JP2005216239A - 薬品調達支援システムおよびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】調剤薬局に在庫していない薬品が必要となる場合であっても、新たに卸業者に発注して薬品の調達に遅延を生じさせることなく、迅速に薬品を調達することのできる薬品調達支援システムを提供する。
【解決手段】
端末装置13は、販売履歴情報を管理サーバ装置11に送信する。管理サーバ装置11は、各端末装置13から送信された販売履歴情報をデータベース機能部111に記録する。ユーザが、端末装置13からインターネットを介して管理サーバ装置11にアクセスし、薬品検索画面に検索したい薬品情報を入力して検索ボタンを押下すると、管理サーバ装置11は、販売履歴情報を検索し、当該薬品を調達可能な調剤薬局を推論し、調達可能な調剤薬局の一覧を端末装置13に表示させる。ユーザは、調達可能な調剤薬局の一覧から必要な薬品を調達可能であると思われる調剤薬局に調達依頼を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、薬局における薬品調達を支援するための薬品調達支援システムおよびその方法に関する。
医薬分業の普及にともない、調剤薬局で扱う処方箋が増大または多様化している。このような状況の下、各調剤薬局においては、患者へのサービス水準を維持するため、常に薬品の適正在庫を保っておくことが要求されている。
しかしながら、薬品の有効期限、在庫場所または在庫管理業務等の諸問題から、調剤薬局において、適正在庫を保つことは容易なことではない。
このような状況に対応するため、医薬品卸業者が調剤薬局における薬品需要を予測して納入することにより、適正在庫を保つシステムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−44591号公報
しかしながら、上記特許文献1に示したシステムでは、当該調剤薬局における在庫量や過去の使用実績に基づいて補充薬品量を算出するようにしているため、過去に在庫していなかった薬品や在庫対象としていない薬品については補充することができない。
このため、患者の処方箋が多様化することに基づく新たな薬品の提供に対応することができず、薬品の調達に遅延が生じてしまい、患者へのサービス水準の低下を招いてしまうという問題があった。
また、上記のようなシステムにおいて管理されている在庫情報を各調剤薬局間において開示し合い、他の薬局の在庫状況に基づいて薬品を調達する方法も考えられる。
しかしながら、各薬局において、薬品の入庫量と出庫量に基づく在庫管理が厳格になされていない場合には、他の薬局の開示情報に在庫状況を正確に反映させることができない。
例えば、担当者が薬品の入庫時に入庫数量を入力し忘れた場合には、実際の在庫量とのずれが生じてしまう。
これにより、開示情報に基づいて調達を行おうとした他の薬局が、目的の薬品を調達できないといった問題が生じる場合があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、調剤薬局に在庫していない薬品が必要となる場合であっても、新たに卸業者に発注して薬品の調達に遅延を生じさせることなく、薬品を有している可能性の高い他の薬局から迅速に薬品を調達することのできる薬品調達支援システムを提供することを目的とする。
(1)(2)(3)(16)この発明にかかる薬品調達支援システム、管理サーバ装置またはプログラムにおいては、端末装置は、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴送信手段と、管理サーバ装置から送られてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、を備えており、管理サーバ装置は、前記各端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録する販売履歴記録手段と、前記各端末装置のうちの1つの端末装置から、薬品にかかる問い合わせ情報を受信すると、問い合わせに係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、問い合わせに係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成する支援情報生成手段と、前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、問い合わせを行った端末に対して送信する支援情報送信手段と、を備えたことを特徴としている。
したがって、調剤薬局に在庫していない薬品が必要となる場合であっても、新たに卸業者に発注して薬品の調達に遅延を生じさせることなく、薬品を有する可能性のある他の薬局から迅速に薬品を調達することができる。
(4)この発明にかかる薬品調達支援システム、管理サーバ装置またはプログラムにおいては、管理サーバ装置は、各薬局が依頼しやすい他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとに依頼しやすい他の薬局を記録しており、支援情報生成手段は、支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局が依頼しやすいとしている薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴としている。
したがって、調達できる可能性の高い薬局を知ることができ、調達の効率が向上する。
(5)この発明にかかる薬品調達支援システム、管理サーバまたはプログラムにおいては、
管理サーバ装置は、各薬局の近傍の他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとにその近傍の他の薬局を記録しており、支援情報生成手段は、前記支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局の近傍の薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴としている。
したがって、地理的に近く即時に調達することのできる薬局を知ることができ、調達の効率が向上する。
(6)この発明にかかる薬品調達支援システム、管理サーバまたはプログラムにおいては、管理サーバ装置は、他の薬局に対する支援情報中に自己の薬局を含めたくないとする他の薬局を未公開薬局として端末装置から受信して、各薬局ごとに未公開薬局を記録しており、支援情報生成手段は、問い合わせを行った薬局が、他の薬局の未公開薬局に該当する場合には、当該他の薬局を支援情報に含めないようにすることを特徴としている。
したがって、調達可能性の低い薬局を除外した、調達可能な薬局を知ることができ、調達の効率が向上する。
(7)この発明にかかる薬品調達支援システム、管理サーバ装置またはプログラムにおいては、管理サーバ装置は、所定期間内に端末装置から販売履歴情報の送信があったか否かを判断し、所定期間内に販売履歴情報が送信されていない端末装置からの問い合わせに対しては、支援情報を提供しないことを特徴としている。
したがって、販売履歴情報を開示している薬局にのみ薬品調達支援システムを利用させるようにすることができる。これにより、販売履歴情報を開示しない薬局の利用を排除して、薬局間における相互信頼度を向上させることができる。
(8)(11)この発明にかかる端末装置またはプログラムにおいては、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段と、前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段と、問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、を備え、前記支援情報表示手段は、前記支援情報に含まれる薬局が依頼しやすいとしている薬局であるか否かの情報に基づいて、依頼しやすい薬局を、それ以外の薬局と区別可能に表示することを特徴としている。
したがって、支援情報の視認性を向上させて、依頼しやすい薬局を即時に認識することができる。
(9)(12)この発明にかかる端末装置またはプログラムにおいては、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段と、管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段と、問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、を備え、前記支援情報表示手段は、前記支援情報に含まれる薬局が近傍の薬局であるか否かの情報に基づいて、近傍の薬局を、それ以外の薬局と区別可能に表示することを特徴としている。
したがって、支援情報の視認性を向上させて、近傍の薬局を即時に認識することができる。
(9)(13)この発明にかかる端末装置またはプログラムにおいては、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段と、前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段と、問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、を備え、前記支援情報表示手段は、前記問い合わせを行った薬局が、前記支援情報に含まれる薬局の非公開薬局に該当する場合には、前記支援情報に含まれる当該薬局を、表示しないことを特徴としている。
したがって、調達可能性の低い薬局を除外した、調達可能な薬局のみを即時に認識することができる。
(14)この発明にかかる薬品調達支援システム、端末装置またはプログラムにおいては、端末装置は、支援情報に基づいて他の薬局へのアクセス情報を取得し、他の薬局の端末装置に対して、薬品購入依頼データを送信する依頼データ送信手段を備えたことを特徴としている。
したがって、薬品の購入における依頼作業を効率化することができ、他の薬局に対して即時に依頼を行うことができる。
(15)この発明にかかる薬品調達支援システム、端末装置またはプログラムにおいては、端末装置は、所定期間ごとに自動的に、販売履歴情報を前記サーバ装置に対して送信することを特徴としている。
したがって、各薬局の販売履歴情報を確実に管理サーバ装置に集約させるようにすることができる。これにより、管理サーバ装置の販売履歴情報の信頼性を高めることができる。
(17)(22)この発明にかかる薬品調達支援システムにおいては、病院端末装置は、前記病院の患者によって指定された指定薬局情報を含む処方箋情報を管理サーバ装置に送信する処方箋情報送信手段と、端末装置は、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴送信手段と、管理サーバ装置から送られてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、を備えており、前記管理サーバ装置は、前記端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録する販売履歴記録手段と、前記病院端末装置から、前記処方箋情報を受信すると、処方箋に係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、処方箋に係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成する支援情報生成手段と、前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、前記病院端末装置から受診した前記処方箋情報とともに、前記指定薬局情報の端末装置に対して送信する支援情報送信手段と、を備えたことを特徴としている。
したがって、調剤薬局の担当者は検索画面に薬品情報等を入力しなくても調達可能情報を取得することができ効率がよい。また、患者が取りに来るまでの時間を薬品の販売準備や調達依頼等に割り当てることができ、利便性が向上する。
(18)この発明にかかる薬品調達支援システムにおいては、管理サーバ装置は、各薬局が依頼しやすい他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとに依頼しやすい他の薬局を記録しており、支援情報生成手段は、支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局が依頼しやすいとしている薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴としている。
したがって、調達可能性の高い薬局を知ることができ、調達の効率が向上する。
(19)この発明にかかる薬品調達支援システムにおいては、管理サーバ装置は、各薬局の近傍の他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとにその近傍の他の薬局を記録しており、支援情報生成手段は、支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局の近傍の薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴としている。
したがって、地理的に近く即時に調達することのできる薬局を知ることができ、調達の効率が向上する。
(20)この発明にかかる薬品調達支援システムにおいては、管理サーバ装置は、他の薬局に対する支援情報中に自己の薬局を含めたくないとする他の薬局を未公開薬局として端末装置から受信して、各薬局ごとに未公開薬局を記録しており、支援情報生成手段は、問い合わせを行った薬局が、他の薬局の未公開薬局に該当する場合には、当該他の薬局を支援情報に含めないようにすることを特徴としている。
したがって、調達可能性の低い薬局を除外した、調達可能な薬局を知ることができ、調達の効率が向上する。
(21)この発明にかかる薬品調達支援システムにおいては、管理サーバ装置は、所定期間内に端末装置から販売履歴情報の送信があったか否かを判断し、所定期間内に販売履歴情報が送信されていない端末装置に対しては、支援情報を提供しないことを特徴としている。
したがって、販売履歴情報を開示している薬局にのみ薬品調達支援システムを利用させるようにすることができる。これにより、販売履歴情報を開示しない薬局の利用を排除して、薬局間における相互信頼度を向上させることができる。
この明細書で用いられる用語については、次のように定義する。
「販売数量情報」とは、実際に販売した数量を表す数値情報のみならず、数量を段階的に表現した情報も含むものとする。
「季節変動」とは1年を周期として毎年同じ季節ごとに決まって繰り返される薬品の使用量の変動である。
以下、本発明における一実施形態について、図面を参照して説明する。
1.第1の実施形態
1−1.全体構成
図1に、本発明にかかる薬品調達支援システムの全体構成図を示す。この図において、管理サーバ装置11と端末装置13は、インターネット1を介して接続されている。
管理サーバ装置11は、システム運営業者に設置されたコンピュータ装置であって、データベース機能部111およびウェブサーバ機能部113を備えている。
端末装置13は、調剤薬局に設置されたコンピュータ装置であって、データベース機能部131およびブラウザ機能部133を備えている。なお、図1において、端末装置13は2つしか記載されていないが、実際には2以上の端末13が存在してもよい。
1−2.処理概要
端末装置13は、データベース機能部131に記録されている販売履歴情報を管理サーバ装置11に送信する。送信を受けて管理サーバ装置11は、各端末装置13から同様にして送信されたそれぞれの販売履歴情報を調剤薬局毎にデータベース機能部111に記録する。
端末装置13は、ブラウザ機能部133を起動させ、インターネットを介して管理サーバ装置11にアクセスする。アクセスを受けて、管理サーバ装置11は、ウェブサーバ機能部113を起動させ、端末装置133に薬品検索画面を表示させる。
端末装置13のユーザが、薬品検索画面に検索したい薬品情報を入力して検索ボタンを押下すると、端末装置13は当該薬品情報を管理サーバ装置11に送信する。
送信を受けて管理サーバ装置11は、データベース機能部111に記録されている販売履歴情報を検索し、当該薬品情報にかかる薬品を調達可能な調剤薬局を推論する。
管理サーバ装置11は、調達可能な調剤薬局の一覧を作成し、これを端末装置13に表示させる。
ユーザが、調達可能な調剤薬局の一覧を確認して必要な薬品を調達できそうな調剤薬局を選択すると、端末装置13は、選択された薬局の端末装置13に対して調達依頼データを送信する。
調達依頼データを受けた調剤薬局の端末装置13は、薬品の調達が可能であるか否かを示す返信データを、調達依頼データを送信した調剤薬局の端末装置13に送信する。
調達依頼データを送信した調剤薬局の端末装置13は、薬品の注文データを、薬品の調達が可能である旨の返信データを送信した調剤薬局の端末装置13に送信する。
なお、各調剤薬局の端末装置13が送信した調達依頼データ、返信データおよび注文データは、すべて管理サーバ装置11に記録され、履歴データとして参照可能である。
これにより、在庫していない薬品が必要となる場合であっても、薬品を調達可能な調剤薬局を知ることができ、当該調剤薬局に薬品の調達を依頼して迅速に薬品を調達することができる。また、地理的情報または開示範囲情報に基づいて調剤薬局を抽出することにより、調達する側および調達される側の双方に利点のある薬品調達を支援することができる。
1−3.ハードウェア構成
1−3−1.管理サーバ装置
図2に、上記薬品調達支援システムを構成する管理サーバ装置11におけるハードウェア構成図を示す。この装置は、ディスプレイ201、CPU203、メモリ205、キーボード/マウス207、ハードディスク209、CD−ROMドライブ211および通信回路215を備えている。
ハードディスク209は、データベース機能部111を実現するための販売履歴データベース2091、ウェブサーバ機能部113を実現するための管理プログラム2093、薬局マスタ2095等を記憶している。
この管理プログラム2093は、例えば、CD−ROM213からCD−ROMドライブ211を介してハードディスク209にインストールされたものである。なお、フレキシブルディスクやICカード等のようにCD−ROM以外の記録媒体に記録された処理プログラムからインストールするようにしてもよい。さらに、通信回線を介して他のコンピュータに記録されたプログラムをダウンロードしてインストールするようにしてもよい。
通信回路215は、他のコンピュータ装置との接続を行うための回路であって、端末装置13に接続可能である。
1−3−2.端末装置
図3に、上記薬品調達支援システムを構成する端末装置13におけるハードウェア構成図を示す。この装置は、ディスプレイ301、CPU303、メモリ305、キーボード/マウス307、ハードディスク309、CD−ROMドライブ311および通信回路315を備えている。
ハードディスク309は、データベース機能部131を実現するための販売実績データベース3091、ブラウザ機能部133を実現するためのブラウザプログラム3093を記憶している。
このブラウザプログラム3093は、例えば、CD−ROM313からCD−ROMドライブ311を介してハードディスク309にインストールされたものである。なお、フレキシブルディスクやICカード等のようにCD−ROM以外の記録媒体に記録された処理プログラムからインストールするようにしてもよい。さらに、通信回線を介して他のコンピュータに記録された処理プログラムをダウンロードしてインストールするようにしてもよい。
通信回路315は、他のコンピュータ装置との接続を行うための回路であって、管理サーバ装置11や他の端末装置13に接続可能である。
1−4.会員登録処理
本発明にかかる薬品調達支援システムの導入に当たっては、調剤薬局の会員登録処理が必須となる。
図4は、本実施形態において、調剤薬局の担当者が薬品調達支援システムへの会員登録を行う場合のフローチャートの例である。図5は、この場合に端末装置13のディスプレイ301に表示される画面の例である。
調剤薬局の担当者は、端末装置13のブラウザプログラム3093を起動し、管理サーバ装置11のURLを入力して管理サーバ装置11にアクセスする(図4、ステップS401)。
アクセスを受けて管理サーバ装置11のCPU203は、管理プログラム2093を起動して図5に示すような、薬品調達支援システムの初期メニュー画面51を端末装置13に送信する(ステップS411)。
初期メニュー画面51には、「会員登録」ボタン511、「ログイン」ボタン513がそれぞれ表示されており、担当者がキーボード/マウス307を用いて「会員登録」ボタン511を押下すると(ステップS403)、管理サーバ装置11のCPU203は、会員登録画面53を送信する(ステップS413)。
会員登録画面53には、会員登録情報として、「薬局名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」、「FAX番号」、「メールアドレス」、「営業時間」、「休日」等の入力欄が設けられており、さらに、販売履歴の開示範囲情報として、10個の「近所薬局」、10個の「依頼しやすい薬局」および30個の「非公開薬局」についての入力欄が設けられている。
なお、「近所薬局」とは、当該薬局と地理的に近い場所にある近傍の薬局であり、「依頼しやすい薬局」とは、当該薬局と何らかの人的つながりのある薬局や過去に当該薬局が調達したまたは調達されたことのある薬局である。さらに、「非公開薬局」とは、当該薬局が販売履歴情報を開示したくない薬局である。
担当者が、キーボード/マウス307を用いて会員登録画面53の入力欄に会員登録情報および開示範囲情報を入力して登録ボタン531を押下すると(ステップS405)、端末装置13のCPU303はこれらの情報を管理サーバ装置11に送信する。
送信を受けて管理サーバ装置11のCPU203は、図4aのAに示す会員ID発行テーブル2097に基づいて会員IDを発行し、さらに、乱数に基づいてパスワードを生成する(ステップS414)。なお、会員ID発行テーブルは発行の度に連番で更新されるテーブルである。
CPU203は、入力された住所または郵便番号に基づいて図4aのBに示す地域名テーブルを参照し、該当する地域名を取得する(ステップS415)。
CPU203は、ハードディスク209に記録している薬局マスタ2095に、会員登録情報および開示範囲情報を登録する(ステップS416)。
図6に、薬局マスタ2095の例を示す。このデータベースには、調剤薬局の担当者が入力した会員登録情報(「薬局名」603〜「休日」610)および開示範囲情報(「近所薬局1」611〜「非公開薬局」640)に加えて、薬局を識別するために発行された「会員ID」600および「パスワード」601、ならびに薬局の所在地に基づいて付与された「地域名」602等が登録される。例えば、図5の会員登録画面53に入力された情報は、図6の薬局マスタにおけるレコード60として登録される。
ステップS415の会員登録処理を終えた管理サーバ装置11のCPU203は、会員ID通知画面55(図5)を端末装置13に送信する(ステップS417)。
会員ID通知画面55には、会員コードとパスワードが示されており、薬局の担当者はこれらを入力することによって初めて当該薬品調達支援システムにログインすることができる。例えば、図5に示すように、薬局名「A薬局」の会員IDは「0001」であり、パスワードは「1234」である。
なお、上記において示した会員登録は、インターネットに接続可能でブラウザのインストールされたコンピュータ装置であれば行うことができる。したがって、インターネット接続可能なPDAや携帯電話を使用して会員登録を行うことも可能である。また、薬局の担当者が記入した会員登録用紙に基づいて、システム運営者側で管理サーバ装置11に入力することにより、上記会員登録処理を行うようにしてもよい。
上記の会員登録処理を終えて初めて、調剤薬局において当該薬品調達支援システムの利用が可能となる。なお、各調剤薬局において会員登録処理を行うのは最初の1回のみでよい。
1−5.ログイン処理
調剤薬局の担当者は、会員登録処理において発行された会員IDとパスワードを用いて、当該薬品調達支援システムへのログインを行う。
図7は、本実施形態において、調剤薬局の担当者が薬品調達支援システムへのログインを行う場合のフローチャートの例である。図8は、この場合に端末装置13のディスプレイ301に表示される画面の例である。
会員登録と同様に、調剤薬局の担当者は、上記端末装置13のブラウザプログラム3093を起動し、管理サーバ装置11のURLを入力して管理サーバ装置11にアクセスする(図7、ステップS701)。
アクセスを受けて管理サーバ装置11のCPU203は、管理プログラム2093を起動して図8に示すような、薬品調達支援システムの初期メニュー画面81を端末装置13に送信する(ステップS711)。
初期メニュー画面81において、担当者がキーボード/マウス307を用いて「ログイン」ボタン811を押下すると(ステップS703)、管理サーバ装置11は、ログイン画面83を送信する(ステップS713)。
ログイン画面83には、会員IDの入力欄831およびパスワードの入力欄833がそれぞれが表示される。
担当者が、上記の会員登録処理において管理サーバ装置11から発行された会員IDおよびパスワードを入力して送信ボタン835を押下すると、端末装置13のCPU303は入力された会員IDおよびパスワードを管理サーバ装置11に送信する(ステップS705)。例えば、図8に示すように、薬局名「A薬局」の担当者は、会員IDに「0001」、パスワードに「1234」を入力する。
会員IDおよびパスワードを受けて管理サーバ装置11のCPU203は、端末装置13から受けた会員IDおよびパスワードに基づいて、薬局マスタ2095を検索し(ステップS715)、当該会員IDおよび当該パスワードが薬局マスタ2095に存在するか否かの判定を行う(ステップS717)。
会員IDおよびパスワードが薬局マスタに存在しなければ(ステップS717、NO)、CPU203は、アクセスを拒否する旨を示したアクセス拒否画面87(図8)を端末装置13に送信する(ステップS718)。
会員IDおよびパスワードが薬局マスタに存在すれば(ステップS717、YES)、CPU203は、続いて送信チェック処理を行う(ステップS719)。
1−6.送信チェック処理
図10および図12は、CPU203が行う送信チェック処理のフローチャートの例である。図11は、この場合に端末装置13のディスプレイ301に表示される画面の例である。
CPU203は、ハードディスク209に記録された販売履歴データベース2091を検索して、ログインした調剤薬局から過去に送信された販売履歴データに基づいて最新の「販売年月」を取得する(ステップS1011)。
図9に、販売履歴データベース2091の例を示す。販売履歴データベース2091とは、各端末装置13からの販売履歴情報を記録したデータベースであって、データ送信を行った調剤薬局の、所属地域の名称を示す「地域名」、システムから発行されたIDを示す「会員ID」、当該薬局の名称を示す「薬局名」、販売履歴のある薬品の名称を示す「薬品名称」、当該薬品のコードを示す「薬価コード」、販売数量を示す「使用量ランク」、当該販売数量の単位を示す「単位」、当該薬品を販売した年と月を示す「販売年月」およびデータ送信を行った日付を示す「データ送信日付」等が登録されている。
例えば、薬局名「A薬局」の担当者がログインした場合、販売履歴データベース2091の薬局名「A薬局」のレコードの中から、最新の「販売年月」として「2003/06」を取得する。最新の「販売年月」は、レコード90〜92のいずれかから取得可能である。
なお、販売履歴データベース2091に、当該薬局にかかるデータが登録されておらず、最新の「販売年月」が取得できない場合には、最新の「販売年月」を「0000/00」として扱う。
CPU203は、担当者がログインを行った時のシステム日付を内蔵カレンダーから取得し、当該システム日付の属する月の前月の年月と、取得した最新の「販売年月」とを比較し(ステップS1013)、最新の「販売年月」が前月の年月と一致すれば(ステップS1013、YES)、送信チェック処理を終了する。例えば、ログインを行った当日の日付が「2003年7月5日」であれば、前月の年月は「2003年6月」であり、これは最新の販売年月「2003/06」に一致するので、送信チェック処理を終了する。
一方、最新の「販売年月」が前月の年月と一致しなければ(ステップS1013、NO)、当該薬局の販売履歴データを作成するための販売履歴データ作成プログラムを端末装置13に送信する(ステップS1015)。
送信を受けた端末装置13のCPU303は、販売履歴データ作成プログラムを実行して、図11に示すような送信確認画面1110をディスプレイ301に表示させる(ステップS1001)。
例えば、このような送信確認画面1110をブラウザ上で表示させ、さらに販売履歴データの送信処理を端末装置13側で行わせるためには、管理サーバ装置11から予めダウンロードさせたJava(商標)アプレットや、ブラウザに予めインストールされたJava(商標)アプリケーションに代表されるJava(商標)プログラム等を用いればよい。
調剤薬局の担当者が、送信確認画面1110において、送信処理を行うために「はい」ボタン1111を押下すると(ステップS1003、YES)、端末装置13のCPU303は、販売履歴データの作成処理を行う(ステップS1007)。
1−7.販売履歴データ作成処理
図12に、販売履歴データ作成処理におけるフローチャートの例を示す。なお、本実施形態においては、端末装置13には、レセプト(調剤報酬明細書)を作成するためのレセプトアプリケーションが同時にインストールされており、ブラウザプログラム3093から起動されるJavaプログラムは、当該レセプトアプリケーションが管理している販売実績データベース3091を直接または間接に参照可能であるものとする。
調剤薬局に設置された端末装置13のCPU303は、販売実績データベース3091を参照して、上記の最新の「販売年月」の末日より後に登録された販売実績データであって、ログインを行った当日における前月年月の末日までに登録された販売実績データを抽出する(ステップS1201)。
例えば、最新の「販売年月」が「2003/06」であり、ログインを行った当日の日付が「2003年8月8日」であった場合、前月年月は「2003/07」であるので、「2003年7月1日」から「2003年7月31日」までに登録された販売実績データを抽出する。なお、調剤薬局が初めて当該システムを使用する場合、上記に示したように最新の「販売年月」が存在しないため最新の「販売年月」が「0000/00」となるので、「2003年7月31日」までに登録されたすべての販売実績データを抽出する。
このように、本発明においては、各調剤薬局に導入されているレセプトのためのアプリケーションによって管理された販売実績情報に基づいて販売履歴情報を作成するようにしている。これにより、入出庫にかかる在庫情報を用いることなく販売実績に基づいて薬品の調達可能性を高精度に判断することができる。
図13のAに、レセプトのためのアプリケーションが記録している販売実績データベース3091の例を示す。このデータベースには、レセプト(調剤報酬明細書)を作成するための「薬品名称」、「薬価コード」、「使用量」、「単位」、「保険者番号」、「販売年月日」等の販売実績データが記録されており、薬品の販売が行われる毎に、レセプトのためのアプリケーションを用いて、薬局の担当者により販売実績が入力される。
販売実績データを抽出すると、CPU303は、薬品の使用量を集計する(ステップS1203)。図13のBに、集計した販売履歴データの例を示す。このデータには、薬品名称、薬価コード毎に使用量が集計され、少なくとも「薬品名称」、「薬価コード」、「使用量」、「単位」、「販売年月」が記録される。
使用量の集計を終えると、CPU303は、集計した使用量に基づいて使用量ランクを設定する(ステップS1205)。使用量ランクとは、薬品を使用した数量(使用量)に基づいて設定される販売数量情報である。
図13aは、使用量ランクを設定する場合に用いる判定テーブル135の例である。この判定テーブル135には、単位1351、判定数量1_1352、判定数量2_1353の項目が各単位毎に記録されている。
CPU303は、抽出して集計した販売実績データの単位と同一の単位1351における判定数量1_1352および判定数量2_1353を判定テーブル135から取得し、集計した使用量と判定数量1_1352および判定数量2_1353を比較して使用量ランクを設定する。
例えば、判定テーブル135によると、単位1351が「本」であるとき、判定数量1_1352は「5」であり、判定数量2_1353が「10」である。レコード1310における「生理食塩液500ml」の集計した使用量は「15」で単位が「本」であることにより、『判定数量2_1353≦使用量「15」』が成立し(ステップS1207)、レコード1311に示すように使用量ランクAが設定される。
なお、このランクは、単位毎の判定数量1_1352および判定数量2_1353に基づいて設定され(ステップS1207、ステップS1208、ステップS1209)、すべての端末装置13において共通して設定されるものである。
図13のCに、集計して使用量ランクを設定した販売履歴データの例を示す。このように、使用量ランクを設定することにより、調剤薬局は実際の使用量を他の調剤薬局に開示することなく、販売履歴情報を送信することができる。
1−8.販売履歴データの登録
販売履歴データの作成処理(ステップS1007)を終えると、CPU303は、販売履歴データを通信回路315により管理サーバ装置11に送信する(ステップS1009)。すなわち、図13のCに示した販売履歴データが、例えば、FTPやHTTPなどの通信プロトコルを使用して管理サーバ装置11に送信される。
なお、上記のステップS1007およびステップS1009の処理中においては、端末装置13のディスプレイ301には、図11に示すようなデータ作成&送信画面1130が表示され、処理の進行状況にあわせて完了の度合いを帯状で表すインジゲータ1131が表示される。また、管理サーバ装置11への送信処理が完了すると、図11に示す送信終了画面1150を端末装置13のディスプレイ303に表示する(ステップS1010)。
送信を受けて管理サーバ装置11のCPU203は、販売履歴データをハードディスク209に記録された販売履歴データベース2091に登録する(ステップS1017)。例えば、CPU203は、テキスト形式で作成された販売履歴データを、販売履歴データベース2091へインポート処理することによって登録する。
1−9.メインメニュー画面
送信チェック処理を終えると管理サーバ装置11は、メインメニュー画面85(図8)を端末装置13に送信する(図7、ステップS715)。メインメニュー画面85には、前回のデータ送信日851、検索処理ボタン853および薬局マスターメンテナンスボタン855等が表示される。前回のデータ送信日851の表示により、担当者に不正なデータ送信を検知させることができる。
なお、図10のステップS1003において、送信処理を行わない場合、すなわち、図11の送信確認画面1110において「いいえ」1113を押下した場合は、メインメニュー画面85において、検索処理ボタン853を表示しない。これにより、販売履歴情報が送信されていない端末装置に調達支援情報を提供することを防止することができる。
1−10.検索処理
図14および15は、本実施形態において、所望の薬品を調達可能な薬局を検索する場合のフローチャートの例である。図16〜18は、この場合に端末装置13のディスプレイ301に表示される画面の例である。
調剤薬局の担当者が、図8において示したメインメニュー画面85の検索処理ボタン855を押下すると、端末装置のCPU303は、押下された旨の情報を管理サーバ装置11に送信する(図14、ステップS1401)。
送信を受けて、管理サーバ装置11のCPU203は、図16に示すような検索画面161を端末装置13に送信する(ステップS1411)。
担当者は、検索画面161に地域名、薬品名、薬価コード等の検索条件を入力する(ステップS1403)。なお、地域名はドロップダウンリストから選択できるようになっており、ログインした薬局の地域名がデフォルトに設定される。例えば、A薬局の場合、薬局マスタ2095の地域名602により地域名「南部」が設定される。さらに、担当者は、調達したい薬品として薬品名に「アスピリン」を入力する。
担当者が検索条件を入力して、検索ボタン1607を押下すると、端末装置のCPU303は、押下された旨の情報を管理サーバ装置11に送信する(ステップS1405)。
送信を受けて、管理サーバ装置11のCPU203は、検索処理を行う(ステップS1413)。図15は、ステップS1413の検索処理におけるフローチャートの例である。
CPU203は、検索キーを確認する。薬品名が入力されていれば(ステップS1501、YES)、販売履歴データベース2091を薬品名で検索する(ステップS1502)。
薬品名が入力されていなければ(ステップS1501、NO)、さらに、薬価コードが入力されているか否かを判断し、薬価コードが入力されていれば(ステップS1511、YES)、販売履歴データベース2091を薬価コードで検索する(ステップS1512)。なお、薬品名および薬価コードのいずれも入力されていなければ、処理を終了する(ステップS1511、NO)。
CPU203は、入力された薬品名または薬価コードに基づいて販売履歴データベース2091を検索し、検索結果から検索結果画面を作成する。図17の検索結果画面171に示すように、この画面は、第1表示欄173と第2表示欄175から構成される。
CPU203は、薬品名または薬価コードに基づいて販売履歴データベース2091を検索し、その検索結果データから第1表示欄用の対象データを抽出する(ステップS1503)。
なお、第1表示欄は、上記検索結果データにおいて、ログインした薬局の薬局マスタ2095に記録されている近所薬局1_611〜近所薬局10_620および依頼しやすい薬局1_621〜依頼しやすい薬局10_630にかかる販売履歴データを対象にして抽出される。例えば、A薬局の担当者がログインしている場合、薬局マスタのレコード60に記録されている近所薬局1「A01薬局」〜近所薬局10「A10薬局」および依頼しやすい薬局1「A11薬局」〜依頼しやすい薬局10「A20薬局」にかかる薬局の販売履歴データが対象とされる。
CPU203は、抽出した販売履歴データに基づいて、各薬局毎に当該薬品の月毎の平均使用量を算出する(ステップS1504)。
例えば、図9に示す販売履歴データベース2091の販売年月908に基づいて、過去3年における薬品の月毎の平均使用量を算出する。図15bおよび図15cを用いて、一薬局における薬品の平均使用量の算出の例を示す。
CPU203は、ログインした月の前月から過去3年分の販売履歴データを抽出する。この場合のログイン日付を「2003年10月5日」とすると前月年月は「2003年9月」であるので、「2000年10月」から「2003年9月」までの過去3年分の販売履歴データが抽出される。
すなわち、図15cの表Aに示すように、ログイン日付の前月である9月以前の月は、2001年〜2003年の販売履歴データが抽出され、ログイン日付の当月である10月以降の月は、2000年〜2002年の販売履歴データが抽出される。
CPU203は、抽出した販売履歴データの使用量(A〜C)を、図15bのAに示す使用量点数化テーブルに基づいて点数化する。図15bのAに示す使用量点数化テーブルは、使用量1581と、これに対応する点数1583とから構成される。すなわち、使用量A、B、Cは、点数3、2、1にそれぞれ点数化される。図15cの表Bは、図15cの表Aの使用量を点数化したものである。
CPU203は、表Bにおいて点数化した販売履歴データを月毎に合計し、されにこれを3で除算し3年間における平均使用量を算出する。図15cの表Cに、月毎に算出した平均使用量の例を示す。
なお、販売履歴データが存在しない月がある場合は、平均使用量を0として算出する。この場合すべての薬局は、最低3年間の販売履歴データを送信しているものとする。
CPU203は、表Cにおいて算出した平均使用量を、図15bのBに示す平均使用量取得テーブルに基づいてランク付けを行う。図15bのBに示す平均使用量取得テーブルは、点数1585と、これに対応する平均使用量1587とから構成される。すなわち、点数「3.0〜2.6」、「2.5〜1.6」「1.5〜1.0」は、平均使用量A、B、Cにそれぞれランク付けされる。図15cの表Dは、図15cの表Cの使用量をランク付けしたものである。
すべての薬局について、販売履歴データにおける平均使用量の算出を終えると、CPU203は第1表示欄を作成する(ステップS1505)。図17の検索結果画面171に示すように、第1表示欄173には、区分(1:近い薬局、2:依頼しやすい薬局)、薬局名、薬品名、薬価コード、使用量1701等が表示される。なお、第1表示欄において、使用量1701は、ログインした当月と前後1ヶ月における各月毎の平均使用量を表示するようにしている。これにより、担当者は、季節変動要素を加味した薬品の使用量の推移を知ることができる。
CPU203は、さらに、上記検索結果データから第2表示欄用の対象データを抽出する(ステップS1506)。
なお、第2表示欄は、上記検索結果データにおいて、ログインした薬局の薬局マスタ2095に記録されている近所薬局1_611〜近所薬局10_620および依頼しやすい薬局1_621〜依頼しやすい薬局10_630以外の販売履歴データに基づいて抽出される。
さらに、第1表示欄は、検索画面161(図16)において入力された地域名を薬局マスタ2095の地域名602に有する薬局かつ、ログインした薬局を薬局マスタの非公開薬局1_631〜非公開薬局30_640に登録していない薬局の販売履歴データに基づいて抽出される。
例えば、A薬局の担当者がログインしている場合、薬局マスタのレコード60に記録されている近所薬局1「A01薬局」〜近所薬局10「A10薬局」および依頼しやすい薬局1「A11薬局」〜依頼しやすい薬局10「A20薬局」以外の薬局にかかる販売履歴データを抽出する。
さらに、地域名が「南部」である薬局かつ、当該「A薬局」を非公開薬局1_631〜非公開薬局30_640に登録していない薬局の販売履歴データが対象とされる。
CPU203は、上記ステップS1504と同様に、抽出した販売履歴データの中から各薬局毎に、当該薬品の月毎の平均使用量を算出する(ステップS1507)。
すべての薬局について算出を終えると、CPU203は第2表示欄を作成する(ステップS1508)。図17の検索結果画面171に示すように、第2表示欄175には、区分(3:その他薬局、地域名=南部)、薬局名、薬品名、薬価コード、使用量1703等が表示される。
上記のように、第1表示欄および第2表示欄を作成したCPU203は、それぞれの表示欄に基づいて検索結果画面を構成して端末装置13に送信する(図14、ステップS1415)。
送信を受けて、端末装置13のCPU303は、検索結果画面171(図17)をディスプレイ301に表示する(ステップS1407)。
第1表示欄および第2表示欄の各明細行には、詳細ボタン1731または1751が表示されており、担当者がこれらの詳細ボタンを押下すると、押下された旨の情報が管理サーバ装置11に送信される(ステップS1409)。
送信を受けて、管理サーバ装置11のCPU203は、図18に示すような詳細画面181を端末装置13に送信する(ステップS1417)。
送信を受けて、端末装置13のCPU303は、詳細画面181をディスプレイ301に表示する(ステップS1410)。
1−11.調達依頼処理
詳細画面181においては、検索結果画面171における第1表示欄171または第2表示欄175の薬局名、薬品名、薬価コードに基づいて、薬品名、薬価コード、薬局名等の選択項目情報1801が生成される。
また、前記薬局名に基づいて、薬局マスタ2095を検索して当該薬局にかかる地域名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、Eメールアドレス、営業時間、定休日等の薬局情報1803が生成される。さらに、当該薬局に調達依頼情報を送信するための依頼ボタン185が表示されている。
さらに加えて、当該薬品の当該薬局における販売履歴データに基づいて作成した過去3年の月毎の平均使用量に基づいて、月毎の平均使用量をランクで表した季節変動1805が生成される。
さらに加えて、当該薬品の当該薬局における販売履歴データに基づいて、過去3年までに遡って各年毎の販売履歴を表示させるためのプルダウンメニュー1807、および過去1〜3年間の販売履歴1809等が表示される。
薬局の担当者は、依頼ボタン185を押下すると、図18aに示すような依頼画面188が表示される。依頼画面181においては、依頼先の薬局名188、調達したい薬品の薬品名と名薬価コード1882、数量1883、単位1884、および依頼元の薬局情報1885等が表示される。
担当者は、調達を依頼したい薬品の数量と単位を入力し、送信ボタン1887を押下すると、上記依頼画面188に示された依頼情報データが、Eメールで依頼先の調剤薬局に送信される。
依頼先の担当者は、Eメールでこの依頼情報データを確認し、依頼の可否を依頼元の調剤薬局に通知する。通知の方法には電話、ファクシミリ、Eメール等を用いればよい。
なお、依頼元の薬局の担当者は、詳細画面181表示されている電話番号、FAXまたはEメールに基づいて、依頼先の調剤薬局に直接連絡を取り、調達依頼を行うようにしてもよい。
1−12.まとめ
このように、各調剤薬局の販売履歴データを管理サーバ装置11で一元管理しておくことにより、各薬局が調達したい薬品の情報(薬品名または薬価コード)を入力すると、他の薬局における当該薬品の過去の販売履歴、当該薬局と他の薬局との地理的関係または過去の取引実績に基づいて、当該薬品を調達できる可能性が高い薬局の情報を得ることができる。
また、薬局における必須業務であるレセプト作成業務に用いるレセプトアプリケーションの販売実績データベースに基づいて、販売履歴データを作成することにより、薬品の入庫量と出庫量に基づく在庫管理が厳格になされていない場合であっても、質の高い開示情報である販売履歴データに基づいて薬品の在庫予測を行うことができる。これにより、薬局は、目的の薬品を在庫する可能性の高い薬局を知ることができ、迅速に薬品を調達することができる。
さらに、各薬局はレセプトアプリケーションの販売実績データにおける使用量を使用量ランクに変換して管理サーバに送信するようにしている。これにより、実際の数量を他の薬局に知られることなく、販売履歴を開示することができる。
さらに加えて、販売履歴を開示したくない薬局を非公開薬局として登録しておくことにより、販売実績を公開する薬局の範囲を制限することができる。
2.第2の実施形態
第1の実施形態においては、検索結果画面171の第1表示欄173または第2表示欄175を表示する際に、販売履歴データベース2091から抽出された薬品の販売数量データを薬局の区分にしたがって表示するようにしたが、抽出した薬品が調達できる可能を管理サーバ装置11において推論し、薬品の調達可能性を支援情報として表示するようにしてもよい。
例えば、検索結果画面において、抽出した薬品が調達できる可能性を推論した結果としての調達可能性ランキング表示欄を設け、調達の可能性の高い順に薬局をランキングして表示してもよい。これにより、薬局の担当者が諸条件を考慮して調達先を決定する必要がなくなり、調達業務の作業性が向上する。
この場合における実施形態を以下に示す。なお、図14に示した検索処理以前の実施形態については第1の実施形態と同様である。
2−1.検索処理
調剤薬局の担当者が、図16に示す検索画面1において、地域名、薬品名、薬価コード等の検索条件を入力し、検索ボタン1607を押下すると、端末装置のCPU303は、押下された旨の情報を管理サーバ装置11に送信する(図14、ステップS1405)。
送信を受けて、管理サーバ装置11のCPU203は、検索処理を行う(ステップS1413)。
図15aは、本実施形態において、検索結果画面に表示する調達可能性ランキング表示欄を作成する場合のフローチャートの例である。図17aは、この場合に端末装置13のディスプレイ301に表示される画面の例である。
CPU203は、検索キーを確認する。薬品名が入力されていれば(ステップS1531、YES)、販売履歴データベース2091を薬品名で検索する(ステップS1532)。
薬品名が入力されていなければ(ステップS1531、NO)、さらに、薬価コードが入力されているか否かを判断し、薬価コードが入力されていれば(ステップS1551、YES)、販売履歴データベース2091を薬価コードで検索する(ステップS1552)。なお、薬品名および薬価コードのいずれも入力されていなければ、処理を終了する(ステップS1551、NO)。
CPU203は、入力された薬品名または薬価コードに基づいて販売履歴データベース2091を検索し、検索結果から検索結果画面を作成する。図17aの検索結果画面177に示すように、この画面は、調達できる可能性の高い順に薬局の一覧を示した調達可能性ランキング表示欄1771から構成される。
CPU203は、薬品名または薬価コードに基づいて販売履歴データベース2091を検索し、その検索結果データに基づいて各薬局に月毎の平均使用量を算出する(ステップS1533)。
例えば、図9に示す販売履歴データベース2091の販売年月908に基づいて、過去3年における薬品の月毎の平均使用量を算出する。図15bおよび図15cを用いて、一薬局における薬品の平均使用量の算出の例を示す。
CPU203は、ログインした月の前月から過去3年分の販売履歴データを抽出する。この場合のログイン日付を「2003年10月5日」とすると前月年月は「2003年9月」であるので、「2000年10月」から「2003年9月」までの過去3年分の販売履歴データが抽出される。
すなわち、図15cの表Aに示すように、ログイン日付の前月である9月以前の月は、2001年〜2003年の販売履歴データが抽出され、ログイン日付の当月である10月以降は、2000年〜2002年の販売履歴データが抽出される。
CPU203は、抽出した販売履歴データの使用量(A〜C)を、図15bのAに示す使用量点数化テーブルに基づいて点数化する。図15bのAに示す使用量点数化テーブルは、使用量1581と、これに対応する点数1583とから構成される。すなわち、使用量A、B、Cは、点数3、2、1にそれぞれ点数化される。図15cの表Bは、図15cの表Aの使用量を点数化したものである。
CPU203は、表Bにおいて点数化した販売履歴データを月毎に合計し、されにこれを3で割り3年間における平均使用量を算出する。図15cの表Cに、月毎に算出した平均使用量の例を示す。
CPU203は、表Cにおいて算出した平均使用量を、図15bのBに示す平均使用量取得テーブルに基づいてランク付けを行う。図15bのBに示す平均使用量取得テーブルは、点数1585と、これに対応する平均使用量1587とから構成される。すなわち、点数「3.0〜2.6」、「2.5〜1.6」「1.5〜1.0」は、平均使用量A、B、Cにそれぞれランク付けされる。図15cの表Dは、図15cの表Cの使用量をランク付けしたものである。
すべての薬局について、販売履歴データにおける平均使用量の算出を終えると、CPU203は、図17bに示す平均使用量点数化テーブル1780および区分点数化テーブル1790に基づいて、ログインした当日と同月の販売履歴データについての点数化を行う(ステップS1534)。
平均使用量点数化テーブル1780は、平均使用量1781およびこれに対応する点数1783から構成される。また、区分点数化テーブル1791は、区分1791およびこれに対応する点数1793から構成される。
販売履歴データにおける各データの販売数量の月平均を示す「平均使用量」は、平均使用量点数化テーブル1780に基づいて点数化される。例えば、平均使用量「A」、「B」、「C」は、それぞれ「1」、「2」、「3」に点数化される。
販売履歴データにおける各データの薬局の種類を示す「区分」は、区分点数化テーブル1790に基づいて点数化される。例えば、平均使用量「A」、「B」、「C」は、それぞれ「1」、「2」、「3」に点数化される。
例えば、販売履歴データの1レコードにおいて、「A01薬局」の区分が「1」(近所薬局)であり、ログイン当日と同月の平均使用量が「A」である場合、図17bに示す平均使用量点数化テーブル1780および区分点数化テーブル1790により、「6点」と点数化される。
すべての販売履歴データについての点数化を終えると、CPU203は、当該点数に基づいて、点数の高い順に並べて販売履歴データの調達可能性ランキング表示欄を作成する(ステップS1535)。
図17aの検索結果画面177に示すように、調達可能性ランキング表示欄1771には、区分(1:近い薬局、2:依頼しやすい薬局)、薬局名、薬品名、薬価コード、予測在庫量1773等が表示される。
なお、予測在庫量1773は、ログインした当月と前後1ヶ月の平均使用量に基づいて算出した予測在庫量を、「多い」「普通」「少ない」の3種類で表示するようにしている。
予測在庫量の算出の過程を以下に示す。図17cは、予測在庫量を算出する場合に使用する変化量テーブルの例である。1列目および1行目はタイトル項目であってそれぞれ平均在庫量(A〜C)を示している。
例えば、一薬局における月毎の平均使用量が、9月:「C」→10月:「A」→11月:「A」とそれぞれ変化している場合について考える。
変化量テーブルのセル1790により、「C」→「A」へと変化する場合の点数は「+1」であるので、9月→10月の変化量を「+1」と決定する。
変化量テーブルのセル1791により、「A」→「A」へと変化する場合の点数は「0」であるので、10月→11月の変化量を「0」と決定する。
図17bに示した平均使用量点数化テーブルにより、10月の平均使用量「A」は「3」と点数化されるので、この平均使用量「3」に上記2つの変化量「+1」および「0」を加えると、「3+1+0」で予測在庫量の点数は「4」と算出される。
図17cのBに在庫予測量を表示するための在庫予測量変換テーブルを示す。在庫予測量テーブルのセル1793、1795により、点数「4.0」は予測在庫量「多い」に変換されるので、上記の場合の予測在庫量は「多い」と表示される。
以上のように、CPU203は、すべての薬局毎に予測在庫量を算出して表示する。
調達可能性ランキング表示欄1771を作成したCPU203は、検索結果画面を構成して端末装置13に送信する(図14、ステップS1415)。
送信を受けて、端末装置13のCPU303は、検索結果画面171(図17)をディスプレイ301に表示する(ステップS1407)。
調達可能性ランキング表示欄1771の各明細行には、詳細ボタン1775が表示されており、担当者がこれらの詳細ボタンを押下すると、押下された旨の情報が管理サーバ装置11に送信される(ステップS1409)。
送信を受けて、管理サーバ装置11のCPU203は、図18に示すような詳細画面181を端末装置13に送信する(ステップS1417)。
送信を受けて、端末装置13のCPU303は、詳細画面181をディスプレイ301に表示する(ステップS1410)。
なお、詳細画面181からの調達依頼処理については、第1の実施形態と同様である。
2−2.まとめ
このように、各調剤薬局の販売履歴データを管理サーバ装置11で一元管理しておき、薬局からの問い合わせ情報に基づいて抽出した販売履歴データより、各薬局における販売数量情報および問い合わせを行った薬局との関係情報に基づいて、調達できる可能性の高い薬局のランキングを推論し、その結果を調達支援情報として提供することができる。
3.第3の実施形態
3−1.全体構成
図19に、本発明にかかる薬品調達支援システムを別の形態で実施する場合の全体構成図を示す。この図において、管理サーバ装置11と病院端末装置15は、公衆回線網3を介して接続可能である。
病院端末装置15は、病院に設置されたファクシミリ端末装置であって、ファクシミリ機能部151によりファクシミリ送信が可能である。
管理サーバ装置11は、システム運営業者に設置されたコンピュータ装置であって、データベース機能部111およびウェブサーバ機能部113を備えている。
端末装置13は、調剤薬局に設置されたコンピュータ装置であって、データベース機能部131およびブラウザ機能部131を備えている。なお、図1において、端末装置13は2つしか記載されていないが、実際には2以上の端末13が存在してもよい。
3−2.処理概要
端末装置13は、データベース機能部131に記録されている販売履歴情報を管理サーバ装置11に送信する。送信を受けて管理サーバ装置11は、各端末装置13から同様にして送信されたそれぞれの販売履歴情報をデータベース機能部111に記録する。
病院から処方箋の発行を受けた患者は、病院端末装置15を用いて、調剤薬局情報とともに当該処方箋を、管理サーバ装置11にファクシミリ送信する。ファクシミリ送信は、患者から調剤薬局情報を受けた病院のスタッフが行うようにしてもよい。
送信を受けて管理サーバ装置11は、データベース機能部111に記録されている販売履歴情報を検索し、処方箋に記載されている薬品を調達可能な調剤薬局を推論する。なお、調達可能な調剤薬局は、病院端末装置15から送信された調剤薬局の地理的情報または他の調剤薬局の開示範囲情報等に基づいて抽出される。
管理サーバ装置11は、調達可能な調剤薬局の一覧を作成し、病院端末装置15からの処方箋とともに、指定された調剤薬局の端末装置13に送信する。
送信を受けて端末装置13の設置された調剤薬局の担当者は、処方箋を確認して薬品の販売準備を行う。このとき、在庫のない薬品が処方箋に記載されていれば、管理サーバ装置11から受信した調達可能な調剤薬局の一覧基づいて、必要な薬品を調達できそうな調剤薬局を選択して調達依頼を行う。
これにより、在庫していない薬品が必要となる場合であっても、薬品を調達可能な調剤薬局を知ることができ、当該調剤薬局に薬品の調達を依頼して迅速に薬品を調達することができる。また、処方箋を受けた調剤薬局では、患者が取りに来るまでの時間を薬品の販売準備や調達依頼等に割り当てることができ利便性が向上する。
3−3.ハードウェア構成
管理サーバ装置は、第1の実施形態と同様であるが、通信回路215は、公衆回線網3を介して病院端末装置15に接続可能である。
端末装置13は、第1の実施形態と同様である。
病院端末装置15は、一般的なファクシミリ端末であり、公衆回線網3を介して管理サーバ装置11に接続可能である。
3−4.会員登録処理
第1の実施形態と同様に、薬品調達支援システムの導入に当たっては、調剤薬局の会員登録処理が必須である、その形態は、第1の実施形態と同様である。
3−5.ログイン処理
調剤薬局において当該薬品調達支援システムの利用を行う場合のログイン処理の形態は、第1の実施形態と同様である。
3−6.送信処理
調剤薬局の担当者が販売履歴データの送信処理の形態は、第1の実施形態と同様である。
3−7.処方箋の送信処理
病院から処方箋の発行を受けた患者は、病院端末装置15から管理サーバ装置11の所定のFAX番号に、薬を購入する調剤薬局の情報とともに当該処方箋をファクシミリ送信する。
図20は、管理サーバ装置11にファクシミリ送信される処方箋200の例である。この処方箋200には、通常の処方箋情報2001に加えて、調剤薬局情報2003が記載されている。患者は、調剤薬局情報2003として、所望の調剤薬局の薬局コードと薬局名を記入する。なお、薬局コードは、図6の薬局マスタと統一したコードを用いるものとする。
3−8.調達可能薬局の検索処理
図21は、本実施形態において、処方箋のファクシミリを受信した管理サーバ装置11が、当該処方箋に記載された薬品を調達可能な薬局を検索する場合のフローチャートの例である。
病院端末装置15は、調剤薬局情報が記入された処方箋を管理サーバ装置11にファクシミリ送信する(ステップS2101)。
ファクシミリ送信を受けて(ステップS2111)、管理サーバ装置11は、処方箋に記入された処方箋情報2001(薬品名、薬価コード)および調剤薬局情報2003(薬局コードおよび薬局名)を認識する(ステップS2112)。なお、この認識は、例えばOCR(Optical Character Reader)機能を用いて行えばよい。
例えば、図20に示した処方箋がファクシミリ送信された場合、処方箋情報として薬品名「アスピリン20mg」、「生理食塩水500ml」および薬価コード「1143001X1015」、「331401A7010」をそれぞれ認識する。また、調剤薬局情報として、薬局コード「0001」および薬局名「A薬局」をそれぞれ認識する。
管理サーバ装置11のCPU203は、認識した処方箋情報(薬品名または薬価コード)および調剤薬局情報(薬局コードまたは薬局名)に基づいて、当該薬品を調達可能な調剤薬局の検索処理を行う(ステップS2113)。
なお、この検索処理は、第1の実施形態の図15において示したフローチャートの例と同様であり、処方箋に記載された各薬品毎に処理が行われる。例えば、薬品名「アスピリン20mg」、「生理食塩水500ml」毎に検索処理が行われ、各薬品毎に、図17に示すような検索結果画面171が作成される(ステップS2114、YES)。
すべての薬品についての検索処理が終了すると(ステップS2114、NO)、CPU203は、病院端末装置15から受信した処方箋に加えて、ステップS2113において作成した各薬品毎の調達可能薬局の情報を、患者の所望する調剤薬局の端末装置13に対して送信する(ステップS2115)。例えば、この送信は薬局マスタのEメールアドレス608に基づいて行われる。なお、FAX番号607に基づいて、ファクシミリ送信するように構成してもよい。
管理サーバ装置11からのEメールを受けて、調剤薬局の担当者は、端末装置13において処方箋および薬品の調達可能情報の検索結果の出力を行う(ステップS2121)。
これにより、調剤薬局の担当者は、患者の来店を待たずに処方箋情報を受け取ることができる。さらに、処方箋に記載された薬品の在庫が足りない場合には、同時に送信されてきた薬品の調達可能情報の検索結果により、調達可能な調剤薬局の情報を得ることができる。
3−9.まとめ
このように、病院端末装置から事前に送信された処方箋情報と調剤薬局情報に基づいて、管理サーバ装置11において、各薬品の調達可能情報を検索して端末装置13に配信することにより、調剤薬局の担当者は検索画面に薬品情報等を入力しなくても調達可能情報を取得することができ効率がよい。これにより、患者が取りに来るまでの時間を薬品の販売準備や調達依頼等に割り当てることができ利便性が向上する。
4.その他の実施形態
4−1.上記実施形態においては、端末装置13をレセプトコンピュータとしても利用可能であるとしたが、端末装置13とは別のコンピュータ装置をレセプトコンピュータとする構成を採用してもよい。この場合、通信回線等を介して、端末装置13から当該別のコンピュータ装置に記録された販売履歴データベース2091を参照できるように構成すればよい。
これにより、レセプトコンピュータと本願発明の端末装置13を別構成として、ネットワークセキュリティを高めたシステム構成とすることができる。
4−2.上記実施形態においては、管理サーバ装置11に薬品名を与えることによって、調達可能な薬局の情報を推論しているが、薬価コードを与えるようにしてもよい。また、薬価コード以外のコードであって、薬品を識別できる他のコードを用いるようにしてもよい。例えば、日本標準商品分類番号、統一商品コード、JANコード、承認番号、JAPIC(日本医薬情報センター)コード等がこれに該当する。
4−3.上記実施形態においては、病院端末装置15としてファクシミリ装置を用いたが、コンピュータ装置を用いるようにしてもよい。また、ファクシミリ送信に公衆回線網3を用いたが、インターネット回線を用いるようにしてもよい。さらに、処方箋情報や調剤薬局情報をテキストデータをとして管理サーバ装置11に送信するようにしてもよい。
4−4.上記実施形態においては、端末装置13側で販売履歴データを送信する際に、レセプトコンピュータの販売実績データの使用量をランク設定した後に送信するように構成したが、販売実績データの実際の使用量を送信し、管理サーバ装置11側で、ランク設定を行うようにしてもよい。これにより、販売履歴データ作成処理の処理時間を短縮することができる。
4−5.上記実施形態においては、病院の患者は、処方箋情報に所望の調剤薬局情報を加えて管理サーバ装置11に送信するように構成したが、所望の調剤薬局情報に代えて患者の住所情報を送信するようにしてもよい。この場合、管理サーバ装置11は、患者の住所情報に基づいて、患者の住所に最も近い調剤薬局を選択し、当該調剤薬局に対して処方箋情報と調達支援情報を送信すればよい。さらに、患者に選択した当該調剤薬局にかかる情報を通知するようにすればよい。
4−6.上記実施形態においては、ログインした月と同月の平均使用量および薬局の関係を示す区分に基づいて販売履歴データを点数化して調達可能性の高い薬局を推論するように構成しているが、他の要素に基づいて推論するようにしてもよい。
例えば、薬局間における調達実績を管理サーバ装置11に記録しておき、過去の調達実績も考慮して調達可能性の高い薬局を推論するようにしてもよい。
また、上記においては各要素を点数化した合計点数によって推論を行うように構成したが、各要素に基づくファジイ推論によって推論を行うようにしてもよい。
これにより、調達可能性の精度をより一層高めることができる。
4−7.上記実施形態においては、薬局が販売履歴データの送信処理を行わない場合は、メインメニュー画面85において検索処理ボタン853を表示せず、端末装置に調達支援情報を提供しないように構成したが、検索処理ボタン853を表示させた上で、検索処理時に販売履歴データの検索範囲を制限するように構成してもよい。
例えば、薬局が送信した販売履歴データと同等の販売年月の販売履歴データのみを検索対象として調達支援情報の提供を行うようにする。これにより、販売履歴データを送信しない場合であっても、過去に送信した販売履歴データに応じた調達支援情報を提供することができる。
4−8.上記実施形態においては、第1表示欄に、ログインした当月と前後1ヶ月における各月毎の平均使用量を表示するようにしたが、所定期間の平均使用量を算出し、これを第1表示欄に表示するようにしてもよい。例えば、ログインした月の直近3ヶ月の平均使用量を表示するようにしてもい。
4−9.上記実施形態においては、ログインした当月と前後1ヶ月における各月毎の平均使用量と変化量テーブルを用いて算出した予測在庫量を、調達可能性ランキング表示欄1771に表示するように構成したが、ログインした当月と前後1ヶ月における各月毎の平均使用量に基づいて算出した平均値を算出し、これに基づいて調達可能性ランキング表示欄1771に表示するようにしてもよい。
4−10.上記実施形態においては、ログインした当月と前後1ヶ月における各月毎の平均使用量と変化量テーブルを用いて算出した予測在庫量を、調達可能性ランキング表示欄1771に表示するようにしたが、ログインした当月と前1ヶ月における各月毎の平均使用量に所定の係数を乗じることによって予測在庫量を算出し、これに基づいて調達可能性ランキング表示欄1771を表示するようにしてもよい。
例えば、ログイン当月が10月である場合において、9月の平均使用量が「B」、10月の平均使用量が「A」とされているとき、9月の平均使用量である「B」を点数化した点数「2」に係数「0.3」を乗じ、さらに、10月の平均使用量である「A」を点数化した点数「3」に係数「0.7」を乗じ、これらを加えることによって予測在庫量の点数「2.6」を得る。図17cのBに示した予測在庫量テーブルにしたがって、点数「2.6」の場合の予測在庫量は「多い」であると決定することができる。
この発明の実施形態の、全体構成の例を示す図である。 この発明の実施形態の、管理サーバ装置のハードウェア構成の例を示す図である。 この発明の実施形態の、端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「会員登録」におけるフローチャートの例を示す図である。 この発明の実施形態の、「会員ID発行テーブル」および「地域名発行テーブル」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「会員登録」における画面の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「薬局マスタ」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「ログイン」におけるフローチャートの例を示す図である。 この発明の実施形態の、「ログイン」における画面の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「販売履歴データベース」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「送信処理」におけるフローチャートの例を示す図である。 この発明の実施形態の、「送信処理」における画面の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「販売履歴データ作成」におけるフローチャートの例を示す図である。 この発明の実施形態の、「販売履歴データ」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「判定テーブル」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「検索処理」におけるフローチャートの例を示す図である。 この発明の実施形態の、「検索処理」におけるフローチャートの例を示す図である。 この発明の実施形態の、「検索処理」におけるフローチャートの例を示す図である。 この発明の実施形態の、「使用量点数化テーブル」および「平均使用量取得テーブル」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「平均使用量の算出の例」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「検索画面」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「検索結果画面」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「検索結果画面」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「平均使用量点数化テーブル」および「区分点数化テーブル」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「変化量テーブル」および「予測在庫量テーブル」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「詳細画面」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「依頼画面」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、全体構成の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「処方箋」の例を示す図である。 この発明の実施形態の、「検索処理」におけるフローチャートの例を示す図である。
符号の説明
1・・・インターネット
11・・・管理サーバ装置
13・・・端末装置

Claims (22)

  1. 2以上の各調剤薬局にそれぞれ設置された端末装置と、前記端末端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置とを備えた薬品調達支援システムであって、
    前記端末装置は、
    少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴送信手段と、
    管理サーバ装置から送られてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、
    を備えており、
    前記管理サーバ装置は、
    前記各端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録する販売履歴記録手段と、
    前記各端末装置のうちの1つの端末装置から、薬品にかかる問い合わせ情報を受信すると、問い合わせに係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、問い合わせに係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成する支援情報生成手段と、
    前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、問い合わせを行った端末に対して送信する支援情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするもの。
  2. 2以上の各調剤薬局にそれぞれ設置された端末装置と通信可能であって、前記端末装置とともに薬品調達支援システムを構成する管理サーバ装置であって、
    前記各端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録する販売履歴記録手段と、
    前記各端末装置のうちの1つの端末装置から、薬品にかかる問い合わせ情報を受信すると、問い合わせに係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、問い合わせに係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成する支援情報生成手段と、
    前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、問い合わせを行った端末に対して送信する支援情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするもの。
  3. 2以上の各調剤薬局にそれぞれ設置された各端末装置と薬品調達支援システムを構成する管理サーバ装置をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、コンピュータに以下の手段を構成させることを特徴とするもの:
    (a)前記各端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録する販売履歴記録手段、
    (b)前記各端末装置のうちの1つの端末装置から、薬品にかかる問い合わせ情報を受信すると、問い合わせに係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、問い合わせに係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成する支援情報生成手段、
    (c)前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、問い合わせを行った端末に対して送信する支援情報送信手段。
  4. 請求項1〜3のいずれかの薬品調達支援システム、管理サーバ装置またはプログラムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、各薬局が依頼しやすい他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとに依頼しやすい他の薬局を記録しており、
    前記支援情報生成手段は、前記支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局が依頼しやすいとしている薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴とするもの。
  5. 請求項1〜4のいずれかの薬品調達支援システム、管理サーバ装置またはプログラムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、各薬局の近傍の他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとにその近傍の他の薬局を記録しており、
    前記支援情報生成手段は、前記支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局の近傍の薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴とするもの。
  6. 請求項1〜5のいずれかの薬品調達支援システム、管理サーバ装置またはプログラムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、他の薬局に対する支援情報中に自己の薬局を含めたくないとする他の薬局を未公開薬局として端末装置から受信して、各薬局ごとに未公開薬局を記録しており、
    前記支援情報生成手段は、問い合わせを行った薬局が、他の薬局の未公開薬局に該当する場合には、当該他の薬局を支援情報に含めないようにすることを特徴とするもの。
  7. 請求項1〜6のいずれかの薬品調達支援システム、管理サーバ装置またはプログラムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、所定期間内に端末装置から販売履歴情報の送信があったか否かを判断し、所定期間内に販売履歴情報が送信されていない端末装置からの問い合わせに対しては、支援情報を提供しないことを特徴とするもの。
  8. 管理サーバ装置と通信可能であって、前記管理サーバ装置とともに薬品調達支援システムを構成する端末装置であって、
    少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段と、
    前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段と、
    問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、
    を備え、
    前記支援情報表示手段は、前記支援情報に含まれる薬局が依頼しやすいとしている薬局であるか否かの情報に基づいて、依頼しやすい薬局を、それ以外の薬局と区別可能に表示することを特徴とするもの。
  9. 管理サーバ装置と通信可能であって、前記管理サーバ装置とともに薬品調達支援システムを構成する端末装置であって、
    少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段と、
    前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段と、
    問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、
    を備え、
    前記支援情報表示手段は、前記支援情報に含まれる薬局が近傍の薬局であるか否かの情報に基づいて、近傍の薬局を、それ以外の薬局と区別可能に表示することを特徴とするもの。
  10. 管理サーバ装置と通信可能であって、前記管理サーバ装置とともに薬品調達支援システムを構成する端末装置であって、
    少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段と、
    前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段と、
    問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、
    を備え、
    前記支援情報表示手段は、前記問い合わせを行った薬局が、前記支援情報に含まれる薬局の非公開薬局に該当する場合には、前記支援情報に含まれる当該薬局を、表示しないことを特徴とするもの。
  11. 管理サーバ装置と通信可能であって、前記管理サーバ装置とともに薬品調達支援システムを構成する端末装置をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、コンピュータに以下の手段を構成させ、:
    (a)少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段、
    (b)前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段、
    (c)問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段、
    前記支援情報表示手段は、前記支援情報に含まれる薬局が依頼しやすいとしている薬局であるか否かの情報に基づいて、依頼しやすい薬局を、それ以外の薬局と区別可能に表示することを特徴とするもの。
  12. 管理サーバ装置と通信可能であって、前記管理サーバ装置とともに薬品調達支援システムを構成する端末装置をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、コンピュータに以下の手段を構成させ、:
    (a)少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段、
    (b)前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段、
    (c)問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段、
    前記支援情報表示手段は、前記支援情報に含まれる薬局が近傍の薬局であるか否かの情報に基づいて、近傍の薬局を、それ以外の薬局と区別可能に表示することを特徴とするもの。
  13. 管理サーバ装置と通信可能であって、前記管理サーバ装置とともに薬品調達支援システムを構成する端末装置をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、コンピュータに以下の手段を構成させ、:
    (a)少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴情報送信手段、
    (b)前記管理サーバ装置に対して、薬品にかかる問い合わせ情報を送信する問い合わせ情報送信手段、
    (c)問い合わせ情報に応じて前記管理サーバ装置から送信されてきた支援情報を表示する支援情報表示手段、
    前記支援情報表示手段は、前記問い合わせを行った薬局が、前記支援情報に含まれる薬局の非公開薬局に該当する場合には、前記支援情報に含まれる当該薬局を、表示しないことを特徴とするもの。
  14. 請求項1、9〜13のいずれかの薬品調達支援システム、端末装置またはプログラムにおいて、
    前記端末装置は、支援情報に基づいて他の薬局へのアクセス情報を取得し、他の薬局の端末装置に対して、薬品購入依頼データを送信する依頼データ送信手段を備えたことを特徴とするもの。
  15. 請求項1、9〜14のいずれかの薬品調達支援システム、端末装置またはプログラムにおいて、
    前記端末装置は、所定期間ごとに自動的に、販売履歴情報を前記サーバ装置に対して送信することを特徴とするもの。
  16. 2以上の各調剤薬局にそれぞれ設置された端末装置と、前記端末端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置とを用いて実現される薬品調達支援方法であって、
    前記端末装置は、
    少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴送信するステップと、
    管理サーバ装置から送られてきた支援情報を表示する支援情報表示するステップと、
    を備えており、
    前記管理サーバ装置は、
    前記各端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録する販売履歴記録するステップと、
    前記各端末装置のうちの1つの端末装置から、薬品にかかる問い合わせ情報を受信すると、問い合わせに係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、問い合わせに係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成する支援情報生成するステップと、
    前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、問い合わせを行った端末に対して送信する支援情報送信するステップと、
    を備えたことを特徴とするもの。
  17. 病院に設置された病院端末装置と、2以上の各調剤薬局にそれぞれ設置された各薬局端末装置と、システム運営業者に設置され、前記病院端末装置および各薬局端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置とから構成される薬品調達支援システムであって、
    前記病院端末装置は、
    前記病院の患者によって指定された指定薬局情報を含む処方箋情報を前記管理サーバ装置に送信する処方箋情報送信手段と、
    前記端末装置は、
    少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信する販売履歴送信手段と、
    管理サーバ装置から送られてきた支援情報を表示する支援情報表示手段と、
    を備えており、
    前記管理サーバ装置は、
    前記端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録する販売履歴記録手段と、
    前記病院端末装置から、前記処方箋情報を受信すると、処方箋に係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、処方箋に係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成する支援情報生成手段と、
    前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、前記病院端末装置から受診した前記処方箋情報とともに、前記指定薬局情報の端末装置に対して送信する支援情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするもの。
  18. 請求項17の薬品調達支援システムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、各薬局が依頼しやすい他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとに依頼しやすい他の薬局を記録しており、
    前記支援情報生成手段は、前記支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局が依頼しやすいとしている薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴とするもの。
  19. 請求項17または18のいずれかの薬品調達支援システムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、各薬局の近傍の他の薬局を端末装置から受信して、各薬局ごとにその近傍の他の薬局を記録しており、
    前記支援情報生成手段は、前記支援情報中にリストアップされる薬局が、要求を行った薬局の近傍の薬局であるか否かの情報を、支援情報に含めることを特徴とするもの。
  20. 請求項17〜19のいずれかの薬品調達支援システムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、他の薬局に対する支援情報中に自己の薬局を含めたくないとする他の薬局を未公開薬局として端末装置から受信して、各薬局ごとに未公開薬局を記録しており、
    前記支援情報生成手段は、問い合わせを行った薬局が、他の薬局の未公開薬局に該当する場合には、当該他の薬局を支援情報に含めないようにすることを特徴とするもの。
  21. 請求項17〜20のいずれかの薬品調達支援システムにおいて、
    前記管理サーバ装置は、所定期間内に端末装置から販売履歴情報の送信があったか否かを判断し、所定期間内に販売履歴情報が送信されていない端末装置に対しては、支援情報を提供しないことを特徴とするもの。
  22. 病院に設置された病院端末装置と、2以上の各調剤薬局にそれぞれ設置された各薬局端末装置と、システム運営業者に設置され、前記病院端末装置および各薬局端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置とを用いて実現される薬品調達支援方法であって、
    前記病院端末装置は、
    前記病院の患者によって指定された指定薬局情報を含む処方箋情報を前記管理サーバ装置に送信するステップと、
    前記端末装置は、
    少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を前記管理サーバ装置に送信するステップと、
    管理サーバ装置から送られてきた支援情報を表示するステップと、
    を備えており、
    前記管理サーバ装置は、
    前記端末装置から受信した、少なくとも薬局特定情報、薬品特定情報および販売数量情報を含む販売履歴情報を販売履歴データベースに記録するステップと、
    前記病院端末装置から、前記処方箋情報を受信すると、処方箋に係る薬品の販売履歴情報を販売履歴データベースから抽出し、薬局特定情報および販売数量情報に基づいて、処方箋に係る薬品についての各薬局の過去の所定期間における販売数量を取得し、または、当該各薬局ごとの販売数量に基づいて、各薬局における当該薬品を調達できる可能性を推論し、前記販売数量または調達可能性を支援情報として生成するステップと、
    前記支援情報生成手段によって生成された前記支援情報を、前記病院端末装置から受診した前記処方箋情報とともに、前記指定薬局情報の端末装置に対して送信するステップと、
    を備えたことを特徴とするもの。
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