JP5365342B2 - 内燃機関の制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気通路から吸気通路へ排気の一部(EGRガス)を還流させるEGR機構を備えた内燃機関の制御システムに関する。
排気通路から吸気通路(例えば、吸気ポートやインテークマニフォルド)へ排気の一部(EGRガス)を還流させるEGR機構を備えた内燃機関が知られている。このような内燃機関は、吸気通路内の温度が上昇し易い。よって、燃料噴射弁が吸気通路に配置される場合は、EGRガスによって燃料噴射弁が加熱され、燃料噴射弁にデポジットが付着・堆積する可能性がある。これに対し、燃料噴射弁とEGR通路とを隔てる部位の肉厚を増加させる方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−339797号公報 特開2005−106047号公報 特開2005−69059号公報 特開平8−291773号公報
ところで、特許文献1に開示された発明によれば、EGRガスの導入当初は燃料噴射弁が暖まりにくくなるが、EGRガスが連続して導入されたり、EGRガスの導入が繰り返されたりすると、燃料噴射弁の温度上昇を回避しきれなくなる可能性がある。
本発明は、上記したような種々の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気通路へ燃料を噴射する燃料噴射弁と、排気通路から吸気通路へEGRガスを導入するEGR通路と、を備えた内燃機関の制御システムにおいて、EGRガスによる燃料噴射弁の過熱を可及的に回避することにある。
本発明は、上記した課題を解決するために、吸気通路へ燃料を噴射する燃料噴射弁と、排気通路から燃料噴射弁近傍の吸気通路へEGRガスを導くEGR通路を具備したEGR機構と、EGR通路に冷却風を吹き付ける空冷機構と、を備えた内燃機関の制御システムにおいて、EGR機構により吸気通路へ導入されたEGRガスの積算量が予め定められた上限量に達したときに、冷却機構を作動させることにより、EGRガスを冷却するようにした。
詳細には、本発明の内燃機関の制御システムは、
吸気通路へ燃料を噴射する燃料噴射弁と、
排気通路から燃料噴射弁近傍の吸気通路へEGRガスを導くEGR通路を具備するEGR機構と、
前記EGR通路に冷却風を吹き付ける空冷機構と、
前記EGR機構により前記吸気通路へ導入されたEGRガス量を積算する積算手段と、
前記積算手段により演算された積算EGRガス量が予め定められた上限量に達したときに、前記空冷機構を作動させる制御手段と、
を備えるようにした。
ここでいう上限量は、燃料噴射弁の温度がデポジットの発生温度に到達し得る積算EGRガス量から安全マージンを差し引いた量であり、予め実験的に求めておくことができる。
また、積算手段は、EGRガスの導入開始から連続的に吸気通路へ導入されたEGRガス量を積算してもよく、或いは、機関始動後の最初のEGRガス導入開始から吸気通路へ導入されたEGRガスの総量を積算してもよい。
かかる発明によると、燃料噴射弁の温度がデポジット発生温度に近づいたときに空冷機構が作動する。その場合、EGR通路を流れるEGRガスが冷却されるため、燃料噴射弁の温度がデポジット発生温度に到達しにくくなる。その結果、燃料噴射弁にデポジットが付着・堆積することを可及的に回避することができる。
なお、積算EGRガス量が上限量より多くなると、空冷機構が作動していても燃料噴射弁の温度がデポジット発生温度に近づく可能性がある。例えば、単位時間当たりのEGRガス量が多くなる運転条件、或いは大気温度が高くなる環境の下でEGRガスが連続して吸気通路へ導入されると、空冷機構が作動していても燃料噴射弁が昇温し続ける可能性がある。
これに対し、本発明の制御手段は、積算手段により演算された積算EGRガス量が前記上限量より多い限界量に達した場合は、EGRガス量を減少させ、或いはEGRガスの導入を停止させるようにしてもよい。ここでいう限界量は、燃料噴射弁の温度がデポジットの発生温度に到達し得る積算EGRガス量より少なく、且つ前記した上限量より多い量である。
このようにEGRガス量が制限され、又はEGRガス機構の作動が制限されると、燃料噴射弁にデポジットが付着・堆積する事態をより確実に回避することが可能となる。
本発明の内燃機関の制御システムは、積算EGRガス量の代わりに吸気通路内の温度(又は、EGRガスの温度)に応じて、空冷機構の作動、EGRガス量の制限、或いはEGRガス機構の作動制限を制御するようにしてもよい。吸気通路内の温度は、温度センサにより検出されてもよく、積算EGRガス量と大気温度と冷却水温度とから推定されてもよい。
本発明の空冷機構としては、電動式の送風ファンを例示することができる。送風ファンは、ラジエータ用の送風ファンを利用してもよく、専用の送風ファンを新たに配置してもよい。また、本発明の空冷機構としては、走行風をEGR通路に導くダクトと、ダクトの開閉を行う弁とを備えた機構を例示することもできる。
本発明によれば、吸気通路へ燃料を噴射する燃料噴射弁と、排気通路から吸気通路へEGRガスを導入するEGR通路と、を備えた内燃機関の制御システムにおいて、EGRガスによる燃料噴射弁の過熱を可及的に回避することができる。
第1の実施例において本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。 第1の実施例における昇温抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施例において本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。 第2の実施例における昇温抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
先ず、本発明の第1の実施例について図1,2に基づいて説明する。図1は、本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、複数の気筒2を有する4ストローク・サイクルの火花点火式内燃機関(ガソリンエンジン)である。なお、図1では、複数の気筒2のうち1気筒のみが示されている。
内燃機関1は、各気筒2内へ新気(空気)を導くための吸気ポート3を備えている。吸気ポート3は、インテークマニフォルド30と連通している。インテークマニフォルド30は、吸気管31と連通している。
内燃機関1は、吸気ポート3を開閉する吸気バルブ4を備えている。インテークマニフォルド30には、吸気ポート3内へ向けて燃料を噴射する燃料噴射弁5が取り付けられている。吸気管31には、吸気管31内の通路断面積を変更するスロットル弁6が配置されている。
大気中から吸気管31へ取り込まれた新気は、スロットル弁6により調量された後にインテークマニフォルド30へ流入し、次いで吸気ポート3へ流入する。吸気ポート3に流入した新気は、吸気バルブ4が開弁したときに、燃料噴射弁5から噴射された燃料とともに気筒2内へ流入する。気筒2内に流入した新気及び燃料(混合気)は、点火プラグ7により着火及び燃焼される。
一方、内燃機関1は、気筒2内のガス(既燃ガス)を排出するための排気ポート8を備えている。排気ポート8は、エキゾーストマニフォルド80と連通している。エキゾーストマニフォルド80は、排気管81と連通している。エキゾーストマニフォルド80の途中および/または排気管81の途中には、図示しない排気浄化装置が配置されている。排気浄化装置は、三元触媒、酸化触媒、吸蔵還元型NOx触媒等を含む。
内燃機関1は、排気ポート8を開閉するための排気バルブ9を備えている。気筒2内で燃焼されたガス(既燃ガス)は、排気バルブ9が開弁したときに、気筒2内から排気ポート8へ排出される。気筒2内から排気ポート8へ排出されたガスは、エキゾーストマニフォルド80及び排気管81を経由して大気中へ排出される。
次に、インテークマニフォルド30において燃料噴射弁5の直上流の部位には、EGR通路10の一端が接続されている。EGR通路10の他端は、エキゾーストマニフォルド80に接続されている。EGR通路10は、エキゾーストマニフォルド80を流れる排気の一部(EGRガス)をインテークマニフォルド30へ導く通路である。EGR通路10の途中には、EGR通路10の通路断面積を変更するEGR弁11が設けられている。EGR通路10とEGR弁11は、本発明にかかるEGR機構に相当する。
また、EGR通路10とインテークマニフォルド30との接続部の近傍には、送風ファ
ン12が配置されている。送風ファン12は、EGR通路10及びインテークマニフォルド30に冷却風を吹き付けるための電動式の送風ファンであり、本発明にかかる空冷機構に相当する。なお、送風ファン12は、EGR通路10及びインテークマニフォルド30を冷却するための専用の送風ファンであってもよく、ラジエータ用の送風ファンを兼用してもよい。
このように構成された内燃機関1には、ECU13が併設されている。ECU13には、エアフローメータ14、吸気温度センサ15、水温センサ16などの各種センサが接続され、各種センサの出力信号が入力されるようになっている。
エアフローメータ14は、スロットル弁6より上流の吸気管31に配置され、吸気管31内を流れる新気(空気)の質量を検出する。吸気温度センサ15は、エアフローメータ14の近傍(図1に示した例では、エアフローメータ14の直上流)に配置され、新気の温度(大気の温度)を検出する。水温センサ16は、内燃機関1に取り付けられ、内燃機関1を循環する冷却水の温度を検出する。
また、ECU13には、燃料噴射弁5、スロットル弁6、点火プラグ7、EGR弁11、及び送風ファン12などの各種機器が接続され、各種機器を電気的に制御可能になっている。
例えば、ECU13は、燃料噴射弁5を制御することにより、燃料噴射時期や燃料噴射量を調整する。また、ECU13は、点火プラグ7を制御することにより、点火時期を調整する。さらに、ECU13は、EGR弁11の開度やスロットル弁6の開度を調整することにより、EGRガス量や吸入空気量を調整する。
ECU13は、上記したような既知の制御に加え、本発明の要旨となる昇温抑制処理を実行する。昇温抑制処理は、EGRガスの熱によるインテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の過熱を抑制するための処理である。
EGRガスは高温な排気であるため、EGRガスがインテークマニフォルド30に導入されると、EGRガスの熱がインテークマニフォルド30を介して燃料噴射弁5へ伝達されたり、EGRガスの熱が燃料噴射弁5へ直接伝達されたりする。そして、燃料噴射弁5やインテークマニフォルド30の温度がデポジット発生温度域まで上昇すると、インテークマニフォルド30の壁面や燃料噴射弁5の噴孔近傍にデポジットが付着・堆積する可能性がある。
そこで、本実施例の昇温抑制処理では、ECU13は、送風ファン12を利用してEGR通路10やインテークマニフォルド30を空冷することにより、インテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の昇温を抑制するようにした。
以下、本実施例の昇温抑制処理の実行手順について図2に沿って説明する。図2は、昇温抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。昇温抑制処理ルーチンは、予めECU13のROMに記憶されているルーチンであり、ECU13によって周期的に実行される。
昇温抑制処理ルーチンでは、ECU13は、先ずS101においてEGRガスがインテークマニフォルド30へ導入されているか否か、言い換えればEGR弁が開弁(EGR=ON)状態にあるか否かを判別する。
前記S101において否定判定された場合(EGRガスがインテークマニフォルド30
に導入されていない場合)は、ECU13は、本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、前記S101において肯定判定された場合(EGRガスがインテークマニフォルド30に導入されている場合)は、ECU13は、S102へ進む。
S102では、ECU13は、積算EGRガス量ΣEGRを演算する。積算EGRガス量ΣEGRは、EGRガスの導入開始から現時点までに連続してインテークマニフォルド30へ導入されたEGRガス量である。なお、単位時間当たりにインテークマニフォルド30へ導入されるEGRガス量は、エアフローメータ14の出力信号(吸入空気量)や機関回転数などをパラメータとして演算することができる。
S103では、ECU13は、前記S102で算出された積算EGRガス量ΣEGRが上限量α以上であるか否かを判別する。上限量αは、インテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の温度がデポジット発生温度に到達する積算EGRガス量ΣEGRmaxから安全マージンを差し引いた量である。
前記S103において否定判定された場合(ΣEGR<α)は、ECU13は、本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、前記S103において肯定判定された場合(ΣEGR≧α)は、ECU13は、S104へ進む。
S104では、ECU13は、送風ファン12を作動させる。この場合、送風ファン12により冷却風がEGR通路10及びインテークマニフォルド30へ吹き付けられるため、EGR通路10内を流れるEGRガスが冷却されるとともに、インテークマニフォルド30が冷却される。
その結果、EGRガスからインテークマニフォルド30や燃料噴射弁5へ直接伝達される熱量が減少するとともに、インテークマニフォルド30から燃料噴射弁5へ伝達される熱量も減少する。よって、インテークマニフォルド30や燃料噴射弁5がデポジット発生温度域まで昇温し難くなる。
なお、積算EGRガス量ΣEGRが上限量αを超えると、送風ファン12が作動していてもインテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の温度がデポジット発生温度域に近づく可能性がある。例えば、単位時間当たりのEGRガス量が多くなる場合や大気温度が高い場合は、送風ファン12が作動していてもインテークマニフォルド30や燃料噴射弁5がデポジット発生温度域に到達してしまう可能性がある。
そこで、ECU13は、S105において、前記S102で算出された積算EGRガス量ΣEGRが限界量β以上であるか否かを判別する。限界量βは、インテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の温度がデポジット発生温度に到達する積算EGRガス量ΣEGRmaxより少なく、且つ前記した上限量αより多い量である。
前記S105において否定判定された場合(ΣEGR<β)は、ECU13は、本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、前記S105において肯定判定された場合(ΣEGR≧β)は、ECU13は、S106へ進む。
S106では、ECU13は、EGRガスの導入を停止させる。すなわち、ECU13は、EGR弁11を全閉させる。この場合、EGRガスによるインテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の加熱が行われなくなるため、インテークマニフォルド30や燃料噴射弁5がデポジット発生温度まで到達することが確実に回避される。
なお、前記したS106においてEGRガスの導入を停止させずに、EGRガスの導入
量を減少(EGR弁11の開度を減少)させるようにしてもよい。この場合、インテークマニフォルド30や燃料噴射弁5が単位時間当たりに受ける熱量が減少するため、インテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の昇温を回避しつつEGRガスの導入を継続することができる。その際のEGR弁11の開度は、積算EGRガス量ΣEGRおよび/または単位時間当たりのEGRガス量が多くなるほど減少するように制御されてもよい。
以上述べたようにECU13が図2の昇温抑制処理ルーチンを実行することにより、本発明にかかる積算手段、及び制御手段が実現される。その結果、EGRガスによるインテークマニフォルド30や燃料噴射弁5の過熱を可及的に回避することができる。
従って、本実施例の内燃機関の制御システムによれば、EGRガスの導入によってインテークマニフォルド30や燃料噴射弁5にデポジットが付着・堆積することが可及的に回避される。
なお、前記した図2の昇温抑制処理ルーチンでは、積算EGRガス量ΣEGRとして、EGRガスの導入開始から現時点までに連続してインテークマニフォルド30へ導入されたEGRガスの総量を用いたが、内燃機関1の始動から現時点までにインテークマニフォルド30へ導入されたEGRガスの総量を用いてもよい。
また、送風ファン12の作動は、EGRガスの導入停止から所定期間が経過したときに停止されるようにしてもよい。所定期間は、一定期間時間であってもよく、或いはEGRガスの導入停止時点における積算EGRガス量が多くなるほど長くされる可変期間であってもよい。
<実施例2>
次に、本発明の第2の実施例について図3,4に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
前述した第1の実施例と本実施例との相違点は、前述の第1の実施例では積算EGRガス量ΣEGRをパラメータとして送風ファン12の作動やEGRガスの導入停止を制御しているのに対し、本実施例ではインテークマニフォルド30の温度又は燃料噴射弁5の温度をパラメータとして送風ファン12の作動やEGRガスの導入停止を制御する点にある。
インテークマニフォルド30の温度及び燃料噴射弁5の温度は、インテークマニフォルド30内のガス温度と相関するため、本実施例ではインテークマニフォルド30内の温度を検出するセンサの信号をパラメータとして送風ファン12の作動やEGRガスの導入停止を制御する。
図3は、本実施例における内燃機関1の概略構成を示す図である。図3において、インテークマニフォルド30には、インテークマニフォルド30内の温度を検出する温度センサ17が取り付けられている。なお、図3では、吸気管31に吸気温度センサが設けられていないが、前述した第1の実施例と同様に吸気温度センサが吸気管31に設けられていてもよい。
図4は、本実施例における昇温抑制処理ルーチンを示すフローチャートである。図4において、前述した第1の実施例の昇温抑制処理ルーチンと同様の処理には同一の符号を付してある。
図4の昇温抑制処理ルーチンにおいて、ECU13は、S101において肯定判定した
場合に、S102の代わりにS201の処理を実行する。S201では、ECU13は、温度センサ17の出力信号(インマニ温度)Timを読み込む。
続いて、ECU13は、S103の代わりにS202の処理を実行する。S202では、ECU13は、前記S201で読み込んだインマニ温度Timが上限温度Tα以上であるか否かを判別する。上限温度Tαは、デポジット発生温度から安全マージンを差し引いた温度である。
前記S202において否定判定された場合(Tim<Tα)は、ECU13は、本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、前記S202において肯定判定された場合(Tim≧Tα)は、ECU13は、S104へ進む。
ECU13は、S104の処理を実行した後に、S105の代わりにS203の処理を実行する。S203では、ECU13は、前記S201で読み込んだインマニ温度Timが限界温度Tβ以上であるか否かを判別する。限界温度Tβは、デポジット発生温度より低く、且つ上限温度Tαより高い温度である。
前記S203において否定判定された場合(Tim<Tβ)は、ECU13は、本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、前記S203において肯定判定された場合(Tim≧Tβ)は、ECU13は、S106の処理を実行する。
以上述べた昇温抑制処理によると、インテークマニフォルド30の温度をパラメータにして送風ファン12の作動やEGRガスの導入停止が制御されるため、インテークマニフォルド30及び燃料噴射弁5の温度をデポジット発生温度より低く保つという目的をより確実に達成することができる。
なお、本実施例では、インテークマニフォルド30内の温度を温度センサ17により直接検出しているが、積算EGRガス量、大気の温度、冷却水温度等をパラメータとして推定演算されてもよい。
また、本実施例において送風ファン12を停止させるタイミングとしては、インマニ温度Timが一定温度以下となるタイミングを例示することができる。
<他の実施例>
前述した第1及び第2の実施例では、本発明の空冷機構として送風ファン12を例示したが、走行風をEGR通路10及びインテークマニフォルド30へ導くダクトとダクトを開閉する開閉弁とを空冷機構として用いてもよい。その場合、ECU13は、送風ファン12を作動させるタイミングで開閉弁を開弁させるようにすればよい。
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気ポート
4 吸気バルブ
5 燃料噴射弁
6 スロットル弁
7 点火プラグ
8 排気ポート
9 排気バルブ
10 EGR通路
11 EGR弁
12 送風ファン
13 ECU
14 エアフローメータ
15 吸気温度センサ
16 水温センサ
17 温度センサ
30 インテークマニフォルド
31 吸気管
80 エキゾーストマニフォルド
81 排気管

Claims (3)

  1. 吸気通路へ燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    排気通路から前記燃料噴射弁近傍の吸気通路へEGRガスを導くEGR通路を具備したEGR機構と、
    前記EGR通路に冷却風を吹き付ける空冷機構と、
    前記吸気通路へ導入されたEGRガス量を積算する積算手段と、
    前記積算手段により演算された積算EGRガス量が予め定められた上限量に達したときに、前記空冷機構を作動させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御システム。
  2. 請求項1において、前記制御手段は、前記積算手段により積算された積算EGRガス量が前記上限量より多い限界量に達したときに、前記吸気通路へ導入されるEGRガス量を減量又は前記EGR機構の作動を停止させることを特徴とする内燃機関の制御システム。
  3. 吸気通路へ燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    排気通路から前記燃料噴射弁近傍の吸気通路へEGRガスを導くEGR通路を具備したEGR機構と、
    前記EGR通路に冷却風を吹き付ける空冷機構と、
    前記EGR機構によりEGRガスが前記吸気通路へ導入されているときに、前記吸気通路内の温度を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された温度が予め定められた上限温度に達したときは前記空冷機構を作動させ、前記取得手段により取得された温度が前記上限温度より高い限界温度に達したときは前記吸気通路へ導入されるEGRガス量を減量又は前記EGR機構の作動を停止させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御システム。
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