JP5358565B2 - 処理チャンバにおいて処理実行領域と隣接する処理除外領域を保護するための方法および装置 - Google Patents

処理チャンバにおいて処理実行領域と隣接する処理除外領域を保護するための方法および装置 Download PDF

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Description

基板から材料をエッチングするため、および、基板上に材料を蒸着するために、真空処理チャンバが用いられている。基板は、例えば、半導体ウエハである。一般に、ウエハの中央領域(すなわち、能動デバイス領域)では、正確な処理(ひいては、能動デバイスの高歩留まり)が実現されることが期待される。デバイスを形成するために処理されるウエハの上面すなわち上部表面における中央領域と、中央領域を囲むウエハの周辺エッジとの間でウエハを正確に処理しようとすると、数多くの問題がある。かかる問題が大きいことから、ウエハの中央領域とエッジとの間に「エッジ除外領域」が設けられてきた。エッジ除外領域で許容可能なデバイスを提供するという試みはなされていない。
さらに、中央領域の所望の処理中に、望ましくない蒸着物、材料、または、処理副生成物(まとめて、「望ましくない材料」とする)が、ウエハ上面のエッジ除外領域上、ウエハの周辺エッジの周りのベベルエッジ領域上、ベベルエッジの下側、および、ウエハの反対側の面(下面)の下面領域上に、蓄積または生成する。本明細書では、エッジ除外領域、ベベルエッジ領域、および、下面領域をまとめて、「エッジエンビロン(edge environ)」と呼ぶこととする。エッジエンビロンには、デバイスを形成するための処理がなされない。上記の望ましくない材料は、一般に、エッジエンビロン上に蓄積しうる。一般に、ウエハ上面の能動デバイス領域上に再蒸着しうる材料微粒子の剥離(flaking)を避けるには、エッジエンビロンを実質的に清浄に保つことが好ましい。かかる剥離は、任意の回数のウエハの操作または搬送動作を行う間に起こる可能性があるため、処理後のウエハから望ましくない材料を除去するために、エッジエンビロンを定期的に洗浄(例えばエッチング)することが一般に望まれる。除去処理(すなわち洗浄処理)中には、エッジエンビロンが、処理(洗浄)実行領域となり、能動デバイスの中央領域が、処理除外領域となる。
上記に鑑みて、エッジエンビロンだけから望ましくない材料を除去しつつ中央領域を損傷しない方法および装置が必要である。
概して、本発明の実施形態は、これらの要求を満たすために、エッジエンビロンからのみ望ましくない材料を除去する際に中央領域を損傷しないように中央領域を保護する。処理チャンバ内でプラズマからの荷電粒子から中央領域を保護するよう構成された電場および磁場の強度を用いることが好ましい。かかる電場および磁場の強度は、エッジエンビロンだけから望ましくない材料を除去することを支援する。一実施形態において、磁場は、中央領域とエッジエンビロンとの間の境界に近接した位置にピークを有するよう構成され、この構成によると、境界かつ中央領域から離れる向きにピークから半径方向に延びる強い勾配が提供され、荷電粒子は、境界を越えないよう反発される。
本発明は、装置、方法、および、システムを含む種々の形態で実施できることを理解されたい。以下では、本発明の実施形態をいくつか説明する。
一実施形態では、処理チャンバ内で荷電粒子からウエハの中央領域を保護するための装置が提供されている。第1の電極は、ウエハ軸を中心としたデバイス境界の内側の中央デバイス領域と、軸および境界の両方から離れる向きに半径方向に延びるウエハのエッジ除外領域とを有するウエハを処理チャンバ内に載置するよう構成される。第2の電極は、軸から離れる向きに境界から半径方向に延びると共に境界に近接して配置された場生成リング取り付け部を備えるよう構成される。場生成リング構造は、中央デバイス領域に移動しないよう粒子を反発させるように荷電粒子に力を作用させることができる場を確立するよう構成される。場生成リング構造は、場生成リング取り付け部に取り付けられており、場が、境界に近接した位置にピーク値のある場の強度勾配を有するよう構成される。場の強度勾配は、軸かつ境界から離れる向きに半径方向距離が大きくなるのに反比例して減少する場の強度を規定する。場の強度の勾配およびピーク値は、境界を越えて軸に向かって半径方向に移動しないように、荷電粒子を反発させる。
別の実施形態では、処理チャンバ内で荷電粒子からウエハの中央領域を保護するための装置は、処理チャンバ内にウエハを載置するよう構成された第1の電極を備えてよい。載置されるウエハは、ウエハの軸を中心とする円形のウエハ境界内の中央領域と、軸に対して半径方向に境界の外側に延びるウエハエッジ除外領域とを備える。第1の電極は、さらに、第2のリング取り付け部を備えるよう構成されてよい。第2の電極は、境界に対して半径方向に軸から離れる向きに延びる第2のリング取り付け部を備えるよう構成されてよい。リング状永久磁石構造は、第1のリング取り付け部内に取り付けられた第1の永久磁石部と、第2のリング取り付け部内に取り付けられた第2の永久磁石部とを備えるよう構成されてよい。取り付けられた第1および第2の永久磁石部は、取り付けられた第1および第2の永久磁石部の間で、軸を中心とした環状の経路において、軸方向に延びる磁場を確立するよう構成されてよい。取り付けられた第1および第2の永久磁石部は、さらに、ウエハ軸の周りで一様であり、かつ、軸からの半径方向距離が境界から離れるにつれて変化する場の強度勾配を有する磁場強度を備えるよう構成された磁場を確立するよう構成されてよい。勾配の変化は、境界に近接した位置にあるピーク値からの変化であり、軸からの半径方向距離の増大に反比例する。場の強度の勾配およびピーク値は、境界を越えて軸に向かって半径方向に移動しないように、荷電粒子を反発させるよう構成されてよい。
さらに別の実施形態において、装置は、処理チャンバ内で荷電粒子からウエハの中央領域を保護しうる。第1の電極は、処理チャンバ内で処理すべきウエハを載置するためのウエハ支持体を備えるよう構成されてよく、ウエハは、軸と、軸を中心とした円形の境界によって規定された中央領域とを備えるよう構成されている。境界は、軸に対する複数の半径方向距離のいずれかに構成可能であってよく、環状のエッジ除外領域によって囲まれている。第1の電極は、さらに、エッジ除外領域の半径方向外側において環状に延びると共にウエハ支持体から電気的に絶縁された第1の接地リングを備えるよう構成されてよい。軸に対する複数の半径方向距離の内の異なる半径方向位置に境界を配置することで、異なる構成のエッジ除外領域を規定してよい。第2の電極は、中央領域に対向する中央区域と、境界と整列した第1の環状取り付け部とを備えるよう構成されてよい。第2の電極は、さらに、エッジ除外領域の半径方向外側において環状に延びると共に中央区域および第1の環状取り付け部から電気的に絶縁された第2の接地リングを備えるよう構成されてよい。第1の環状取り付け部も同様に、中央区域から電気的に絶縁されている。処理チャンバ内で電場を確立するために、DCバイアスリングが第1の環状取り付け部に固定されている。DCバイアスリングは、境界を越えないように荷電粒子を反発させると共にエッジ除外領域のエッチングを促進するために、電場が、円形の境界から離れる向きにエッジ除外領域を横切って延び、第1および第2の接地リングの各々に至るように構成される。DC制御回路が、DCバイアスリングにDC電圧を印加し、DC電圧の値は、軸に対する境界の半径方向距離の値に正比例する。
さらに別の実勢形態では、ウエハの中央領域を規定する円形の境界を囲むエッジ除外領域のエッチング中に、荷電粒子から中央領域を保護する方法が提供される。境界の半径方向外側に延びるエッジ除外領域を有するウエハをエッチングチャンバ内に載置する工程が含まれてよい。さらに、磁場強度のピーク値が境界に近接した位置にあり、磁場強度が、境界かつ軸からの距離が大きくなるにつれてピーク値から急激に減少するように、永久磁石の反対極の間に一定磁場を確立する工程が含まれてよい。磁場のピーク値と、磁場強度の急激な減少とによって、荷電粒子が境界を越えて中央領域に移動しないように反発させると共に、反発された粒子のエッジ除外領域への衝突を促進する。
本発明のその他の態様については、本発明の原理を例示した添付図面を参照して行う以下の詳細な説明から明らかになる。
添付の図面を参照して行う以下の詳細な説明から、本発明を容易に理解することができる。なお、図面において、同じ符号は、同じ構造要素を示している。
基板の4分の1の領域、すなわち、正確な処理(ひいては能動デバイスの高歩留まり)の実現が期待される基板の上面における中央領域、を示す概略上面図。
図1の基板の概略立面図。
中央領域を保護しつつ基板のエッジエンビロンを洗浄するための本発明の装置の一実施形態を示す概略図。
本発明の実施形態を用いない場合に、基板上のバイアスに応じて荷電粒子が動く様子を示した図3の一部の拡大概略図。
処理チャンバ内で基板を載置するよう構成された下側電極と、中央領域を保護するよう構成された上側電極とをさらに備えるよう構成された図3の装置を示す拡大概略図。
場生成リング構造が生成する場の強度を、基板の軸から半径方向に取った距離に対して示したグラフ。
場生成リングの磁場による実施形態の一実施形態を示す概略立面図。
第1および第2のリング取り付け部の一方または両方が、第1および第2の永久磁石部を、軸と平行な方向で互いに相対移動できるように、調整可能に取り付けるよう構成されている装置の一実施形態を示す図6と同様の概略図。
場生成リング構造が生成する場の強度を、軸から半径方向に取った距離に対して示し、場は、場の強度勾配が例示の曲線で示すように変化する、グラフ。
基板の上面および下面を横切る荷電粒子の望ましい半径方向移動量に応じて、磁石部の間の磁場のピーク経路の位置を制御するための第1および第2の永久磁石部の構成を示す図。
場生成リング取り付け部および場生成リング構造が、処理チャンバ内で荷電粒子から基板の中央領域を保護するために電場を確立するよう構成された図3の装置の一実施形態を示す概略図。
エッチング中に荷電粒子から基板の中央領域を保護する方法の動作を示すフローチャート。
エッジ除外領域において基板を通って延びる磁場の磁場強度のピーク値を、基板の中心軸に対する境界の半径方向位置に応じて制御する方法の動作を示すフローチャート。
基板の上面および下面を横切る荷電粒子の望ましい半径方向移動量に応じて、磁石部の間の磁場のピーク経路の位置を制御する方法の動作を示すフローチャート。
以下の説明では、本発明の実施形態の完全な理解を促すために、数多くの具体的な詳細事項が示されている。しかしながら、当業者には明らかなように、本発明は、これらの具体的な詳細事項の一部または全てを特定しなくても実施することが可能である。その他にも、本発明を不明瞭にしないように、周知の処理の動作は詳細に説明していない。
上述の留意事項を念頭に置いて、以下では、回路およびシステムの構成例をいくつか規定する。ただし、添付の特許請求の範囲に規定されるように、変形が可能である点を理解されたい。具体的には、ある回路設計を参照していても、その機能は、多くの形態で実装できることを理解されたい。例えば、回路(例えば、アナログ回路およびデジタル回路)によって実行される機能を、ファームウエアで実現することができる。さらに、ファームウエアは、処理ステップまたは通信を完了または部分的に完了させるために、単独で実行、または、ソフトウエア制御または支援と共に実行されてよい。
半導体ウエハなどの基板のエッジエンビロンを保護するための装置、システム、および、方法について、発明の実施形態を記載しており、それらによると、望ましくない材料をエッジエンビロンからのみ除去する際に、ウエハの中央領域が損傷されない。これらの実施形態において、電場および磁場の強度は、処理チャンバ内でプラズマからの荷電粒子から中央領域を保護するよう構成されてよい。電場および磁場の強度は、エッジエンビロンだけから望ましくない材料を除去することを支援する。別の実施形態において、磁場は、中央領域とエッジエンビロンとの間の境界に近接した位置にピークを有するよう構成され、この構成によると、境界および中央領域から離れる向きにピークから半径方向に延びる強い磁場勾配が提供され、それにより、荷電粒子は、境界を越えないよう反発される。
本明細書で用いるように、「基板」という用語は、半導体ウエハ、ハードドライブディスク、光学ディスク、ガラス基板、および、平面ディスプレイの表面、液晶ディスプレイの表面などを指すが、それらに限定されず、それらの上には、処理(例えば、エッチングまたは蒸着)のためにプラズマが確立されるチャンバなどの処理チャンバ内で、材料または様々な材料の層が、形成または規定されてよい。
各種の基板(本明細書では「ウエハ」とも呼ぶ)について、基板の上面の中央領域では、正確な処理(ひいては、能動デバイスの高歩留まり)が実現されることが期待される。中央領域は、例えば、基板の中心軸を中心とした円形の境界などの境界によって規定されてよい。したがって、境界は、デバイスが形成される中央領域を取り囲んでよい。境界は、さらに、上面における環状領域を規定してよく、環状領域は、境界から外側に向かって半径方向に、基板の外周エッジに隣接するベベルまで延びている。境界を取り囲む環状領域には、デバイスを形成するための処理がなされず、「エッジ除外領域」と呼ばれる。基板の「エッジエンビロン」は、エッジ除外領域、ベベル、外周エッジ、および、上面の下方の下面領域を総称するものである。所望の能動デバイスを形成するために中央領域に対して所望の処理を行う際に、望ましくない材料がエッジエンビロン上に蓄積しうる。中央領域の能動デバイス領域上に再蒸着しうる材料微粒子の剥離を避けるために、本発明の実施形態を用いて、処理後の基板のエッジエンビロンから望ましくない材料を定期的に洗浄(例えばエッチング)してよい。
図1は、基板30の4分の1の領域、すなわち、正確な処理(ひいては能動デバイス31の高歩留まり)の実現が期待される基板の上面34における中央領域32、を示す概略上面図である。中央領域32は、例えば、基板の中心軸38を中心とする円形の境界などの境界36で規定されてよい。例えば、その他の形状の中央領域32が設けられてもよいが、いずれの場合にも、境界36は、デバイス31が形成される中央領域32を囲みうる(規定しうる)。また、境界36は、上面34における別の領域40を示唆する(または規定するよう機能する)。例えば、基板30が半導体ウエハである場合には、領域40は、環状で、軸38を中心とし、境界36から外側に向かって半径方向に、基板の外周エッジ44に隣接するベベル42まで延びていてよい。例えば、その他の形状の領域40が設けられてもよいが、いずれの場合にも、その他の形状の領域40は、デバイス31が形成されない領域である。境界36は、本明細書では、中央(能動デバイス)領域32とその他の(デバイスを形成されない)領域40との間の移行線を規定するために用いられる。その他の領域40は、境界36を取り囲む領域であり、本明細書では「エッジ除外領域」と呼ぶこととする。エッジ除外領域40、ベベル42、外周エッジ44、および、上面34の下方の下面46(図2)は、基板30の「エッジエンビロン」48に含まれる。
本明細書で用いるように、「軸方向の」という用語は、軸38に平行な方向を規定しており、軸の方向に延びる(すなわち、軸38と平行に延びる)ものを規定する際には、「軸方向に」の形でも用いられる。本明細書で用いるように、「半径方向の」という用語は、軸38を中心とする軸38に垂直な方向を規定しており、軸方向と垂直に延びる(すなわち、軸38と垂直に延びる)放射状の領域を規定する際には、「半径方向に」の形でも用いられる。
図2は、基板30の概略立面図を示している。図1および2は、所望の能動デバイス31を形成するために中央領域32に対して所望の処理を行う際に、望ましくない材料50がエッジエンビロン上に蓄積しうる様子を示している。中央領域32の能動デバイス31上に再蒸着しうる材料微粒子の剥離を避けるために、本発明の実施形態を用いて、処理後の基板30のエッジエンビロン48から望ましくない材料50を定期的に洗浄(例えばエッチング)することができる。図3は、かかる洗浄を行って、基板30の中央領域32を保護する本発明の装置60の一実施形態を示す概略図である。望ましくない材料50をエッジエンビロン48だけから除去する際に、中央領域32は損傷を受けない。
図3は、基板30に適切なクランプ力を提供する基板ホルダ(すなわち、下側電極)64を有する真空処理チャンバ62を備えた装置60を示している。チャンバ62の上部には、誘電体ウィンドウ68などのチャンバウィンドウが設けられてよい。図によると、チャンバ62の内部へのアクセスを可能にするために、ウィンドウ68にポート70が設けられている。また、図3は、ポート70を通してチャンバ62にアクセスする必要のある設備74が、チャンバ62に備えられていることを概略的に示している。設備74は、チャンバに処理ガスを供給することなどによって、チャンバ62における蒸着、エッチング、または、注入処理の実行を円滑にするために、かかるアクセスを必要としうる。設備74の一例として、1または複数のガス供給源からポート70を通してチャンバ62内に、処理ガスが供給されてよい。ポンプ(図示せず)が、チャンバ62内の圧力を、例えば1から1000mTorrの範囲の圧力に減少させてよい。
エッチング処理によってエッジエンビロン48だけから望ましくない材料50を除去するために、例えば、インピーダンス整合回路を備えた第1のRFエネルギ源78をコイル80に接続して、チャンバ内のガスを励起し、チャンバ62内で高密度プラズマ(例えば、10-11〜10-12イオン/cm3)を維持してよい。コイル80は、典型的な固定周波数13.56MHzで作動されてよく、チャンバ62内で処理を実行するための高密度プラズマを提供するために、ウィンドウ68を通してチャンバ62内にRFエネルギを誘導結合するタイプであってよい。その結合の間、コイル80は、電場を生じる(図3の線82を参照)。また、図3によると、エッチングの制御など、処理制御のために、第2のRF電力が、第2のRF源84によって別個にチャンバに供給される。RF源84は、可変リアクタンスを有する整合回路網を備えてよく、整合された第2のRF電力は、第2のRF信号88の形態で下側電極64に印加される。整合回路網の可変リアクタンスは、第2のRF信号88のインピーダンスを下側電極64のインピーダンスと整合させるために制御される。下側電極64に結合される負荷は、主に、チャンバ62内のプラズマである。下側電極64に印加された第2のRF信号88は、プラズマ内の荷電粒子90(図4A)と相互作用して、基板30にバイアスをかける。
図4Aは、基板30上のかかるバイアスに応じて荷電粒子90が移動する様子を示した図3の一部の拡大概略図である。例えば、図によると、荷電粒子90が、処理チャンバ62内で軸38に向かって、エッジ除外領域40を横切り境界36を越え、保護されるべき中央領域32および能動デバイス31まで移動する。また、図によると、粒子90は、エッジエンビロン48に含まれる下面46の一部を規定する円形の周囲境界92を越えて、下面46の下を移動する。かかる移動は、本発明の実施形態を用いない場合に起きるものである。実施形態を用いない場合、粒子90は、衝突して、デバイス31から材料31Dを除去することで、デバイス31への損傷につながる場合がある。
一般に、図4Bは、中央領域32を保護するために、装置60は、さらに、ウエハ軸38を中心とした境界36内の中央デバイス領域32を備えた基板30を処理チャンバ62内に載置するよう構成された下側電極すなわち第1の電極64を備えるよう構成されてよい。そのように載置されると、ウエハエッジ除外領域すなわち除外領域40(図2)は、軸38および境界36の両方から離れる向きに半径方向に延びる。第2の電極(すなわち上側電極)86は、場生成リング取り付け部94(第2または上側リング取り付け部とも呼ぶ)を備えるよう構成されてよい。取り付け部94は、境界36に関して軸38から離れる向きに半径方向に延びている。場生成リング構造96は、帰還経路98およびピーク経路99を有する場97を確立するよう構成されてよい。ピーク経路99における場97は、荷電粒子90に力FRを作用させて、粒子90を中央デバイス領域32に向かって移動させないよう反発させることができる(すなわち、デバイス31の損傷を引き起こしうる図4Aに示したような移動を、粒子90にさせないようにする)。場生成リング構造96は、場生成リング取り付け部94に取り付けられ、場97が帰還経路98とピーク経路99との間に場の強度勾配Gを有するよう構成される。勾配Gは、場の強度のピーク値Pを有するピーク経路99が境界36に近接して延びるように構成される。本明細書で用いるように、「近接する」という用語は、ピーク経路99の境界36に対する位置に関し、特に、境界36の位置から境界36の半径方向4mm外側の位置までの範囲の或る位置にピーク経路99が配置されることに関する。好ましい実施形態において、ピーク経路99は、その範囲において、境界36の半径方向外側2mmの距離に配置される。
場生成リング構造96は、さらに、境界36に近接して延びるピーク経路99を確立するよう構成されてよく、勾配Gは、軸38および境界36から離れる向きへの経路98および99の半径方向距離の増大反比例する場の強度を規定する。この構成の場生成リング構造96によると、勾配Gとピーク経路99の場の強度のピーク値Pとにより、境界36を越えて軸38に向かって半径方向に移動しないように荷電粒子90を反発される。反発された荷電粒子90は、力FS(図示せず)でエッジエンビロン48に引きつけられ、スパッタリングなどによってエッジエンビロン48から望ましくない材料50を除去する効果を奏する。
図5は、場の強度(すなわち、場生成リング構造96から生じた場97の強度)と、軸38から半径方向に延びる方向の(例えば、経路98および99の)距離との関係を示したグラフ100である。図によると、距離は、軸から外向きに、境界36を越え、さらに基板30のエッジ44を越えて、左側へ向かって大きくなっている。構造96の一実施形態では、図によると、グラフ100には、ピーク値Pを有するよう構成された場の強度勾配Gを有する磁場97Mである典型的な場97を示す曲線100−1が含まれている。値Pが、ピーク経路99の値に対応し、ピーク経路99は、境界36に近接して延びている(図4B)。構造96の別の実施形態では、図によると、グラフ100には、場の強度勾配Gを有する電場97Eである典型的な場97を示す曲線100−2が含まれており、電場97Eも、ピーク値Pを有するよう構成されたピーク経路99を有してよく、そのピーク経路99も境界36に近接して延びる。構成96の磁場を用いた実施形態を示す例示的な曲線100−1では、図によると、場の強度勾配G(GMと呼ぶ)は、(境界36に近接するピーク経路99の)ピーク値Pから傾きS−1で延びるようさらに構成されている。構成96の電場を用いた実施形態を示す曲線例100−2では、図によると、場の強度勾配G(GEと呼ぶ)は、(境界36に近接し、これに対応するピーク経路99の)ピーク値Pから傾きS−2で延びるようさらに構成されている。図からわかるように、傾きS−1は、急な傾き、すなわち、大きい傾きである。ある面では、急な傾きすなわち大きい傾きS−1およびS−2は、磁場FMの磁場強度が、境界36かつ軸38から離れる距離が大きくなるにつれて、ピーク値Pから急激に減少することを示している。例えば、急激な減少は、傾きS−1については、かかる距離1mmあたり約10kガウス(kG)から、かかる距離1mmあたり約2kGまでの範囲であってよく、傾きS−2については、かかる距離1mmあたり約10kGから、かかる距離1mmあたり約1kGまでの範囲であってよい。傾きS−1の好ましい実施形態において、急激な減少は、かかる距離1mmあたり約10kGである。別の面では、図5は、同じ距離変化(例えば、経路99から経路98)について、傾きS−1についてのかかる距離1mmあたりの場の強度の変化が、傾きS−2についての場の強度の変化よりも大きいことを示している。傾きS−1は、より急峻すなわち強い傾きの場の強度を示しており、曲線100−1の勾配GMは、曲線100−2の勾配GEに比べて急勾配すなわち大きい勾配となっている。
図6は、構造96の磁場を用いた実施形態の一実施形態であり、軸38から離れる向きに、境界36から半径方向に延びる第1の(下側)場生成リング取り付け部110をさらに備えるよう構成された第1の(下側)電極64を示す概略立面図である。磁場による実施形態では、場生成リング構造96は、リング状永久磁石構造112を備えるよう構成される。構造112は、第1の(下側)電極64の第1の(下側)場生成リング取り付け部110に取り付けられた第1の(下側)リング状永久磁石部114を備えるよう構成されてよい。構造112は、さらに、場生成リング取り付け部94(第2の(上側)場生成リング取り付け部とも呼ぶ)に取り付けられた第2の(上側)リング状永久磁石部116を備えるよう構成されてよい。それぞれ取り付けられた第1および第2リング状永久磁石部112および114は、一例のグラフ100−1(図5)に示した場の強度勾配GMを有するよう構成された磁場として、場97Mを確立するよう構成されてよい。下側場生成リング取り付け部110および下側リング状磁石部114と、上側取り付け部94および上側リング状磁石部116は、軸38から離れる向きに、境界36から半径方向に延びていることがわかる。それぞれ取り付けられた第1および第2のリング状永久磁石部114および116は、取り付けられた第1および第2の永久磁石部114および116の間に真っ直ぐ延びるピーク経路99を有する磁場97Mを確立するよう構成されてよい。磁場97Mは、それぞれ取り付けられた第1および第2永久磁石部114および116の間で軸方向に真っ直ぐ延びる磁力線99Mを有する。それぞれのリング状部分114および116は、さらに、帰還経路98の帰還線98Mを有する磁場97Mを確立する。経路98および99は、軸38を中心とした環状の経路である。それぞれ取り付けられた第1および第2の永久磁石部114および116は、各経路98または99の磁場強度を有するよう構成された磁場97Mを確立するようさらに構成され、磁場強度は、例えば、軸38に対して一定の半径方向距離においてはウエハ軸38の周囲で一様であり、図5の例示の曲線100−1に示したように、経路における軸38からの半径方向距離が境界36から離れるにつれて変化する場の強度勾配GMを有する。
リング状永久磁石構造112を備えるよう構成された場生成リング構造96の一実施形態において、各磁石部114および116は、0.25インチ×0.75インチの断面寸法を有するよう構成されてよく、0.25インチの寸法は半径方向の寸法であり、0.75の寸法は軸方向の寸法である。また、各リング磁石部114および116は、11kGの磁場強度を提供するNdFeB磁石として構成されてよく、例えば、経路99で10kGの磁場強度ピークを提供してよい。さらに、かかる各磁石部は、軸38から境界36までの約0.25インチないし約2インチの内径と、基板30の直径(例えば、200mmまたは300mm)に従って変化する外形とを有するよう構成されてよい。さらに、磁石部116は、構造112のN極であってよく、磁石部114は、構造112のS極であってよい。所望の場の強度に応じて、例えば、他の寸法、材料、および、半径を選択してよいことを理解されたい。
再び図5を参照すると、図6に示した実施形態は、磁場97Mの強度勾配GMを表す曲線100−1に示した特徴を有する磁場97Mとして、場97を提供してよい。リング114および116について上述した内径の例は、例えば、内径が境界36と垂直方向に整列するように、境界36に対して測定される。勾配GMは、例示の経路98および99における軸38からの(図5の左方向への)半径方向距離が大きくなるにつれて、それに反比例して小さくなる磁場強度を規定する。また、勾配GMの変化は、境界36に近接して位置する経路99のピーク値Pからの変化である。場の強度の勾配GMおよびピーク値Pは、境界36を越えて軸38に向かって半径方向に移動しないように、荷電粒子90を反発させるよう構成される。反発された荷電粒子90は、力FSでエッジエンビロン48に引きつけられ、スパッタリングなどによってエッジエンビロン48から望ましくない材料50を除去する効果を奏する。
場の強度勾配GMは、以下に説明するように強い勾配GMが荷電粒子90に影響を及ぼしうるように、(境界36に近接する経路99の)ピーク値Pから延びる傾斜S−1を有するようさらに構成される。リング状磁石部114および116は、磁場FMの強度が、(点118に対応する)境界から約20mmの例示的な半径方向距離に位置する帰還経路98で非常に低く(例えば、10G未満)なるように構成されるため、磁場FMは、粒子90が(図5のピーク経路99のピーク値に対応する)境界36から半径方向外側の約0ないし4mmの上述の範囲内に入るまでは、荷電粒子90に大きい影響を及ぼさず、経路99のピーク値Pにおいて、磁場97Mの影響が最も大きく、粒子90は、境界36を越えて軸38に向かってさらに進まないように、力FRによって急激に反発される。結果として、荷電粒子90は、境界36に向かって半径方向内向きに移動するにつれて、力FSを印加して基板30の方に粒子90を引きつける磁場FMの作用を大きく受けるようになりうる。このように、ますます多くの荷電粒子90が、境界36に到達する前に、エッジ除外領域40を含むエッジエンビロン48に衝突し、エッジエンビロン48から望ましくない材料50を除去する。その後、境界36に到達する荷電粒子90は、境界36を越えて軸38に向かってさらに進まないように急激に反発され、軸38に向かってさらに進むことなく、エッジエンビロン48にさらに衝突する。
図7は、図6と同様に、装置60の一実施形態を示す概略図であり、第1および第2のリング取り付け部110および94の一方または両方は、それぞれ対応する第1および第2の永久磁石部114および116を、軸38と平行な方向(すなわち軸方向)で互いに相対移動できるように、調整可能に取り付けるよう構成されている。図7の軸方向に調整可能な磁場の実施形態において、場生成リング構造96は、リング状永久磁石構造112(ここでは112A)を備えるよう構成され、リング状永久磁石構造112Aは、軸方向に移動するように場生成リング取り付け部110(ここでは110A)に取り付けられた第1の(すなわち、下側)リング状永久磁石部114を備えるよう構成される。取り付け部110Aは、第1のリング状永久磁石部114の軸方向の寸法よりも軸方向に長くなるよう構成される。取り付け部110Aは、したがって、下側磁石部114を上側磁石部116と相対的に軸方向に調整できるように構成される。一実施形態では、場生成リング構造96は、リング状永久磁石構造112Aにおいて、第1のリング状永久磁石部114だけが場生成リング取り付け部110A内で軸方向に移動するように取り付けられ、第2の(上側)リング状永久磁石部116が電極86に固定されるように構成される。
図7に示した別の実施形態において、場生成リング構成96は、下側および上側リング状永久磁石部114および116のそれぞれが、軸方向に移動するように取り付けられるよう構成される。したがって、図7によると、場生成リング取り付け部94(ここでは94A)は、第2の(上側)リング状永久磁石部116の軸方向の寸法よりも軸方向に長くなるよう構成されている。取り付け部94Aは、したがって、上側磁石部116を下側磁石部114と相対的に軸方向に調整できるように構成される。取り付け部110Aは、第1のリング状永久磁石部114の軸方向の寸法よりも軸方向に長くなるよう構成される。取り付け部110Aは、したがって、下側磁石部114を上側磁石部116と相対的に軸方向に調整できるように構成される。
さらに別の実施形態では、場生成リング構造96は、リング状永久磁石構造112Aにおいて、第2の(上側)リング状永久磁石部116だけが場生成リング取り付け部94A内で軸方向に移動するように取り付けられ、第1の(下側)のリング状永久磁石部114が取り付け部110に固定されるように構成される。
図7を参照して説明した様々な実施形態において、それぞれ取り付けられた第1および第2のリング状永久磁石部114および116の軸方向の調整は、調整装置120を用いて行われてよい。装置120の一例として、下側電極64のネジ穴124に受け入れられるよう構成されたネジ122が図示されている。装置120の別の例として、上側電極86のネジ穴128に受け入れられるよう構成されたネジ126が図示されている。適切な例としてのネジ122または126もしくは別の構成の装置120の調整は、コントローラ130によってなされてよい。コントローラ130は、磁場97M(図6)の構成を変形して、軸方向調整可能強度磁場97MA−ADJとして磁場を規定する効果を奏しうる。
一実施形態において、コントローラ130は、エッジエンビロン48から望ましくない材料50を除去する動作のためのレシピに従って作動されるコンピュータ制御のモータ132であってよい。磁場97MA−ADJは、場の強度勾配G(ここではGMADJ)が、図8に示すグラフの例100−3、100−4および100−5にようになるよう構成されてよい。図7の実施形態において、下側リング状磁石部114は、上側リング状磁石部116と共に、境界36および軸38から半径方向に離れる向きに拡がるように(場の強度勾配GMADJを有する)磁場97MA−ADJを構成することがわかる。また、調整が済むと、第1および第2の部分114および116は、図6を参照して説明したのと同様に、取り付けられた第1および第2の永久磁石部114および116の間に延びる磁場97MA−ADJを確立するよう構成される。図の簡単のために、図7には示していないが、図7の磁場97MA−ADJは、帰還経路98および帰還線98MAと、磁力線99MAを含み、第1および第2の調整可能永久磁石部114および116の間で軸方向に真っ直ぐ延びるピーク経路99とを備える。図7の実施形態において、リング状部分114および116は、帰還経路98の帰還線98MAとピーク経路99の磁力線99MAとを含む磁場97MA−ADJを確立する。磁場97MA−ADJおよび経路98M、99Mも、軸38を中心とした環状になっている。また、確立された磁場97MA−ADJは、一定の半径方向距離においてはウエハ軸38の周囲で一様であると共に、図8の曲線100−3ないし100−5によって示されるように、例示的な経路98Mおよび99Mにおける軸38からの半径方向距離に関して、境界36から離れるにつれて変化する強度勾配GMADJを有する磁場強度を備えるよう構成される。
図8を参照すると、一般に、曲線100−3ないし100−5は、磁場97MA−ADJの(経路99の)ピーク値PADJを調整すなわち制御できることを示している。図に示すように、例えば、調整は、曲線100−4(破線)のピーク値P4が曲線100−3(実線)のピークP3よりも大きくなり、曲線100−5(点線)のピーク値P5がピーク値P3およびP4よりも小さくなるように行われてよい。例えば、コントローラ130およびモータ132を用いて、例えばネジ112または126の回転を制御し、部分114および/または116の一方または両方を移動させて互いを近づけることによって、異なるピーク値PADJを得ることができる。この相対移動により、ピーク経路ス99の場の強度勾配GMADJのピーク値が調整され、例えば、部分114および116が近づくにつれて、ピーク値PADJは、P5から、P3、P4へと変化しうる。例えば、ネジを逆回転させて、部分114および/または116の一方または両方を移動させて互いを離すことによって、上記と逆の結果を得ることができる。
上述のように、磁場FMの強度は、(図8において、曲線100−3ないし100−5の低強度点118で示すように)、例示的な経路98における境界36から約20mmの例示的な半径方向距離では非常に小さい(例えば、10G未満)。また、上述のように、磁場FMは、粒子90が、ピーク経路99の(ピーク値P3ないしP5に対応する)境界36から半径方向外側の約0ないし約4mmの上述の範囲内に入るまでは、荷電粒子90に大きい影響を及ぼさない。磁場FMの作用の大きさは、ピーク値Pが大きくなるにつれて大きくなるため、(経路99のピーク値P3およびP5を提供する場合と比べて)、部分114および116を軸方向で互いに最も近づくように配置して経路99のピーク値P4を提供する構成の時に最大になる。したがって、パス99のピーク値P4を提供するかかる構成は、(ピーク値P3またはP5に比べて)図に示したように粒子90に対して最大の作用を有し、その結果、ピーク値P4によると、粒子は、(ピーク値P3またはP5に比べて)最も強い反発力FRを受けて、境界36を越えて軸38に向かってさらに進まないように最も急激に反発され、境界36ひいては経路99に向かって半径方向内向きに移動するにつれて、(ピーク値P3またはP5に比べて)最も基板30に引き寄せられる。このように、荷電粒子90が境界36をほとんど越えないため、(ピーク値P3またはP5に比べて)中央領域32を最大限に保護してデバイス31の損傷を最小限に抑える。
図7にも関連する装置60の一実施形態において、ピーク磁場強度の値を調整可能とするように、軸方向に部分114および116を配置した構成は、例えば、保護すべき様々な基板30の構成において、それぞれの境界36が、それぞれの基板の軸38に対して異なる半径方向位置に配置されている場合に、中央領域32を保護するために用いられてよい。この例では、境界36は、ウエハエッジ除外領域40に対して、それぞれ異なる半径方向の範囲を有する中央領域32を規定し、中央領域32は、荷電粒子90から保護される。上述のように、第1および第2のリング取り付け部110および94の構成によると、それぞれの第1および第2の永久磁石部114および116を互いに対して相対移動させ、軸38に対する境界36の半径方向位置に応じて、磁場FMの磁場強度のピーク値Pを制御することができる。図8を参照して上述したように、例えば、同じピーク経路99について、調整可能な取り付けおよび移動の構成により、境界36が軸38に近い例示的な第1の半径方向位置を有する場合に、より低いピーク値(例えばP5)を提供してよく、境界36が第1の半径方向位置よりも軸38から遠くに離れた例示的な第2の半径方向位置を有する場合に、より高いピーク磁場強度のピーク値(例えばP4)を提供してよい。より低いピーク値P5によると、荷電粒子90にかかる力FR(図4B)が小さくなり、磁場のより低いピーク値P5が荷電粒子90に作用するまでの時間が長くなることがわかる。この場合、粒子90が軸38に向かって半径方向内向きに移動しうる距離が長くなる。この場合の境界36は、軸38により近いため、このように移動が長距離に及んでも許容できる。より高いピーク値P4によると、荷電粒子90にかかる力FRが大きくなり、磁場のピーク値P4が荷電粒子90に作用するまでの時間が短くなることがわかる。したがって、粒子90が半径方向内向きに移動する距離は短くなり(すなわち、軸38に向かう移動が短くなり)、この短い運動は、この場合の境界36は、軸38からより遠くに離れているため、粒子の移動距離が短いことが望ましい。
上述のように、それぞれの第1および第2のリング取り付け部110および94の構成によると、それぞれの第1および第2の永久磁石部114および116を軸方向に互いに対して相対的に移動させることができる。コントローラ130の制御下で移動を行うことで、軸38に対する境界36の半径方向位置に応じて、経路99における磁場FMの磁場強度のピーク値Pを制御する。軸38に対する境界36の半径方向位置に応じたピーク値Pの例として、ピーク経路99について、調整可能な取り付けおよび移動の構成は、境界36が軸に近い例示的な第1の半径方向位置(例えば、図8の36−1)を有する場合に、より低いピーク値(例えば、図8のP5)を提供し、境界36が第1の半径方向位置36−1よりも軸38から遠くに離れた第2の半径方向位置(例えば、図8の36−2または36−3)を有する場合に、より高いピーク磁場強度のピーク値(例えば、P4)を提供する。したがって、「軸38に対する境界36の半径方向位置に応じた」磁場Fの磁場強度とは、(取り付け部94または110の半径方向位置によって決まる)中心軸38に対する磁石の所定の半径について、部分114および116の選択された相対垂直間隔で得られる磁場FMの効果を表すものである。この効果とは、異なる半径方向位置(例えば、36−1、36−2、および、36−3)にそれぞれの境界36を有する例示的な異なる基板構成に応じて場の強度を構成することであり、それによると、荷電粒子90が、ピーク値Pで最大となる力FRによって反発される前にエッジ除外領域40を横切って半径方向内向きに移動しうる距離が変化する。
図9に示す一実施形態において、装置60は、場の強度が、さらに、他の基板構成に応じて制御されるよう構成されてよい。例えば、別の基板構成は以下の通りであってよい。(基板30の上面34上で保護されない)エッジ除外領域40の半径方向の範囲は、或る値、すなわち、エッジ44から軸38に向かう半径方向の距離D1を有してよい。また、(保護されない)下面46の半径方向の範囲が考慮されてよく、これは、別の値、すなわち、エッジ44から周囲境界92までの半径方向の距離D2を有してよい。距離D2は、通例、距離D1よりも長い。これらの例示的な距離D1およびD2について、ピーク値Pで最大となる力FR(図4B)によって反発される前に、荷電粒子90は、軸38に向かって半径方向内向きに下面46を横切って周囲境界92まで、距離D1よりも長い距離D2を移動することを許容されることが好ましい。上面34においては、粒子90が、エッジ除外領域40を横切って境界36まで半径方向に、距離D1だけ移動することが望ましい。
図9は、上面34および下面46のそれぞれを横切る荷電粒子90の望ましい半径方向移動量に応じて、永久磁石部114および116の間の磁場FMのピーク経路99の位置を制御するよう構成された、第1および第2の永久磁石部114および116それぞれの構成を示している。以下では、荷電粒子90の望ましい半径方向移動量に応じた磁場FMの経路99について説明する。選択された軸方向の位置に磁石部114および116を配置し、一方の磁石部、例えば、ここでは図に示すように下側磁石部114が、磁石部114に固定された磁束板150を備えるよう構成する。磁束板は、部分114から半径方向に延びた軸方向に薄い環状部材であってよい。磁束板150は、例えば、図6に示した経路からピーク経路99を逸らすように、金属またはその他の適切な材料から形成される。図9に示すように、逸れたピーク経路99および経路99の磁力線99MAは、まず、上側磁石部116から軸方向に延びて、境界36に隣接するウエハ30のエッジ除外領域40に入る。ピーク経路99の磁力線99MAがエッジ除外領域40に入ると、経路99および磁力線99MAは、軸方向から方向が変更され、ウエハ30を通って半径方向および軸方向に、軸38に向かって斜めに、磁石部114および116の間のスペース154を横切って延びる方向変更経路152に入る。方向変更経路152は、周囲境界92を軸方向に越えて(周囲境界92の半径方向外側を)通って、下側部分114に取り付けられた磁束板150に至る。したがって、磁束板150は、磁場FMを、(図6および8に示した)直線的な軸方向の経路99から、上述の方向変更経路152に向けなおすよう構成される。周囲境界92は、半径方向において境界36よりも軸38に近いため、方向変更経路152は、基板30の下方では基板の上方よりも軸38に近くなる。したがって、磁束板150は、基板の下方で、境界36に関して半径方向にピーク磁場強度FMを位置決めする効果を奏する。磁束板150は、さらに、経路152の半径方向の方向変更(逸れ)の量を選択して、(経路152における)半径方向に逸れた磁場FMのピーク値Pを、軸38に対して選択可能な半径方向位置に位置決めするために、半径方向の長さを有するよう構成される。一例として、半径方向の長さをRLとする。したがって、磁束板150は、例示的な異なる基板構成に応じて、軸38に対する異なる半径方向位置で粒子90を表面34および46に衝突させる必要があるため、それに応じて磁場強度のピーク経路99を位置決めするよう構成される。その磁束板の構成によると、荷電粒子90は、異なる半径方向距離だけ軸38に向かって半径方向内向きに移動を許容されてよい。したがって、ピーク値Pで最大となる力FRによって反発される前に、粒子90Tが上面34を横切って移動する半径方向距離は、下面46を横切って粒子90Bが移動する距離と異なりうる。
上述のように、磁束板150の構成によって、装置60は、それぞれの基板の軸38に対する異なる半径方向位置に境界36および周囲境界92を有するよう構成された異なる基板30を保護するよう構成される。境界36の異なる半径方向位置は、例えば、上述の距離D1によって示され、周囲境界92の異なる半径方向位置は、例えば、上述の距離D2で示される。このように、磁束板150は、軸方向に延びる磁場MFのピーク経路99を半径方向に逸らすよう構成されることで、半径方向の逸れ量によって、異なる基板の内の1基板が有する境界36の軸38に対する半径方向位置に応じて、かつ、ウエハ30の下面46上の周囲境界92の半径方向位置に応じて、半径方向に逸れた磁場MFのピーク値Pを位置決めする。
上述のように、図3は、場生成リング取り付け部94を備えるよう構成された上側電極86、および、帰還経路98およびピーク経路99を有する場97を確立するよう構成された場生成リング構造96を示している。図10は、図3の装置60の別の実施形態を示しており、この実施形態において、場生成リング取り付け部94および場生成リング構造96は、処理チャンバ62内で荷電粒子90から基板30の中央領域32を保護するよう構成されてよい。第1の(下側)電極64は、上述のように基板30を載置するよう構成されており、境界36は、軸38に対する複数の半径方向距離のいずれかに構成可能であってよい。第1の電極64は、エッジ除外領域40の半径方向外側(軸38から離れる側)において環状に延びると共にウエハ支持体64から電気的に絶縁された第1の接地リング180を備えるよう構成される。軸38に対する異なる複数の半径方向距離に境界36を配置することで、異なる構成のエッジ除外領域40を規定してよい。第2の(上側)電極86は、境界36に整列された環状取り付け部94を備えるよう構成される。第2の電極86は、さらに、エッジ除外領域40の半径方向外側に環状に延びると共に中央区域32および第1の環状取り付け部94から電気的に絶縁された第2の接地リング182を備えるよう構成される。第1の環状取り付け部94も同様に、中央区域32から電気的に絶縁されている。場生成リング構造96は、処理チャンバ62内で電場FEを確立するために第1の環状取り付け部94に固定されたDCバイアスリング186を備えるよう構成されてよい。DCバイアスリング186は、境界36を越えないように荷電粒子90を反発させると共にエッジ除外領域40のエッチングを促進するために、電場FEが、円形の境界32から離れてエッジ除外領域(ブラケット40)を横切って延び、第1および第2の接地リング180および182の各々に至るように構成される。場生成リング構造96は、DCバイアスリング186にDC電圧を印加するために、DC制御回路190をさらに備えるよう構成されてよい。回路190は、DCバイアスリングが正のDC電圧を印加して電場FEを確立するよう構成される。正のDC電圧は、電場FEを確立し、境界36を越えないように正荷電粒子90を反発させ、反発された正荷電粒子90によってエッジ除外領域48のエッチングを促進する。ウエハ30とリング186との間の距離192の特定の値について、正のDC電圧の値は、軸38に対する境界36の半径方向距離の値に正比例してよい。例えば、正のDCバイアス電圧は、距離192が約1ミルである場合に、約1ボルトないし約200ボルトの範囲であってよい。
一実施形態において、DC制御回路190は、異なる強度の電場FEを確立するために、異なるDC電圧をDCバイアスリング186に印加するよう構成される。第1の強度は、複数の半径方向距離の内の第1の半径方向距離に対応する第1の値を有してよく、第2の強度は、第2の半径方向距離に対応する第2の値を有してよい。第2の半径方向距離は、第1の半径方向距離よりも軸38から離れており、第2の値は第1の値よりも大きい。
別の実施形態において、第1の環状取り付け部94は、環状のエッジ除外領域40に対向して円軌道状に延びている。また、DCバイアスリング186は、電場FEが、エッジ除外領域の周囲全体において円形の境界36から半径方向外向きに拡がるよう構成されており、その結果、境界の周囲全体において、境界36を越えようとする荷電粒子90の移動が反発によって妨げられ、反発された粒子90のエッジ除外領域40への衝突が、エッジ除外領域40全体で促進される。電場FEは、図5に曲線100−2で示したような電場であってよい。
図11は、中央領域を規定する円形の境界を囲むエッジ除外領域のエッチング中に、荷電粒子からウエハの中央領域を保護する方法の動作を示すフローチャート200である。中央領域は、基板30の領域32であってよく、荷電粒子は、中央領域32を規定する円形の境界36を囲むエッジ除外領域40のエッチング中に生じる粒子90であってよい。この方法は、開始後に、保護されるべき中央デバイス領域を規定する境界の半径方向外側に延びるエッジ除外領域を有するウエハをエッチングチャンバ内に載置する動作202に進んでよい。載置動作は、例えば、図6、7、9のいずれかに示したようになされてよい。このように、ウエハ30は、エッチングチャンバ62内に載置され、エッジ除外領域40は、軸36に直交して、境界36の半径方向外側に延びる。方法は、永久磁石の反対極の間に一定磁場を確立する動作204に進んでよい。この確立動作は、境界に近接する磁場強度のピーク値を提供するように磁場を構成する。確立された磁場の磁場強度は、境界および軸からの距離が大きくなるにつれて、ピーク値から急激に減少する。磁場のピーク値と、磁場強度の急激な減少とによって、荷電粒子が境界を越えて中央領域に移動しないように反発させると共に、反発された粒子のエッジ除外領域への衝突を促進する。永久磁石の反対極の間に一定磁場を確立する動作は、例えば、図5のグラフ100−1の例示的なピーク値Pを有する磁場FMに関連する。例えば、図5および6を参照して上述したように、この確立動作は、境界36に近接する磁場強度のピーク値Pを提供する。磁場FMの磁場強度は、図5によると、境界36および軸38からの距離が大きくなるにつれて、ピーク値Pから急激に減少する。上述のように、磁場FMがピーク値Pから急激に減少する磁場強度を有することにより、荷電粒子90が境界36を越えて中央領域32に移動(図4Bの矢印206)しないように反発させると共に、反発された粒子90のエッジ除外領域40への衝突を促進する。次いで、方法は終了する。
図12のフローチャート210に示した一実施形態において、方法は、磁場のピーク磁場強度の値を制御してよく、その際、磁場は、エッジ除外領域においてウエハを通過して延び、値の制御は、ウエハの中心軸に対する境界の半径方向位置に応じて行われる。値の制御は、磁場FMの強度のピーク値P(図5)の制御であってよい。磁場FMは、例えば、図6に示したように、ウエハ30を通って軸方向に延びてよい。ピーク値Pは、境界36の半径方向位置に応じて制御されてよい。上述のように、境界の位置とは、ウエハ30の中心軸38に対する半径方向の位置であり、半径方向の位置は、軸38から半径方向外向きにエッジ44に向かって測定されてよい。図12は、さらなる態様においてピーク値Pを制御するための動作204を示すフローチャート210である。方法は、動作202から動作204に進む。動作204は、まず、2つの反対極の永久磁石部の各々が環形状を有し、ウエハの各側にそれぞれ配置されるよう構成するさらなる動作212によって実行される。その構成動作は、例えば、リング状の永久磁石部116のN極、および、リング状の永久磁石部114のS極を構成する動作であってよい。図1および6を参照して上述したように、各部分114および116は、環状(すなわち、リング状)の形状を有するよう構成される。例えば、図6および7によると、ウエハ30の一方の側(下側)に部分114が、ウエハ30の他方の側(上側)に部分116が設けられている。
方法は、各ウエハの境界の半径方向位置に応じて、ウエハ軸に平行に延びる距離だけ互いに離間されるように反対極の永久磁石を位置決めするさらなる動作214に進む。図8の説明を参照すると、各ウエハの境界の半径方向位置に応じて磁石を位置決めする動作を理解できる。磁場FMの同じピーク経路99について、磁石部114および116の調整可能な取り付けおよび軸方向の相対移動により、境界36が軸38に近い例示的な第1の半径方向位置を有する場合に、より低いピーク値(例えばP5)を提供してよく、境界36が第1の半径方向位置よりも軸38から遠くに離れた例示的な第2の半径方向位置を有する場合に、より高い値のピーク磁場強度(例えばP4)を提供してよい。図5を参照すると、部分114および116の様々な軸方向位置について、磁場強度は、境界36に近接するピーク値Pから急激に減少することがわかる。また、例えば、図7を参照すると、位置決め動作は、互いに離間された反対極の永久磁石部114および116の位置決めであってよく、離間は、ウエハ軸38に平行な垂直方向(すなわち軸方向)の距離だけなされる。次いで、方法は終了する。
図13は、方法の一実施形態を示すフローチャート230である。その方法は、ウエハの上面および下面を横切って荷電粒子が半径方向に移動する所望の移動量に応じて、磁石部の間に確立される磁場のピーク経路の位置を制御しうる。位置の制御は、ウエハ30の上面34および下面46それぞれを横切って荷電粒子90が半径方向に移動する所望の移動量に応じて、磁石部114および116の間の磁場FMのピーク経路99の位置に対して行われてよい。したがって、制御された位置において、ピーク経路99の磁場FMは、処理チャンバ62内で、ウエハ30の上面34および下面45における異なる領域を荷電粒子90から保護しうる。
図13によると、方法は、開始後に、境界がエッジ除外領域の距離だけウエハのエッジから離間されるよう構成されると共に、ウエハの中心軸に向かって境界よりもエッジから遠くに離れた位置に周囲境界を有する下面を備えるよう構成されたウエハを載置する動作232に進んでよい。ウエハは、境界36が、エッジ除外領域40およびベベル42に関する半径方向の距離(例えば、D1)だけ、ウエハのエッジ44から離間されるよう構成されたウエハ30(図1)であってよい。ウエハ30は、境界36よりもエッジ44から遠くに離れた位置に(すなわち、境界よりもウエハ30の中心軸38に近い位置に)周囲境界92(図9)を有する下面46を備えるよう構成されてよい。したがって、図9に示すように、ベベル42と周囲境界92との間の下面領域は、境界36とエッジ44近傍のベベル42との間のエッジ除外領域40よりも広くてよく、かかる領域の両方が保護される。方法は、磁場のピーク値のピーク経路が境界に近接して位置するように、境界に近接する線に沿って反対極の永久磁石を整列させることによって磁場を確立する動作234に進んでよい。磁場強度は、境界かつ軸からの距離が大きくなるにつれて、ピーク値から急激に減少しうる。永久磁石の反対極の間に磁場を確立する動作234は、例えば、図5のグラフ100−1の例示的なピーク値Pを有する磁場FMと関連してよい。例えば、図5および6を参照して上述したように、確立動作は、境界36に近接して位置するピーク経路99の磁場強度のピーク値Pを提供する。磁場FMの磁場強度は、図5によると、境界36かつ軸38からの距離が大きくなるにつれて、ピーク値Pから急激に減少する。ピーク磁場FMの経路99は、例えば、図9に示したように上側磁石部116と垂直に整列した軸方向に延びる経路として生じてよい。
方法は、経路が、境界に近接する位置から、半径方向かつ軸方向に軸に向かって、基板の下面の下を周囲境界まで延びるように、磁場のピーク値の経路の一部を方向変更する動作236に進んでよい。磁場強度は、経路からの距離、すなわち周囲境界と境界との間に延びる経路からの距離が大きくなるにつれて、ピーク値から急激に減少しうる。方向変更動作は、磁場FMのピーク値Pの経路99の一部152の方向変更であってよい。方向変更動作は、図9に示したように、ピーク経路99が、まず、上側磁石部116から軸方向に延びて、境界36に隣接するウエハ30のエッジ除外領域40に入るようになされてよい。経路99および磁力線は、軸方向から方向変更され、ウエハ30を通って半径方向および軸方向に、軸38に向かって斜めに、スペース154を横切り、周囲境界92を越えて磁束板150まで延びる方向変更経路152に入る。
上述のように、磁束板150の構成によって、装置60は、それぞれの基板の軸38に対する異なる半径方向位置に境界36および周囲境界92を有するよう構成された異なる基板30を保護するよう構成される。境界36の異なる半径方向位置は、例えば、上述の距離D1によって示され、周囲境界92の異なる半径方向位置は、例えば、上述の距離D2で示される。このように、磁束板150は、軸方向に延びる磁場MFのピーク経路99を半径方向に逸らすよう構成されることで、半径方向の逸れ量によって、異なる基板の内の1基板が有する境界36の軸38に対する半径方向位置に応じて、かつ、ウエハ30の下面46上の周囲境界92の半径方向位置に応じて、半径方向に逸れた磁場MFのピーク値Pを位置決めする。
上記の説明から、本発明の様々な実施形態は、エッジエンビロン48から望ましくない材料50を除去する間に中央領域が損傷されない、すなわち、エッジエンビロン48からのみ除去が行われるように、中央領域32を保護する。また、構造96の一実施形態(例えば、磁石部114および116)を選択すると、それらの部分は、磁場97Mについて曲線100−1で示したように、典型的な場97の特徴を提供する。磁場97Mは、ピーク値Pを有するピーク経路99を備えるよう構成された磁場強度勾配GMを有し、経路99は境界36に近接して延びる。構造96の別の実施形態(例えば、DCバイアスリング186)を選択すると、そのリングは、電場97Eについて曲線100−2で示したように、別の典型的な場97の特徴を提供する。電場97Eは、ピーク値Pを有するピーク経路99を備えるよう構成された電場強度勾配GEを有し、経路99は境界36に近接して延びる。
構造96の磁場の実施形態を表す例示的な曲線100−1は、図によると、(境界36に近接するピーク経路99の)ピーク値Pから延びる傾きS−1を備えるようさらに構成された磁場強度勾配GMを有する。傾きS−1は、図によると、上述したように急な傾きすなわち大きい傾きであり、同じ距離変化(例えば、経路99から経路98)について、傾きS−1の場の強度の変化は、傾きS−2の場の強度の変化よりも大きい。
図6の実施形態および図11の方法の実施形態において、取り付けられた第1および第2のリング状永久磁石部114および116は、取り付けられた第1および第2の永久磁石部114および116の間に真っ直ぐに延びるピーク経路99を有する磁場97Mを確立するよう構成される。磁力線99MAは、取り付けられた第1および第2の永久磁石部114および116の間で真っ直ぐ軸方向に(軸38と平行に)延びる。リング状部分114および116は、さらに、ウエハ軸38の周囲で一様であり、かつ、図5の曲線100−1で示したように、経路における軸38からの半径方向距離が境界36から離れるにつれて変化する磁場強度勾配GMを有する磁場97Mを確立する。
図7および8は、磁場強度勾配GADJが例示的なグラフ100−3、100−4、および、100−5(図8)で示したようになるよう磁場97MA−ADJを構成できることを示しており、上側リング状磁石部116に対する下側リング状磁石部114の相対的な軸方向位置を決めることによって可変のピーク磁場強度を制御することを示している。(場の強度勾配GADJを有する)場97A−ADJは、さらに、境界36から半径方向に軸38から離れる向きに延びるよう構成され、磁場97MA−ADJは、取り付けられた第1および第2の永久磁石部114および116の間に延びる。磁場97MA−ADJは、取り付けられた第1および第2の永久磁石部114および116の間で真っ直ぐ軸方向に(軸38に平行に)延びる磁力線99MAを有するピーク経路99を備える。磁場97MA−ADJおよび経路98および99は、さらに、ウエハ軸38の周囲で一様であり、図8の曲線100−3ないし100−5で示したように、例示的な経路98および99における軸38からの半径方向距離が境界36から離れるにつれて変化する磁場強度勾配GMADJを有する。
任意のピーク経路99について、ピーク磁場強度の値の制御が可能である。この軸方向の位置決めを行う方法の一態様において、動作214(図12)は、ウエハ軸38と平行な方向に延びる距離だけ互いに離間されるよう反対極の永久磁石114および116を位置決めする。位置決め動作は、それぞれのウエハ30の境界36の半径方向位置に応じて行われる。したがって、磁場FMのピーク経路99の同じ半径位置について、磁石部114および116の調整可能な取り付けおよび軸方向の相対移動により、境界36が軸38に最も近い例示的な第1の半径方向位置を有する場合に、より低いピーク値(例えばP5)を提供してよく、境界36が軸38から遠くに離れた(すなわち、第1および第2の半径方向距離よりも離れた)例示的な第3の半径方向位置を有する場合に、例示的な最も高い値のピーク磁場強度(例えばP4)を提供してよい。
本明細書では、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明したが、本発明の趣旨や範囲を逸脱することなく、様々な他の具体的な形態で本発明を実施できることは、当業者にとって明らかである。したがって、上述した例および実施形態は、例示に過ぎず、限定の意図はないため、本発明は、本明細書に記載した詳細事項には限定されず、添付した特許請求の範囲内で変型および実施することができる。

Claims (37)

  1. 処理チャンバ内において、境界によって規定される、デバイスが形成される中央デバイス領域と前記中央デバイス領域を囲むエッジ除外領域とを有するウエハの前記中央デバイス領域を荷電粒子から保護するための装置であって、
    前記処理チャンバ内で前記ウエハを保持する載置面を備え、前記載置面において第1の半径を有し、段下がり面において第2の半径を有する第1の電極であって、前記第2の半径は前記第1の半径よりも大きく、前記段下がり面は前記載置面から離間されており、前記段下がり面を含む全体が導電体から形成されている第1の電極と、
    前記第1の電極の上方に配置され、前記第1の電極の前記第2の半径よりも大きな第2の電極半径を有する第2の電極であって、前記第2の電極半径と前記第1の電極の前記第2の半径との間における前記境界と前記ウエハの端部との間の前記境界に近接する位置に配置される場生成リング取り付け部を備える第2の電極と、
    前記第2の電極の前記場生成リング取り付け部内に配置される場生成リング構造であって、前記荷電粒子に力を作用させて、前記第1の電極の前記載置面に近づく方向に移動しないように前記荷電粒子を反発させることができる場を生成する磁極性を有する場生成リング構造と、
    を備え、
    前記第1の電極と、前記第2の電極と、前記場生成リング構造とが、前記処理チャンバ内に位置する、装置。
  2. 境界によって規定される、デバイスが形成される中央デバイス領域と前記中央デバイス領域を囲むエッジ除外領域とを有するウエハをエッチングするための装置であって、
    チャンバ・ハウジングを備え、
    前記チャンバ・ハウジングが、
    (a)前記ウエハを保持する載置面を備え、前記載置面において第1の半径を有し、段下がり面において第2の半径を有する下部電極であって、前記第2の半径は前記第1の半径よりも大きく、前記段下がり面は前記載置面から離間されており、前記段下がり面を含む全体が導電体から形成される下部電極と、
    (b)前記下部電極の上方に配置されて、前記下部電極の前記第2の半径よりも大きな上部電極半径を有する上部電極であって、前記上部電極半径と前記下部電極の前記第2の半径との間における前記境界と前記ウエハの端部との間の前記境界に近接する位置に配置される場生成リング取り付け部を備える上部電極と、
    (c)前記上部電極の前記場生成リング取り付け部に配置される磁場リングであって、前記下部電極の前記第2の半径の端部と反対側に場を生成するように構成される磁極性を有する磁場リングと、
    を備え、
    前記下部電極の前記載置面と前記上部電極の上部電極面との間の間隔を第1の間隔とし、前記段下がり面と前記上部電極面との間の間隔を第2の間隔とした場合、前記第2の間隔が前記第1の間隔よりも大きく、
    前記下部電極と、前記上部電極と、前記磁場リングとが、前記チャンバ・ハウジング内に位置する、装置。
  3. 請求項2に記載の装置であって、
    前記磁場リングが永久磁石材料から形成される、装置。
  4. 境界によって規定される、デバイスが形成される中央デバイス領域と前記中央デバイス領域を囲むエッジ除外領域とを有するウエハを処理するためのチャンバであって、
    (a)前記ウエハを保持する載置面を備え、前記載置面において第1の半径を有し、段下がり面において第2の半径を有する下部電極であって、前記第2の半径は前記第1の半径よりも大きく、前記段下がり面は前記載置面から離間されており、前記段下がり面を含む全体が導電体から形成される下部電極と、
    (b)前記下部電極の上方に配置されて、前記下部電極の前記第2の半径よりも大きな上部電極半径を有する上部電極であって、前記上部電極半径と前記下部電極の前記第2の半径との間における前記境界と前記ウエハの端部との間の前記境界に近接する位置に配置される場生成リング取り付け部を備える上部電極と、
    (c)前記上部電極の前記場生成リング取り付け部に配置されるリング状永久磁石であって、前記下部電極の前記第2の半径の外端部に対向するように配置されるリング状永久磁石と、
    を備え、
    前記下部電極と、前記上部電極と、前記リング状永久磁石とが内部に配置される、チャンバ。
  5. 請求項4に記載のチャンバであって、
    前記下部電極の前記載置面と前記上部電極の上部電極面との間の間隔を第1の間隔とし、前記段下がり面と前記上部電極面との間の間隔を第2の間隔とした場合、前記第2の間隔が前記第1の間隔よりも大きい、チャンバ。
  6. 境界によって規定される、デバイスが形成される中央デバイス領域と前記中央デバイス領域を囲むエッジ除外領域とを有する基板のべベルエッジを処理するチャンバであって、
    前記チャンバ内で基板を支持するように配置される下部電極であって、前記基板を支持する下部第1平面と前記下部電極の外端部近傍の下部第2平面とを備え、前記下部第2平面が前記下部第1平面に対して段下がり面である、下部電極と、
    前記下部電極の上方に配置され、上部第1平面と上部第2平面とを備える上部電極であって、前記上部第1平面が前記下部第1平面に対向し、前記上部第2平面が前記下部第2平面に対向し、前記上部第2平面が前記上部第1平面に対して段上がり面である、上部電極と、
    前記下部第2平面における前記境界と前記基板の端部との間の前記境界に近接する位置に配置される下部リング取り付け部であって、前記上部電極に近づく方向に、及び、前記上部電極から離れる方向に、下部永久磁石を移動させる第1の調節器を備える下部リング取り付け部と、
    前記上部第2平面における前記境界と前記基板の端部との間の前記境界に近接する位置に配置される上部リング取り付け部であって、前記下部電極に近づく方向に、及び、前記下部電極から離れる方向に、上部永久磁石を移動させる第2の調節器を備える上部リング取り付け部と、
    を備えるチャンバ。
  7. 請求項6に記載のチャンバであって、
    前記第1調節器及び前記第2調節器が少なくとも1つの制御装置又はモータにより構成される、チャンバ。
  8. 請求項6に記載のチャンバであって、
    前記上部永久磁石が前記下部永久磁石に対向するように配置される、チャンバ。
  9. 請求項6に記載のチャンバであって、
    前記上部永久磁石及び前記下部永久磁石のいずれか1つがS極磁石であり、もう1つがN極磁石である、チャンバ。
  10. 請求項6に記載のチャンバであって、
    前記上部第2平面と前記下部第2平面とが、互いに対向して配置され、前記基板が前記チャンバ内に存在する場合に、基板端部をプラズマエッチングするための領域を規定する、チャンバ。
  11. 請求項6に記載のチャンバであって、さらに、
    前記上部第2平面の横に配置される上部接地電極と、
    前記下部第2平面の横に配置される下部接地電極と、
    を備えるチャンバ。
  12. 請求項6に記載のチャンバであって、さらに、
    前記上部電極に接続される第1のRF電源と、
    前記下部電極に接続される第2のRF電源と、
    を備えるチャンバ。
  13. 境界によって規定される、デバイスが形成される中央デバイス領域と前記中央デバイス領域を囲むエッジ除外領域とを有する基板のべベルエッジをエッチングするためのチャンバであって、
    電力供給時にプラズマエッチングを実施するために前記チャンバ内で基板を支持するように配置されている下部電極であって、前記基板を支持する第1平面と前記下部電極の外端部近傍の第2平面とを備え、前記第2平面が前記第1平面に対して段下がり面である、下部電極と、
    前記下部電極の上方に配置され、第1平面と第2平面とを備える上部電極であって、前記上部電極の前記第1平面が前記下部電極の前記第1平面に対向し、前記上部電極の前記第2平面が前記下部電極の前記第2平面に対向し、前記上部電極の前記第2平面が前記上部電極の前記第1平面に対して段上がり面である、上部電極と、
    前記下部電極の前記第2平面における前記境界と前記基板の端部との間の前記境界に近接する位置に配置される下部リング取り付け部であって、前記上部電極に近づく方向に、及び、前記上部電極から離れる方向に、第1の永久磁石を移動させる第1の調節器を備える下部リング取り付け部と、
    前記上部電極の前記第2平面における前記境界と前記基板の端部との間の前記境界に近接する位置に配置される上部リング取り付け部であって、前記下部電極に近づく方向に、及び、前記下部電極から離れる方向に、第2の永久磁石を移動させる第2の調節器を備える上部リング取り付け部と、
    を備え、
    前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石とは、互いに近づく方向に、又は、互いに離れる方向に移動する、
    チャンバ。
  14. 請求項13に記載のチャンバであって、
    前記上部電極の前記第1平面と前記下部電極の前記第1平面との間隔が、前記上部電極の前記第2平面と前記下部電極の前記第2平面との間隔よりも小さい、チャンバ。
  15. 請求項13に記載のチャンバであって、
    前記基板が前記チャンバ内に存在する場合に、基板端部をプラズマエッチングするための領域は、前記上部電極の前記第2平面と前記下部電極の前記第2平面との間に規定される、チャンバ。
  16. 請求項13に記載のチャンバであって、さらに、
    前記上部電極の前記第2平面の横に配置される上部接地電極と、
    前記下部電極の前記第2平面の横に配置される下部接地電極と、
    を備えるチャンバ。
  17. 請求項13に記載のチャンバであって、さらに、
    前記上部電極に接続される第1のRF電源と、
    前記下部電極に接続される第2のRF電源と、
    を備えるチャンバ。
  18. 処理チャンバ内でウエハの中央ダイ領域を荷電粒子から保護するための装置であって、
    前記処理チャンバ内で前記ウエハを載置するよう構成された第1の電極であって、前記ウエハは、ウエハ軸を中心としたデバイス境界の内側の前記中央デバイス領域と、前記軸および前記境界の両方から離れる向きに半径方向に延びるウエハのエッジ除外領域とを有する、第1の電極と、
    前記境界に対して半径方向に前記軸から離れる向きに延びると共に前記境界に近接する場生成リング取り付け部を備えるよう構成された第2の電極と、
    前記中央デバイス領域に移動しないよう前記荷電粒子を反発させるために前記荷電粒子に力を作用させることができる場を確立するよう構成されていると共に、前記場生成リング取り付け部内に取り付けられ、前記場が前記境界に近接する位置にピーク値がある場の強度勾配を有するよう構成されている場生成リング構造であって、前記場の強度勾配は、前記軸かつ前記境界から離れて半径方向距離が増大するのに反比例して減少する場の強度を規定し、前記場の強度の前記勾配および前記ピーク値は、前記境界を越え前記軸に向かって半径方向に移動しないように前記荷電粒子を反発させる、場生成リング構造と
    を備える装置。
  19. 請求項18に記載の装置であって、
    前記第1の電極は、さらに、第2の場生成リング取り付け部を備えるよう構成され、
    前記場生成リング構造は、前記場生成リング取り付け部内に取り付けられた第1の永久磁石部と、前記第2の場生成リング取り付け部内に取り付けられた第2の永久磁石部とを備えるよう構成されたリング状永久磁石構造を備え、
    前記取り付けられた第1および第2の永久磁石部は、前記場を、前記構成された場の強度勾配を有する磁場として確立するよう構成される、装置。
  20. 請求項18に記載の装置はさらに、
    前記エッジ除外領域および前記場生成リング取り付け部の半径方向外側において環状に延びて、前記第2の電極から電気的に絶縁された第1の接地リングを備え、
    前記第1の電極は、さらに、前記エッジ除外領域の半径方向外側において環状に延びて、前記載置されたウエハから電気的に絶縁された第2の接地リングを備えるよう構成され、
    前記場生成リング構造は、さらに、前記場生成リング取り付け部内に取り付けられたDCバイアスリングを備えるよう構成され、前記接地リングおよび前記DCバイアスリングは、協働して、前記構成された場の強度勾配を有する電場として前記場を確立する、装置。
  21. 処理チャンバ内でウエハの中央ダイ領域を荷電粒子から保護するための装置であって、
    前記処理チャンバ内で前記ウエハを載置すると共に、第1のリング取り付け部を備えるよう構成された第1の電極であって、前記ウエハは、ウエハ軸を中心とした円形のウエハ境界の内側の前記中央ダイ領域と、前記軸に対して前記境界の半径方向外側に拡がるウエハのエッジ除外領域とを有する、第1の電極と、
    前記境界に対して半径方向に前記軸から遠ざかるよう延びる第2のリング取り付け部を備えるよう構成された第2の電極と、
    前記第1のリング取り付け部内に取り付けられた第1の永久磁石部と、前記第2のリング取り付け部内に取り付けられた第2の永久磁石部とを備えるよう構成されたリング状永久磁石構造と、
    を備え、
    前記取り付けられた第1および第2の永久磁石部は、前記軸を中心とした環状の経路において前記取り付けられた第1および第2の永久磁石部の間で軸方向に延びる磁場を確立するよう構成され、前記取り付けられた第1および第2の永久磁石部は、さらに、前記ウエハ軸の周囲で一様であり、前記軸からの半径方向距離が前記境界から離れるにつれて変化する場の強度勾配を有する磁場強度を備えるよう構成された前記磁場を確立するよう構成され、
    前記勾配の変化は、前記境界に近接した位置のピーク値から、前記軸からの半径方向距離が増大するのに反比例し、
    前記場の強度の前記勾配および前記ピーク値は、前記境界を越え前記軸に向かって半径方向に移動しないように前記荷電粒子を反発させるよう構成される、装置。
  22. 請求項21に記載の装置であって、前記第1および第2のリング取り付け部は、さらに、それぞれの前記第1および第2の永久磁石部を、前記軸と平行な方向に互いに相対移動するように調整可能に取り付けるよう構成される、装置。
  23. 請求項22に記載の装置であって、
    保護すべき異なるウエハが、それぞれ半径方向の異なる位置にそれぞれの境界を有するよう構成され、前記それぞれの境界は、前記荷電粒子から保護すべき対象として、前記ウエハエッジ除外領域に対して異なる半径方向の範囲の前記中央ダイ領域を規定し、
    前記構成の前記第1および第2リング取り付け部は、それぞれの前記第1および第2の永久磁石部を前記軸と平行な前記方向で互いに対して相対移動させて、前記ウエハの前記境界が有する前記軸に対する前記半径方向位置に応じて、前記磁場の前記磁場強度の前記ピーク値を制御することを可能にする、装置。
  24. 請求項23に記載の装置であって、前記調整可能な取り付けおよび移動は、前記境界が前記軸に近い第1の半径方向位置を有する場合に、より低いピーク値を提供し、前記境界が前記第1の半径方向位置よりも前記軸から遠い第2の半径方向位置を有する場合に、より高いピーク値の磁場強度を提供する、装置。
  25. 請求項21に記載の装置はさらに、
    前記軸方向に延びる磁場を、軸方向に真っ直ぐに延びる方向から半径方向に逸らし、取り付けられた前記第1および第2の永久磁石部の間で軸方向かつ半径方向に延ばすために、前記第1および第2の永久磁石部の間に取り付けられた磁束板を備える、装置。
  26. 請求項25に記載の装置であって、
    前記磁束板は、前記半径方向に逸れた磁場の前記ピーク値を前記軸に対する選択可能な半径方向位置に位置決めするために、前記半径方向の逸れ量を選択するよう構成される、装置。
  27. 請求項25に記載の装置であって、
    前記装置は、異なるウエハを保護するために構成され、前記異なるウエハは、それぞれのウエハの軸に対する異なる半径方向位置に前記境界を有するよう構成される、装置。
  28. 請求項27に記載の装置であって、
    前記磁束板は、前記半径方向の逸れ量が、前記異なるウエハの内の1つのウエハの前記境界が有する前記軸に対する前記半径方向位置に応じて、前記半径方向に逸れた磁場の前記ピーク値を位置決めするように、前記軸方向に延びる磁場を半径方向に逸らすよう構成される、装置。
  29. 処理チャンバ内でウエハの中央領域を荷電粒子から保護するための装置であって、
    前記処理チャンバ内で処理される前記ウエハを載置するためのウエハ支持体を備えるよう構成された第1の電極であって、前記ウエハは、軸と、前記軸を中心とした円形の境界によって規定される前記中央領域と、前記軸に対して前記境界の半径方向外側に拡がるエッジ除外領域とを備えるよう構成され、前記境界は、前記軸に対する複数の半径方向距離のいずれかに位置するよう構成可能であり、前記第1の電極は、さらに、前記エッジ除外領域の半径方向外側において環状に延びると共に前記ウエハ支持体から電気的に絶縁された第1の接地リングを備えるよう構成され、異なる構成の前記エッジ除外領域が、前記軸に対する前記複数の半径方向距離の内の異なる半径方向位置に配置された前記境界によって規定される、第1の電極と、
    前記中央領域に対向する中央区域と、前記境界に並ぶ第1の環状取り付け部とを備えるよう構成された第2の電極であって、さらに、前記エッジ除外領域の半径方向外側において環状に延びると共に前記中央区域および前記第1の環状取り付け部から電気的に絶縁された第2の接地リングを備え、前記環状取り付け部は、前記中央区域から電気的に絶縁されている、第2の電極と、
    前記第1の環状取り付け部に固定され、前記処理チャンバ内で電場を確立するDCバイアスリングであって、前記DCバイアスリングは、さらに、前記電場が、前記円形の境界から前記エッジ除外領域を横切って前記第1および第2の接地リングの各々まで延びて、前記境界を越えないように前記荷電粒子を反発させると共に前記エッジ除外領域のエッチングを促進するよう構成される、DCバイアスリングと、
    前記DCバイアスリングにDC電圧を印加するためのDC制御回路であって、前記DC電圧の値は、前記軸に対する前記境界の前記半径方向距離の値に正比例するDC制御回路と、
    を備える、装置。
  30. 請求項29に記載の装置であって、前記DC制御回路は、異なる強度の前記電場を確立するために、異なるDC電圧を前記DCバイアスリングに印加するよう構成され、前記異なる強度は、前記複数の半径方向距離の内の第1の半径方向距離に対応する第1の値を有する第1の強度と、前記複数の半径方向距離の内の第2の半径方向距離に対応する第2の値を有する第2の強度とを含み、前記第2の半径方向距離は、前記第1の半径方向距離よりも前記中心軸から離れており、前記第2の値は前記第1の値よりも大きい、装置。
  31. 請求項29に記載の装置であって、
    前記第1の環状取り付け部は、前記環状のエッジ除外領域に対向して円軌道状に延びており、
    前記DCバイアスリングは、前記電場が、前記エッジ除外領域の周囲全体において前記円形の境界から半径方向外向きに延びるよう構成されており、それにより、前記境界の周囲全体において、前記境界を越えようとする前記荷電粒子の移動が反発によって妨げられ、前記反発された粒子の前記エッジ除外領域への衝突が、前記エッジ除外領域の周囲全体で促進される、装置。
  32. 請求項29に記載の装置であって、前記DCバイアスリングは、正のDC電圧を印加して、前記電場を確立し、前記境界を越えないように正荷電粒子を反発させると共に前記反発された正荷電粒子によって前記エッジ除外領域のエッチングを促進する、装置。
  33. ウエハの中央領域を規定する円形の境界を囲むエッジ除外領域のエッチング中に、荷電粒子から前記中央領域を保護する方法であって、
    前記境界の半径方向外側に延びる前記エッジ除外領域を有する前記ウエハをエッチングチャンバ内に載置する工程と、
    磁場強度のピーク値が、前記境界に近接した位置にあり、前記磁場強度が、前記境界かつ前記軸からの距離が大きくなるにつれて前記ピーク値から急激に減少するよう、永久磁石の反対極の間に一定磁場を確立する工程と、前記磁場の前記ピーク値と前記磁場強度の急激な減少とによって、前記荷電粒子が前記境界を越えて前記中央領域に移動しないように反発させると共に、前記反発された粒子の前記エッジ除外領域への衝突を促進することと、
    を備える方法。
  34. 請求項33に記載の方法であって、前記磁場強度のピーク値は、前記ウエハの中心軸に対する前記境界の半径方向位置に応じて、前記エッジ除外領域の周囲において制御され、
    前記磁場強度の前記ピーク値の制御は、
    環形状を有するよう前記永久磁石の反対極の各々を構成し、前記ウエハの各側に沿って、前記永久磁石の反対極をそれぞれ配置する工程と、
    各ウエハの前記境界の前記半径方向位置に応じて、前記軸に平行に延びる距離だけ互いに離間されるように前記永久磁石の反対極を位置決めする工程と、によって実行される、方法。
  35. 請求項33に記載の方法であって、前記確立する工程は、前記磁場のピーク値のピーク経路が前記境界に近接するように、前記境界に近接する線に沿って前記永久磁石の反対極を整列させることによって前記一定磁場を確立する、方法。
  36. 請求項35に記載の方法であって、前記ウエハは、前記境界が、前記エッジ除外領域の距離だけ前記ウエハのエッジから離間されるよう構成され、さらに、前記境界よりも前記エッジからの距離が前記軸に近い位置に周囲境界を有する下面を備えるよう構成され、
    前記方法は、さらに、
    前記境界に近接する位置から、半径方向に前記軸に向かって、前記基板の前記下面の下を前記周囲境界まで延びるように、前記磁場の前記ピーク値の前記ピーク経路の一部の方向を変える工程を備える、方法。
  37. 請求項36に記載の方法であって、前記方向を変える工程は、前記永久磁石の反対極の一方に取り付けられた磁束板を用いて、前記ピーク経路の前記一部の方向を変えることにより実行される、方法。
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