JP5356195B2 - 内面溝付管の製造装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
前記縮径手段は、例えば上流側へ向けて末広がりとなるすり鉢状の斜面が形成されたダイス孔を有する縮径ダイスで構成することができる。この縮径ダイスのダイス孔の対応位置には、素管内に挿入されたフローティングプラグを配置することができる。
前記送り補助手段は、例えば縮径管をベルトあるいはパッドで挟み込んで溝加工手段へ向けて送り補助する装置で構成することができる。
前記移動台荷重検出装置および基台荷重検出装置は、例えばロードセルなど荷重を検出できる適宜の検出器で構成することができる。
なお、縮径装置20と溝加工装置40の間には、縮径管102を溝加工装置40へ向う送り方向に送り補助する補助送り装置30が設けられている。
図1は、内面溝付管製造装置1の構成を示す構成図である。この図1では、加工に用いる装置、センシングに用いる装置、および制御に用いる装置が図示されている。また、図2は、内面溝付管製造装置1において素材にかかる負荷、加工に用いる引抜力や補助送り力、および検出する負荷を説明する説明図である。
この縮径加工の際に、素管101には、図2に示すように縮径引抜負荷R3がかかる。
押圧装置31は、取付板32ごとベルト34を縮径管102に向けて押圧する。
ベルト34は、無端のループ状に形成されており、複数のパッド35が外周に連続的に配置されている。このパッド35は、素管101よりも硬質の材質で構成されることが好ましく、例えば工具鋼で構成される。
溝付プラグ13は、縮径管102内に自由状態で挿入されており、上述したフローティングプラグ11に連結棒12で回転自在に連結されている。これにより、溝付プラグ13の引抜方向における位置が前後しないように構成されている。
押圧部材43は、リング状に形成されており、ベアリング44により回転自在に取り付けられている。
この溝加工の際に、縮径管102には、図2に示すように溝加工負荷R2がかかる。
この仕上げ加工の際に、溝付与管103には、図2に示すように仕上げ引抜負荷R1がかかる。
速度設定器72は、巻取りドラム60による引抜速度を設定する装置であり、設定値を制御器73および演算器76に送信する。
上流信号変換器74は、上流機枠2を載せた上流可動台82が引抜方向(材料進行方向)へ向かうことによる押付力の信号(上流荷重検出器92で検出)を電気信号に変換し、この信号を上流荷重検出値V(T1)として演算器76に送信する。
まず、内面溝付管製造装置1は、巻取りドラム60を始動させる(ステップs1)。なお、制御器73は、素管101の材質や径に応じた一定の引抜力F1で巻き取るように、速度設定器72から受けた引き抜き速度に基づいて、内面溝付管104の製造完了まで巻取りドラム60のモータM1に対して速度制御する。
詳しくは、内面溝付管製造装置1は、演算器76により、上流荷重検出器92で検出した上流荷重検出値V(T1)と全体荷重検出器94で検出した下流荷重検出値V(T2)の差分であり、実質的に溝加工装置40における縮径引抜負荷R3を示す荷重差分値(T3)が素管101の材質や径に応じて予め設定された所定範囲内となるように、補助送り装置30によって縮径管102に作用させる補助送りトルクを制御するため、フィン105の形成において大きな影響を及ぼす縮径引抜負荷R3を安定させ、加工限界に近い加工条件であっても、所望の精度のフィン105を形成することができる。
この発明の内面溝付管の製造装置は、実施形態の内面溝付管製造装置1に対応し、
以下同様に、
縮径手段は、縮径装置20に対応し、
送り補助手段は、補助送り装置30に対応し、
溝加工手段は、溝加工装置40に対応し、
引抜手段は、巻取りドラム60に対応し、
制御手段は、制御器71および演算器76に対応し、
送り補助速度は、補助送り速度に対応し、
送り補助トルクは、補助送りトルクに対応し、
移動台は、上流可動台82に対応し、
基台は、全体可動台84に対応し、
移動台荷重検出装置は、上流荷重検出器92に対応し、
基台荷重検出装置は、全体荷重検出器94に対応し、
送り補助速度調整処理は、ステップs3に対応し、
送り補助トルク調整処理は、ステップs8に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
20…縮径装置
30…補助送り装置
40…溝加工装置
60…巻取りドラム
71…制御器
76…演算器
82…上流可動台
84…全体可動台
92…上流荷重検出器
94…全体荷重検出器
101…素管
102…縮径管
104…内面溝付管
Claims (5)
- 素管を縮径する縮径手段と、
縮径された縮径管の内面に溝加工を施す溝加工手段と、
溝加工された内面溝付管を引き抜く引抜手段とを上流側からこの順に備え、
前記縮径手段と前記溝加工手段の間に設けられ、前記縮径管を前記溝加工手段へ向う送り方向に送り補助する送り補助手段を備えた内面溝付管の製造装置であって、
前記縮径手段と前記送り補助手段とが固定されて前記引抜手段の引抜方向と平行に前記溝加工手段に対して相対移動可能な移動台と、
前記移動台が前記溝加工手段に対して前記相対移動する際に前記移動台にかかる前記相対移動方向の荷重を検出する移動台荷重検出装置とを備えた
内面溝付管の製造装置。 - 前記溝加工手段が固定されて前記引抜方向と平行に前記引抜手段に対して相対移動可能な基台と、
前記基台が前記引抜手段に対して前記相対移動する際に前記基台にかかる前記相対移動方向の荷重を検出する基台荷重検出装置と、
前記送り補助手段の動作を制御する制御手段とを備え、
前記移動台を、前記基台に対して前記引抜方向に相対移動可能に構成するとともに、
該制御手段を、
前記移動台荷重検出装置および前記基台荷重検出装置のうち少なくとも一方により検出した荷重に基づいて、前記送り補助手段の送り補助速度を調節する送り補助速度調整処理、および前記送り補助手段の送り補助トルクを調節する送り補助トルク調整処理のうち少なくともいずれか一方を実行する構成とした
請求項1に記載の内面溝付管の製造装置。 - 前記補助速度調整処理における前記送り補助速度を、第1送り補助速度とするとともに、
前記送り補助トルク調整処理を、
前記送り補助トルクとの相関関係に基づいて定まる第2送り補助速度をもって調整する調整処理とした
請求項2に記載の内面溝付管の製造装置。 - 素管を縮径する縮径手段と、
縮径された縮径管の内面に溝加工を施す溝加工手段と、
溝加工された内面溝付管を引き抜く引抜手段とを上流側からこの順に備え、
前記縮径手段と前記溝加工手段の間に設けられ、前記縮径管を前記溝加工手段へ向う送り方向に送り補助する送り補助手段と、
前記縮径手段と前記送り補助手段とが固定されて前記引抜手段の引抜方向と平行に前記溝加工手段に対して相対移動可能な移動台と、
前記溝加工手段が固定されて前記引抜方向と平行に前記引抜手段に対して相対移動可能な基台と、
前記移動台が前記溝加工手段に対して前記相対移動する際に前記移動台にかかる前記相対移動方向の荷重を検出する移動台荷重検出装置と、
前記基台が前記引抜手段に対して前記相対移動する際に前記基台にかかる前記相対移動方向の荷重を検出する基台荷重検出装置と、
前記送り補助手段の動作を制御する制御手段とを備えるとともに、
前記移動台を、前記基台に対して前記引抜方向に相対移動可能に構成する内面溝付管の製造装置を用い、
該制御手段が、
前記送り補助手段の送り補助速度および前記送り補助手段の送り補助トルクのうち少なくともいずれか一方を、前記移動台荷重検出装置および前記基台荷重検出装置が検出した荷重の差分に基づいて調整する
内面溝付管の製造方法。 - 前記制御手段が調整する送り補助速度を、第1送り補助速度とするとともに、
前記制御手段が調整する送り補助トルクを、前記送り補助トルクとの相関関係に基づいて定まる第2送り補助速度をもって調整する制御とした
請求項4に記載の内面溝付管の製造方法。
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