JP5360206B2 - 覚醒度判定装置、覚醒度判定方法および覚醒度判定プログラム - Google Patents

覚醒度判定装置、覚醒度判定方法および覚醒度判定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、覚醒度判定装置、覚醒度判定方法および覚醒度判定プログラムに関する。
従来より、被験者に負担をかけることなく、被験者の眠気や覚醒度を計測する手法として、被験者の心拍または脈波信号を用いる手法が知られている。例えば、心拍信号の覚醒時におけるピーク周波数を基準とし、ピーク周波数よりも被験者の心拍信号の周波数が低いか否かによって被験者の眠気度合いを評価する手法が知られている。また、例えば、脈波信号の低周波部分および高周波部分の強度や低周波部分と高周波部分との比によって被験者の覚醒度を評価する手法も知られている。
特開2004−350773号公報 特開平8−299443号公報
しかしながら、上述した従来の手法では、被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態では、被験者の覚醒度を判定できないという課題があった。具体的には、被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態では、通常の睡眠移行時とは異なる変化を心拍信号が示し、被験者の覚醒度を判定できなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態であっても覚醒度を判定することが可能な覚醒度判定装置、覚醒度判定方法および覚醒度判定プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する覚醒度判定装置の一つの態様によれば、覚醒度判定装置は、被験者の心拍信号から心拍間隔を算出する間隔算出部を備える。また、覚醒度判定装置は、前記間隔算出部によって算出された心拍間隔に対して周波数解析を実行することで、周波数ごとのスペクトル密度を算出するスペクトル算出部を備える。また、覚醒度判定装置は、前記スペクトル算出部によって算出されたスペクトル密度のうち極大点となるスペクトル密度である極大点密度と、該極大点密度に対応する周波数である極大点周波数と、該極大点周波数の前後にある周波数に対応するスペクトル密度と該極大点密度との差を示す大小差分関係とを組み合わせて所定のタイミングごとに抽出する抽出部を備える。また、覚醒度判定装置は、前記抽出部によって抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とを、それぞれ、該組み合わせより前のタイミングにて抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係と比較する比較部を備える。また、覚醒度判定装置は、前記比較部による比較の結果により定まる判定基準に基づいて、覚醒度を判定する判定部を備える。
被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態であっても覚醒度を判定することが可能である。
図1は、実施例1に係る覚醒度判定装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。 図2は、実施例2に係る覚醒度判定装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。 図3は、実施例2における心拍検出部が検出する心拍信号の一例を示す図である。 図4は、実施例2における心拍間隔変動データを心拍間隔−時間平面上で示した図である。 図5は、実施例2における周波数とスペクトル密度との関係の一例を示す図である。 図6は、実施例2における周波数とスペクトル密度との関係の一例を示す図である。 図7は、実施例2における覚醒度判定調整部によるグラフへのプロットについて説明するための図である。 図8は、実施例2における覚醒度判定調整部によるグラフの領域に対する眠気レベルの割り当てについて説明するための図である。 図9−1は、実施例2における眠気状態移行時における変化について説明するための図である。 図9−2は、実施例2における眠気に抗っている状態における変化について説明するための図である。 図10は、実施例2における覚醒度判定調整部によるプロット手法について説明するための図である。 図11は、実施例2に係る覚醒度判定装置による処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 図12は、現在の被験者の眠気推移を過去の推移の仕方と比較する覚醒度判定装置の構成の一例を説明するためのブロック図である。 図13−1は、実施例2における極大点周波数の時系列における変化を表すための図である。 図13−2は、実施例2における極大点密度の時系列における変化を表すための図である。 図14は、実施例2に係る覚醒度判定プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。 図15は、状態判定処理と危険度判定処理との処理の流れの一例について説明するフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る覚醒度判定装置、覚醒度判定方法および覚醒度判定プログラムの実施例を詳細に説明する。
[実施例1に係る覚醒度判定装置の構成]
図1を用いて、実施例1に係る覚醒度判定装置100の構成の一例について説明する。なお、図1は、実施例1に係る覚醒度判定装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。
図1に示すように、実施例1に係る覚醒度判定装置100は、間隔算出部110と、スペクトル算出部120と、抽出部130と、比較部140と、判定部150とを備える。
間隔算出部110は、被験者の心拍信号から心拍間隔を算出する。スペクトル算出部120は、間隔算出部110によって算出された心拍間隔に対して周波数解析を実行することで、周波数ごとのスペクトル密度を算出する。
抽出部130は、スペクトル算出部120によって算出されたスペクトル密度のうち極大点となるスペクトル密度である極大点密度と、該極大点密度に対応する周波数である極大点周波数と、大小差分関係とを組み合わせて所定のタイミングごとに抽出する。
ここで、大小差分関係は、極大点周波数の前後にある周波数に対応するスペクトル密度と該極大点密度との差を示す。例えば、横軸を周波数とし、縦軸をスペクトル密度とする心拍スペクトルにおいて、極大点に対応するピークの形状がとがっていればいるほど、極大点周波数の前後にある周波数に対応するスペクトル密度と該極大点密度との差が大きくなる。また、極大点に対応するピークの形状がなだらかであればあるほど、極大点周波数の前後にある周波数に対応するスペクトル密度と該極大点密度との差が小さくなる。
比較部140は、抽出部130によって抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とを、それぞれ、該組み合わせより前のタイミングにて抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係と比較する。
判定部150は、比較部140による比較の結果により定まる判定基準に基づいて、覚醒度を判定する。具体的には、判定部150は、比較部140による比較の結果、前のタイミングにて抽出された組み合わせと比較して、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなったとの比較結果が得られる場合に、覚醒度が低下したと判定する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、覚醒度判定装置100は、被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態であっても覚醒度を判定することが可能である。
[実施例2に係る覚醒度判定装置の構成]
図2を用いて、実施例2に係る覚醒度判定装置100の構成の一例について説明する。図2は、実施例2に係る覚醒度判定装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。
図2に示すように、覚醒度判定装置100は、心拍検出部210と、心拍間隔算出部220と、スペクトル算出部230と、ピーク周波数算出部240と、ピーク波形判定部250と、覚醒度判定調整部260と、覚醒度判定部270と、出力部280とを備える。
なお、図2に示す各部のうち、心拍検出部210と心拍間隔算出部220とは、図1における間隔算出部110に対応する。また、スペクトル算出部230とピーク周波数算出部240とは、それぞれ、図1におけるスペクトル算出部120と抽出部130とに対応する。また、ピーク波形判定部250は、図1における比較部140に対応する。また、覚醒度判定調整部260と覚醒度判定部270とは、図1における判定部150に対応する。
心拍検出部210は、心拍間隔算出部220と接続される。また、図3に示すように、心拍検出部210は、被験者の心拍信号を検出し、例えば、被験者に接触している電極に対して電圧を印加し、被験者の心拍信号を各電極の電位差から取得する。なお、図3は、実施例2における心拍検出部が検出する心拍信号の一例を示す図である。図3の横軸は時間の経過を示し、縦軸が心電の強さを示す。ここで、被験者とは、例えば、自動二輪車や自動四輪車などを運転中の運転者が該当する。また、例えば、心拍検出部210によって用いられる電極は、例えば、自動二輪車や自動四輪車のハンドルに埋め込まれる。
また、心拍検出部210は、検出した心拍信号を心拍間隔算出部220に出力し、例えば、図3に示すような心拍信号を出力する。
心拍間隔算出部220は、心拍検出部210とスペクトル算出部230と接続される。また、心拍間隔算出部220は、心拍検出部210から心拍信号を受信し、受信した心拍信号に基づいて心拍信号の振幅ピークを検出し、検出したタイミングの間隔である心拍間隔を算出する。
図3を用いて、心拍間隔算出部220による心拍間隔算出処理について更に説明する。図3の「R」に示すように、心拍間隔算出部220は、心拍検出部210から受信した心拍信号から振幅ピークを検出し、具体的には、心拍信号の振幅が閾値以上となる振幅ピークを検出する。そして、図3の「R−Rインターバル」に示すように、心拍間隔算出部220は、検出した振幅ピーク「R」の間隔を算出することで、心拍間隔を算出する。
なお、振幅ピークの検出方法は上述の方法に限るものではなく、例えば、心拍信号の微分係数が正から負に変わるゼロクロス点を使う方法、振幅波形につきパターンマッチングを行ってピークを検出する方法などを用いても良い。
また、心拍間隔算出部220は、算出した心拍間隔をスペクトル算出部230に出力する。例えば、心拍間隔算出部220は、新たな振幅ピークを検出するごとに心拍間隔を算出し、算出した心拍間隔をスペクトル算出部230に出力する。
スペクトル算出部230は、心拍間隔算出部220とピーク周波数算出部240と接続される。また、スペクトル算出部230は、心拍間隔算出部220から心拍間隔を受信し、図4の(2)に示すように、受信した心拍間隔に基づいて、心拍間隔の時間経過による変化を示す心拍間隔変動データを算出する。なお、図4は、実施例2における心拍間隔変動データを心拍間隔−時間平面上で示した図である。
図4について簡単に説明する。また、図4の(2)は、実施例2における心拍間隔変動データを心拍間隔−時間平面上で示した図であり、横軸は時間の経過を示し、縦軸が心拍間隔を示す。なお、参考までに、図4の(1)として、心拍検出部210によって検出される心拍信号を示す図上に、心拍間隔を明示した図を示した。図4の(1)の横軸は時間の経過を示し、縦軸が心電の強さを示す。
また、スペクトル算出部230は、心拍間隔変動データに対して周波数解析を実行することで、図5に示すように、周波数ごとのスペクトル密度を算出する。言い換えると、スペクトル密度と周波数との関係を示すスペクトル密度データを算出する。なお、図5は、実施例2における周波数とスペクトル密度との関係の一例を示す図である。図5に示す例では、副交感神経の状態を反映するHF成分(0.15〜0.5Hz)内に複数の極大点がある場合を例に示したが、例えば図6のようにHF成分内に極大点が一つである場合もある。
また、スペクトル算出部230は、スペクトル密度データをピーク周波数算出部240に出力する。例えば、スペクトル算出部230は、心拍間隔算出部220から新たな心拍間隔を受信するごとにスペクトル密度データを算出し、算出したスペクトル密度データをピーク周波数算出部240に出力する。
ここで、周波数ごとのスペクトル密度をスペクトル算出部230が算出する手法について更に説明する。スペクトル算出部230は、どのような方法を用いてスペクトル密度を算出しても良いが、例えば、AR(Auto regressive)モデルを用いてスペクトル密度を算出する。ARモデルは、非特許文献(佐藤俊輔、吉川昭、木竜徹、“生体信号処理の基礎”、コロナ社)などに開示されているように、ある時点の状態を過去の時系列データの線形和で表すモデルである。ARモデルは、フーリエ変換と比較して少ないデータ数でも明瞭な極大点が得られるという特徴がある。
時系列x(s)のp次のARモデルは、過去の値に対する重みであるAR係数a(m)および誤差項e(s)を用いて
Figure 0005360206
によって表される。なお、理想的には、e(s)は、ホワイトノイズである。
そして、pを同定次数、fsをサンプリング周波数、εpを同定誤差とし、
Figure 0005360206
をk次のAR係数とすると、スペクトル密度PAR(f)は
Figure 0005360206
によって表される。スペクトル算出部230は、式(2)および心拍間隔変動データに基づいて、スペクトル密度データを算出する。
図2の説明に戻ると、ピーク周波数算出部240は、スペクトル算出部230とピーク波形判定部250と接続される。また、ピーク周波数算出部240は、スペクトル密度データをスペクトル算出部230から受信し、スペクトル密度データを受信するごとに、極大点密度と極大点周波数と大小差分関係とを組み合わせて抽出する。
具体的には、ピーク周波数算出部240は、図6に示すようなスペクトル密度データを受信するごとに、図6の「PH」に示す「極大点密度」と、図6の「PF」に示す極大点周波数と、図6の「PW」に示す大小差分関係との組み合わせを抽出する。なお、図6は、実施例2における周波数とスペクトル密度との関係の一例を示す図であり、HF成分内にある極大点が一つである場合を用いた。
ここで、大小差分関係をピーク周波数算出部240が抽出する手法と、極大点密度と極大点周波数とをピーク周波数算出部240が抽出する手法について更に説明する。以下では、まず、大小差分関係を抽出する手法について説明し、その後、極大点密度と極大点周波数とを抽出する手法について説明する。なお、ピーク周波数算出部240が抽出に用いる手法は、以下に説明する手法に限定されるものではなく、他の手法を用いても良い。
大小差分関係をピーク周波数算出部240が抽出する手法について更に説明する。図6の「PW」に示すように、ピーク周波数算出部240は、大小差分関係として、極大点より一定の高さ「L」におけるスペクトル波形の幅の値を取得する。「PW」で特定される周波数、即ち、スペクトル密度が「PH」よりも「L」だけ少ない値である場合の周波数であって「PF」よりも小さい周波数と大きい周波数とが、極大点周波数の前後にある周波数に相当する。
ここで、高さ「L」は、予め設定された値であり、ピーク周波数算出部240は、常に同じ「L」を用いる。なお、スペクトル波形の微分係数が負から正に変わるゼロクロス点を基線として設定し、その際に得られる線分の値を大小差分関係としても良い。
また、極大点密度と極大点周波数とをピーク周波数算出部240が抽出する手法について更に説明する。例えば、ピーク周波数算出部240は、
Figure 0005360206
となる周波数fを極大点周波数として算出し、この極大点周波数を式(2)に代入することによって極大点密度を算出する。
また、ピーク周波数算出部240は、極大点密度と極大点周波数と大小差分関係との組み合わせをピーク波形判定部250に出力する。例えば、受信したスペクトル密度データそれぞれについて、極大点密度と極大点周波数と大小差分関係とを組み合わせて抽出し、ピーク波形判定部250に出力する。
ピーク波形判定部250は、ピーク周波数算出部240と覚醒度判定調整部260と接続される。ピーク波形判定部250は、極大点周波数と極大点密度と大小差分関係の組み合わせをピーク周波数算出部240から受信する。そして、ピーク波形判定部250は、受信した組み合わせの極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とを、それぞれ、該組み合わせより前にピーク周波数算出部240に算出された組み合わせの極大点周波数と極大点密度と大小差分関係と比較する。
なお、以下では、受信した組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係について、それぞれ、受信極大点周波数と受信極大点密度と受信大小差分関係と記載する。また、受信した組み合わせより前に算出された組み合わせについて、過去組み合わせと記載し、過去組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とについて、過去極大点周波数と過去極大点密度と過去大小差分関係と記載する。
また、上記した過去組み合わせとは、例えば、ピーク周波数算出部240によって受信組み合わせが算出されたタイミングの一つ前のタイミングにて算出された組み合わせが該当する。
ピーク波形判定部250の説明に戻る。ピーク波形判定部250は、受信極大点周波数を過去極大点周波数と比較し、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下かを判定する。また、ピーク波形判定部250は、受信極大点密度を過去極大点密度と比較し、受信極大点密度が過去極大点密度以上かを判定する。また、ピーク波形判定部250は、受信大小差分関係を過去大小差分関係と比較し、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上かを判定する。
なお、ピーク波形判定部250による比較結果は、覚醒度判定調整部260によって用いられ、具体的には、被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態かを識別するための情報である。
また、ピーク波形判定部250は、ピーク周波数算出部240から受信した受信極大点周波数と受信極大点密度とに比較結果を加えて、覚醒度判定調整部260に出力する。
覚醒度判定調整部260は、ピーク波形判定部250と覚醒度判定部270と接続される。以下に説明するように、覚醒度判定調整部260は、受信極大点周波数と受信極大点密度との組み合わせを、スペクトル密度と周波数とを軸とする覚醒度判定用グラフにプロットし、また、覚醒度判定用グラフの領域を分割して眠気レベルを割り当てる。
覚醒度判定用グラフにプロットする点について説明する。覚醒度判定調整部260は、受信極大点周波数と受信極大点密度と比較結果とをピーク波形判定部250から受信する。そして、図7の(2)に示すように、覚醒度判定調整部260は、受信極大点周波数と受信極大点密度との組み合わせを、比較結果に対応する手法にて、スペクトル密度と周波数とを軸とする覚醒度判定用グラフにプロットする。なお、図7は、実施例2における覚醒度判定調整部によるグラフへのプロットについて説明するための図である。なお、図7の(1)は、図7の(2)に示すグラフにおける「P1」「P2」が算出されたスペクトル密度データである。
極大点周波数と極大点密度との組み合わせがプロットされる覚醒度判定用グラフにおいては、覚醒度判定用グラフの領域のうち、上に行けば行くほどスペクトル密度が低くなり、右に行けば行くほど周波数が高くなるものとして説明する。
ここで、比較結果に対応する手法にて覚醒度判定用グラフにプロットする点については、眠気レベルを割り当てる点について説明した後に説明する。
眠気レベルを割り当てる点について説明する。覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフのスケールを調整し、図8に示すように、覚醒度判定用グラフの領域について、右上から左下へと5つの領域に分割し、5つの領域それぞれに「5」段階の眠気レベルを割り当てる。なお、図8は、実施例2における覚醒度判定調整部による覚醒度判定用グラフの領域に対する眠気レベルの割り当てについて説明するための図である。
例えば、覚醒度判定調整部260は、右上から左下の領域に対して、眠気レベル「1」から「5」を順に割り当てる。なお、眠気レベルは、「1」から「5」の順に眠気が強くなり、覚醒度が低いことを示す。眠気レベルは、後述する覚醒度判定部270によって用いられる。
覚醒度判定用グラフのスケールを調整する点について更に説明する。覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフにプロットした各点のうち、最上点、最下点、最右点、最左点を検出する。ここで、最右点は、覚醒度判定用グラフにプロットした点のうち、最もスペクトル密度が大きい点である。また、最下点は、覚醒度判定用グラフにプロットした点のうち、最もスペクトル密度が小さい点である。最右点は、覚醒度判定用グラフにプロットした点のうち、最も周波数が大きい点である。最左点は、覚醒度判定用グラフにプロットした点のうち、最も周波数が小さい点である。なお、覚醒度判定用グラフにプロットされる点は被験者ごとに異なる結果、覚醒度判定調整部260によって検出される最上点、最下点、最右点、最左点は、被験者ごとに異なる。
覚醒度判定調整部260は、検出した最上点、最下点、最右点、最左点が、覚醒度判定用グラフに最適に含まれるように、覚醒度判定用グラフのスケールを調整する。例えば、覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフに含まれる周波数の最小値が、最左点の周波数から所定値減算した周波数になるように覚醒度判定用グラフのスケールを調整する。また、覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフに含まれる周波数の最大値が、最右点の周波数に所定値加算した周波数になるように覚醒度判定用グラフのスケールを調整する。例えば、覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフに含まれるスペクトル密度の最小値が、最下点のスペクトル密度から所定値減算したスペクトル密度になるように覚醒度判定用グラフのスケールを調整する。例えば、覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフに含まれるスペクトル密度の最大値が、最上点のスペクトル密度に所定値加算したスペクトル密度になるように覚醒度判定用グラフのスケールを調整する。
比較結果に対応する手法にて覚醒度判定用グラフにプロットする点について説明する。上記したように、覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフに対して、右上の領域から左下の領域に行くほど覚醒度が低くなることを示すように、眠気レベルを割り当てる。これは、図9−1に示すように、覚醒度が低くなればなるほど、眠気が強くなればなるほど、極大点周波数が低くなり、極大点密度が高くなることを踏まえてのことである。この場合、覚醒度判定用グラフにおいて、プロットの位置が、左下へと変化することになる。なお、図9−1は、実施例2における眠気状態移行時における変化について説明するための図である。
これに対して、図9−2に示すように、被験者が眠気に抗っている状態であればあるほど、眠ってはいけないと被験者が努力している状態であればあるほど、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなる。なお、図9−2は、実施例2における眠気に抗っている状態における変化について説明するための図である。つまり、眠ってはいけないと被験者が努力している状態では、極大点周波数は低下しても、極大点密度が高くならない。恐らく、眠ってはいけないと被験者が努力している状態では、副交感神経の働きが定まらない状態になり、極大点周波数が特定の状態に集中しないようになるためと考えられる。
図10は、実施例2における覚醒度判定調整部によるプロット手法について説明するための図である。図7や図8と同様に、縦軸をスペクトル密度、横軸を周波数とし、極大点周波数と極大点密度との組み合わせをプロットした。図9−2の状態を図10にプロットした場合、図10の「補正前」に示すように、覚醒度判定用グラフにおいて、プロットの位置が左上へと変化することになる。ここで、図10に示すように、プロットの位置が左上へと変化したとしても、眠気レベルは必ずしも高くならず、つまり、このままでは、後述する覚醒度判定部270によって、覚醒度がそのままであると判定されることになる。
ここで、眠ってはいけないと運転手が努力している状態では、その努力が途切れると急激に覚醒度が下がる傾向があるので、このような状態の覚醒度の低さを正しく検出することが望ましい。このため、覚醒度判定調整部260は、図10の「補正後」に示すように、眠ってはいけないと運転手が努力している状態では、プロットの位置が左上へと変化するのではなく左下へと変化するように、プロット位置を補正する。プロット位置の補正の仕方として、例えば、極大点周波数はそのままの値を用い、極大点密度は過去の極大点密度からの低下分を過去の極大点密度に足した値を補正後の極大点密度とすることが考えられる。ここで、過去の極大点密度としては、極大点周波数が低下し極大点密度が高くなる傾向を有する時間的に最新のプロット、即ち、極大点密度、極大点周波数共に低下傾向を呈する直前のプロットを利用することが考えられる。
補正の仕方は上記に限るものではないが、覚醒度判定調整部260は、被験者が眠気に抗っていることを示す比較結果が得られる場合には、その他の比較結果が得られた場合と比較して、同一の検出値に対する覚醒度がより低くなるように判定基準を変更する。
例えば、覚醒度判定調整部260は、受信した比較結果が、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下であり、受信極大点密度が過去極大点密度以上ではなく、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上ではない場合に、プロット位置を補正する。言い換えると、覚醒度判定調整部260は、眠ってはいけないと被験者が努力している状態にあり、極大点周波数と極大点密度とが共に低下して大小差分関係が小さくなっているとの比較結果が得られると、プロット位置を補正する。一方、覚醒度判定調整部260は、それ以外の比較結果が得られる場合には、プロット位置を補正することなく、そのままプロットする。
また、覚醒度判定調整部260は、覚醒度判定用グラフを覚醒度判定部270に出力する。
覚醒度判定部270は、覚醒度判定調整部260と出力部280と接続される。また、覚醒度判定部270は、覚醒度判定調整部260から覚醒度判定用グラフを受信し、受信した覚醒度判定用グラフを用いて覚醒度を判定する。図10に示す例では、覚醒度判定部270は、極大点周波数と極大点密度とを示すプロットが、覚醒度判定用グラフにおいて左下に移動する場合に、被験者が覚醒状態から睡眠状態に移行していると判定する。
例えば、覚醒度判定部270は、前のタイミングにて抽出された組み合わせと比較して、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなったとの比較結果が得られた場合に、覚醒度が低下したと判定する。
また、覚醒度判定部270は、判定結果を出力部280に出力し、例えば、覚醒度が低下した旨を出力する。
出力部280は、覚醒度判定部270と接続され、モニタ(あるいはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカなどが該当する。出力部280は、覚醒度判定部270から判定結果を受信すると、受信した判定結果を被験者に出力し、例えば、覚醒度が低下した旨の情報を利用者に出力する。
[実施例2に係る覚醒度判定装置による処理]
次に、図11を用いて、実施例2に係る覚醒度判定装置100による処理の流れについて説明する。なお、図11は、実施例2に係る覚醒度判定装置100による処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。
図11に示すように、覚醒度判定装置100は、心拍検出部210が心拍信号データを検出すると(ステップS101肯定)、心拍間隔算出部220が心拍間隔を検出する(ステップS102)。
そして、スペクトル算出部230は、心拍間隔データに基づいて各周波数に対応するスペクトル密度を算出する(ステップS103)。そして、ピーク周波数算出部240は、極大点密度と極大点周波数と大小差分関係とを抽出する(ステップS104)。
そして、ピーク波形判定部250は、受信極大点周波数を過去極大点周波数と比較し、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下かを判定する(ステップS105)。また、ピーク波形判定部250は、受信極大点密度を過去極大点密度と比較し、受信極大点密度が過去極大点密度以上かを判定する(ステップS106)。また、ピーク波形判定部250は、受信大小差分関係を過去大小差分関係と比較し、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上かを判定する(ステップS107)。
ここで、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下であり(ステップS105肯定)、受信極大点密度が過去極大点密度以上ではなく(ステップS106否定)、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上ではない(ステップS107否定)場合について説明する。この場合、覚醒度判定調整部260は、プロットを補正する(ステップS108)。つまり、覚醒度判定調整部260は、眠ってはいけないと被験者が努力している状態にあり、極大点周波数と極大点密度とが共に低下して大小差分関係が小さくなっているとの比較結果が得られると、プロット位置を補正する。
また、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下でなかったり(ステップS105否定)、受信極大点密度が過去極大点密度以上であったり(ステップS106肯定)、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上であった(ステップS107肯定)場合について説明する。この場合、覚醒度判定調整部260は、プロットを補正しない(ステップS109)。つまり、覚醒度判定調整部260は、そのままの位置にプロットする。
そして、覚醒度判定部270は、覚醒度判定調整部260によって作成された覚醒度判定用グラフを用いて覚醒度を判定する(ステップS110)。具体的には、覚醒度判定部270は、極大点周波数と極大点密度とを示すプロットが、覚醒度判定用グラフにおいて左下に移動する場合に、被験者が覚醒状態から睡眠状態に移行していると判定する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、覚醒度判定装置100は、被験者の心拍信号から心拍間隔を算出し、算出した心拍間隔に対して周波数解析を実行することで、周波数ごとのスペクトル密度を算出する。そして、覚醒度判定装置100は、極大点密度と極大点周波数と大小差分関係とを組み合わせて所定のタイミングごとに抽出する。そして、覚醒度判定装置100は、抽出した組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とを、それぞれ、組み合わせより前のタイミングにて抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係と比較する。そして、覚醒度判定装置100は、比較の結果により定まる判定基準に基づいて、覚醒度を判定する。
具体的には、覚醒度判定装置100は、比較の結果、前のタイミングにて抽出された組み合わせと比較して、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなったとの比較結果が得られる場合に、覚醒度が低下したと判定する。この結果、被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態であっても、適切な覚醒度を判定することが可能である。具体的には、被験者が眠気を感じていても眠らないように抗っている状態において、覚醒度に変化なしと判定するのではなく、覚醒度が低下したと判定することが可能である。
このように、運転時におけるドライバーの覚醒度を推定し、また、眠気に対してどのような状態であるかを捕らえることにより、眠りに落ちそうな危険状態をより高い精度で判定することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例1や実施例2について説明したが、本発明は上述した実施例1や実施例2以外にも、その他の実施例にて実施されても良い。そこで、以下では、その他の実施例について説明する。
例えば、覚醒度判定装置100は、被験者の運行ごとにおける眠気推移の仕方を予め記憶しておき、現在の被験者の眠気推移を過去の推移の仕方と比較することで、普段と同じ変化をしているかどうかを判定しても良い。
具体的には、図12に示すように、覚醒度判定装置100は、被験者の運行ごとにおける眠気推移の仕方を予め記憶する被験者眠気推移記憶部310と、現在の被験者の眠気推移を過去の推移の仕方と比較する被験者状態判定部320とを更に備える。ここで、図12は、現在の被験者の眠気推移を過去の推移の仕方と比較する覚醒度判定装置の構成の一例を説明するためのブロック図である。
ここで、被験者眠気推移記憶部310は、被験者状態判定部320と接続される。また、被験者眠気推移記憶部310は、被験者の運行ごとにおける眠気推移の仕方を予め記憶する。例えば、被験者眠気推移記憶部310は、被験者の運行ごとにおける眠気推移の仕方として、眠気レベルが上昇するのに要する時間や、眠気との格闘状態を検出したときの眠気レベル、眠気と格闘していた時間などを記憶する。
また、被験者状態判定部320は、被験者眠気推移記憶部310とピーク波形判定部250と接続され、受信極大点周波数や受信極大点密度、比較結果をピーク波形判定部250から受信する。そして、被験者状態判定部320は、被験者眠気推移記憶部310に予め記憶された過去の眠気推移の仕方と同じかを判定する。
ここで、例えば、被験者状態判定部320は、過去の眠気推移の仕方と同じではない場合には、その旨を出力部280に出力し、出力部280が被験者に出力する。例えば、普段眠気に対して抗う動作を行いながら眠気方向に推移していく被験者が、あるとき、眠気に抗う動作を行わずに眠気方向へ推移している場合について説明する。この場合、被験者状態判定部320は、疲労や体調不良による可能性があるものと判定し、運転を中断して休憩をとるように促す旨の情報を出力部280に出力し、出力部280が被験者に出力する。
[状態判定処理と危険度判定処理]
また、例えば、覚醒度判定装置100は、被験者の状態を判定する状態判定処理や、眠気に関する危険度を判定する危険度判定処理を実行しても良い。例えば、図11のステップS110において、覚醒度判定部270は、覚醒度を判定するだけでなく、状態判定処理や危険度判定処理を更に実行しても良い。
そこで、以下では、図15を用いて、覚醒度判定部270が、図11のステップS110において、状態判定処理や危険度判定処理を更に実行する場合について説明する。なお、図15は、状態判定処理と危険度判定処理との処理の流れの一例について説明するフローチャートである。なお、覚醒度判定部270は、図15を用いて以下に説明する一連の処理を、例えば、覚醒度を判定する処理である図11のステップS110の後に実行したり、覚醒度を判定する処理と並行して実行したりする。以下に説明する一連の処理のうち、ステップS201〜S207は、状態判定処理に関する処理であり、ステップS208〜S215は、危険度判定処理に関する処理である。
図15のステップS201〜S207に示すように、覚醒度判定部270は、状態判定処理を実行する。例えば、覚醒度判定部270は、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下であるかを判定する(ステップS201)。また、覚醒度判定部270は、受信極大点密度が過去極大点密度以上であり、かつ、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上であるかを判定する(ステップS202、ステップS203)。
覚醒度判定部270が、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下であると判定した場合について説明する(ステップS201肯定)。ここで、覚醒度判定部270は、受信極大点密度が過去極大点密度以上であり、かつ、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上であると判定すると(ステップS202肯定)、被験者の状態が「眠気」であると判定する(ステップS204)。つまり、極大点周波数が低下し、極大点密度が高くなり、大小差分関係が大きくなる場合には、被験者の眠気が強くなっている状態と考えられるので、覚醒度判定部270は、睡眠状態にあったり、睡眠状態に移行している状態にあったりすると判定する。
一方、覚醒度判定部270は、受信極大点密度が過去極大点密度以上であり、かつ、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上であると判定しないと(ステップS202否定)、被験者の状態が「眠気との格闘」であると判定する(ステップS205)。つまり、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなる場合には、強まる眠気を抑えようと被験者が努力している状態と考えられるので、覚醒度判定部270は、眠気に抗っている状態にあると判定する。
覚醒度判定部270が、受信極大点周波数が過去極大点周波数以下であると判定しなかった場合について説明する(ステップS201否定)。ここで、覚醒度判定部270は、受信極大点密度が過去極大点密度以上であり、かつ、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上であると判定すると(ステップS203肯定)、被験者の状態が「集中」であると判定する(ステップS206)。つまり、極大点周波数が高くなり、極大点密度が高くなり、大小差分関係が大きくなる場合には、被験者は運転に集中している状態と考えられるので、集中している状態であると判定する。
一方、覚醒度判定部270は、受信極大点密度が過去極大点密度以上であり、かつ、受信大小差分関係が過去大小差分関係以上であると判定しないと(ステップS203否定)、被験者の状態が「覚醒」であると判定する(ステップS207)。つまり、例えば、極大点周波数が高くなり、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなる場合には、被験者は覚醒方向に変化している状態と考えられるので、覚醒状態にあったり、睡眠状態から覚醒状態に移行している状態にあったりすると判定する。
覚醒度判定部270による状態判定処理について簡単にまとめる。極大点周波数が低下した場合には、被験者の覚醒度が低くなったことを示す。ここで、覚醒度判定部270は、極大点密度が高くなったり大小差分関係が大きくなったりした場合には、眠気状態にあると判定し、極大点密度が低下したり大小差分関係が小さくなったりした場合には、眠気との格闘状態にあると判定する。
また、極大点周波数が高くなった場合には、被験者の覚醒度が高くなったことを示す。ここで、覚醒度判定部270は、極大点密度が高くなったり大小差分関係が大きくなったりした場合には、集中状態にあると判定し、極大点密度が低下したり大小差分関係が小さくなったりした場合には、覚醒状態にあると判定する。
図15のステップS208〜S215に示すように、被験者の状態が「眠気」や「眠気との格闘」である場合に、覚醒度判定部270は、被験者の覚醒状態に基づいて、危険度判定処理を実行する。以下では、5段階の危険度がある場合を例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、4段階以下の危険度であっても良く、6段階以上の危険度であっても良い。以下では、危険度1から危険度5になるに従って、危険度が高くなる場合を例に説明する。つまり、例えば、危険度1は、危険度1〜5のうち最も危険でない状態であることを示し、危険度5は、危険度1〜5のうち最も危険な状態であることを示す。
覚醒度判定部270が、被験者の状態が「眠気」であると判定した場合について説明する(ステップS204)。覚醒度判定部270は、眠気状態の変化量が閾値以上であるかを判定する(ステップS208)。例えば、覚醒度判定部270は、眠気レベルが1以上高くなっているかを判定する。なお、眠気レベルを用いて判定する場合を例に示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者が任意の閾値を設定して良い。ここで、覚醒度判定部270は、眠気方向への変化量が閾値以上であると判定しないと(ステップS208否定)、眠気が強くなっている状態と考えられるので、危険度を「3」と判定する(ステップS209)。一方、覚醒度判定部270は、眠気方向への変化量が閾値以上であると判定すると(ステップS208肯定)、眠気が急激に強くなっている状態と考えられるので、危険度を「4」と判定する(ステップS210)。
覚醒度判定部270が、被験者の状態が「眠気との格闘」であると判定した場合について説明する(ステップS205)。覚醒度判定部270は、一定時間後の被験者の眠気レベルが現在の眠気レベルより上がったかを判定する(ステップS211)。ここで、覚醒度判定部270は、上がったと判定すると(ステップS211肯定)、眠気と格闘して眠気を覚まそうとする動作があっても覚醒効果がなかったことになり、最も危険な状態と考えられるので、危険度を「5」と判定する(ステップS212)。
また、覚醒度判定部270は、一定時間後の被験者の眠気レベルが現在の眠気レベルより上がったと判定しないと(ステップS211否定)、被験者の眠気レベルが現在の眠気レベルより下がったかを判定する(ステップS213)。ここで、覚醒度判定部270は、下がったと判定すると(ステップS213肯定)、眠気を覚まそうとする動作に効果があり、覚醒方向に変化したと考えられるので、危険度を「1」と判定する(ステップS214)。一方、覚醒度判定部270は、下がったと判定しないと(ステップS213否定)、危険度を「2」と判定する(ステップS215)。つまり、覚醒度判定部270は、眠気レベルが変わらなかった場合には、眠気を覚まそうとする動作により眠気が進行せず状態を維持できたと考えられるので、危険度を「2」と判定する。
このように、状態判定処理や危険度判定処理を実行することで、覚醒度だけではなく、被験者の状態や危険度を判定することが可能である。
[心拍信号の検出]
上述した実施例2では、心拍検出部210が、電極の電位差から心拍信号を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、心拍検出部210は、被験者の心臓の鼓動や脈拍を捕らえられるものであれば良く、例えば、心電計や脈波計、心音センサなどでも良い。また、例えば、脈拍を捕らえるイヤクリップセンサを用いても良い。
[出力内容]
実施例2では、出力部280が、覚醒度判定部270による判定結果を出力する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、覚醒度判定用グラフそのものを出力しても良い。
[カーナビゲーションとの連携]
上述した実施例1の覚醒度判定装置100と自動車などに搭載されるカーナビゲーションとを連携させても良い。例えば、カーナビゲーションから取得可能な自動車の位置や道路状況と、代表周波数および代表スペクトル密度とを対応付けて記憶することで、被験者が覚醒状態となりやすい(あるいはなりにくい)自動車の環境を容易に解析することができる。なお、覚醒度判定用グラフをカーナビゲーションのモニタに出力しても良い。なお、カーナビゲーションの画面が、運転席側、助手席側の方向に2画面で表示可能である場合には、助手席側の画面のみに覚醒度判定用グラフによって生成されるグラフを表示しても良い。このように、助手席側の画面のみにグラフを表示させることによって、被験者となる運転者の不快感を軽減させることができるとともに、助手席の乗客に安心感を与えることができる。
[HF成分内に複数の極大点がある場合]
例えば、実施例2では、ピーク周波数算出部240が、HF成分内にある極大点が一つあるスペクトル密度データを受信し、極大点密度と極大点周波数と大小差分関係との組み合わせを一つ抽出する場合について説明した。しかし、図5に示したように、HF成分内に複数の極大点があるスペクトル密度データを受信する場合もある。
このような場合に、ピーク周波数算出部240は、複数ある極大点それぞれについて、極大点周波数や極大点密度、大小差分関係を算出しても良く、また、HF成分内にある極大点のうち、最もスペクトル密度が高い極大点についてのみ算出しても良い。
例えば、ピーク周波数算出部240が、複数ある極大点それぞれについて極大点周波数や極大点密度を算出すると、図13−1や図13−2に示すように、複数ある極大点それぞれについて、極大点周波数や極大点密度などの時系列における変化が得られる。なお、図13−1は、実施例2における極大点周波数の時系列における変化を表すための図である。図13−2は、実施例2における極大点密度の時系列における変化を表すための図である。また、図13−1や図13−2の横軸は、時間の経過を示す。また、図13−1の縦軸は、極大点周波数を示し、図13−2の縦軸が、極大点密度を示す。
[眠気レベル]
また、例えば、実施例2では、眠気レベルを「1」〜「5」とする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、眠気レベルを「1」〜「100」としても良い。
[システムの構成など]
本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図1〜図13)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した覚醒度判定装置100の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。即ち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示す例を用いて説明すると、心拍検出部210を別装置として、覚醒度判定装置100が、別装置である心拍検出部210から心拍信号を受信しても良い。
[コンピュータ]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図14を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する覚醒度判定プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図14は、実施例2に係る覚醒度判定プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
図14に示すように、実施例1におけるコンピュータ3000は、心拍センサ3001、スピーカ3003、ディスプレイ3005、通信部3006、CPU3010、ROM3011、RAM3013をバス3009などで接続して構成されている。なお、心拍センサ3001は、心拍検出部210に対応し、スピーカ3003やディスプレイ3005、通信部3006が出力部280に対応する。
ROM3011には、実施例2で示した心拍間隔算出部220と、スペクトル算出部230と、ピーク周波数算出部240と、ピーク波形判定部250と、覚醒度判定調整部260と、覚醒度判定部270と同様の機能を発揮する制御プログラムが予め記憶される。つまり、図14に示すように、ROM3011には、心拍間隔算出プログラム3011aと、スペクトル算出プログラム3011bと、ピーク周波数算出プログラム3011cと、ピーク波形判定プログラム3011dとが予め記憶される。また、ROM3011には、覚醒度判定調整プログラム3011eと、覚醒度判定プログラム3011fとが予め記憶される。なお、これらのプログラム3011a〜3011fについては、図2に示した覚醒度判定装置100の各構成要素と同様、適宜統合または分離しても良い。
そして、CPU3010は、これらのプログラム3011a〜3011fをROM3011から読み出して実行する。この結果、図14に示すように、各プログラム3011a〜3011fは、心拍間隔算出プロセス3010aと、スペクトル算出プロセス3010bと、ピーク周波数算出プロセス3010cと、ピーク波形判定プロセス3010dと、覚醒度判定調整プロセス3010eと、覚醒度判定プロセス3010fとして機能する。なお、各プロセス3010a〜3010fは、図2に示した、心拍間隔算出部220と、スペクトル算出部230と、ピーク周波数算出部240と、ピーク波形判定部250と、覚醒度判定調整部260と、覚醒度判定部270とにそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、RAM3013に格納された心拍データ3013aを用いて、覚醒度判定プログラムを実行する。
100 覚醒度判定装置
110 間隔算出部
120 スペクトル算出部
130 抽出部
140 比較部
150 判定部
210 心拍検出部
220 心拍間隔算出部
230 スペクトル算出部
240 ピーク周波数算出部
250 ピーク波形判定部
260 覚醒度判定調整部
270 覚醒度判定部
280 出力部
310 被験者眠気推移記憶部
320 被験者状態判定部
3000 コンピュータ
3001 心拍センサ
3003 スピーカ
3005 ディスプレイ
3006 通信部
3009 バス
3010 CPU
3010a 心拍間隔算出プロセス
3010b スペクトル算出プロセス
3010c ピーク周波数算出プロセス
3010d ピーク波形判定プロセス
3010e 覚醒度判定調整プロセス
3010f 覚醒度判定プロセス
3011 ROM
3011a 心拍間隔算出プログラム
3011b スペクトル算出プログラム
3011c ピーク周波数算出プログラム
3011d ピーク波形判定プログラム
3011e 覚醒度判定調整プログラム
3011f 覚醒度判定プログラム
3013 RAM
3013a 心拍データ

Claims (3)

  1. 被験者の心拍信号から心拍間隔を算出する間隔算出部と、
    前記間隔算出部によって算出された心拍間隔に対して周波数解析を実行することで、周波数ごとのスペクトル密度を算出するスペクトル算出部と、
    前記スペクトル算出部によって算出されたスペクトル密度のうち極大点となるスペクトル密度である極大点密度と、該極大点密度に対応する周波数である極大点周波数と、該極大点周波数の前後にある周波数に対応するスペクトル密度と該極大点密度との差を示す大小差分関係とを組み合わせて所定のタイミングごとに抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とを、それぞれ、該組み合わせより前のタイミングにて抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係と比較する比較部と、
    前記比較部による比較の結果、前のタイミングにて抽出された組み合わせと比較して、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなったとの比較結果が得られる場合に、その他の比較結果が得られる場合と比較して同一の検出値に対する覚醒度が低くなる判定基準を用いて、覚醒度を判定する判定部と
    を備えたことを特徴とする覚醒度判定装置。
  2. コンピュータが、
    被験者の心拍信号から心拍間隔を算出する間隔算出ステップと、
    前記間隔算出ステップによって算出された心拍間隔に対して周波数解析を実行することで、周波数ごとのスペクトル密度を算出するスペクトル算出ステップと、
    前記スペクトル算出ステップによって算出されたスペクトル密度のうち極大点となるスペクトル密度である極大点密度と、該極大点密度に対応する周波数である極大点周波数と、該極大点周波数の前後にある周波数に対応するスペクトル密度と該極大点密度との差を示す大小差分関係とを組み合わせて所定のタイミングごとに抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップによって抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とを、それぞれ、該組み合わせより前のタイミングにて抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係と比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較の結果、前のタイミングにて抽出された組み合わせと比較して、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなったとの比較結果が得られる場合に、その他の比較結果が得られる場合と比較して同一の検出値に対する覚醒度が低くなる判定基準を用いて、覚醒度を判定する判定ステップと
    実行することを特徴とする覚醒度判定方法。
  3. 被験者の心拍信号から心拍間隔を算出する間隔算出手順と、
    前記間隔算出手順によって算出された心拍間隔に対して周波数解析を実行することで、周波数ごとのスペクトル密度を算出するスペクトル算出手順と、
    前記スペクトル算出手順によって算出されたスペクトル密度のうち極大点となるスペクトル密度である極大点密度と、該極大点密度に対応する周波数である極大点周波数と、該極大点周波数の前後にある周波数に対応するスペクトル密度と該極大点密度との差を示す大小差分関係とを組み合わせて所定のタイミングごとに抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順によって抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係とを、それぞれ、該組み合わせより前のタイミングにて抽出された組み合わせに含まれる極大点周波数と極大点密度と大小差分関係と比較する比較手順と、
    前記比較手順による比較の結果、前のタイミングにて抽出された組み合わせと比較して、極大点周波数が低下し、極大点密度が低下し、大小差分関係が小さくなったとの比較結果が得られる場合に、その他の比較結果が得られる場合と比較して同一の検出値に対する覚醒度が低くなる判定基準を用いて、覚醒度を判定する判定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする覚醒度判定プログラム。
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