JP5360468B2 - ロジック信号用の多ビットプローブ先端部 - Google Patents

ロジック信号用の多ビットプローブ先端部 Download PDF

Info

Publication number
JP5360468B2
JP5360468B2 JP2008268856A JP2008268856A JP5360468B2 JP 5360468 B2 JP5360468 B2 JP 5360468B2 JP 2008268856 A JP2008268856 A JP 2008268856A JP 2008268856 A JP2008268856 A JP 2008268856A JP 5360468 B2 JP5360468 B2 JP 5360468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe tip
tip
bit
holder
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008268856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010096673A (ja
Inventor
謙二郎 米山
伊藤  渉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2008268856A priority Critical patent/JP5360468B2/ja
Publication of JP2010096673A publication Critical patent/JP2010096673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5360468B2 publication Critical patent/JP5360468B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、プローブ先端部の側面同士が接して配列されるロジック信号用の多ビットプローブ先端部に関し、詳しくは、少ない部品数で多極ピンのコネクタに容易に挿抜できるロジック信号用の多ビットプローブ先端部に関するものである。
波形測定装置(例えば、デジタルオシロスコープ、ロジックアナライザ等)では、被測定対象に物理的・電気的に接続し、被測定対象からの電気信号を波形測定装置本体に伝送するためのプローブが必須である(例えば、特許文献1参照)。
また、プローブのうち、被測定対象に実際に物理的・電気的に接続する部分を、プローブヘッドまたはプローブ先端部とよぶ。そして、プローブ先端部からの電気信号を同軸ケーブル等で、波形測定装置本体に伝送する。
特に被測定対象の電気信号が二値のロジック信号の場合、1ビット分のみ測定を行なうことは少なく、多ビットの測定を行なうことが多く、プローブ先端部も多数個設けられる(例えば、特許文献2〜3参照)。
そして、ロジック信号の場合、基板上に設けられた多極ピンのコネクタにプローブを接続して測定を行なうことがある。なお、二値のロジック信号(LまたはH)なので、信号、先端部の個数をビットで表す場合もある。
図11は、従来のロジック信号用のプローブの先端部(以下、「プローブ先端部」または「先端部」と略す)の構成を示した斜視図である。
図11において、先端部1の底面に信号側ソケット(メス側のレセプタクル)1aとグランド側ソケット(メス側のレセプタクル)1bとが設けられる。また、先端部1の上面には波形測定装置に電気信号を伝送するための同軸ケーブルの接続ケーブル2が設けられる。
図12は、従来のロジック信号用のプローブ先端部1と、この先端部1に接続する基板の構成を示した図である。
図12において、基板3上に多極ピンのコネクタ(オス側のピン)4が設けらる。多極ピンのコネクタ4の上面部分には、ピンが16本×2列で配列される(いわゆる、ピンヘッダー)。なお、一方の列は、基板3上のロジック回路の信号線側に接続されたピン4aであり、他方の列は、基板3上のグランドに接続されたピン4bである。
そして、先端部1の信号側ソケット1aと信号線側のピン4aとを合わせ、GND側ソケット1bとGND側のピン4bとを合わせて、1ビットづつ接続する。この際、先端部1の配列方向の幅は、ピン4a、4bのピッチと同じであり、配列方向に連続して差し込める。
図13は、従来のロジック信号用のプローブ先端部1と、この先端部1に接続する基板のその他の構成を示した図である。
図13において、全てのピン4a、4bが、ロジック回路の信号線側に接続される。そして、GNDピン5は、多極ピンのコネクタ4とは、基板3上の別の位置に設けられ、基板3のグランドに接続される。
プローブのグランド接触部6は、ケーブル2上に設けられ、多ビットの先端部1それぞれからのケーブル2を束ねると共に、グランド専用のケーブル7も束ねる。グランド専用のケーブル7は、GNDピン5に接続される。
そして、先端部1の信号側ソケット1aと信号線側の他方の列のピン4bとを合わせ、1ビットづつ先端部1を接続する。なお、GND側ソケット1bには、何も接続しない。そして、グランド専用のケーブル7とGNDピン5と接続する。図11、図13に示すように、一方の列のピン4aは、物理的に他の先端部1を接続することはできなくなる。
特開平01−105173号公報 特開2003−227850号公報 特開2007−121284号公報
このように、多極ピンのコネクタ4に1ビットづつプローブ先端部1を差込み、物理的・電気的に接続している。
しかしながら、多極ピンのコネクタ4に複数ビット分の先端部1を一括して挿抜できないため、測定を開始するための作業が煩雑であり、測定を開始するまでに時間がかかるという問題があった。
一方、特許文献2、3に示すように、所定の個数の先端部を固定するものも存在するが、先端部の個数が固定であるとともに部品数が多く、大型化するという問題があった。
そこで本発明の目的は、少ない部品数で多極ピンのコネクタに容易に挿抜できるロジック信号用の多ビットプローブ先端部を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
プローブ先端部の側面同士が接して配列されるロジック信号用の多ビットプローブ先端部であって、
プローブ先端部の配列方向にΔpの等間隔で突起部が把持部の下面に櫛の歯状に配列されたホルダと、
下面の後側にロジック信号側ソケット、下面の前側にグランド側ソケット、上面にケーブルが設けられるプローブ先端部と
を有し、
前記プローブ先端部の上面の前側に前記ホルダの突起部間の溝部と嵌め合う嵌合部を設けたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
ホルダの突起部のうち、両端の突起部の前記配列方向の幅は、両端以外の突起部の配列方向の幅の半分であることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
ホルダの把持部の前面と後面は、一方の側面から他方の側面まで、プローブ先端部の配列方向に沿って水平に溝部を設けたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
プローブ先端部の後面は、プローブ先端部の上面および下面に対して垂直であり、前記ロジック信号側ソケットの中心からプローブ先端部の後面までの距離が長くともΔp/2であることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
プローブ先端部は、一方の側面に凸部を有し、他方の側面に隣に配列されるプローブ先端部の一方の側面の凸部が嵌め合う凹部を有することを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、
上面の前側に前記ホルダの突起部間の溝部と嵌め合う嵌合部を有するスペーサを設けたことを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項記載の発明において、
上面の前側に前記ホルダの突起部間の溝部と嵌め合う嵌合部を有するスペーサを設けるとともに、このスペーサは、一方の側面に凸部を有し、他方の側面に凹部を有し、前記凸部、前記凹部は、前記プローブ先端部の凸部、凹部と同一形状であることを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
ホルダの把持部に櫛の歯状の突起部が設けられる。そして、ホルダの突起部で形成される溝部が、先端部の上面の前側の嵌合部に嵌め合わされ、複数ビットの先端部を一括して固定する。これにより、少ない部品数で多極ピンのコネクタに多ビットプローブ先端部を容易に挿抜できる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施例を示した構成図である。ここで、図11、図12と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。
図1は、プローブ先端部10の構成図(斜視図)である。図2は、プローブ先端部10の下側部分の拡大図である。図3は、複数ビット分のプローブ先端部10を保持するためのホルダ20の構成図(斜視図)である。図4は、プローブ先端部10とホルダ20を嵌め合わせた多ビットプローブ先端部100の構成図(斜視図)である。
図1において、図1(a)は、プローブ先端部10の右側面側の上方向からの斜視図であり、図1(b)は、プローブ先端部10の左側面側の下方向からの斜視図である。
プローブ先端部10は、略6面体であり、抵抗、コンデンサ等のRC回路が組み込まれたモールド部分があり、下面の後側にロジック信号用の信号側ソケット11、下面の前側にグランド用のGND側ソケット12、上面に接続ケーブル2が設けられる。なお、接続ケーブル2は、先端部10からの電気信号を波形測定装置本体に伝送する同軸ケーブルであり、図11に示すものと機能は同じである。
また、プローブ先端部10は、右側面に凹部13、左側面に凸部14を有し、両側面上には、凸部14以外に突起した部分はない。凹部13は、凸部14に嵌め合わされ、先端部10を左右方向(配列方向)に複数個配列する際に、上下方向、前後方向の位置合わせおよび仮固定するためのものである。
プローブ先端部10の後面は、突起した部分はなく、上面と下面とに対して垂直に形成される。すなわち、先端部10の後面と後面とは、面接触する。
プローブ先端部10の上面の前側(プローブ先端部10の上面のケーブル2が接続される位置と、プローブ先端部10の前面との間に位置する上面部分)に嵌合部15が設けられる。これは、図3に示すホルダ20と合わさる部分である。
プローブ先端部10の寸法について説明する(図2参照)。
多極ピンのコネクタ4は、通常、規格で規定された間隔Δp(=2.54[mm])で左右方向、前後方向に配列されている。このようなコネクタ4に接続するため、信号側ソケット11の中心とGND側ソケット12の中心との距離はΔpであり、信号側ソケット11の中心から先端部10の後面までの距離はΔp/2である。また、先端部10の左右の側面間の距離もΔpである。
図3において、ホルダ20は、把持部21、突起部22、取外用溝部23、突起部22で形成される溝部24とを有し、先端部10を複数ビット保持するためのものである。
把持部21は、略直方体であり、把持部21の下面には、先端部10の配列方向にΔpの等間隔で、略直方体の突起部22が櫛の歯状に配列される。また、突起部22間で形成される溝部24に、先端部10の嵌合部15が嵌め合う。
なお、突起部22と、隣の突起部22との配列方向の距離はΔp(=2.54[mm])であるが、複数個配列された突起部22のうち両端以外の突起部の配列方向の幅をΔqとすれば、配列方向両端の突起部のみは配列方向の幅がΔq/2である。
取外用溝部23は、把持部21の前面と後面に設けられ、一方の側面から他方の側面まで、先端部10の配列方向に沿って設けられる。
図3から明らかなように、ホルダ20は、前後方向、左右方向に対象であり、ホルダ20は、前後、左右の向きのどちらでも同じように先端部10を固定することができる。
このような装置の動作を説明する。
隣り合う先端部10同士の右側面と左側面とをあわせるが、その際、隣り合う先端部10のうち、基準となる先端部10の右隣に位置する先端部10は、基準の先端部10の右側面の凹部13に、右隣の先端部10の左側面の凸部14をあわせる。
また、基準となる先端部10の左に位置する先端部10は、基準の先端部10の左側面の凸部14に、左隣の先端部10の右側面の凹部13をあわせる。
その後、凹部13と凸部14とで仮固定した複数の先端部10それぞれの嵌合部15に、ホルダ20の突起部21の先端から嵌め合わせ、突起部21間の溝部24まで嵌合部15を嵌め合わせて固定する。
ここで、図4は、複数ビットの先端部10とホルダ20とを嵌め合わせた多ビットプローブ先端部100の構成を示した図であり、図5は、多ビットプローブ先端部100の断面である。図5(a)は、ホルダ20がある状態の断面図であり、図5(b)は、ホルダ20がない状態(凹部13、凸部14で仮固定の状態)の断面図である。
図5(a)に示すように、ホルダ20の突起部22のうち、両端の突起部の幅がΔq/2なので、ホルダ20を先端部10と嵌め合わせた状態で、ホルダ20が、先端部10の側面から突き出ない。
先端部10とホルダ20とを取り外す場合は、ホルダ20の把持部21を持って、先端部10の上方向に引き抜く。または、ホルダ20の把持部21に形成された取外用溝部23にマイナスドライバ、定規等を差し込んで、ホルダ20を先端部10の上方向に引き抜いてもよい。
続いて、図6を用いて、図4に示す多ビットプローブ先端部100を多極ピンのコネクタ(8本×2列)4’に挿抜する動作を説明する。
基板3上に多極ピンのコネタク4’が実装される。多極ピンのコネクタ4’の上面部分には、ピンが8本×2列で配列され。なお、一方の列は、基板3上のロジック回路の信号線側に接続されたピン4a’であり、他方の列は、基板3上のグランドに接続されたピン4b’である。
ユーザは、8ビットの多ビットプローブ100の先端部10両側面(または前面と後面)を持って、先端部10の信号側ソケット11と信号線側のピン4a’とを合わせ、GND側ソケット12とGND側のピン4b’とを合わせ、先端部10の下面側からコネクタ4’に8ビット一括して接続する。または、ソケット11、12をピン4a’、4b’に軽く挿入した後、ホルダ20の把持部21の上面を押して、コネタク4に最後まで挿入してもよい。
抜く場合は、多ビットプローブ100の先端部10両側面を持って、先端部10の上面側に8ビット一括して引き抜く。
このように、ホルダ20の把持部21に櫛の歯状の突起部22を設ける。そして、ホルダ20の突起部22で形成される溝部24が、先端部10の上面前側の嵌合部15と嵌め合わされ、複数ビットの先端部10を一括して固定する。これにより、少ない部品数で多極ピンのコネクタに多ビットプローブ先端部を容易に挿抜できる。
続いて、図7を用いて、図4に示す多ビットプローブ先端部100を多極ピンのコネクタ(16本×2列)4に挿入する動作を説明する。
基板3上に多極ピンのコネタク4が実装される。多極ピンのコネクタ4の上面部分には、ピンが16本×2列で配列され。なお、一方の列は、基板3上のロジック回路の信号線側に接続されたピン4aであり、他方の列は、基板3上のグランドに接続されたピン4bである。
ユーザは、1個目の多ビットプローブ100の先端部10両側面(または前面と後面)を持って、先端部10をコネタク4の一方の側面側に合わせると共に、先端部10の信号側ソケット11と信号線側のピン4aとを合わせ、GND側ソケット12とGND側のピン4bとを合わせて、先端部10の下面側からコネクタ4に8ビット一括して接続する。もちろん、ホルダ20を押して挿入してもよい。
さらに、2個目の多ビットプローブ100の先端部10の前面と後面を持って、先端部10をコネタク4の他方の側面側に合わせると共に、先端部10の信号側ソケット11と信号線側のピン4aとを合わせ、GND側ソケット12とGND側のピン4bとを合わせて、先端部10の下面側からコネクタ4に8ビット一括して接続する。もちろん、ホルダ20を押して挿入してもよい。
このように、多ビットプローブ先端部100のホルダ20が、先端部10の右側面、左側面から突起していない。これにより、複数ビットを束ねた多ビットプローブ先端部100を左右方向(先端部10の配列方向)に横並びにしても、コネタク4のピン4a、4bの配列方向において物理的に接続できないピン4a、4bが存在せず、多ビットプローブ先端部100(8ビット分)以上ピン数を持つ多極ピン4に対しても測定を行なうことができる。
続いて、図8を用いて、図4に示す多ビットプローブ先端部100を多極ピンのコネクタ(16本×2列)4に挿入するその他の動作を説明する。
図8は、全てのピン4a、4bが、ロジック回路の信号線側に接続される。
ユーザは、1個目の多ビットプローブ100の先端部10両側面(または前面と後面)を持って、先端部10の信号側ソケット11と信号線側の一方の列のピン4aとを合わせ先端部10の下面側からコネクタ4に8ビット一括して接続する。もちろん、ホルダ20を押して挿入してもよい。
さらに、2個目の多ビットプローブ100の先端部10の両側面を持って、先端部10の信号側ソケット11と信号線側の他方の列のピン4bとを合わせ、先端部10の下面側からコネクタ4に8ビット一括して接続する。もちろん、ホルダ20を押して挿入してもよい。
このように、多ビットプローブ先端部100を構成する先端部10の信号側ソケット11から先端部10の後面までの距離がΔpであり、先端部10の後面に突起している部分が存在しない。これにより、コネタク4のピン4a、4bの双方がロジック回路の信号線側に接続されているコネクタ4に対しても、複数ビットを束ねた多ビットプローブ先端部100を前後方向(先端部10の後面同士を合わせる)に2列に並べられ、図13のように物理的に接続できないピン4aがなく、両方の列のピン4a、4bに信号側ソケット11を接続できる。
続いて、図9は、多ビットプローブ先端部100の変形例である。
波形測定装置本体には、プローブを接続できるビット数が有限であり、測定したいピン4a、4bが、配列方向に対して連続していない場合がある。このような場合、ホルダ20に不必要な先端部10を嵌め合わせないことも考えられるが、先端部10と先端部10との間に隙間が生じ、強度的に不足する場合がある。
図9は、測定が不要なピン4a、4bに対応する部分用のスペーサ30の構成図(斜視図)である。図9(a)は、スペーサ30の右側面側の上方向からの斜視図であり、図9(b)は、スペーサ30の左側面側の下方向からの斜視図である。
図9において、スペーサ30は、先端部10に対し、左右方向の幅、前後方向の奥行きは、同じであるが、スペーサ30の下面にソケット11、12が存在せず、上面に接続ケーブル20も存在しない。
一方、スペーサ30の右側面の凹部31は、先端部10の左側面の凸部14に嵌め合う。スペーサ30の左側面の凸部32は、先端部10の右側面の凹部13に嵌め合う。スペーサ30の上面の前側の嵌合部33は、先端部10の嵌合部15と同一形状であり、ホルダ20の突起部21、突起部21で形成される溝部24が嵌め合わされる。
ここで、図10は、スペーサ30を用いた多ビットプローブ先端部100の構成を示した図である。なお、スペーサ30の下面にはソケットが存在しないので、スペーサ30は、ピン4a、4bと物理的に接触しない(干渉しない)。
このように、接続が不要なピン4a、4bの位置にスペーサ30を用いることにより、本当に測定に必要な先端部10のみをホルダ20に嵌め合わせられ、波形測定装置を有効に活用することができる。
また、スペーサ30を用いることにより、多ビットプローブ先端部100の強度を保つことができる。
そして、ホルダ20の把持部21に櫛の歯状の突起部22を設け、ホルダ20の突起部22で形成される溝部24が、先端部10、スペーサ30の上面の前側の嵌合部15、33と嵌め合わされ、複数ビットの先端部10、スペーサ30を一括して固定する。これにより、少ない部品数で多極ピンのコネクタに多ビットプローブ先端部を容易に挿抜できる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
(1)8ビットの先端部10を一括して固定するホルダ20の構成を示したが、ホルダ20は、2ビット以上であれば一括して何ビット分の先端部10を固定してもよい。
(2)ホルダ20の突起部21のピッチをΔp=2.54[mm]、先端部10の各部の距離もΔp=2.54[mm]としたが、間隔Δpは、どのような値でもよく、要はコネクタ4、4’のピンのピッチにあわせればよい。
(3)ピン4a、4bのうち一方をGND側に接続する構成のコネクタ、すなわち、シングルエンドの電気信号を対象とする構成を示したが、差動信号を対象としてもよい。
(4)図2において、先端部10の左右方向の幅、ソケット11、12の左右、前後方向の幅をΔpとする構成を示したが、製造時の機械的な製造誤差、使用環境での温度による膨張等を考慮し、実際は、距離Δpよりも若干短め(例えば、距離Δpよりも、0.04〜0.1[mm]程度短めの距離)にするとよい。同様に、信号側ソケット11の中心から先端部10の後面までの距離Δp/2も同様に、若干短めにするとよい。
(5)図3において、複数個配列された突起部22のうち両端以外の突起部の配列方向の幅をΔqとし、配列方向両端の突起部のみは配列方向の幅をΔq/2とする構成を示したが、上述のような製造誤差、温度による膨張等を考慮し、ホルダ20が先端部10の側面から突き出ないように、両端の突起部の幅は、Δq/2よりも若干短めにしてもよい。
本発明の一実施例の先端部を示した構成図である。 本発明の一実施例の先端部の一部を拡大した図である。 本発明の一実施例のホルダを示した構成図である。 本発明の一実施例(多ビットプローブ先端部)を示した構成図である。 図4に示す多ビットプローブ先端部の断面図である。 図4に示す多ビットプローブ先端部のコネクタへの挿入前後の構成図である。 図4に示す多ビットプローブ先端部のコネクタへの挿入前後のその他の構成図である。 図4に示す多ビットプローブ先端部のコネクタへの挿入前後のその他の構成図である。 本発明の一実施例のスペーサを示した構成図である。 図9に示すスペーサを用いた多ビットプローブ先端部のコネクタへの挿入状態の構成図である。 従来の先端部の構成を示した図である。 図11に示す従来の先端部のコネクタへの挿入前後の構成図である。 図11に示す従来の先端部のコネクタへの挿入前後のその他の構成図である。
符号の説明
10 先端部
11 信号側ソケット
12 グランド側ソケット
13 凹部
14 凸部
15 嵌合部
20 ホルダ
21 把持部
22 突起部
23 取外用溝部
24 溝部
30 スペーサ
31 凹部
32 凸部
33 嵌合部

Claims (7)

  1. プローブ先端部の側面同士が接して配列されるロジック信号用の多ビットプローブ先端部であって、
    プローブ先端部の配列方向にΔpの等間隔で突起部が把持部の下面に櫛の歯状に配列されたホルダと、
    下面の後側にロジック信号側ソケット、下面の前側にグランド側ソケット、上面にケーブルが設けられるプローブ先端部と
    を有し、
    前記プローブ先端部の上面の前側に前記ホルダの突起部間の溝部と嵌め合う嵌合部を設けたことを特徴とするロジック信号用の多ビットプローブ先端部。
  2. ホルダの突起部のうち、両端の突起部の前記配列方向の幅は、両端以外の突起部の配列方向の幅の半分であることを特徴とする請求項1記載のロジック信号用の多ビットプローブ先端部。
  3. ホルダの把持部の前面と後面は、一方の側面から他方の側面まで、プローブ先端部の配列方向に沿って水平に溝部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のロジック信号用の多ビットプローブ先端部。
  4. プローブ先端部の後面は、プローブ先端部の上面および下面に対して垂直であり、前記ロジック信号側ソケットの中心からプローブ先端部の後面までの距離が長くともΔp/2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロジック信号用の多ビットプローブ先端部。
  5. プローブ先端部は、一方の側面に凸部を有し、他方の側面に隣に配列されるプローブ先端部の一方の側面の凸部が嵌め合う凹部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のロジック信号用の多ビットプローブ先端部。
  6. 上面の前側に前記ホルダの突起部間の溝部と嵌め合う嵌合部を有するスペーサを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のロジック信号用の多ビットプローブ先端部。
  7. 上面の前側に前記ホルダの突起部間の溝部と嵌め合う嵌合部を有するスペーサを設けるとともに、このスペーサは、一方の側面に凸部を有し、他方の側面に凹部を有し、前記凸部、前記凹部は、前記プローブ先端部の凸部、凹部と同一形状であることを特徴とする請求項記載のロジック信号用の多ビットプローブ先端部。
JP2008268856A 2008-10-17 2008-10-17 ロジック信号用の多ビットプローブ先端部 Active JP5360468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008268856A JP5360468B2 (ja) 2008-10-17 2008-10-17 ロジック信号用の多ビットプローブ先端部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008268856A JP5360468B2 (ja) 2008-10-17 2008-10-17 ロジック信号用の多ビットプローブ先端部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010096673A JP2010096673A (ja) 2010-04-30
JP5360468B2 true JP5360468B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=42258460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008268856A Active JP5360468B2 (ja) 2008-10-17 2008-10-17 ロジック信号用の多ビットプローブ先端部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5360468B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104345184B (zh) * 2013-07-26 2019-03-01 苏州普源精电科技有限公司 一种多通道获取探头及具有多通道获取探头的测量仪器
DE202014008843U1 (de) * 2014-11-06 2014-11-24 Rosenberger Hochfrequenztechnik Gmbh & Co. Kg Leiterplattenanordnung

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5223787A (en) * 1992-05-29 1993-06-29 Tektronix, Inc. High-speed, low-profile test probe
US6781391B2 (en) * 2001-12-12 2004-08-24 Tektronix, Inc. Multi-channel, low input capacitance signal probe and probe head

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010096673A (ja) 2010-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5411388B2 (ja) 向上した構造を有するプラグコネクタ
JP4549373B2 (ja) 電気的接続装置
JP5826673B2 (ja) Usbコネクタ
US9077118B2 (en) Electrical connector with improved contacting portions
US7699663B1 (en) Electrical connector with improved grounding contact
USRE41224E1 (en) Connector
JP5659784B2 (ja) 複合コネクタの組物
US7789714B2 (en) Connector assembly
JP4827814B2 (ja) 電気コネクタ
JP5563207B2 (ja) 終端コネクタ
US20060286872A1 (en) Electrical connector having blade terminals
EP1863136A2 (en) Electrical connector having staggered contacts
CN103959568B (zh) 具有减小的法向力的电连接器
US10992088B2 (en) Universal Serial Bus Type-C electrical connector having a reduced length
JP2005072005A (ja) 小型化された8ピンオーディオジャック電気コネクタ
JP2016524310A5 (ja)
US11296457B2 (en) Magnetic connector
JP5360468B2 (ja) ロジック信号用の多ビットプローブ先端部
CN101512849B (zh) 连接器装置
RU2012120669A (ru) Низкопрофильная вилочная часть разъема
KR101582661B1 (ko) 양방향 연결이 가능한 usb 수 커넥터
JP3168661U (ja) 電気コネクタ
JP2005183273A (ja) コネクタのコンタクト保持構造
TW201306400A (zh) 連接器及電驛連接器裝置
JP4705354B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5360468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150