JP5363144B2 - 介護福祉ビル構築用サーバ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、介護福祉ビル構築用サーバ装置に関する。
近年における少子高齢化の進行に伴い、高齢者などが老後を過ごすことのできる施設に対する関心が高まっている。従来、高齢者や障害者などが介護、医療、看護などのサービスの提供を受けながら居住できる施設として、有料老人ホームが知られている。
ところで、従来の有料老人ホームの場合、入居時に高額の費用が必要であり、一般家庭の高齢者や年金生活者などは有料老人ホームに入居するのが難しい状況にある。そこで、高齢者などの被介護者が、比較的低料金の実費負担により、多種多様な介護サービスを受けることができるホスピタルハウスが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−13631号公報
しかしながら、特許文献1記載のホスピタルハウスは、入居する高齢者が、外部の介護事業者や医療事業者から介護や医療のサービスを受けるシステムであるため、上記ホスピタルハウスの周辺に所望の介護や医療のサービスを提供する事業者が存在しない場合には、入居する高齢者は満足のいく介護や医療のサービスを受けることができないことも起こりうる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、入居希望者の予算内で、希望するサービスの提供が可能な介護福祉ビル情報を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、介護福祉ビルへの各入居希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居条件を含む入居希望者情報と、前記介護福祉ビルとしての利用が可能な複数の物件の情報と、介護福祉ビルへの各テナント希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居条件を含むテナント情報とに基づいて、介護福祉ビルの構築を補助する介護福祉ビル構築補助サーバ装置であって、前記入居希望者情報と、前記物件の情報と、前記テナント情報とをそれぞれネットワークを介して受信する受信手段と、前記受信手段により受信した情報を記憶するデータベースと、介護福祉ビルとして成立条件の情報を記憶する成立条件記憶手段と、前記データベースから、地理的位置の条件が合致する入居希望者及びテナント希望者を抽出する抽出手段と、前記抽出手段による抽出結果と前記成立条件の情報とに基づいて、前記物件の介護福祉ビルとしての成立見込みを判定する判定手段と、を備えた介護福祉ビル構築補助サーバ装置とした。
また、請求項2に係る発明は、は、請求項1に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置において、前記テナント情報には、前記テナント希望者が提供可能な介護・医療サービスの情報を含み、前記成立条件には、少なくとも前記入居希望者が必要なテナントのサービス種類の情報を含み、前記判定手段は、地理的位置の条件が合致するテナント希望者のサービスの種類が前記成立条件を満たすとき、前記物件の介護福祉ビルとして成立する見込があると判定することとした。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置において、前記成立条件には、医療サービスの情報を含むこととした。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置において、前記成立条件には、介護・医療サービスの情報を含むこととした。
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置において、前記入居希望者の入居条件には、入居希望者が支払い可能な料金の情報を含み、前記物件の情報には、前記物件の賃料の情報を含み、前記テナント情報には、提供する介護・医療サービスの料金の情報を含み、前記成立条件には、料金の情報を含み、前記判定手段は、前記賃料の情報、前記提供する介護・医療サービスの料金の情報及び前記入居希望者が支払い可能な料金の情報に基づいて判定し、前記賃料と前記提供する介護・医療サービスの料金が前記入居希望者が支払い可能な料金以下であるとき、前記物件の介護福祉ビルとして成立する見込があると判定することとした。
また、請求項6に係る発明は、請求項5に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置において、前記物件の情報は、入居希望者及びテナント希望者が入居可能な入居可能部屋数の情報を含み、前記成立条件には、前記入居可能部屋数の情報を含み、前記判定手段は、前記入居希望者及び前記テナント希望者の数が前記入居可能部屋数の所定割合以上となったとき、前記物件の介護福祉ビルとして成立する見込があると判定することとした。
本発明によれば、受信手段が入居希望者情報、物件の情報及びテナント情報を受信し、データベースが前記受信手段により受信した情報を記憶し、成立条件記憶手段が介護福祉ビルとして成立条件の情報を記憶し、抽出手段がデータベースから地理的位置の条件が合致する入居希望者及びテナント希望者を抽出し、判定手段が前記抽出手段による抽出結果と前記成立条件の情報とに基づいて、前記物件の介護福祉ビルとしての成立見込みを判定するようにしたので、入居希望者の予算内で、希望するサービスの提供が可能な介護福祉ビル情報を提供することができる。
本発明の実施形態に係る介護福祉ビル構築システムの概略構成を示す図である。 入居希望者情報の一例を示す図である。 テナント情報の一例を示す図である。 物件情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るサーバ装置の概要構成を示す図である。 入居希望者情報入力画面の一例を示す図である。 テナント希望者入力画面の一例を示す図である。 物件情報入力画面の一例を示す図である。 介護福祉ビル情報表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るサーバ装置におけるメイン処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るサーバ装置における情報収集処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るサーバ装置における抽出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るサーバ装置における見込み判定処理を示すフローチャートである。 本発明の変形例1に係るサーバ装置における見込み判定処理を示すフローチャートである。 本発明の変形例2に係るサーバ装置における抽出処理を示すフローチャートである。 本発明の変形例3に係るサーバ装置における抽出処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態とする。)を図面に基づいて説明する。
[介護福祉ビル構築システム1の概要]
図1を参照し、本実施形態に係る介護福祉ビル構築システムの概要について説明する。図1は、本実施形態に係る介護福祉ビル構築システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、介護福祉ビル構築システム1は、高齢者等の入居者が入居する入居スペースと、入居者に対する介護・医療サービスを提供するテナントを入居するテナントスペースとを有する介護福祉ビルを構築するための情報(以下、「介護福祉ビル情報」という)を生成するシステムである。
この介護福祉ビル構築システム1は、介護福祉ビル構築用サーバ装置(以下、「サーバ装置」という。)10、入居希望者用端末装置20、テナント希望者用端末装置30及び物件提供者用端末装置40を備えて構成されており、入居希望者用端末装置20、テナント希望者用端末装置30及び物件提供者用端末装置40は、ネットワーク50を介してサーバ装置10に接続されている。
上述の構成を有する介護福祉ビル構築システム1では、介護福祉ビル情報を生成する処理が行われる。以下、この介護福祉ビル情報を生成する処理について説明する。
まず、介護福祉ビル構築システム1では、サーバ装置10は、介護福祉ビル情報を生成するために必要な情報を収集する。ここで、介護福祉ビル情報を生成するために必要な情報には、例えば、介護福祉ビルへの各入居希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居条件を含む入居希望者の情報(以下、「入居希望者情報」という。)と、介護福祉ビルへの各テナント希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居条件を含むテナント希望者の情報(以下、「テナント情報」という。)と、介護福祉ビルとしての利用が可能な複数の物件の情報(以下、「物件情報」という。)とが含まれる。サーバ装置10は、入居希望者用端末装置20から入居希望者情報を収集し、また、テナント希望者用端末装置30からテナント情報を収集し、さらに、物件提供者用端末装置40から物件情報を収集する。
次に、サーバ装置10は収集した情報を記憶する。このとき、収集された情報は、所定項目により並び替えられた状態で記憶される。例えば、サーバ装置10は、入居希望者情報を収集すると、図2に示すように、入居希望地(住所)、費用(賃料やその他の費用)及び希望するサービス等の項目で並び替えて記憶する。同様に、サーバ装置10は、テナント情報を収集すると、図3に示すように、テナントの入居希望地(住所)、賃料及び専有面積の項目で並び替えて記憶し、物件情報を収集すると、図4に示すように、物件の所在地及び賃料等の項目で並び替えて記憶する。このように、収集した情報を所定項目により並び替えられた状態で記憶するようにしたので、後述する入居希望者及びテナント希望者を抽出する処理において、所定項目により入居希望者及びテナント希望者を抽出することが容易になる。
次に、サーバ装置10は、記憶した情報に基づいて入居希望者及びテナント希望者を抽出する処理を行う。具体的には、サーバ装置10は、住所の条件を所定の条件とし、当該所定の条件に合致する入居希望者及びテナント希望者を抽出し、例えば、福岡市博多区にある介護福祉ビルに入居を希望する入居者及びテナント希望者を抽出する。なお、所定の条件は、上述した住所の条件(例えば、福岡市博多区にある介護福祉ビルに入居を希望する)に限らず、例えば、当該介護福祉ビルに入居するときの賃料等の条件であってもよい。
次に、サーバ装置10は、所定の成立条件と、抽出した入居希望者及びテナント希望者の情報とに基づいて、介護福祉ビルの成立見込みを判定する。例えば、所定の成立条件がサービスの種別である場合、サーバ装置10は、抽出したテナント希望者の中に所定のサービスの種別のテナント希望者が含まれているか否かを判定する。そのとき、所定の成立条件が、例えば、医療サービスを提供できることであれば、抽出したテナント希望者の中に医療サービスを提供するテナント希望者が含まれているとき、見込み有りと判定する。
次に、サーバ装置10は、見込み有りと判定すると、抽出した入居希望者及びテナント希望者に関する入居希望者情報及びテナント希望者の情報に基づいて介護福祉ビル情報を生成する。具体的には、サーバ装置10は、例えば、介護福祉ビルの所在地、介護福祉ビルの賃料及び介護福祉ビルにおいて提供可能なサービスの種別の情報を含む介護福祉ビル情報が生成される。
次に、サーバ装置10は、生成した介護福祉ビル情報を配信する処理を行う。具体的には、サーバ装置10は、入居希望者用端末装置20、テナント希望者用端末装置30及び物件提供者用端末装置40に対して介護福祉ビル情報を配信する。なお、配信とは、サーバ装置10から各端末装置への電子メールの送信に加え、ホームページへのアップロード等を行うことも含まれる。
上述のとおり、介護福祉ビル構築システム1によれば、サーバ装置10が入居希望者情報、テナント情報及び物件情報を収集し、これらの収集した情報に基づいて介護福祉ビル情報を生成し、この生成した介護福祉ビル情報を入居希望者に配信するようにしたので、入居希望者の予算内で、希望するサービスの提供が可能な介護福祉ビル情報を提供することができる。また、介護福祉ビル情報をテナント希望者に配信する場合には、テナント希望者は、当該介護福祉ビルに入居を希望する入居希望者の数を知ることができ、サービスの種別毎にサービスを希望する入居希望者数を見積もることが可能となり、経営計画を立てることが容易になる。
また、仮想の介護福祉ビル情報を生成するようにしたので、テナント希望者にとっては、テナントとして入居する事前に、サービスの提供を受ける利用者数を見積もることが可能となり、経営計画を立てることが容易になる。また、物件提供者にとっては、既存物件を使用する場合には物件の空室を有効活用することができる。
また、従来の老人ホーム等の介護施設であれば、介護施設用の建物を新たに建築し、かつ、多種多様な介護・医療サービスが提供されるため、入居一時金等の費用が増大となっていたが、介護福祉ビル構築システム1では入居前に入居希望者の希望するサービスのリクエストを受け付けた後、そのリクエストに応じたテナント希望者を入居させるようにしたので、入居者の希望する仕様の介護福祉ビル情報を提供することができる。
[サーバ装置10の具体的な構成]
次に、本実施形態に係るサーバ装置10について、具体的な一例を示して詳細に説明する。図5は、本実施形態に係るサーバ装置の概要構成を示す図である。
サーバ装置10は、介護福祉ビル情報を生成するための装置であり、記憶部及びデータベースを備える装置である。これらの各種構成要素はシステムバスによって接続されている。また、CPUは、記憶部とともに制御部を構成する。
記憶部は、介護福祉ビル情報生成プログラムを記憶する介護福祉ビル情報生成プログラム記憶領域と、入居希望者及びテナント希望者等を抽出するための抽出条件を記憶するための抽出条件記憶領域と、成立条件の情報を記憶するための成立条件記憶領域と、見込み判定フラグを記憶する見込み判定フラグ記憶領域とを有している。なお、成立条件記憶領域は、本発明の成立条件記憶手段に対応する。
成立条件の情報とは、介護福祉ビルとして成立するための条件の情報であり、見込み判定を行う際に参照される情報である。この成立条件の情報には、例えば、介護福祉ビルには医療サービスを提供することができるテナント希望者が入居する予定である等の情報が含まれる。
CPUは、記憶部に記憶された介護福祉ビル情報生成プログラムに従い、サーバ装置10のコンピュータとしての基本的な制御を行う。これにより制御部は、表示制御手段、受信手段、抽出手段、判定手段、介護福祉ビル情報生成手段及び送信手段として機能することになる。
表示制御手段は、図示しない入居希望者用端末装置20、テナント希望者用端末装置30及び物件提供者用端末装置40の表示部を制御し、各端末装置における入力情報の入力を促す表示を行う。表示制御手段は、例えば、入居希望者用端末装置20の表示部に、図6に示す入居希望者情報入力画面を表示し、テナント希望者用端末装置30の表示部に、図7に示すテナント希望者入力画面が表示し、物件提供者用端末装置40の表示部には、図8に示す物件提供者用入力画面を表示させている。
また表示制御手段は、例えば、図9に示す介護福祉ビル情報表示画面を入居希望者用端末装置20の表示部、テナント希望者用端末装置30の表示部及び物件提供者用端末装置40の表示部に表示させている。
受信手段は、介護福祉ビルを生成するための情報を収集する手段であり、入居希望者用端末装置20により送信された入居希望者情報を受信し、テナント希望者用端末装置30により送信されたテナント情報を受信し、物件提供者用端末装置40により送信された物件情報を受信している。
抽出手段は、記憶部に記憶された抽出条件に基づいて、データベースから所定の条件に合致する入居希望者及びテナント希望者と、介護福祉ビルとしての利用が可能な物件とを抽出する手段である。例えば、抽出条件が地理的位置である場合には、地理的位置が合致する入居希望者、テナント希望者及び物件を抽出する。具体的には、福岡市博多区に入居を希望する入居希望者及びテナント希望者が抽出されるとともに、福岡市博多区に存在する物件が抽出される。なお、抽出する対象は、入居希望者及びテナント希望者としてもよい。
なお、抽出条件は複数であってもよく、例えば、地理的位置と賃料とが合致する入居希望者及びテナント希望者を抽出してもよい。この場合には、例えば、福岡市博多区に入居を希望し、かつ、4万円以下の賃料を希望する入居希望者及びテナント希望者が抽出される。これにより、複雑な条件で詳細に入居希望者及びテナント希望者を抽出することができる。
判定手段は、抽出手段により抽出された入居希望者の入居希望者情報及びテナント希望者のテナント希望者情報と、記憶部に記憶された成立条件とに基づいて、介護福祉ビルとしての成立見込みを判定する手段である。この判定手段は、例えば、成立条件が「抽出したテナント希望者の中に医療サービスを提供可能なテナント希望者が含まれている」であるとき、抽出したテナント希望者の中に医療サービスを提供可能なテナント希望者が含まれていれば見込み有りと判定する。
介護福祉ビル情報生成手段は、見込み判定手段により見込み有りと判定されると、抽出手段により抽出された入居希望者及びテナント希望者の入居希望者情報及びテナント希望者情報に基づいて、介護福祉ビル情報を生成する手段である。
送信手段は、介護福祉ビル情報生成手段により生成された介護福祉ビル情報を入居希望者用端末装置20、テナント希望者用端末装置30及び物件提供者用端末装置40へ送信する手段である。
なお、介護福祉ビル情報生成プログラムは、例えば、インターネットに接続されたサーバ等から記憶部にダウンロードされるようにしてもよく、又CD−ROM等の記録媒体に記録されてから当該記録媒体のドライブを介して、記憶部に読み込まれるようにしてもよい。
データベースは、入居希望者情報を記憶する入居希望者情報記憶領域と、テナント情報を記憶するテナント情報記憶領域と、物件情報を記憶する物件情報記憶領域と、介護福祉ビル情報を記憶する介護福祉ビル情報記憶領域とを有している。
入居希望者情報には、介護福祉ビルへの各入居希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居希望の条件が含まれている。この入居希望の条件には、例えば、入居希望者が入居を希望する介護福祉ビルの住所(以下、「入居希望地」という。)の情報と、介護福祉ビルに入居するための賃料の情報と、賃料を含む介護・医療費、食費及び水光熱費用等の総計費用の情報と、希望するサービスの種別の情報とが含まれており、図2に示すように所定の項目により並び替えられた状態で記憶されている。なお、入居希望者情報には、上述した情報以外にも、例えば、介護福祉ビルの間取り、専有面積及び設備の情報、若しくは当該介護福祉ビルの周辺の介護・医療サービスを提供するサービス事業者についての情報を含めるようにしてもよい。
テナント情報には、介護福祉ビルへの各テナント希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居条件が含まれている。この入居条件には、例えば、テナント希望者の入居希望地の情報、当該介護福祉ビルに入居するための賃料の情報及び提供可能なサービスの種別の情報が含まれており、図3に示すように所定の項目により並び替えられた状態で記憶されている。なお、テナント情報には、上述した情報以外にも、例えば、当該提供可能なサービスの料金、介護福祉ビルの間取り、専有面積及び設備の情報等の情報を含めるようにしてもよい。
また、テナント希望者とは、例えば、リハビリテーション、デイケア、訪問介護等の介護サービス提供事業者や、診療所、医院、クリニック及び薬局等の医療サービス提供事業者のことである。
物件情報には、例えば、介護福祉ビルとして利用が可能な物件の所在地、当該物件の賃料が含まれており、図4に示すように所定の項目により並び替えられた状態で記憶されている。また、物件情報には、上述した情報以外にも、例えば、物件の種別、物件の間取り、物件の専有面積、物件の設備、最寄り駅等の交通情報、築年数等の情報、及び当該介護福祉ビルの周辺の介護・医療サービスを提供するサービス事業者や既存の介護福祉ビルについての情報(以下、「周辺情報」という。)を含むようにしてもよい。
介護福祉ビル情報には、例えば、介護福祉ビルの住所や賃料等の居住サービスに関する情報と、当該介護福祉ビル内において提供可能な介護・医療サービスの種別や当該介護・医療サービスの賃料等の介護・医療サービス等に関する情報とが含まれている。なお、介護福祉ビル情報には、上述した情報以外にも、例えば、当該介護福祉ビルの間取り、専有面積、設備等の情報と、周辺情報と、入居可能日等の情報とを含めるようにしてもよい。
ここで、入居希望者情報入力画面、テナント希望者入力画面及び介護福祉ビル情報表示画面について説明する。まず、図6を参照して、入居希望者情報入力画面について説明する。
<入居希望者情報入力画面>
図6は、入居希望者情報入力画面の一例を示す図である。入居希望者情報入力画面は、入居希望者が介護福祉ビルに対する入居条件を入力する画面である。図示するように、この入居希望者情報入力画面上には、例えば、『賃料』、『総計費用』、『入居希望地』及び『希望するサービス』を入力する項目が設けられている。なお、図示は省略するが、上述した『総計費用』、『入居希望地』及び『希望するサービス』の項目以外に、例えば、『介護福祉ビルの設備』、『介護福祉ビルの築年数』及び『入居希望日』等の項目を設けるようにしてもよい。
『賃料』の項目は、介護福祉ビルへの入居のための金額を入力する項目である。また、『総計費用』は、介護福祉ビルにおける共益費や介護・医療サービス料等の諸費用と『賃料』とを含む金額を入力する項目である。なお、『賃料』及び『総計費用』の項目には、例えば、「下限価格」及び「上限価格」を入力するプルダウンメニューが設けられており、所定の間隔毎に金額を入力できるようになっている。
『入居希望地』の項目は、入居希望者が入居希望地を選択する項目であり、介護福祉ビルの候補地毎にチェックボックスが設けられており、いずれかの候補地のチェックボックスを選択できるようになっている。
『希望するサービス』の項目は、入居希望者が希望する介護・医療サービスの種別を入力する項目である。この『希望するサービス』の項目には、例えば、「医師」、「ホームヘルパー」、「デイサービス」、「訪問リハビリ」、「訪問看護」、「福祉用具」、「食堂サービス」及び「配食サービス」のチェックボックスが設けられており、これらのチェックボックスのうちいずれかを選択できるようになっている。
<テナント希望者入力画面>
続いて、図7を参照して、テナント希望者入力画面について説明する。図7は、テナント希望者入力画面の一例を示す図である。
テナント希望者入力画面はテナント希望者が入居を希望する介護福祉ビルに対する入居条件を入力する画面であり、図示するように、このテナント希望者入力画面上には、例えば、『入居希望地』及び『提供可能なサービス』の項目が設けられている。なお、図示は省略するが、上述した『入居希望地』及び『提供可能なサービス』の項目以外に、例えば、『サービス料』、『介護福祉ビルの間取り』、『介護福祉ビルの専有面積』、『介護福祉ビルの設備』、『物件の築年数』及び『入居希望日』等の項目を設けるようにしてもよい。
『入居希望地』の項目は、テナント希望者が入居希望地を選択する項目であり、介護福祉ビルの候補地毎にチェックボックスが設けられており、いずれかの候補地のチェックボックスを選択できるようになっている。
『提供可能なサービス』の項目は、テナント希望者が提供可能な介護・医療サービスの種別を入力する項目である。この『提供可能なサービス』の項目には、例えば、「訪問診療サービス」「ホームヘルパーステーション」、「訪問リハビリテーション」、「訪問看護」、「デイサービスセンター」、「福祉用具センター」、「食堂」及び「配食サービス」のチェックボックスが設けられており、これらのチェックボックスのうちいずれかを選択できるようになっている。
<物件情報入力画面>
続いて、図8を参照して、テナント希望者入力画面について説明する。図8は、物件情報入力画面の一例を示す図である。
物件情報入力画面は物件提供者が提供可能な物件の情報を入力する画面であり、この物件情報入力画面上には、例えば、『物件の所在地』の項目が設けられている。なお、図示は省略するが、上述した『物件の所在地』の項目以外に、例えば、『物件の部屋数』、『物件の賃料』、『物件の間取り』、『物件の築年数』、『物件の設備』、『周辺情報』及び『物件の提供可能日』等の項目を設けるようにしてもよい。
<介護福祉ビル情報表示画面>
続いて、図9を参照して、介護福祉ビル情報表示画面について説明する。図9は、介護福祉ビル情報表示画面の一例を示す図である。
介護福祉ビル情報表示画面は、上述した入居希望者情報、テナント情報及び物件情報に基づいて生成された介護福祉ビルについての情報を表示する画面である。介護福祉ビル情報表示画面上には、例えば、『物件に関する情報』、『サービスに関する情報』及び『料金情報』が表示されており、入居希望者やテナント希望者は、この介護福祉ビル情報表示画面を参照して入居するか否かを選択できるようになっている。なお、図示は省略するが、上述した『物件に関する情報』及び『サービスに関する情報』の項目以外に、例えば、『周辺情報』等の項目を表示するようにしてもよい。
『物件に関する情報』の項目は、介護福祉ビルの物件名、所在地、管理会社、概観、居室イメージ、居室間取り、総部屋数及び入居可能部屋数についての情報が含まれている。
『サービスに関する情報』の項目は、介護福祉ビル内において提供可能なサービスの種別の情報と、各サービスの種別毎の入居予定のテナント希望者の情報が含まれている。なお、サービスの種別の情報には、例えば、医療、ホームヘルパー、デイサービス、ケアプランセンター、訪問看護、訪問マッサージ、福祉用具及び家具レンタルが含まれている。
『料金情報』の項目は、賃料に関する情報と、共益費や介護・医療サービス料等の諸費用に関する情報とが含まれている。また、この『料金情報』には、特記事項の欄が設けられており、特記事項の欄には、例えば、共益費の中に食事代含まれている等、入居希望者に対する特記事項が記載されるようになっている。
[制御処理]
次に、本実施形態に係る介護福祉ビル構築システム1におけるサーバ装置10のCPUが記憶部に記憶されている介護福祉ビル情報生成プログラムを読み出して行う制御処理について、図10〜図13を参照して説明する。
[メイン処理]
まず、サーバ装置10の電源がONになると、CPUは、記憶部やデータベースのアクセス許可、作業領域確保を初期化等の初期設定動作を実行し、介護福祉ビル生成プログラムをCPUによる実行状態とし、制御部としての機能を動作させる。
次に、図10に示すように、CPUは、情報収集処理を行う(ステップS1)。なお、この情報収集処理の詳細については図11を参照して後述する。
次に、CPUは、一定期間経過したか否かを判定しながら待機し(ステップS2)、一定期間経過したと判定すると(ステップS2:Yes)、ステップS3に処理を移行する。ここで、一定期間とは、有効データが揃うまでの期間のことであり、例えば、1週間位の期間である。
次に、CPUは、抽出処理を行う(ステップS3)。なお、この入力処理の詳細については図12を参照して後述する。
次に、CPUは、見込み判定処理を行う(ステップS4)。なお、この入力処理の詳細については図13を参照して後述する。
次に、CPUは、見込み有りか否かを判定する(ステップS5)。例えば、CPUは、記憶部に記憶された見込み判定フラグを参照して見込み判定フラグの設定値が「1」であれば見込み有りと判定し、見込み判定フラグの設定値が「0」であれば見込み無しと判定する。そしてCPUは、見込み有りと判定すると(ステップS5;Yes)、ステップS6に処理を移行し、一方、見込み無しと判定すると(ステップS5;No)、ステップS1に処理を戻す。
次に、CPUは、介護福祉ビル情報生成処理を行う(ステップS6)。例えば、CPUは、抽出した入居希望者及びテナント希望者に関する入居希望者情報及びテナント希望者の情報に基づいて介護福祉ビル情報を生成する。具体的には、CPUは、例えば、介護福祉ビルの所在地、介護福祉ビルの賃料及び介護福祉ビルにおいて提供可能なサービスの種別の情報を含む介護福祉ビル情報が生成される。
次に、CPUは、介護福祉ビル情報配信処理を行う(ステップS7)。この処理が終了するとステップS1に処理を戻す。例えば、CPUは、入居希望者用端末装置20、テナント希望者用端末装置30及び物件提供者用端末装置40に対して介護福祉ビル情報を配信する。具体的には、介護福祉ビル情報はメールにより配信されるが、それ以外にも、例えば、ホームページ上にアップロードされることにより配信されてもよい。
なお、ステップS5において見込みなしと判定された場合、ステップS3の抽出処理において抽出した入居希望者情報、テナント情報及び物件情報に基づいて、作成途中にある介護福祉ビルの経過情報を生成し、当該経過情報を入居希望者用端末装置、テナント希望者用端末装置及び物件提供者用端末装置に送信し、この経過情報に基づいて、入居希望者、テナント希望者及び物件提供者から再リクエストを受け付けるようにしてもよい。これにより、入居希望者、テナント希望者及び物件提供者は、作成途中にある介護福祉ビルの情報を参照し、当該作成途中にある介護福祉ビルに対してリクエストすることも可能となる。従って、介護福祉ビルの作成を円滑に行うことができる。
[情報収集処理]
次に、図10のステップS1において実行されるサブルーチンについて図11を参照して説明する。同図に示すように、まず、CPUは、入居希望者情報の収集処理を行う(ステップS11)。この処理では、CPUは、例えば、入居希望者用端末装置20の図示しない表示部に図6に示す入居希望者情報入力画面を表示させ、この入居希望者情報入力画面の操作により入居希望者情報を入力させる。このとき入力された入居希望者情報は、サーバ装置10に送信される。
次に、CPUは、テナント情報の収集処理を行う(ステップS12)。例えば、CPUは、テナント希望者用端末装置30の図示しない表示部に、図7に示すテナント情報入力画面を表示させ、このテナント情報入力画面の操作によりテナント情報を入力させる。このとき入力されたテナント情報は、サーバ装置10に送信される。
次に、CPUは、物件情報の収集処理を行う(ステップS13)。例えば、CPUは、物件提供者用端末装置40の図示しない表示部に、図8に示す物件情報入力画面を表示させ、この物件情報入力画面上の操作により物件情報を入力させる。このとき入力された物件情報は、サーバ装置10に送信される。
次に、CPUは、各情報をサーバ装置10のデータベースに記憶する(ステップS14)。例えば、CPUは、入居希望者情報を所定の項目により並び替えられた状態でデータベースの入居希望者情報記憶領域に記憶し、テナント情報を所定の項目により並び替えられた状態でテナント情報記憶領域に記憶し、物件情報を所定の項目により並び替えられた状態でデータベースの物件情報記憶領域に記憶する。このように、収集した情報を所定項目により並び替えられた状態で記憶するようにしたので、後述する入居希望者及びテナント希望者を抽出する処理において、所定項目により入居希望者及びテナント希望者を抽出することが容易になる。この処理が終了すると、図10に示すメイン処理のステップS2に処理を戻す。
[抽出処理]
次に、図10のステップS3において実行されるサブルーチンについて図12を参照して説明する。同図に示すように、まず、CPUは、データベースから住所の条件が合致する入居希望者、テナント希望者及び物件提供者を抽出する(ステップS21)。
具体的には、データベースに記憶された入居希望者情報、テナント希望者情報及び物件情報が住所(例えば、入居希望地又は物件の所在地)の情報に基づいて複数のグループに分けられ、当該複数のグループの中で住所の条件を満たすグループに属する入居者希望者情報及びテナント希望者情報に対応する入居希望者及びテナント希望者が抽出される。
例えば、住所の条件が「福岡市博多区」である場合、入居希望地の情報に基づいてグループ分けされた入居希望者情報及びテナント希望者情報の中から、例えば、入居希望地が「福岡市博多区」である入居希望者情報に対応する入居希望者が抽出され、また、住所の情報が「福岡市博多区」であるテナント希望者情報に対応するテナント希望者が抽出され、さらに、住所の情報が「福岡市博多区」である物件情報に対応する物件提供者が抽出される。
次に、CPUは、住所の条件により抽出された入居希望者、テナント希望者及び物件提供者の中から賃料の条件が合致する入居希望者、テナント希望者及び物件提供者を抽出する(ステップS22)。すなわち、住所の条件を満たし、かつ、賃料の条件を満たすテナント希望者及び物件提供者が抽出される。例えば、賃料の条件を「4万円以下」として、住所の条件を上述の通り「福岡市博多区」とする場合には、入居希望地が「福岡市博多区」であり、かつ、希望する賃料が「4万円以下」である入居希望者及びテナント希望者を抽出するとともに、物件の所在地が「福岡市博多区」であり、かつ、希望する賃料が「4万円以下」である物件提供者を抽出する。
次に、CPUは、住所及び賃料の条件に基づいて抽出されたテナント希望者の中から、入居希望者が希望する介護・医療サービスを提供可能なテナント希望者を抽出する(ステップS23)。例えば、図2に示すように、入居希望地が「福岡市博多区」であり、かつ、希望する賃料が「4万円以下」である入居希望者の希望する介護・医療サービスの種別が「医師」、「ホームヘルパー」、「デイサービス」、「訪問リハビリ」、「訪問看護」、「福祉用具」、「食堂サービス」及び「配食サービス」であれば、「医師」、「ホームヘルパー」、「デイサービス」、「訪問リハビリ」、「訪問看護」、「福祉用具」、「食堂サービス」及び「配食サービス」の各介護・医療サービスを提供するテナント希望者が抽出される。この処理が終了すると、図10に示すメイン処理のステップS4に処理を戻す。
[見込み判定処理]
次に、図10のステップS4において実行されるサブルーチンについて図13を参照して説明する。同図に示すように、まず、CPUは、抽出処理で選別した情報を参照する(ステップS31)。例えば、CPUは、抽出処理において抽出された入居希望者の入居希望者情報と、抽出処理において抽出されたテナント希望者のテナント情報とを参照する。
次に、CPUは、医療サービス有りか否かを判定する(ステップS32)。具体的には、CPUは、抽出されたテナント希望者の中に医療サービスを提供することができるテナント希望者がいるか否かを判定する。そして、CPUは、医療サービス有りと判定すると(ステップS32;Yes)、ステップS33に処理を移行し、一方、医療サービス無しと判定すると(ステップS32;No)、ステップS39に処理を移行する。
なお、ステップS32において、医療サービス無しと判定された場合(ステップS32;No)に、周辺情報を参照し、当該周辺情報の中から、作成予定の介護福祉ビルの近隣に存在する既存の介護福祉ビルに入居する医療サービスを提供するテナント業者を、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱うようにしてもよい。具体的には、データベースに記憶された物件情報に含まれる既存の介護福祉ビル情報を参照し、既存の介護福祉ビル情報に基づいて医療サービスを提供するテナント業者を検索し、当該医療サービスを提供するテナン業者が存在する場合には、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱う。これにより、作成予定の介護福祉ビル内に医療サービスを提供するテナント希望者が存在しない場合であっても、近隣に存在する既存の介護福祉ビルと提携することが可能となり、当該作成予定の介護福祉ビルに入居を希望する入居希望者も医療サービスの提供を受けることができる。
次に、CPUは、介護サービス有りか否かを判定する(ステップS33)。具体的には、CPUは、抽出されたテナント希望者の中に介護サービスを提供することができるテナント希望者がいるか否かを判定する。そして、CPUは、介護サービス有りと判定すると(ステップS33;Yes)、ステップS34に処理を移行し、一方、介護サービス無しと判定すると(ステップS33;No)、ステップS39に処理を移行する。
なお、上述したステップS31での処理と同様に、ステップS33において、介護サービス無しと判定された場合(ステップS33;No)に、周辺情報を参照し、当該周辺情報の中から、作成予定の介護福祉ビルの近隣に存在する既存の介護福祉ビルに入居する介護サービスを提供するテナント業者を、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱うようにしてもよい。具体的には、データベースに記憶された物件情報に含まれる既存の介護福祉ビル情報を参照し、既存の介護福祉ビル情報に基づいて介護サービスを提供するテナント業者を検索し、当該介護サービスを提供するテナン業者が存在する場合には、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱う。これにより、作成予定の介護福祉ビル内に介護サービスを提供するテナント希望者が存在しない場合であっても、近隣に存在する既存の介護福祉ビルと提携することが可能となり、当該作成予定の介護福祉ビルに入居を希望する入居希望者も介護サービスの提供を受けることができる。
次に、CPUは、入居希望者が所定数以上であるか否かを判定し(ステップS34)、所定数以上であると判定すると(ステップS34;Yes)、ステップS35に処理を移行し、一方、所定数未満であると判定すると(ステップS34;No)、ステップS39に処理を移行する。
次に、CPUは、物件の総部屋数及び入居可能部屋数が所定数以上であるか否かを判定し(ステップS35)、所定数以上であると判定すると(ステップS35;Yes)、ステップS36に処理を移行し、一方、所定数未満であると判定すると(ステップS35;No)、ステップS39に処理を移行する。
次に、CPUは、テナント希望者が所定数以上であるか否かを判定し(ステップS36)、所定数以上であると判定すると(ステップS36;Yes)、ステップS37に処理を移行し、一方、所定数未満であると判定すると(ステップS36;No)、ステップS39に処理を移行する。
なお、ステップS36において、所定数未満であると判定された場合(ステップS36;No)に、周辺情報を参照し、当該周辺情報の中から、作成予定の介護福祉ビルの近隣に存在する既存の介護福祉ビルに入居するテナント業者を、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱うようにしてもよい。具体的には、データベースに記憶された物件情報に含まれる既存の介護福祉ビル情報を参照し、既存の介護福祉ビル情報に基づいてテナント業者を検索し、当該テナン業者が存在する場合には、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱う。これにより、作成予定の介護福祉ビル内に所定数のテナント希望者が存在しない場合であっても、近隣に存在する既存の介護福祉ビルと提携することが可能となり、当該作成予定の介護福祉ビルに入居を希望する入居希望者は所定数以上のテナント業者による介護・医療サービスの提供を受けることができる。
次に、CPUは、介護サービスの種類は満足できるか否かを判定し(ステップS37)、満足できると判定すると(ステップS37;Yes)、ステップS38に処理を移行し、一方、満足できないと判定すると(ステップS37;No)、ステップS39に処理を移行する。
なお、上述したステップS36での処理と同様に、ステップS37において、満足できないと判定された場合(ステップS37;No)に、周辺情報を参照し、当該周辺情報の中から、作成予定の介護福祉ビルの近隣に存在する既存の介護福祉ビルに入居するテナント業者を、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱うようにしてもよい。具体的には、データベースに記憶された物件情報に含まれる既存の介護福祉ビル情報を参照し、既存の介護福祉ビル情報に基づいてテナント業者を検索し、当該テナン業者が存在する場合には、当該作成予定の介護福祉ビルに入居するテナント業者として扱う。これにより、作成予定の介護福祉ビル内に所定数のテナント希望者が存在しない場合であっても、近隣に存在する既存の介護福祉ビルと提携することが可能となり、当該作成予定の介護福祉ビルに入居を希望する入居希望者は満足できる介護・医療サービスの提供を受けることができる。
次に、CPUは、見込み有り処理を行う(ステップS38)。例えば、CPUは、記憶部に記憶された見込み判定フラグの設定値を「0」から「1」に変更する。この処理が終了すると図10に示すメイン処理のステップS5に処理を戻す。
また、CPUは、ステップS39において、見込み無し処理を行う。例えば、CPUは、記憶部に記憶された見込み判定フラグの設定値を「0」の状態に保持する。この処理が終了すると図10に示すメイン処理のステップS5に処理を戻す。
以上のように、サーバ装置10では、入居希望者情報、テナント情報及び物件情報が収集され、この収集された入居希望者情報、テナント情報及び物件情報に基づいて入居希望者及びテナント希望者が抽出され、この抽出された入居希望者及びテナント希望者に基づいて介護福祉ビルの成立見込みが判定され、見込み有りと判定すると、介護福祉ビルが生成される。
このように、サーバ装置10によれば、CPUが、入居希望者情報、テナント情報及び物件情報を収集し、この収集した入居希望者情報、テナント情報及び物件情報に基づいて入居希望者及びテナント希望者を抽出し、この抽出された入居希望者及びテナント希望者に基づいて介護福祉ビルの成立見込みを判定し、見込み有りと判定すると、介護福祉ビルを生成するようにしたので、入居希望者の予算内で、希望するサービスの提供が可能な介護福祉ビル情報を提供することができる。
以上、実施形態を例に挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、様々な変形が可能である。
(変形例1)
次に、本実施の形態の変形例1について説明する。本変形例の介護福祉ビル構築システムは、上述の構成に加え、見込み判定を行うための成立条件を設定する設定手段を備えるようにしたものであり、上述した見込み判定処理を必要に応じて簡易的に行うようにしたものである。
本変形例の介護福祉ビル構築システムでは、図14に示す見込み判定処理を行っている。なお、具体的には、同図に示すように、本変形例の介護福祉ビル構築システムでは、サーバ装置は、まず抽出処理で選別したデータを参照する(ステップS41)。この処理は上述した処理と同様であるため説明を省略する。
次に、サーバ装置は、見込み判定の成立条件設定処理を行う(ステップS42)。例えば、CPUは、記憶部に記憶された成立条件の中から成立条件を選択し設定する。例えば、簡易的に医療サービスがあるか否かにより見込み判定を行う場合には、図13におけるステップS32の判定処理のみを行うように成立条件を設定する。
次に、サーバ装置は、見込み判定の成立条件設定処理を行う(ステップS43)。このとき、ステップS41の処理において設定された成立条件に基づいて見込み判定が行われ、当該成立条件が図14におけるステップS32(医療サービスあり)の判定処理のみを行うよう設定されたものであれば、図13におけるステップS32(医療サービスあり)の判定処理のみにより見込み判定が行われる。
次に、サーバ装置は、見込み判定の条件を満たしているか判定し(ステップS44)、条件を満たしていると判定すると(ステップS44;Yes)、ステップS38に処理を移行し、一方、条件を満たしていないと判定すると(ステップS44;No)、ステップS39に処理を移行する。
次に、CPUは、見込み有り処理を行う(ステップS38)。この処理は上述した処理と同様であるため説明を省略する。この処理が終了すると、図10に示すメイン処理のステップS5に処理を移行する。
一方、CPUは、見込み無し処理を行う(ステップS39)。この処理は上述した処理と同様であるため説明を省略する。この処理が終了すると、図10に示すメイン処理のステップS5に処理を移行する。
以上説明したように、本変形例の介護福祉ビル構築システムでは、見込み判定を行う際に記憶部に記憶された成立条件の中から成立条件が設定される。これにより、例えば、簡易的な見込み判定を行うことも可能となる。
(変形例2)
次に、本実施の形態の変形例2について説明する。本変形例の介護福祉ビル構築システムは、上述の構成に加え、入居希望者が希望する介護・医療サービスに優先度を設定する優先度設定手段を備えるようにしたものであり、入居希望者情報に含まれる希望する介護・医療サービスの種別に優先度を設定し、住所及び賃料の条件に基づいて抽出したテナント希望者の中から、当該優先度の高い介護・医療サービスの種別のテナント希望者を抽出するようにしたものである。
本変形例の介護福祉ビル構築システムでは、図15に示す抽出処理を行っている。なお、ステップS21,22の処理は上述した処理と同様であるため説明を省略する。
ステップS24において、サーバ装置は、住所及び賃料の条件に基づいて抽出された入居希望者の希望する介護・医療サービスの種別の優先度を決定し、当該優先度が高く設定された介護・医療サービスの種別のテナント希望者を抽出する。
以上説明したように、本変形例の介護福祉ビル構築システムでは、入居希望者情報を収集する際に希望する介護・医療サービスの種別の優先度を設定し、抽出処理を行う際に当該優先度に基づいてテナント希望者を抽出するようにしたので、詳細にテナント希望者を抽出することができる。この処理が終了すると図10に示すメイン処理のステップS4に処理を戻す。
(変形例3)
次に、本実施の形態の変形例3について説明する。本変形例の介護福祉ビル構築システムは、上述の構成に加え、優先度設定手段と、入居可能部屋数、入居希望者数及びテナント希望者数を集計する集計手段とを備えるようにしたものであり、上述の方法により介護・医療サービスの種別に優先度を設定し、さらに、集計手段の集計結果に基づいて優先度が高い方から上位所定数のテナント希望者を抽出するようにしたものである。
本変形例の介護福祉ビル構築システムでは、図16に示す抽出処理を行っている。なお、ステップS21,22の処理は上述した処理と同様であるため説明を省略する。
ステップS25において、サーバ装置は、住所及び賃料の条件に基づいて抽出された入居希望者の希望する介護・医療サービスの種別の優先度を設定し、かつ、入居可能部屋数、入居希望者数及びテナント希望者数に基づいて入居可能な入居希望者数及びテナント希望者数を集計する。そして、集計手段の集計結果に基づいて優先度が高い方から上位所定数のテナント希望者が抽出される。この処理が終了すると図10に示すメイン処理のステップS4に処理を戻す。
以上説明したように、本変形例の介護福祉ビル構築システムでは、サービスの種別の優先度を設定し、入居可能なテナント希望者数を集計するようにしたので、入居可能なテナント希望者数に応じて、優先度の高いサービス種別のテナント希望者を抽出することができる。
1 介護福祉ビル構築システム
10 介護福祉ビル構築用サーバ装置
20 入居希望者用端末装置
30 テナント希望者用端末装置
40 物件提供者用端末装置
50 ネットワーク

Claims (6)

  1. 介護福祉ビルへの各入居希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居条件を含む入居希望者情報と、前記介護福祉ビルとしての利用が可能な複数の物件の情報と、介護福祉ビルへの各テナント希望者が望む当該介護福祉ビルへの入居条件を含むテナント情報とに基づいて、介護福祉ビルの構築を補助する介護福祉ビル構築補助サーバ装置であって、
    前記入居希望者情報と、前記物件の情報と、前記テナント情報とをそれぞれネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した情報を記憶するデータベースと、
    介護福祉ビルとして成立条件の情報を記憶する成立条件記憶手段と、
    前記データベースから、地理的位置の条件が合致する入居希望者及びテナント希望者を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段による抽出結果と前記成立条件の情報とに基づいて、前記物件の介護福祉ビルとしての成立見込みを判定する判定手段と、を備えた介護福祉ビル構築補助サーバ装置。
  2. 前記テナント情報には、前記テナント希望者が提供可能な介護・医療サービスの情報を含み、
    前記成立条件には、少なくとも前記入居希望者が必要なテナントのサービス種類の情報を含み、
    前記判定手段は、地理的位置の条件が合致するテナント希望者のサービスの種類が前記成立条件を満たすとき、前記物件の介護福祉ビルとして成立する見込があると判定することを特徴とする請求項1に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置。
  3. 前記成立条件には、医療サービスの情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置。
  4. 前記成立条件には、介護・医療サービスの情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置。
  5. 前記入居希望者の入居条件には、入居希望者が支払い可能な料金の情報を含み、
    前記物件の情報には、前記物件の賃料の情報を含み、
    前記テナント情報には、提供する介護・医療サービスの料金の情報を含み、
    前記成立条件には、料金の情報を含み、
    前記判定手段は、前記賃料の情報、前記提供する介護・医療サービスの料金の情報及び前記入居希望者が支払い可能な料金の情報に基づいて判定し、
    前記賃料と前記提供する介護・医療サービスの料金が前記入居希望者が支払い可能な料金以下であるとき、前記物件の介護福祉ビルとして成立する見込があると判定することを特徴とする請求項4に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置。
  6. 前記物件の情報は、入居希望者及びテナント希望者が入居可能な入居可能部屋数の情報を含み、
    前記成立条件には、前記入居可能部屋数の情報を含み、
    前記判定手段は、前記入居希望者及び前記テナント希望者の数が前記入居可能部屋数の所定割合以上となったとき、前記物件の介護福祉ビルとして成立する見込があると判定することを特徴とする請求項2に記載の介護福祉ビル構築補助サーバ装置。
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