JP5360069B2 - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関するものであり、特に、マイクロ波をプラズマ源としてプラズマを発生させるプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関するものである。
LSI(Large Scale Integrated circuit)等の半導体装置は、被処理基板である半導体基板(ウェーハ)にエッチングやCVD(Chemical Vapor Deposition)、スパッタリング等の複数の処理を施して製造される。エッチングやCVD、スパッタリング等の処理については、そのエネルギー供給源としてプラズマを用いた処理方法、すなわち、プラズマエッチングやプラズマCVD、プラズマスパッタリング等がある。プラズマの種類には、平行平板型プラズマ、ICP(Inductively−Coupled Plasma)、ECR(Electron Cyclotron Resonance)プラズマ等があり、種々の装置で発生させたプラズマが処理に利用される。
上記したようなプラズマエッチング処理等を被処理基板に施す際には、プラズマを生成する処理容器内に、被処理基板を処理するための反応ガスを供給する必要がある。ここで、被処理基板の処理において、処理容器内に反応ガスを供給する技術が、特開2004−165374号公報(特許文献1)、および特開平6−112163号公報(特許文献2)に開示されている。特許文献1によると、ECRプラズマによるプラズマ処理装置において、被処理基板を載置する載置台と主コイルとの間に環状のガスリングを設けている。ガスリングは、載置台よりも大径に形成されている。このガスリングにより反応ガスを供給することとしている。特許文献2によると、ECRプラズマによるプラズマ処理装置において、デポジション性ガスの導入口を、試料保持台の近傍に配置することとしている。
特開2004−165374号公報 特開平6−112163号公報
被処理基板を処理する際には、被処理基板の面内において、均一に処理されていることが好ましい。ここで、反応ガスを処理容器内に供給する際に、被処理基板の処理における面内均一性向上の観点から、複数の箇所から反応ガスを供給する場合がある。図21は、処理容器内に反応ガスを供給する反応ガス供給部を二箇所に設けたプラズマ処理装置101の一部を示す概略断面図である。図21に示すプラズマ処理装置101では、円板状の被処理基板Wの中央領域に反応ガスを供給するために、処理容器102内にマイクロ波を導入する誘電体板103の中央部に第一の反応ガス供給部104を設けている。第一の反応ガス供給部104においては、被処理基板Wの中央領域に吹き付けるようにして反応ガスを供給している。また、被処理基板Wの端部領域に反応ガスを供給するために、処理容器102の側壁105の上部側に第二の反応ガス供給部106を設けている。なお、処理中のプラズマ処理装置101においては、図21中の下方側に位置する排気装置(図示せず)によって下方向に排気されている。
このように反応ガス供給部を二箇所設けたプラズマ処理装置101において、処理容器102内に粘性流の圧力領域(およそ50mTorr以上)で反応ガスを供給した場合、第二の反応ガス供給部106から供給された反応ガスは、第一の反応ガス供給部104の影響で、図21中の矢印Xで示す中央方向に流れてしまう。すなわち、第二の反応ガス供給部106から供給された反応ガスは、第一の反応ガス供給部104から供給された反応ガスと同じ供給路となってしまう。そのため、第二の反応ガス供給部106から反応ガスを供給する効果は認められず、被処理基板Wの中央領域に供給された反応ガスは、被処理基板Wの中央領域から端部領域に向けて放射状に広がり、端部に向かうにつれ反応ガスが消費され、かつ反応生成物が増加し、被処理基板Wの径方向で処理状態に分布が生じ、その結果面内の不均一を生じてしまう。
一方、分子流の圧力領域(およそ50mTorr以下)の場合、第二の反応ガス供給部106から供給された反応ガスは、排気装置による排気により、図21中の矢印Yで示す下方向に流れてしまう。そうすると、第二の反応ガス供給部106から供給された反応ガスは、被処理基板Wに達することなく排気されてしまうことになる。そのため、被処理基板Wに到達する反応ガスはほとんど第一の反応ガス供給部104からの供給のみとなり、上記と同様に被処理基板Wの処理状態に面内の不均一が生じることになる。
このように、上記した構成のプラズマ処理装置101においては、処理容器102内の圧力領域を変更して第二のガス供給部106から供給するガス供給量を調整しても、被処理基板Wへ均一に反応ガスを供給することができず、被処理基板Wの処理における面内均一性を確保することが困難である。特許文献1および特許文献2に示すプラズマ処理装置においては、上記と同様の問題が生ずるおそれがある。
ここで、被処理基板Wに均一に反応ガスを供給するために、被処理基板Wの真上領域に第二の反応ガス供給部を設けた場合、以下の問題が生ずるおそれがある。図22は、この場合におけるプラズマ処理装置111の一部を示す概略断面図であり、図21に示す断面に相当する。図22に示すように、プラズマ処理装置111には、誘電体板112の中央部に第一の反応ガス供給部113が設けられており、保持台114に保持された被処理基板Wの真上領域に、環状の第二の反応ガス供給部115が設けられている。第二の反応ガス供給部115により、被処理基板Wの端部領域に向かって真下方向へ反応ガスを供給することとしている。
しかし、このような構成とすると、第一の反応ガス供給部113から供給された反応ガスと、第二の反応ガス供給部115から供給された反応ガスとが、被処理基板Wの中央領域と端部領域の径方向の間の領域116において、ぶつかり合うことになる。図22中、領域116は点線で示している。そうすると、この領域116において反応ガスの淀む状態が生じ、デポジション(反応生成物)が滞留しやすくなってしまう。
さらに、図22に示すように被処理基板Wの真上領域に第二の反応ガス供給部を設けると、被処理基板W上においてプラズマの流れを遮蔽する遮蔽物が存在することになる。このようなプラズマ遮蔽物は、被処理基板W上の処理の不均一を生じさせることになる。
上記したようなデポジションの滞留、およびプラズマ遮蔽物の影響により、領域116における被処理基板Wのエッチングレートと中央領域や端部領域における被処理基板Wのエッチングレートとが異なり、被処理基板Wの処理における面内均一性を損ねることになる。
この発明の目的は、被処理基板の処理における面内均一性を向上することができるプラズマ処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、被処理基板の処理における面内均一性を向上することができるプラズマ処理方法を提供することである。
この発明に係るプラズマ処理装置は、その内部で被処理基板にプラズマ処理を行う処理容器と、処理容器内に配置され、その上に被処理基板を保持する保持台と、処理容器内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、処理容器内にプラズマ処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部とを備える。ここで、反応ガス供給部は、保持台上に保持された被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部と、保持台上に保持された被処理基板の真上領域を避けた位置であってかつ保持台の真上領域に設けられており、保持台上に保持された被処理基板の中心側に向かって反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部とを含む。
このような構成のプラズマ処理装置は、被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部と、被処理基板の中心側に向かって反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部とにより、被処理基板全体に均一に反応ガスを供給することができる。また、第一および第二の反応ガス供給部により供給された反応ガス同士を被処理基板上で淀ませず、デポジション(反応生成物)の滞留を抑えることができる。さらに、第二の反応ガス供給部によって被処理基板へ到達するプラズマの流れを遮蔽することもない。したがって、被処理基板の処理における面内均一性を向上することができる。なお、ここでいう真上領域とは、被処理基板の垂直上方の領域を指す。また、被処理基板の中心側とは、被処理基板の中央領域および被処理基板の中央領域の垂直上方側をいう。
好ましくは、第二の反応ガス供給部は、保持台の近傍に配置されている。
さらに好ましくは、第二の反応ガス供給部は、保持台上に保持された被処理基板の中央領域に向かって斜め方向に反応ガスを供給する。
また、第二の反応ガス供給部は、保持台上に保持された被処理基板の中心側に向かって真横方向に反応ガスを供給するようにしてもよい。
さらに好ましくは、第二の反応ガス供給部は、環状部を含み、環状部には、反応ガスを供給する供給孔が設けられている。
さらに好ましくは、被処理基板は、円板状であり、環状部は、円環状であって、環状部の内径は、被処理基板の外径よりも大きい。
また、処理容器は、保持台の下方側に位置する底部と、底部の外周から上方向に延びる側壁とを含み、第二の反応ガス供給部は、側壁内に埋設されている構成としてもよい。
さらに好ましくは、側壁は、内方側に突出する突出部を含み、第二の反応ガス供給部は、突出部内に埋設されている。
さらに好ましい一実施形態として、プラズマ発生手段は、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生器と、保持台と対向する位置に設けられ、マイクロ波を処理容器内に導入する誘電体板とを含む。第一の反応ガス供給部は、誘電体板の中央部に設けられている。
さらに好ましくは、保持台に保持された被処理基板の中央部の領域の温度を調整する第一の温度調整部と、保持台に保持された被処理基板の中央部の周辺に位置する端部の領域の温度を調整する第二の温度調整部とを備える。
さらに好ましくは、第一および第二の温度調整部の少なくともいずれか一方は、複数の部材から構成されている。
さらに好ましい一実施形態として、第一および第二の温度調整部はそれぞれ、保持台の内部に設けられている。
さらに好ましくは、処理容器は、保持台の下方側に位置する底部と、底部の外周から上方向に延びる側壁とを含み、側壁の温度を調整する側壁温度調整部を備える。
さらに好ましい一実施形態として、側壁温度調整部は、側壁の内部に設けられている。
この発明の他の局面において、プラズマ処理方法は、被処理基板をプラズマ処理するためのプラズマ処理方法である。ここで、プラズマ処理方法は、処理容器内に設けられた保持台上に被処理基板を保持させる工程と、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させる工程と、誘電体板を用いてマイクロ波を処理容器内に導入する工程と、誘電体板の中央部から被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給すると共に、保持台上に保持された被処理基板の中心側に向かって反応ガスを供給する工程とを含む。
この発明のさらに他の局面において、プラズマ処理装置は、その上に被処理基板を保持する保持台と、保持台の下方側に位置する底部および底部の外周から上方向に延びる環状の側壁とを含み、その内部で被処理基板にプラズマ処理を行う処理容器と、処理容器内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、処理容器内にプラズマ処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部とを備える。反応ガス供給部は、保持台上に保持された被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部と、保持台上に保持された被処理基板の真上領域を避けた位置および側壁の内径側の位置であってかつ保持台よりも上方に設けられた環状部を含み、保持台上に保持された被処理基板の中心側に向かって反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部とを含む。
好ましくは、環状部は、保持台の外径側に設けられている。
さらに好ましくは、保持台に保持された被処理基板の中央部の領域の温度を調整する第一の温度調整部と、保持台に保持された被処理基板の中央部の周辺に位置する端部の領域の温度を調整する第二の温度調整部とを備える。
さらに好ましくは、第一および第二の温度調整部はそれぞれ、保持台の内部に設けられている。
さらに好ましくは、第一および第二の温度調整部の少なくともいずれか一方は、複数の部材から構成されている。
このようなプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法によると、被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部と、被処理基板に向かって斜め方向へ反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部とにより、被処理基板全体に均一に反応ガスを供給することができる。また、第一および第二の反応ガス供給部により供給された反応ガス同士を被処理基板上で淀ませず、デポジション(反応生成物)の滞留を抑えることができる。さらに、第二の反応ガス供給部によって被処理基板へ到達するプラズマの流れを遮蔽することもない。したがって、被処理基板の処理における面内均一性を向上することができる。
この発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図である。 図1に示すプラズマ処理装置に備えられる第二の反応ガス供給部に含まれる環状部付近を、図1中の矢印IIの方向から見た図である。 図1に示すプラズマ処理装置のうち、IIIで示す部分の拡大図である 第一の反応ガス供給部から供給される反応ガスと、第二の反応ガス供給部から供給される反応ガスの流れを示す模式図である。 この発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置において、第二の反応ガス供給部から反応ガスを供給する角度θを、42°とした場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。 この発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置において、第二の反応ガス供給部から反応ガスを供給する角度θを、24°とした場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。 被処理基板Wにおける図5および図6中に示すX軸、Y軸、V軸、W軸を示す図である。 この発明の他の実施形態におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に示す断面に相当する。 この発明のさらに他の実施形態におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に示す断面に相当する。 この発明のさらに他の実施形態におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に示す断面に相当する。 図10に示すプラズマ処理装置に含まれる第二の反応ガス供給部を、図10中の矢印XIの方向から見た図である。 図10に示すプラズマ処理装置に含まれる第二の反応ガス供給部の一部の拡大断面図である。 図10に示すプラズマ処理装置および図21に示すプラズマ処理装置において処理した被処理基板のロットナンバーとエッチングレート規格値との関係を示すグラフである。 図10に示すプラズマ処理装置において処理した被処理基板のロットナンバーとパーティクル数との関係を示すグラフである。 図10に示すプラズマ処理装置において処理する際のセンター/エッジ流量比と被処理基板の面内均一性との関係を示すグラフである。 図10に示すプラズマ処理装置において、図15中の矢印Gで示すセンター/エッジ流量比で被処理基板を処理した場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。 図10に示すプラズマ処理装置において、図15中の矢印Gで示すセンター/エッジ流量比で被処理基板を処理した場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。 図10に示すプラズマ処理装置において、図15中の矢印Gで示すセンター/エッジ流量比で被処理基板を処理した場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。 この発明のさらに他の実施形態におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に示す断面に相当する。 この発明のさらに他の実施形態におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に示す断面に相当する。 従来において、処理容器内に反応ガスを供給する反応ガス供給部を二箇所設けたプラズマ処理装置の一部を示す概略断面図である。 被処理基板Wの真上領域に第二の反応ガス供給部を設けたプラズマ処理装置の一部を示す概略断面図であり、図21に示す断面に相当する。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図である。図1に示すように、プラズマ処理装置11は、その内部で被処理基板Wにプラズマ処理を行う処理容器12と、処理容器12内にプラズマ処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部13と、その上に被処理基板Wを保持する円板状の保持台14と、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生器15と、保持台14と対向する位置に配置され、マイクロ波発生器15により発生させたマイクロ波を処理容器12内に導入する誘電体板16と、プラズマ処理装置11全体を制御する制御部(図示せず)とを備える。制御部は、反応ガス供給部13におけるガス流量、処理容器12内の圧力等、被処理基板Wをプラズマ処理するためのプロセス条件を制御する。
処理容器12は、保持台14の下方側に位置する底部17と、底部17の外周から上方向に延びる側壁18とを含む。側壁18は、円筒状である。処理容器12の底部17には、排気用の排気孔19が設けられている。処理容器12の上部側は開口しており、処理容器12の上部側に配置される誘電体板16、および誘電体板16と処理容器12との間に介在するシール部材としてのOリング20によって、処理容器12は密封可能に構成されている。
マッチング21を有するマイクロ波発生器15は、モード変換器22および導波管23を介して、マイクロ波を導入する同軸導波管24の上部に接続されている。例えば、マイクロ波発生器15で発生させたTEモードのマイクロ波は、導波管23を通り、モード変換器22によりTEMモードへ変換され、同軸導波管24を伝播する。同軸導波管24は、径方向中央に設けられる中心導体25と、中心導体25の径方向外側に設けられる外周導体26とを含む。中心導体25の上端部は、モード変換器22の天井区画壁に接続されている。マイクロ波発生器15において発生させるマイクロ波の周波数としては、例えば、2.45GHzが選択される。なお、導波管23としては、断面が円形状のものや断面が矩形状のものが使用される。
誘電体板16は、円板状であって、誘電体で構成されている。誘電体板16の下部側には、導入されたマイクロ波による定在波の発生を容易にするためのテーパ状に凹んだ環状の凹部27が設けられている。この凹部27により、誘電体板16の下部側にマイクロ波によるプラズマを効率的に生成することができる。なお、誘電体板16の具体的な材質としては、石英やアルミナ等が挙げられる。
また、プラズマ処理装置11は、同軸導波管24によって導入されたマイクロ波を伝播する遅波板28と、複数設けられたスロット穴29からマイクロ波を誘電体板16に導入する薄板円板状のスロット板30とを備える。マイクロ波発生器15により発生させたマイクロ波は、同軸導波管24を通って、遅波板28に伝播され、スロット板30に設けられた複数のスロット穴29から誘電体板16に導入される。誘電体板16を透過したマイクロ波は、誘電体板16の直下に電界を生じさせ、処理容器12内にプラズマを生成させる。
保持台14は、高周波電極を兼ねており、底部17から垂直上方に延びる絶縁性の筒状支持部31に支持されている。筒状支持部31の外周に沿って処理容器12の底部17から垂直上方に延びる導電性の筒状支持部32と処理容器12の側壁18との間には、環状の排気路33が形成される。この排気路33の上部には、複数の貫通孔が設けられた環状のバッフル板34が取り付けられている。排気孔19の下部には排気管35を介して排気装置36が接続されている。排気装置36は、ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有している。排気装置36により、処理容器12内を所望の真空度まで減圧することができる。
保持台14には、RFバイアス用の高周波電源37がマッチングユニット38および給電棒39を介して電気的に接続されている。この高周波電源37は、被処理基板Wに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定の周波数、例えば、13.56MHzの高周波を所定のパワーで出力する。マッチングユニット38は、高周波電源37側のインピーダンスと、主に電極、プラズマ、処理容器12といった負荷側のインピーダンスとの間で整合をとるための整合器を収容しており、この整合器の中に自己バイアス生成用のブロッキングコンデンサが含まれている。
保持台14の上面には、被処理基板Wを静電吸着力で保持するための静電チャック41が設けられている。また、静電チャック41の径方向外側には、被処理基板Wの周囲を環状に囲むフォーカスリング42が設けられている。静電チャック41は、導電膜からなる電極43を一対の絶縁膜44、45の間に挟みこんだものである。電極43には高圧の直流電源46がスイッチ47および被覆線48を介して電気的に接続されている。直流電源46より印加される直流電圧により、クーロン力で被処理基板Wを静電チャック41上に吸着保持することができる。
保持台14の内部には、周方向に延びる環状の冷媒室51が設けられている。この冷媒室51には、チラーユニット(図示せず)より配管52、53を介して所定の温度の冷媒、例えば、冷却水が循環供給される。冷媒の温度によって静電チャック41上の被処理基板Wの処理温度を制御できる。さらに、伝熱ガス供給部(図示せず)からの伝熱ガス、例えば、Heガスがガス供給管54を介して静電チャック41の上面と被処理基板Wの裏面との間に供給される。
次に、処理容器12内にプラズマ処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部13の具体的な構成について説明する。反応ガス供給部13は、被処理基板Wの中央領域に向かって真下方向へ反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部61と、被処理基板Wに向かって斜め方向へ反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部62とを備える。具体的には、第一の反応ガス供給部61は、図1中の矢印Fの方向に向かって反応ガスを供給し、第二の反応ガス供給部62は、図1中の矢印Fの方向に向かって反応ガスを供給する。第二の反応ガス供給部62は、被処理基板Wの中心側、ここでは、被処理基板Wの中央領域に向かって斜め方向へ反応ガスを供給する。第一の反応ガス供給部61および第二の反応ガス供給部62には、同じ反応ガス供給源(図示せず)から同じ種類の反応ガスが供給される。
ここで、まず、第一の反応ガス供給部61の構成について説明する。第一の反応ガス供給部61は、誘電体板16の径方向中央であって、保持台14と対向する対向面となる誘電体板16の下面63よりも誘電体板16の内方側に後退した位置に設けられている。誘電体板16には、第一の反応ガス供給部61を収容する収容部64が設けられている。第一の反応ガス供給部61と収容部64との間にはOリング65が介在しており、処理容器12内の密封性を確保することとしている。
第一の反応ガス供給部61には、反応ガスを被処理基板Wの中央領域に吹き付けるようにして真下方向へ供給する複数の供給孔66が設けられている。供給孔66は、保持台14に対向する壁面67のうち、処理容器12内に露出する領域に設けられている。なお、壁面67は、平らである。また、第一の反応ガス供給部61には、供給孔66が誘電体板16の径方向中央に位置するように設けられている。
プラズマ処理装置11には、同軸導波管24の中心導体25、スロット板30および誘電体板16をそれぞれ貫通し、供給孔66に至るようにして形成されたガス流路68が設けられている。中心導体25の上端部に形成されたガス入口69には、途中に開閉弁70やマスフローコントローラのような流量制御器71等が介設されたガス供給系72が接続されている。ガス供給系72により流量等を調整しながら反応ガスを供給する。
次に、第二の反応ガス供給部62の構成について説明する。図2は、図1に示す第二の反応ガス供給部62に含まれる環状部73付近を、図1中の矢印IIの方向から見た図である。図1〜図2に示すように、第二の反応ガス供給部62は、円環状の環状部73と、環状部73を側壁18から吊り下げる吊り下げ部74とを含む。環状部73は、管状部材で構成されており、その内部が反応ガスの流路となる。環状部73は、処理容器12内において、保持台14と誘電体板16との間に配置される。
ここで、環状部73について説明する。図3は、図1中のIIIで示す環状部73の拡大図である。図1〜3に示すように、環状部73は、上下方向に真直ぐに延び、内径側に位置する壁部79aと、上下方向に真直ぐに延び、外径側に位置する壁部79bと、左右方向に真直ぐに延び、保持台14側に位置する壁部79cと、壁部79aの下方端部と壁部79cの内径側端部とを繋ぐように斜め方向に真直ぐに延びる壁部79dとから構成されている。
環状部73には、被処理基板Wに向かって反応ガスを吹き付けるようにして斜め方向に供給する複数の供給孔75が設けられている。供給孔75は、丸孔状である。供給孔75は、斜め方向に延びる壁部79dに設けられている。具体的には、壁部79dのうち、壁部79dに垂直な方向に壁部79dの一部を開口するように設けられている。供給孔75の角度は、反応ガスを供給する方向に応じて、任意に定められる。ここで、供給孔75の角度は、第二の反応ガス供給部62によって反応ガスを供給する斜め方向の角度であり、環状部73の上下方向の中心78を通り、左右方向に延びる直線(図中の一点鎖線)と、壁部79dに垂直な方向に延び、図3中の三点鎖線で示される直線79eとの角度θである。複数の供給孔75は、環状部73において、周方向に等配に設けられている。この実施形態においては、供給孔75は、8つ設けられている。
吊り下げ部74についても、管状部材から構成されている。処理容器12外から供給された反応ガスは、吊り下げ部74の内部を通って、環状部73まで供給される。吊り下げ部74は、断面略L字状であって、側壁18の上方部分から内方側に突出し、さらに垂直下方側に延びる形状である。下方側に延びた端部76が環状部73に接続されている。吊り下げ部74の外方側においても、上記した開閉弁や流量制御器が介設されたガス供給系(図示せず)が設けられている。
ここで、第二の反応ガス供給部62は、保持台14上に保持された被処理基板Wの真上領域を避けた位置であってかつ保持台14の真上領域に設けられている。具体的には、円環状の環状部73の内径をDとし、被処理基板Wの外径をDとすると、環状部73の内径Dは、被処理基板Wの外径Dよりも大きく構成されている。また、吊り下げ部74についても、被処理基板Wの真上領域を避けた位置に設けられている。
第二の反応ガス供給部62は、保持台14の近傍に設けられていることが好ましい。具体的には、処理容器12内において、第一の反応ガス供給部61から供給される反応ガスの流れの影響を受けないダウンフロー領域と呼ばれるプラズマ密度が低い領域に環状部73が設けられているとよい。保持台14に保持された被処理基板Wの上面77から図1中の一点鎖線で示す環状部73の上下方向の中心78までの距離Lとしては、例えば、90mm以内の所定の値が選択される。
次に、この発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置11を用いて、被処理基板Wのプラズマ処理を行う方法について説明する。
まず、処理容器12内に設けられた保持台14上に、上記した静電チャック41を用いて被処理基板Wを保持させる。次に、マイクロ波発生器15により、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させる。その後、誘電体板16等を介してマイクロ波を処理容器12内に導入する。そして、誘電体板16の中央部から被処理基板Wの中央領域に向かって第一の反応ガス供給部61に設けられた供給孔66から真下方向へ反応ガスを供給すると共に、第二の反応ガス供給部62の環状部73に設けられた供給孔75から被処理基板Wの中央領域に向かって斜め方向へ反応ガスを供給する。このようにして、被処理基板Wに対して、プラズマ処理を行う。
このような構成のプラズマ処理装置11およびプラズマ処理方法においては、被処理基板Wの中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部61と、被処理基板Wの中央領域に向かって斜め方向に反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部62とにより、被処理基板W全体に均一に反応ガスを供給することができる。また、第一および第二の反応ガス供給部61、62により供給された反応ガス同士を被処理基板W上で淀ませず、デポジションの滞留を抑えることができる。さらに、第二の反応ガス供給部62によって被処理基板Wへ到達するプラズマの流れを遮蔽することもない。したがって、被処理基板Wの処理における面内均一性を向上することができる。
ここで、上記した構成のプラズマ処理装置11において、第一の反応ガス供給部61から供給される反応ガスと、第二の反応ガス供給部62から供給される反応ガスの流れについて考える。図4は、第一の反応ガス供給部61から供給される反応ガスと、第二の反応ガス供給部62から供給される反応ガスの流れを示す模式図である。図4中、プラズマ処理装置11を構成する各部については、簡略化して図示している。図4に示すように、第一の反応ガス供給部61から供給される反応ガスは、矢印Fで示す方向で、被処理基板Wの中央領域に向かって真下方向へ供給された後、図4中の点線で示す中央領域の近傍の位置80において、一度バウンドして上方向に流れようとする。ここで、矢印Fで示す方向で、第二の反応ガス供給部62から反応ガスが供給されるため、バウンドによる反応ガスの巻き上がりが押さえられる。そうすると、第一の反応ガス供給部61から供給される反応ガスは、矢印Fに示す方向で、被処理基板Wの端部領域へ流れていく。このような機構により、上記した図22に示すような反応ガスの淀みが発生しないものと考えられる。
図5および図6は、この発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置11において、被処理基板Wを成膜した際の膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。図5および図6において、縦軸は、膜厚(Å)を示し、横軸は、中心Oからの距離(mm)を示す。また、図7において、被処理基板Wにおける図5および図6中に示すX軸、Y軸、V軸、W軸を示す。図5および図6は、第二の反応ガス供給部62から反応ガスを供給する角度θを変更した場合を示すグラフである。図5は、第二の反応ガス供給部62から反応ガスを供給する角度θを、42°とした場合を示し、図6は、第二の反応ガス供給部62から反応ガスを供給する角度θを、24°とした場合を示す。また、図5および図6に示す場合における環状部73の中心径は400mmであり、図1に示す距離Lは、90mmである。なお、図6は、図1に示す構成のプラズマ処理装置11の場合であり、第二の反応ガス供給部62が、保持台14上に保持された被処理基板Wの中央領域に向かって斜め方向に反応ガスを供給する場合の角度に相当する。ここで、図5に示す場合においては、第一の反応ガス供給部61からのガス供給量と第二の反応ガス供給部62からのガス供給量との比率を、32:68としている。また、図6に示す場合においては、第一の反応ガス供給部61からのガス供給量と第二の反応ガス供給部62からのガス供給量との比率を、27:73としている。
図5に示すように、第二の反応ガス供給部62から反応ガスを供給する角度θを、42°とした場合には、被処理基板の中央領域および端部領域の膜厚が、中央領域と端部領域の間の領域の膜厚よりも若干厚くなっており、グラフが多少略W字状をしているが、比較的平らであり、ほぼ均一である。すなわち、面内均一に処理されている。さらに、図6に示すように、第二の反応ガス供給部62から反応ガスを供給する角度θを、24°とした場合には、被処理基板Wの各位置において、膜厚は同程度である。すなわち、さらに面内均一に処理されている。
このように、上記構成のプラズマ処理装置11において、第二の反応ガス供給部62から斜め方向へ反応ガスを供給して、被処理基板Wの処理における面内均一性を向上することができる。一方、従来の図22等に示すプラズマ処理装置の構成では、例えば、ガス供給量の比率の調整により、被処理基板Wの処理における面内均一性を向上することはできない。すなわち、従来の図22等に示すプラズマ処理装置の構成では、ガス供給量の比率等を変更しても、被処理基板Wの面内における処理の程度はほとんど変わらない。
また、この発明に係るプラズマ処理装置においては、第二の反応ガス供給部62を構成する各部材について、被処理基板Wの真上領域を避けた位置に設けられているため、第二の反応ガス供給部62を構成する各部材のプラズマによる疲労を低減させることができる。したがって、第二の反応ガス供給部62の長寿命化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態において、被処理基板Wに向かって斜め方向へ反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部は、環状部と環状部を側壁から吊り下げる吊り下げ部を含むこととしたが、これに限らず、環状部と、側壁から真直ぐ内径側に延びて環状部を支持する支持部を含むこととしてもよい。
図8は、この場合におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に示す断面に相当する。図8中、図1と同じ構成の部材等については、同一の符号を付して、その説明を省略する。図8に示すように、プラズマ処理装置91に備えられ、被処理基板Wに向かって斜め方向へ反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部92に含まれる環状部93は、処理容器12の側壁18から、真直ぐ内径側に延びる支持部94によって支持されている。支持部94は中空状である。プラズマ処理装置91の外部から供給された反応ガスは、支持部94の内部を通って、環状部93に設けられた供給孔95から処理容器12内に供給される。このような構成によっても、上記と同様の効果が得られる。
また、上記の実施の形態において、被処理基板Wに向かって斜め方向へ反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部は、環状部と環状部を側壁から吊り下げる吊り下げ部を含むこととしたが、これに限らず、被処理基板Wに向かって斜め方向へ反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部を、処理容器の側壁に埋設することにしてもよい。
また、プラズマ処理装置において、処理容器の側壁は、内方側に突出する突出部を含む構成とし、第二の反応ガス供給部は、突出部内に埋設されているよう構成してもよい。
図9は、この場合におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に示す断面に相当する。図9中、図1と同じ構成の部材等については、同一の符号を付して、その説明を省略する。図9に示すように、プラズマ処理装置81の側壁82は、内方側、この場合、具体的には内径側に突出する突出部83を含む。突出部83は、環状である。そして、被処理基板Wに向かって斜め方向へ反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部に含まれる環状部84は、突出部83内に埋設されている。環状部84に設けられた複数の供給孔85は、突出部83のうち、斜め方向へ延びる壁面86側に露出して開口するように設けられている。この場合、突出部83は、被処理基板Wの真上領域を避けた位置であってかつ保持台14の真上領域に設けられている。具体的には、突出部83の内径、すなわち、突出部83の径方向内側の壁面88間の距離Dが、被処理基板Wの外径Dよりも大きく構成されている。また、環状部84には、側壁82内において、処理容器87の外部から環状部84に通ずるガス流路89が設けられている。このような構成によっても、上記と同様の効果が得られる。
この場合、処理容器87全体として、環状部84の上方側の側壁82の内径が、環状部84の下方側の側壁82の内径よりも小さいくびれ構造としてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、環状部に設けられた供給孔は、丸孔状に開口するように設けることとしたが、これに限らず、供給孔は、周方向や径方向に延びる長孔状に開口していてもよい。さらに、上記の実施の形態においては、供給孔を8つ設けることとしたが、この数に限定されることはない。
また、上記の実施の形態においては、環状部は、上下方向、左右方向、および斜め方向に真直ぐに延びる複数の壁部から構成されることとしたが、これに限らず、例えば、湾曲した壁部を含む構成としてもよいし、図3に示す断面において、環状部を構成する壁部が円環状であってもよい。
なお、上記の実施の形態においては、第二の反応ガス供給部は、環状部を含むこととしたが、これに限らず、環状部を含まない構成、例えば、複数の吊り下げ部の下方側端部に供給孔を設け、この供給孔から被処理基板Wに向かって斜め方向へ反応ガスを供給する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、第二の反応ガス供給部は、保持台上に保持された被処理基板Wの中央領域に向かって斜め方向に反応ガスを供給することとしたが、これに限らず、第二の反応ガス供給部は、保持台上に保持された被処理基板Wの中心側に向かって真横方向に反応ガスを供給するよう構成してもよい。具体的には、図3を参照して、第二の反応ガス供給部から反応ガスを供給する角度θにおいて、θ=0とする。こうすることによっても、上記した効果、すなわち、被処理基板W全体に均一に反応ガスを供給することができる。また、第一および第二の反応ガス供給部により供給された反応ガス同士を被処理基板W上で淀ませず、デポジションの滞留を抑えることができる。
これについて、図面を用いて具体的に説明する。図10は、この場合におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に相当する。図10中、図1と同じ構成の部材等については、同一の符号を付して、その説明を省略する。図11は、図10に示すプラズマ処理装置に含まれる第二の反応ガス供給部の一部を、図10中の矢印XIの方向から見た図である。図12は、図10中のXIIで示す部分の拡大図である。なお、図10に示す断面は、図11中に示すX−X断面に相当する。
図10〜図12を参照して、この発明のさらに他の実施形態に係るプラズマ処理装置201は、保持台14上に保持された被処理基板Wの中心側に向かって真横方向に反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部202を備える。第二の反応ガス供給部202は、円環状の環状部208と、環状部208の外径面側から外径側に真直ぐに突出する3つの突起部211a、211b、211cとを備える。3つの突起部211a〜211cは、環状部208の周方向において、略等配に設けられている。具体的には、3つの突起部211a〜211cはそれぞれ、約120°間隔で設けられている。
第二の反応ガス供給部202は、平板状であって突起部211a〜211cに対応する突起を有する環状の第一の部材209aと、断面略コ字状であって突起部211a〜211cに対応する突起を有する環状の第二の部材209bとを接合することにより形成されている。図12において示す第二の反応ガス供給部202の断面は、略矩形状である。すなわち、第一の部材209aと第二の部材209bとを接合することにより形成されるガス流路210は、断面が略矩形状の空間である。なお、第一および第二の部材の材質としては、例えば、石英が用いられる。
第二の反応ガス供給部202には、反応ガスを処理容器12内に供給する供給孔215が36個設けられている。供給孔215は、環状部208の内径側に向かって真直ぐに反応ガスを供給するように設けられている。具体的には、第二のガス供給部202を構成する第二の部材209bのうち、内径側に位置する壁部を径方向に真直ぐ貫通するように設けられている。供給孔215は、環状部208の上下方向のほぼ中央に設けられている。供給孔215は、丸孔状であり、例えば、φ0.5mmの大きさである。供給孔215は、例えば、レーザーにより開口される。36個の供給孔215は、第二のガス供給部202の内径面216において、周方向に等配となるように設けられている。
第二の反応ガス供給部202は、処理容器12の側壁18に設けられた3つの支持部212a、212b、212cにより処理容器12内に取り付けられている。具体的には、120°間隔で処理容器12の側壁18から内径側に延びるように設けられた3つの支持部212a〜212cの内径面214a、214b、214cと上記した第二の反応ガス供給部202に設けられる3つの突起部211a〜211cの外径面213a、213b、213cとを接合させるようにして取り付けられている。上下方向の環状部208の取り付け位置について、環状部208は、いわゆるダウンフロー領域に設けられている。
ここで、支持部212aについては、中空状であり、処理容器12の外部側から支持部212aを通じて第二の反応ガス供給部202に設けられるガス流路210内にガスを供給することができる。一方、他の2つの支持部212b、212cは、中実状であり、ガスの流入および流出はできない構成となっている。すなわち、第二の反応ガス供給部202については、処理容器12の外部側から支持部212aおよび突起部211aを通じて、ガス流路210内にガスが供給され、36個設けられた供給孔215から中心側に向かって噴出され、処理容器12内に供給される。
また、図10に示すプラズマ処理装置201においては、保持台14の内部に設けられ、保持台14上に保持される被処理基板Wの温度を調整する温度調整部203を有する。温度調整部203は、保持台14に保持された被処理基板Wの中央部の領域の温度を調整する第一の温度調整部204と、保持台14に保持された被処理基板Wの中央部の周辺に位置する端部の領域の温度を調整する第二の温度調整部205とを備える構成である。第一および第二の温度調整部204、205は、具体的には、例えば、それぞれ別個に温度制御がなされるヒータである。第一の温度調整部204は、保持台14の径方向の中央に設けられている。第二の温度調整部205は、環状であって、第一の温度調整部の外径側に径方向の間隔を開けて設けられている。第一および第二の温度調整部204、205によって、被処理基板Wの中央部および端部をそれぞれ異なる温度とすることができる。このような第一および第二の温度調整部204、205により、被処理基板Wの中央部および端部の温度をそれぞれ別個に制御して、被処理基板Wを処理する際の面内均一性をさらに向上させることができる。なお、第一および第二の温度調整部204、205は、それぞれ別個に制御され、図1に示すプラズマ処理装置11のように、冷媒を流して温度を調整することができる構成であってもよい。
また、図10に示すプラズマ処理装置201には、処理容器12を構成する円筒状の側壁18の内部、および側壁18の上部側に配置される蓋部217の内部において、それぞれ温度調整部206、207が設けられている。この温度調整部206、207により、側壁18および蓋部217の温度を調整して、処理容器12内の温度を安定させることができる。したがって、より均一な処理が可能となる。温度調整部206、207の構成についても、ヒータや冷媒を流す構成が挙げられる。
このような構成のプラズマ処理装置201であっても、上記と同様の効果を奏することができる。すなわち、被処理基板Wの処理における面内均一性を確保することができる。
この場合、第二の反応ガス供給部202を構成する環状部208は、側壁18や蓋部217とは別部材で構成されており、かつ、3つの支持部212a〜212cによって処理容器12の内部に支持されているため、温度調整部206、207からの距離が離れており、温度的に安定した状態である。したがって、温度調整部206、207による温度調整の影響を低減することができ、第二の反応ガス供給部202に設けられた供給孔215によるガスの供給量を安定させることができる。
図13は、図10に示すプラズマ処理装置および図21に示す従来のプラズマ処理装置において、40ロット処理したときのエッチングレート規格値を示すグラフである。横軸は、ロットナンバーを示し、縦軸は、エッチングレート規格値を示す。ここで、各ロットの1枚目の基板に対して測定を行った場合を示している。また、エッチングレート規格値とは、エッチングサンプル全数の平均値を1とし、それぞれのエッチングレートが平均からどのくらい変化しているかを示す指標である。図13中、丸印および実線が図10に示すプラズマ処理装置の場合を示し、四角印および点線が図21に示す従来のプラズマ処理装置の場合を示す。
図13を参照して、図10に示すプラズマ処理装置の場合、ロット間のエッチングレート規格値は、1.00から1.01に達しない範囲内でその値が推移している。これに対し、図21に示すプラズマ処理装置の場合、0.98から1.02の範囲内で推移している。すなわち、図10に示すプラズマ処理装置の場合のエッチングレート規格値のばらつきは、0.01未満であるのに対し、図21に示すプラズマ処理装置の場合のエッチングレート規格値のばらつきは、0.04よりも大きい。図10に示すプラズマ処理装置においては、エッチングレート規格値のロット間のばらつきは、大きく低減されている。
図14は、図10に示すプラズマ処理装置において処理した被処理基板のロットナンバーとパーティクル数との関係を示すグラフである。横軸は、ロットナンバーを示し、縦軸は、パーティクル数(個)を示す。図14におけるロットナンバーは、図13におけるロットナンバーと同様である。パーティクルについては、130nm以上の粒径のものをパーティクルとして、パーティクルモニター(SP1)(KLAテンコール社製)でカウントした。
図14を参照して、図10に示すプラズマ処理装置におけるパーティクル数は、各ロットにおいて最大でも5個であり、ほとんどの場合において、5個よりも少なく、0個の場合もある。すなわち、パーティクル数が非常に少なくなっていることが把握できる。図21に示すプラズマ処理装置については、供給孔の近傍に誘電体板があり、供給孔が強いプラズマに曝されるため、供給孔を構成する内壁面等においてパーティクルが形成されたことに起因するものであると考えられる。これに対し、図10に示すプラズマ処理装置については、環状部がダウンフロー領域に設けられており、供給孔が強いプラズマに曝されず、パーティクルが形成されにくいためであると考えられる。
図15は、図10に示すプラズマ処理装置において処理する際のセンター/エッジ流量比と被処理基板に対する処理のばらつきとの関係を示すグラフである。横軸は、センター/エッジ流量比(%)を示し、縦軸は、処理のばらつき(%)を示す。横軸のセンター/エッジ流量比については、センター、すなわち、第一の反応ガス供給部からのガス供給量に対するエッジ、すなわち、第二の反応ガス供給部からのガス供給量の割合をいう。具体的には、0%とは、第一の反応ガス供給部のみからのガスの供給を示し、70%とは、全体のガス供給量のうち、第一の反応ガス供給部からのガス供給量が70%、第二の反応ガス供給部からのガス供給量が30%であることを示す。また、処理のばらつきとは、面内のエッチングの最大値と最小値の差を面内多点平均値で割ったものを示すものである。後述するように、センターファーストの分布の場合は、プラスのばらつきとなり、エッジファーストの場合はマイナスのばらつきとして表現される。
図16は、図10に示すプラズマ処理装置において、図15中の矢印Gで示すセンター/エッジ流量比0%で被処理基板を処理した場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。図17は、図10に示すプラズマ処理装置において、図15中の矢印Gで示すセンター/エッジ流量比70%で被処理基板を処理した場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。図18は、図10に示すプラズマ処理装置において、図15中の矢印Gで示すセンター/エッジ流量比20%で被処理基板を処理した場合の被処理基板Wの膜厚と被処理基板Wにおける位置との関係を示すグラフである。なお、図16〜図18に示すグラフの縦軸および横軸は、図4および図5に示すグラフの縦軸および横軸と同様であるため、それらの説明を省略する。
図15を参照して、センター/エッジ流量比が0%の場合には、処理のばらつきが約−33%となり、いわゆるセンターファースト分布となる。すなわち、図16で示すように、被処理基板Wの中央が大きくエッチングされて中央の膜厚が薄くなり、被処理基板の端部側のエッチング量が少なくなって、端部の膜厚が厚くなる。そして、センター/エッジ流量比の値が大きくなるにつれ、処理のばらつきが0%に近づき、さらに、センター/エッジ流量比が70%となれば、いわゆるエッジファースト分布となる。すなわち、図17で示すように、処理のばらつきが約+15%程度となり、被処理基板の端部側の方が被処理基板の中央よりもエッチングされていることとなる。
この結果より、エッジファースト分布からセンターファースト分布に連続的に制御できることが把握できる。そして、このようなグラフにおいては、センター/エッジ流量比を変更、すなわち、第一および第二の反応ガス供給部によるガスの供給量を調整して、処理のばらつきを0%に近づけることが容易である。図15に示すグラフにおいては、センター/エッジ流量比をおおよそ20%程度とすることにより、図18で示すような形状の処理のばらつきを実現することができる。これに対し、図21に示すプラズマ処理装置では、処理のばらつき0%から離れた位置でグラフが横軸と略平行な形状となり、センター/エッジ流量比を変更しても、処理のばらつき0%を実現することは非常に困難となる。
なお、上記の実施の形態においては、供給孔は丸孔状としたが、これに限らず、長孔状や楕円状、多角形状であってもよい。また、供給孔を設ける上下方向の位置についても、ほぼ中央に限られず、上下方向の下方側または上方側にあってもよい。また、供給孔の開口面積の大きさについても任意である。また、供給孔の数についても上記した数に限られず、例えば、8個や16個等が選択される。また、環状部の断面についても、円環状であってもよいし、多角形状であってもよい。
なお、上記の実施の形態においては、第二の反応ガス供給部を第一の部材および第二の部材から構成され、環状部が3つの支持部により支持される構成としたが、これに限らず、真横方向に噴出する第二の反応ガス供給部を、上記した図9に示すプラズマ処理装置のように、処理容器の側壁に埋設させるよう構成してもよい。
図19は、この場合におけるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図であり、図1に相当する。図19中、図1と同じ構成の部材等については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図19を参照して、この発明のさらに他の実施形態に係るプラズマ処理装置221は、保持台14上に保持された被処理基板Wの中心側に向かって真横方向に反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部222を備える。保持台14の内部に設けられる温度調整部223は、保持台14の径方向中央に位置する第一の温度調整部224および第一の温度調整部224の外径側に位置する環状の第二の温度調整部225を有する。
プラズマ処理装置221の処理容器12を構成する側壁82の一部は、径方向内側に突出している。この突出部229は環状に連なる構成である。そして、突出部229の内径面228には、真横方向に開口したガスの供給孔231が設けられている。側壁82内には処理容器12の外部から供給孔231に至るようにガス流路230が形成されている。供給孔231は、丸孔状に開口されており、複数の供給孔231が、周方向に略等配に設けられている。また、ガス流路230を挟んで、側壁82の下方側の内部および側壁82の上方側の内部には、上記した図10に示すプラズマ処理装置と同様に、温度調整部226、227が設けられている。このような構成としても、上記と同様の効果を奏することができる。
なお、上記の実施の形態においては、プラズマ処理装置に備えられる第二の反応ガス供給部は、被処理基板の真上領域を避けた位置であってかつ保持台の真上領域に設けることとしたが、これに限らず、プラズマ処理装置は、以下のような構成であってもよい。
すなわち、この発明に係るプラズマ処理装置は、その上に被処理基板を保持する保持台と、保持台の下方側に位置する底部および底部の外周から上方向に延びる環状の側壁とを含み、その内部で被処理基板にプラズマ処理を行う処理容器と、処理容器内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、処理容器内にプラズマ処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部とを備える。ここで、反応ガス供給部は、保持台上に保持された被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部と、保持台上に保持された被処理基板の真上領域を避けた位置および側壁の内径側の位置であってかつ保持台よりも上方に設けられた環状部を含み、保持台上に保持された被処理基板の中心側に向かって反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部とを含むよう構成してもよい。ここでいう保持台よりも上方とは、保持台を基準とした上下方向の位置のうち、保持台よりも上方側の位置のことをいう。このような構成のプラズマ処理装置241を、図20に示す。図20に示すプラズマ処理装置241の構成は、第二の反応ガス供給部242を構成する環状部が、保持台14上に保持された被処理基板Wの真上領域を避けた位置であって、保持台14の真上領域よりも外径側に設けられており、側壁18の内径側の位置する点を除いて、図10に示すプラズマ処理装置の構成と同じである。具体的には、環状部は、保持台14の外径面により外径側に設けられている。すなわち、環状部は、保持台14の真上領域よりも外径側に設けられる構成としてもよい。このように構成することによっても、上記と同様の効果を奏することができる。
なお、図10、図19、および図20に示すプラズマ処理装置については、保持台の内部に第一および第二の温度調整部を備えることとしたが、これに限らず、保持台の外部側に設けてもよい。また、第一および第二の温度調整部は、径方向に分割されていてもよいし、周方向に分割されていてもよいし、上下方向に分割されていてもよい。すなわち、第一および第二の温度調整部は、それぞれ複数の部材から構成されていてもよい。なお、第一および第二の温度調整部は、一体型であっても構わない。すなわち、例えば、中央部と端部とをそれぞれ別個に温度調整可能な構成の一体型のヒータを用いてもよい。また、このような第一および第二の温度調整部については、設けない構成としてもよい。また、側壁等に設けた温度調整部についても同様に、設けない構成としてもよい。もちろん、図1や図9に示すプラズマ処理装置においても、必要に応じて、各温度調整部を設けることにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、第一の反応ガス供給部のうち、保持台に対向する壁面は平らとしたが、これに限らず、供給孔が設けられた部分を保持台側に突出する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、第一および第二の反応ガス供給部から供給される反応ガスは同じ種類であるとしたが、これに限らず、第一の反応ガス供給部から供給される反応ガスの種類と第二の反応ガス供給部から供給される反応ガスの種類とを異ならせることとしてもよい。
なお、第二の反応ガス供給部において、装置の構成上、具体的には、処理容器の大きさや保持台の位置、被処理基板の大きさ等に起因した装置の寸法構成上、ほぼ真下方向にガスを供給することになっても構わない。すなわち、角度θを90°付近となるようにする。このような構成となっても、上記と同様の効果を奏することができる。
また、上記の実施の形態においては、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置であったが、これに限らず、ICP(Inductively−coupled Plasma)やECR(Electron Cyclotron Resoannce)プラズマ、平行平板型プラズマ等をプラズマ源とするプラズマ処理装置についても適用される。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係るプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法は、被処理基板の面内均一性の向上が要求される場合に、有効に利用される。
11,81,91,201,221,241 プラズマ処理装置、12,87 処理容器、13 反応ガス供給部、14 保持台、15 マイクロ波発生器、16 誘電体板、17 底部、18,82 側壁、19 排気孔、20,65 Oリング、21 マッチング、22 モード変換器、23 導波管、24 同軸導波管、25 中心導体、26 外周導体、27 凹部、28 遅波板、29 スロット穴、30 スロット板、31,32 筒状支持部、33 排気路、34 バッフル板、35 排気管、36 排気装置、37 高周波電源、38 マッチングユニット、39 給電棒、41 静電チャック、42 フォーカスリング、43 電極、44,45 絶縁膜、46 直流電源、47 スイッチ、48 被覆線、51 冷媒室、52,53 配管、54 ガス供給管、61 第一の反応ガス供給部、62,92,202,222,242 第二の反応ガス供給部、63 下面、64 収容部、66,75,85,95,215,231 供給孔、67,86,88 壁面、68,89,210,230 ガス流路、69 ガス入口、70 開閉弁、71 流量制御器、72 ガス供給系、73,84,93,208 環状部、74 吊り下げ部、76 端部、77 上面、78 中心、79a,79b,79c,79d 壁部、79e 直線、80 位置、83,229 突出部、94,212a,212b,212c 支持部、203,204,205,206,207,223,224,225,226,227 温度調整部、209a 第一の部材、209b 第二の部材、211a,211b,211c 突起部、213a,213b,213c 外径面、214a,214b,214c,216,228 内径面、217 蓋部。

Claims (11)

  1. その内部で被処理基板にプラズマ処理を行う処理容器と、
    前記処理容器内に配置され、その上に前記被処理基板を保持する保持台と、
    前記処理容器内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、
    前記処理容器内にプラズマ処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部とを備えるプラズマ処理装置であって、
    前記反応ガス供給部は、前記保持台上に保持された前記被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給する第一の反応ガス供給部と、
    前記保持台上に保持された前記被処理基板の真上領域を避けた位置であってかつ前記保持台の真上領域に設けられており、前記保持台上に保持された前記被処理基板の中心側に向かって反応ガスを供給する第二の反応ガス供給部とを含み、
    前記第二の反応ガス供給部は、前記処理容器内に形成される空間の上下方向において、前記保持台寄りに配置されており、
    前記保持台に保持された前記被処理基板の中央部の領域の温度を調整する第一の温度調整部と、前記保持台に保持された前記被処理基板の中央部の周辺に位置する端部の領域の温度を調整する第二の温度調整部とを備え
    前記第二の反応ガス供給部は、前記保持台上に保持された前記被処理基板の中央領域に向かって斜め方向に反応ガスを供給する、プラズマ処理装置。
  2. 前記第二の反応ガス供給部は、環状部を含み、
    前記環状部には、反応ガスを供給する供給孔が設けられている、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記被処理基板は、円板状であり、
    前記環状部は、円環状であって、
    前記環状部の内径は、前記被処理基板の外径よりも大きい、請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記処理容器は、前記保持台の下方側に位置する底部と、前記底部の外周から上方向に延びる側壁とを含み、
    前記第二の反応ガス供給部は、前記側壁内に埋設されている、請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記側壁は、内方側に突出する突出部を含み、
    前記第二の反応ガス供給部は、前記突出部内に埋設されている、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記プラズマ発生手段は、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生器と、前記保持台と対向する位置に設けられ、マイクロ波を前記処理容器内に導入する誘電体板とを含み、
    前記第一の反応ガス供給部は、前記誘電体板の中央部に設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記第一および第二の温度調整部はそれぞれ、前記保持台の内部に設けられている、請求項1〜6のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記第一および第二の温度調整部の少なくともいずれか一方は、複数の部材に分割されている、請求項1〜7のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記処理容器は、前記保持台の下方側に位置する底部と、前記底部の外周から上方向に延びる側壁とを含み、
    前記側壁の温度を調整する側壁温度調整部を備える、請求項4〜8のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記側壁温度調整部は、前記側壁の内部に設けられている、請求項9に記載のプラズマ処理装置。
  11. 被処理基板をプラズマ処理するためのプラズマ処理方法であって、
    処理容器内に設けられた保持台上に被処理基板を保持させる工程と、
    プラズマ励起用のマイクロ波を発生させる工程と、
    誘電体板を用いてマイクロ波を前記処理容器内に導入する工程と、
    前記誘電体板の中央部から前記被処理基板の中央領域に向かって真下方向に反応ガスを供給すると共に、前記保持台上に保持された前記被処理基板の真上領域を避けた位置であってかつ前記保持台の真上領域から前記被処理基板に向かって斜め方向に反応ガスを供給する工程と、
    前記保持台に保持された前記被処理基板の中央部の領域の温度を調整する第一の温度調整部と、前記保持台に保持された前記被処理基板の中央部の周辺に位置する端部の領域の温度を調整する第二の温度調整部とを用いて、前記被処理基板の中央部の領域の温度と前記被処理基板の端部の領域の温度とをそれぞれ別個に制御する工程とを含む、プラズマ処理方法。
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