JP5366847B2 - 通信システム、基地局装置、通信端末及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム、基地局装置、通信端末及び通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて通信端末に送信データを同期送信することができる通信システム、並びに、その通信システムに用いることができる基地局装置、通信端末及び通信制御方法に関する。
近年、有限かつ稀少な電波を有効活用すべく、周波数の高度利用のための各種技術の研究開発が推進されている。例えば移動体通信の分野では、互いに大きさの異なるマクロセル、ミクロセル、フェムトセル、ピコセル等の無線通信エリア(セル)が混在している環境に通信端末(ユーザ装置)が位置している場合にスループットを最大化できるように複数の基地局装置と通信端末との間の無線通信を制御する技術の開発が進められている。
従来、複数の基地局装置の無線通信エリアが重複しているエリアに通信端末が位置するときに、それら複数の基地局装置が協調し各基地局装置から当該通信端末に送信データであるパケットをタイミングを合わせて同期送信することができるシステムが知られている。例えば、特許文献1には、パケット通信網に接続されている基地局装置である第1送信装置及び第2送信装置から無線通信により通信端末にパケットを同時に送信すべく、パケット通信網を介して受信したパケットに送信タイミングを示す情報が付加されたパケットを、第1送信装置及び第2送信装置の少なくとも一方に提供する送信タイミング制御部を備えた通信制御システムが記載されている。
上記従来の通信制御システムのように複数の基地局装置が協調して通信端末に送信データであるパケットを同期送信する場合、何らの原因により、各基地局装置から同期送信された複数のパケットのうち一部の基地局装置から送信されたパケットを通信端末が受信できないおそれがある。例えば、送信タイミングを示す情報が付加されたパケットを基地局装置が受信したときに当該送信タイミングの時刻が既に経過し、その基地局装置から通信端末への当該パケットの送信自体が行われないと、通信端末は当該パケットを受信できない。また、基地局装置と通信端末との間の通信経路の品質低下や通信端末における受信動作エラー等によっても通信端末がパケットを受信できないおそれがある。
このように複数の基地局装置から通信端末へのパケットの同期送信の際に通信端末が一部のパケットを受信できなかった場合、その受信できなかった未受信パケットを通信端末に再度送信する再送制御を実行することが考えられる。従来の再送制御は次のように行われる。基地局装置から送信されたパケットを通信端末が所定の時間内に受信できないと、基地局装置は受信成功応答(ACK)を受信できずタイムアウトになったり、通信端末から受信失敗応答(NACK)を受信したりする。このようにタイムアウトになった場合あるいは受信失敗応答を受信した場合に、その未受信パケットを送信した基地局装置が当該受信パケットを通信端末に再送する。
しかしながら、上記従来の再送制御を実行する場合、タイムアウトになるまでの時間や通信端末から受信失敗応答(NACK)を受信するまでの時間が長くなり、パケットが通信端末に到達して正常に受信されたか否かの確認が遅くなる傾向がある。しかも、上記未受信パケットを送信した基地局装置と通信端末との間の通信経路の品質は悪い可能性が高く、上記未受信パケットが通信端末に到達するまでの再送遅延が大きくなったり上記未受信パケットの再送を繰り返したりするおそれがある。そのため、未受信パケットを通信端末に再送するときの再送遅延の短縮化を図ることが難しい。よって、上位層の通信アプリケーションの性能が大きく劣化するおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、複数の基地局装置からタイミングを合わせて通信端末に送信データを同期送信した後、その同期送信で通信端末が受信できなかった未受信データを通信端末に再送するときの再送遅延の短縮化を図ることができる通信システム、通信制御方法及びプログラムを提供することである。
本発明に係る通信システムは、無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて通信端末へ送信データを同期送信可能な通信システムであって、前記複数の基地局装置から前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データがそれぞれ前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得し、その受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送するように制御する再送制御手段を備える。
本発明に係る基地局装置は、他の基地局装置と協調してタイミングを合わせて通信端末へ送信データを無線通信により同期送信可能な基地局装置であって、当該基地局装置を含む複数の基地局装置から前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データがそれぞれ前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得し、その受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送するように制御する再送制御手段を備える。
本発明に係る通信端末は、無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて同期送信された送信データを受信可能な通信端末であって、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信された前記複数の送信データのすべてについて当該通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を、前記複数の基地局装置の少なくとも一つに送信する送信手段とを備える。
本発明に係る通信制御方法は、無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて通信端末へ送信データを同期送信するときの通信制御方法であって、前記複数の基地局装置から前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データがそれぞれ前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得するステップと、前記受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送するステップと、を含む。
本発明に係るプログラムは、無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて通信端末へ送信データを同期送信可能な通信システムに読み込まれて実行されるプログラムであって、前記複数の基地局装置から前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データがそれぞれ前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得する機能と、前記受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送する機能と、を前記通信システムに実現させるものである。
本発明に係るプログラムは、他の基地局装置と協調してタイミングを合わせて通信端末へ送信データを無線通信により同期送信可能な基地局装置に読み込まれて実行されるプログラムであって、当該基地局装置を含む複数の基地局装置と協調して前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データがそれぞれ前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得する機能と、前記受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送する機能と、を前記通信システムに実現させるものである。
本発明に係る他のプログラムは、無線通信により複数の基地局装置と通信可能な通信端末で実行されるプログラムであって、前記複数の基地局装置からタイミングを合わせて同期送信された複数の送信データを受信する機能と、前記複数の送信データのすべてについて、当該通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を、前記複数の基地局装置の少なくとも一つに送信する機能と、を前記通信端末に実現させるものである。
本発明において、前記通信端末で受信されなかった未受信データの再送に使用する基地局装置を決定し、決定された基地局装置から前記通信端末に前記未受信データを再送するように制御してもよい。
また、本発明において、前記通信端末へ送信データの同期送信を行う前記複数の基地局装置のいずれか一つの基地局装置が前記再送制御手段を有してもよい。また、前記再送制御手段を有する基地局装置は、前記通信端末へ送信データの同期送信を行う前記複数の基地局装置のうち前記通信端末との間の無線通信品質が最もよい基地局装置であってもよい。更に、前記再送制御手段を有する基地局装置は、前記通信端末との間の無線通信経路品質(例えば、伝送遅延時間)の測定結果及び前記通信端末における受信電波の電界強度レベルの測定結果の少なくとも一つに基づいて決定してもよい。
また、本発明において、前記再送制御手段を有する基地局装置が、前記受信結果情報を前記通信端末から受信して取得してもよい。
また、本発明において、前記未受信データの再送にタイミングを合わせて、その再送に用いた基地局装置以外の基地局装置から前記未受信データとは異なる新規送信対象の送信データを同期送信してもよい。
また、本発明において、前記複数の基地局装置それぞれと前記通信端末との間の通信経路の品質を示す通信経路品質情報を取得し、その通信経路品質情報に基づいて、前記未受信データの再送に使用する基地局装置を決定してもよい。
また、本発明において、前記複数の基地局装置に送信データを分配する送信データ分配装置が、前記再送制御手段の機能を有してもよい。
本発明において、前記複数の基地局装置から前記通信端末への送信データの同期送信は、当該送信データを同期送信する送信タイミング(タイムスタンプ)を示す情報や送信フレームの情報に基づいて行ってもよい。また、前記送信データは、前記通信端末へ同期送信されるタイミングを示す情報が付加されたものであってもよい。また、前記送信データは、パケット通信網を介してパケットであってもよく、そのパケット通信網を介してパケットに送信タイミングを示す情報及びパケットヘッダを付加することによって更にカプセル化したものであってもよい。
本発明において、前記複数の基地局装置は、GPS信号などの外部クロック信号を受信する手段を更に備え、その外部クロック信号を基づいて前記送信データの同期送信を実行してもよい。また、前記複数の基地局装置から同期送信される複数のデータは、各データの無線信号が前記通信端末で同時に受信される互いに異なる内容のデータであってもよい。
本発明において、前記複数の基地局装置は、互いに大きさが異なりかつ重複したエリアが存在する無線通信エリアに対応した少なくとも2つの基地局装置であってもよい。また、これらの互いに大きさが異なりかつ重複したエリアが存在する無線通信エリアは、マクロセル、フェムトセル、ミクロセル及びピコセルの少なくとも2つであってもよい。
本発明によれば、複数の基地局装置それぞれから通信端末に送信データを同期送信した後、それら複数の送信データがそれぞれ通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を当該通信端末から受信して取得している。このように受信結果情報を通信端末から受信して取得しているので、通信端末で受信されなかった送信データを送信した基地局装置を介して受信結果情報を取得する場合に比して、未受信データの通信端末への再送をより速やかに開始することができる。また、再送制御の際、通信品質がよい基地局装置から未受信データの通信端末への再送をより高い成功確率で行える。よって、同期送信で通信端末が受信できなかった未受信データを通信端末に再送するときの再送遅延の短縮化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す説明図。 パケットの同期送信の手順の一例を示す説明図。 アンカー基地局装置の機能構成の一例を示すブロック図。 スレーブ基地局装置の機能構成の一例を示すブロック図。 未受信パケットの再送を含むパケット同期送信処理の一例を示すシーケンス図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す説明図である。本実施形態に係る通信システム10は、相互に通信可能に接続された複数の基地局装置110、120を備えている。複数の基地局装置110、120は互いに協調し、各基地局装置110、120の無線通信エリアが重複したエリアに存在する通信端末200に、送信タイミングを合わせた無線通信により、送信データであるパケットを同期送信することができる。この同期送信により、通信端末200によるパケット通信時におけるスループットの向上、通信品質の向上および通信帯域の有効利用を実現できる。
なお、本実施形態では、互いに協調してパケットを同期送信する複数の基地局装置が2つである場合について説明するが、当該複数の基地局装置は3つ以上であってもよい。また、本実施形態では、複数の基地局装置から同期送信された複数のパケットを1台の通信端末で受信する場合について説明するが、当該同期送信された複数のパケットを受信する通信端末は複数台であってもよい。
通信システム10は、複数の基地局装置110、120に送信データであるパケットを分配するパケット分配元のノードである送信データ分配装置としてのパケット分配装置130を含んでもよい。パケット分配装置130は、パケット通信網141を介して外部のネットワークと通信することができる。パケット分配装置130と複数の基地局装置110、120とは、パケット通信網140を介して接続されている。通信システム10は、パケット通信網140を含んでもよい。また、通信システム10は、複数の基地局装置110、120から同期送信される複数のパケットを受信可能な通信端末200を含んでもよい。
通信端末200は、携帯電話機等の移動体通信端末である移動局であってもよく、基地局装置110、120及びパケット通信網140等で構築されるネットワークは、移動体通信ネットワークのセルラーネットワークであってもよい。パケット通信網141は、移動体通信ネットワークのコアネットワークであってもよい。基地局装置110、120の無線通信エリアはそれぞれ、互いに大きさが異なるマクロセル、マイクロセル、フェムトセル、ピコセル等の各種セルのいずれかであってもよい。
図2は、本実施形態に係る通信システム10によるパケットの同期送信の手順の一例を示す説明図である。通信端末200と無線通信可能な複数の基地局装置110、120のうちいずれか一つは、複数の基地局装置110、120からパケットを同期送信する協調通信動作を制御する協調通信制御手段の機能を備える基地局装置(本実施形態では、基地局装置110が該当し、以下、必要に応じて「アンカー基地局装置」という。)である。アンカー基地局装置以外の他の基地局装置は、アンカー基地局装置によって協調動作させるように制御される被協調基地局装置(本実施形態では、基地局装置120が該当し、以下、必要に応じて「スレーブ基地局装置」という。)である。アンカー基地局装置110は、例えば、通信端末200と通信可能な複数の基地局装置のうち通信端末200との無線通信において受信電界強度が最も大きく無線通信品質が最も高いものが選択される。アンカー基地局装置110の選択は、通信端末200等から受信して取得した受信電界強度等の無線通信品質の情報に基づいて、通信端末200と通信可能な基地局装置が自律的にかつ動的に切り換わるようにしてもよい。
図2において、パケット分配装置130は、アンカー基地局装置110及びスレーブ基地局装置120の双方の無線通信エリアが重複しているエリア内に存在する通信端末200宛のパケット900を受信した場合、パケット900のヘッダ情報が書き換えられたパケット901をアンカー基地局装置110に送信する。また、パケット900をカプセル化し、パケット901に変換するようにしてもよい。
アンカー基地局装置110は、そのアンカー基地局装置110からスレーブ基地局装置120までの伝送遅延時間を定期的に測定している。アンカー基地局装置110は、アンカー基地局装置110、120の双方の無線通信エリアが重複しているエリア内に存在する通信端末200宛のパケット901を受信した場合、測定した伝送遅延時間に基づいて設定された送信タイミングを示す情報が付加されたパケット902を生成する。そして、アンカー基地局装置110は、送信タイミングの情報が付加されたパケット902をスレーブ基地局装置120に送信する。アンカー基地局装置110は、上記所定の送信タイミングになったときに、通信端末200に対してパケットを送信するのと同時に、スレーブ基地局装置120から通信端末200に対してパケットを送信させる。
アンカー基地局装置110は、同期送信対象のパケットのデータとともに、パケットの同期送信を管理するための管理テーブルを有してもよい。管理テーブルは、後述のように、アンカー基地局装置110内のパケット送受信部、送信タイミング付加部、同期I/F部又は再送制御部に設けてよい。
管理テーブルは、例えば表1に示すように、同期送信対象の複数のパケットについて、パケットを識別可能なパケットIDと、当該パケットを送信する基地局装置を識別可能な基地局IDと、当該パケットを同期送信する送信タイミングを示す送信タイミング情報(送信時刻、タイムスロット番号、送信フレーム番号等)とを互いに関連付けた管理レコードを記録したものである。
Figure 0005366847
管理テーブルは、表2に示すように、前記パケットID等とともに、同期送信対象の複数のパケットのそれぞれが通信端末200で正常に受信されたか否かを識別可能なステータス情報(例えば、通信端末200からのACK、NACK等の応答)を関連付けた管理レコードを記録したものでもよい。
Figure 0005366847
管理テーブルのステータス情報は、各基地局装置からのパケット送信処理の現在の状況を示す情報である。ステータス情報としては、例えば、「処理中」、「成功」、「失敗」等のパケット送信処理の現在の状況を示すデータが記録される。ステータス情報としては、「処理中」、「成功」、「失敗」等にそれぞれ対応した識別記号等を記録するようにしてもよい。
管理テーブルは、パケット分配装置130から同期送信対象の新たなパケットを受信したとき、同期送信したパケットに対する応答(ACK、NACK)を通信端末200から受信したとき、予め設定した所定の更新タイミングが到来したとき等に更新してよい。例えば、パケット分配装置130から同期送信対象の新たなパケットを受信すると、当該パケットに対応する管理レコードを管理テーブルに追加するように更新してもよい。また、同期送信したパケットに対する応答(ACK、NACK)を通信端末200から受信したとき、管理テーブルにおける当該パケットの受信結果情報データが更新してもよい。また、同期送信したパケットに対する受信成功応答(ACK)を通信端末200から受信したとき、管理テーブルにおける当該パケットの管理レコード自体を削除するように更新してもよい。また、予め設定した所定更新タイミングが到来したとき、同期送信したパケットが通信端末200で正常に受信され受信結果情報のデータが受信成功応答(ACK)になっているパケットの管理レコードをすべて削除するように更新してもよい。また、パケットの送信タイミングが新たに算出され変更になった場合は、管理テーブルにおける当該パケットの送信タイミング情報のデータが更新してもよい。
スレーブ基地局装置120は、アンカー基地局装置110と同様に、パケットの同期送信を管理するための管理テーブルを有してもよい。スレーブ基地局装置120の管理テーブルは、スレーブ基地局装置120から送信するパケットの管理レコードのみを記録したものでよく、パケットを送信する基地局装置を識別可能な基地局IDを記録しなくてもよい。スレーブ基地局装置120の管理テーブルは、アンカー基地局装置110によって設定された、連続した複数の送信タイミング情報だけを記録したものでもよい。この場合、スレーブ基地局装置120は、管理テーブルに基づき、次に到来する送信タイミングに合わせて、アンカー基地局装置110から受信したパケットを通信端末200に同期送信する。また、スレーブ基地局装置120の管理テーブルは、後述のように、スレーブ基地局装置120内のパケット受信部、送信タイミング判断部又は同期I/F部に設けてよい。
アンカー基地局装置110は、パケット902を生成する場合、例えば、スレーブ基地局装置120に送信すべきパケットをカプセル化して、送信タイミングを書き込む領域を作成する。アンカー基地局装置110は、例えば、IP−in−IPカプセル化により、送信タイミングを書き込む領域を作成してよい。また他の例においては、アンカー基地局装置110は、パケットのカプセル化を行わず、スレーブ基地局装置120に送信すべきパケットの空きフィールドに送信タイミングを書き込んでもよい。アンカー基地局装置110は、絶対時刻を送信タイミングとして書き込んでもよく、スレーブ基地局装置120の同期I/F部のタイムスロット番号(送信フレーム番号)を、送信タイミングを示す情報として書き込んでもよい。
アンカー基地局装置110は、そのアンカー基地局装置110からスレーブ基地局装置120までの伝送遅延時間を、現在時刻に加算した時刻を送信タイミングとして決定してもよい。また、アンカー基地局装置110は、現在時刻に伝送遅延時間を加算した時刻に、さらにスレーブ基地局装置120のパケット処理速度等を考慮して定められたマージンを加算した時刻を、送信タイミングとして決定してもよい。
図3は、アンカー基地局装置110の機能構成の一例を示すブロック図である。アンカー基地局装置110は、非同期I/F部300、パケット送受信部301、送信可否判断部302、送信方法決定部303、符号化データ生成部304、外部クロック受信部305、内部クロック生成部306、同期I/F部307、無線通信部308、送信タイミング制御部310および再送制御部320を備える。送信タイミング制御部310は、送信タイミング付加部311、伝送遅延時間測定部312、および送信タイミング算出部313を有する。
非同期I/F部300は、パケット通信網140を介して、パケット分配装置130とパケット通信(非同期通信)する。パケット送受信部301は、通信端末200宛のパケットを、非同期I/F部300を介してパケット分配装置130から受信する。また、パケット送受信部301は、通信端末200宛のパケットを、非同期I/F部300に供給するとともに、無線通信部308を介してスレーブ基地局装置120に送信する。
送信可否判断部302は、スレーブ基地局装置120が通信端末200にパケットを送信できるか否かを判断する。即ち、送信可否判断部302は、スレーブ基地局装置120の無線通信エリア内に、通信端末200が存在するか否かを判断する。送信可否判断部302は、スレーブ基地局装置120と通信端末200との間の電波強度を示す情報を、スレーブ基地局装置120から取得し、スレーブ基地局装置120から通信端末200にパケットを送信できるか否かを判断してもよい。また、送信可否判断部302は、通信端末200の現在位置を示す情報を取得し、スレーブ基地局装置120から通信端末200にパケットを送信できるか否かを判断してよい。
なお、本実施形態においては、送信可否判断部302がアンカー基地局装置110の内部に設けられているが、他の例においては、送信可否判断部302がアンカー基地局装置110の外部に設けられてもよい。例えば、アンカー基地局装置110とは別のシステムとして、パケット通信網140に接続され、通信端末の位置管理システムと連携して、通信端末200と通信可能な基地局装置を特定してもよい。
送信方法決定部303は、送信可否判断部302の判断結果に基づいて、パケット分配装置130から受信した通信端末200宛のパケットを、アンカー基地局装置110の無線通信部308からだけでなく、スレーブ基地局装置120の無線通信部からも送信させるかを決定する。送信方法決定部303は、スレーブ基地局装置120が通信端末200にパケットを送信できない場合、通信端末200宛のパケットを、アンカー基地局装置110だけから送信させることを決定する。送信方法決定部303は、スレーブ基地局装置120が通信端末200にパケットを送信できる場合、通信端末200宛のパケットを、各基地局装置110、120から送信させることを決定する。
また、送信方法決定部303は、アンカー基地局装置110、120から通信端末200に同一のパケットを送信させるか異なるパケットを送信させるかを決定してよい。送信方法決定部303は、アンカー基地局装置110から通信端末200への受信電波強度が予め定められた値より小さい場合に、各基地局装置110、120から通信端末200に同一のパケットを送信させることを決定してよい。通信端末200は、例えばOFDM技術を利用して、アンカー基地局装置110から送信されたパケットの無線信号と、スレーブ基地局装置120から送信されたパケットの無線信号とを重ね合わせることで、アンカー基地局装置110だけから受信する場合より高い受信強度で無線信号を受信できる。また、送信方法決定部303は、アンカー基地局装置110から通信端末200への通信帯域が予め定められた値より狭い場合に、各基地局装置110、120から通信端末200に異なるパケットを送信させることを決定してよい。通信端末200は、例えばMIMO技術を利用して、アンカー基地局装置110から送信された符号化パケットと、スレーブ基地局装置120から送信された符号化パケットとを復号化することで、アンカー基地局装置110だけから受信する場合より広い通信帯域でパケットを受信できる。
符号化データ生成部304は、送信方法決定部303が各基地局装置110、120から通信端末200に異なるパケットを送信させることを決定した場合、パケット送受信部301がパケット通信網140を介して受信したパケットから、アンカー基地局装置110から通信端末200に送信させるパケットと、スレーブ基地局装置120から通信端末200に送信させるパケットとを生成する。符号化データ生成部304は、例えばMIMO技術を利用して、パケット送受信部301が受信したパケットを符号化して、アンカー基地局装置110から通信端末200に送信させる符号化パケットと、スレーブ基地局装置120から通信端末200に送信させる符号化パケットとを生成してよい。
外部クロック受信部305は、スレーブ基地局装置120が参照する外部クロック信号を受信して内部クロック生成部306に供給する。外部クロック受信部305は、アンテナであってよく、GPS信号またはJJY信号を受信して内部クロック生成部306に供給してよい。また、外部クロック受信部305は、非同期I/F部300を介して、パケット通信網140、141に接続されたNTPサーバから時刻信号を受信して内部クロック生成部306に供給してよい。
内部クロック生成部306は、内部クロック信号を生成する。内部クロック生成部306は、外部クロック受信部305から供給された外部クロック信号で、内部クロック信号の位相を調整する。内部クロック生成部306は、外部クロック受信部305から供給されたGPS信号、JJY信号、または時刻信号で、内部クロック信号の位相を調整してよい。内部クロック生成部306によって生成された内部クロック信号は、本実施形態に係るパケットの同期送信制御のためだけでなく、無線通信部308がパケットを送受信する場合におけるデータ送受信のスケジューリング、データ符号化処理等のためにも参照されてよい。
同期I/F部307は、通信端末200と無線通信(同期通信)する。無線通信部308は、通信端末200に無線信号を送信したり通信端末200から無線信号を送信したりする。
送信タイミング制御部310は、無線通信によりパケットを送信するアンカー基地局装置110の無線通信部308およびスレーブ基地局装置120の無線通信部から、同時に通信端末200へパケットを同期送信させるべく、パケット通信網140を介して受信したパケットに送信タイミングを示す情報が付加されたパケットを、スレーブ基地局装置120に提供する。送信タイミング制御部310は、アンカー基地局装置110の無線通信部308から送信されるパケットの無線信号と、スレーブ基地局装置120の無線通信部から送信されるパケットの無線信号とを重ね合わせて、通信端末200が有する1つの無線受信部に受信させるべく、アンカー基地局装置110の無線通信部308およびスレーブ基地局装置120の無線通信部に同一のパケットを提供してもよい。また、送信タイミング制御部310は、アンカー基地局装置110の無線通信部308から送信されるパケットの無線信号と、スレーブ基地局装置120の無線通信部から送信されるパケットの無線信号とを、通信端末200が有する複数の無線受信部で同時に受信させるべく、アンカー基地局装置110の無線通信部308およびスレーブ基地局装置120の無線通信部に異なるパケットを提供してもよい。
送信タイミング付加部311は、送信方法決定部303が各基地局装置110、120から通信端末200に同一のパケットを送信させることを決定した場合、送信タイミング算出部313が算出した送信タイミングを、パケット送受信部301が受信した通信端末200宛のパケットに付加する。そして、パケット送受信部301は、送信タイミングが付加されたパケットを、スレーブ基地局装置120に送信する。
送信タイミング付加部311は、送信方法決定部303が各基地局装置110、120から通信端末200に異なるパケットを送信させることを決定した場合、符号化データ生成部304が生成した複数の符号化パケットのうち、スレーブ基地局装置120から通信端末200に送信すべき符号化パケットに、送信タイミング算出部313が算出した送信タイミングを付加する。そして、パケット送受信部301は、アンカー基地局装置110から通信端末200に送信すべき符号化パケットを、同期I/F部307に供給するとともに、送信タイミングが付加された符号化パケットを、スレーブ基地局装置120に送信する。
送信タイミング付加部311は、送信タイミング算出部313が算出した送信タイミングを示す情報およびパケットヘッダを付加することによって、パケット送受信部301がパケット通信網140を介して受信したパケットをカプセル化する。送信タイミング付加部311は、スレーブ基地局装置120に送信すべきパケットをカプセル化して、送信タイミングを書き込む領域を作成する。送信タイミング付加部311は、例えば、IP−in−IPカプセル化により、送信タイミングを書き込む領域を作成してよい。送信タイミング付加部311は、絶対時刻を送信タイミングとして書き込んでもよく、スレーブ基地局装置120の同期I/F部のタイムスロット番号を送信タイミングとして書き込んでもよい。
伝送遅延時間測定部312は、アンカー基地局装置110からスレーブ基地局装置120までの伝送遅延時間を定期的に測定する。伝送遅延時間測定部312は、アンカー基地局装置110の送信時刻がタイムスタンプされた遅延時間測定用パケットを、非同期I/F部300を介してスレーブ基地局装置120に送信してよい。そして、伝送遅延時間測定部312は、スレーブ基地局装置120による遅延時間測定用パケットの受信時刻または送信時刻がタイムスタンプされた遅延時間測定用パケットを、非同期I/F部300を介してスレーブ基地局装置120から受信してよい。伝送遅延時間測定部312は、アンカー基地局装置110の送信時刻と、スレーブ基地局装置120の受信時刻または送信時刻とから、アンカー基地局装置110からスレーブ基地局装置120までの伝送遅延時間を測定してよい。
送信タイミング算出部313は、送信方法決定部303がスレーブ基地局装置120からもパケットを送信させることを決定した場合に、アンカー基地局装置110の無線通信部308およびスレーブ基地局装置120から通信端末200に対してパケットを送信するタイミングを示す送信タイミングを算出する。送信タイミング算出部313は、アンカー基地局装置110からスレーブ基地局装置120までの伝送遅延時間に基づいて、スレーブ基地局装置120がパケットを送信可能な送信タイミングを算出する。送信タイミング算出部313は、外部クロック受信部305が受信した外部クロック信号を参照して内部クロック生成部306が調整した内部クロック信号を参照して、送信タイミングを算出する。
送信タイミング算出部313は、アンカー基地局装置110からスレーブ基地局装置120までの伝送遅延時間を現在時刻に加算することによって、送信タイミングを算出してもよい。また、送信タイミング算出部313は、伝送遅延時間およびスレーブ基地局装置120のパケット処理速度等を考慮して定められたマージンを、現在時刻に加算することによって、送信タイミングとして決定してもよい。送信タイミング算出部313は、算出した送信タイミングを送信タイミング付加部311および同期I/F部307に供給する。同期I/F部307は、送信タイミング算出部313から供給された送信タイミングを指定して無線通信部308にパケットを供給する。無線通信部308は、同期I/F部307に指定された送信タイミングに、通信端末200にパケットの無線信号を送信する。
送信タイミング算出部313は、送信方法決定部303がアンカー基地局装置110だけから通信端末200にパケットを送信させることを決定した場合、送信タイミングを算出しない。そして、パケット送受信部301は、パケット通信網140を介して受信したパケットをそのまま同期I/F部307を介して無線通信部308に供給する。
送信タイミング算出部313は、パケット送受信部301が受信したパケットに送信タイミングが付加されているか否かを判断する。送信タイミング算出部313は、パケット送受信部301が受信したパケットをデカプセル化することによって、パケットの特定の領域に書き込まれた送信タイミングを抽出する。送信タイミング算出部313は、送信タイミングとして絶対時刻を抽出してもよく、同期I/F部307のタイムスロット番号を抽出してもよい。
送信タイミング算出部313は、パケットに送信タイミングが付加されている場合、付加されている送信タイミングに、当該パケットを送信するよう同期I/F部307に指示する。送信タイミング算出部313は、パケットに送信タイミングが付加されていない場合、他のパケットに付加されている送信タイミングと異なる送信タイミングに、当該パケットを送信するよう同期I/F部307に指示する。同期I/F部307は、送信タイミング算出部313の指示に従って、送信タイミングを指定して無線通信部308にパケットを供給する。無線通信部308は、同期I/F部307に指定された送信タイミングに、通信端末200にパケットを送信する。
再送制御部320は、各基地局装置110、120から同期送信された複数のパケットのいずれかが通信端末200で受信されなかった場合の再送制御手段として機能する。再送制御部320は、各基地局装置110、120から通信端末200にパケットを同期送信した後、各基地局装置110、120から同期送信された複数のパケットすべてについて通信端末200で受信されたか否かを示す受信結果情報を通信端末200から受信して取得する。
通信端末200は、複数の基地局装置110、120から複数のパケットの同期送信があったとき、それら複数のパケットすべてについて正常に受信されたか否かを示す受信結果情報を、少なくともアンカー基地局装置110に送信する。通信端末200は、アンカー基地局装置110及びスレーブ基地局装置120の双方に対して受信結果情報を送信してもよい。この受信結果情報は、同期送信されたパケットが通信端末200で受信できたか否かを識別可能な受信成功応答(ACK)又は受信失敗応答(NACK)であってもよい。どのパケットが正常に受信できたか否かを判定できるように、受信結果情報は、これらの応答(ACK、NACK)と、その応答に対応するパケットを識別可能な情報(例えば、パケットID、又は、基地局ID)とが関連付けられたものであってもよい。
再送制御部320は、通信端末200から受信して取得した受信結果情報に基づいて、複数の基地局装置110、120から送信された複数のパケットのいずれかが通信端末200で受信できなかったと判断した場合、未受信データである未受信パケットを通信端末200に再送するように制御する。
再送制御部320は、未受信パケットをアンカー基地局装置110から通信端末200に再送し、その再送にタイミングを合わせて、スレーブ基地局装置120から新規パケットを同期送信するように制御してもよい。この場合、再送制御部320は、アンカー基地局装置110からスレーブ基地局装置120までの伝送遅延時間に基づいて、スレーブ基地局装置120がパケットを送信可能な送信タイミングを算出し、その送信タイミングに未受信パケットを送信するよう同期I/F部307に指示する。同期I/F部307は、送信タイミング算出部313の指示に従って、送信タイミングを指定して無線通信部308に未受信パケットを供給する。無線通信部308は、同期I/F部307に指定された送信タイミングに、通信端末200に対して未受信パケットを送信する。一方、送信タイミング付加部311は、送信タイミング算出部313で算出された送信タイミングを示す情報を、通信端末200宛の新規パケットに付加する。そして、パケット送受信部301は、送信タイミングの情報が付加された新規パケットを、非同期I/F部300を介してスレーブ基地局装置120に送信する。スレーブ基地局装置120は、新規パケットに付加されている送信タイミングに、通信端末200に対して新規パケットを送信する。
再送制御部320は、通信端末200から受信して取得した受信結果情報に基づいて、複数の基地局装置110、120から送信された複数のパケットのいずれかが通信端末200で受信できなかったと判断した場合、通信端末200で受信されなかった未受信パケットの再送に使用する基地局装置を決定し、決定された基地局装置から通信端末200に未受信パケットを再送するように制御してもよい。この場合、再送制御部320は、複数の基地局装置110、120それぞれと通信端末200との間の通信経路の品質を示す通信経路品質情報を取得する情報取得手段の機能を有するとともに、取得した通信経路品質情報に基づいて、通信経路品質が最もよい通紙経路で未受信パケットを再送するよう、未受信パケットの再送に使用する基地局装置を決定してもよい。前記通信経路品質情報は、各基地局装置110、120から送信された無線信号が通信端末200で受信されたときに測定される受信無線信号の電界強度のレベル、SN比、干渉比等であってもよい。この電界強度のレベル等の通信経路品質情報は、予め設定された所定周期のタイミングで通信端末200から受信して取得してもよい。
図3の機能ブロック図において、アンカー基地局装置110におけるパケットの同期送信を管理するための上述の管理テーブルは、パケット送受信部301、送信タイミング付加部311、同期I/F部307又は再送制御部320に設けてよい。
図4は、本実施形態に係るスレーブ基地局装置120の機能構成の一例を示すブロック図である。スレーブ基地局装置120は、非同期I/F部400、パケット受信部401、送信タイミング判断部402、外部クロック受信部403、内部クロック生成部404、同期I/F部405、および無線通信部406を備える。
非同期I/F部400は、パケット通信網140を介して、アンカー基地局装置110とパケット通信(非同期通信)する。無線通信部406は、通信端末200と無線通信(非同期通信)する。
外部クロック受信部403は、スレーブ基地局装置120が参照する外部クロック信号を受信して内部クロック生成部404に供給する。外部クロック受信部403は、アンテナであってよく、GPS信号またはJJY信号を受信して内部クロック生成部404に供給してよい。また、外部クロック受信部403は、非同期I/F部400を介して、パケット通信網140、140に接続されたNTPサーバから時刻信号を受信して内部クロック生成部404に供給してよい。
内部クロック生成部404は、内部クロック信号を生成する。内部クロック生成部404は、外部クロック受信部403から供給された外部クロック信号で、内部クロック信号の位相を調整する。内部クロック生成部404は、外部クロック受信部403から供給されたGPS信号、JJY信号、または時刻信号で、内部クロック信号の位相を調整してよい。内部クロック生成部404によって生成された内部クロック信号は、本実施形態に係る同期送信制御のためだけでなく、無線通信部406がパケットを送受信する場合におけるデータ送受信のスケジューリング、データ符号化処理等のためにも参照されてよい。
パケット受信部401は、通信端末200宛のパケットを、非同期I/F部400を介してアンカー基地局装置110から受信する。送信タイミング判断部402は、パケット受信部401が受信したパケットに送信タイミングが付加されているか否かを判断する。送信タイミング判断部402は、例えばパケット受信部401が受信したパケットをデカプセル化することによって、パケットの特定の領域に書き込まれた送信タイミングを抽出する。送信タイミング判断部402は、送信タイミングとして絶対時刻を抽出してもよく、同期I/F部405のタイムスロット番号(送信フレーム番号)を抽出してもよい。
送信タイミング判断部402は、アンカー基地局装置110から受信したパケットに送信タイミングが付加されている場合、付加されている送信タイミングに、当該パケットを送信するよう同期I/F部405に指示する。送信タイミング判断部402は、パケットに送信タイミングが付加されていない場合、他のパケットに付加されている送信タイミングと異なる送信タイミングに、当該パケットを送信するよう同期I/F部405に指示する。同期I/F部405は、送信タイミング判断部402の指示に従って、送信タイミングを指定して無線通信部406にパケットを供給する。無線通信部406は、同期I/F部405に指定された送信タイミングに、通信端末200にパケットの無線信号を送信する。
図4の機能ブロック図において、スレーブ基地局装置120におけるパケットの同期送信を管理するための上述の管理テーブルは、パケット受信部401、送信タイミング判断部402又は同期I/F部405に設けてよい。
上記構成の通信システムによれば、複数の基地局装置110、120が互いに協調し、パケット通信網140のような非同期網を介して受信したパケットを、指定された送信タイミングに合わせて通信端末200に同期送信できる。
上記構成の通信システムに用いる基地局装置110、120は、単一のコンピュータ装置、又は複数のコンピュータ装置を連携させもので構成することができる。基地局装置110、120のハードウェア構成はそれぞれ、次のような構成を有するものであってもよい。例えば、基地局装置110、120はそれぞれ、ホスト・コントローラにより相互に接続されるCPU、RAM、グラフィック・コントローラ、および表示装置を有するCPU周辺部を備える。また、基地局装置110、120はそれぞれ、入出力コントローラによりホスト・コントローラに接続される通信インターフェイス、ハードディスクドライブ、およびCD−ROMドライブを有する入出力部を備える。さらに、基地局装置110、120はそれぞれ、入出力コントローラに接続されるROM、フレキシブルディスク・ドライブ、および入出力チップを有するレガシー入出力部を備える。ホスト・コントローラは、RAMと、高転送レートでRAMをアクセスするCPUおよびグラフィック・コントローラとを接続する。CPUは、ROMおよびRAMに格納されたプログラムに基づいて動作して、各部を制御する。ハードディスクドライブは、基地局装置110、120内のCPUが使用するプログラムおよびデータを格納する。CD−ROMドライブは、CD−ROMからプログラムまたはデータを読み取り、RAMを介してハードディスクドライブに提供する。ROMは、基地局装置110、120が起動時に実行するブート・プログラム、基地局装置110、120のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブは、フレキシブルディスクからプログラムまたはデータを読み取り、RAMを介してハードディスクドライブに提供する。RAMを介してハードディスクドライブに提供されるパケットの同期送信及び再送のプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。パケットの同期送信及び再送のプログラムは、記録媒体から読み出され、RAMを介してハードディスクドライブにインストールされ、CPUにおいて実行される。基地局装置110、120にインストールされて実行されるパケットの同期送信及び再送のプログラムは、CPU等に働きかけて、基地局装置110、120を、図1から図4にかけて説明した各部として機能させる。
次に、上記構成の通信システムにおいて基地局装置110、120から同期送信された複数のパケットの一部が通信端末200で受信できなかった場合のパケットの再送制御について説明する。
図5は、基地局装置110、120からパケットを同期送信しながら通信端末200で受信できなかった未受信パケットの再送を含むパケット同期送信処理の一例を示すシーケンス図である。この例では、基地局装置110、120から同期送信されたパケットのうちスレーブ基地局装置120から送信されたパケットが通信端末200で受信できなかった場合について示している。なお、図中のかっこで示した数字は制御ステップの順番を便宜的に示したものである。
図5において、アンカー基地局装置110及びスレーブ基地局装置120の双方と通信端末200との間には、パケットの送受信のためのリンクが確立されている。アンカー基地局装置110は、パケット分配装置130から同期送信対象のパケットA及びパケットBを受信すると、同期送信の送信タイミングを示す情報としてタイムスタンプ(T1)を付加したパケットBをスレーブ基地局装置120に転送する(ステップ1)。パケットA、Bの同期送信の送信タイミング(T1)が到来すると、アンカー基地局装置110はパケットAを通信端末200に送信し、スレーブ基地局装置120は、アンカー基地局装置110から受信したパケットBを通信端末200に送信する(ステップ2)。ここで、通信端末200は、アンカー基地局装置110からのパケットAを正常に受信し、スレーブ基地局装置120からのパケットBを何らかの原因により受信することができない。
なお、パケットA,B以降の同期送信対象の送信データであるパケットC,D、パケットE,F、・・・については、パケット分配装置130からの受信や、送信タイミングのタイムスタンプを付加したパケットのスレーブ基地局装置への転送が、例えば、パケットA、Bの協調同期送信処理シーケンスの途中に連続的に処理される。
次に、通信端末200は、パケットAの否定的な受信結果情報としての受信失敗応答(NACK)と、パケットBの肯定的な受信結果情報としての受信成功応答(ACK)とを、アンカー基地局装置110及びスレーブ基地局装置120の双方に送信する(ステップ3)。なお、スレーブ基地局装置120が通信端末200から受信した受信失敗応答(NACK)や受信成功応答(ACK)等の受信結果情報は、アンカー基地局装置110に転送してもよい。
上記受信結果情報を受信したアンカー基地局装置110は、直ちに再送制御を行う。具体的には、アンカー基地局装置110は、次の待機パケットXに次の同期送信の送信タイミングを示す情報としてタイムスタンプ(Tx)を付加し、そのタイムスタンプを付加したパケットXをスレーブ基地局装置120に転送する(ステップ4)。上記パケットXは、パケット分配装置130からの受信が完了している後続のパケットC,D,E,F、・・・から選択することができ、例えば、パケットC,Dのいずれかである。パケットB及びパケットXの同期送信の送信タイミング(Tx)が到来すると、アンカー基地局装置110は未受信パケットであるパケットBを通信端末200に送信し、スレーブ基地局装置120は、アンカー基地局装置110から受信した新たなパケットXを通信端末200に送信する(ステップ5)。すなわち、通信端末200に対して、パケットBの再送と新たなパケットXの送信とがタイミングを合わせて行われる。ここで、通信端末200は、アンカー基地局装置110からのパケットB及びスレーブ基地局装置120からのパケットXの双方を正常に受信する。
通信端末200は、パケットB及びパケットXの双方に対する肯定的な受信結果情報としての受信失敗応答(ACK)を、アンカー基地局装置110及びスレーブ基地局装置120の双方に送信する(ステップ6)。
なお、図5の例において、アンカー基地局装置110は、パケットAの否定的な受信結果情報としての受信失敗応答(NACK)を通信端末200から受信した後、そのパケットAの再送の前に、通信端末200で受信されなかった未受信パケットの再送に使用する基地局装置を決定する処理を実行してもよい。この基地局装置の決定は、通信端末200との間の無線通信経路品質がよい基地局装置からパケットの再送が行われるよう、例えば、各基地局装置110、120それぞれと通信端末200との間の無線通信経路の品質を示す通信経路品質情報に基づいて行ってもよい。通信経路品質情報は、前述のように、各基地局装置110、120から送信された無線信号が通信端末200で受信されたときに測定される受信無線信号の電界強度のレベル、SN比、干渉比等であってもよい。
以上、本実施形態によれば、複数の基地局装置110、120それぞれから通信端末200にパケットを同期送信した後、それら複数のパケットがそれぞれ通信端末200で受信されたか否かを示す受信結果情報を通信端末200から受信して取得している。このように受信結果情報を通信端末200から受信して取得しているので、アンカー基地局装置110は、通信端末200で受信されなかったパケットを送信した基地局装置120を介して受信結果情報を取得する場合に比して、未受信データの通信端末200への再送をより速やかに開始することができる。また、通信経路の品質のよい基地局装置から未受信データの通信端末200への再送をより高い成功確率で行える。よって、同期送信で通信端末200が受信できなかった未受信データを通信端末200に再送するときの再送遅延の短縮化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、アンカー基地局装置110からのパケットの再送にタイミングを合わせて、スレーブ基地局装置120から通信端末200に次の新たなパケット同期送信しているので、パケット送信の効率化を図り、パケットの再送によるスループットの低下を抑制できる。
なお、上記実施形態では、各基地局装置110、120から同期送信される送信データがパケットである場合について説明したが、本発明は、パケット以外の形式の送信データを同期送信する場合にも同様に適用することができる。
10 通信システム
110 アンカー基地局装置
120 スレーブ基地局装置
130 パケット分配装置
200 通信端末
300 非同期I/F部
301 パケット送受信部
302 送信可否判断部
303 送信方法決定部
304 符号化データ生成部
305 外部クロック受信部
306 内部クロック生成部
307 同期I/F部
308 無線通信部
310 送信タイミング制御部
311 送信タイミング付加部
312 伝送遅延時間測定部
313 送信タイミング算出部
320 再送制御部
400 非同期I/F部
401 パケット受信部
402 送信タイミング判断部
403 外部クロック受信部
404 内部クロック生成部
405 同期I/F部
406 無線通信部
900、901、902 パケット
特開0009−171382号公報

Claims (9)

  1. 無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて通信端末へ送信データを同期送信可能な通信システムであって、
    前記複数の基地局装置から前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データすべてについて前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得し、その受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送するように制御する再送制御手段を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1の通信システムにおいて、
    前記再送制御手段は、前記通信端末で受信されなかった未受信データの再送に使用する基地局装置を決定し、決定された基地局装置から前記通信端末に前記未受信データを再送するように制御することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1又は2の通信システムにおいて、
    前記通信端末へ送信データの同期送信を行う前記複数の基地局装置のいずれか一つの基地局装置が、前記再送制御手段を有することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3の通信システムにおいて、
    前記再送制御手段を有する基地局装置が、前記受信結果情報を前記通信端末から受信して取得することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの通信システムにおいて、
    前記再送制御手段は、前記未受信データの再送にタイミングを合わせて、その再送に用いた基地局装置以外の基地局装置から前記未受信データとは異なる新規送信対象の送信データを同期送信するように制御することを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの通信システムにおいて、
    前記複数の基地局装置それぞれと前記通信端末との間の通信経路の品質を示す通信経路品質情報を取得する情報取得手段を更に備え、
    前記再送制御手段は、前記情報取得手段で取得した前記通信経路品質情報に基づいて、前記未受信データの再送に使用する基地局装置を決定することを特徴とする通信システム。
  7. 他の基地局装置と協調してタイミングを合わせて通信端末へ送信データを無線通信により同期送信可能な基地局装置であって、
    当該基地局装置を含む複数の基地局装置から前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データすべてについて前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得し、その受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送するように制御する再送制御手段を備えることを特徴とする基地局装置。
  8. 無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて同期送信された送信データを受信可能な通信端末であって、
    前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信された前記複数の送信データのすべてについて当該通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を、前記複数の基地局装置の少なくとも一つに送信する送信手段と、を備えることを特徴とする通信端末。
  9. 無線通信により複数の基地局装置からタイミングを合わせて通信端末へ送信データを同期送信するときの通信制御方法であって、
    前記複数の基地局装置から前記通信端末に送信データを同期送信した後、前記複数の基地局装置から同期送信された複数の送信データすべてについて前記通信端末で受信されたか否かを示す受信結果情報を前記通信端末から受信して取得するステップと、
    前記受信結果情報に基づいて前記複数の基地局装置から送信された送信データのいずれかが前記通信端末で受信できなかったと判断した場合に、前記通信端末で受信されなかった未受信データを前記通信端末に再送するステップと、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
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