JP5358116B2 - 小物の取扱具 - Google Patents

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Description

本発明はピンセットに代り小さな部品や物体を移動等するのに簡便な小物の取扱具に関する。
特に、歯科治療において、崩壊の著しい歯冠にレジンやアマルガム等の充填材を充填する際、この充填材の保持を補強するポストを歯冠に形成した小孔に植立させるための装着器具に関するものである。
従来医療関係の手術時や、特に歯科の支台築造用ポストやガッタパーチャなどの小物体や、半導体などの精密部品の移動、定着、除去などの手先による細かい作業には主としてピンセットが使用されていた。
そこで、例えば、特許文献1には、スクリュー状歯科用ポストのための装着器具が特許文献2には、粘着材質を利用した小物の取扱具が、特許文献3には、ピンセット内側にある管状の凹みにガッターパーチャポイントを装填して、アピキャリアに接続させるものが、それぞれ開示されている。
実公平2−12967号公報 特開平8−197449号公報 特開2007−307341号公報
しかしながら、ピンセット等の器具は、当該小物を把持し続ける間、継続して手指に力を入れ続ける必要があるので、手指の筋肉疲労以外に、取り落とさないように注意を要する精神的ストレスもかかるという問題があった。更に、ピンセットなどでは、基本的には2点支持なので、保持が不安定であった。従って、小さな部品や物体を容易に移動させたり、定着させたりできる取扱具が要望されていた。
特許文献1に開示の発明では、スクリュー状歯科用ポストの取扱に特化したものであり、通常の非スクリュー状歯科用ポストには不適合と言わざるを得ない。特許文献2に開示の発明では、粘着材質に付着させた小物の保持安定性や所定患部へ小物を設置する際の取扱性に劣るものである。特許文献3に開示の発明では、所詮はピンセットの域を出ないものである。
本発明はこれらの問題点を解消し、ピンセットに代り小さな部品や物体を取扱うのに簡便な小物の取扱具を提供する。
本発明の目的は、前記の如きストレス負荷のかかる操作を必要とせず、極めて簡素な仕組みにて小物を容易に取り扱えることを可能とする取扱具を提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明は、
棒状体の少なくとも一端に小物の保持が可能な且つ棒状体から着脱可能である筒部を有し、前記筒部は、筒部を傾けることにより小物の着脱が自在に可能な可撓性を有しかつ互いに対面する位置に開口部と奥部を有し、前記開口部は小物を筒部へ挿入させることが可能であり、前記奥部は小物が当接して留置することが可能な袋小路となっていることを特徴とする小物の取扱具。
よりなるものである。
本発明の小物の取扱具を用いることにより、術者は小物の把持に神経や筋力を消耗することなく、小物を自在に取り扱うことが可能となり、本来の処置により集中出来るようになる。又、把持している小物を取り落としたり、所定の位置へ配置し損なう等の失敗やトラブルが発生する確率を格段に減らすことができる。
以下、本発明を詳述する。 以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の小物の取扱具について説明する。
図1に、本発明の全体像の一例を示した通り、棒状体の少なくとも一端に、筒部を有するものが示されている。図1は、一方にしか、筒部を有さない例であるが、他端にもう1つ筒部を設けても良く、その場合の両筒部の太さや長さ等の特性は同じであっても異なっていても良い。
棒状体は、取扱具を手指にて無理なく把持可能であり、かつ、操作するために観察し易いように取扱者の手指と操作対象との距離を適度に空けることができるならば、取り扱いやすさに支障がない限り、その形状や大きさは特に限定されるものではない。
筒部も含めた棒状体全体の長さは、好ましくは4〜28cm、より好ましくは8〜23cm、更に好ましくは12〜18cmである。前記数値範囲の下限値を下回ると手指にて把持し辛くなる上に、操作部位と近すぎるために手指が取扱や観察の障害となり好ましくない。一方、上限値を上回ると長さが寧ろ邪魔となり操作しづらくなり好ましくない。
棒状体の太さは、好ましくは0.3〜1.0cm、より好ましくは0.4〜0.9cm、更に好ましくは0.5〜0.8cmである。前記数値範囲外では、いずれも、手指にて把持しにくくなり、好ましくない。
また、棒状体の断面は円形、楕円形、6角形以上の多角形などが好ましい。棒状体は長軸が略直線であるのが好ましいが、図1の通り、筒部を有する先端部近傍にて、略「へ」の字型に屈曲していることが好ましい。棒状体長軸から筒部が40〜50度曲がっていることが好ましい。また、図1のように、先端部が先細りになっていることが好ましく、特に限定されるものではないが、先端部の太さは筒部外径程度であることが好ましい。
筒部については、図2に本発明の一例を示す。筒部は、小物の脱着が自在に可能なように適度な可撓性を有するものであり、図2のように、前記筒部は互いに対面する位置に開口部と奥部を有する。前記開口部は小物を筒部へ挿入させることが可能であり、必要に応じて、挿入しやすいように外部に向かって広がるようなテーパーを設けても良い。前記奥部は小物が当接して留置することが可能である。即ち、小物がどこまでも深部へ入り込むことなく、適当な挿入深さにて留まることである。この場合、奥部が行き止まりの袋小路となっていて、小物の真っ正面から突き当たる構造であっても良いし、狭窄部を形成していて、途中で行き詰まるような構造であっても良い。そして、前記狭窄部の深部はやはり行き止まりの袋小路であってもよいし、他の開口部に通じていても良い。
筒部の長さ、換言すれば、開口部の口径と等しい外径を有する略円筒形である小物が奥部に当接した際の挿入深度は、好ましくは0.5〜10mm、より好ましくは1〜4mm、更に好ましくは1.5〜2mmである。また、筒部の内径は好ましくは0.3〜6mm、より好ましくは0.5〜3mm、更に好ましくは0.75〜1.6mmである。
図2では、棒状体の先端部分が段差的に更に細くなった、先端部細径部1’を有し、そこへ、短尺の合成樹脂製小径パイプを嵌め込んで筒部2をなしている構成である。この場合、前記パイプは嵌め合わせ部2’にて棒状体と先端部細径部1’の部分において固着している。また、先端部細径部1’の端部が袋小路型の奥部4を形成し、開口部3と対面している。
なお、本発明の小物の取扱具は、製造コストを下げることが出来て使い捨ても可能となるので、小物の保持および着脱の為の他の複雑な機構は実質上有しないことが好ましい。ここで言う、他の機構とは、筒部の可撓性以外という意味であり、例えば、筒部の内径乃至は小物との接触圧を変えるための挟み付けたり締め付けたり収縮させたりするような機械力学的乃至は電気工学的な機構である。或いは筒部が鋏のように開閉(分割・合体)するような、弾性変形を越えた変形である。
本発明の小物の取扱具は、専ら、筒部の可撓性により小物の保持および着脱が遂行可能なものである。つまり、筒部が棒状体に接続されていることによる棒状体から筒部に及ぼされる応力と筒部と小物(乃至は操作部に挿入された小物)との間の応力、或いはそれによる筒部材料のテンソルによる。
筒部の硬さは、デュロメータA硬さが好ましくは15〜80、より好ましくは20〜60、更に好ましくは25〜50である。前記数値範囲の下限値を下回ると小物の保持に支障をきたし、上限値を上回ると脱着が困難となり、何れも好ましくない。
図3を用いて、更に、小物の脱着・保持などの動作や仕組みについて説明する。なお、小物としては、略円筒形状を有する歯科用支台築造用ポストを例にとり説明するがこれに限定されるものではない。
まず、図3のAの通り、ポストを真っ直ぐに筒部へ挿入する。予めポストのサイズにあった筒部を選択しておけば、特に困難な抵抗もなく筒部に挿入することは可能である。この際、挿入しやすいように開口部だけでなく、筒部にも外部に向けて広がったテーパーを設けて置いてもよい。そうすると、多少寸法が異なっていても、大した支障なく、ポストを挿入することが出来る。また、挿入に際しては、ポストは、直接手指で摘んでもよいし、ピンセット等を用いてもよいし、当該小物専用ホルダーに固定しておいてもよい。あるいは、筒部とポストの少なくとも一方を蒸留水やエタノールなどの無害な液体で濡らして、滑りを良くしておくことも好ましい。
図3のBのように、挿入されたポストは、筒部の可撓性乃至は弾性により、作用・反作用の応力(図3のB中両矢印)を受けて、抜け落ちない程度の摩擦力を発現することが出来る。必要に応じて、筒部内腔に滑り止めの溝乃至は突起を設けて置いても良い。
図3のCにように、ポストを抜く際には、筒部を傾ければよい。即ち、ポストを根管孔6に差し込んで、摩擦力にて半固定状態にする。その状態にて、筒部をポストに少し押し当てることにより前記半固定状態を保ちつつ、筒部を一方に傾けて(図3のCでは左側、片矢印の方向)、反対側(図3のCでは右側)の筒部内腔―ポスト間の横領を緩和する。そうすれば、容易に筒部からポストを脱離することができる。なお、前記脱離の際、半固定状態を堅持するために、筒部から露出しているポストを尖端の細いピンセット様器具にて把持することも好ましい。
棒状保持具(井上アタッチメント(株)製「ディスポーザブル・ブラシ交換システム」のホルダー両端にアングルチップをそれぞれ取り付けたもの)の一方の尖端に長さ5.0mmに切断した内径0.79mm、外径2.38mmのフレキシブルプラスチックチューブ(サンゴバン社製「TYGON AAC00001」)を、もう一方の尖端に長さ5.5mmに切断した内径1.59mm、外径3.18mmのフレキシブルプラスチックチューブ(サンゴバン社製「TYGON AAC00002」)を、それぞれ嵌め込み、筒部の深さがそれぞれ、1.0mm、2.0mmとなる本発明の取扱具を作成した。なお、それぞれの筒部をそれぞれ、筒部A、筒部Bとする。
図3の要領にて、筒部Aにガラスファイバー製ポストを差し込んだ。さらに、筒部Bに図3の要領にて、ガラスファイバー製スリーブを差し込んだ。両作業において、取扱具への小物の差し込みは容易であり、搬送途中で、小物が抜け落ちたり、抜け落ちそうな事態になることなく、極めて簡便に対象位置に小物を配置することが出来た。また、対象位置での取扱具からの小物の脱離は何ら困難無く行えた。
本発明の取扱具の一例の全体図である。 本発明の取扱具の一例の筒部の部分図である。 本発明の取扱具を用いた小物の脱着・保持を説明するための図解した断面部分図である。
符号の説明
1 棒状体
1’ 先端部細径部
2 筒部
2’ 嵌め合わせ部
3 開口部
4 奥部
5 ポスト
6 根管孔

Claims (6)

  1. 棒状体の少なくとも一端に小物の保持が可能な且つ棒状体から着脱可能である筒部を有し、前記筒部は、筒部を傾けることにより小物の着脱が自在に可能な可撓性を有しかつ互いに対面する位置に開口部と奥部を有し、前記開口部は小物を筒部へ挿入させることが可能であり、前記奥部は小物が当接して留置することが可能な袋小路となっていることを特徴とする小物の取扱具。
  2. 小物の保持および着脱の為の他の機構は実質上有しない請求項1に記載の小物の取扱具。
  3. 専ら前記筒部の可撓性により、小物の保持および着脱を自在にすることを可能とする請求項1に記載の小物の取扱具。
  4. 前記筒部のデュロメータA硬さが15〜80である請求項1に記載の小物の取扱具。
  5. 前記小物が歯科用部材である請求項1に記載の小物の取扱具。
  6. 前記小物が歯科用支台築造用ポスト材である請求項1に記載の小物の取扱具。
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