JP5364041B2 - ウエハーに対する均一イオン注入の方法とその装置 - Google Patents

ウエハーに対する均一イオン注入の方法とその装置 Download PDF

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Description

本発明はイオン注入に関し、より詳しくは、ウエハーに均一に注入するための、ウエハーとイオンビーム間の相対運動及び相対幾何学関係に関する。
ウエハーに注入するために、イオン注入の工程は通常均一かつ整合するイオン投与量を必要とし、安定かつ均一なイオンビームも必要である。通常、イオン投与量は、イオンビームの電流密度と、ウエハーがイオンビームによってスキャンされる時間の関数である。
ウエハーのサイズはどんどん大きくなっているので、半導体製造は徐々に一度に一つだけのウエハーを加工する、つまり単ウエハーシステムと呼ばれるものに移っていく傾向がある。
通常、単ウエハーのイオン注入工程には帯状イオンビーム(ion beam with elongated shape)と呼ばれるものが応用される。
ウエハーのサイズが徐々に大きくなっているにもかかわらず、帯状イオンビームの長さは増加していないため、イオンビーム電流強度分布とイオンビーム角度分布が均一、標準化されたイオンビームを形成するのはさらに困難である。
このため、より好ましい方法と装置が必要であり、単ウエハーイオン注入機は均一注入を達成し、過度な電子ビーム均一調整を必要としない。
従来の技術では通常、イオンビームよりも同時移動と回転直径が大きいウエハーが必要であり、異なるウエハーの部分は均一な投与量以上を受け取っていた。
はじめに、図1Aに示されているように、二つの独立した軸に沿った長さと幅を有する帯状イオンビーム10と、直径がイオンビーム10の長さと幅より大きい直径を有するウエハー11が形成される。
さらに、図1Bに示されているように、ウエハー11がイオンビーム10を通過するとき、ウエハー11は同時に移動及び回転される。明らかに、イオンビーム10がウエハー11の直径より小さい状況下では、ウエハー11の各部分が全てイオンビーム10によって注入されるためには、ウエハー11を回転させる必要がある。
これ以外に、図1Cに示されているように、イオンビーム10がウエハー11の投影領域12の単位距離△dを移動するとき、ウエハー上の異なる参考点A、B、及びCでは、異なる回転軌跡が見られる。注目すべきは、図1Cに示されているように、異なる回転軌跡では、異なる点ごとに全く異なる注入結果が起こりうる。
このため、ウエハー上の異なる点で略相同の注入結果を確保するためには、イオンビーム10が単位距離△dを移動する時間内に、全ての点でウエハー中心の周りを少なくとも一回、時には数回回転させる必要がある。言い換えるならば、回転速度は必ず移動速度より速くなければいけない。
これ以外に、図1Dに示されているように、参考点D、E、及びFに投影されているイオンビーム10の回転軌跡の状況を比較することによって、回転軌跡のイオンビーム10によって投影されている部分のこの全長の参考点に占める投影比(projected ratio)は対応する参考点とウエハーの中心の間の距離が増加するにつれ、徐々に減少するということが判明される。
このため、略相同の注入結果を達成させるためには、比較的低い投影比(projected ration)を有する部分では投影される時間を比較的長くし、比較的高い投影比(projected ration)を有する部分では投影される時間を比較的短くする必要がある。
言い換えるならば、図1Eに示されているように、イオンビームがウエハー11の中心に接近するとき、ウエハー11がイオンビーム10を通過する移動速度は必ずより速くなければいけなく、イオンビーム10がウエハー11の縁に接近するとき(イオンビーム10がスキャン経路に沿って、ウエハー11の中心から離れていく時)、ウエハー11がイオンビーム10を通過する移動速度は必ずより遅くなければならない。
別の従来の技術は、ウエハーを複数の回転角度で順々に回転させ、同時に、ある移動速度でイオンビームがスキャンされ、ウエハーの異なる部分は略相同均一な投与量を受け取る。
まず、図2Aに示されているように、イオンビーム20の二つの独立した軸に沿った長さと幅を有する帯状イオンビーム20と、直径がイオンビーム20の長さと幅とは無関係の直径を有するウエハー21が形成される。
本説明例と上述の説明例の差異を強調するために、対応する図で示されているウエハー21の直径はイオンビーム10の長さと幅より長く示されている。
そして、図2Bに示されているように、ウエハー21はイオンビーム20の左側に位置し、ウエハー21は少なくとも数個のそれぞれ離れた参考点A、B、C、及びDを有する。
そして、図2Cに示されているように、ウエハー21はイオンビーム20を通過し、イオンビーム20の右側に到達し、このウエハー21が移動している間、ウエハー21は回転させない。
そして、図2Dに示されているように、ウエハー21を回転させ、参考点A、B、C、及びDとイオンビーム20との相対幾何学関係を変化させる。
そして、図2Eに示されているように、ウエハー21はイオンビーム20を通過し、イオンビーム20の左側に到達し、このウエハー21が移動している間、ウエハー21は回転させない。
この後、上記の“移動−回転−移動−回転”の工程を繰り返し、ウエハー21が略相同均一に注入されるまで繰り返す。重複回数が十分な時、ウエハーは順々に複数の回転角度によって回転され、ある移動速度でイオンビームをスキャンする従来技術によって、注入投与量とおおよそ同じ量が参考点A−Dに蓄積される。
言い換えるならば、最終注入結果と注入開始時は図2Dに示されている点A−Dの位置とは無関係である。
しかしながら、前述した第一の従来の技術では、必要とされる高速回転は異なる方法でウエハーを傷つける可能性がある。
例えば、ウエハー上のマイクロサイズ構造は完全性が十分ではなく、中心に向かっての加速度が受け取られるため、粒子がウエハーの表面にぶつかる時、回転は大幅に運動エネルギーを増加させ、粒子の潜在破壊性が高まってしまう。
これ以外に、特に高速回転させる時、同時にウエハーを移動及び、回転させる仕組みは、別々にウエハーを移動及び回転させるより複雑である。また、前述した第二の従来の技術では、いかに数えれば適切な回数になるかが不明確である。
この時、繰り返す回数を増やせば、注入の均一性は増すが、同時に生産性が低下する。明らかに、イオンビームがウエハーの直径より短い時(あるいは、イオンビームの均一分布部分がウエハーの直径より短い時)、生産性は顕著に減少する。
そのため、ウエハーの異なる部分の均一注入を確保するためには、繰り返しの回数を多くする必要があるといった問題があった。
目下、帯状イオンビームを均一にウエハーに注入する理想の技術がないため、本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。
上記課題解決のため、本発明は、イオンビームを均一にウエハーに注入する方法とその装置を提供することを主目的とする。
本発明によれば、ウエハーの直径より長い第一軸に沿った長さ及び当該ウエハーの直径より狭い第二軸に沿った幅を有する帯形状をなすイオンビームを形成するステップと、前記ウエハーが前記イオンビームを横切る時に当該イオンビームに前記第一軸に沿って完全に覆われるように、前記イオンビームが横切るスキャン経路に沿って或る移動速度で前記ウエハーの中心を移動させると同時に、最大でも前記移動速度の数倍の或る回転速度で前記ウエハーを回転させるステップと、を備えることを特徴とするウエハーに対する注入方法が提供される。
本発明の特徴はウエハーとイオンビームの間の相対幾何学関係にある。
イオンビームの長さはウエハーの直径より短くない。これ以外に、ウエハーがイオンビームを通過するとき、イオンビームの長い軸の方向に平行であり、ウエハーの全ての部分がイオンビームの第一軸に沿って完全に覆われ、このため、ウエハーの異なる部分が同じ注入を得ることを確保するために、ウエハーはチップの直径がイオンビームの長さより長い時の従来技術を必要とせず、チップの直径がイオンビームの長さより長い伝統技術の高速回転を実行する必要がない。
もちろん、例えばイオンビームの長い軸に沿った不均一なイオンビームの電流分布など、他の非均一性を均一化させるために、本発明はウエハーを回転させる必要がある。しかし、必要とされる回転速度は緩慢であり、なぜなら本発明の回転はイオンビームのウエハーの分布上の変動を均一化させるためだけに必要であり、従来の技術を用いて注入される領域及び、注入されない領域の高速回転を平均化させるためではないからである。
このため、一番速い回転速度は移動速度の数倍であり、回転速度は移動速度より遅いことさえもある。
本発明の特徴であるウエハーがイオンビームのスキャン経路に沿ってある移動速度で移動するとき、この移動速度はウエハーがイオンビームを通過する際の位置(あるいは、イオンビームのウエハー上に投影される位置)の移動速度分布関数に相対するものである。移動速度分布の調節は具体的に制限されない。
例えば、ウエハーの中心と縁のスキャン経路に沿った移動速度比率は特別に制限されることはなく、1より大きい、1と同じ、1より小さい、のどれでもよい。注意すべきは、高速ウエハー回転の従来の技術では必要とされる比率はいつも1より大きかった。
イオンビームがウエハーの中心から縁に投影されるとき、イオンビームの注入比率は常に下がるわけではない。相対的に、本発明のイオンビームの長さはウエハーの直径と同じか、より大きいので、注入のイオンはすべてのウエハーに分布され、このため、移動速度分布は柔軟に調整を行い、最終注入結果を正確に調整する。
このため、本発明は明らかな長所を有する。本発明の回転速度は従来の同時移動と回転の技術で必要とされる回転速度より遅い。
そのため、高速回転によって引き起こされていた従来の欠点が改善される。これ以外に、本発明はイオン注入工程において、常に同時にウエハーを移動及び回転させるので、複数の回転角度によって順々にウエハーを回転させるによって引き起こされていた従来技術の欠点を改善することができる。
これ以外に、回転速度はウエハーの縁に位置付けられ、前記スキャン経路に平行する接線方向の速度によって定められる時、回転速度は移動速度より遅い。他にも、注入の全体の均一性を高めるため、ウエハーがスキャン経路に沿って移動する間、回転速度の角度値は360P/Q度であり、このPは正の整数で、Qも正の整数であるという特徴を有する回転速度によって、ウエハーを回転させることを選択することも可能である。例えば、Pは1で、Qは全てのスキャン回数といったようにである。
本発明の特徴によれば、移動速度及び、回転速度は常数あるいは、ウエハーとイオンビームの相対位置によって変化する速度分布よるものである。このため、チップ上の最終注入結果は移動速度及び/あるいは、回転速度によって調節される。
本発明の特徴によれば、移動速度及び、回転速度は、イオンビーム電流密度分布、特にイオンビームの長さに沿った電流密度分布、ウエハーの最終予期の注入結果、予期スキャン経路の中の一個あるいは複数個の因数によって調整される。
本発明の特徴は、ウエハーが同時に移動及び回転される時の誤差修正の方法にある。例えば、イオンビームのグリッチ(glitch)あるいは不安定性などのイオンビームの誤差が検知された時、誤差の位置を記録し、イオンビームを阻止させることにより、この同時移動及び回転ステップをすぐに一時停止させる。そして、イオンビームが阻止されている状況下で、同時移動及び回転ステップの移動及び回転を継続し、ウエハーをスキャン経路の第一末端に到達したところで停止させる。
そして、イオンビームを阻止しない状況下で、移動と回転の方向を逆転させ、誤差位置のところまで到達させ、全ての電流スキャン経路をイオンビームによって適切に注入させる。最後に、再びイオンビームを阻止し、ウエハーがスキャン経路の別の末端に到達したところで停止させ、ウエハーのイオンビーム注入結果の欠損がなく、イオンビームの誤差の影響を受けていない状態にさせる。
本発明の特徴は、上述誤差修正の工程の第二誤差修正の方法に存在する。逆転移動及び逆転回転の間、例えば、グリッチあるいは不安定性などの第二誤差が検知された時、第二誤差の位置を記録し、すぐにイオンビームを阻止させる。そして、イオンビームが阻止されている状況下で、ウエハーの逆転移動及び逆転回転を継続し、ウエハーがスキャン経路の別の末端に到達したところで停止させる。
そして、イオンビームが阻止されている状況下で、ウエハーの移動及び回転を行い、ウエハーを誤差位置に到達させる。
この後、イオンビームを阻止せず、ウエハーの移動及び回転を行い、ウエハーを第二誤差位置に到達させ、全ての電流スキャン経路がイオンビームによって適切に注入される。
最後に、すぐに再びイオンビームを阻止し、ウエハーがスキャン経路の別の末端に到達したところで停止させ、ウエハーのイオンビーム注入結果の欠損がなく、イオンビームの誤差の影響を受けていない状態にさせる。
本発明の特徴は、ウエハーが同時に移動及び回転されている時、ウエハーは傾斜がつけられることにある。傾斜角度は固定されているか、あらかじめセットされた角度範囲内で変動する傾斜角度である。
ウエハーが傾斜されている時、ウエハーはイオンビームの方向におおよそ平行に回転させられる。また、ウエハーはチップ表面の方向におおよそ垂直に回転させられることもある。この時、ウエハー上のイオン注入角度は固定あるいは、調整可能である。
本発明の特徴は、上述の発明の特徴を実行することを可能にする、ウエハーに注入するための設備を提供することである。この設備は少なくともイオンビーム装置、ウエハー移動装置、ウエハー回転装置と制御装置を含む。
イオンビーム装置はウエハーに注入するためのイオンビームを提供する。
ウエハー移動装置はウエハーを移動させる。
ウエハー回転装置はウエハーを回転させる。
制御装置はイオンビーム装置、ウエハー移動装置、ウエハー回転装置を操作する。
イオンビーム装置、ウエハー移動装置、及びウエハー回転装置は商業用の商品あるいは、均一物である。
特に重要なのは制御装置であり、制御装置はイオンビーム装置、ウエハー移動装置、及びウエハー回転装置を操作し、上述の発明の特徴のすべてを行う。
この制御装置の詳細は制限を受けず、集積回路、コンピューターにより実行されるプログラム、あるいは、他の均一装置でもよい。
この設備は例えば、阻止板、偏向器とスイッチなどといった、イオンビームを阻止する部材を有し、他にはウエハーを傾斜させるためのウエハー傾斜装置を有する。
従来の注入技術の操作図である。 従来の注入技術の操作図である。 従来の注入技術の操作図である。 従来の注入技術の操作図である。 従来の注入技術の操作図である。 別の従来の注入技術の操作図である。 別の従来の注入技術の操作図である。 別の従来の注入技術の操作図である。 別の従来の注入技術の操作図である。 別の従来の注入技術の操作図である。 本発明の実施例のフローチャートである。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例の操作図である。 本発明の実施例のフローチャートである。 本発明の実施例のフローチャートである。 本発明の実施例のブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るイオン注入は図3の本発明の実施例のフローチャートに示されている。
まず、ステップ301が示しているように、帯状のイオンビームを形成し、このイオンビームは第一軸に沿った長さと第二軸に沿った幅を有し、この長さはウエハーの直径より長く、幅はウエハーの直径より狭い。
そして、ステップ302が示しているように、イオンビームが通過するスキャン経路に沿って、ある移動速度でウエハーの中心を移動させ、同時に、特定点においては、ある回転速度でウエハーを回転させ、例えば、ある回転速度でウエハーの中心の周りを回転させる。
例を挙げるならば、ウエハーの直径よりさらに長いイオンビーム、つまり、イオンビームの均一部分がウエハーの直径よりさらに長く見え、あるいは、ウエハーの縁のイオンビーム電流数値が見え、検知可能な時、イオンビームの均一部分がウエハーの直径よりも短い。
相対的に、図1Aから図1Eの従来の技術で示されているように、「イオンビームはウエハーの直径より小さい」という制限は、ウエハーの縁に存在する全てのイオンビームがゼロになる、あるいは、少なくともイオンビーム電流数値はすでに検知できないということを示している。
本実施例の重要な仕組みについて、係る図を用いて、さらに説明を加える。
まず、図4Aに示されているように、ウエハー40とイオンビーム41を提供し、ウエハー40は参考点A、B、CとDを有し、イオンビーム41は例えばウエハー40の右側といったように、ウエハー40のそばに位置づけられる。
イオンビーム41の長さはウエハー40の直径と同じ、あるいはより長く、イオンビーム41の幅はウエハー40の直径より狭い。
そして、図4Bに示されているように、ウエハー40がイオンビーム41を通過するとき、ウエハー40を同時に移動及び回転させる。
このとき、移動方向は通常イオンビーム41の短い軸に対しておおよそ平行である。否応なしに、ウエハー40がイオンビーム41を通過するとき、イオンビーム41の長い軸に沿ったイオンビーム41によって、ウエハー40は完全に覆われる。
図4Cに示されているように、ウエハー40はある角度で移動でき、ウエハー40の参考点がイオンビーム41の下方にあるとき、ウエハー40は参考点に沿って通過し、イオンビーム41の長い軸の線に平行な全ての点は必ずイオンビーム41の下方になければいけない。
言い換えるならば、本発明の特徴によれば、図4Dに示されている状況は受け入れられない。
他には、図4Bでは時計回りの回転の例のみが示されているが、本発明は時計回りでも反時計回りのどちらでも構わない。
そして、図4Eに示されているように、同時移動及び回転の後、ウエハー40はイオンビーム41の別の側面(例えば右側)に位置付けられ、この同時移動及び回転が行われるとき、回転回数は制限を受けない。
そして、図4Fに示されているように、再び同時移動及び回転が行われ、この時は逆転された移動方向ではあるが、回転方向は維持し、ウエハー40はイオンビーム41の別の側面(例えば左側)へ移動される。
本実施例では、逆転方向移動だけが必ず必要であり、この逆転方向移動されている時、同時に逆転方向回転がされるかどうかは、本発明の選択項である。
図4Aから図4B及び、図4Eから図4Fのステップを繰り返し数回行うことによって、ウエハー40がイオンビーム41によって均一注入されることが確保される。
図1Cと図4Bを比較することにより、本発明の特徴を簡単に明らかになる。
従来の技術では、もしウエハー11が回転しなければ、ウエハー11の一部の部分はイオンビーム10によって注入されるが、ウエハー11の他の部分はイオンビーム10によって注入されない。
このため、回転速度は必ず十分速くなければいけなく、こうすることによって、同時移動及び回転の間、ウエハー40の一部の部分は交互に注入される、あるいは注入されない。一方、本実施例では、たとえウエハー40が回転されなくても、ウエハー40の全ての部分がイオンビーム10によって注入される。
回転は基本的にイオンビーム電流分布の可能波動を均一化するためだけに用いられる。このため、必要とされる回転速度は従来の技術と比べて、大幅に遅くなる。例えば、一番速い回転速度は移動速度の数倍である。
別の例では、回転速度は移動速度より遅く、あるいはウエハーがイオンビームの側面から別の側面に移動するとき、回転回数は一回でもよい。回転速度と移動速度を比較する簡易方法はウエハーの縁に位置付けられ、スキャン経路に平行する接線方向の速度とスキャン経路のウエハー中心の速度の差値を計算する方法が挙げられる。
一例を挙げるならば、回転速度は前記ウエハーの縁に位置付けられ、前記スキャン経路に平行する接線方向の速度によって定められる時、回転速度は移動速度より遅い。
また、一例を挙げるならば、ウエハーがスキャン経路に沿って移動する間、回転速度の角度値は360P/Q度であり、このPは正の整数で、Qも正の整数である。例えば、Pは1であり、Qはすべてのスキャンの回数である。
図1Dと図4Bを比較することにより、本実施例の別の特徴が明確になる。従来の技術では、ウエハー11の異なる部分は回転過程では、異なる投影比率(projected ration)を有する。ウエハー11の中心に近い部分、ウエハー11の最中心部では、回転工程の中で、ほとんどいつも注入され、ウエハー11の縁に近い部分では、回転の工程では最も多く部分注入される。
このため、ウエハー11の均一注入を確保するためには、ウエハー11の中心が注入されるとき、移動速度を必ず最高にし、ウエハー11の縁だけが注入され、ウエハー11の中心は完全に注入されていない時、移動速度は必ず最低にしなければいけない。例えば、移動速度はウエハー11の中心から外へ、次第に減少されながら移動し、ウエハー11の縁に到達する。一方、本実施例では、ウエハー40の異なる部分の投影比(projected ratio)は回転工程において、常に同じである。
このため、ウエハー40の異なる部分の異なる投影比から導き出されるいかなる非均一性を均衡させるために、スキャン経路に沿って、イオンビーム41を通過するウエハー40の移動速度は調整を行う必要がない。
例を挙げるならば、同時移動及び回転ステップは
(a)イオンビーム41がウエハー40の中心を注入する時、比較的速い移動速度でウエハー40を移動させ、かつ、イオンビーム41がウエハー40の縁を注入する時、比較的遅い移動速度でウエハー40を移動させる、
(b)イオンビーム41がウエハー40の中心を注入する時、比較的遅い移動速度でウエハー40を移動させ、かつ、イオンビーム41がウエハー40の縁を注入する時、比較的速い移動速度でウエハー40を移動させる、
(c)イオンビーム41がウエハー40の中心あるいは、縁に注入していようが、略相同の速度でウエハー40を移動させる、
という選択肢の中から、一つあるいは、複数個のステップを選ぶことができる。
実際、イオンビーム41を通過するウエハー40の位置の移動速度分布及び回転速度分布を考慮する場合、平均させ、取り除くことを必要とする、特定の非均一性は存在せず、この時、移動速度分布が図1Eの伝統技術に示されている特定分布を有さないだけでなく、回転速度もまたこの特定分布を有さない。
このため、イオンビーム41によるウエハー40上のイオン注入を改善させるために、移動速度分布と回転速度分布は機敏に調整あるいは、固定させられる。
最も簡単な移動速度分布は常数移動速度であり、常数移動速度は非常に安定的で均一なイオンビーム41と非常に均一な図案のウエハー40に適応される。
しかしながら、現実の世界では、ウエハー40の異なる部分では、多くの因数が不均一であり、あるいは、同時回転及び移動時には、多くの因数が不安定になる。
このため、移動速度は一つか複数個の因数の関数であり、不均一あるいは、不安定な因数はこの方法によって、均一化され除去される。
一例を挙げると、因数は第一軸のイオンビーム41の電流密度分布に沿ったものか、第一軸と交差する方向の前記イオンビームの電流密度分布とウエハー上の予期注入分布に沿ったものか、第一軸の予期スキャン経路の電流密度分布に沿ったものか、第一軸と交差する方向の予期スキャン経路の電流密度分布に沿ったものなどでよい。
同様に、回転速度も通常はただの回転速度であるが、回転速度分布も一つあるいは複数の因数の関数でもよい。
本発明の主要な特徴は「予期スキャン経路」及び/あるいは、「予期注入分布」を用いることによって、移動速度分布及び/あるいは回転速度分布の因数を計算することである。
従来の記述では「イオンビーム電流分布」及び、「ウエハー実際注入品質」が速度分布を計算するために普通使用されるが、「予期スキャン経路」及び「予期注入投与量分布」の2つの因数は本発明により提供されるものである。
上述の実施例では、ウエハー40は直線のスキャン経路に沿って移動するが、これに限られない。実際、従来の二次元スキャン比較では、スキャン経路の形状は直線あるいは曲線である。
これ以外に、本実施例では、ウエハー40はスキャン経路に沿って移動し、イオンビーム41はウエハー40の縁からウエハー40の中心を通過し、ウエハー40の逆の縁に到達する。
しかし、本発明ではウエハー40を他のスキャン経路に沿って移動させることも可能であり、イオンビーム41はウエハー40の一部分からウエハー40の別の一部分へと移動され、ウエハー40の縁からウエハー40の逆の縁へと移動されるわけではない。
明らかに、回転速度は十分に高く、同時移動及び回転の重複回数は十分多く、最後の注入結果は十分均一である。
これ以外に、上述の実施例はウエハーを単一スキャン経路に沿って、重複に前後移動させているが、実施例では順々に複数個のスキャン経路を使用することも可能である。
ウエハーがあるスキャン経路に沿った移動/回転を終え、ウエハーが次のスキャン経路に沿った移動/回転を開始する時、次のスキャン経路の両末端は前のスキャン経路の両末端と異なっていてもかまわない。
典型的な実施例によれば、前のスキャン経路の終着点が次のスキャン経路の起点になり、上述の特徴は実施例の実施を制限するものではない。これ以外に、異なるスキャン経路の注入は別々に行うことが可能なため、異なるスキャン経路に対応する移動速度分布と回転速度分布はそれぞれ異なる。
チャネリング効果(channeling effect)の数量を減少させるために、ウエハー40を同時に移動及び回転させる時、ウエハー40を傾斜させる。もちろん、同じ目的のために、ウエハー40を同時に移動及び回転させる時、イオンビーム41を傾斜させることも可能である。
通常の状況下では、図5Aと図5Bに示されているように、ウエハー40を固定された傾斜角度で傾斜させ、この傾斜角度は通常垂直方向あるいは、イオンビーム41の方向から数度傾斜される。
しかし、図5Cと図5Dに示されているように、本発明の傾斜角度はあらかじめセットされた角度の範囲内で変動する傾斜角度である。この異なる傾斜角度範囲に関して、この長所はウエハー40上のあらゆる注入領域で一つの共通する傾斜角度を具えることであるが(イオンビーム41の注入は垂直ではないため)、欠点はウエハー40上のあらゆる注入領域で、同様の方向で、同様の注入領域を具えることを確保するためには、比較的長い回転時間を必要とするということである。
ウエハー40を傾斜させる時、図5Cと図5Dに示されているように、ウエハー40はイオンビーム41の方向(例えば軸)に対しておおよそ平行に回転させられ、図5Aと図5Bに示されているように、ウエハー40はチップの表面の方向に対しておおよそ垂直に回転させられることも可能である。前者はウエハー40の異なる位置を提供し、結晶軸の変化に対して相対し、しかし、ウエハー40を回転させるために必要とする仕組みは複雑である。後者はウエハー40の異なる位置に存在し、異なる傾斜角度を引き起こし、しかし、ウエハー40を回転させるために必要とする仕組みは比較的簡単で安価である。
これ以外に、イオンビームは通常、安定性を維持し続けられない。そのため、例えばイオンビームのグリッチあるいは不安定性など、いくつかの誤差は避けきれない。
例を挙げるならば、イオンビームの横断面上のイオン電流分布にサージ(Glitch)が出現する可能性がある。
図2Aから図2Eの従来技術に示されているように、ウエハーが固定回転方向に回転される場合のスキャン経路はすべて一直線であり、ウエハーが固定回転方向に沿って移動する時、ウエハーは回転しない。
注入結果とイオンビームはこのスキャン経路上にあるため、単純でない左から右、あるいは、右から左の移動は無関係である。このため、イオンビームの経路の計算結果、イオンビームが修正され、正常な状況に戻った後、すぐに注入を継続させることが可能である。
図1Aから図1Eの伝統技術で示されているように、同時移動及び回転の連続回転/移動は高い複雑性を有し、イオンビームがすぐに正常な状況へと修正し、ウエハー注入をすぐに継続したとしても、通常、誤差が発生しなかった時の注入結果と同じ結果を達成することは難しい。しかし、この従来の技術では、明らかに回転速度は移動速度より速いため、誤差の時間が短ければ、誤差が引き起こす損害は通常、均一化され、受け入れられるものである。
しかしながら、本発明の上述実施例の一番速い回転速度は移動速度の数倍であり、移動速度より遅いことさえもある。このため、引き起こされる損害は明らかである。このため、本発明の別の実施例ではウエハーを同時に移動及び回転させる間、誤差を修正する方法である。図6に示されているように、本実施例は一個あるいは複数個の以下のステップを含む。
まず、ステップ601に示されているように、イオンビームに誤差があることを検知した時、この誤差の位置を記録し(全てのスキャン経路上のイオンビームの誤差が検知された、ある地点)、イオンビームを阻止し、すぐに同時移動及び回転のステップを一時停止させる。そして、ステップ602に示されているように、イオンビームが阻止されている状況下において、同時移動及び回転ステップの移動及び、回転を継続し、ウエハーがスキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
そして、ステップ603に示されているように、イオンビームを阻止せず、移動及び回転の方向を逆転させる。その後、ステップ604に示されているように、誤差の位置においてはすぐに、そして、正確にイオンビームを阻止し、逆転移動及び逆転回転を継続し、ウエハーがスキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
そして、ステップ605に示されているように、イオンビームが阻止されている状況下において、ウエハーを移動及び回転させ、スキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
最後に、ステップ606に示されているように、前記イオンビームを阻止せず、ウエハーの同時移動及び回転ステップを回復させる。
これ以外に、ウエハーを同時に移動及び回転させている間、上述ステップの誤差修正をしている時、別の誤差が発生する可能性もある。
このため、例えば、イオンビームのグリッチあるいは不安定性などの第二誤差が上述ステップの誤差を修正時に発生した時、本実施例は下記のステップの一つあるいは数個のステップがさらに行われる。もちろん、もし第二誤差が発生しなかったら、本実施例は誤差修正のステップだけを実行し、イオンビームの監視を継続させる。
図7を参考に、まず、ステップ701に示されているように、逆転移動及び逆転回転の間、イオンビームの第二誤差を検知した時、この第二誤差位置を記録し、イオンビームを阻止し、すぐに誤差修正ステップを停止させる。そして、ステップ702に示されているように、イオンビームが阻止されている状況下において、ウエハーの逆転移動及び逆転回転を継続し、ウエハーがスキャン経路の別の末端に到達したところで停止させる。
そして、ステップ703に示されているように、イオンビームが阻止されている状況下において、ウエハーが誤差の位置に到達するまで、ウエハーの移動及び回転を継続させる。その後、ステップ704に示されているように、イオンビームを阻止せず、ウエハーが第二誤差の位置に到達するまで、ウエハーの移動及び回転を継続させる。
そして、ステップ705に示されているように、イオンビームをすぐに阻止し、ウエハーの移動及び回転を継続し、スキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
最後に、ステップ706に示されているように、イオンビームを阻止せず、同時移動及び回転のステップを回復させる。
本実施例の仕組みは次に述べられるように簡単に要約され、スキャン経路の固定を維持し、イオンビームの注入を選択実行あるいは停止させる。
誤差が発生した時は、まずイオンビームを阻止し、スキャン経路のスキャンを継続させる。
そして、以前の未完成な注入を補うために、スキャン経路は再びスキャンしなおされる。
その時、グリッチの発生あるいは不安定なイオンビームがウエハーに注入されることを防ぐため、イオンビームの誤差が検知された時、イオンビームはすぐに阻止され、その後、イオンビームはスキャン経路に沿って前後移動を行い、イオンビームがスキャン経路上の注入すべきだが、まだ注入されていない部分に到達した時、全てのスキャン経路の完全な注入を確保するため、イオンビームがウエハーに注入される。
誤差位置とスキャン経路の末端(終点)はイオンビームによって発生した、注入されるべきだが、まだ注入されていない部分の誤差を表示する。
もちろん、この部分に注入している時、別の誤差(つまり、第二誤差)が発生するならば、上述仕組みは第二誤差を修正するために用いられる。
誤差位置と第二誤差位置はイオンビームによって発生した、注入されるべきだが、まだ注入されていない部分の誤差を表示する。もちろん、どれだけ誤差が発生しても、上述の仕組みはこれらの誤差を修正するために重複して用いられる。
均一注入を確保するために、イオンビームはスキャン経路に沿った、相似のイオンビーム電流分布を必ず有する。イオンビームのグリッチあるいは不安定性が持続される時間は通常短いので、上述の実施例ではイオンビームが阻止された後、直接イオンビームを用いて、誤差の影響を取り除く。
しかし、上述の実施例はイオンビームがおおよそ誤差発生前のイオンビームと同じ時だけ、イオンビームが使用される。言い換えるならば、イオンビーム注入の前に、特にまだ阻止されていないイオンビームに対して、イオンビームの監視がなされる。
これ以外に、イオンビームを阻止するための方法は、制限を受けない。この方法は、イオンビームを遮る、イオンビームを偏向させる、あるいは/及び直接イオンビームのオン/オフがある。
本発明の別の実施例はウエハー注入の設備を提供し、ウエハーはある中心とある直径を有する。この設備は上述の実施例を実行するに足りるものである。図8に示されているように、本実施例は少なくともイオンビーム装置(ion beam assembly)801、ウエハー移動装置(wafer movement driver)802、ウエハー回転装置(wafer rotation driver)803、及び制御装置(controller)804を含む。イオンビーム装置801はウエハーに注入されるイオンビームを提供する。
ウエハーがイオンビームを通過する時、ウエハー移動装置802はイオンビームのスキャン経路に沿って通過し、ある移動速度でウエハーの中心を移動させる。
この時、移動速度はウエハーを通過するイオンビームの位置の移動速度分布に相対するものを有する。ウエハーがイオンビームを通過する時、ウエハー回転装置803はある回転速度でウエハーを回転させ、回転速度はウエハーを通過するイオンビームの位置の回転速度分布に相対するものを有する。
制御装置804はイオンビーム装置801、ウエハー移動装置802、及びウエハー回転装置803を操作し、イオンビームの横断面の輪郭を第一軸に沿った長さと第二軸に沿った幅を有する帯状にし、ウエハーがイオンビームを通過する時、このウエハーが第一軸に沿ったイオンビームによって完全に覆われるようにし、一番速い回転速度は移動速度の数倍にさせる。
イオンビーム装置801は通常少なくともイオン源と磁石分析ユニットを有する。例えば、ウエハー移動装置802はウエハーを挟んで支えるためのホルダー(holder)を有し、ウエハー移動装置802はホルダーを軌道に沿って移動させるためのモーターとローラーチェーンを有する。特定の実施状況下では、ウエハー回転装置803はホルダーを支持棒のまわりに回転させるため、モーターと支持棒が使用される。
従来の技術でもウエハーを移動及び回転させることは可能だが、上述実施例では特定の移動あるいは回転を必要としない(例えば、高速の回転速度あるいは、非常に複雑な運動経路)。このため、イオンビーム装置801、ウエハー移動装置802、及びウエハー回転装置803の詳細は本実施例のキーポイントではなく、紹介されている実施例の制限を受けない。
実際、既知のいかなる開発中あるいは、これから開発される技術でも、全て使用できる。これ以外に、本発明の技術特徴によれば、本発明のキーポイントは制御装置804である。
注目すべきは、制御装置804はこの構造あるいは、実行上の機能あるいは対応しない機能の制限を受けるものではなく、制御装置804は上述実施例の方法を達成するためのいかなる制限を受けない。
このため、制御装置804の詳細は制限を受けず、制御装置804は集積回路、コンピューターにより実行されるプログラム、あるいは、他の均一装置でもよい。
短い要約をすると、制御装置804は少なくとも下記の機能を達成する。
(a)イオンビームの長さを調節するため、イオンビーム装置801を制御し、イオンビームの長さをウエハーの直径より大きくさせる。
(b)ウエハーの縁の位置を調節するため、スキャン経路の接線方向の速度を平行にし、ウエハー移動装置802とウエハー回転装置803を制御し、一番速い接線方向の速度は移動速度の数倍である。例えば、回転速度をウエハーの縁に位置付けることによって、平行スキャン経路の接線方向の速度を定める時、回転速度は移動速度より遅い。例えば、ウエハーがスキャン経路に沿って移動している時、回転速度の角度値は360P/Q度であり、この時、Pは正の整数、Qも正の整数である。
(c)ウエハー移動装置802を制御し、移動速度を柔軟に調節し、例えば、従来技術であれば、ウエハーの中心に近づく時、移動速度は比較的速く、ウエハーの縁に近づく時、移動速度は比較的遅いといったことが要求されるが、本制御装置はこのような従来技術で要求されることに制限されない。
(d)少なくとも移動速度分布と回転速度分布を計算し、それは常数であり、方程式である。方程式は少なくとも、第一軸に沿ったイオンビームの電流密度分布と、第一軸と交差する方向に沿った、イオンビームの電流密度分布と、ウエハー上の予期注入分布と、第一軸に沿った、予期スキャン経路の電流密度分布と、第一軸と交差する方向に沿った、予期スキャン経路の電流密度分布を有する。
(e)複数のスキャン経路が順々にスキャンされる時、それぞれのスキャン経路の移動速度分布及び、回転速度分布を調節する。
(f)ウエハーがイオンビームを通過する時、誤差を修正するために、イオンビーム装置801と、ウエハー移動装置802とウエハー回転装置803を制御し、この誤差修正ステップは図6と関連する段落にて説明されている。
(g)誤差修正ステップを実行している時の第二誤差を修正するために、イオンビーム装置801と、ウエハー移動装置802と、ウエハー回転装置803を制御し、この第二誤差修正ステップは図7と関連する段落にて説明されている。
これ以外に、実施例によれば、ウエハーがイオンビームを通過する時、ウエハーを傾斜させることによって、チャネリング効果(channeling effect)を減少させ、注入の均一性を改善させるための、ウエハー傾斜装置(wafer titling driver)を選択的に備えることが可能である。
ウエハー傾斜装置は少なくとも四種類の操作が可能であり、それらは上述の実施例にて、既に議論されている。あらかじめセットされた角度範囲内において、傾斜角度は固定あるいは、変動的である。回転軸はイオンビームと平行あるいは、回転軸はウエハーと垂直である。
上述の実施例は本発明の技術思想及び特徴を説明するためのものにすぎず、当該技術分野を熟知する者に本発明の内容を理解させると共にこれをもって実施させることを目的とし、本発明の特許範囲を限定するものではない。従って、本発明の精神を逸脱せずに行う各種の同様の効果をもつ改良又は変更は、後述の請求項に含まれるものとする。
10 イオンビーム
11 ウエハー
12 投影
20 イオンビーム
21 ウエハー
40 イオンビーム
41 ウエハー
301 帯状のイオンビームを形成し、このイオンビームは第一軸に沿った長さと第二軸に沿った幅を有し、この長さはウエハーの直径より長く、幅はウエハーの直径より狭い。
302 イオンビームが通過するスキャン経路に沿って、ある移動速度でウエハーの中心を移動させ、同時に、特定点においては、ある回転速度でウエハーを回転させる。
601 イオンビームに誤差があることを検知した時、この誤差の位置を記録し、イオンビームを阻止し、すぐに同時移動及び回転のステップを一時停止させる。
602 イオンビームが阻止されている状況下において、同時移動及び回転ステップの移動及び、回転を継続し、ウエハーがスキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
603 イオンビームを阻止せず、移動及び回転の方向を逆転させる。
604 誤差の位置においてはすぐにイオンビームを阻止し、逆転移動及び逆転回転を継続し、ウエハーがスキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
605 イオンビームが阻止されている状況下において、ウエハーを移動及び回転させ、スキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
606 前記イオンビームを阻止せず、ウエハーの同時移動及び回転ステップを回復させる。
701 逆転移動及び逆転回転の間、イオンビームの第二誤差を検知した時、この第二誤差位置を記録し、イオンビームを阻止し、すぐに誤差修正ステップを停止させる。
702 イオンビームが阻止されている状況下において、ウエハーの逆転移動及び逆転回転を継続し、ウエハーがスキャン経路の別の末端に到達したところで停止させる。
703 イオンビームが阻止されている状況下において、ウエハーが誤差の位置に到達するまで、ウエハーの移動及び回転を継続させる。
704 イオンビームを阻止せず、ウエハーが第二誤差の位置に到達するまで、ウエハーの移動及び回転を継続させる。
705 イオンビームをすぐに阻止し、ウエハーの移動及び回転を継続し、スキャン経路の末端に到達したところで停止させる。
706 イオンビームを阻止せず、同時移動及び回転のステップを回復させる。
801 イオンビーム装置
802 ウエハー移動装置
803 ウエハー回転装置
804 制御装置
θ 角度
θ1 角度
θ2 角度
A-F A−F
△d 単位距離

Claims (7)

  1. ウエハーの直径より長い第一軸に沿った長さ及び当該ウエハーの直径より狭い第二軸に沿った幅を有する帯形状をなすイオンビームを形成するステップと、
    前記ウエハーが前記イオンビームを横切る時に当該イオンビームに前記第一軸に沿って完全に覆われるように、前記イオンビームが横切るスキャン経路に沿って或る移動速度で前記ウエハーの中心を移動させると同時に、前記ウエハーの回転速度を当該ウエハーの縁における前記スキャン経路に平行な接線方向の速度とする定義に基づいて、最大でも前記移動速度の数倍の或る回転速度で前記ウエハーを回転させるステップと、
    を備えることを特徴とするウエハーに対する注入方法。
  2. 前記回転速度は前記移動速度より遅い
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエハーに対する注入方法。
  3. 前記ウエハーが前記スキャン経路を移動する間、角度値で表わした前記回転速度は、P及びQの双方を正の整数且つQを総スキャン数として、(360×P/Q)度である
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエハーに対する注入方法。
  4. 前記或る移動速度で前記ウエハーの中心を移動させると同時に前記或る回転速度で前記ウエハーを回転させるステップは、さらに、
    前記イオンビームを前記ウエハーの前記中心に注入する場合は、前記ウエハーをより遅い移動速度で移動させ、前記イオンビームを前記ウエハーの縁に注入する場合は、前記ウエハーをより速い移動速度で移動させるステップと、
    前記イオンビームを前記ウエハーの前記中心又は前記ウエハーの縁の何れに注入するかにかかわらず、前記ウエハーを略同じ速度で移動させるステップと、
    の少なくとも一つのステップを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエハーに対する注入方法。
  5. 前記移動速度は、前記イオンビームを横切る前記ウエハーの位置に対して移動速度分布を有し、
    前記回転速度は、前記イオンビームを横切る前記ウエハーの位置に対して回転速度分布を有し、
    前記ウエハーに対する注入方法は、さらに、
    常数と、前記第一軸に沿った前記イオンビームの電流密度分布、前記第一軸と交差する方向に沿った前記イオンビームの電流密度分布、前記ウエハー上の予測注入分布、前記第一軸に沿った所定スキャン経路の電流密度分布、及び前記第一軸と交差する方向に沿った所定スキャン経路の電流密度分布の少なくとも一つを要素とする関数と、の少なくとも1つとして、
    前記移動速度分布と、前記回転速度分布と、の少なくとも1つを計算するステップを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエハーに対する注入方法。
  6. 前記或る移動速度で前記ウエハーの中心を移動させると同時に前記或る回転速度で前記ウエハーを回転させる同時移動・回転ステップの間に、誤差を修正するステップをさらに備え、
    当該誤差を修正するステップは、さらに、
    前記イオンビームの誤差を検出するとただちに、誤差の位置を記録するとともに、前記イオンビームを阻止することによって前記同時移動・回転ステップを一時停止する第1のステップと、
    前記イオンビームを阻止したままで前記ウエハーが前記スキャン経路の第一端で止まるまで、前記同時移動・回転ステップの移動及び回転を継続する第2のステップと、
    前記第一端での停止後、前記イオンビームを阻止することなく、前記移動及び前記回転を逆方向に継続する第3のステップと、
    前記第1のステップで記録された前記誤差位置において前記イオンビームを阻止するとともに、前記ウエハーが前記スキャン経路の第二端で止まるまで、前記逆方向の移動及び前記逆方向の回転を継続する第4のステップと、
    前記第二端での停止後、前記イオンビームを阻止したままで前記ウエハーが前記スキャン経路の前記第一端で止まるまで、前記ウエハーを移動及び回転させる第5のステップと、
    前記イオンビームを阻止することなく、前記同時移動・回転ステップを再開する第6のステップと、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエハーに対する注入方法。
  7. 前記誤差を修正するステップは、さらに、第二誤差を修正するステップを含み、
    当該第二誤差を修正ステップは、さらに、
    前記イオンビームの第二誤差を検出するとただちに、前記第3のステップにおける前記逆方向の移動及び前記逆方向の回転の間の第二誤差の位置を記録するとともに、前記イオンビームを阻止することによって前記誤差を修正するステップにおける前記第3のステップの実行を停止する第7のステップと、
    前記イオンビームを阻止したままで前記ウエハーが前記スキャン経路の前記第二端で止まるまで、前記逆方向の移動及び前記逆方向の回転を継続する第8のステップと、
    前記第二端での一時停止後、前記イオンビームを阻止したままで前記ウエハーが前記第1のステップで記録された前記誤差位置に到達するまで、前記移動及び前記回転の双方を行う第9のステップと、
    前記誤差位置から前記イオンビームを阻止することなく、前記ウエハーが前記第7のステップで記録された前記第二誤差位置に到達するまで、前記移動及び前記回転の双方を行う第10のステップと、
    前記第二誤差位置から前記イオンビームを阻止したままで前記ウエハーが前記スキャン経路の前記第一端で止まるまで、前記移動及び前記回転の双方を継続する第11のステップと、
    前記第一端での停止後、前記イオンビームを阻止することなく、前記同時移動・回転ステップを再開する第12のステップと、を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載のウエハーに対する注入方法。
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