JP5362897B2 - 排泄物処理装置及びその方法 - Google Patents

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本発明は、要介護者の排泄物処理装置及びその方法に関するもので、さらに詳しくは、一人で排尿・排便の出来ない横臥中の独居老人や身動きの不自由な重度要介護者にあっては、排尿・排便を自動で処理し要介護者を清潔に保ち、不快感を軽減し、また、救急機関、看護師、家族等の介護者にあっては、労力を軽減し、常時付き添いすることの必要性を少なくするための排泄物処理装置及びその方法に関するものである。
平成23年の調査では独居老人は460万人といわれている。独居老人の全てが自動的な排泄物処理装置を必要としているわけではない。介護施設の患者や寝たきり老人の要介護者は、排尿・排便を自動で検知して処理し、要介護者の股間を常に清潔に保つ排泄物処理装置が必要になってきた。
介護施設や病院などの寝たきり患者の尿は、尿道に管を通し垂れ流し状態で処理され、また、便は、オムツに排便し、介護者がそのオムツを取り替えて清潔に保つようにしているのが現状である。病院や介護施設などベテランの介護者がいる施設での問題は少ないが、他人に下の世話をさせることに違和感を持つ人も多い。
近年、日本や欧米各国において、少子化と高齢化が進むにつれ、介護者不足、同居人への加重負担、老人が老人を介護する老老介護など、介護者への肉体的精神的な疲労が問題化し、時として悲惨な事件となるケースも増加しており、排泄物処理装置の開発が急務となっている。
従来から寝たきりの要介護者に関する本分野の特許出願が多数存在する。しかし、実際には要介護者にとって、装着感、清潔維持、褥瘡、機器の不具合、メンテナンス性などの点で一般のおむつと比較して優位性を発揮できず、実用化に至っていないのが現状である。
従来の排泄物処理装置には、特許文献1、2及び3に記載されたものがある。
特許文献1記載の発明は、寝たきり老人の自動排泄物処理装置であって、汚物タンク、吸引装置、洗浄装置、おむつカップなどで構成されている。しかし、この発明に係る装置では、騒音、振動、除菌、モータの過熱、患者の快適性、装置のメンテナンス性など、この種の排泄物処理装置に係わる大きな問題についてほとんど触れられていない。
特許文献2記載の発明は、おむつの取付け穴の周囲をカップに貼り付けるために、取付け穴の周囲に粘着剤を塗布する方法である。粘着剤はおむつに直に塗布してもよいし、両面に粘着剤を塗布したテープをおむつに貼り付けるようにしてもよい。粘着剤面は、剥離紙を貼って保護しておき、使用するときに剥離紙を剥がして、粘着剤塗布面をカップに貼り付けるようにする。このように粘着剤塗布面をカップに貼りつけるので、カップとおむつをきわめて簡単に接続することができ、液漏れも起こりにくい、という作用効果を有するとしている。
特許文献3には、温水による洗浄能力の向上、仕事風(吸引循環する空気の流れをいう)と冷却風を別経路送風化によるモータブラシ摩耗粉のカップ本体への流入防止、汚水タンクの外部へ流出防止方法などが提案され試作販売が行われた。
文献3に示す排尿・排便自動処理装置を図14、図15及び図16に基き説明する。
図16は、装置全体の概略説明図で、図14及び図15は、おむつカップ本体10とおむつ54の斜視図と断面図である。
おむつカップ本体10の排泄物受け凹部77の大便センサ13と小便センサ14によって排泄物が検知されると、給水ユニット25の送水ポンプ39が作動しておむつカップ本体10の内部に洗浄水ホース20から洗浄用温水が送られると共に、吸引モータユニット24の吸引モータ31の作動によって、汚物吸引ホース15と吸引循環管50を経由させ、汚水タンク22の内部から空気を吸引する。すると、汚物吸引ホース15と吸引循環管50の内部に吸引力が発生し、おむつカップ本体10の排泄物受け凹部77の排泄物及び洗浄後の汚水を吸引し、該排泄物及び洗浄後の汚水は、汚水タンク22の内部へ吸引されて収容される。また、汚水タンク22内部では、前記吸引された排泄物及び洗浄後の汚水が吸引循環管50を循環する仕事風により重力分離される。
前記吸引モータ31が作動することにより、おむつカップ本体10の排泄物受け凹部77から汚物吸引ホース15と,汚水タンクユニット22と,浄化処理ユニット23を経由して吸引モータ31に至り、さらに吸引循環管50とリターンエアホース18を経て、前記おむつカップ本体10の内部に戻されて循環する空気の流れが発生する。
前記吸引モータ31の作動時には、該吸引モータ31の吸引口から導入された吸引循環管50の仕事風が吸引モータ31を通過することによって吸熱され、吸引モータ31の吐出口からリターンエア冷却器26,リターンボックスユニット27を経由し、リターンエアホース18からおむつカップ本体10の内部に流出する。
また、前記吸引モータ31により吸引された仕事風は、10%ほどがリターンボックスユニット27から一部排出ホース19を経て排出され、残りの90%ほどがリターンボックス27からリターンエアホース18を経由して、吹出口からおむつカップ本体10へ戻る。即ち、要介護者に取り付けられたおむつカップ本体10のおむつ54と臀部の隙間から空気が吸引されるようにして、吸引された空気と略同量の空気(仕事風の10%程度)はリターンボックス27から一部排出ホース19から外気へ放出される。
このようにして、前記リターンエアホース18を経ておむつカップ本体10の内部には温風が送風される。
また吸引モータ31が加熱されるのを防止するため、吸引モータユニット24の冷却ファン32で冷却風取り入れ口34からフィルタ33を経て冷却のための空気を吸引し、吸引モータ31を冷却して冷却風排出口35から排出される。
従って、要介護者の腰臀部の周囲に温風が存在した状態で快適な洗浄を行なうことができる。
特開2002−113030号公報 特開2006−141590号公報 実用新案登録第3144371号公報
文献3に記載の装置には、排便検知センサと排尿検知センサを有するが、汚物吸引時重要なことは、汚物の性状により、吸引力、補給水、噴出空気量が微妙に異なることであるが、特に大便硬度の大小は吸引力を大きく左右するという問題があった。
また、要介護者用の排泄物処理装置には、介護者が手伝えば便器に座ってでき、その後は自動で排出洗浄を行えるタイプと、寝たきりの要介護者の臀部に装着し、寝たままで排出物の自動排出洗浄及び股間部を洗浄乾燥する装着タイプの2つのタイプがある。
従来から知られている後者の装着タイプには、装置の異臭や清潔維持問題、要介護者の安心感、などを満足するものはなかった。
本発明は、手術後の患者、独居老人、半身不随者などの身動きできない要介護者であって、排尿・排便の処理が出来ない者に対し、便の性状に拘わらず確実に排泄物の処理を行うことの可能な装置を提供することを目的とする。
本発明による排泄物処理装置は、機器収納ボックス12には、汚水タンクユニット22と浄化処理ユニット23と吸引モータユニット24と給水ユニット25とリターンボックスユニット27を具備し、おむつカップ本体10と機器収納ボックス12をホースユニット11で連結し、前記給水ユニット25の送水ポンプ39から送られた洗浄水をおむつカップ本体10内に噴射し、このおむつカップ本体10で泌尿器と排泄物を洗浄し、汚物を前記吸引モータユニット24の吸引モータ31の仕事風にて吸引し、前記汚水タンクユニット22で汚物から排泄物と洗浄水を分離収納して前記仕事風のみを浄化処理ユニット23で浄化処理し、吸引モータ31とリターンボックスユニット27を経て前記おむつカップ本体10へ吸引循環管50で戻して循環する排泄物処理装置において、前記おむつカップ本体10は、臀部を載せ排泄物受け凹部77を有する底板部71とこの排泄物受け凹部77に連通する汚物排出口74を有する前板部72とを具備し、前記排泄物受け凹部77には、大便センサ13と小便センサ14が設けられるとともに、前記汚物排出口74と反対側に肛門洗浄水吐出口76bとカップ洗浄水吐出口76cが設けられ、前記前板部72には陰部洗浄水吐出口76aが設けられ、前記大便センサ13は、便落下部に設けられ、便検知時の電圧と時間軸の検知波形を出力し、電圧が設定値より高いか否か、検出時間が短いか否かにより便の硬度を判断する信号を出力するものからなり、前記小便センサ14は、2個一対の構造で、その間の抵抗値の変化に伴う電圧波形により小便の有無を判断する信号を出力するものからなり、前記便の硬度の程度と小便の有無により制御盤ユニット56で制御するための排泄物吸引に必要な吸引力を算出するようにしたことを特徴とする。
本発明は、大便センサ13の検知信号がなく、小便センサ14の設定時間より短い検知信号のとき吸引モータ31を駆動する頻尿モードと、前記大便センサ13の検知信号がなく、前記小便センサ14の設定時間以上の検知信号のとき吸引モータ31を駆動する小モードと、前記大便センサ3の検知信号があるとき吸引モータ31を駆動する大モードとのいずれかを選択して処理運転するようにしたことを特徴とする排泄物処理方法である。
頻尿モードは、小便センサの設定時間毎の短い検知信号が設定回数未満のとき吸引モータを駆動する。
小モードは、小便センサの設定時間毎の短い検知信号が設定回数以上のとき吸引モータを断続的に駆動して複数回洗浄する。
大モードは、大便センサの検知信号があるとき吸引モータを断続的に駆動して設定回数洗浄する場合において、洗浄水が不足したときは、設定回数を減らして洗浄する。
吸引モータ31は、連続運転でもよいし、駆動と停止を数分単位で断続運転でもよい。
請求項1記載の発明によれば、機器収納ボックス12には、汚水タンクユニット22と浄化処理ユニット23と吸引モータユニット24と給水ユニット25とリターンボックスユニット27を具備し、おむつカップ本体10と機器収納ボックス12をホースユニット11で連結し、前記給水ユニット25の送水ポンプ39から送られた洗浄水をおむつカップ本体10内に噴射し、このおむつカップ本体10で泌尿器と排泄物を洗浄し、汚物を前記吸引モータユニット24の吸引モータ31の仕事風にて吸引し、前記汚水タンクユニット22で汚物から排泄物と洗浄水を分離収納して前記仕事風のみを浄化処理ユニット23で浄化処理し、吸引モータ31とリターンボックスユニット27を経て前記おむつカップ本体10へ吸引循環管50で戻して循環する排泄物処理装置において、前記おむつカップ本体10は、臀部を載せ排泄物受け凹部77を有する底板部71とこの排泄物受け凹部77に連通する汚物排出口74を有する前板部72とを具備し、前記排泄物受け凹部77には、大便センサ13と小便センサ14が設けられるとともに、前記汚物排出口74と反対側に肛門洗浄水吐出口76bとカップ洗浄水吐出口76cが設けられ、前記前板部72には陰部洗浄水吐出口76aが設けられ、前記大便センサ13は、便落下部に設けられ、便検知時の電圧と時間軸の検知波形を出力し、電圧が設定値より高いか否か、検出時間が短いか否かにより便の硬度を判断する信号を出力するものからなり、前記小便センサ14は、2個一対の構造で、その間の抵抗値の変化に伴う電圧波形により小便の有無を判断する信号を出力するものからなり、前記便の硬度の程度と小便の有無により制御盤ユニット56で制御するための排泄物吸引に必要な吸引力を算出するようにしたものからなる構成とした。
汚物吸引時重要なことは、汚物の性状により、吸引力、補給水、噴出空気量が微妙に異なることであるが、特に大便硬度の大小は吸引力を大きく左右する。本発明では、上述のように構成したことにより、大便の重さ、衝撃の強弱で吸引モータを制御し、吸引不足や過度の吸引による要介護者の苦痛をさけるように工夫されている。即ち、本発明の装置のおむつカップに設置された大小便検知装置が大小便を検知した場合、どのような便(小便、軟便、硬便、混合便)なのか判断し、汚水吸引力を患者に負担のかからないように自動で設定できる。
さらに、大便センサがフォトリフレクタ、歪センサ、加速度センサなどの一つ以上からなり、小便センサは2接点間の抵抗を測定する接点センサで構成され、センサの値から排尿排便吸引強度や吸引方式を決めることができる。
請求項2記載の発明によれば、おむつカップ本体は、樹脂性で、少なくとも排泄物受け凹部の表面が汚物で汚れにくい塗料で保護されているので、おむつカップ本体の排泄物受け凹部が常に清潔に保つことができ、清掃などのわずらわしい作業を減らすことができる。
請求項3記載の発明によれば、汚水タンクユニット内に、固形物・水分と高湿度空気を重力分離する仕切り板を設けるとともに、排泄物の満杯を知らせる水位センサを設けたので、固形物・水分と高湿度空気を重力分離でき、また、汚水タンクが満杯になると、ワンタッチでおむつカップ本体とフィルタユニットとから隙間なく脱着できる。
請求項記載の発明によれば、大便センサ13の検知信号がなく、前記小便センサ14の設定時間より短い検知信号のとき吸引モータ31を駆動する頻尿モードと、前記大便センサ13の検知信号がなく、前記小便センサ14の設定時間以上の検知信号のとき吸引モータ31を駆動する小モードと、前記大便センサ13の検知信号があるとき吸引モータ31を駆動する大モードとのいずれかを選択して処理運転するようにしたので、排泄物の種類や量の大小に応じて適切、かつ、確実に処理することができ、また、省エネになる。
請求項記載の発明によれば、頻尿モードは、小便センサの設定時間毎の短い検知信号が設定回数未満のとき吸引モータを駆動するようにしたので、無駄な洗浄水の使用をなくすることができる。
請求項記載の発明によれば、小モードは、小便センサの設定時間毎の短い検知信号が設定回数以上のとき吸引モータを断続的に駆動して複数回洗浄するようにしたので、洗浄がより確実になる。
請求項記載の発明によれば、大モードは、大便センサの検知信号があるとき吸引モータを断続的に駆動して設定回数洗浄する場合において、洗浄水が不足したときは、設定回数を減らして洗浄するようにしたので、洗浄水が不足しても洗浄を行うことができる。
請求項記載の発明によれば、吸引モータは、5分駆動と1分停止で断続運転するようにしたので、吸引モータの温度を必要以上上昇させることがなく、火傷などの事故から保護することができるとともに、省エネになる。
本発明に係る排泄物処理装置及び方法の実施例1の側面概略図である。 本発明に係る排泄物処理装置及び方法の実施例1の平面概略図である。 本発明に係る排泄物処理装置及び方法に装備される冷却ユニットを示すもので、(a)は、一部を切り欠いた平面図、(b)は、一部切り欠いた側面図である。 本発明に係る排泄処理装置及び方法に使用されるおむつカップ本体10の一部切り欠いた平面図である。 本発明に係る排泄処理装置及び方法に使用されるおむつカップ本体10の一部切り欠いた縦断面図である。 本発明に係る排泄処理装置及び方法の実施例1を示すもので、(a)は、分解斜視図、(b)は、各ユニットの配置例を示す説明図である。 本発明に係る排泄物処理装置及び方法を制御するための制御回路図である。 本発明に係る排泄物処理装置及び方法の全体的な処理運転モードのフローチャートである。 図8における頻尿処理運転モードのフローチャートである。 図8における小便処理運転モードのフローチャートである。 図8における大便処理運転モードのフローチャートである。 (a)〜(e)は、本発明に係る排泄処理装置及び方法による各センサーの出力波形図である。 本発明に係る排泄物処理装置及び方法の連続運転時と断続運転時の温度特性図である。 おむつカップ本体10とおむつ54の斜視図である。 おむつカップ本体10の縦断面である 従来の排泄処理装置の概略図である。
本発明は、機器収納ボックス12には、汚水タンクユニット22と浄化処理ユニット23と吸引モータユニット24と給水ユニット25とリターンボックスユニット27を具備し、おむつカップ本体10と機器収納ボックス12をホースユニット11で連結し、前記給水ユニット25の送水ポンプ39から送られた洗浄水をおむつカップ本体10内に噴射し、このおむつカップ本体10で泌尿器と排泄物を洗浄し、汚物を前記吸引モータユニット24の吸引モータ31の仕事風にて吸引し、前記汚水タンクユニット22で汚物から排泄物と洗浄水を分離収納して前記仕事風のみを浄化処理ユニット23で浄化処理し、吸引モータ31とリターンボックスユニット27を経て前記おむつカップ本体10へ吸引循環管50で戻して循環する排泄物処理装置である。
このような排泄物処理装置において、前記吸引モータ31の吐出側から前記吸引循環管50を前記機器収納ボックス12の外部に設けた冷却ユニット55に導出し、この吸引循環管50を冷却ユニット55内で外気と熱交換して冷却した後、前記リターンボックスユニット27に戻すように構成する。
冷却ユニット55は、良熱伝導の金属で平たい箱状の冷却ボックス61からなり、この冷却ボックス61内に吸引循環管50を屈曲して配置する。
おむつカップ本体10から汚水タンクユニット22と浄化処理ユニット23と冷却ユニット55とリターンボックスユニット27を経ておむつカップ本体10に循環する吸引循環管50に添わせて微風循環管51を設け、前記リターンボックスユニット27内の微風循環管51に、吸引モータ31の不作動時に作動して乾燥用微風を循環する微風モータ48を設ける。
浄化処理ユニット23と吸引モータユニット24と給水ユニット25とリターンボックスユニット27は、それぞれ独立したユニット化して機器収納ボックス12内に収納し、かつ、着脱自在に順次連結し、汚水タンクユニット22は、機器収納ボックス12と分離してユニット化し、かつ、浄化処理ユニット23に着脱自在に連結する。
平たい箱状の冷却ボックス61は、機器収納ボックス12と汚水タンクユニット22を載置する台座を兼ね、この冷却ボックス61の底面にキャスタ70を設ける。
おむつカップ本体10に排泄物受け凹部77を設け、この排泄物受け凹部77に大便センサ13、小便センサ14の他に必要に応じて臭いセンサ80を設け、前記大便センサ13は、便落下部に設けられ、便の硬度が高い信号ほど大きな吸引力設定で排泄物吸引を行うように制御盤ユニット56で制御するための便の硬度を検知するセンサからなり、前記小便センサ14は、小便の有無を判定し、その信号の程度に応じて排泄物吸引に必要な吸引力を算出するように制御盤ユニット56で制御するための2点を接点に持ち、その間の抵抗を測定するセンサからなる。
大便センサ13の検知信号がなく、小便センサ14の設定時間より短い検知信号のとき吸引モータ31を駆動する頻尿モードと、大便センサ13の検知信号がなく、小便センサ14の設定時間以上の検知信号のとき吸引モータ31を駆動する小モードと、大便センサ13の検知信号があるとき吸引モータ31を駆動する大モードとのいずれかを選択して処理運転する。
頻尿モードは、小便センサ14の設定時間毎の短い検知信号が設定回数未満のとき吸引モータ31を駆動する。
小モードは、小便センサ14の設定時間毎の短い検知信号が設定回数以上のとき吸引モータ31を断続的に駆動して複数回洗浄する。
大モードは、大便センサ13の検知信号があるとき吸引モータ31を断続的に駆動して設定回数洗浄する場合において、洗浄水が不足したときは、設定回数を減らして洗浄する。
吸引モータ31は、連続運転又は駆動と停止を数分単位で断続運転する。
本発明による排泄物処理装置は、図1及び図2に概略の構成図を示しており、図6に全体の斜視図を示している。
これらの図から明らかなように、本発明の排泄物処理装置は、おむつカップ本体10と、機器収納ボックス12と、これらを結合するホースユニット11とで構成されている。
前記おむつカップ本体10は、図4、図5、図14及び図15に示されており、前記特許文献1、2及び3に示したものと略同様のものであるが、本発明では、大便センサ13、小便センサ14の他に、臭いセンサ80を有する。
前記おむつカップ本体10は、横臥している要介護者の股間におむつ54を介在して宛がうもので、底板部71と前板部72と蓋部73からなり、前板部72の下端部から上方に順次汚物排出口74とリターンエア吹き出し口75aと陰部洗浄水吐出口76aとセンサコネクタ78とが設けられている。
前記底板部71の上面には、排泄物受け凹部77が前記汚物排出口74に連通して設けられ、この排泄物受け凹部77の略中央には大便センサ13が取り付けられ、また、この大便センサ13の外周に位置して複数個の小便センサ14が設けられている。前記排泄物受け凹部77には、さらに臭いセンサ80を設ける。
この排泄物受け凹部77の汚物排出口74と反対側には、前記陰部洗浄水吐出口76aと連通する肛門洗浄水吐出口76bとカップ洗浄水吐出口76cが設けられ、さらに、これらの肛門洗浄水吐出口76bとカップ洗浄水吐出口76cの両側には、前記リターンエア吹き出し口75aと連通するリターンエア吹き出し口75bが設けられている。
前記大便センサ13は、便の硬度を検知するためのフォトリフレクタ、歪センサなどからなり、便落下部に設けられ、便の硬度が高いときの信号ほど大きな吸引力設定で排泄物吸引を行うように制御盤ユニット56で制御する。また、前記小便センサ14は、2点を接点に持つ2個一対の構造で、その間の抵抗を測定し、小便の有無を判定し、その信号の程度に応じて排泄物吸引に必要な吸引力を算出するように制御盤ユニット56で制御する。
前記制御盤ユニット56は、図7に示すように、中央制御装置81と、入力装置82と、カウンタ83と、各種センサ84と、RAM85と、ROM86と、駆動装置87で構成され、図8〜図11のフローチャートに示されている各種の処理モードを制御する。
前記入力装置82は、自動運転と手動運転の切り替え、各種モードの指令、設定温度や洗浄水の流量などの設定と変更、その他の指令をするもので、リモコンで構成することもできる。
前記各種センサ84は、大便センサ13、小便センサ14、温度センサ49、バイメタル57、水位センサ58、負圧センサ52、温度センサ45、水位センサ42、温度センサ43、水位センサ41、臭いセンサ80とからなる。
前記カウンタ83は、頻尿数、洗浄回数などを計数し、RAM85に記憶する。
前記RAM85は、入力装置82やカウンタ83のデータなど一時的に記憶する。
前記ROM86は、図8〜図11の処理のための各種制御プログラムを記憶する。
前記駆動装置87は、汚水タンクユニット22、浄化処理ユニット23、吸引モータユニット24、給水ユニット25、リターンエア冷却器26、リターンボックスユニット27、ヒータ44の各駆動部を含み、前記中央制御装置81からの出力で駆動する。
おむつカップ本体10に備わった洗浄口は、前記底板部71から上向きに設けられた肛門洗浄水吐出口76bと、前板部72から略水平な陰部洗浄水吐出口76aからなり、前記肛門洗浄水吐出口76bは+状、前記陰部洗浄水吐出口76aは−状の形状をした噴出口で、+状、−状の水噴射方向および位置関係は男、女、人種間等で異なり、体格に合わせ別々のおむつカップ本体10と交換できるように構成される。
尾てい骨から臀部付近のおむつカップ本体10の底板部71は、臀部付近の褥瘡防止のため、要介護者の身長方向および幅方向に対し可撓性を有する材料が用いられる。
おむつカップ本体10は、ポリアミド系やウレタン、ポリエチレン、ポリエステル、アルキド樹脂などの中程度の高度の樹脂性で、汚物で汚れるのを防止するため表面にフッ素樹脂やシリコン樹脂塗料で保護され、汚物の粘着を軽減し、汚れ難くする。
前記ホースユニット11は、汚物吸引ホース15と,この汚物吸引ホース15から分岐した微風ホース16と,リターンエア吹き出し口75aに連通するリターンエアホース18と,このリターンエアホース18から分岐した微風ホース17と、洗浄水ホース20からなる。
前記汚物吸引ホース15と微風ホース16は、前記汚物排出口74に連通し、汚物用ホース11aとしてまとめてホースコネクタ63により機器収納ボックス12の汚水タンクユニット22に着脱自在に結合される。
前記リターンエア吹き出し口75aに連通したリターンエアホース18と微風ホース17と、陰部洗浄水吐出口76aに連通した洗浄水ホース20は、水・空気用ホース11bとしてまとめてホースコネクタ64を介して機器収納ボックス12の給水ユニット25とリターンボックスユニット27に着脱自在に結合される。
前記大便センサ13、小便センサ14および臭いセンサ80のリード線は、センサコネクタ78を経てホースコネクタ64から制御盤ユニット56に接続される。
ホースユニット11の汚物搬送ホースを水で自動洗浄するため汚物吸引ホース15や微風ホース16などのノズルには、排出された水が当該ホース内で回転してホースの内部を洗浄するような形状と方向をもつように設計されている。
つぎに、機器収納ボックス12は、図16と略同様に、汚水タンクユニット22、浄化処理ユニット23、吸引モータユニット24、給水ユニット25、リターンボックスユニット27からなるが、循環する空気の冷却機構冷却ユニット55と、機器収納ボックス12をコンパクトに組み立てる構成と、汚水タンクユニット22の着脱を容易にした構成を改良している。
まず、図16と同様の構成を図1及び図2に基き説明する。
前記汚水タンクユニット22は、後述する吸引モータユニット24の吸引モータ31によって排泄物及び洗浄後の汚水を内部に吸引収容するもので、汚物吸引ホース15を経由させ、汚水タンク22の内部から吸引モータ31で吸引循環管50から空気を吸引すると、おむつカップ本体10の排泄物受け凹部77の排泄物及び洗浄後の汚水を吸引し、汚水タンク22の内部へ吸引されて収容される。また、汚水タンク22内部では、前記吸引された排泄物及び洗浄後の汚水が吸引循環管50を循環する仕事風により重力分離される。
汚水タンクユニット22に連結された浄化処理ユニット23には、ミスト除去フィルタ28、消臭フィルタ29、殺菌フィルタ30が設けられている。この浄化処理ユニット23内の吸引循環管50には、おむつカップ本体10に繋がるホース類の気密性が保たれているかどうかを検出する負圧センサ52が設けられている。
吸引循環管50とこの吸引循環管50に添って設けられた微風循環管51は、浄化処理ユニット23から吸引モータユニット24のハウジングへ貫通して吸引モータ31に連通し、この吸引モータユニット24から吐出口59を経て冷却ユニット55の冷却ボックス61に導かれている。
前記吸引モータ31には、冷却ファン32が設けられ、冷却風取り入れ口34から取り入れた空気がフィルタ33を経て吸引モータ31を冷却し、冷却風排出口35から排出される。この汚水タンクユニット22には、水位センサ58が設けられている。
前記吸引モータユニット24内の吸引モータ31と冷却ファン32とフィルタ33は、高剛材や制振材で覆い、防震ゴムなどの防震材で加工された振動防止台上又は振動防止スプリング79にて懸垂保持されている。また、送水ポンプ39についても同様である。
前記冷却ボックス61は、機器収納ボックス12の本体の底部に位置して平たい箱状に形成されたもので、この箱体と内部の仕切り板62は、熱伝導性の良い金属板で構成されている。この冷却ボックス61の内部に導かれた吸引循環管50と微風循環管51は、仕切り板62で仕切られながら屈曲し、吐出口60から外部へ導き出される。前記熱伝導性の良い金属板の材質は、銅の他、安価で熱の吸収・放射に適し、しかも加工しやすいアルミニウム押し出し材やアルミニウム圧延板が適しており、更にアルマイト加工又はアルマイト加工後、2次電解着色加工で黒色にすれば熱の吸収・放熱は一層効果的である。
前記吐出口60から導き出された吸引循環管50と微風循環管51は、機器収納ボックス12の内部のリターンボックスユニット27に導かれ、このうち、吸引循環管50の本管は、約90%の仕事風がリターンエアホース18を経ておむつカップ本体10に連結されるが、分岐管が約10%を排出する一部排出ホース19となって外部へ排出される。このリターンボックスユニット27には、温度センサ49とバイメタル57が設けられている。
前記給水ユニット25は、洗浄水タンク36、補助タンク37、温水タンク38、送水ポンプ39、バルブ46、安全タンク40からなり、前記補助タンク37には、水位センサ41が設けられ、前記温水タンク38には、水位センサ42、温度センサ43、ヒータ44が設けられ、前記安全タンク40には、温度センサ45が設けられている。前記バルブ46の吐出側の配管は、前記洗浄水ホース20を介しておむつカップ本体10に連結されている。また、前記バルブ46には、水抜き管47が設けられている。
前記機器収納ボックス12には、制御盤ユニット56が設けられ、この制御盤ユニット56の入力側には、各種センサが接続され、出力側吸引モータ31、冷却ファン32、送水ポンプ39、バルブ46、微風モータ48に駆動制御信号が送られる。
以上のような構成による全体的な概略的作用を説明する。図8〜図11のフローチャートに基づく詳細なモード毎の処理運転は、後述する。
まず、温水タンク38を満タンにし、かつ、汚水タンク22が空かどうかを確認する。温水タンク38が空か、汚水タンク22が満タンの場合、処理運転許可がNOとなり、水位センサ42または水位センサ58からの信号でアラームが表示され、自動運転状態にならない。
要介護者の臀部から股間部にかけておむつ54を介しておむつカップ本体10を装着し、制御盤ユニット56のスタートスイッチをオンにする。この状態でセンサ類(水位センサ41、水位センサ42、温度センサ43、ヒータ44、温度センサ45、温度センサ49、負圧センサ52、バイメタル57、水位センサ58)等は、正常状態で処理運転可能な状態とする。また、吸引モータ31が不作動の状態では、微風モータ48が作動し、おむつカップ本体10から微風ホース16、微風循環管51を通って微風モータ48に吸引され、この微風モータ48から微風ホース17を介して図1及び図2の点線のように微風を送り、リターンエア吹き出し口75aと75bからおむつカップ本体10に送り込んでいる。なお、吸引モータ31が不作動の状態では、微風モータ48は、連続運転をしてもよいし、内部温度上昇の抑制と省電力のために所定時間の断続運転をするようにしてもよい。詳細は、図13に基づき後述する。
ここで、大便センサ13、小便センサ14、臭いセンサ80のいずれかで排泄物が検知されると、一定時間経過後、洗浄水ユニット25から温水が洗浄水ホース20を経ておむつカップ本体10に送り込まれる。洗浄水ユニット25は、温水が人体に対して適温に保たれるように、ヒータ44及び温度センサ43を備えた温水タンク38を備えている。
おむつカップ本体10の陰部洗浄水吐出口76aから温水を陰部に噴射洗浄し、肛門洗浄水吐出口76bから肛門に温水を噴射洗浄し、カップ洗浄水吐出口76cから排泄物受け凹部77に温水を噴射して排泄物を洗浄し、洗浄後の汚水と排泄物は、汚物排出口74へ導かれる。
同時に吸引モータ31が作動し、吸引循環管50から空気を吸引すると、汚物排出口74から汚物吸引ホース15を介して洗浄後の汚水と排泄物が汚水タンクユニット22に吸引される。汚水タンク22の内部から空気を吸引すると、汚水タンク22内部では、吸引された排泄物と汚水が吸引循環管50を循環する仕事風により重力分離される。
ここで、吸引モータ31の吸引力は、大便センサ13と小便センサ14が検知した値により、制御盤ユニット56で設定する。吸引モータ31の出力は、400W〜1kWで、概ね大、中、小に調整される。
汚水タンク22は、汚物量の限度センサである水位センサ58を有し、汚物タンク22の限界線に達すると、その信号が制御盤ユニット56へ送られ、表示板(図示せず)に警告表示されるとともに、看護者又は看護師に電話又は無線電話で連絡される。また、汚水タンク22は、固形汚物と汚水と空気を分離する。
汚水タンクユニット22を通った水分を含んだ仕事風55は、浄化処理ユニット23を通過し清浄化される。このフィルタボックス23は、ミスト除去フィルタ28、消臭フィルタ29、除菌フィルタ30で構成されており、0.3μm以上の粒子が除かれ、本装置から僅かに排出し又は漏れる空気で周囲の環境を悪化させないように工夫されている。
清浄化された仕事風は、吸引モータ31を経て冷却ユニット55の冷却ボックス61へ送られる。
ここで、吸引モータ31は、冷却ファン32により冷却風取り入れ口34からフィルタ33を介して外気を吸引して冷却風排出口35から排気することで冷却される。しかし、吸引モータ31が振動防止、防音のため吸引モータユニット24内で密閉隔離されており、稼動による熱の逃げ場が無く、吸引モータ31の過熱による故障や吸引循環管50を流れる仕事風の過熱による人体の火傷の危険がある。
仕事風が要介護者のおむつカップ本体10に戻るときは大凡30〜42℃に保たれることが望ましい。
そこで、冷却ボックス61の内部では、吸引循環管50と微風循環管51が仕切り板62で仕切られた空間を屈曲しているので、冷却ボックス61と仕切り板62を介して外気と熱交換して冷却されて吐出口60から送り出される。
冷却された吸引循環管50の仕事風は、リターンボックスユニット27の一部排出ホース19から約10%が外気に逃がされ、90%がリターンエアホース18を介しておむつカップ本体10へ送られる。また、微風循環管51と微風ホース17からの微風は、微風モータ48で吸引されて微風排出ホース21から排気される。
一部排出される空気は、高性能フィルタ(HEPAフィルタ)又は紫外線殺菌装置を通して除菌及び殺菌をする。
次に種々の処理モードによる運転を図8に基づき説明する。
1.自動処理モード遷移
A−1:入力装置82により制御盤ユニット56にスタート信号を送る。
A−2:機器収納ボックス12内の温水、温風その他の温度やタンクの水位などが設定値に達するまで待機し、処理運転許可信号が送られるとYESとなって、A−3に移行する。
A−3:大便センサ13がオンであれば、A−9でカウンタ83を0に戻し、D−1に移行し、オフであればA−4に移行する。
A−4:小便センサ14がオンであれば、A−5に移行し、オフであれば、A−10に移行する。
A−5:カウンタ83は所定時間(例えば1秒)毎に計数する。
A−6:カウンタ83がN1=4を計数すると、C−1に移行し、4未満であればA−7に移行する。
A−7:カウンタ83が4を計数するとA−8でカウンタ83を0に戻し、C−1に移行し、4未満であればB−1に移行する。
A−10:前記A−4にて小便センサ14がオフであれば、A−10に移行し、このA−10にて臭いセンサ80がオフであれば、A−3に戻り、オンであれば、F−1に移行する。
F−1:吸引モード処理運転を開始し、吸引モータ31が駆動し、おむつカップ本体10から臭いを吸引し、浄化処理ユニット23の消臭フィルタ29で消臭した空気を循環する。
2.頻尿モード処理運転(図9)
B−1:頻尿モード処理運転を開始する。
B−2:吸引モータ31をオンして吸引を開始し、B−3に移行する。
B−3:大便センサ13がオンであれば、D−1に移行し、オフであれば、B−4に移行する。
B−4:吸引モータ31は吸引時間T1が設定時間(例えば20秒)の間吸引を継続し、経過すると、B−5に移行する。
B−5:吸引モータ31の吸引を停止し、頻尿モード処理運転を停止する。
なお、頻尿運転は、下記の条件が1個でも当てはまるときに行われる。
(1)前回の小運転モードから所定時間T11(例えば60分)以内で小便センサ14を検出したとき。
(2)頻尿運転モード運転連続回数が設定回数N1(例えば4回)未満の時。
備考
(1)手動運転時は頻尿運転なし。
(2)ストップからスタート直後は通常の小、大運転モードになる。
(3)頻尿運転回数が設定回数N1(例えば4回)を超えたとき、小運転モードになる。
頻尿モード解除条件
(1)停止モードになったとき。
(2)大モードで運転したとき。
(3)運転終了後、連続小便センサ14がオンしていたとき。
小モード処理運転(図10)
C−1:小モード処理運転を開始する。
C−2:吸引モータ31で吸引を開始する。
C−3:T1時間(例えば2秒)だけ温水タンク38の安全タンク40を満たす程度に送水ポンプ39を駆動する。
C−4:温度センサ43によりT2時間(例えば2秒)で洗浄水温度を判定する。
C−5:初回だけ送水ポンプ39をT3時間(例えば3秒)駆動する。送水ポンプ39とおむつカップ本体10までの洗浄水ホース20の中に水がないので、初回だけやや長めに駆動する。
C−6:洗浄回数を計数し、+1を加算する。このC−5とC−6工程は、初回洗浄の有無を選択できるようにし、初回洗浄の無を選択したときは、実行されないようにすることができる。
C−7:T4時間(例えば27秒)だけ送水ポンプ39の駆動待ちをする。
C−8:T4時間(例えば27秒)の経過後、T5時間(例えば2秒)だけ送水ポンプ39を駆動する。
C−9:洗浄回数を計数し、+1を加算する。
C−10:小便センサ14がオンした後、大便センサ13がオンしたらD−1モードに移行する。大便センサ13がオフであったら洗浄回数N1=2かどうかを判定し、2に満たない場合は、C−7に戻って待機し、N1=2になったらC−12に移行する。
C−11:洗浄水圧が下がるまでT6時間(例えば2秒)だけ水抜き時間待ちをする。
C−3:水抜き時間の経過後、T7時間(例えば25秒)だけバルブ46を開いて水抜き管47からおむつカップ本体10までの洗浄水を排出する。
C−14:T8時間(例えば5秒)だけ送風して終了待ちをする。
C−15:T8後、吸引モータ31をオフし、運転を終了する。
大モード処理運転(図11)
D−1:大モード処理運転を開始する。
D−2:吸引モータ31で吸引を開始する。
D−3:T1時間(例えば2秒)だけ温水タンク38の安全タンク40を満たす程度に送水ポンプ39を駆動する。
D−4:温度センサ43によりT2時間(例えば2秒)で洗浄水温度を判定する。
D−5:T3時間(例えば4秒)だけ初回の送水ポンプ39を駆動する。
D−6:洗浄回数を計数し、+1を加算する。
C−7:T4時間(例えば26秒)だけ送水ポンプ39の駆動待ちをする。
D−8:T4時間(例えば26秒)の経過後、T5時間(例えば4秒)だけ送水ポンプ39を駆動する。
D−9:洗浄回数を計数し、+1を加算する。
D−10:水位センサ42により温水タンク38の水位不足を検出し、不足(オン)であれば、D−11に移行し、不足していなければ(オフであれば)D−13に移行する。
D−11:残り洗浄回数NがN>2であれば、D−12に移行する。N≦2であれば、洗浄回数が少ないので、さらに洗浄回数を増やすためにD−13に移行する。
D−12:洗浄回数N>2であれば、すでに3回以上洗浄しているので、温水タンク38が水位不足であることから、洗浄回数の上限を2回に減らし、D−13に移行する。
D−13:温水タンク38の水位が不足していないときには、洗浄回数N1=4かどうかを判断し、4未満であれば、D−7に戻って繰り返し、N1=4になるとD−14に移行する。また、温水タンク38が水位不足しているときには、D−12からの指令により、洗浄回数が2回であってもD−14に移行する
D−14:洗浄水圧が下がるまでT6時間(例えば2秒)の水抜き時間待ちをする。
D−15:水抜き時間の経過後、T7時間(例えば25秒)だけバルブ46を開いて水抜き管47からおむつカップ本体10までの洗浄水を排出する。
D−16:T8時間(例えば5秒)だけ送風して終了待ちをする。
D−17:吸引モータ31をオフし、運転を終了する。
本発明の排泄物処理装置は、機器収納ボックス12、冷却ユニット55、汚水タンクユニット22、おむつカップ本体10、ホースユニット11に分離可能にユニット化されて構成され、また、機器収納ボックス12内は、浄化処理ユニット23、吸引モータユニット24、給水ユニット25、リターンボックスユニット27、制御盤ユニット56がユニット化されて分離可能に構成されている。そして、おむつカップ本体10と汚水タンクユニット22は、ホースユニット11の汚物用ホース11aを介してホースコネクタ63で着脱自在に連結され、おむつカップ本体10と機器収納ボックス12のリターンボックスユニット27は、ホースユニット11の水・空気用ホース11bを介してホースコネクタ64で着脱自在に連結されている。また、汚水タンクユニット22は、冷却ユニット55のセット台部68の係止部69に係止するとともに、差し込み口67で着脱自在に取り付けられているので、汚水タンクユニット22をセット台部68から取り外すとともに、ホースユニット11の汚物用ホース11aを仕切り板62で取り外して排泄物を処理上へ持ち込み、取手66で蓋体65を開いて内部の排泄物収容容器(図示せず)を取り出して排泄物を水に流して洗浄する。
したがって、各ユニット間を繋ぐ配管・配線類は一体にセットされており、ワンタッチで脱着可能で、故障などでユニット交換あるいはメンテナンス時の復旧が容易である。
温水タンク38の水は、使用されると洗浄水タンク36から補助タンク37を経て送水ポンプ39で圧送され温水タンク38を満たす。補助タンク37は水位センサ41を備えており、空になると制御盤ユニット56にアラームが表示される。
制御盤ユニット56は、マニュアルでも要介護者臀部を洗浄することができるとともに、洗浄水ホース20からの洗浄水で本装置の配管類の洗浄に使うこともできる。
排泄物を検知しない通常の動作状態であって、吸引モータ31が作動しないときには、微風モータ48が稼働しており、要介護者の臀部や股間部にリターンエアホース18を介してリターンエアを送り乾燥させるとともに、装置配管類の乾燥も行う。即ち、微風モータ48を稼働して微風ホース16、微風循環管51、冷却ボックス61、ホースユニット11の微風ホース17で微風を循環する。これにより、吸引モータ31を高速稼働の後、即停止したときに吸引モータ31の内部温度の逃げ道が無く、吸引モータ31の過加熱することがあっても、それを防ぐ目的もある。
リターンボックスユニット27の内部に設けられた微風モータ48の空気は、バイメタル57により人体に対し適温になるように設定され、適温を超えると微風モータ48を逆回転して熱くなったおむつカップ本体10の空気を微風ホース17から吸引して微風排出ホース21で外気に排出する。
吸引モータ31の作動時(汚物処理時)は、常に循環する仕事風としての空気の10%程度を排出し、不足分はおむつカップ本体10に取り付けたおむつ54と要介護者臀部との隙間から取り入れる。
前記冷却ユニット55には、仕切り板62の他に、フィンを設けることにより冷却効果を高めることができる。
大便センサ13と小便センサ14からの制御盤ユニット56への信号がなく、睡眠時間外で設定時間(例えば6時間)以上排尿排便が行われないと判断されるときは、制御盤ユニット56にアラーム表示され、介護者や看護師に知らせるようにすることができる。
図13は、本発明による排泄物処理装置のモータ吐出口、冷却ユニット吐出口、リターンエアホースカップ部の特性曲線であり、実線は、1時間の連続吸引運転の特性曲線を表し、点線は、5分駆動、1分休止の断続運転の特性曲線を表している。
モータ吐出口59の温度は、連続運転では、最大80℃まで上昇し、断続運転では、58〜62℃を繰り返している。
冷却ユニット吐出口60の温度は、連続運転では、最大70℃まで上昇し、断続運転では、50℃程度であった。
リターンエアホースカップ部における体感温度は、連続運転では、最大55度まで上昇し、断続運転では、31〜35℃を繰り返している。
なお、モータ吐出口59については、吸引モータ31を停止すると、連続運転で、かつ、冷却ユニット55なしでは100℃近くまで上昇するが、本発明では、冷却ユニット55を設けているので、70度程度まで抑えることができた。また、実際には一時間の連続運転を行うことはない。
図12(a)は、小便センサ14が小便を検知した場合の電圧波形で、電圧波形が小さく長時間である。しかも小便の場合は小便センサ14の導通の確認で再確認するようになっている。このような信号の場合、制御盤ユニット56は、適正量まで給水を行いレベル小で吸引するように制御する。
図12(b)は、大便センサ13が軟便を検知した時の波形で電圧レベルは比較的低く、小便センサ14では検知されず、このような信号の場合、制御盤ユニット56は、適正量まで給水を行いレベル中で吸引するように制御する。しかし、一般的には大小同時に排泄される場合が多く、小便センサ14の抵抗値と大便センサ13の電圧のバランスで判断する。このような信号の場合、制御盤ユニット56は、適正量まで給水を行いレベル中で吸引するように制御する。
図12(c)は、大便センサ13が硬便を検知した場合の電圧波形である。電圧が高く短時間で、小便センサ14の抵抗値が高ければ小便は無いと判断し、このような信号の場合、制御盤ユニット56は、適正量まで給水を行いレベル大で吸引するように制御する。
図12(d)は、浄化処理ユニット23の内部の負圧センサ52が捉えた通常の汚水を吸引した場合の正常な電圧波形で、吸引動作が正常と判断され、要介護者の臀部の微風乾燥を行う。
12(e)は、浄化処理ユニット23の内部の負圧センサ52が捉えた硬い又は大量の便を通常の吸引力で吸引した場合の電圧波形で、吸引がスムーズにいかない場合の電圧波形である。このような信号の場合、制御盤ユニット56は、アラームを表示し又は介護者や介護士に連絡し、マニュアル作業で汚水を排出する。
意識不明などの重傷要介護者の場合,本発明者等が先に提案した特願2009−188505号(特開2010−284498号)の生体情報を収集し伝達する装置をベッドの間に、本発明の排泄物処理装置と併設設置し、要介護者の排尿排便情報と生体異常情報とを得ることにより、要介護者の排尿排便意思の程度や病状の進行程度や回復程度を、一般的な重傷患者に設置する大掛かりな生体情報システムを設置せずに、要介護者の突然の病状を知ることができる。
10…おむつカップ本体、11…ホースユニット、12…機器収納ボックス、13…大便センサ、14…小便センサ、15…汚物吸引ホース、16…微風ホース、17…微風ホース、18…リターンエアホース、19…一部排出ホース、20…洗浄水ホース、21…微風排出ホース、22…汚水タンクユニット、23…浄化処理ユニット、24…吸引モータユニット、25…給水ユニット、26…リターンエア冷却器、27…リターンボックスユニット、28…ミスト除去フィルタ、29…消臭フィルタ、30…殺菌フィルタ、31…吸引モータ、32…冷却ファン、33…フィルタ、34…冷却風取り入れ口、35…冷却風排出口、36…洗浄水タンク、37…補助タンク、38…温水タンク、39…送水ポンプ、40…安全タンク、41…水位センサ、42…水位センサ、43…温度センサ、44…ヒータ、45…温度センサ、46…バルブ、47…水抜き管、48…微風モータ、49…温度センサ、50…吸引循環管、51…微風循環管、52…負圧センサ、53…ドレイン、54…おむつ、55…冷却ユニット、56…制御盤ユニット、57…バイメタル、58…水位センサ、59…吐出口、60…吐出口、61…冷却ボックス、62…仕切り板、63…ホースコネクタ、64…ホースコネクタ、65…蓋体、66…取手、67…差し込み口、68…セット台部、69…係止部、70…キャスタ、71…底板部、72…前板部、73…蓋部、74…汚物排出口、75a、75b…リターンエア吹き出し口、76a…陰部洗浄水吐出口、76b…肛門洗浄水吐出口、76c…カップ洗浄水吐出口、77…排泄物受け凹部、78…センサコネクタ、79…振動防止スプリング、80…臭いセンサ、81…中央制御装置(CPU)、82…入力装置(リモコン)、83…カウンタ、84…各種センサ、85…RAM、86…ROM、87…駆動装置。

Claims (8)

  1. 機器収納ボックス12には、汚水タンクユニット22と浄化処理ユニット23と吸引モータユニット24と給水ユニット25とリターンボックスユニット27を具備し、おむつカップ本体10と機器収納ボックス12をホースユニット11で連結し、前記給水ユニット25の送水ポンプ39から送られた洗浄水をおむつカップ本体10内に噴射し、このおむつカップ本体10で泌尿器と排泄物を洗浄し、汚物を前記吸引モータユニット24の吸引モータ31の仕事風にて吸引し、前記汚水タンクユニット22で汚物から排泄物と洗浄水を分離収納して前記仕事風のみを浄化処理ユニット23で浄化処理し、吸引モータ31とリターンボックスユニット27を経て前記おむつカップ本体10へ吸引循環管50で戻して循環する排泄物処理装置において、前記おむつカップ本体10は、臀部を載せ排泄物受け凹部77を有する底板部71とこの排泄物受け凹部77に連通する汚物排出口74を有する前板部72とを具備し、前記排泄物受け凹部77には、大便センサ13と小便センサ14が設けられるとともに、前記汚物排出口74と反対側に肛門洗浄水吐出口76bとカップ洗浄水吐出口76cが設けられ、前記前板部72には陰部洗浄水吐出口76aが設けられ、前記大便センサ13は、便落下部に設けられ、便検知時の電圧と時間軸の検知波形を出力し、電圧が設定値より高いか否か、検出時間が短いか否かにより便の硬度を判断する信号を出力するものからなり、前記小便センサ14は、2個一対の構造で、その間の抵抗値の変化に伴う電圧波形により小便の有無を判断する信号を出力するものからなり、前記便の硬度の程度と小便の有無により制御盤ユニット56で制御するための排泄物吸引に必要な吸引力を算出するようにしたことを特徴とする排泄物処理装置。
  2. おむつカップ本体10は、樹脂性で、少なくとも排泄物受け凹部77の表面が汚物で汚れにくい塗料で保護されたことを特徴とする請求項1の排泄物処理装置。
  3. 汚水タンクユニット22内に、排泄物の満杯を知らせる水位センサ58を設けたことを特徴とする請求項1の排泄物処理装置。
  4. 機器収納ボックス12には、汚水タンクユニット22と浄化処理ユニット23と吸引モータユニット24と給水ユニット25とリターンボックスユニット27を具備し、おむつカップ本体10と機器収納ボックス12をホースユニット11で連結し、前記おむつカップ本体10内の小便センサ14及び/又は大便センサ13が検知したとき、前記給水ユニット25の送水ポンプ39から送られた洗浄水をおむつカップ本体10内に噴射し、このおむつカップ本体10で泌尿器と排泄物を洗浄し、汚物を前記吸引モータユニット24の吸引モータ31の仕事風にて吸引し、前記汚水タンクユニット22で汚物から排泄物と洗浄水を分離収納して前記仕事風のみを浄化処理ユニット23で浄化処理し、吸引モータ31とリターンボックスユニット27を経て前記おむつカップ本体10へ吸引循環管50で戻して循環する排泄物処理方法において、前記おむつカップ本体10は、臀部を載せ排泄物受け凹部77を有する底板部71とこの排泄物受け凹部77に連通する汚物排出口74を有する前板部72とを具備し、前記排泄物受け凹部77には、大便センサ13と小便センサ14が設けられるとともに、前記汚物排出口74と反対側に肛門洗浄水吐出口76bとカップ洗浄水吐出口76cが設けられ、前記前板部72には陰部洗浄水吐出口76aが設けられ、前記大便センサ13は、便落下部に設けられ、便検知時の電圧と時間軸の検知波形を出力し、電圧が設定値より高いか否か、検出時間が短いか否かにより便の硬度を判断する信号を出力するものからなり、前記小便センサ14は、2個一対の構造で、その間の抵抗値の変化に伴う電圧波形により小便の有無を判断する信号を出力するものからなるものを備え、前記大便センサ13の検知信号がなく、前記小便センサ14の設定時間より短い検知信号のとき吸引モータ31を駆動する頻尿モードと、前記大便センサ13の検知信号がなく、前記小便センサ14の設定時間以上の検知信号のとき吸引モータ31を駆動する小モードと、前記大便センサ13の検知信号があるとき吸引モータ31を駆動する大モードとのいずれかを選択して処理運転するようにしたことを特徴とする排泄物処理方法。
  5. 頻尿モードは、小便センサ14の設定時間毎の短い検知信号が設定回数未満のとき吸引モータ31を駆動するようにしたことを特徴とする請求項記載の排泄物処理方法。
  6. 小モードは、小便センサ14の設定時間毎の短い検知信号が設定回数以上のとき吸引モータ31を断続的に駆動して複数回洗浄するようにしたことを特徴とする請求項記載の排泄物処理方法。
  7. 大モードは、大便センサ13の検知信号があるとき吸引モータ31を断続的に駆動して設定回数洗浄する場合において、洗浄水が不足したときは、設定回数を減らして洗浄するようにしたことを特徴とする請求項記載の排泄物処理方法。
  8. 吸引モータ31は、5分駆動と1分停止で断続運転するようにしたことを特徴とする請求項記載の排泄物処理方法。
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