JP5360628B1 - エンドレス方式のウインチ、及び該エンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法 - Google Patents

エンドレス方式のウインチ、及び該エンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法 Download PDF

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Abstract

【解決する課題】本発明は、ネット等を連結したロープにかかるテンションの強弱に応じてスムーズにロープを移動することができ、メンテナンスの少ないエンドレス方式のウインチ、及び該エンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法を提供することを課題とする。
【解決手段】駆動源により回転駆動する駆動軸の設けられたウインチ本体と、前記駆動軸に取り付けられた巻回ドラムと、該巻回ドラムの外周に形成された溝に沿って設けられ、該溝に巻回されたロープを押圧する押圧移動体と、前記巻回ドラムの近傍でロープを溝に取り入れ及び取り出し移動する一対の案内ローラから構成されたエンドレス方式のウインチにおいて、前記ウインチ本体には押圧移動体の両端部をそれぞれ連結した揺動板が巻回ドラム方向して移動すべく遊嵌自在に軸支し、且つ常時は揺動板の端部に一端側を固定し他端側をウインチ本体に固定した弾性体で巻回ドラムより離反すべく付勢されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋内に吊り張りするネットに連結したロープを移動するのに用いる、屋外の球技の防球用として吊り張りしたネットに連結したロープを移動するのに用いる、又は屋外のシート、テントに連結したロープを移動するのに用いるエンドレス方式のウインチ、及び該エンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法に関する。
従来、屋内で間仕切り用、及び防球用に使用するネットは、屋内の使用目的に応じて、該当する間仕切り用ネット、及び防球用ネットを開閉移動することで、空間部を閉塞又は開放する。
上記ネットの開閉移動する装置は、空間部の天井側に取り付けられた複数の滑車と、一方の側面に取り付けられたウインチと、ウインチと滑車間に吊り張りした駆動用ロープと、該駆動用ロープに連結した複数の吊り張り用ロープと、上端側を天井側で吊り張り方向に沿って吊り張りした固定用ロープに固定し、前記吊り張り用ロープをネットの縦方向に沿って取り付けられたリングに挿通し下端側で固定したネットから構成され、ウインチを駆動することで駆動用ロープをエンドレス状に移動し各吊り張り用ロープを昇降移動して、ネットを空間部に吊り張り又は収納する。
また、屋外の防球用ネットは、風の影響を受け易く、風が強い日は、ネットを下降する必要がある。
上記屋外のネットの昇降移動する装置は、空間部の外周に沿って立設した複数本の支柱の下端側に取り付けたウインチと、支柱の上端側に取り付けた滑車と、ウインチと滑車との間でエンドレス状に吊り張りした駆動用ロープと、該駆動用ロープに並行に吊り張りしたガイド用ロープと、吊り張り方向に取り付けたリングを前記ガイド用ロープに挿通し、先端側を駆動用ロープに固定したネットから構成され、ウインチを駆動することで駆動用ロープをエンドレス状に移動しガイド用ロープに沿ってネットを昇降移動する。
上記各装置に用いるウインチは、箱状のウインチ本体と、該ウインチ本体に設けられ、別体の駆動源により回転駆動する駆動軸と、該駆動軸に設けられ、外周に略V字状の溝の形成された巻回ドラムと、巻回ドラムの外周に設けられ、ロープを溝側に押圧するローラ状の押圧移動体と、押圧移動体の両端側に連結したバネ等の弾性体と、巻回ドラムへロープを案内移動、及び巻回ドラムよりロープを取り出し移動する案内ローラから構成され、ロープをループ状に移動することで本発明において、エンドレス方式のウインチと定義する。
また、上記押圧移動体の一方の端部のみにバネ等の弾性体を連結したエンドレス方式のウインチとしては、ウインチ本体に回転自在に軸支した揺動板に前記押圧移動体の両端側をそれぞれ連結したウインチがある。
特開2012−46350号公報 特開2010−180056号公報
しかしながら、上記従来のエンドレス方式のウインチは、ロープを溝側に取り入れる際、押圧移動体は両端側又は一端側が弾性体で付勢されているために、一方の端部でロープを溝側に押圧するが、弾性体による付勢ではロープにかかるテンションの強弱に対応して弾性体の延びが相違し、ロープの端部は溝の手前側位置、又は溝に沿って取り入れ部分を過ぎた位置でロープを押圧することとなり、ロープの適切な押圧ができないという欠点があった。
また、取り入れたロープの溝側への押圧位置は、ロープが溝に接する最端部分で押圧するのが最適であるが、ロープにかかるテンションの強弱に応じて最端部分の位置が相違し、適切な位置でロープを押圧するにはテンションに応じて弾性体を取り換える必要あり、弾性体の取替え作業は煩雑であるという欠点があった。
また、上記のように弾性体を変更しても、弾性体が直接押圧移動体の端部に連結されているために、使用時間の長さにより弾性体の弾性力が劣化し最端部分での溝側への押圧は一定しない欠点があった。
また、押圧移動体の両端側を揺動板にそれぞれ連結しても、押圧移動体に直接バネ等の弾性体が設けられているために弾性体の延びに適切に対応することができない欠点があった。
しかも、揺動板は固定軸に対して回転するが、ロープにかかるテンションに応じて該揺動板に軸支した案内ローラが外方向に押圧され揺動板の回転が抑えられ、案内ローラと押圧移動体の連動がスムーズに行えないという欠点があった。
さらに、溝よりのロープの取り出し側では、押圧移動体の他方の端部が溝より離反しロープへの適切な押圧ができないという欠点があった。
そこで、本発明は上記課題を解決し、ロープにかかるテンションの強弱に応じて押圧移動体の一端側を最端部分に位置して巻回ドラムの溝側にロープを押圧しながらスムーズに移動するエンドレス方式のウインチ、及び該エンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法を提供することを特徴とする。
上記課題を解決するエンドレス方式のウインチは、請求項1に記載のように、駆動源により回転駆動する駆動軸の設けられたウインチ本体と、前記駆動軸に取り付けられた巻回ドラムと、該巻回ドラムの外周に形成された溝に沿って設けられ、該溝に巻回されたロープを押圧する押圧移動体と、前記巻回ドラムの近傍でロープを溝に取り入れ及び取り出し移動する一対の案内ローラから構成されたエンドレス方式のウインチにおいて、前記ウインチ本体には、押圧移動体の両端部をそれぞれ連結し、且つ弾性体で巻回ドラムより離反する方向に付勢された揺動板が巻回ドラム方向に並行して移動すべく遊嵌自在に軸支していることを特徴とする。
また、上記課題を解決するエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法は、請求項2に記載のように、ネット等に連結したロープをウインチ本体に設けられた案内ローラで取り入れ、駆動軸の回転駆動で回転する巻回ドラムの外周に形成された溝に押圧移動体で溝側に押圧しながら一方側より取り込み、該溝に沿って巻回した後、巻回ドラムの溝の他方側より案内ローラを介して取り出し移動するエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法において、前記押圧移動体の両端部を離反移動と回動移動との組み合わせによる揺動移動する揺動板に連結するとともに、前記案内ローラを揺動板に回転自在に軸支することで、ロープを巻回ドラムの溝に取り入れ移動する際、ロープにかかるテンションの強弱に応じて案内ローラを押圧して揺動板を揺動し、該案内ローラに連動して押圧移動体の一方の端部を巻回ドラムの溝にロープを取り入れる最端部分まで遊動移動するとともに、該押圧移動体の一方の端部で巻回ドラムの溝内側までロープを押圧することを特徴とする。
発明の作用・効果
本発明のエンドレス方式のウインチ、及び該エンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法の作用、効果を記載する。
先ず、請求項1に記載のエンドレス方式のウインチは、駆動源により駆動軸を回転駆動して巻回ドラムを回転した状態で、ロープをウインチ本体に設けられた案内ローラを介して巻回ドラムの一方側より溝に取り入れ、溝に沿って巻回移動した後、巻回ドラムの他方側で溝より取り出し案内ローラを介してウインチ本体より取り出し移動する。
この際、押圧移動体の両端部をそれぞれ連結した揺動板が巻回ドラム方向に並行して移動すべく遊嵌自在にウインチ本体に軸支し、且つ前記揺動板が弾性体で巻回ドラムより離反する方向に付勢(F1方向)されているために、ロープにかかるテンションの強弱に応じて、押圧移動体の一方の端部側が巻回ドラムの回転方向に強く又は弱く引っ張られ(以下、引張力)、この引張力に応じて揺動板が巻回ドラム側に近接する方向に距離を調整して所望量近接移動(F2方向)しながらロープの取り入れ側を巻回ドラム側へ回動移動(F3方向)する。
この揺動板の近接移動(F2方向)と回動移動(F3方向)との組み合わせによる揺動移動は、ロープにかかるテンションが強い場合は大きな距離を揺動し、テンションが弱い場合は小さな距離を揺動する。
これにより、押圧移動体の一方の端部(ロープ取り入れ側)を巻回ドラムの溝の最端部分(ロープが溝の底に接し溝に巻回される部分)に位置し、ロープを溝側に確実に押圧しロープを溝に沿って取り入れ移動することができる。
このため、巻回ドラムの回転をロープに無駄なく伝動でき、弛み、撓み、又は捩れが発生することなくスムーズなロープ移動を可能とする。
また、上記のように揺動板のロープ取り入れ側が近接移動(F2方向)及び回動移動(F3方向)することで、ロープの溝よりの取り出し側では、揺動板が押圧移動体の他方の端部を離反移動(F5方向)及び巻回ドラムの溝に沿っての回動移動(F4方向)の組み合わせによる揺動により、溝に沿ってロープへの押圧位置を案内ローラ側へ移動し、ロープを適切に溝側に押圧しながら溝よりスムーズに取り出し、案内ローラに沿って取り出し移動することができる。
このため、ロープの移動方向が上記と逆方向に変更した場合であっても、揺動板が遊嵌自在に軸支しているために巻回ドラム側に近接すべく移動しながら上記と逆方向に回動し、巻回ドラムの溝の最端部分を押圧してロープを取り入れ移動し、適切に押圧しながら溝より取り出し移動することができる。
このように、本発明のエンドレス方式のウインチは、揺動体を巻回ドラム側に近接すべく移動するとともに溝へのロープの取り入れ側に回動する移動の組み合わせ(以下、遊動)により、ロープを溝に取り入れる最端部分を常に一定に押圧し、スムーズなロープの移動を可能とする。
また、ロープにかかるテンションの強弱に応じて、揺動板の巻回ドラム側への近接距離を調整することができ、簡易な構成でロープにかかるテンションに対応することができる。
また、押圧移動体に直接弾性体が連結していない構成により、押圧移動体部分で延びが生じることなく連続して溝側へ適切に押圧することができる。
次に、請求項2に記載のエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法は、先ずネット等の連結したロープをウインチ本体に設けられた案内ローラで取り入れ巻回ドラム側に移動する。その後、駆動軸の回転駆動で回転する巻回ドラムの外周に形成された溝に押圧移動体を用いてロープを押圧しながら一方側より取り込み、該溝に沿って巻回する。
その後、巻回ドラムの溝の他方側より案内ローラを介してロープを移動しウインチ本体より取り出し移動する。
上記ロープを巻回ドラムの溝に取り入れ移動する際、ロープにかかるテンションの強弱に応じて案内ローラを遊動移動し、該案内ローラに連動して押圧移動体の一方の端部を巻回ドラムの溝にロープを取り入れる最端部分まで遊動移動するとともに、該最端部分で巻回ドラムの溝内側までロープを押圧する。
このため、ロープにかかるテンションの強弱に応じて相違するロープの最端部分を適切に押圧し、スムーズにロープを移動することができる。
このように、本発明のエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法は、巻回ドラムの溝の最端部分を押圧することでロープを溝側に確実に押圧して取り入れ移動することができる。
また、巻回ドラムとの距離を調整しながら揺動板を移動するために、ロープにかかるテンションに応じて、揺動板の揺動する距離をそれぞれ調整して移動することができる。
本発明の一実施例のエンドレス方式のウインチ、及びエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法について図面に沿って説明する。
図1は本発明のエンドレス方式のウインチの一実施例(第1実施例)を示す概略説明平面図であり、図2は図1の揺動板の移動(取り入れ側)を示す概略説明平面図であり、図3は図1の揺動体の移動(取り出し側)を示す概略説明平面図であり、図4は揺動板の端部で押圧する最端部分を示す概略説明図であり、図5はロープに係るテンションが大の場合を示す概略説明図であり、図6はロープに係るテンションが小の場合を示す概略説明図であり、図7は本発明のエンドレス方式のウインチの他実施例(第2実施例)を示す概略説明平面図であり、図8は図7の揺動体の移動を示す概略説明平面図であり、図9は弾性体の他実施例を示す概略説明平面図であり、図10は弾性体の他実施例を示す概略説明平面図であり、図11は揺動板に形成された孔の他実施例を示す概略説明平面図であり、図12は押圧移動体の端部と揺動板の端部との連結を示す概略説明側面図であり、図13はエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法のフローチャートを示す。
(第1実施例)本発明のエンドレス方式のウインチ1は、矩形状のウインチ本体2と該ウインチ本体2に回転自在に軸支した駆動軸3を回転駆動する駆動源としてのモータ(図示せず)から構成され、前記ウインチ本体2には、駆動軸3に取り付けられ回転駆動する円形状の巻回ドラム4と、該巻回ドラム4の近傍でウインチ本体2に並行に軸支した2本の固定軸5(5A、5B)にそれぞれ回転自在に取り付けられた案内ローラ6(6A、6B)と、前記巻回ドラム4の外周に沿って形勢された略V字状の溝7と、該溝7に沿って設けられ、両端部(8A、8B)を案内ローラ6の近傍に位置し、複数のローラで構成され溝7側にロープ20を押圧する押圧移動体8が設けられている。
上記押圧移動体8の両端部(8A,8B)は、案内ローラ6間でウインチ本体2に固定された固定軸9に巻回ドラム4方向に並行に形成された縦長状の孔10を挿通した板状の揺動板11の上端側端部にそれぞれ連結されている。
上記連結は押圧移動体8の端部8Aを継ピン21で固定することで連結する。又は別体のローラを用いて継ピン21で固定することも可能である。
前記揺動体板11のウインチ本体2への軸支は上記縦長状の孔10に限定されるものでなく、固定軸9より拡径の円形状の孔10に形成してもよい。要は、揺動板11が巻回ドラム4方向に並行して移動すべく遊嵌自在に軸支する構成であれば孔10の形状は限定しない。
また、上記揺動板11の下端側には、一端側をウインチ本体2に連結した弾性体12の一端側が連結され、前記揺動板11を巻回ドラム4から離反する方向に付勢(F1方向)されている。尚、弾性体12の数は特に限定するものでない。要は、押圧移動体8に直接弾性体12を連結しない構成により、弾性体12の延びによる押圧移動体8の長さ調整を必要としない。
上記構成により、揺動板11は常時には弾性体12の付勢(F1方向)により巻回ドラム4より離反した位置に水平状態で位置し、ロープ20を一方の案内ローラ6Aより取り入れると該ロープ20にかかるテンションの強弱に応じて揺動板11が巻回ドラム4側に縦長状の孔10に沿って近接移動(F2方向)、及び固定軸9を中心に溝7側に回動移動(F3方向)する移動の組み合わせによる揺動により、押圧移動体8のロープ20取り入れ側に該当する一方の端部8Aをロープ20が溝4に接する強い押圧位置である最端部分(A部分)に位置し、ロープ20取り出し側に該当する他方の端部8Bを揺動板11により巻回ドラム4より離反する方向へ引っ張り、溝7に沿って他方の案内ローラ6Bに移動した位置でロープ20を溝7側に押圧して取り出し移動する。
本発明のエンドレス方式のウインチ1は上記のように構成され、次にエンドレス方式のウインチ1を用いてネットに連結されたロープ20を移動する場合について説明する。
先ず、駆動軸3を駆動し巻回ドラム4を回転駆動(1方向)した状態でネットに連結されたロープ20をウインチ本体2の一方の案内ローラ6Aを介して取り入れ、巻回ドラム4の溝7側に移動する。
そして、前記ロープ20を巻回ドラム4の溝7に移動し、押圧移動体8の一方の端部8Aでロープ20を溝7の底部分側に押圧する。
この際、ロープ20にかかるテンションの強弱に応じて押圧移動体8の端部8Aで最も適切に溝7側への押圧する位置、すなわち最端部分(A部分)が相違する。
そこで、前記押圧移動体8の両端側をそれぞれ連結した揺動板11を固定軸9に挿通した縦長状の孔10に沿って巻回ドラム4に近接する方向に移動(F2方向)するとともに前記固定軸9を支点として押圧移動体8の一方の端部8A側に回動する回転移動(F3方向)の組み合わせの揺動の大小でテンションの強弱に対応する。
即ち、前記揺動板11は弾性体12で巻回ドラム4より離反する方向に付勢(F1方向)されているために、ロープ20にかかるテンションの強弱に応じて(ロープ20にかかるテンションによりロープ20が押圧移動体8の一方の端部8Aを溝7より浮かせるように移動)、揺動板11を弾性体12による付勢(F1方向)と近接移動(F2方向)と回動移動(F3方向)を調整し揺動することで、前記押圧移動体8の一方の端部8A部分を押圧に最適な最端部分(A部分)に位置する。
このため、ロープ20を常に一定位置で溝7に取り入れ、スムーズなロープ20の移動を行う。
その後、ロープ20を巻回ドラム4の溝7に沿って巻回した後、押圧移動体8の他方の端部8B部分を巻回ドラム4の溝7に沿って他方の案内ローラ6B側に移動し、ロープ20を溝7側に押圧した状態で取り出し、案内ローラ6Bを介してウインチ本体2より取り出す。
即ち、前記揺動板11のロープ20取り入れ側への近接移動(F2方向)と回動移動(F3方向)の組み合わせによる揺動により、ロープ20の取り出し側は揺動板11が離反移動(F5方向)と回動移動(F4方向)の組み合わせによる揺動により、押圧移動体8の他方の端部8Bを溝7側に押圧する位置(B又はC部分)まで移動する。
このように、本願発明のエンドレス方式のウインチ1はロープ20にかかるテンションの強弱に応じて適切な位置である最端部分で巻回ドラム4の溝7部分を押圧してロープ20を移動することができる。
しかも、その構成が簡易であり、頻繁なメンテナンスを必要としない。
(第2実施例)
本発明のエンドレス方式のウインチ1の構成において、第1実施例との相違する構成について説明する。
揺動板11の上端両側を押圧移動体8の両端部8A、8Bに連結するとともに、該連結板11の下端側近傍の両側に並行に2個の案内ローラ6(6A,6B)を揺動板11に固定した軸14(14A、14B)に回転自在に軸支する。
これにより、ロープ20にかかるテンションの強弱に応じて揺動板11を縦長状の孔10に沿って巻回ドラム4側に近接移動するとともに固定軸9を中心として案内ローラ6Aを押圧しながら押圧側に回動移動し、該案内ローラ6Aに連動して押圧移動体8の一方の端部8Aで最端部分を押圧する。
即ち、ロープ20にかかるテンションが強い場合は、案内ローラ6Aを外側へ強い力で押圧(F7方向)しながらロープ20を移動するために、揺動板11は弾性体12の付勢方向(F1方向)とは逆の巻回ドラム4側に強く近接移動(F2方向)しながら前記押圧力(F7方向)に応じて強い力で溝7側に回動移動し、押圧移動体8の取り入れ側の一方の端部8Aを溝7に沿って大きく移動した最端部分(A部分)に位置する。
また、ロープ20にかかるテンションが弱い場合は、案内ローラ6Aを外側へ弱い力で押圧(F7方向)しながらロープ20を移動するために、揺動板11は弾性体12の付勢方向(F1方向)とは逆の巻回ドラム4側に弱く近接移動(F2方向)しながら前記押圧力(F7方向)に応じて弱い力で溝7側に回動移動し、押圧移動体8の取り入れ側の一方の端部8Aを溝に沿って小さく移動した最端部部分(A部分)に位置する。
また、溝7よりのロープ20の取り出し側は、ロープ20にかかるテンションの強弱に応じて揺動板11が離反移動(F5方向)するとともに移動した位置で溝7側に回動移動(F4方向)し、押圧移動体8の他方の端部8Bを溝7に沿って引っ張り該端部8Bでロープ20を溝7側に押圧した状態で溝7より取り出し、前記押圧移動体8の他方の端部8Bと連動して回動した案内ローラ6Bを押圧しながらロープ20を取り出す。
この場合も、ロープ20にかかるテンションの強い場合は、揺動板11の離反移動(F5方向)が大きく、弱い場合は揺動板11の離反移動(F5方向)が小さい。また、他方の端部8Bの回動移動(F4方向)は溝7側に働き、常に溝7側にロープ20を押圧する。
しかも、揺動板11の離反移動(F5方向)と回動移動(F4方向)との組み合わせによる揺動移動も、テンションの強弱に応じて該揺動板11に軸支した案内ローラ6Bは押圧移動体8の他方の端部8Bより常に内側(固定軸9側)位置し、ロープ20を移動ガイドしながら適切に取り出しできる。
このように、案内ローラ6(6A,6B)を揺動板11に軸支することで案内ローラ6(6A,6B)と押圧移動体8を連動することができ、該案内ローラ6(6A,6B)と押圧移動体8でロープ20にかかるテンションの強弱に対応し、ロープ20の溝7への取り入れ側では押圧移動体8の一方の端部8Aを常に最端部分Aで適切に押圧しながら溝7に沿って取り入れでき、また、他方の端部8Bで常にロープ20を溝7側に押圧しながら溝7より取り出しできる。
また、ロープ20にかかるテンションの強弱に応じて一方の案内ローラ6Aを押圧するために揺動板11の近接移動(F2方向)をスムーズに行える。
尚、上記第1及び第2実施例では、揺動板11の他端側とウインチ本体2とに連結した弾性体12としてのバネ(引きバネ)を使用したが、本発明において弾性体12としてのバネはこれに限定されるものでなく、例えば、押しバネを用いる場合は、揺動板11を押すように取り付けることで、同様に揺動板11を巻回ドラム4より離反する方向に付勢することも可能である(図9)、又は板バネからなる弾性体12で当接する揺動板11を付勢することも可能である。
本発明のエンドレス方式のウインチの一実施例を示す概略説明平面図 図1の連結体の移動(取り入れ側)を示す概略説明平面図 図1の連結体の移動(取り出し側)を示す概略説明平面図 押圧体の端部を押圧する最端部分を示す概略説明図 ロープにかかるテンションが大の場合を示す概略説明図 ロープにかかるテンションが小の場合を示す概略説明図 本発明のエンドレス方式のウインチの第2実施例を示す概略説明平面図 図5の揺動体の移動を示す概略説明平面図 弾性体の他実施例を示す概略説明平面図 弾性体の他実施例を示す概略説明平面図 揺動体に形成された孔の他実施例を示す概略説明平面図 押圧移動体の端部と揺動体の端部との連結を示す概略説明側面図 本発明のエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法を示すフローチャート
1−エンドレス方式のウインチ、2−ウインチ本体、3−駆動軸、4−巻回ドラム、6−案内ローラ、7−溝、8−押圧移動体、10−孔、11−揺動板

Claims (2)

  1. 駆動源により回転駆動する駆動軸の設けられたウインチ本体と、前記駆動軸に取り付けられた巻回ドラムと、該巻回ドラムの外周に形成された溝に沿って設けられ、該溝に巻回されたロープを押圧する押圧移動体と、前記巻回ドラムの近傍でロープを溝に取り入れ及び溝より取り出し移動する一対の案内ローラから構成されたエンドレス方式のウインチにおいて、前記ウインチ本体には、押圧移動体の両端部をそれぞれ連結し、且つ弾性体で巻回ドラムより離反する方向に付勢された揺動板が巻回ドラム方向に並行して移動すべく遊嵌自在に軸支していることを特徴とするエンドレス方式のウインチ。
  2. ネット等に連結したロープをウインチ本体に設けられた案内ローラで取り入れ、駆動軸の回転駆動で回転する巻回ドラムの外周に形成された溝に押圧移動体で溝側に押圧しながら一方側より取り込み、該溝に沿って巻回した後、巻回ドラムの溝の他方側より案内ローラを介して取り出し移動するエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法において、前記押圧移動体の両端部を離反移動と回動移動との組み今わせで揺動移動する揺動板に連結するとともに、前記案内ローラを揺動板に回転自在に軸支することで、ロープを巻回ドラムの溝に取り入れ移動する際、ロープにかかるテンションの強弱に応じて案内ローラを押圧して揺動板を揺動し、該案内ローラに連動して押圧移動体の一方の端部を巻回ドラムの溝にロープを取り入れる最端部分まで遊動移動するとともに、該押圧移動体の一方の端部で巻回ドラムの溝内側までロープを押圧することを特徴とするエンドレス方式のウインチを用いたロープの移動方法。
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