JP5360853B2 - メタボリック症候群に関する遺伝子検出方法 - Google Patents
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Description
これらの調査結果から、我々は、ヒトのミトコンドリアゲノム多型データベース (http://www.giib.or.jp/mtsnp/index_e.shtml) を構築した。これらのmtSNPデータに基づいて、我々は、蛍光ビーズ法を用いて包括的なmtSNP分析システムを開発した。
Wengらは、中国人成人においてはミトコンドリアDNAの非コード領域における変異の一つである16189位の変異(T>Cトランジション)がメタボリックシンドロームに関連すると報告している(非特許文献15)。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、mtDNAのハプログループに基づき、MSの遺伝的危険度を予測する遺伝子検出方法等を提供すること、及びそれによってMSの発症を予防することにある。
そこで、本発明者らは、鋭意検討の結果、新たなmtSNPの検出法を開発し、日本人における主要な10個のハプログループ(F,B,A,N9a,M7a,M7b,G1,G2,D4及びD5)を迅速かつ的確に分類する検出法を開発した。
つまり、各ハプログループが持っている数個〜二十個程度のmtSNPのうち、適当に1個〜5個のmtSNPを選択することにより、表1に記載のmtSNPsを検出すれば、10個のハプログループへの分類が可能であることを見出した。更に、この方法を用いて、本発明者らは、ミトコンドリアゲノムのコード領域における包括的な多型分析を基にして、日本人におけるMSと主要な10個のハプログループ(F,B,A,N9a,M7a,M7b,G1,G2,D5及びD4)との関係を調べるために、1337名を対象とした大規模な関連解析を行った。その結果、特に女性の場合には、ハプログループN9a、G1及びD5において、MSに対する抵抗性を有することを明らかとし、基本的には本発明を完成するに至った。
研究対象は、互いに血縁関係の無い40歳以上の日本人1337名(男性883名、女性454名)であった。対象者は、2002年10月から2005年3月の間に、3つの研究参加病院(岐阜県立岐阜病院、多治見病院及び下呂温泉病院)の1つを外来した受診者、或いは入院者である。診断は、成人治療パネルIII(非特許文献17)により提唱されたメタボリックシンドローム(MS)に関する修正定義に基づいて行った。この修正版は、スコットランド西部冠動脈疾患予防研究(非特許文献18)及び女性の健康に関する研究(非特許文献19)においても使用されたものである。但し、それらの研究では、ウエストサイズの代わりに体重指標(BMI)が採用されている。日本人及び他のアジア人集団においては、肥満指標のためのBMI基準を改訂する必要性が最近認識されている(非特許文献20)。このため、我々はこの改定基準を基にして、BMI値が25kg/m2以上の者を肥満者とした。
本発明者らが作製したヒトミトコンドリアゲノム多型データベース (http://www.giib.or.jp/mtsnp/index_e.shtml) 及び日本人の系統樹(非特許文献14)を使用して、ミトコンドリアハプログループの分類に有用である166個の多型部位を選択した。更に、本発明者らの鋭意検討に基づき、日本人集団において発見された10個の主要なハプログループ(F,B,A,N9b,M7a,M7b,G1,G2,D4,及びD5)を定義するmtSNPsを選択した。これらのmtSNPsを表1に示した。
本発明者らは、上記1337名の参加者について、これらハプログループとMSとの間の関係について研究を行った。
<多型の遺伝子タイピング>
各参加者から50mmol/L EDTA(ジナトリウム塩)を含む試験管に、7mLの静脈血を採取し、市販のキット(Genomix, Talent, Trieste, Italy)を用いてDNAを分離した。
DNAをPCRにかけ、特定のDNAを増幅した。その際に使用したプライマーを表2及び表3に示した。ミトコンドリアの多型は懸濁液アレイ技術(Luminex 100; Luminex, Austin, TX)を用い、シーケンス特異性オリゴヌクレオチド試験法(G&Gサイエンス株式会社、日本)で決定した。詳細な方法については、既報のもの(非特許文献21)を基本として、適宜に増幅条件を変えて行った。なお、条件については、後に詳述する。
また、ハプロタイピングのために使用したプライマーは、表4〜表9に示した。今回のタイピングには、最大で100種類の多型の判定が行えるものを用いた。186種類のプローブを用いるために、全体を100種類のセット(プローブセットA)と86種類のセット(プローブセットB)とに分けて、タイピングを行った。表4〜表6にはプローブセットAの詳細を、表7〜表9にはプローブセットBの詳細を示した。
表4〜表6については、第1のセット(プローブセットA)について、mtDNAにおける位置(Position)、目的(Purpose)、プローブの塩基配列(Sequence)を示している。また、目的の欄については、「a」が多型チェック用、「b」が野生型チェック用、「p」がPCR産物チェック用、「m」及び「n」がマクロハプログループチェック用のものであることを示している。表7〜表9については、第2のセット(プローブセットB)について、上記と同じ意味である。
表4〜表9に示したプローブセットは、前述の10個のハプログループを分類するmtSNPに加えて、更に細かいサブハプログループを検出するためのプローブを含んでいる。
方法の基本的な考え方は、非特許文献21に記載の通りである。以下には、この方法をmtSNPに応用した本実施形態の方法について説明する。
図1には、Luminex100フローサイトメトリーで検出するマイクロビーズの微細構造と特徴を示した。マイクロビーズ(図中の符号(A))は、直径が約5.5μm程度であり、ポリスチレン製である。ビーズ表面にはカルボキシル基が存在している。このカルボキシル基と、アミノ修飾された核酸プローブとを結合することにより、ビーズ表面に核酸プローブが結合されている。各ビーズには、一種類の核酸プローブが結合されている。このマイクロビーズには、赤色色素と赤外色素との二種類の色素が割合を変化させつつ配されている(Multi-Analyte Microsphere Carboxylated: Luminex, オースチン社(Austin)、米国テキサス州)。こうして、図中の符号(B)に示すように、最大で100種類のものを混合した状態で、各ビーズの同定が行えるようになっている。
本実施例においては、表4〜表6に記載の100種類のプローブを第1セット(セットA)とし、表7〜表9に記載の86種類のプローブを第2セット(セットB)として、2セットを用いることで、合計186種類の多型を検出可能な検出系とした。これら186種類のプローブを用いることにより、ヒトミトコンドリアDNAを少なくとも10種類のハプログループ(F,B,A,N9a,M7a,M7b,G1,G2,D5及びD4)に分類することができる。
<増幅反応(Amplification)>
目的とするDNAフラグメントを増幅するPCR反応には、5’末端をビオチン化したプライマーを用いた。mtDNAフラグメントを増幅するために28−plex PCRを行った。2mM塩化マグネシウムを含む1xPCR溶液(30mM KCl、20mM Tris−HCl、pH8.3)、2.5%DMSO、0.2mM dNTPs、0.1μMずつのプライマーセットを混合し、Taq DNAポリメラーゼ(0.625U)と1ngのゲノムDNAを加えて25μLとした。PCR反応は、95℃で10分間処理の後、94℃で20秒間の変性、60℃で30秒間のアニーリング、及び72℃で30秒間の伸長を1サイクルとし、これを50サイクル繰り返した。最後に、72℃で7分間の伸長反応を行った。機器としてGeneAmp9700サーマルサイクラー(アプライドバイオシステムズ社製)を用いた。
増幅したDNAを変性した後、ビーズミックスとハイブリダイズさせた。96ウエルプレートの各ウエルに、5μLの増幅反応後のPCR増幅液、5μLのビーズミックス、及び40μLのハイブリダイズ用緩衝液(1.5M TMAC、62.5mM TB(pH8.0)、0.5mM EDTA、0.125% N−ラウロイルザルコシン)を添加し、全量50μLとした。この混合液を添加した96ウエルプレートについて、95℃で2分間の変性、及び52℃で30分間のハイブリダイゼーションを行った(GeneAmp9700サーマルサイクラーを用いた。)。
図2中には、増幅したDNAを認識するプローブを有するビーズ(1)のみが、DNAと結合する様子が示されている。
次に、上記ビーズミックス−DNAをSA−PEと反応させた。ハイブリッド工程の後、各ウエルに75μLのPBS−Tween(1xPBS(pH7.5)、0.01% Tween−20)を添加し、1000xgで5分間の遠心を行い、上清を取り去った後、再度100μLのPBS−Tweenを添加し、1000xgで5分間の遠心を行い、上清を取り去ることで、マイクロビーズを洗浄した。各ウエルに残ったマイクロビーズに、それぞれ70μLのSA−PE溶液(PBS−Tweenにより、市販品(G&Gサイエンス株式会社製)を100倍希釈したもの)を添加し混合した後、52℃で15分間の反応を行った(GeneAmp9700サーマルサイクラーを用いた。)。
図2中には、ビーズ(1)のプローブにのみビオチン化DNAが結合しているので、そのビオチンにSA−PEが結合する様子が示されている。
次に、反応後のサンプルはLuminex100を用いて、ビーズ種類の同定と、そのビーズにPEが結合しているか否かを判定した。測定は2種類のレーザを使用して行い、ビーズの種類は635nmレーザにより同定し、PE蛍光は532nmレーザを用いて定量した。オリゴビーズに結合したDNAは1測定あたり各々のビーズを最低50個ずつ測定し、定量されたPEの蛍光強度の中央値(MFI)を使用した。
図2中には、各ビーズ(1)〜(3)が同定され、かつビーズ(1)にのみPEが測定されたことから、ビーズ(1)に結合させたプローブが認識するDNAが増幅された様子が示されている。
量的な臨床データは、MS罹患群と対照群との間で、対応のないスチューデントt検定を用いて比較した。質的なデータは、カイ二乗検定によって比較した。
MSと関連する多型は、交絡因子を含む多項ロジスティック回帰分析法により解析した。このとき、交絡因子については、年齢(age)、性別(gender:0=女性、1=男性)、喫煙状態(smoker:0=非喫煙、1=喫煙)、及び各mtSNPの遺伝子型を独立変数とし、MSを従属変数とした。P値、オッズ比(OR)、及び95%信頼区間(CI)を計算した。特に説明しない限り、0.05未満のP値は統計上有意であると考えた。
<結果>
1337名の被験者に関する基礎的データを表10に示した。
年齢、性別、喫煙状態を補正して多項ロジスティック回帰分析を行った結果、P値が0.05未満で、ハプログループN9aがMSに対する抵抗性に関連した。また、ハプログループN9a,G1,D5の3グループの女性は、MSに対する抵抗性に関連することが明らかとなった(表11)。
我々は、ハプログループの多重比較について、0.005未満のP値が得られた場合に、その関連が有意であると考えた。この基準に基づくと、ハプログループN9aは、女性ではMSに対する抵抗性に有意に関係していた。ステップワイズ前向き選択法の結果、女性については、ハプログループN9aがMSに対する保護因子であることが明らかになった(表12)。しかしながら、男性については、これらのハプログループのうちのいずれもMSとの関連は示されなかった。
表13には、mtSNPsのうち、MSに対する保護因子或いは危険因子として関連するものを示した。なお、表中「*」は、各ハプログループを示すマーカーとして使われたmtSNPsであることを示している。
年齢、性別及び喫煙状態を補正した多項ロジスティック回帰分析によれば、ハプログループD4aを代表するmtSNPである15314G>A(Cytb:A190T)が、全対象者でMSへの抵抗性に関連することが明らかとなった(P<0.05)。
更に、ハプログループN9aを代表する3個のmtSNPsである5231G>A、12372G>A、及び12358A>G、ハプログループN9a2a1を代表するmtSNPである15067T>C、及びサブハプログループG5b1bを代表するmtSNPである3759A>Gは、MSに対する抵抗性と関連があった。これと対照的に、3個のmtSNPs、すなわちサブハプログループF1を代表する12406G>A、サブハプログループD4b2bを代表する9296C>T、及びサブハプログループB4cを代表する15346G>Aは、MSへの感受性に関連があった(P<0.05)。
ハプログループG1を代表する2個のmtSNPsである8200T>C及び15497G>A、サブハプログループG1aを代表するmtSNPである15860A>G、サブハプログループG5b1bを代表するmtSNPである3759A>Gは、MSに対する抵抗と関係があった。
男性の場合は、ハプログループN9b1を代表するmtSNPである5147G>AがMSへの感受性に関係があった(P<0.05)。
我々は166個の異なるmtSNPsに対して修正ボンフェローニ法を適用したが、これらのP値のうちのいずれも有意レベルが0.0003以下を示さなかった。
4個のmtSNPs、すなわち5231G>A、8200T>C、3759A>G、及び15314G>AのMSへの保護作用の全体としての貢献度は、0.0552であった。これは、女性の場合には、これらのmtSNPsがMSへの感受性に影響する重要な遺伝因子であることを示唆している。
我々は1337名に基づく大規模な関連解析を行い、10種類の主要なミトコンドリアハプログループのそれぞれとMSとの間の関係を調査した。これらのハプログループのうち、N9a、G1、及びD5の3つは、女性の場合には、MSに対する抵抗性と有意に関係していた。ハプログループN9aに特有なmtSNPsの大部分は、5231G>A及び12372G>Aを含む同義変異であるが、これらは本研究の遺伝子タイピングを行うのに使用した。
このハプログループにおいて、機能的な多型としては、150C>T及び338C>Tが候補として挙げられる。これらはミトコンドリアゲノムの非コード領域にある。150C>T置換はイタリアの百寿者で最初に報告された(非特許文献22)。また、以前に我々は、この置換がフィンランド人と日本人共に健康な長寿と関連していることを報告した(非特許文献23)。このように、150C>Tは、女性ではMSに対する抵抗性を付与する可能性がある。
ND5はmtDNAにコードされたサブユニットの7個の内の一つであるが、これらのサブユニットは呼吸鎖複合体I(NADH:ユビキノン酸化還元酵素、EC1.6.5.3)の約41個のポリペプチドに含まれる。複合体Iは、NADHから電子を受け取り、それをユビキノン(補酵素Q10)に転送する。その際に得られたエネルギーを用いて、ミトコンドリア内膜を通してプロトンを輸送する。ND5は、おそらく疎水性蛋白質断片の構成成分である。このサブユニットは、複合体Iの機能には欠かすことができない。ND5遺伝子における各種のミスセンス変異(例えば、12706T>C(F24L)、12770A>G(E145G)、13045A>C(M237L)、13084A>T(S250C)、13513G>A(D393N)、13042G>A(A236T)、13730A(E465G))が、レーバー遺伝性視神経萎縮症(LHON)(非特許文献24)、リー症候群(非特許文献25)、或いはミトコンドリア性ミオパチー、脳症、乳酸アシドーシス及び脳卒中様症状を呈する症候群(MELAS)(非特許文献26)の患者において報告されている。従って、12358A>Gによって惹き起こされたThr8Ala置換がND5サブユニット及び複合体Iの機能に影響を及ぼす可能性がある。12358A>Gがミトコンドリアの機能に対して与える影響については、このハプログループを持つmtDNAを導入した細胞を用いた実験により調査されるべきである。
ハプログループG1に特有のmtSNPsのなかでは、15323G>A(Cytb:A193T)または15497G>A(Cytb:G251S)のいずれかは、機能的多型のようである。
国立長寿医療研究センターの加齢に関する縦断的研究(NILS−LSA)の一部としての我々の以前の調査によれば、15497G>A(Cytb:G251S)が、日本人集団の中年及び年配者層における肥満と関係していることが明らかとなった(非特許文献27)。
女性の場合、ハプログループN9a、G1及びD5は、MSに対する抵抗性と関連していた。一方、男性の場合には、このような関係は見出されなかった。遺伝的変異が肥満に関係する度合いが、男性に比して女性ではより高いとの考えを支持する他の証拠がある(非特許文献29、30)。クマジーらは、性相互作用により遺伝子型を導入し、脂肪重量をメンデル混合モデルにて分析したところ、男性では脂肪重量の分散値全体の37%を主な遺伝子が担い、一方女性では43%が担っていた(非特許文献)。しかしながら、我々の知る限りでは、mtDNA多型とMSとの関係における性別の影響に関してほとんど報告がない。以前の関連解析には、核遺伝子多型とMSとの関係について調査がされている。
このように、本実施形態によれば、mtDNAのハプログループを検出することにより、MSの遺伝的危険度を予測することができる。このことにより、MSに対する予防が可能となり、高齢者の健康寿命延長・QOL向上・ねたきり防止ならびに今後の医療費削減など、医学的・社会的に大きく貢献できる。
Claims (2)
- 日本人女性被験者のヒトミトコンドリアDNAにおいて、5231A、12358G、12372Aを有するハプログループN9aと、709A、4833G、5108C、8200C、15497Aを有するハプログループG1と、4883T、5178A、10397Gを有するハプログループD5と、15346Aを有するサブハプログループB4cと、13879Cを有するサブハプログループB4c1b1と、15314Aを有するサブハプログループD4aと、9296Tを有するサブハプログループD4b2bと、8383Cを有するサブハプログループD4d2と、12406Aを有するサブハプログループF1と、15860Gを有するサブハプログループG1aと、3759Gを有するサブハプログループG5b1bと、15067Cを有するサブハプログループN9a2a1または5147Aを有するサブハプログループN9b1であるかを調べ、前記ハプログループN9a、ハプログループG1又はハプログループD5を有する場合に、該日本人女性被験者がメタボリック症候群に抵抗性を備えることを評価するための判断材料の一つとすることを特徴とするメタボリック症候群に関する遺伝子検出法。
- 前記ハプログループの検出方法が、PCR−SSOP−Luminex法であり、この方法の実施に用いるためのオリゴヌクレオチドのうち、
(1)ハプログループN9aの5231Aの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号17:cagctacgca aaatcttagc atacと配列番号18:ttgggcaaaa agccggttag cgであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号90:tccctaggag gcctacccccであり、
12358Gの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号39:aggataacag ctatccattg gtctと、配列番号40:gtggctcagt gtcagttcga gatであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号221:gcacactact atagccaccc tであり、
12372Aの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号39:aggataacag ctatccattg gtctと、配列番号40:gtggctcagt gtcagttcga gatであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号222:agccacccta accctaactt ccであり、
(2)ハプログループG1の709Aの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号1:acatcacccc ataaacaaat aggttと、配列番号2:gcttctattg acttgggtta atcgであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号158:gaactcactg gaatggggatであり、
4833Gの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号15:tccacagaag ctgccatcaa gtaと、配列番号16:gagagtgagg agaaggctta cgtであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号83:aggttaccca aggcgcccctであり、
5108Cの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号17:cagctacgca aaatcttagc atacと、配列番号18:ttgggcaaaa agccggttag cgであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号86:ttatcctaac taccaccgcaであり、
8200Cの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号25:ggggtatact acggtcaatg ctcと、配列番号26:tcattttggt tctcagggtt tgttatであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号193:acgatgggca tgaagctgtgであり、
15497Aの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号51:gacagtccca ccctcacacg atと、配列番号52:gggacggatc ggagaattgt gtであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号147:ccagacctcc taagcgacであり、
(3)ハプログループD5の4883Tの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号15:tccacagaag ctgccatcaa gtaと、配列番号16:gagagtgagg agaaggctta cgtであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号181:aactagcccc tatctcaatであり、
5178Aの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号17:cagctacgca aaatcttagc atacと、配列番号18:ttgggcaaaa agccggttag cgであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号88:tgaaacaaga taacatgacであり、
10397Gの検出については、PCR用プライマーの塩基配列が、配列番号33:acccctacca tgagccctac aaと、配列番号34:gtgagatggt aaatgctagt ataatatであり、多型チェック用のプローブの塩基配列が、配列番号116:taccaattca gcccagtcta atであることを特徴とする請求項1に記載の遺伝子検出方法。
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