JP3376769B2 - おむつの交換時期検知装置 - Google Patents

おむつの交換時期検知装置

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JP3376769B2 JP18570195A JP18570195A JP3376769B2 JP 3376769 B2 JP3376769 B2 JP 3376769B2 JP 18570195 A JP18570195 A JP 18570195A JP 18570195 A JP18570195 A JP 18570195A JP 3376769 B2 JP3376769 B2 JP 3376769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おむつの交換時期
を検知するために用いられる検知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、おむつの交換時期を検知する
方法として、例えば特開平1−295149号公報や特
開平2−174846号公報に開示されているように、
おむつの中に一対の電極を備えた検知センサを配設し、
その電極間の抵抗値変化や容量変化を検出することによ
り、排尿に伴うおむつの濡れを検知するようにしたもの
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検知センサのように、電極間の抵抗値変化や容量変
化によっておむつの状態を把握するタイプのものにおい
ては、長期間の使用によって、センサ電極の性能特性が
変化してくるため、おむつの最適な交換時期を検知でき
ない場合があった。
【0004】そのため、おむつがそれほど濡れてはいな
いのに交換時期が到来したと検知して、おむつの交換回
数が必要以上に増えてしまったり、また逆に、おむつが
交換しなければならないほどに濡れているのに交換時期
の到来が検知されず、おむつを付けている者に不快感を
与えてしまう、といった問題が生じていた。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、おむつの交換時期を正確に検知できるよう
にすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の本発明は、おむつの中に配
設されると共に、排尿を検出するための少なくとも一対
の電極を備えたおむつの交換時期検知センサと、前記電
極間の電気的特性を測定する特性測定手段と、該特性測
定手段の測定結果に基づき、おむつの交換時期の到来を
検知する検知手段と、を備えたおむつの交換時期検知装
置において、前記電極における所定の2点間の抵抗値を
測定する抵抗値測定手段と、該抵抗値測定手段の測定結
果に基づき、前記電極全体の抵抗値を推定する推定手段
と、該推定手段の推定結果と予め記憶された前記電極の
初期抵抗値とに基づき前記特性測定手段の測定結果を補
正し、該補正後の測定結果を前記検知手段に出力する補
正手段と、を備えたことを特徴とするおむつの交換時期
検知装置を要旨としている。
【0007】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載のおむつの交換時期検知装置において、前記検
知手段は、前記特性測定手段の測定結果と予め設定され
た判定基準値とを比較することにより、おむつの交換時
期の到来を検知するように構成されており、前記補正手
段は、前記特性測定手段の測定結果を補正することに代
えて、前記判定基準値を補正すること、を特徴とするお
むつの交換時期検知装置を要旨としている。
【0008】そして、請求項3に記載の本発明は、おむ
つの中に配設されると共に、排尿を検出するための少な
くとも一対の電極を備えたおむつの交換時期検知センサ
と、前記電極間の電気的特性を測定する特性測定手段
と、該特性測定手段の測定結果に基づき、おむつの交換
時期の到来を検知する検知手段と、を備えたおむつの交
換時期検知装置において、前記電極における所定の2点
間の抵抗値を測定する抵抗値測定手段と、該抵抗値測定
手段の測定結果に基づき、前記電極全体の抵抗値を推定
する推定手段と、該推定手段の推定結果に基づき前記電
極が使用限界に達したか否かを判定する寿命判定手段
と、該寿命判定手段により前記電極が使用限界に達した
と判定されると、その旨を報知する寿命報知手段と、を
備えたことを特徴とするおむつの交換時期検知装置を要
旨としている。
【0009】
【発明の実施の形態、及び発明の効果】上記のように構
成された請求項1に記載のおむつの交換時期検知装置に
おいては、排尿を検出するための少なくとも一対の電極
を備えたおむつの交換時期検知センサが、おむつの中に
配設される。そして、特性測定手段が、交換時期検知セ
ンサの電極間の電気的特性を測定し、検知手段が、特性
測定手段の測定結果に基づいて、おむつの交換時期の到
来を検知する。例えば、おむつ内の尿による濡れ面積が
大きくなるほど、電極間にて尿により導通される部分が
多くなるため、電極間の導電率が大きくなる(抵抗値が
小さくなる)。よって、電極間の導電率を測定し、その
導電率の値が所定値以上になったときに、おむつの交換
時期が到来したと検知することができる。
【0010】ここで、請求項1に記載のおむつの交換時
期検知装置では、抵抗値測定手段が、交換時期検知セン
サの電極における所定の2点間の抵抗値を測定し、推定
手段が、抵抗値測定手段の測定結果に基づいて電極全体
の抵抗値を推定する。そして、補正手段が、推定手段の
推定結果と予め記憶された電極の初期抵抗値とに基づい
て、特性測定手段の測定結果を補正し、その補正後の測
定結果を検知手段に出力する。すると、検知手段は、上
記補正後の測定結果に基づいて、おむつの交換時期の到
来を検知する。
【0011】つまり、この交換時期検知装置では、交換
時期検知センサを構成する電極の現在の抵抗値を推定
し、その推定値と電極の初期抵抗値とに基づいて、検知
手段がおむつの交換時期の到来を検知するために用いる
特性測定手段の測定結果を、補正するようにしている。
【0012】従って、請求項1に記載のおむつの交換時
期検知装置によれば、交換時期検知センサが何度も使用
されて、電極の抵抗値が初期抵抗値から変化してしまっ
ても、その経時変化に応じて特性測定手段の測定結果が
補正されるため、おむつの最適な交換時期を長期間に亘
って正確に検知することができる。
【0013】尚、請求項1に記載の交換時期検知装置で
は、補正手段が特性測定手段の測定結果を補正するよう
にしているが、請求項2に記載のように、検知手段がお
むつの交換時期の到来を検知するために用いる判定基準
値を、補正手段によって補正するように構成してもよ
い。
【0014】そして、このように構成した請求項2に記
載の交換時期検知装置によっても、交換時期検知センサ
の電極の特性が経時変化しても、おむつの最適な交換時
期を正確に検知することができるようになる。一方、請
求項3に記載のおむつの交換時期検知装置においても、
請求項1及び請求項2に記載の交換時期検知装置と同様
に、特性測定手段が、交換時期検知センサの電極間の電
気的特性を測定し、検知手段が、特性測定手段の測定結
果に基づいて、おむつの交換時期の到来を検知する。そ
して、抵抗値測定手段が、交換時期検知センサの電極に
おける所定の2点間の抵抗値を測定し、推定手段が、抵
抗値測定手段の測定結果に基づいて電極全体の抵抗値を
推定する。
【0015】ここで特に、請求項3に記載のおむつの交
換時期検知装置では、寿命判定手段が、推定手段の推定
結果に基づいて、電極が使用限界に達したか否かを判定
し、寿命判定手段によって電極が使用限界に達したと判
定されると、寿命報知手段が、その旨を報知する。
【0016】従って、請求項3に記載のおむつの交換時
期検知装置によれば、交換時期検知センサの電極が経時
変化によって使用に耐えれない程に劣化してしまった場
合には、その旨が報知される。よって、本来の性能が発
揮できない検知センサが用いられてしまうことを事前に
防止することができ、この結果、おむつの最適な交換時
期を正確に検知することができるようになる。
【0017】ところで、一対の電極を備えた交換時期検
知センサでは、電極に導電性材料を被覆するようにし、
電極の抵抗率と導電性材料の抵抗率とを適宜選択するこ
とによって、尿の個人差による電極間の導電率の変動を
抑制すると共に、おむつの濡れ面積に応じて電極間の導
電率を変化させることができ、延いては、おむつの交換
時期をより正確に検知することができるようになる。
【0018】そして、この場合、電極の抵抗率を導電性
材料の抵抗率よりも小さく設定することが望ましい。つ
まり、導電性材料の抵抗率を大きく設定することによっ
て、尿の個人差による同じ濡れ面積での電極間の導電率
の変動を抑制し、且つ電極の抵抗率を小さく設定するこ
とによって、おむつの濡れ面積に応じた電極間の導電率
変化(即ち出力特性)を得ることができる。
【0019】尚、電極は、銀、金、カーボン、アルミニ
ウム、或いは銀とカーボンとの複合材料等、様々な導電
材料によって形成することができる。また、電極を被覆
する導電性材料としては、カーボンペースト、導電性ゴ
ム、導電性シリコーンや、ポリアセチレン等の高分子材
料等を用いることができ、更に、電極表面に酸化皮膜を
形成するようにしてもよい。
【0020】また、洗濯時の漂白剤による酸化に対して
耐性を有する導電性材料によって、電極を被覆するよう
にしても良い。このような交換時期検知センサによれ
ば、漂白剤を用いて洗濯しても、電極が漂白剤から保護
されて、耐久性を格段に向上させることができ、この結
果、おむつの交換時期を長期間に亘って正確に検知する
ことができるようになる。尚、この場合の導電性材料と
しては、カーボンペーストや導電性シリコーンが適して
いる。
【0021】一方、電極は、フィルム状のもの等、可撓
性を有するものであればよいのであるが、電極を導電糸
又は金属細線によって形成してもよい。そして、この構
成によれば、電極をおむつに直接縫い込むことができる
ようになり、交換時期検知センサをおむつと一体化する
場合に有利である。尚、導電糸としては、金属繊維をよ
りあわせたものも含む。
【0022】また、電極は、上記のようにおむつと一体
化するようにしてもよいが、電極を所定の基材上に配設
するようにしてもよい。そして、この構成によれば、交
換時期検知センサをおむつと別体で形成する場合に有利
である。尚、電極を配設するための基材としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニデン、ポリイミド、シリコーンゴム、シリコ
ーン樹脂、布、紙等の材料を用いることができる。ま
た、基材上に設ける電極としては、導電糸や金属細線で
あってもよい。
【0023】
【実施例】以下、本発明が適用された実施例について、
参考例と共に、図面を用いて説明する。尚、本発明は、
下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術
的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言う
までもない。
【0024】(第1参考例) まず、図1は第1参考例のおむつの交換時期検知センサ
(以下、単に、検知センサという)2の構成を表す構成
図である。尚、図1(A)は、検知センサ2の正面図で
あり、図1(B)は、図1(A)のA−A断面を拡大し
て表す図であり、図1(C)は、図1(A)のB−B断
面を拡大して表す図である。また、以下の第1参考例に
関する説明において、上・下を示す記載は、図1(A)
に基づくものである。
【0025】図1に示すように、第1参考例の検知セン
サ2は、帯状の基材4と、基材4の上に所定間隔を空け
て平行に形成された一対の電極6,8と、各電極6,8
を夫々覆う導電性の被覆部10とから構成されている。
ここで、検知センサ2の上端部分は、後述する検知器1
2(図2参照)との接続部2aになっており、その接続
部2aにおいてのみ電極6,8には被覆部10が設けら
れておらず、電極6,8は露出している。そして、電極
6,8の上端には、夫々、上記検知器12内の測定電極
と接触する接触部6a,8aが形成されている。また、
この検知センサ2では、接続部2aより下方の部分、即
ち電極6,8に被覆部10が設けられた部分が、おむつ
の排尿による濡れ状態を検出するための測定部2bにな
っている。
【0026】尚、本第1参考例において、基材4は、ポ
リエチレンテレフタレートによって、幅20mm、長さ3
10mm、厚さ75μm に形成されている。そして、電極
6,8は、体積抵抗率が10-3〜10-4Ω・cmの銀ペー
ストを、基材4上に印刷することにより形成されてお
り、その寸法は、幅4mm、長さ300mm、厚さ0.3mm
に設定されている。また、被覆部10は、体積抵抗率が
15Ω・cmの導電性シリコーン(例えば東芝シリコーン
社製:XE16−508)を、各電極6,8の表面に厚
さ0.3mmで被覆することにより形成されている。
【0027】このように構成された検知センサ2は、図
2に例示するように、その測定部2bが、おむつ14の
吸収層14aの内部、或いは吸収層14aの表面に配設
されると共に、その接続部2aが、おむつ14の胴回り
部に取り付けられた検知器12に接続される。尚、本参
考例では、検知センサ2の接続部2aを検知器12の挿
入口12aに挿入すると、電極6,8の接触部6a,8
aが検知器12内の測定電極に接触するように構成され
ている。
【0028】一方、検知器12は、検知センサ2の電極
6と電極8との間の導電率を測定し、その測定値が所定
の判定基準値以上になると、おむつ14が濡れたと判断
して、その旨をブザーやランプ等で第三者に報知するよ
うに構成されている。次に、本第1参考例の検知センサ
2と、図3(A)に示す如く検知センサ2に対して被覆
部10を備えていない点だけが異なる検知センサ16と
を用いて実施した比較実験について、図3及び図4を用
いて説明する。
【0029】まず、この実験では、尿の代わりに塩化カ
リウム(KCl)水溶液を使用し、検知センサ2と検知
センサ16の夫々について、その下端から上方へ所定の
高さ位置まで塩化カリウム水溶液を浸した際の、塩化カ
リウム水溶液の濃度に対する両電極6,8間の導電率を
測定した。そして、検知センサ16の測定結果は図3
(B)のようになり、検知センサ2の測定結果は図4の
ようになった。
【0030】尚、検知センサ2,16の下端から塩化カ
リウム水溶液を浸した位置までの長さは、おむつ14の
濡れ面積に相当し、以下、この長さを「浸水長さ」とい
う。また、以下の説明及び図3〜図5において、単位
「mS」は、「ミリ・ジーメンス」であり、面積が1平
方センチメートルで長さが1センチメートルの物体の抵
抗値の逆数を表している。そして、単位「N」は規定度
を表している。
【0031】ここで、生化学データブック(日本化学会
編)によれば、尿の導電率は、個人差や日変動等を加味
すると13mSから33mSの範囲であり、塩化カリウ
ム水溶液の濃度に換算すると、0.1Nから0.4Nに
相当する。よって、0.1Nから0.4Nの塩化カリウ
ム水溶液に対して電極6,8間の導電率が変化しなけれ
ば、尿の個人差等に影響されることなく、おむつの交換
時期を検知できることとなる。
【0032】ところが、図3(B)に示されるように、
電極6,8に被覆部10が設けられていない検知センサ
16(即ち従来の検知センサ)の場合には、電極6,8
間の導電率が、塩化カリウム水溶液の濃度に対して直線
的に変化していることが分かる。よって、この検知セン
サ16を用いた場合には、尿の個人差等によって電極
6,8間の導電率が変動してしまい、おむつの交換時期
を正確に検知することができない。
【0033】これに対して、本第1参考例の検知センサ
2の場合では、図4に示されるように、0.1Nから
1.0Nの塩化カリウム水溶液に対して、電極間6,8
の導電率はほとんど変化しない。よって、本第1参考例
の検知センサ2を用いれば、尿の個人差や日変動に影響
を受けることなく、おむつの交換時期を正確に検知する
ことができるのである。
【0034】次に、本第1参考例の検知センサ2を用い
て、所定濃度の塩化カリウム水溶液による浸水長さと、
電極6,8間の導電率との関係を測定した。そして、そ
の結果は、図5のようになった。図5に示されるよう
に、本第1参考例の検知センサ2では、電極6,8間の
導電率が浸水長さに対してほぼ比例している。よって、
本第1参考例の検知センサ2では、おむつ14の濡れ面
積に応じて電極6,8間の導電率が変化するため、おむ
つの濡れ具合いを正確に把握でき、延いては、おむつ1
4の交換時期を正確に検知できる。
【0035】尚、本発明者は、高抵抗電極を使用するこ
とによって、塩化カリウム水溶液の濃度(即ち尿の個人
差)に対する両電極間の導電率の変動を抑制できること
を確認している。そこで、図示はされていないが、体積
抵抗率15Ω・cmの導電性シリコーン自体を電極として
作製し、図5と同様の測定を行った。しかしながら、こ
のように電極自体の抵抗率を単に大きく設定しただけで
は、浸水長さと両電極間の導電率とは比例関係にならな
かった。
【0036】このように、本第1参考例の検知センサ2
によれば、尿の個人差による電極6,8間の導電率の変
動を抑制できると共に、おむつ14の濡れ面積(浸水長
さ)に応じて電極6,8間の導電率を変化させることが
できるため、おむつ14の交換時期を正確に検知するこ
とができる。
【0037】ところで、基材4、電極6,8、及び被覆
部10の材料としては、「発明の実施の形態」項で例示
した様々な材料を用いることができる。また、被覆部1
0を電極6,8の全体に被覆するようにしてもよい。一
方、本第1参考例の検知センサ2は、一対の電極6,8
を備えたものであったが、複数対の電極を設けるように
してもよい。
【0038】また、本第1参考例では、基材4の上に電
極6,8を形成するようにしたが、例えば、図6に示す
ように、導電糸や金属細線からなる電極18と、その電
極18を覆う導電性の被覆部20とから糸状のセンサ電
極21を形成するようにしてもよい。そして、このよう
な構成によれば、図6のセンサ電極21を少なくとも一
対用意して、おむつに直接縫い込むことができ、検知セ
ンサとおむつとを一体化するのに非常に有利である。
尚、図6(A)はセンサ電極21の正面図であり、図6
(B)は図6(A)のC−C断面を拡大して表す図であ
る。
【0039】(第2参考例) 次に、図7は、第2参考例の検知センサ22の構成を表
す構成図である。尚、図7(A)は、検知センサ22の
正面図であり、図7(B)は、図7(A)のD−D断面
を拡大して表す図である。
【0040】図7に示すように、第2参考例の検知セン
サ22は、第1参考例の検知センサ2と同様に、帯状の
基材24と、基材24の上に所定間隔を空けて平行に配
設された一対の電極26,28と、各電極26,28を
夫々覆う導電性の被覆部30とから構成されている。但
し、この検知センサ22では、基材24が、ポリ塩化ビ
ニルによって形成されている点と、各電極26,28
が、体積抵抗率が10-3〜10-4Ω・cmの導電糸によっ
て形成されている点とが、第1参考例の場合と異なって
いる。
【0041】尚、この検知センサ22においても、被覆
部30は、第1参考例の被覆部10と同じ導電性シリコ
ーンによって形成されているが、この導電性シリコーン
は、洗濯時の漂白剤による酸化に対して耐性を有してい
る。そして、この検知センサ22も、第1参考例の検知
センサ2と全く同様に、おむつ14の中に配設されると
共に、所定の検知器12に接続されて使用される。
【0042】次に、このように構成された第2参考例の
検知センサ22と、検知センサ22に対して被覆部30
を備えていない点だけが異なる検知センサ(図示略)と
を用いて実施した比較実験について説明する。この実験
では、検知センサ22と、被覆部30を備えていない検
知センサとの夫々について、家庭等で洗濯時に一般的に
使用される漂白剤に対する特性変化を測定した。即ち、
漂白剤として花王社製のハイター(商品名)を使用し、
その漂白剤を10cc/Lの濃度に希釈した水溶液中に、
上記各検知センサを浸した。そして、その浸した日数に
対する電極26,28間の導電率の変化率を測定し、図
8に示す結果を得た。
【0043】尚、この実験で測定した導電率とは、上記
各検知センサを所定濃度の塩化カリウム水溶液に所定の
浸水長さで浸した際の、電極26,28間の導電率であ
り、図8の縦軸に示される変化率(%)とは、検知セン
サを漂白剤に浸す前の導電率の初期値と、その後の導電
率との比に100を乗じた値である。また、図8におい
ては、「被覆を行った導電糸」と書かれたラインが、検
知センサ22の測定結果であり、「導電糸」と書かれた
ラインが、被覆部30を備えない検知センサの測定結果
である。
【0044】図8に示されるように、被覆部30を備え
た検知センサ22では、被覆部30を備えない検知セン
サに比べて、電極26,28間の導電率の変化が極めて
小さく抑えられていることが分かる。従って、被覆部3
0を備えた本第2参考例の検知センサ22によれば、漂
白剤を用いて洗濯しても、電極26,28が漂白剤から
保護されて、耐久性を格段に向上させることができ、こ
の結果、おむつの交換時期を長期間に亘って正確に検知
することができる。
【0045】尚、第2参考例では、被覆部30の材料と
して導電性シリコーンを使用したが、その材料として
は、漂白剤に対し耐性があり、且つ導電性を有するもの
であれば何でもよい。また、第2参考例の検知センサ2
2では、基材24の上に電極26,28を配設するよう
にしたが、基材24を排除して、被覆部30によって被
覆された電極26,28を、所定の布等に縫い込んでセ
ンサ布を形成したり、或いは、おむつに直接縫い込むよ
うにしてもよい。
【0046】(実施例) 次に、実施例のおむつの交換時期検知装置(以下、単
に、検知装置という)31について、図9を用いて説明
する。図9(A)に示すように、本実施例の検知装置3
1は、図1に示した第1参考例の検知センサ2と、検知
センサ2の電極6,8間の導電率を測定しておむつの交
換時期が到来したことを報知する検知器32とから構成
されている。尚、図9においては、検知センサ2の被覆
部10は省略されている。また、以下の実施例に関する
説明において、上・下を示す記載は、図9(B)に基づ
くものである。
【0047】ここで、検知器32は、検知センサ2の各
電極6,8の上端(接触部6a,8a)に夫々設定され
た測定点S1,S2の間の導電率、即ち両電極6,8間
の導電率を測定する、特性測定手段としての導電率測定
部34と、電極6の上記測定点S1と電極6にて測定点
S1から所定長さL2だけ下方に設定された測定点S3
との間の抵抗値を測定し、その測定値に基づき電極6全
体の抵抗値を推定する、抵抗値測定手段及び推定手段と
しての抵抗値推定部36と、抵抗値推定部36によって
推定された電極6全体の抵抗値と予め記憶された電極6
全体の初期抵抗値とに基づき、導電率測定部34の測定
結果を補正し、その補正後の測定結果を出力する、補正
手段としての補正部38と、補正部38から出力される
上記補正後の測定結果と予め設定された判定基準値とを
比較し、補正後の測定結果の方が大きいと判定すると、
おむつの交換時期が到来したと判定する、検知手段とし
ての交換時期判定部40と、を備えている。
【0048】そして更に、検知器32は、抵抗値推定部
36によって推定された電極6全体の抵抗値が、電極
6,8の使用限界を示す所定値以上になったか否かを判
定する、寿命判定手段としての寿命判定部42と、寿命
判定部42によって電極6全体の抵抗値が使用限界を示
す所定値以上になったと判定されると、その旨を報知す
る寿命報知手段としての報知器44と、を備えている。
尚、報知器44は、交換時期判定部40によっておむつ
の交換時期が到来したと判定された場合にも、その旨を
報知するように構成されている。また、この報知は、ラ
ンプを点灯させたり、ブザーを吹鳴させることによって
行われる。
【0049】このように構成された実施例の検知装置
31においても、第1参考例の場合と同様に、図2に例
示される如く、検知センサ2がおむつ14の中に配設さ
れ、検知器32がおむつ14の胴回り部等に取り付けら
れる。そして、検知器32においては、導電率測定部3
4が、測定点S1,S2の間の導電率(即ち電極6,8
間の導電率)を測定する。
【0050】また、抵抗値推定部36が、電極6の測定
点S1,S3間の抵抗値R2を測定すると共に、その抵
抗値R2を用いて下記の「式1」に基づき、電極6の全
長L1に亘る全体抵抗値R1を推定する。尚、電極8
は、電極6と全く同様に形成されており、しかも両電極
6,8は同じ環境にあるため、電極8の全体抵抗値は、
電極6の全体抵抗値R1と同一であると仮定できる。
【0051】
【数1】 R1=R2×L1/L2 …(式1) すると、補正部38が、抵抗値推定部36によって推定
された電極6の全体抵抗値R1と、予め記憶された電極
6全体の初期抵抗値Rsとの比R1/Rsを求め、その
比R1/Rsに応じて、導電率測定部34の測定結果を
補正する。
【0052】そして、交換時期判定部40が、補正部3
8から出力される上記補正後の測定結果と、予め設定さ
れた判定基準値とを比較し、交換時期判定部40によっ
て、補正後の測定結果の方が大きいと判定されると、報
知器44が、おむつの交換時期が到来したことを報知す
る。
【0053】一方、寿命判定部42は、抵抗値推定部3
6によって推定された電極6の全体抵抗値R1が、電極
6,8の使用限界を示す所定値以上になったか否かを判
定し、寿命判定部42によって、全体抵抗値R1が所定
値以上になったと判定されると、報知器44が、検知セ
ンサ2の電極6,8が劣化して使用限界に達したことを
報知する。
【0054】以上のような実施例の検知装置31によ
れば、検知センサ2が何度も使用されて、その電極6,
8の抵抗値が初期抵抗値から変化してしまっても、その
経時変化に応じて導電率測定部34の測定結果が補正さ
れるため、おむつの最適な交換時期を長期間に亘って正
確に検知することができる。
【0055】しかも、実施例の検知装置31によれ
ば、検知センサ2の電極6,8が経時変化によって使用
に耐えれない程に(即ち、補正部38による補正が困難
な程に)劣化してしまった場合には、その旨が報知され
るため、おむつの交換時期を正確に検知できない検知セ
ンサ2が用いられてしまうことを、事前に防止すること
ができる。
【0056】ところで、上述した検知装置31では、補
正部38が導電率測定部34の測定結果を補正するよう
に構成されていたが、図9(A)の点線で示すように、
交換時期判定部40には導電率測定部34の測定結果を
そのまま入力するようにし、補正部38が、上記抵抗値
の比R1/Rsに応じて、交換時期判定部40の判定基
準値を補正するように構成してもよい。尚、この場合に
は、判定基準値を上記比R1/Rsで割る、といった補
正が考えられる。
【0057】そして、このように構成しても、電極6,
8の経時変化に関わらず、おむつの交換時期を正確に検
知することができるようになる。一方、上記実施例で
は、電極6,8の測定点をS1〜S3の3点としたが、
4点以上であってもよいし、また、電極6,8の夫々に
ついて、部分的な抵抗値R2を測定して、全体抵抗値R
1を推定するようにしてもよい。
【0058】また、上記実施例の検知装置31では、お
むつの中に配設される検知センサとして、第1参考例の
検知センサ2を用いたが、図3に示した従来の検知セン
サ16や、図7に示した第2参考例の検知センサ22
等、様々な構成の検知センサを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例の検知センサの構成を表す構成図
である。
【図2】 図1の検知センサの使用状態を説明する説明
図である。
【図3】 図1の検知センサに対し被覆部を備えない検
知センサを説明する説明図である。
【図4】 図1の検知センサについて、塩化カリウム水
溶液の濃度と両電極間の導電率との関係を測定した結果
を表すグラフである。
【図5】 図1の検知センサについて、所定濃度の塩化
カリウム水溶液による浸水長さと両電極間の導電率との
関係を測定した結果を表すグラフである。
【図6】 図1の検知センサとは異なる他の検知センサ
を説明する説明図である。
【図7】 第2参考例の検知センサの構成を表す構成図
である。
【図8】 図7の検知センサについて、漂白剤に対する
特性変化を測定した結果を表すグラフである。
【図9】施例の検知装置を説明する説明図である。
【符号の説明】
2,16,22…検知センサ 2a…接続部 2b…測定部 4,24…基材 10,20,30…被覆部 6,8,18,26,28…電極 12,32…検知
器 14…おむつ 14a…吸収層 21…センサ電極 31…検知装置 34…導電率測定部 36…抵抗
値推定部 38…補正部 40…交換時期判定部 42…寿命
判定部 44…報知
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢口 克紀 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−159362(JP,A) 特開 昭62−299264(JP,A) 特開 昭60−165560(JP,A) 実開 昭55−38219(JP,U) 実開 昭59−117938(JP,U) 実開 昭61−30010(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24 A61F 13/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 おむつの中に配設されると共に、排尿を
    検出するための少なくとも一対の電極を備えたおむつの
    交換時期検知センサと、 前記電極間の電気的特性を測定する特性測定手段と、 該特性測定手段の測定結果に基づき、おむつの交換時期
    の到来を検知する検知手段と、 を備えたおむつの交換時期検知装置において、 前記電極における所定の2点間の抵抗値を測定する抵抗
    値測定手段と、 該抵抗値測定手段の測定結果に基づき、前記電極全体の
    抵抗値を推定する推定手段と、 該推定手段の推定結果と予め記憶された前記電極の初期
    抵抗値とに基づき前記特性測定手段の測定結果を補正
    し、該補正後の測定結果を前記検知手段に出力する補正
    手段と、 を備えたことを特徴とするおむつの交換時期検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のおむつの交換時期検知
    装置において、 前記検知手段は、前記特性測定手段の測定結果と予め設
    定された判定基準値とを比較することにより、おむつの
    交換時期の到来を検知するように構成されており、 前記補正手段は、前記特性測定手段の測定結果を補正す
    ることに代えて、前記判定基準値を補正すること、 を特徴とするおむつの交換時期検知装置。
  3. 【請求項3】 おむつの中に配設されると共に、排尿を
    検出するための少なくとも一対の電極を備えたおむつの
    交換時期検知センサと、 前記電極間の電気的特性を測定する特性測定手段と、 該特性測定手段の測定結果に基づき、おむつの交換時期
    の到来を検知する検知手段と、 を備えたおむつの交換時期検知装置において、 前記電極における所定の2点間の抵抗値を測定する抵抗
    値測定手段と、 該抵抗値測定手段の測定結果に基づき、前記電極全体の
    抵抗値を推定する推定手段と、 該推定手段の推定結果に基づき前記電極が使用限界に達
    したか否かを判定する寿命判定手段と、 該寿命判定手段により前記電極が使用限界に達したと判
    定されると、その旨を報知する寿命報知手段と、 を備えたことを特徴とするおむつの交換時期検知装置。
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