04」が4人目の打者であることを示し、6桁目から7桁目までの数値「05」が5球目の投球であることを示す。
両チーム得点(score)には、表の攻撃チームの得点(teamScore HV="1")と、裏の攻撃チームの得点(teamScore HV="2")が含まれる。試合状況(situation)には、イニング番号(inning)、表のイニングであるか裏のイニングであるか(topbottom)、投手(pitcher)の選手識別子(ID)及び選手名(name)、打者(batter)の選手識別子(ID)及び選手名(name)、sboカウント(sbo)、進塁状況(runner)、シーンの開始時刻(time)の情報が含まれ、sboカウント(sbo)には、ストライクカウント(s)、ボールカウント(b)、アウトカウント(o)が含まれる。進塁状況(runner)は、それぞれが1〜3塁に対応した3つのビットからなり、走者がいる場合にはビットに「1」が、いない場合にはビットに「0」が設定される。
図7は、試合映像蓄積装置6の試合映像記憶部63に記憶される試合映像データVの例を示す図である。同図に示すように、各試合映像データVは、試合特定情報と対応づけられている。
図8は、本実施形態による関連映像推薦システムの動作を示す図である。なお、番組映像データ、ダイジェスト映像データ、言語情報データ、出場選手データ、スコアデータ、及び、試合映像データは予め蓄積されているものとする。試合経過データは、外部の試合データ制作会社DPなどによって作成され、制作会社端末から試合データ蓄積装置5に書き込まれる。
ユーザUが当初はコンテンツ視聴装置1によりスポーツニュースを視聴している場合の関連映像推薦システムの動作を以下に述べる。すなわち、放送局、スポーツポータルサイトなどのコンテンツプロバイダのウェブサイトを提供するコンテンツ配信装置2において、コンテンツ配信部22は、コンテンツ記憶部23から読み出したスポーツニュースの番組映像データをコンテンツ視聴装置1に配信している。コンテンツ視聴装置1の出力制御部12は、コンテンツ配信装置2から受信した映像データの画像を表示部13に表示し、音声を音声出力部14に出力する。
コンテンツ視聴装置1の出力制御部12は、コンテンツ配信装置2のコンテンツ配信部22がコンテンツ記憶部23から読み出したスポーツニュース中のダイジェスト映像データDを受信し始める(ステップS105)。出力制御部12は、受信したダイジェスト映像データDの画像を表示部13に表示し、音声を音声出力部14に出力する。コンテンツ視聴装置1の検索要求部15は、出力制御部12が受信したダイジェスト映像データのデータ名に含まれている試合特定情報を言語情報蓄積装置3に送信する(ステップS110)。
言語情報蓄積装置3の言語情報取得部32は、コンテンツ視聴装置1から受信した試合特定情報に対応付けられた言語情報データCを言語情報記憶部33から読み出し、読み出した言語情報データCをそのデータ名とともにシーン検索装置4に送信する(ステップS115)。シーン検索装置4の言語情報受信部42は、言語情報データCを受信すると、言語情報データCのデータ名から試合特定情報を取得する。
シーン検索装置4の出場選手データ取得部43は、言語情報受信部42が受信した試合特定情報に対応した出場選手データPの読み出しを指示する出場選手データクエリ言語Q1を生成し、試合データ蓄積装置5に送信する(ステップS120)。試合データ蓄積装置5の試合データ検索部52は、シーン検索装置4から受信した出場選手データクエリ言語Q1に検索条件として設定されている試合特定情報を取得すると、取得した試合特定情報と対応付けられている出場選手データPを試合データ記憶部53から読み出して返送する(ステップS125)。
続いて、シーン検索装置4のシーン検索要求部44は、言語情報データCにより示される最初の文から順に、シーン特定情報としてのイニング情報と、選手名を取得すると、取得したイニング情報及び選手名の組み合わせをシーン検索条件としてスコアデータSCのシーンユニットIDを読み出すためのシーン検索クエリ言語Q2を生成し、試合データ蓄積装置5に送信する(ステップS130)。なお、言語情報データCの文から取得する選手名は、ステップS125において読み出された出場選手データPの選手リストに含まれる選手名である。
試合データ蓄積装置5の試合データ検索部52は、シーン検索クエリ言語Q2を受信すると、シーン検索クエリ言語Q2によって示されるシーン検索条件に合致する試合データ記憶部53内のスコアデータSCを特定し、特定したスコアデータSCからシーンユニットIDを読み出してシーン検索装置4に返送する(ステップS135)。シーン検索装置4のシーン検索要求部44は、試合データ蓄積装置5から受信したシーンユニットIDのリストであるハイライトシーンリストL1を得る(ステップS140)。
シーン検索装置4の部分映像特定部46は、ハイライトシーンリストL1に含まれるシーンユニットIDに基づき、ハイライトシーンの前後のシーンを含んだ本編ハイライトシーンが試合映像において開始する位置及び終了する位置を決定する。例えば、シーンユニットIDにより特定されるスコアデータSC内の開始時刻から所定時間だけ遡った時刻を開始点、経過した時刻を終了点とすることができる。また、例えば、シーンユニットIDにより特定されるスコアデータSCから、所定数だけ前のシーンのスコアデータSCに設定されている開始時刻を開始点、所定数だけ後ろのシーンのスコアデータSCに設定されている開始時刻を終了点とすることができる。
シーン検索装置4のシーン通知部47は、試合特定情報及び開始点を試合映像蓄積装置6に出力し、画像データを要求する。試合映像蓄積装置6の試合映像配信部62は、シーン検索装置4から受信した試合特定情報により特定される試合映像データVから、開始点に対応する画像データを取得して返送する(ステップS145)。シーン検索装置4のシーン通知部47は、試合映像蓄積装置6から取得した画像データからサムネイルHの画像データを生成すると、試合特定情報と、本編ハイライトシーンの開始点及び終了点と、開始点に対応して取得した画像データから生成したサムネイルHの画像データとを設定した検索結果シーンリストL2をコンテンツ視聴装置1に送信する(ステップS150)。
コンテンツ視聴装置1の出力制御部12は、受信した検索結果シーンリストL2に含まれる画像データに基づいたサムネイルHを表示部13に表示させる。ユーザUが、表示部13に表示されているサムネイルHのうち、本編ハイライトシーンを表示させるサムネイルHを入力部16により選択すると、検索要求部15は、選択されたサムネイルHに対応する試合特定情報と、開始点及び終了点とを設定した映像要求を試合映像蓄積装置6に送信する(ステップS155)。
試合映像蓄積装置6の試合映像配信部62は、受信した映像要求から試合特定情報と、開始点及び終了点とを取得すると、試合特定情報により試合映像データVを特定し、特定した映像データVから開始点より終了点までの部分試合映像データV’を抽出して返送する(ステップS160)。コンテンツ視聴装置1の出力制御部12は、試合映像蓄積装置6から受信した部分試合映像データV’に基づいた画像を表示部13に表示するとともに、音声を音声出力部14に出力する。これにより、ユーザUは、ハイライトシーンの試合映像をゆっくり視聴することが可能となる。
なお、ユーザUが現在コンテンツ視聴装置1により視聴しているダイジェスト映像について上記の処理を行なった後、コンテンツ配信装置2から新たなダイジェスト映像の映像データが配信され始めた場合には、再びステップS105からの処理を行なう。
次に、シーン検索装置4のシーン検索要求部44によるシーン検索クエリ言語Q2の作成方法について詳細に説明する。
図9は、シーン検索クエリ言語Q2に設定するシーン検索条件となるイニング情報及び選手名の組み合わせの取得を説明するための図である。ここでは、シーン検索装置4の言語情報受信部42が図3に示す言語情報データCを受信し、出場選手データ取得部43が図4に示す出場選手データPを取得した場合を例にして説明する。
図9には、言語情報データC内の各文と、この各文の出現順を示す文番号を示している。この文番号は、説明のために便宜的に付与したものである。シーン検索装置4の関連シーン検索要求部45は、言語情報データC内の最初の文から順に1文ずつ解析を行い、1文からイニング情報と選手名が取得できた場合に検索対象とし、シーン検索クエリ言語Q2を生成する。1文毎のイニング情報と選手名の取得は以下のように行う。
まず、シーン検索装置4のシーン検索要求部44は、現在処理対象としている文において、「n回」、「n回表」、あるいは、「n回裏」(nは1以上の整数)として記述されるイニング情報を検出するとともに、出場選手データPの選手リストに含まれている選手名を検出する。同図においては、検出されたイニング情報には波線の下線を付与し、検出された選手名には一重線の下線を付与している。イニング情報が検出されなかった場合、現在処理中の文の直前の文のイニング情報を引き継ぐ。このようにして、イニング情報と選手名の両方が取得できた文が検索対象となる。
なお、予め定めた一定回数だけ連続してイニング情報を引き継ぎ可能とするようにしてもよい。例えば、5文連続してイニング情報が検出されなかった場合、そのうち最初の3文のみが直前の文のイニング情報を引き継ぎ、4文以降はイニング情報なしとする。これにより、離れた文において出現したイニング情報は引き継がず、検索対象としないようにすることができる。
シーン検索要求部44は、検索実行対象の文において検出されたイニング情報、あるいは、イニング情報が検出されなかったため前の文から引き継いだイニング情報と、当該検索対象の文で検出された選手名との組み合わせをシーン検索条件とし、シーン検索クエリ言語Q2を生成する。なお、シーン検索条件に設定するイニング情報は、イニング情報で示されるイニング番号のみでもよく、イニング情報で示されるイニング番号と表裏の情報との組み合わせてもよいが、以下では、イニング番号のみを使用する場合を説明する。また、図において、括弧で示されるイニング情報は、文内ではイニング情報が検出されず、前の文のイニング情報を引き継いだことを示す。
例えば、文番号「1」の文ではイニング情報、選手名とも検出されず、この文より前の文はないため、イニング情報、選手名とも「−」(なし)となる。よって、シーン検索クエリ言語Q2は生成されない。
次に、文番号「2」の文では、イニング情報「6回表」と選手名「大村」が検出されている。この場合、イニング番号「6回」と選手名「大村」の組み合わせをシーン検索条件としてシーン検索クエリ言語Q2が生成される。
続いて、文番号「3」の文では、イニング情報、選手名とも検出されていない。この場合、文番号「3」の文のイニング情報は、文番号「2」において検出されたイニング情報「6回表」を引き継ぐ。しかし、選手名が検出されていないため、シーン検索クエリ言語Q2は生成されない。
また、文番号「7」の文では、選手名「阿部」のみが検出されている。この場合、文番号「6」において検出されたイニング情報「7回」を引き継ぐ。よって、イニング番号「7回」と選手名「阿部」の組み合わせをシーン検索条件としてシーン検索クエリ言語Q2が生成される。
文番号「8」の文では、選手名「小笠原」のみが検出されている。この場合、文番号「7」のイニング情報「7回」を引き継ぐ。よって、イニング番号「7回」と選手名「小笠原」の組み合わせをシーン検索条件としてシーン検索クエリ言語Q2が生成される。
スコアデータがXML文書として記述されている場合、シーン検索クエリ言語Q2にはxpathなどを利用することができる。例えば、イニング番号「6回」、打者の選手名「大村」という条件でxpathを生成した場合、以下の(例1)ように記載することができる。
/game/sceneUnit[substring(./@id,1,2)=“06”][situation/batter/name=“大村”]/@id ・・・(例1)
これは、「game」配下に記憶されているスコアデータのうち、シーンユニットID(sceneUnit id)の1番目の位置から始まる長さ2文字分の値が「06」であり、かつ、試合状況(situation)配下の打者(batter)の選手名(name)に「大村」が設定されているスコアデータから、シーンユニットID(id)を読み出すことを示す。シーンユニットIDの1番目〜2番目の値はイニング番号を示すため、イニング番号「6」回は、シーンユニットIDの1番目の位置から2文字分を「06」として検索条件としている。
なお、イニング番号と表裏の情報の組み合わせ「6回表」により検索する場合には、[substring(./@id,1,2)=“06”]の部分を[substring(./@id,1,3)=“061”]と置き換えればよい。これは、シーンユニットID(sceneUnit id)の3番目の数値は表(1)か裏(2)かを示すため、「6回表」は、シーンユニットIDの1番目の位置から3文字分が「061」として表されるからである。
このように、シーン検索クエリ言語Q2によってシーン検索条件に合致したスコアデータのシーンユニットIDを読み出すことにより、ハイライトシーンリストL1を得ることが可能となる。
しかし、上記のように、イニング情報および選手名のみを利用した検索では、次の理由(a)〜(c)により、ハイライトシーンに対応していないスコアデータを検索してしまうことがある。
(a)同じイニングにおいて、同じ選手が登場する打席が複数ありうる。
(b)文に現れる投手名を打者名として検索してしまう場合がある。
(c)文に現れる走者名を打者名として検索してしまう場合がある。
これらの理由によりハイライトシーンに対応しないスコアデータが特定されてしまうことを回避するために、最終投球制約、投手除外制約、打順制約の3つの制約条件を導入する。以下、これらの制約条件を説明する。
図10は、最終投球制約を説明するための図である。最終投球制約とは、同一打席の最終投球、もしくは、試合における最後の投球のシーンのスコアデータであることをシーン検索条件に加えるものである。
ハイライトシーンとして選択されるのは、ある打者の打席の最終投球や、試合最後のプレーであることがほとんどである。例えば、同図に示すように、イニング番号「6回」、打者の選手名「大村」をシーン検出条件とした場合に検出されるスコアデータは、1投球目の「大村ストライク」のシーン、2投球目「大村ボール」のシーン、3投球目の「大村ファール」のシーン、4投球目「大村ボール」のシーン、5投球目「大村2塁打」のシーンのものである。
通常、ある選手が打席に立った後、アウトにならないストライクシーンや進塁しないボールシーンがハイライトシーンとして選ばれることはなく、なんらかの打撃や、アウト、進塁などのシーンがハイライトシーンとして含まれる。このようなシーンは、打席の最後のシーンに対応する。従って、同図の例では、打席の最後のプレーである5投球目「大村2塁打」のシーンがハイライトシーンとして選ばれる。つまり、「次の投球が次打者の1投球目」であるか、「試合の最後のプレー」である、ということがハイライトシーンとして選ばれる条件である。よって、シーン検索クエリ言語Q2によるハイライトシーンの検索の際にはこの条件を制約として加える。上述した(例1)のxpathクエリに対してこの制約を加えたxpathは、以下の(例2)のように記述される。
/game/sceneUnit[substring(./@id,1,2)=“06”][situation/batter/name=“大村"][position()=last() or following-sibling::sceneUnit[position()=1][substring(./@id,6,2)="01"]]/@id"; ・・・(例2)
「positon()=last()」は試合最後のスコアデータであるという制約条件を示す。また、「following-sibling::sceneUnit[position()=1]」は、自身より後ろにある兄弟要素(sceneUnit)の中で最初のスコアデータである次の投球のスコアデータを示し、「[substring(./@id,6,2)="01"]」は、シーンユニットID(sceneUnit id)の6番目の位置から始まる長さ2文字分が表す投球数の値が「01」であることを示すため、「following-sibling::sceneUnit[position()=1][substring(./@id,6,2)="01"]」は、次の投球のスコアデータが次の打者への1投球目のシーンのものであるという制約条件を示す。
図11は、投手除外制約を説明するための図である。投手除外制約とは、言語情報データの文において検出した選手名が投手名である場合、検索を行わないようにするものである。同図において、文番号「6」の文には、イニング情報と共に投手名である「和田」という単語が現れている。図9に示した方法により生成したシーン検索クエリ言語Q2によってスコアデータの検索を行った場合、イニング番号「6回」において選手名「和田」が打席に立ったときのシーンのスコアデータを検索してしまう。そのため、検索結果としては何も得られないか、目的とは違うスコアデータを特定してしまう。そこで、シーン検索装置4の関連シーン検索要求部45は、現在、処理対象としている言語情報データCの文について取得したイニング情報により示されるイニング番号と対応した投手名を図4に示す出場選手データの投手リストから取得し、取得した投手名と、文において検出された選手名とが一致する場合は、検索処理の対象から除外し、シーン検索クエリ言語Q2の生成を行わない。
図12は、打順制約を説明するための図である。打順制約とは、言語情報データに含まれる最初の文から順にシーン検索クエリ言語Q2の生成を行なってスコアデータSCを検索した結果、前に生成したシーン検索クエリ言語Q2によって特定されたスコアデータSCよりも遡った打順のスコアデータSCが検索結果としてられた場合、この遡った打順のスコアデータSCをハイライトシーンリストL1に加える対象から除外するものである。
同図において、文番号「13」の文では、そのシーンにおけるランナーの選手名「本多」が出現している。よって、図9に示した検索処理や、図10に示した最終投球制約、図11に示した投手除外制約を行なった検索処理では、イニング番号「8回」の打者の選手名「本多」の打席のシーンに対応したスコアデータSCを特定してしまう。しかし、実際は、ハイライトシーンにおいて「本多」選手はランナーであるため、イニング番号「8回」の選手名「本多」の打席のシーンは、実際のハイライトシーンよりも前のシーンである。図12において、文番号「13」の文に基づいて生成されたシーン検索クエリ言語Q2により得られたスコアデータSCは、文番号「11」の文に基づいて生成されたシーン検索クエリ言語Q2により得られた、イニング番号「8回」、打者の選手名「松中」の打撃のシーンのスコアデータSCより前のシーンに対応するため、ハイライトシーンリストL1から除外する。
上述した3つの制約を加えた検出を行うことにより、ダイジェスト映像の中に含まれるハイライトシーンに対応したスコアデータを高精度に検索することが可能となる。
図13は、上述した制約条件を用いたシーン検索装置4における検索アルゴリズムのフローチャートを示す。
シーン検索装置4の言語情報受信部42は、データ名に試合特定情報が含まれている言語情報データCを言語情報蓄積装置3から受信する(ステップS205)。シーン検索要求部44は、検索条件イニング番号i、検索条件選手名p、及び、ハイライトシーンリストL1に初期値NULLを設定し、初期化する(ステップS210)。
出場選手データ取得部43は、言語情報受信部42が取得した言語情報データC1のデータ名から試合特定情報を取得すると、取得した試合特定情報を検索条件として出場選手データPの読み出しを指示する出場選手データクエリ言語Q1を生成し、試合データ蓄積装置5に送信する(ステップS220)。出場選手データ取得部43は、試合データ蓄積装置5から試合特定情報と対応付けられている出場選手データPを受信する(ステップS225)。
続いて、シーン検索要求部44は、言語情報データCに未処理の文が含まれていると判断した場合(ステップS230:YES)、未処理の文のうち最も先頭に近い文を言語情報データCから取得する(ステップS235)。シーン検索要求部44は、ステップS235において取得した文に「n回」、「n回表」、「n回裏」として記述されるイニング番号nが出現しているかを判断する(ステップS240:YES)。イニング番号nが出現していない場合(ステップS240:NO)、そのままステップS250の処理に進み、イニング番号nが出現している場合(ステップS240:YES)、検索条件イニング番号iにイニング番号nを代入した後(ステップS245)、ステップS250の処理に進む。
続いて、シーン検索要求部44は、ステップS235において取得した文に、ステップS225において受信した出場選手データPの選手リストに記述されているいずれかの選手名と一致する選手名Nが出現しているかを判断する(ステップS250)。文に出場選手データPの選手リストに記述されているいずれの選手名も出現しない場合(ステップS250:NO)、ステップS230からの処理を繰り返す。
一方、文に出場選手データPの選手リストに記述されている選手名と一致する選手名Nが出現する場合(ステップS250:YES)、シーン検索要求部44は、さらに、出場選手データPの投手リストに検索条件イニング番号iと対応付けて記述されている投手名が、選手名Nと一致するかを判断する(ステップS255)。検索条件イニング番号iに対応付けて記述されている投手名が選手名Nと一致する場合、ステップS230からの処理を繰り返す。
検索条件イニング番号iに対応付けて記述されている投手名が、選手名Nと一致しない場合(ステップS255:NO)、シーン検索要求部44は、検索条件選手名pに選手名Nを代入する(ステップS260)。シーン検索要求部44は、検索条件イニング番号iと検索条件選手名pの組み合わせからなるシーン検索条件に、最終投球制約の条件を加えたシーン検索クエリ言語Q2を生成し、試合データ蓄積装置5に送信する(ステップS265)。関連シーン検索要求部45は、試合データ蓄積装置5から、シーン検索クエリ言語Q2によって示されるシーン検索条件及び制約条件に合致するスコアデータSCのシーンユニットIDを受信する(ステップS270)。
シーン検索要求部44は、ステップS270において受信したシーンユニットIDと、直前に読み出されたシーンユニットIDとを比較し、ステップS270において受信したシーンユニットIDにより特定されるスコアデータSCが、直前のシーン検索クエリ言語Q2によって読み出されたシーンユニットIDにより特定されるスコアデータSCよりも、時間的に前のシーンのものであるか否かを判断する(ステップS275)。例えば、読み出したシーンユニットIDにより示される打者数よりも、直前に読み出したシーンユニットIDにより示される打者数のほうが小さい場合、時間的に前のシーンであると判断することができる。あるいは、試合データ蓄積装置5からシーン検索クエリ言語Q2によって特定されたスコアデータのシーンユニットIDに併せて、当該スコアデータ内の開始時間をさらに試合データ蓄積装置5から読み出すようにし、ステップS270において読み出された開始時間と、直前のシーン検索クエリ言語Q2によって読み出された開始時間とを比較するようにしてもよい。
ステップS270において受信したシーンユニットIDにより特定されるスコアデータSCが、直前のシーン検索クエリ言語Q2によって読み出されたシーンユニットIDにより特定されるスコアデータSCよりも時間的に前のシーンのものではない場合(ステップS275:NO)、シーン検索要求部44は、ハイライトシーンリストL1に、ステップS270において受信したシーンユニットIDを追加し(ステップS280)、ステップS230からの処理を繰り返す。一方、ステップS270において受信したシーンユニットIDにより特定されるスコアデータSCが、直前のシーン検索クエリ言語Q2によって読み出されたシーンユニットIDにより特定されるスコアデータSCよりも時間的に前のシーンのものである場合(ステップS275:NO)、ステップS230からの処理を繰り返す。
そして、ステップS230において、シーン検索要求部44が、言語情報データC内の全ての文について処理を行なったため、未処理の文が含まれていないと判断した場合(ステップS230:NO)、部分映像特定部46は、ハイライトシーンリストL1に含まれているシーンユニットIDを用いて、検索結果シーンリストL2を以下のように生成し、コンテンツ視聴装置1へ送信する(ステップS285)。
まず、部分映像特定部46は、本編ハイライトシーンの試合映像データにおける開始点及び終了点を以下の(1)または(2)のように決定する。
(1)部分映像特定部46は、シーンユニットIDに対応するスコアデータSCに記述されている開始時刻を試合データ蓄積装置5から読み出すと、読み出した開始時刻から所定時間だけ遡った時刻を開始点とし、所定の時間が経過した時刻を終了点とする。あるいは、シーンユニットIDに対応するスコアデータSCの次のスコアデータSCに記述されている開始時刻を試合データ蓄積装置5から読み出し、読み出した次のスコアデータSCの開始時刻から所定時間経過した時刻を終了点としてもよい。
(2)部分映像特定部46は、シーンユニットIDに対応するスコアデータSCよりも所定数だけ前のシーンのスコアデータSCに記述されている開始時刻と、所定数だけ後ろのシーンのスコアデータSCに記述されている開始時刻を試合データ蓄積装置5から読み出し、それぞれを開始点、終了点とする。
シーン検索装置4のシーン通知部47は、試合特定情報と、部分映像特定部46が決定した開始時刻を試合映像蓄積装置6に出力し、試合特定情報により特定される試合映像データVから開始点に対応する画像データを取得する。シーン通知部47は、試合特定情報と、本編ハイライトシーンの開始点及び終了点と、試合特定情報及び開始点に対応した画像データから生成したサムネイルHの画像データとを設定した検索結果シーンリストL2をコンテンツ視聴装置1に送信する。
なお、検索結果シーンリストL2には、ハイライトシーンリストL1に含まれるシーンユニットIDに対応したスコアデータSCに記述されている情報により示されるイベント内容を含めることもできる。例えば、検索結果シーンリストL2に、イベント内容、試合特定情報、開始点のタイムコード、開始点からの長さで示される終了点のタイムコード等の情報が含まれる場合、以下のように記述することができる。なお、ここでは、サムネイルHの画像データは省略している。
[6回表4人目:大村2塁打],[NPB_20080622],[6140000],[69000],…、
[7回裏1人目:阿部ヒットゴロ],[NPB_20080622],[7391000],[32000],…、
・・・
イベント情報には、スコアデータSCから読み出したイニング番号、表の攻撃か裏の攻撃か、何人目の打者であるかの打者数、打者の選手名、打撃結果の情報が含まれる。コンテンツ視聴装置1の出力制御部12は、サムネイルHに対応付けて、イベント内容を表示部13に表示させることができる。
なお、上記においては、ダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンの前後のシーンが含まれる本編ハイライトシーンについて、試合映像における開始点及び終了点を取得しているが、ハイライトシーンに関連した他のシーンについて、試合映像における開始点及び終了点を取得し、コンテンツ視聴装置1に通知することもできる。この場合、シーン検索装置4の関連シーン検索要求部45は、ハイライトシーンリストL1として得られたシーンユニットIDを試合データ蓄積装置5に送信し、シーンユニットIDに対応したスコアデータSCを読み出す。シーン検索装置4の関連シーン検索要求部45は、受信したスコアデータに設定されている情報、例えば、投手の選手名及び打者の選手名を関連シーン検索条件としてスコアデータSCのシーンユニットIDを取得するための関連シーン検索クエリ言語Q3を生成し、試合データ蓄積装置5に送信する。このとき、検索条件として、試合特定情報を加えてもよく、受信したスコアデータから読み出した日付より所定期間内の試合であることをなど加えてもよい。また、最終投球制約を加えてもよい。
試合データ蓄積装置5の試合データ検索部52は、受信した関連シーン検索クエリ言語Q3により示される関連シーン検索条件に合致する試合データ記憶部53内のスコアデータSCを特定し、特定したスコアデータSCに設定されているシーンユニットIDと、特定したスコアデータSCに対応した試合特定情報を読み出してシーン検索装置4へ返送する。
シーン検索装置4の部分映像特定部46は、受信したシーンユニットIDに基づいて、本編ハイライトシーンの場合と同様に、上述した(1)、(2)により、試合映像データにおける関連シーンの開始点及び終了点を決定し、シーン通知部47は、試合特定情報により特定される試合映像データから開始点に対応する画像データを取得する。シーン通知部47は、試合特定情報と、関連シーンの開始点及び終了点と、試合特定情報及び開始点に対応して読み出した画像データから生成したサムネイルHの画像データと、関連シーン検索条件とを検索結果シーンリストL3としてコンテンツ視聴装置1に送信する。コンテンツ視聴装置1の出力制御部12は、検索結果シーンリストL3に設定されている関連シーンのサムネイルHと、当該関連シーンに対応した関連シーン検索条件とを表示部13に表示させる。そして、ユーザUが、コンテンツ視聴装置1の表示部13に表示されているサムネイルHを入力部16により選択すると、検索要求部15は、選択されたサムネイルHに対応した試合特定情報と、開始点及び終了点とを設定した映像要求を試合映像蓄積装置6に送信する。コンテンツ視聴装置1の出力制御部12は、試合映像蓄積装置6が試合特定情報により特定される試合映像データVから抽出した開始点から終了点までの部分試合映像データV’を受信すると、部分試合映像データV’に基づいた画像を表示部13に表示するとともに、音声を音声出力部14に出力する。
図13は、コンテンツ視聴装置1の表示部13への表示例を示す。
同図に示すように、ウェブブラウザの中央に大きな映像によりスポーツニュースなどの番組映像が表示されており、ここにダイジェスト映像が表示されると、コンテンツ視聴装置1は試合特定情報を言語情報蓄積装置3へ送信する。これによって、シーン検索装置4が、言語情報蓄積装置3から言語情報データを受信し、この言語情報データにより示されるダイジェスト映像のアナウンスコメントを利用して、ダイジェスト映像を構成するハイライトシーンが含まれる本編ハイライトシーンを検索する。コンテンツ視聴装置1にはダイジェスト映像の下にシーン検索装置4が検索した本編ハイライトシーンのサムネイルMを表示する。ユーザがサムネイルMをマウスによってクリックすることにより、コンテンツ視聴装置1は、そのサムネイルMに対応した本編ハイライトシーンが含まれる部分試合映像データV’を試合映像蓄積装置6から取得し、新たなウェブブラウザ、あるいは、現在表示されているウェブブラウザの中央等に表示させる。これにより、ユーザは、ハイライトシーンが含まれる試合映像をゆっくり視聴することが可能となる。
なお、コンテンツ視聴装置1の検索要求部15は、ダイジェスト映像に含まれるハイライトシーンに対応した本編の試合映像のシーンの検索を要求するための試合特定情報を言語情報蓄積装置3に送信する代わりに、コンテンツ配信装置2へ検索要求を送信し、コンテンツ配信装置2は、検索要求を受信したときに配信していたダイジェスト映像データに対応した試合特定情報を言語情報蓄積装置3へ送信するようにしてもよい。
あるいは、コンテンツ配信装置2は、ダイジェスト映像データの配信を開始したときに、当該ダイジェスト映像データに対応した試合特定情報を言語情報蓄積装置3へ送信するようにしてもよい。
これらの場合、コンテンツ配信装置2が試合特定情報に対応する言語情報データを言語情報蓄積装置3から読み出してシーン検索装置4に通知するようにしてもよい。
また、これらの場合、シーン検索装置4は検索結果シーンリストL2をコンテンツ配信装置2に通知し、コンテンツ配信装置2から検索結果シーンリストL2をコンテンツ視聴装置1へ返送するようにしてもよく、コンテンツ配信装置2がシーン検索装置4へコンテンツ視聴装置1のアドレスを通知することにより、シーン検索装置4から直接コンテンツ視聴装置1へ検索結果シーンリストL2を送信するようにしてもよい。
なお、上記においては、シーン検索装置4のシーン通知部47において、サムネイルHとして用いる画像データを試合映像蓄積装置6から読み出して検索結果シーンリストL2に設定し、コンテンツ視聴装置1へ送信しているが、シーン検索装置4において検索結果シーンリストL2にサムネイルHを設定せず、コンテンツ視聴装置1の検索要求部15が、検索結果シーンリストL2に設定されている試合特定情報と開始点の組み合わせを試合映像蓄積装置6に出力し、サムネイルMとして使用する画像データを読み出すようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態による関連映像推薦システムについて説明する。第1の実施形態では、付随する言語情報データが予め蓄積されているダイジェスト映像をダウンロードして視聴している場合を想定しているが、第2の実施形態では、ユーザが、生でリアルタイムに配信されているコンテンツや、放送番組を視聴している場合を想定する。つまり、テレビシステムに、視聴中のダイジェスト映像に対応したシーンの試合映像を自動的に表示させる機能を実装する。この場合、事前に言語情報データを蓄積しておくことができないため、音声認識装置などを利用してダイジェスト映像からリアルタイムに言語情報データを生成し、言語情報蓄積装置3へ送信する。以下、第1の実施形態との差分について説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態による関連映像推薦システムの機能ブロック図である。同図において、第1の実施形態との差分は、コンテンツ視聴装置1に代えてコンテンツ視聴装置1aを、コンテンツ配信装置2に代えて放送局装置7を備えるとともに、ネットワーク9に音声認識装置8が接続されている点である。コンテンツ視聴装置1aは、テレビジョン受信機であり、第1の実施形態のコンテンツ視聴装置1の機能部に加えて、放送局装置7から放送された映像データを受信する放送受信部17を更に備える。音声認識装置8は、ダイジェスト映像の音声を認識し、認識した音声のテキストである言語情報データを生成する。
図16は、第2の実施形態による関連映像推薦システムの処理概要を示す図である。なお、予め出場選手データ、スコアデータ、及び、試合映像データが蓄積されているものとする。同図において、ユーザUは、コンテンツ視聴装置1aによりスポーツニュースを視聴している。すなわち、コンテンツ視聴装置1aの出力制御部12は、放送受信部17が放送局装置7から受信したスポーツニュース番組の番組映像データに基づき、画像を表示部13に表示し、音声を音声出力部14に出力している。
コンテンツ視聴装置1aの出力制御部12が、放送受信部17を介して放送局装置7から配信される映像データとして、スポーツニュース中のダイジェスト映像データDを受信し始めると(ステップS305)、検索要求部15は、音声認識装置8にダイジェスト映像データから得られる音声データと、ダイジェスト映像データのデータ名から取得した試合特定情報を送信する(ステップS310)。音声認識装置8は、コンテンツ視聴装置1aから受信した音声データにより示される音声を認識することにより、ダイジェスト映像に付加されたアナウンスコメントのテキストデータを生成する。音声認識装置8は、1文毎の音声のテキストデータ、あるいは、複数文をまとめた音声のテキストデータを言語情報データCとして言語情報蓄積装置3へ送信する(ステップS315)。この言語情報データCには、試合特定情報が含まれるデータ名が付与される。言語情報蓄積装置3の言語情報取得部32は、音声認識装置8から受信した言語情報データCを言語情報記憶部33に書き込むとともに、シーン検索装置4へ送信する(ステップS320)。
ステップS325以降の処理は、図8に示す第1の実施形態のステップS120以降の処理と同様である。コンテンツ視聴装置1aの出力制御部12は、シーン検索装置4から受信した検索結果シーンリストL2内のサムネイルHを表示部13に表示させ、ユーザUは、表示部13に表示されている中から本編ハイライトシーンを表示させるサムネイルHをリモートコントローラ等により選択する。これにより、コンテンツ視聴装置1aの出力制御部12は、選択されたサムネイルHに対応する部分試合映像データを試合映像蓄積装置6から受信し、部分試合映像データに基づいた画像を表示部13に表示するとともに、音声を音声出力部14に出力する。これにより、ユーザUは、ハイライトシーンをゆっくり視聴することが可能となる。
なお、上記においては、野球における投球毎にスコアデータを生成しているが、他のスポーツの場合、そのスポーツにおけるアクション毎に試合経過データを生成することができる。アクションには、例えば、バスケットボールにおけるターンオーバー、アメリカンフットボールにおけるダウン等がある。これにより、図13のステップS285において、(1)のように、ダイジェスト映像のハイライトシーンの時刻よりも、分、秒などで表される所定時間だけ遡った時刻、経過した時刻を開始点及び終了点とするほか、(2)のように所定数だけ前のアクション、後のアクションを開始点及び終了点とすることができる。
なお、音声認識装置8は、コンテンツ視聴装置1a内に備えられることでもよく、言語情報蓄積装置3内に備えられることでもよい。
また、音声認識装置8は、放送局装置7から放送されるダイジェスト映像データを受信し、コンテンツ視聴装置1aが送信した試合特定情報により特定されるダイジェスト映像データの音声を認識するようにしてもよい。
なお、上述のコンテンツ視聴装置1、1a、コンテンツ配信装置2、言語情報蓄積装置3、シーン検索装置4、試合データ蓄積装置5、試合映像蓄積装置6及び音声認識装置8は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、コンテンツ視聴装置1、1aの出力制御部12及び検索要求部15、コンテンツ配信装置2のコンテンツ配信部22、言語情報蓄積装置3の言語情報取得部32、シーン検索装置4の言語情報受信部42、出場選手データ取得部43、シーン検索要求部44、関連シーン検索要求部45、部分映像特定部46及びシーン通知部47、試合データ蓄積装置5の試合データ検索部52、試合映像蓄積装置6の試合映像配信部62、ならびに、音声認識装置8の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
1、1a…コンテンツ視聴装置
11、21、31、41、51、61…通信部
12…出力制御部
13…表示部
14…音声出力部
15…検索要求部
16…入力部
17…放送受信部
2…コンテンツ配信装置
22…コンテンツ配信部
23…コンテンツ記憶部
3…言語情報蓄積装置
32…言語情報取得部
33…言語情報記憶部
4…シーン検索装置
42…言語情報受信部
43…出場選手データ取得部(キーワード候補データ取得部)
44…シーン検索要求部
45…関連シーン検索要求部
46…部分映像特定部
47…シーン通知部
5…試合データ蓄積装置
52…試合データ検索部
53…試合データ記憶部
6…試合映像蓄積装置
62…試合映像配信部
63…試合映像記憶部
7…放送局装置
8…音声認識装置
9…ネットワーク

Claims (6)

  1. 試合映像に関する文を含む言語情報データを受信する言語情報受信部と、
    前記試合映像に関するキーワード候補のリストを示すキーワード候補データを試合データ蓄積装置から読み出すキーワード候補データ取得部と、
    前記言語情報受信部が受信した前記言語情報データに含まれる前記文から、前記キーワード候補データ取得部が取得した前記キーワード候補データに含まれるキーワードと、当該キーワードに対応するシーン特定情報とを検出し、検出された前記シーン特定情報及び前記キーワードをシーン検索条件として、前記試合映像中のシーンを特定するシーン特定情報と前記シーンにおけるキーワードと試合映像における前記シーンに対応する時刻情報とを関連付けた試合経過データの検索を前記試合データ蓄積装置に要求するシーン検索要求部と、
    前記シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データの時刻情報が示すシーンを含む前記試合映像における開始点及び終了点を決定する部分映像特定部と、
    前記部分映像特定部が決定した前記試合映像における前記開始点及び前記終了点を出力するシーン通知部と、
    を備えることを特徴とするシーン検索装置。
  2. 前記シーン検索要求部は、シーン特定情報及びキーワードが検出された文については、検出された前記シーン特定情報及び前記キーワードをシーン検索条件とし、キーワードのみが検出された文については、前記文より前の文において最も近くに検出されたシーン特定情報、及び、前記キーワードをシーン検索条件とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシーン検索装置。
  3. 前記試合経過データは、前記シーンにおける試合状況の情報を含んでおり、
    前記シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データに含まれる前記試合状況の情報を関連シーン検索条件として、前記関連シーン検索条件が含まれる前記試合経過データの検索を前記試合データ蓄積装置に要求する関連シーン検索要求部をさらに備え、
    前記部分映像特定部は、前記関連シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データの時刻情報が示すシーンを含む前記試合映像における開始点及び終了点を決定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシーン検索装置。
  4. 前記言語情報受信部は、コンテンツ視聴装置に出力されているダイジェスト映像に対応した前記言語情報データを受信する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの項に記載のシーン検索装置。
  5. 前記試合は野球の試合であり、
    前記シーン特定情報は、イニング情報であり、
    前記試合経過データに含まれる前記キーワードは打者の情報である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載のシーン検索装置。
  6. シーン検索装置として用いられるコンピュータを、
    試合映像に関する文を含む言語情報データを受信する言語情報受信部、
    前記試合映像に関するキーワード候補のリストを示すキーワード候補データを試合データ蓄積装置から読み出すキーワード候補データ取得部、
    前記言語情報受信部が受信した前記言語情報データに含まれる前記文から、前記キーワード候補データ取得部が取得した前記キーワード候補データに含まれるキーワードと、当該キーワードに対応するシーン特定情報とを検出し、検出された前記シーン特定情報及び前記キーワードをシーン検索条件として、前記試合映像中のシーンを特定するシーン特定情報と前記シーンにおけるキーワードと試合映像における前記シーンに対応する時刻情報とを関連付けた試合経過データの検索を前記試合データ蓄積装置に要求するシーン検索要求部、
    前記シーン検索要求部による検索の要求の結果検出された前記試合経過データの時刻情報が示すシーンを含む前記試合映像における開始点及び終了点を決定する部分映像特定部、
    前記部分映像特定部が決定した前記試合映像における前記開始点及び前記終了点を出力するシーン通知部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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