JP5365177B2 - 電子マネー取引端末、電子マネー取引方法およびそのプログラム - Google Patents

電子マネー取引端末、電子マネー取引方法およびそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子マネー取引端末、電子マネー取引方法およびそのプログラムに関する。
近年、非接触ICカードを利用した電子マネーを用いて商品購入、切符購入等可能な交通機関や各種店舗等で増えている。
電子マネーを利用する消費者側のメリットとしては、細かい現金を持ち歩かなくてよい、決済スピードが速い等が挙げられる。また、電子マネーを利用するデメリットとしては、その種類や規格が多く、そのほとんどにおいて互換性がないため、利用できる機会が限られてしまう等が挙げられる。
特に、電子マネー対応の携帯電話端末の場合、その内部に非接触ICチップを内部に搭載しており、電子マネーアプリをダウンロードすることにより電子マネーを利用可能となる。よって複数種類の電子マネーアプリをダウンロードすれば、一つの携帯電話端末で複数種類の電子マネー取引サービスを利用可能となる。
上述のように、大概の電子マネーは互換性がないため、電子マネー対応の携帯電話端末のユーザは、複数種類の電子マネーをチャージしていることが多い。
この種の技術として、特許文献1(特開2007−47939号公報)に記載の決済端末は、電子マネー取引において不足金が生じたとき、他の電子マネーの残高から使用する電子マネーの残高へ充当することができる。また、上記決済端末は、電子マネー取引において不足金が生じたとき、金融機関の口座から使用する電子マネーの発行元へ入金するとともに、新たな電子マネーの発行を発行元に要求することもできる。
さらに、特許文献2(特開2002−24722号公報)に記載の移動無線端末装置は、内部に搭載している非接触ICチップに接触型ICカードに蓄積されている電子バリューを転送することができる。
特開2007−47939号公報 特開2002−24722号公報
しかしながら特許文献1に記載の決済端末は、電子マネーを利用した取引を開始してから、決済処理が終了するまでの処理負荷が比較的大きく、それにかかる時間も比較的長かった。
また、特許文献2に記載の移動無線端末装置は、内部の記憶媒体に記憶されている複数種類の電子マネー間で、電子バリューを移動することはできなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子マネー取引中に端末内で電子マネーの残高を充当する処理の負荷を軽減して、素早く決済処理を終えることができる電子マネー決済端末、電子マネー決済方法およびそのプログラムを提供することにある。
本発明によれば、発行元が異なる複数種類の電子マネーを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶する前記電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択手段と、前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理を実行する第1充当手段と、前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択手段と、前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得手段と、前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理を実行する第2充当手段と、前記第2充当処理が実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済手段と、を備えることを特徴とする電子マネー取引端末が提供される。
また、本発明によれば、記憶手段に記憶される発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち、充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択ステップと、前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当ステップと、前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択ステップと、前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得ステップと、前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当ステップと、前記第2充当ステップが実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済ステップと、を備えることを特徴とする電子マネー取引方法が提供される。
さらに、本発明によれば、記憶手段に記憶される発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択処理と、前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理と、前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択処理と、前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得処理と、前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理と、前記第2充当処理が実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
これらの発明によれば、記憶手段に記憶される複数種類の電子マネーのうち選択した一部の電子マネーの残高へ他の電子マネーの残高から充当する処理(第1充当処理)と、電子マネー取引時に、第1充当処理で充当された電子マネーの残高から取引に使用する電子マネーの残高に充当する処理(第2充当処理)を別々に実行することができ、第1充当処理を電子マネー取引開始前に実行することができるので、電子マネー取引中の第2充当処理の負荷が軽減される。さらに、電子マネー取引を開始してから決済処理が終了するまでの時間を短縮することもできる。
本発明によれば、電子マネー取引中に端末内で電子マネーの残高を充当する処理の負荷を軽減して、素早く決済処理を終えることができる電子マネー取引端末、電子マネー取引方法およびそのプログラムが提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施形態の電子マネー取引端末を構成要素として含む電子マネー取引システムの構成図である。
本実施形態の電子マネー取引端末1は、無線基地局5を介してネットワーク2と無線通信可能であってもよい。ネットワーク2はインターネットであってもよく、電話回線網であってもよく、複数のネットワークを組み合わせて構築されたものであってもよい。
なお、電子マネー取引端末1は、電子マネー取引専用の端末装置であってもよく、電子マネーを利用可能な携帯電話機であってもよい。
ネットワーク2には、電子マネーAを運営している電子マネーA運営会社3と電子マネーBを運営している電子マネーB運営会社4とが接続されてもよい。また、電子マネーAを蓄積している非接触ICカードまたは非接触ICカード内蔵の端末から電子マネーAを読み取る読取装置A31が接続されてもよい。さらに、電子マネーBを蓄積している非接触ICカードまたは非接触ICカード内蔵の端末から電子マネーBを読み取る読取装置B41が接続されてもよい。読取装置A31は電子マネーA運営会社3により提供され、読取装置B41は電子マネーB運営会社4により提供されている。
また、ネットワーク2には、電子マネー取引端末1を提供する電子マネー取引端末提供会社6が接続されてもよい。電子マネー取引端末1により処理された情報は、無線基地局5を介して電子マネー取引端末提供会社6に適宜送信されてもよい。また、電子マネー取引端末提供会社6が備える管理サーバ等(図示せず)により処理された情報は、無線基地局5を介して電子マネー取引端末1に適宜送信されてもよい。
図2は、本実施形態の電子マネー取引端末の構成図である。
電子マネー取引端末1は、発行元が異なる複数種類の電子マネーを記憶する記憶部20と、記憶部20が記憶する電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択部105と、他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理を実行する第1充当部107と、電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択部104と、電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得部109と、取引額情報の示す金額が一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ使用電子マネーが一部の電子マネーに含まれないとき、取引額情報の示す金額を一部の電子マネーの残高から減額し、取引額情報の示す金額を使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理を実行する第2充当部108と、第2充当処理が実行された後に、使用電子マネーを使用して電子マネー取引を決済する電子マネー決済部103と、を備えることができる。
なお、上述の電子マネー決済部103、使用電子マネー選択部104、電子マネー選択部105、第1充当部107、第2充当部108および取引額取得部109は、データ処理部10に内包されてもよい。
データ処理部10は処理したデータを、記憶部20を含む様々な記憶媒体に適宜記憶させてもよく、記憶部20を含む様々な記憶媒体に格納されているデータ、変数およびプログラムを適宜読み出してもよい。
取引額取得部109は、上記取引額情報を電子マネー決済部103から取得してもよい。また、第2充当部108は、第2充当処理が実行の実行が終了したことを電子マネー決済部103に通知してもよい。
データ処理部10に内包される構成の全部または一部は、ハードウェアで実現されてもよいし、あるいは、プロセッサに処理を実行させるプログラム(またはプログラムコード)で実現されてもよい。本実施形態において、プロセッサはデータ処理部10であってもよく、記憶媒体は記憶部20であってもよい。
データ処理部10に内包される構成がプログラムによって実施される場合、当該プログラムは、記憶部20に記憶される発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択処理と、他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理と、電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択処理と、電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得処理と、取引額情報の示す金額が一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ使用電子マネーが一部の電子マネーに含まれないとき、取引額情報の示す金額を一部の電子マネーの残高から減額し、取引額情報の示す金額を使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理と、第2充当処理が実行された後に、使用電子マネーを使用して電子マネー取引を決済する電子マネー決済処理と、をデータ処理部10(コンピュータ)に実行させることができる。
電子マネー選択部105が選択する上記一部の電子マネーは一種類であってもよく、または複数種類であってもよい。また、電子マネー選択部105が選択する上記他の電子マネーも一種類であってもよく、または複数種類であってもよい。
ただし、本実施形態においては、上記一部の電子マネーは一種類とするのが好適である。
本実施形態において、電子マネー取引端末1は、電子マネーAおよび電子マネーBの2種類を少なくとも利用可能とする。また、上記一部の電子マネーは、電子マネーAとして、また上記他の電子マネーは電子マネーBとして以降説明する。
本実施形態の電子マネー取引端末1は、上述の構成の他に、無線信号を無線基地局5へ送信する、または無線信号を無線基地局5から受信するアンテナ部30を備えてもよい。そして、データ処理部10が処理したデータから無線信号を生成してアンテナ部30を介して送信する、またはアンテナ部30が受信した無線信号をデータ処理部10が処理可能に変換する無線通信処理部101を備えてもよい。
第1充当部107、第2充当部108および取引額取得部109は処理したデータを無線通信処理部101に送出し、無線通信処理部101に送出したデータから無線信号を生成させて、アンテナ部30を介して無線基地局5に送信してもよい。
さらに、電子マネー取引端末1は、利用可能な電子マネーの運営会社が提供している読取装置と無線通信するICカードアンテナ部40を備えてもよい。また、データ処理部10が処理したデータから無線信号を生成して読取装置に送信する、または読取装置から受信した無線信号をデータ処理部10が処理可能に変換するICカード通信処理部102を備えてもよい。本実施形態において、上記読取装置は読取装置A31または読取装置B41のいずれであってもよい。
たとえば、電子マネーAを用いて電子マネー取引をするとき、電子マネー決済部103は、ICカードアンテナ部40およびICカード通信処理部102を介して読取装置A31と無線通信して、電子マネー取引を決済する。電子マネーBを用いた電子マネー取引においても、電子マネーAと同様である。
さらに、電子マネー取引端末1は、ユーザの操作入力を受け付ける操作入力部50を備えることもできる。操作入力部50は、キーを押下することにより操作入力してもよく、タッチパネルに触れることにより操作入力してもよい。
なお、使用電子マネー選択部104および電子マネー選択部105が選択する電子マネーは、操作入力部50が受け付けたユーザの操作入力により選択されてもよい。
さらに、電子マネー取引端末1は、複数種類の電子マネーのうち第1充当処理または第2充当処理を実行した前後で残高に差額が生じた電子マネーAおよび電子マネーB(差額発生電子マネー)の発行元それぞれに、電子マネーAおよび電子マネーBの残高に生じた差額を示す差額情報と、差額発生電子マネーの発行元を示す発行元情報と、を対応づけて通知する差額通知部110を備えてもよい。ここで、電子マネーAおよび電子マネーBの発行元とは、電子マネーA運営会社3および電子マネーB運営会社4のことである。
差額通知部110は、対応付けた差額情報と発行元情報とを、無線通信処理部101に処理させて無線信号を生成し、生成した無線信号をアンテナ部30、無線基地局5およびネットワーク2を介して電子マネーAおよび電子マネーBの発行元に送信してもよい。
なお、差額通知部110は、第2充当処理の前後で電子マネーAおよび電子マネーBの残高に差額が生じたとき、電子マネー決済部103が決済した後に差額情報と発行元情報とを対応づけて通知してもよい。
さらに、電子マネー取引端末1は、電子マネーBの残高の範囲内で電子マネーAの残高に充当する金額を指定する充当金額指定部106を備えてもよい。このとき、第1充当部107は、充当金額指定部106により指定された金額を電子マネーBの残高から減額してもよい。
なお、充当金額指定部106が指定する金額は、操作入力部50が受け付けたユーザ操作入力により指定されてもよい。
また、データ処理部10は、上記の無線通信処理部101、ICカード通信処理部102、充当金額指定部106および差額通知部110を含んでもよい。
図3は、本実施形態の電子マネー取引方法における電子マネー取引の前処理に関するフローチャートである。
本実施形態の電子マネー取引方法は、記憶部20に記憶される発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち、充当される電子マネーAと電子マネーAへの充当を負担する電子マネーBとを選択する電子マネー選択ステップ(ステップS101)と、電子マネーBの残高を減額し、減額した総額を電子マネーAの残高に充当する第1充当ステップ(ステップS103)と、を備えることができる。
また、本実施形態の電子マネー取引方法は、第1充当ステップ(ステップS103)が終了した後に、電子マネーを充当する操作を終了するか否かを確認してもよく(ステップS104)、電子マネー充当の操作を終了しないとき(ステップS104のNO)、ステップS101〜ステップS103を繰り返して、再び電子マネーの残高を充当してもよい。
さらに、本実施形態の電子マネー取引方法は、複数種類の電子マネーのうち第1充当ステップ(ステップS103)を実行した前後で残高に差額が生じた電子マネーAおよび電子マネーB(差額発生電子マネー)の発行元それぞれに、電子マネーAおよび電子マネーBの残高に生じた差額を示す差額情報と、電子マネーAおよび電子マネーBの発行元を示す発行元情報と、を対応づけて通知する差額通知ステップ(ステップS105)を備えてもよい。ここでも、電子マネーAおよび電子マネーBの発行元とは、電子マネーA運営会社3および電子マネーB運営会社4のことである。
なお、差額通知ステップ(ステップS105)を実行するのは、電子マネー充当の操作を終了した(ステップS104のYES)後とするのが好適である。差額通知ステップ(ステップS105)において、電子マネー取引端末1と電子マネーA運営会社3または電子マネーB運営会社4との間において情報通信がなされるが、この通信を接続する処理負荷は比較的大きい。電子マネーの残高を充当する操作を全て終えてから通信接続し、一括して差額情報と発行元情報とを通知する方が効率的である。
さらに、本実施形態の電子マネー取引方法は、電子マネーBの残高の範囲内で電子マネーAの残高に充当する金額を指定する充当金額指定ステップ(ステップS102)を備えてもよい。この場合、第1充当ステップ(ステップS103)は、充当金額指定ステップ(ステップS102)により指定された金額を電子マネーBの残高から減額してもよい。
図4は、本実施形態の電子マネー取引方法における電子マネー取引開始後の処理に関するフローチャートである。
本実施形態の電子マネー取引方法は、電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択ステップ(ステップS201)と、電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得ステップ(ステップS202)と、取引額情報の示す金額が電子マネーAの残高以下のとき(ステップS203のYES)、かつ使用電子マネーが電子マネーAではない(に含まれない)とき(ステップS204のNO)、取引額情報の示す金額を電子マネーAの残高から減額し、取引額情報の示す金額を使用電子マネーの残高に充当する第2充当ステップ(ステップS205)と、第2充当ステップ(ステップS205)が実行された後に、使用電子マネーを使用して電子マネー取引を決済する電子マネー決済ステップ(ステップS206)と、を備えることができる。
取引額情報の示す金額が電子マネーAの残高を超えるとき(ステップS203のNO)、電子マネー取引が決済処理不能であることを通知して(ステップS207)、電子マネー取引を終了してもよい。
なお、決済処理不能であることを通知する手段は、電子マネー取引端末1が備えるディスプレイ(図示せず)に表示してもよく、アラーム音を出力してもよい。
使用電子マネーが電子マネーAであるとき(に含まれる)とき(ステップS204のYES)、第2充当ステップ(ステップS205)を実行せずに、電子マネー決済ステップ(ステップS206)を実行する。
また、本実施形態の電子マネー取引方法は、複数種類の電子マネーのうち第2充当ステップ(ステップS205)を実行した前後で残高に差額が生じた電子マネーAおよび電子マネーB(差額発生電子マネー)の発行元それぞれに、上記差額情報と上記発行元情報とを対応づけて通知する差額通知ステップ(ステップS209)と、を備えてもよく、差額通知ステップ(ステップS209)を実行して、電子マネー取引終了となる。ここでも、電子マネーAおよび電子マネーBの発行元とは、電子マネーA運営会社3および電子マネーB運営会社4のことである。
さらに、本実施形態の電子マネー取引方法は、電子マネー決済ステップ(ステップS206)が終了した後に、電子マネー取引を終了するか否かを確認してもよく(ステップS208)、電子マネー充当の操作を終了しないとき(ステップS208のNO)、ステップS201〜ステップS207を繰り返して、再び電子マネー取引を行ってもよい。
なお、差額通知ステップ(ステップS209)は、電子マネー決済ステップ(ステップS206)の後に差額情報と発行元情報とを対応づけて通知する方が好適である。特に、差額通知ステップ(ステップS209)を実行するのは、電子マネー取引の操作を終了した(ステップS208のYES)後とするのが好適である。
以上、図面を用いて本実施形態について説明したが、ここで本実施形態の効果について述べる。
本実施形態の電子マネー取引端末1は、電子マネーA(一部の電子マネー)の残高から使用電子マネーの残高へ充当して、電子マネー取引を決済することができる。これにより、電子マネー取引端末1の利用可能な電子マネーのいずれも、電子マネーAの残高の範囲内で利用することができ、使用電子マネーの残高が不足して電子マネー取引ができないという機会を減らすことができる。また、複数種類の電子マネーの残高を管理する煩わしさを省くことができる。
また、本実施形態の電子マネー取引端末1は、第1充当処理と第2充当処理を別としているので、電子マネー取引を実行していないときに、電子マネーA(一部の電子マネー)の残高から電子マネーB(他の電子マネー)の残高へ充当することもができる。これにより、特許文献1に記載の技術における、電子マネー取引の開始から決済終了までの処理負荷を軽減し、その処理時間を短くすることができる。
さらに、第2充当処理において充当を負担するのは、電子マネーAの一種類としている。これにより、第2充当処理において充当を負担する電子マネーを選択する必要がなくなるので、第2充当処理の負荷をより軽減することができる。
さらに、本実施形態の電子マネー取引端末1は、差額情報と発行元情報とを対応付けて電子マネーA運営会社3および電子マネーB運営会社4に通知することもできる。これにより、通知された差額情報と発行元情報とに基づいて、電子マネーA運営会社3および電子マネーB運営会社4は、充当処理により端末内の電子マネーの残高と発行元に入金された金額との間で生じた差額を調整することもできる。
プリペイド式の電子マネーを利用してユーザが店舗等から商品購入した場合、実際に店舗に購入代金を支払うのは当該電子マネーの発行元である。当然、発行元は電子マネーをチャージしたときにユーザから支払われた金銭を使用して、上記購入代金を支払っている。しかし、本実施形態の電子マネー取引端末1は、その内部に記憶する電子マネー間で充当処理をするので、端末内の電子マネーの残高と発行元に入金された金額とに差額が生じてしまう。端末内で移動した額に相当する金額を発行元間で移動して、この差額を解消しなくてはならない。
さらに、本実施形態の電子マネー取引端末1は、電子マネー取引の決済を終えた後に、差額情報と発行元情報とを対応づけて通知することもできる。これにより、電子マネー取引を開始してから電子マネー取引を決済するまでの処理負荷を軽減することができ、その処理時間も短縮することができる。
さらに、本実施形態の電子マネー取引端末1は、電子マネーの残高を充当する操作、または電子マネー取引の操作を終了した後に、差額情報と発行元情報とを対応づけて通知することもできる。これにより、電子マネーA運営会社3または電子マネーB運営会社4に対する通信接続の回数が減少して、電子マネー取引端末1の実行する処理の負荷が軽減される。
さらに、本実施形態の電子マネー取引端末1は、第1充当処理において、充当する金額を指定することもできる。これにより、ユーザが第1充当処理における充当金額を任意で設定することができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
たとえば、電子マネー選択部105が選択する一部の電子は一種類として説明したが、これは複数種類であってもよい。ただし、この場合には、第2充当処理において使用電子マネーの残高への充当を負担する電子マネーを、一部の電子マネーから選択する必要がある。これを解決するため、たとえば、第2充当部108は、一部の電子マネーの残高をそれぞれ比較し、最も残高の多い電子マネーを選択して、選択した電子マネーの残高から使用電子マネーの残高に取引額情報の示す金額を充当してもよい。
また、電子マネー取引端末1は差額通知部110を備えなくてもよい。電子マネー取引を決済するときに授受する情報に上記差額情報と上記発行元情報とに相当する情報を含ませ、各発行元はこれに基づいて、端末内の電子マネーの残高と発行元に入金された金額との間で生じた差額を調整してもよい。
さらに、差額通知部110は第2充当処理を終えてから、電子マネー取引の決済を開始するまでの間に差額情報と発行元情報とを発行元に通知してもよい。第2充当処理により端末内の電子マネーの残高と発行元に入金された金額との間で生じた差額を、電子マネー取引の決済前に調整するので、通信エラー等で調整が失敗したとき、決済処理不能とすることもできる。
さらに、電子マネー取引端末1は充当金額指定部106を備えなくてもよい。この場合、第1充当部107は、所定の金額または全額を他の電子マネーの残高から減額し、一部の電子マネーの残高に充当してもよい。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各構成要素の機能などを具体的に説明したが、その機能などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 発行元が異なる複数種類の電子マネーを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶する前記電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択手段と、
前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理を実行する第1充当手段と、
前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択手段と、
前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得手段と、
前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理を実行する第2充当手段と、
前記第2充当処理が実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済手段と、
を備えることを特徴とする電子マネー取引端末。
2. 1.に記載の電子マネー取引端末であって、
前記一部の電子マネーは一種類であることを特徴とする電子マネー取引端末。
3. 1.または2.に記載の電子マネー取引端末であって、
複数種類の前記電子マネーのうち前記第1充当処理または前記第2充当処理を実行した前後で残高に差額が生じた差額発生電子マネーの発行元それぞれに、前記差額発生電子マネーの残高に生じた差額を示す差額情報と、前記差額発生電子マネーの発行元を示す発行元情報と、を対応づけて通知する差額通知手段を備えることを特徴とする電子マネー取引端末。
4. 3.に記載の電子マネー取引端末であって、
前記差額通知手段は、前記電子マネー決済手段が決済した後に、前記差額情報と前記発行元情報とを対応づけて通知することを特徴とする電子マネー取引端末。
5. 1.乃至4.いずれかに記載の電子マネー取引端末であって、
前記他の電子マネーの残高の範囲内で前記一部の電子マネーの残高に充当する金額を指定する充当金額指定手段を備え、
前記第1充当手段は、前記充当金額指定手段により指定された金額を前記他の電子マネーの残高から減額することを特徴とする電子マネー取引端末。
6. 記憶手段に記憶される発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち、充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択ステップと、
前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当ステップと、
前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択ステップと、
前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得ステップと、
前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当ステップと、
前記第2充当ステップが実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済ステップと、
を備えることを特徴とする電子マネー取引方法。
7. 6.に記載の電子マネー取引方法であって、
前記一部の電子マネーは一種類であることを特徴とする電子マネー取引方法。
8. 6.または7.に記載の電子マネー取引方法であって、
複数種類の前記電子マネーのうち前記第1充当ステップまたは前記第2充当ステップを実行した前後で残高に差額が生じた差額発生電子マネーの発行元それぞれに、前記差額発生電子マネーの残高に生じた差額を示す差額情報と、前記差額発生電子マネーの発行元を示す発行元情報と、を対応づけて通知する差額通知ステップを備えることを特徴とする電子マネー取引方法。
9. 8.に記載の電子マネー取引方法であって、
前記差額通知ステップは、前記電子マネー決済ステップが決済した後に、前記差額情報と前記発行元情報とを対応づけて通知することを特徴とする電子マネー取引方法。
10. 6.乃至9.いずれかに記載の電子マネー取引方法であって、
前記他の電子マネーの残高の範囲内で前記一部の電子マネーの残高に充当する金額を指定する充当金額指定ステップを備え、
前記第1充当ステップは、前記充当金額指定ステップにより指定された金額を前記他の電子マネーの残高から減額することを特徴とする電子マネー取引方法。
11. 記憶手段が記憶する発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択処理と、
前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理と、
前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択処理と、
前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得処理と、
前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理と、
前記第2充当処理が実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
本発明の電子マネー取引端末を構成要素として含む電子マネー取引システムの概観図である。 本発明の電子マネー取引端末の構成図である。 本発明の電子マネー取引方法における電子マネー取引の前処理に関するフローチャートである。 本発明の電子マネー取引方法における電子マネー取引開始後の処理に関するフローチャートである。
符号の説明
1 電子マネー取引端末
2 ネットワーク
3 電子マネーA運営会社
31 読取装置A
4 電子マネーB運営会社
41 読取装置B
5 無線基地局
6 電子マネー取引端末提供会社
10 データ処理部
101 無線通信処理部
102 ICカード通信処理部
103 電子マネー決済部
104 使用電子マネー選択部
105 電子マネー選択部
106 充当金額指定部
107 第1充当部
108 第2充当部
109 取引額取得部
110 差額通知部
20 記憶部
30 アンテナ部
40 ICカードアンテナ部
50 操作入力部

Claims (21)

  1. 発行元が異なる複数種類の電子マネーを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択手段と、
    前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理を実行する第1充当手段と、
    前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択手段と、
    前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得手段と、
    前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理を実行する第2充当手段と、
    前記第2充当処理が実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済手段と、
    を備えることを特徴とする電子マネー取引端末。
  2. 請求項1に記載の電子マネー取引端末であって、
    前記一部の電子マネーは一種類であることを特徴とする電子マネー取引端末。
  3. 請求項1に記載の電子マネー取引端末であって、
    前記一部の電子マネーは、複数種類の前記電子マネーを含み、
    前記第2充当手段は、前記一部の電子マネーに含まれる複数種類の前記電子マネーのうち、最も残高が多い電子マネーから前記取引額情報の示す金額を減額することを特徴とする電子マネー取引端末。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の電子マネー取引端末であって、
    前記電子マネー決済手段は、前記電子マネー取引を決済する際、複数種類の前記電子マネーのうち前記第1充当処理または前記第2充当処理を実行した前後で残高に差額が生じた差額発生電子マネーの発行元それぞれに送信する情報の中に、前記差額発生電子マネーの残高に生じた差額を示す差額情報と、前記差額発生電子マネーの発行元を示す発行元情報と、を対応づけた情報を含めることを特徴とする電子マネー取引端末。
  5. 請求項1乃至3いずれかに記載の電子マネー取引端末であって、
    複数種類の前記電子マネーのうち前記第1充当処理または前記第2充当処理を実行した前後で残高に差額が生じた差額発生電子マネーの発行元それぞれに、前記差額発生電子マネーの残高に生じた差額を示す差額情報と、前記差額発生電子マネーの発行元を示す発行元情報と、を対応づけて通知する差額通知手段を備えることを特徴とする電子マネー取引端末。
  6. 請求項に記載の電子マネー取引端末であって、
    前記差額通知手段は、前記電子マネー決済手段が決済した後に、前記差額情報と前記発行元情報とを対応づけて通知することを特徴とする電子マネー取引端末。
  7. 請求項5に記載の電子マネー取引端末であって、
    前記差額通知手段は、前記第2充当手段が前記第2充当処理を実行した後の時点であり、かつ前記電子マネー決済手段が決済する前の時点において、前記差額情報と前記発行元情報とを対応付けて通知することを特徴とする電子マネー取引端末。
  8. 請求項1乃至いずれかに記載の電子マネー取引端末であって、
    前記他の電子マネーの残高の範囲内で前記一部の電子マネーの残高に充当する金額を指定する充当金額指定手段を備え、
    前記第1充当手段は、前記充当金額指定手段により指定された金額を前記他の電子マネーの残高から減額することを特徴とする電子マネー取引端末。
  9. 請求項1乃至7いずれかに記載の電子マネー取引端末であって、
    前記第1充当手段は、所定の金額を前記他の電子マネーの残高から減額することを特徴とする電子マネー取引端末。
  10. 請求項1乃至7いずれかに記載の電子マネー取引端末であって、
    前記第1充当手段は、前記他の電子マネーの残高から、該残高の全額を減額することを特徴とする電子マネー取引端末。
  11. 電子マネー取引端末として動作するコンピュータによって実行される電子マネー取引方法であって、
    記憶手段に記憶される発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち、充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択ステップと、
    前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当ステップと、
    前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択ステップと、
    前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得ステップと、
    前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当ステップと、
    前記第2充当ステップが実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済ステップと、
    を備えることを特徴とする電子マネー取引方法。
  12. 請求項11に記載の電子マネー取引方法であって、
    前記一部の電子マネーは一種類であることを特徴とする電子マネー取引方法。
  13. 請求項11に記載の電子マネー取引方法であって、
    前記一部の電子マネーは、複数種類の前記電子マネーを含み、
    前記第2充当ステップは、前記一部の電子マネーに含まれる複数種類の前記電子マネーのうち、最も残高が多い前記電子マネーから前記取引額情報の示す金額を減額することを特徴とする電子マネー取引方法。
  14. 請求項11乃至13いずれかに記載の電子マネー取引方法であって、
    前記電子マネー決済ステップは、前記電子マネー取引を決済する際、複数種類の前記電子マネーのうち前記第1充当ステップまたは前記第2充当ステップを実行した前後で残高に差額が生じた差額発生電子マネーの発行元それぞれに送信する情報の中に、前記差額発生電子マネーの残高に生じた差額を示す差額情報と、前記差額発生電子マネーの発行元を示す発行元情報と、を対応づけた情報を含めることを特徴とする電子マネー取引方法。
  15. 請求項11乃至13いずれかに記載の電子マネー取引方法であって、
    複数種類の前記電子マネーのうち前記第1充当ステップまたは前記第2充当ステップを実行した前後で残高に差額が生じた差額発生電子マネーの発行元それぞれに、前記差額発生電子マネーの残高に生じた差額を示す差額情報と、前記差額発生電子マネーの発行元を示す発行元情報と、を対応づけて通知する差額通知ステップを備えることを特徴とする電子マネー取引方法。
  16. 請求項15に記載の電子マネー取引方法であって、
    前記差額通知ステップは、前記電子マネー決済ステップが決済した後に、前記差額情報と前記発行元情報とを対応づけて通知することを特徴とする電子マネー取引方法。
  17. 請求項15に記載の電子マネー取引方法であって、
    前記差額通知ステップは、前記第2充当ステップを実行した後の時点であり、かつ前記電子マネー決済ステップが決済する前の時点において、前記差額情報と前記発行元情報とを対応付けて通知することを特徴とする電子マネー取引方法。
  18. 請求項11乃至17いずれかに記載の電子マネー取引方法であって、
    前記他の電子マネーの残高の範囲内で前記一部の電子マネーの残高に充当する金額を指定する充当金額指定ステップを備え、
    前記第1充当ステップは、前記充当金額指定ステップにより指定された金額を前記他の電子マネーの残高から減額することを特徴とする電子マネー取引方法。
  19. 請求項11乃至17いずれかに記載の電子マネー取引方法であって、
    前記第1充当ステップは、所定の金額を前記他の電子マネーの残高から減額することを特徴とする電子マネー取引方法。
  20. 請求項11乃至17いずれかに記載の電子マネー取引方法であって、
    前記第1充当ステップは、前記他の電子マネーの残高から、該残高の全額を減額することを特徴とする電子マネー取引方法。
  21. 記憶手段が記憶する発行元が異なる複数種類の電子マネーのうち充当される一部の電子マネーと前記一部の電子マネーへの充当を負担する他の電子マネーとを選択する電子マネー選択処理と、
    前記他の電子マネーの残高を減額し、減額した総額を前記一部の電子マネーの残高に充当する第1充当処理と、
    前記電子マネーを利用して取引する電子マネー取引を開始するとき、前記電子マネー取引に使用する使用電子マネーを選択する使用電子マネー選択処理と、
    前記電子マネー取引により支払う金額を示す取引額情報を取得する取引額取得処理と、
    前記取引額情報の示す金額が前記一部の電子マネーの残高以下のとき、かつ前記使用電子マネーが前記一部の電子マネーに含まれないとき、前記取引額情報の示す金額を前記一部の電子マネーの残高から減額し、前記取引額情報の示す金額を前記使用電子マネーの残高に充当する第2充当処理と、
    前記第2充当処理が実行された後に、前記使用電子マネーを使用して前記電子マネー取引を決済する電子マネー決済処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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