JP5367255B2 - 脱水装置 - Google Patents

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本発明は、主に海苔網及び該海苔網に着生した海苔を遠心力によって脱水する装置に関する。
海苔の養殖では、沿岸域の海中に海苔網を展帳し、海苔網の表面から生長させた海苔葉体を収穫することによって生海苔を得ている。そして、このようにして得た生海苔を細断機で細断した後に所定面積の簀に抄き取り、それらを乾燥させる後処理を実施することにより乾燥海苔が製造されている。
かかる海苔の養殖作業は1シーズンに2回行われているが、2回目の養殖作業を行うに当たって、海苔の幼体を定着させた海苔網を海中から引き上げて乾燥させた後に、冷凍保存させている。この海苔網を乾燥させるに先立って、海苔網及び該海苔網に着生した海苔から海水を除去すべく、遠心力によって脱水する脱水装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来の脱水装置を示す縦断面図であり、図中、100は金属板で形成された矩形殻状の筐体である。この筐体100の上部は開口になしてある。
筐体100の底部には矩形枠状の基台部160が配設してあり、基台部160の裏面には脚部190,190,…が取り付けられている。基台部160上の複数位置にはスプリングといった複数の弾性部材170,170,…がそれぞれ立設してあり、各弾性部材170,170,…によって板状の支持部材180が筐体100の底部から所要高さ位置に支持されている。
支持部材180の裏面側の略中央位置には駆動モータ150が固定してあり、該駆動モータ150の出力軸151は、支持部材180に開設した貫通孔を貫通させてある。この駆動モータ150の出力軸151には回転軸140の下端が連結してあり、該回転軸140は前記支持部材180上に固定した軸受部材110によって回転自在に支持されている。
前記筐体100内の上位側の領域には、周面に複数の排水孔121,121,…が開設された有底円筒状の回転槽120が配してあり、該回転槽120は、その底壁裏面中央に固着させた前記回転軸140によって回転可能に支持されている。
この回転槽120の内周面であって上部開口の周縁部には、帯板を環状になした部材の外周縁を回転槽120の内周面に溶接固定することによって、フランジ部130が回転槽120の底部と平行な姿勢で、回転槽120の中心軸へ向かって突出させてある。
このような脱水装置によって海苔網及び海苔から海水を除去するには、フランジ部130の内径より少し大きい外径になした柔軟性を有する蓋部材を予め用意しておき、海苔網を回転槽120内へ投入した後、前記蓋部材をフランジ部130を通して回転槽120内へ挿着させる。そして、駆動モータ150を動作させて回転槽120を回転させ、この回転槽120の回転にて生じる遠心力によって海水を回転槽120の外方へ飛散除去させる。
実公昭57−35275号公報
しかしながら、このような従来の脱水装置にあっては次のような問題があった。
すなわち、前述したフランジ部130が回転槽120の内周面に固定してあるため、フランジ部130を回転槽120に溶接固定する場合、フランジ部130の上面側でしか溶接作業を行うことができず、フランジ部130の下面側の溶接作業を行うことができないので、フランジ部130の固定強度が低い。
また、このフランジ部130は回転槽120の開口縁部の構造強度を補強する機能を有するが、回転槽120の回転により生じる遠心力は回転槽120の外方へ作用するため、フランジ部130による補強機能は、フランジ部130自身の構造強度よりフランジ部130と回転槽120との固定強度に依存することとなるが、前述したように該当部分の固定強度が低いので、一定以上の補強機能を要求することができなかった。
一方、前述したようにフランジ部130は回転槽120の内周面に、回転槽120の内側へ突設してあるため、脱水操作を実施した後の海苔網を回転槽120から取り出す際にフランジ部130が障壁となり、取出作業の効率が低いという問題もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、回転槽の補強機能が高く、また回転槽からの海苔及び/又は海苔網の取出作業を円滑に行うことができる脱水装置を提供する。
(1) 本発明に係る脱水装置は、海苔を投入する竪型有底円筒状の回転槽と、該回転槽を回転駆動する駆動モータとを備え、駆動モータによって前記回転槽を回転駆動することによって回転槽内の海苔及び/又は海苔網を脱水する脱水装置において、前記回転槽の上縁部に環状のフランジ部が外嵌固定してあることを特徴とする。
本発明に係る脱水装置にあっては、竪型有底円筒状の回転槽の上縁部に環状のフランジ部が外嵌固定してある。このフランジ部は環状の一体物であってもよいが、複数の部分を互いに一体的に連結して環状になしたものであってもよい。
回転槽の回転により生じる遠心力は回転槽の外方へ作用するが、前述したように環状のフランジ部が回転槽に外嵌してあるため、フランジ部による回転槽の補強機能が強く発揮される。特に、フランジ部は回転槽の上縁部に固着してあるため回転槽の補強機能が更に強い。
一方、フランジ部は回転槽の外周面に突設してあるため、脱水操作を実施した後の海苔網を回転槽から取り出す際にフランジ部が障壁とならず、取出作業の効率が高い。
(2) また、本発明に係る脱水装置は、必要に応じて、前記フランジ部の内周縁の上位位置及び下位位置を回転槽の外周面に溶接より固定してあることを特徴とする。
前述したように回転槽にフランジ部が外嵌してあるため、フランジ部の内周縁の上位部分及び下位部分を回転槽の外周面に溶接することができ、かつ、その溶接作業の作業性も高い。また、フランジ部は上位位置及び下位位置の2箇所で溶接固定してあるため、フランジ部の固定強度が高く、これによって回転槽の構造強度が増大される。
(3) 一方、本発明に係る脱水装置は、必要に応じて、前記フランジ部の裏面であって該フランジ部の内周縁の近傍位置に、前記回転槽に外嵌させた筒状の袴部が垂下してあり、該袴部を前記回転槽に固定具によって固定させてあることを特徴とする。
これによって、溶接によらずともフランジ部を回転槽に固定させることができる。
ところで、回転槽の回転によって生じる遠心力に耐えるために、フランジ部は所要の直径方向の寸法、即ち所要の幅寸法になしてある。
従って、回転槽の深さ方向の寸法、即ち厚さ寸法を大きくなしたフランジ部を用いることによって、前述した袴部を設けなくても固定具を用いて当該フランジ部を直接回転槽に固定することができる。しかし、そのようなフランジ部にあっては重量が多大になるため、材料コストが嵩むのに加え、組み立て作業での取り扱いが困難になるのに加え、回転槽の上下バランスが崩れ、回転槽の回転に支障を来たす虞がある。
しかし、前述したようにフランジ部の裏面に袴部を垂下させた場合、総重量の増加を可及的に抑制することができるため、材料コストの増加を抑制するとともに組み立て作業中の作業性が高く、また回転槽の回転に支障を来たす虞も回避することができる。
(4) ところで、本発明に係る脱水装置は、必要に応じて、前記回転槽に着脱可能に内嵌させる中蓋を備えることを特徴とする。
このように、回転槽に中蓋を内嵌させることによって、回転槽の外周面にフランジ部を突設した場合であっても、回転槽内に投入した海苔及び/又は海苔網が、脱水運転中に回転槽から外へ飛び出すことが防止される。
(5) また、本発明に係る脱水装置は、必要に応じて、前記中蓋の周縁部には、該中蓋を回転槽にロックするための複数のロック部が中蓋の周方向へ適宜の間隔で設けてあり、回転槽の周面であって当該回転槽の適宜高さ位置には前記各ロック部を受ける複数の受部が前記ロック部の間隔に応じた間隔で設けてあることを特徴とする。
中蓋に設けた各ロック部を回転槽に設けた各受部に受けさせて、中蓋を回転槽にロックする。
これによって、脱水運転中、回転槽内に投入した海苔及び/又は海苔網からの押力が中蓋に加えられた場合であっても、当該押力に抗して中蓋が回転槽から外れることが防止され、安全に運転することができる。
(6) 本発明に係る脱水装置は、必要に応じて、前記ロック部は、その一部を中蓋の周面から突出させた状態で退進可能に設けられたロック用部材と、該ロック用部材に中蓋の周面から突出する方向へ付勢する付勢部材と、前記ロック用部材の退進範囲を制限する手段とを具備しており、各ロック用部材に当該ロック用部材を後退させるためのワイヤの一端部がそれぞれ連結してあり、各ワイヤの他端部は相互に連結させてあることを特徴とする。
ロック部は、退進可能に設けられたロック用部材を付勢部材で付勢して、ロック用部材の一部を中蓋の周面から突出させた状態になしてある。ロック用部材の退進範囲はそれを制限する手段によって制限されており、前記付勢部材で付勢された場合であっても、所定長を超えて中蓋から突出することは制限されている。
各ロック用部材にはワイヤの一端部がそれぞれ連結してあり、各ワイヤの他端部は相互に連結させてある。従って、この連結部分を把持してロック用部材が後退する方向へ引くことによって、全てのロック用部材をワンタッチで後退させることができる。
この状態で、中蓋を回転槽に内嵌させるとともに、中蓋の各ロック部と回転槽の各受部とを位置合わせする。このとき、前記制限する手段によって各ロック部材が後退する範囲も制限されるため、各ロック部材が脱落することなく、各ワイヤを引っ張った状態で、即ち各ワイヤによって中蓋を吊り下げた状態で中蓋を移動させることができる。
そして、各ワイヤを開放すると、前記各付勢部材の付勢力によって各ロック部材が対応する受部へ前進し、各受部によってロック部材が受けられので、回転槽への中蓋のロックをワンタッチで行うことができる。
(7) 更に、本発明に係る脱水装置は、必要に応じて、前記回転槽の内周面の前記受部及びロック部に応じた高さ位置に、前記中蓋を担持する複数の担持部が突設してあることを特徴とする。
回転槽に内嵌させた中蓋を、当該回転槽の内周面であって、前記受部及びロック部に応じた高さ位置に設けた複数の担持部に担持させる。これによって、回転槽に内嵌させた中蓋は適宜の高さ位置に保持されるため、各ロック部と各受部とを高さ方向及び周方向にて位置合わせする場合、高さ方向の位置合わせを省くことができ、かかる位置合わせの操作を容易・短時間に行うことができる。
一方、中蓋を使用者が支持しなくても所定位置に担持されるため、中蓋の落下といった事故の発生が防止される。
(8) また、本発明に係る脱水装置は、必要に応じて、前記中蓋の周縁部に前記回転槽の周縁部に係止する複数の係止部が突設してあることを特徴とする。
回転槽に中蓋を内嵌させるとともに、当該中蓋の周縁部に突設してある係止部を回転槽の周縁部に係止させる。これによって、回転槽に内嵌させた中蓋は適宜の高さ位置に保持されるため、各ロック部と各受部とを高さ方向及び周方向にて位置合わせする場合、高さ方向の位置合わせを省くことができ、かかる位置合わせの操作を容易・短時間に行うことができる。
一方、中蓋を使用者が支持しなくても所定位置に保持されるため、中蓋の落下といった事故の発生が防止される。
(本発明の第1の実施形態)
図1は、本発明に係る脱水装置を示す縦断面図であり、図中、1は金属板で形成された矩形殻状の筐体である。
筐体1の底部には矩形枠状の基台部6が配設してあり、基台部6の裏面には複数の脚部9,9,…が取り付けられている。基台部6上の複数位置にはスプリングといった弾性部材7,7,…がそれぞれ立設してあり、各弾性部材7,7,…によって板状の支持部材8が筐体1の底部から所要高さ位置に支持されている。
支持部材8の略中央位置には貫通孔81が開設してあり、該支持部材8の裏面に駆動モータ5が、その出力軸51が前記貫通孔81を貫通するように垂設固定してある。この駆動モータ5の出力軸51には回転軸4の下端が連結してあり、該回転軸4は支持部材8上に前記貫通孔81を囲繞するように取り付けた軸受部材10によって回転自在に支持されている。
一方、筐体1内の上位側の領域には、周面に複数の排水孔21,21,…が開設された有底円筒状の回転槽2が配してあり、該回転槽2は、その底壁裏面中央に固着させた前記回転軸4によって回転可能に支持されている。
この回転槽2と前記支持部材8との間には、回転槽2からの排水を受ける環状の受水部材13が配置してあり、前記回転軸4は受水部材13の開口14の中心軸上を貫通させてある。この受水部材13の外周縁は筐体1の内面に水密状に固着してある一方、受水部材13の内周縁は適宜の高さ寸法になるように起立させてあり、これによって受水槽15が形成されている。受水槽15の適宜位置には図示しない排水口が開設してあり、受水槽15に流入した排水は前記排水口から排水されるようになしてある。
一方、前述した回転軸4の軸受部材10より上位の周面には、倒立カップ状のカバー部材11が軸受部材10を覆うように外嵌固定してあり、該カバー部材11によって軸受部材10が被水することを防止してある。更に、軸受部材10の周囲はシール部材12によって水密状に覆ってあり、軸受部材10内へ、及び支持部材8の貫通孔81を介して駆動モータ5内へ水が浸入することを防止してある。
図2は、図1に示した回転槽2の拡大平面図である。
図1及び図2に示したように、回転槽2の外周面であって上部開口の周縁部には、金属材を環状になしたフランジ部3が外嵌固定してある。すなわち、フランジ部3は、例えば平面視が帯状をなす環状の部材を回転槽2の周縁部に外嵌させ、当該部材の内周縁の上位部分及び下位部分を回転槽2の外周面に溶接固定して第1溶接部31及び第2溶接部32が形成してあり、これによって、フランジ部3が回転槽2の底部と平行な姿勢で、回転槽2の外方へ向かって突出されている。
図3は、図1に示したフランジ部3と回転槽2との固定部分の部分拡大図である。
図3(a)に示したように、フランジ部3の内周面は平坦になしておき、このフランジ部3の内周面を回転槽2の外周面に当接させ、フランジ部3の内周縁の上位部分及び下位部分を回転槽2の外周面に溶接固定することによって、第1溶接部31及び第2溶接部32が形成してもよい。
また、図3(b)に示したように、フランジ部3の内周縁の上部及び下部は断面視が三角形状になるように切削除去してあり、この部分に溶融金属を流し込むことによって第1溶接部31及び第2溶接部32を形成してもよい。
一方、図1に示したように、筐体1の天井部中央には前記回転槽2に連通する出入口17が設けてあり、該出入口17は、ヒンジ部19によって筐体1に取り付けられた開閉蓋18によって閉止され得るようになっている。
このような脱水装置によって海苔網及び海苔から海水を除去するには、開閉蓋18を開いた状態で、出入口17から回転槽2内へ、海苔網を投入した後、前記開閉蓋18を閉じる。そして、駆動モータ5を動作させて回転槽2を回転させ、この回転槽2の回転にて生じる遠心力によって回転槽2外へ飛散除去させた海水を受水槽15に受け、受水槽15に設けた排水口から装置外へ海水を排出させる。
かかる脱水装置にあっては、回転槽2の外周面であって上部開口の周縁部にフランジ部3が配設してあるため、前述した如く、フランジ部3の内周縁の上位部分及び下位部分を回転槽2の外周面に容易に溶接することができ、従ってフランジ部3の固定強度が高い。
また、回転槽2の回転により生じる遠心力は回転槽2の外方へ作用するが、平面視が環状のフランジ部3が回転槽2に外嵌してあるため、フランジ部3による回転槽2の補強機能が強く発揮される。
また、前述したようにフランジ部3は平面視が帯板状をなしているため、フランジ部3自身の遠心力に対する構造強度が高いのに加え、軽量である。
一方、前述したようにフランジ部3は回転槽2の外周面に突設してあるため、脱水操作を実施した後の海苔網を回転槽2から取り出す際にフランジ部3が全く障壁とならず、取出作業の効率が高い。
なお、本実施の形態では、連続的に形成された環状部材を用いてフランジ部3を形成した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、複数の部分を溶接・係合等により互いに連結することによって一体的な環状になしたフランジ部を用いてもよい。
(本発明の第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る脱水装置の要部を示す一部破断部分斜視図であり、前述したフランジ部3を回転槽2に固定具によって固定してある。なお、図中、図1に示した部分に対応する部分には同じ番号が付してある。
図4に示した如く、フランジ部3の裏面であって、フランジ部3の内周縁近傍の位置には、回転槽2に外嵌させた短寸筒状の袴部30がフランジ部3と一体的に垂下してあり、フランジ部3及び袴部30の破断部分の端面形状は略転倒L字状をなしている。
袴部30及び回転槽2の袴部30が外嵌された部分の適宜位置には、それらを貫通する複数の貫通孔(図4ではその内の1つを示している)が周方向へ適宜の間隔でそれぞれ開設してあり、各貫通孔には固定具35を構成するボルト36の脚部が回転槽2から袴部30へ向かって貫通させてある。各ボルト36の脚部であって前記袴部30から外へ突出した部分には固定具35を構成するナット37が螺合させてあり、該ナット37を締め付けることによって、袴部30及びフランジ部3が回転槽2に固定されている。
前述したボルト36の頭部は平坦になして回転槽2内に突出しないようにしてあり、更に、ボルト36の頭部の周縁部をテーパにしてボルト36の頭部に海苔網がひっかかることを防止してある。
ところで脱水装置にあっては、図4に示したように、回転槽2の回転によって生じる遠心力に耐えるために、フランジ部3は所要の直径方向の寸法、即ち所要の幅寸法になしてある。
従って、回転槽2の深さ方向の寸法、即ち厚さ寸法を大きくなしたフランジ部を用いることによって、前述した袴部を設けなくても固定具を用いて当該フランジ部を直接回転槽に固定することができる。しかし、そのようなフランジ部にあっては重量が多大になるため、材料コストが嵩むのに加え、組み立て作業での取り扱いが困難になるのに加え、回転槽の上下バランスが崩れ、回転槽2の回転に支障を来たす虞がある。
しかし、前述したようにフランジ部3の裏面に袴部30を垂下させた場合、総重量の増加を可及的に抑制することができるため、材料コストの増加を抑制するとともに組み立て作業中の作業性が高く、また回転槽2の回転に支障を来たす虞も回避することができる。
一方、固定具35によってフランジ部3を回転槽2に固定することができるため、溶接作業といった高度の技術が不要であり、そのような高度技能を有さない作業員でも容易・確実に固定作業を行うことができる。
(本発明の第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る脱水装置の要部構成を示す側断端面図であり、回転槽2の開口の近傍に中蓋40が着脱可能に取り付けてある。また、図6及び図7は、図5に示した中蓋40の平面図及び側面図である。更に、図8は、図5に示した脱水装置の部分拡大側断端面図である。
回転槽2の出入口17の近傍であって、前述したフランジ部3の高さ位置より低い位置には、横方向へ長い長孔を開設してなる複数の受部25,25,…が回転槽2の周方向へ所定の間隔で配設してある。また、回転槽2の受部25,25,…の高さ位置より所定寸法だけ低い位置には、適宜の頭部厚さ寸法の螺子を各螺子の頭部を回転槽2の内側にして、回転槽2の周方向へ適宜の間隔で螺着することによって、前記中蓋40の周縁部を担持する担持部26,26,…が設けてある。
中蓋40は、回転槽2の内径より所定寸法だけ小さい外径になした円板状の基板41を備えており、該基板41の中央部及びその周囲に適宜直径を有し、基板41を貫通する複数の貫通孔を設けることによって、通気性及び操作性の向上並びに軽量化を図っている。
なお、基板41の材料としては、金属材及び硬質樹脂等、所要の強度を有する硬質材を用いることができる。
一方、基板41の周縁部には中蓋40を回転槽2にロックするための複数のロック部42,42,…が、基板41の周方向へ前記回転槽2に設けた受部25,25,…に応じた間隔で、受部25,25,…以下の個数だけ配設してある。
ロック部42は、長方形の板材の中央部分をその一端から他端まで帯状に凸になしたハウジング43を具備しており、該ハウジング43は、その長手方向と平行をなす中心軸を基板41の径方向になした姿勢で両袴部を基板41の表面に当接させて、基板41及び袴部を貫通する複数の螺子によって基板41に固定されている。
ハウジング43の基板41の中心側の一端部は、ハウジング43の天井部を屈曲させて閉止してあり、この閉止部の中央には該閉止部を貫通する倒立U字状の切欠き部が設けてある。一方、ハウジング43の他端部、即ち基板41の周縁側の端部は開口になしてある。また、ハウジング43の天井部の略中央の位置には、ハウジング43の長手方向へ所定寸法だけ長い寸法になした長孔44が開設してある。
ハウジング43の内部には平面視が略長方形のロック片46がハウジング43の長手方向へ進退自在に嵌入してあり、ハウジング43の内部であって前記ロック片46の一端とハウジング43の閉止部との間には、ロック片46の他端部をハウジング43の開口端部から外方へ押出すように付勢する弾性部材148が介装してある。
また、ロック片46のハウジング43に設けた前記長孔44に臨む部分には棒状のレバー47が立設してあり、該レバー47は前記長孔44内をその一端から他端まで摺動可能に貫通させてある。前述した如く、ロック片46は弾性部材148によってハウジング43の開口端部から外方へ押出すように付勢されているが、前記レバー47がハウジング43の長孔44の一端に当接するため、ロック片46はその他端部がハウジング43の開口端部から所定寸法だけ突出した状態で停止する。なお、ハウジング43の開口端部は基板41の外周面と略面一になしてあり、従って前記レバー47がハウジング43の長孔44の一端に当接した状態では、ロック片46の他端部が基板41の外周面から所定寸法だけ突出している。
一方、このレバー47に前記弾性部材148の付勢に抗する力を付勢して該レバー47をハウジング43の長孔44の他端側へ摺動させると、ロック片46のハウジング43の開口端部から突出した部分がハウジング43内に漸次格納され、レバー47が前記長孔44の他端に当接すると、ロック片46の他端部は全てハウジング43内に格納されるようになっている。
このロック片46の一端には適宜長さの棒状部材48の一端が連結してあり、該棒状部材48の他端側はハウジング43の前記切欠き部を通ってハウジング43から適宜長だけ延出させてある。ハウジング43から延出させた棒状部材48の他端部には該棒状部材48を径方向に貫通する貫通孔が開設してあり、この貫通孔を介して棒状部材48に環状部材49が揺動自在に連結してある。
基板41の略中央位置上には基環部材60が配置されており、該基環部材60と前記各ロック部42,42,…にそれぞれ設けられた前記環状部材49,49,…との間にはワイヤ50,50,…がそれぞれ張設してある。
これによって、中蓋40を移動させるべく、基環部材60を把持して基板41を吊り上げた場合、基板41の重さによって各ワイヤ50,50,…が引っ張られ、各ワイヤ50,50,…が連結した環状部材49,49,…及び棒状部材48,48,…を介して、各ロック片46,46,…に立設したレバー47,47,…が前記長孔44,44,…の他端に当接するまでロック片46,46,…が摺動し、各ロック片46,46,…の他端部がハウジング43,43,…内に格納される。従って、ワンタッチで全てのロック片46,46,…の他端部をハウジング43,43,…内に格納させることができる。
このような中蓋40にあっては、前述した如く基環部材60を把持して吊り上げた基板41を回転槽2内に、基板41の底部が前記各担持部26,26,…に当接するまで装嵌させとともに、各ロック部42,42,…と回転槽2に設けた受部25,25,…とを位置合わせし、その状態で前記基環部材60を解放する。これによって、各担持部26,26,…上に基板41が担持されるとともに、各ロック部42,42,…に内蔵された弾性部材148,148,…によってロック片46,46,…の他端部がハウジング43,43,…から突出して、位置合わせされた受部25,25,…内に嵌入し、中蓋40が回転槽2にロックされる。従って、中蓋40のロックもワンタッチで行うことができる。
更に、前述したように基環部材60を把持して基板41を吊り上げることによって、全てのロック片46,46,…の他端部をハウジング43,43,…内に格納させることができるため、中蓋40のロック解除もワンタッチで行うことができる。
一方、なんらかの原因で全てのロック片46,46,…を対応する受部25,25,…内に嵌入させることができなかった場合であっても、当該ロック片46に立設されたレバー47を操作することによって、そのロック片46を対応する受部25内に嵌入させることができる。
また、位置合わせが不十分であり各ロック片46,46,…を受部25,25,…内に嵌入させることができなかった場合であっても、各担持部26,26,…によって基板41が担持されているため、中蓋40が回転槽2内に落下するといった事故の発生が防止される。
かかる脱水装置にあっては、回転槽2内に海苔及び/又は海苔網を投入し、前述したように中蓋40を回転槽2内に装嵌・ロックすることによって、回転槽2の開口を塞止した後、図1に示した如く開閉蓋18を閉じる。そして、駆動モータ5(図1参照)を動作させて回転槽2を回転駆動させて、回転槽2内の海苔及び/又は海苔網を脱水する。
このような脱水装置にあっては、回転槽2の開口内に中蓋40を装嵌するため、回転槽2の外周にフランジ部3を設けた場合であっても、脱水運転中、回転槽2内に投入した海苔及び/又は海苔網が回転槽2から飛び出すことが防止される。
このとき、前述した如く中蓋40を回転槽2にロックするため、脱水運転中、回転槽2内の海苔及び/又は海苔網からの押力が中蓋40に加えられた場合であっても、当該押力に抗して中蓋40が回転槽2から外れることが防止され、安全に運転することができる。
なお、本実施の形態では、回転槽2に螺着させた螺子によって担持部26を構成してあるが、本発明はこれに限らず、前記螺子に代わる適宜の凸部を回転槽2の内周面に設けても良い。その場合、当該凸部の周縁には可及的に角が生じないようにする。
(本発明の第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係る脱水装置の要部構成を示す側断端面図であり、前述した中蓋40の支持機構を変更した以外は、第3の実施形態で説明した構成と同じになしてある。なお、図中、図5に示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略する。
図9に示したように、各ハウジング43,43,…の天井部分にはそれぞれ、金属製材料を側面視がクランク形状になした係止部45,45,…が、基板41から所定寸法を隔てた高さ位置において基板41の周縁から適宜寸法だけ延出させて固着してあり、中蓋40の基板41を回転槽2内に装嵌させた場合、各係止部45,45,…の先端部分が回転槽2の開口縁部に係止するようになっている。
各係止部45,45,…の先端部分の高さ位置は、当該係止部45,45,…を回転槽2の開口縁部に係止させた状態において、中蓋40の各ロック片46,46,…が回転槽2の受部25,25,…に嵌合するように調整してあり、前同様、ロック片46,46,…と受部25,25,…との位置合わせが不十分であり、各ロック片46,46,…を受部25,25,…内に嵌入させることができなかった場合であっても、回転槽2の開口縁部に係止された係止部45,45,…によって基板41が支持されているため、中蓋40が回転槽2内に落下するといった事故の発生が防止される。
一方、回転槽2の内面に、前述した如き担持部26,26,…を突設させる必要がないため、回転槽2の内面をより滑状になすことができ、海苔及び/又は海苔網の回転槽2への投入作業、海苔及び/又は海苔網の回転槽2からの取り出し作業を更に円滑に行うことができる。
なお、本実施の形態では、係止部45,45,…をハウジング43,43,…に固着させた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、係止部45,45,…を基板41の適宜位置に固着させてもよいことはいうまでもない。
本発明に係る脱水装置を示す縦断面図である。 図1に示した回転槽の拡大平面図である。 図1に示したフランジ部と回転槽との固定部分の部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る脱水装置の要部を示す一部破断部分斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る脱水装置の要部構成を示す側断端面図である。 図5に示した中蓋の平面図である。 図5に示した中蓋の側面図である。 図5に示した脱水装置の部分拡大側断端面図である。 本発明の第4の実施形態に係る脱水装置の要部構成を示す側断端面図である。 従来の脱水装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1 筐体
2 回転槽
3 フランジ部
4 回転軸
5 駆動モータ
6 基台部
8 支持部材
18 開閉蓋
19 ヒンジ部
21 排水孔
25 受部
26 担持部
31 第1溶接部
32 第2溶接部
35 固定具
40 中蓋
41 基板
42 ロック部
43 ハウジング
46 ロック片

Claims (6)

  1. 海苔及び/又は海苔網が投入される竪型有底円筒状の回転槽と、該回転槽を回転駆動する駆動モータとを備え、駆動モータによって前記回転槽を回転駆動することによって回転槽内の海苔及び/又は海苔網を脱水する脱水装置において、
    前記回転槽に着脱可能に内嵌させる硬質材製の中蓋を備え、
    前記中蓋の周縁部には、該中蓋を回転槽にロックするための複数のロック部が中蓋の周方向へ適宜の間隔で設けてあり、
    前記ロック部は、一部を中蓋の周面から突出させた状態で退進可能に設けられたロック用部材を少なくとも具備し、
    前記回転槽の上縁部に、回転槽より肉厚の帯板状で一体的な環状の部材であるフランジ部が、回転槽の底部と平行な姿勢で且つ回転槽の外方へ向かって突出するように外嵌固定され、
    前記回転槽の周面であって当該回転槽のフランジ部固定位置下側近傍の位置には、前記各ロック部のロック用部材を嵌入させて受ける孔である複数の受部が、前記ロック部の間隔に応じた周方向所定間隔で開設されることを
    特徴とする脱水装置。
  2. 前記フランジ部の内周縁の上位位置及び下位位置を回転槽の外周面に溶接により固定してある請求項1記載の脱水装置。
  3. 前記フランジ部の裏面であって該フランジ部の内周縁の近傍位置に、前記回転槽に外嵌させた筒状の袴部がフランジ部と一体的に垂下してあり、該袴部を前記回転槽に、回転槽と袴部の各貫通孔を貫通する固定具によって固定させてある請求項1記載の脱水装置。
  4. 前記ロック部は、前記ロック用部材を中蓋の周面から突出する方向へ付勢する付勢部材と、前記ロック用部材の退進範囲を制限する手段とを具備しており、
    各ロック用部材に当該ロック用部材を後退させるためのワイヤの一端部がそれぞれ連結してあり、各ワイヤの他端部は相互に連結させてある、請求項1ないし3のいずれかに記載の脱水装置。
  5. 前記回転槽の内周面の前記受部と前記中蓋のロック部との高さ位置が合うように前記中蓋を担持する、複数の担持部が、回転槽の受部の高さ位置より所定寸法だけ低い位置に突設してある、請求項1ないしのいずれかに記載の脱水装置。
  6. 前記中蓋の周縁部に、前記回転槽の開口縁部上側に係止する複数の係止部が、当該係止部の回転槽開口縁部への係止状態で中蓋のロック部のロック用部材が回転槽の受部に嵌合するような高さ位置関係として突設してある、請求項1ないし4のいずれかに記載の脱水装置。
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