JP5355460B2 - 電気式脱イオン水製造装置 - Google Patents

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Description

本件発明は、燃料電池等に使用する脱イオン水を製造する電気式脱イオン水製造装置に関する。
従来より、半導体製造工業、製薬工業、食品工業などの各種工業、研究室又は燃料電池などで純水又は超純水などの脱イオン水が使用されており、その製造装置の一つとして、電気式脱イオン水製造装置(EDI)が知られている。
この電気式脱イオン水製造装置は、基本的には陽イオン交換膜と陰イオン交換膜で形成される隙間に、イオン交換体としてアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂層を充填して脱イオン室としている。そして、電気式脱イオン水製造装置は、混合イオン交換樹脂層に被処理水を通過させるとともに、直流電流を作用させて、両イオン交換膜の外側に流れている濃縮水中に被処理水中のイオンを電気的に排除しながら脱イオン水を製造するものである。
また、特許文献1に記載されている電気式脱イオン水製造装置では、電極室(陽極室と陰極室)にイオン交換体を充填している。これにより、電極室内の電気抵抗を下げることができ、電極室内で発生するジュール熱を低減している。
さらに、特許文献2に記載されている電気式脱イオン水製造装置では、電極室に充填するイオン交換体を、これと隣接するイオン交換膜と同極性にすることで電位勾配を緩和してジュール熱の発生をさらに低減している。
しかしながら、陽極室にアニオン交換体を充填して、これに隣接する陽極側のイオン交換膜をアニオン交換膜にする構成は、アニオン交換体が、陽極で発生する酸化性物質により酸化劣化する懸念がある。そこで、図6に示すような電気式脱イオン水製造装置101が検討されている。
この電気式脱イオン水製造装置101は、陽極板1a、陽極室1b、アニオン交換膜AEM、脱塩室1c、アニオン交換膜AEM、陰極室1d、陰極板1eが、この順序で配列されている。脱塩室1cと陰極室1dにはアニオン交換体AEが充填されており、被処理水中のアニオン成分Yはアニオン交換体AEに吸着された後に陽極室1bに移動して排出される。ここで、陽極室1bにはカチオン交換体CEが充填されている。このカチオン交換体CEはアニオン交換体AEに比べて酸化劣化し難いので、陽極板1aと接触していても問題ない。
2003−136063号公報 2007−175647号公報
しかしながら、陽極室1bにカチオン交換体CEを充填した場合には、水の電気分解により陽極板1aで発生する水素イオンHと、陰極板1eで発生する水酸化物イオンOHとが、陽極室1b側のアニオン交換膜AEMで結合して水を生成する。このときに中和熱が発生するため、陽極室1b側のアニオン交換膜AEMはこの中和熱で膜焼けしてしまう。
本件発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、電極室内のジュール熱の発生を抑えつつ、陽極室側に配置されるアニオン交換膜の膜焼けを防止することができる電気式脱イオン水製造装置を提供することを目的とする。
そこで、本件発明者等は、鋭意研究の結果、前記課題を解決するために以下のような電気式脱イオン水製造装置を見出すに至った。
本件発明の電気式脱イオン水製造装置は、
陽極板、イオン交換体が充填された陽極室、アニオン交換膜、イオン交換体が充填された脱塩室、イオン交換膜、イオン交換体が充填された陰極室、陰極板が、この順序で配列されている電気式脱イオン水製造装置であって、
前記陽極室内のイオン交換体は、カチオン交換体とアニオン交換体とから構成され、
前記アニオン交換体は前記陽極板に接触しないように前記アニオン交換膜側に配置され、
前記カチオン交換体は前記アニオン交換膜に接触しないように前記陽極板側に配置されて前記アニオン交換体と接触していることを特徴とする。
ここで、陽極室内のカチオン交換体またはアニオン交換体の少なくとも一方をモノリスイオン交換体にするのが好ましい。
また、陰極室内のイオン交換体と陰極室側のイオン交換膜とを同極性のものにするのが好ましい。
また、脱塩室内のイオン交換体を、カチオン交換体とアニオン交換体とを混合したものにして、陰極板側のイオン交換膜をカチオン交換膜にしても良い。
ここで、陰極室内のイオン交換体は、陰極板側に配置されたアニオン交換体と、このアニオン交換体に接触してカチオン交換膜側に配置されたカチオン交換体とから構成するのが好ましい。
また、陰極室内のイオン交換体をアニオン交換体にしても良い。
また、これらの電気式脱イオン水製造装置において、陰極室に充填される少なくとも1つのイオン交換体をモノリスイオン交換体にするのが好ましい。
また、本件発明の電気式脱イオン水製造装置を、燃料電池用の水処理システムに使用しても良い。
上記で説明したように、本件発明の電気式脱イオン水製造装置は、陽極室内において、アニオン交換体を陽極板と接触しないようにアニオン交換膜側に配置し、カチオン交換体をアニオン交換膜と接触しないように陽極板側に配置した。これにより、水の電気分解により陽極板で発生する水素イオンHと、陰極板に発生する水酸化物イオンOHとが、陽極室内のカチオン交換体とアニオン交換体との接触面で水を生成して中和熱を発生するので、アニオン交換膜で中和熱が発生するのを抑えることができる。よって、本件発明の電気式脱イオン水製造装置は、電極室内のジュール熱の発生を抑えつつ、陽極室側に配置されるアニオン交換膜の膜焼けを防止することができる。
本件発明の第1の実施の形態を示す電気式脱イオン水製造装置の模式図である。 本件発明の第2の実施の形態を示す電気式脱イオン水製造装置の模式図である。 本件発明の第3の実施の形態を示す電気式脱イオン水製造装置の模式図である。 本件発明の第4の実施の形態を示す水処理システムの模式図である。 実施例と比較例の試験結果を示す図である。 従来の電気式脱イオン水製造装置の模式図である。
以下、本件発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本件発明の第1の実施の形態を示す電気式脱イオン水製造装置1の模式図である。この電気式脱イオン水製造装置1において、図6に示す従来の電気式脱イオン水製造装置101と同じ部分には同じ符号を付している。この電気式脱イオン水製造装置1は、陽極板1a、陽極室1b、アニオン交換膜AEM、脱塩室1c、アニオン交換膜AEM、陰極室1d、陰極板1eが、この順序で横に配列されている。
脱塩室1cと陰極室1dにはアニオン交換体AEが充填されている。陽極室1bには、アニオン交換体AEとカチオン交換体CEが充填されている。この充填形態について具体的に説明すると、カチオン交換体CEは、陽極室1b内においてアニオン交換膜AEMに接触しないように陽極板1a側に配置されている。アニオン交換体AEは、陽極室1b内において陽極板1aに接触しないようにアニオン交換膜AEM側に配置されており、カチオン交換体CEに接触している。
電気式脱イオン水製造装置1は、脱塩室1cのアニオン交換体AEにより、脱塩室1cに送られた被処理水中のアニオン成分Yを吸着して除去し、脱イオン水(処理水)を製造する。また、電気式脱イオン水製造装置1は、陽極板1aと陰極板1eとの間に直流電圧を印加する。これによりアニオン交換体AEに吸着されたアニオン成分Yは、陽極室1b側のアニオン交換膜AEMを通過して陽極室1bに入り、陽極室1bに送られてきた供給水に流されて濃縮水として外部に排出される。
次に、電気式脱イオン水製造装置1について水の電気分解に対する作用を説明する。上記で説明したように、この電気式脱イオン水製造装置1は、陽極室1b内において陽極板1a側にカチオン交換体CEを配置し、アニオン交換膜AEM側にアニオン交換体AEをカチオン交換体CEと接触して配置している。
したがって、水の電気分解によって陽極板1aで発生する水素イオンHと、陰極板1eで発生する水酸化物イオンOHは、陽極室1b内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接触面1fで結合して水を生成する。そのときに、この接触面1fで中和熱が発生する。
つまり、この電気式脱イオン水製造装置1では、図6に示した従来の電気式脱イオン水製造装置101と比べてアニオン交換膜AEMで中和熱が発生するのを防ぐことができる。よって、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1は、陽極板1a側に配置されるアニオン交換膜AEMの膜焼けを防止できる。
また、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1では、電極室(陽極室1bと陰極室1d)にイオン交換体を充填しているので、電極室内の電気抵抗を下げることができ、従来と同様に電極室内のジュール熱の発生を抑えることができる。
なお、陽極室1b内のカチオン交換体CEとしては、カチオン交換樹脂とカチオン交換モノリスが挙げられる。また、アニオン交換体AEとしては、アニオン交換樹脂とアニオン交換モノリスが挙げられる。
ここで、モノリスイオン交換体(アニオン交換モノリス、カチオン交換モノリス)について説明しておく。モノリスイオン交換体とは、モノリス状の多孔質体にイオン交換基を導入したものである。このモノリスイオン交換体は、様々な形に加工することが可能である。
また、このモノリスイオン交換体には、様々な種類があるが、例えば、連続気泡構造のもの(特開2002−306976号公報等を参照)、粒子凝集構造のもの(特開2009−7550号公報等を参照)、共連続構造のもの(特開2009−62512号公報、特開2009−67982号公報、特開2009−108294号公報、特開2009−191148号公報等を参照)などが使用できる。
また、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEの具体的な組み合わせは以下の4つである。
(1)カチオン交換樹脂+アニオン交換樹脂
(2)カチオン交換モノリス+アニオン交換樹脂
(3)カチオン交換樹脂+アニオン交換モノリス
(4)カチオン交換モノリス+アニオン交換モノリス
上記の組み合わせでは、カチオン交換体CEまたはアニオン交換体AEの少なくとも一方をモノリスイオン交換体にする(2)〜(4)の組み合わせが好ましい。
陽極板1aでは水の電気分解によって気泡(酸素O)が発生するが、この気泡は供給水で排出方向に流される他にアニオン交換膜AEMの方に流される。気泡がアニオン交換膜AEMに付着し滞留すると、水の流れを阻害するために、直流電流が流れたときに生じるジュール熱を冷却することができなくなる。そのためアニオン交換膜AEMが損傷する懸念がある。ここで、カチオン交換体CEまたはアニオン交換体AEの少なくとも一方をモノリスイオン交換体にすると、モノリスイオン交換体は一般的にイオン交換樹脂よりも通水差圧が高いため、水はイオン交換樹脂層を優先的に流れ、流速が高くなる。これにより、陽極板1aで発生した気泡を効率的に押し出すことが可能となる。
また、上記の(3)と(4)に示すように、アニオン交換体AEの方をアニオン交換モノリスにした場合には、アニオン交換樹脂の場合と比べてアニオン交換膜AEMとの接触面積が大きくなる。そのため、アニオン交換膜AEMの膜面で発生するジュール熱が抑えられる。このように、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1では、陽極板1a側のアニオン交換膜AEMの膜焼けを確実に防止することができる。
本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1では、ジュール熱の発生を抑えつつ、中和熱による膜焼けを防ぐことができるので、従来よりも高い電流密度で運転することが可能になる。したがって、電気式脱イオン水製造装置1を小型化することができ、家庭用燃料電池など、小型化が要求されるシステムに好適に使用することができる。
また、上記の(4)に示すように、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEの両方をモノリスイオン交換体にした場合には、双方とも固形物であるので、イオン交換樹脂の場合に比べて陽極室1bへの充填作業性を向上することができる。
なお、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEのそれぞれの厚みは、カチオン交換体CEの厚みが0.5mm以上、アニオン交換体AEの厚みが0.4mm以上が好ましい。これらの厚みは、カチオン交換樹脂またはアニオン交換樹脂一粒の平均粒径である。つまり、陽極板1aにアニオン交換体AEが接触しない、アニオン交換膜AEMにカチオン交換体CEが接触しないようにそれぞれの厚みを設定すれば良い。
なお、陽極室1b内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEの合計の充填率は、陽極室1b内の体積に対して0.9〜1.4が好ましい。充填率が0.9よりも小さい場合には、供給水の流圧の影響を受けてカチオン交換体CEとアニオン交換体AEの配置位置がくずれるおそれがある。充填率が1.4よりも大きい場合には、供給水の流速が低下してしまい、陽極室1b内に入ってきたアニオン成分Yや陽極板1aで発生した気泡を効率良く排出できないおそれがある。
また、陽極室1b内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接触面1fの位置は、横方向(陽極板1aと陰極板1eとの間の方向)で真ん中、つまり供給水の流速が一番早い位置に設定するのが一番好ましい。この場合には、接触面1fで発生した中和熱を効率良く下げることができる。
なお、陽極室1b内を通る供給水の流速は、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEの配置位置がくずれず、且つ、気泡が流されるように調整する。また、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEの配置位置を保つために双方の間にメッシュ等の仕切りを設けても良い。また、供給水や被処理水を流す方向は特に限定されない。
また、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1では、陰極室1dに充填されるイオン交換体と、陰極室1d側のイオン交換膜とを同極性のものしている。つまり、アニオン交換体AEとアニオン交換膜AEMの組み合わせにしている。
したがって、運転時には、陰極室1d側のアニオン交換膜AEMにおいて陰極室1d側に位置する膜面1hの電位勾配が緩和されるので、この膜面1hの発熱が抑えられる。よって、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1は、陰極室1d側に配置されるアニオン交換膜AEMの膜焼けも防止できる。
なお、脱塩室1cや陰極室1dに充填されるアニオン交換体AEは、アニオン交換樹脂とアニオン交換モノリスが挙げられる。その場合に、アニオン交換体AEの具体的な構成としては、アニオン交換樹脂のみ、アニオン交換モノリスのみ、アニオン交換樹脂とアニオン交換モノリスを混合したものが挙げられる。
陰極板1eでは水の電気分解によって気泡(水素H)が発生するが、この気泡は供給水で排出方向に流される他にアニオン交換膜AEMの方に流される。気泡がアニオン交換膜AEMに付着し滞留すると、供給水の流れを阻害するために、直流電流が流れたときに生じるジュール熱を冷却することができなくなる。そのためアニオン交換膜AEMが損傷する懸念がある。
ここで、アニオン交換体AEにアニオン交換モノリスを使用した場合には、モノリスイオン交換体は一般的にイオン交換樹脂よりも通水差圧が高いため、供給水はイオン交換樹脂層を優先的に流れ、流速が高くなる。これにより、陰極板1eで発生した気泡を効率的に押し出すことが可能となり、アニオン交換膜AEMの陰極室1d側の膜面1hには気泡が滞留しない。
このため、この膜面1hは供給水で確実に冷却されて、ジュール熱の影響を大きく受けることがない。よって、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1は、陰極室1d側に配置されるアニオン交換膜AEMの膜焼けを確実に防止できる。また、アニオン交換体AEにアニオン交換モノリスを使用した場合には、アニオン交換樹脂の場合に比べて充填作業性を向上することもできる。
(第2の実施の形態)
図2は、本件発明の第2の実施の形態を示す電気式脱イオン水製造装置2の模式図である。この電気式脱イオン水製造装置2において、図6に示す従来の電気式脱イオン水製造装置101や図1に示す第1の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1と同じ部分には同じ符号を付している。この電気式脱イオン水製造装置2は、陽極板1a、陽極室1b、アニオン交換膜AEM、脱塩室1c、カチオン交換膜CEM、陰極室1d、陰極板1eが、この順序で横に配列されている。
脱塩室1cには、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEが混合して充填されている。陽極室1bには、アニオン交換体AEとカチオン交換体CEが充填されている。この充填形態については、第1の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1のところで説明した通りである。
陰極室1dには、アニオン交換体AEとカチオン交換体CEが充填されている。この充填形態について具体的に説明すると、アニオン交換体AEは、陰極室1d内において陰極板1e側に配置されている。カチオン交換体CEは、陰極室1d内においてアニオン交換体AEに接触してカチオン交換膜CEM側に配置されている。
電気式脱イオン水製造装置2は、脱塩室1cのカチオン交換体CEとアニオン交換体AEにより、脱塩室1cに送られた被処理水中のカチオン成分Xとアニオン成分Yを吸着して除去し脱イオン水(処理水)を製造する。
また、電気式脱イオン水製造装置2は、陽極板1aと陰極板1eとの間に直流電圧を印加する。これにより、カチオン交換体CEに吸着されたカチオン成分Xは、カチオン交換膜CEMを通過して陰極室1dに入り、陰極室1dに送られてきた供給水に流されて濃縮水として外部に排出される。また、アニオン交換体AEに吸着されたアニオン成分Yは、アニオン交換膜AEMを通過して陽極室1bに入り、陽極室1bに送られてきた供給水に流されて濃縮水として外部に排出される。
次に、電気式脱イオン水製造装置2について水の電気分解と解離反応に対する作用を説明する。上記で説明したように、この電気式脱イオン水製造装置2では、第1の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1と同様に、陽極室1bの陽極板1a側にカチオン交換体CEを配置し、アニオン交換膜AEM側にカチオン交換体CEと接触するようにしてアニオン交換体AEを配置している。したがって、陽極板1aで発生する水素イオンHと、脱塩室1c内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接点で水が解離して発生した水酸化物イオンOHは、陽極室1b内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接触面1fで水を生成して中和熱を発生させる。よって、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置2では、陽極室1b側に配置したアニオン交換膜AEMの膜焼けを防止できる。
また、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置2では、第1の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1と同様に電極室(陽極室1bと陰極室1d)にイオン交換体を充填しているので、電極室内の電気抵抗を下げてジュール熱の発生を抑えることができる。
なお、陽極室1bのカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとしては、第1の実施の形態で説明したようにイオン交換樹脂とイオン交換モノリスが挙げられる。このイオン交換樹脂とイオン交換モノリスの組み合わせによる作用効果については、第1の実施の形態で説明した通りである。
また、本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置2では、陰極室1d内において陰極板1e側にアニオン交換体AEを配置し、カチオン交換膜CEM側にカチオン交換体CEをアニオン交換体AEと接触するように配置した。
これにより、脱塩室1c内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接点で水が解離して発生した水素イオンHは、陰極室1d内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接触面1iにおいて、陰極板1eで発生した水酸化物イオンOHと結合して水を生成する。その結果、この接触面1iで中和熱が発生するので、カチオン交換膜CEMの膜焼けを防止することができる。
なお、陰極室1dのカチオン交換体CE、アニオン交換体AEとしては、イオン交換樹脂(カチオン交換樹脂、アニオン交換樹脂)と、モノリスイオン交換体(カチオン交換モノリス、アニオン交換モノリス)が挙げられる。モノリスイオン交換体の概要については、第1の実施の形態で説明した通りである。
したがって、陰極室1dにおけるカチオン交換体CEとアニオン交換体AEの具体的な組み合わせは、陽極室1bの場合と同様に以下の4つである。
(1)カチオン交換樹脂+アニオン交換樹脂
(2)カチオン交換モノリス+アニオン交換樹脂
(3)カチオン交換樹脂+アニオン交換モノリス
(4)カチオン交換モノリス+アニオン交換モノリス
したがって、上記の組み合わせでは、陽極室1bの場合と同様に、カチオン交換体CEまたはアニオン交換体AEの少なくとも一方をモノリスイオン交換体にする(2)〜(4)の組み合わせが好ましい。
陰極板1eでは水の電気分解によって気泡(水素H)が発生するが、この気泡は供給水で排出方向に流される他にカチオン交換膜CEMの方に流される。気泡がカチオン交換膜CEMに付着し滞留すると、水の流れを阻害するために、直流電流が流れたときに生じるジュール熱を冷却することができなくなる。そのためカチオン交換膜CEMが損傷する懸念がある。
ここで、カチオン交換体CEまたはアニオン交換体AEの少なくとも一方をモノリスイオン交換体にすると、モノリスイオン交換体は一般的にイオン交換樹脂よりも通水差圧が高いため、供給水はイオン交換樹脂層を優先的に流れ、流速が高くなる。これにより、陰極板1eで発生した気泡を効率的に押し出すことが可能となり、カチオン交換膜CEMの陰極室1d側の膜面1jには気泡が滞留しない。このため、この膜面1jは供給水で確実に冷却されて、ジュール熱の影響を大きく受けることがない。
また、上記の(3)と(4)に示すように、カチオン交換体CEの方をカチオン交換モノリスにした場合には、カチオン交換樹脂の場合と比べてカチオン交換膜CEMとの接触面積が大きくなる。そのため、カチオン交換膜CEMの膜面で発生するジュール熱が抑えられるので、カチオン交換膜CEMの膜焼けを確実に防止できる。
本実施の形態の電気式脱イオン水製造装置2では、第1の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1と同様に、ジュール熱の発生を抑えつつ、中和熱による膜焼けを防ぐことができるので、従来よりも高い電流密度で運転することが可能になる。したがって、電気式脱イオン水製造装置2を小型化することができ、小型化が要求されるシステムに好適に使用することができる。
また、上記の(4)に示すように、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEの両方をモノリスイオン交換体にした場合には、双方とも固形物であるので、イオン交換樹脂の場合に比べて陰極室1dへの充填作業性を向上することができる。
なお、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEのそれぞれの厚みは、陽極室1bに充填されているカチオン交換体CEとアニオン交換体AEと同様に、カチオン交換体CEの厚みが0.5mm以上、アニオン交換体AEの厚みが0.4mm以上が好ましい。つまり、陰極板1eにカチオン交換体CEが接触しない、カチオン交換膜CEMにアニオン交換体AEが接触しないようにそれぞれの厚みを設定すれば良い。
また、陽極室1bおよび陰極室1d内のアニオン交換体AEとカチオン交換体CEの合計の充填率は、陽極室1bおよび陰極室1d内の体積に対して0.9〜1.4が好ましい。充填率が0.9よりも小さい場合には、供給水の流圧の影響を受けてアニオン交換体AEとカチオン交換体CEの配置位置がくずれてしまうおそれがある。充填率が1.4よりも大きい場合には、供給水の流速が低下し、陽極室1b内に入ってきたアニオン成分Yや陽極板1aで発生した気泡(O)、陰極室1d内に入ってきたカチオン成分Xや陰極板1eで発生した気泡(H)を効率良く排出できないおそれがある。
また、陽極室1bおよび陰極室1d内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接触面1f、1iの位置は、横方向(陽極板1aと陰極板1eとの間の方向)で真ん中、つまり供給水の流速が一番早い位置に設定するのが一番好ましい。この場合には、双方の接触面1f、1iでそれぞれ発生した中和熱を効率良く下げることができる。
なお、陽極室1b内や陰極室1d内を通る供給水の流速は、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEの配置位置がくずれず、且つ、気泡が流されるように調整する。また、カチオン交換体CEとアニオン交換体AEの配置位置を保つために双方の間にメッシュ等の仕切りを設けても良い。また、第1の実施の形態と同様に、供給水や被処理水を流す方向は特に限定されない。
(第3の実施の形態)
図3は、本件発明の第3の実施の形態を示す電気式脱イオン水製造装置3の模式図である。この電気式脱イオン水製造装置3において、図6に示す従来の電気式脱イオン水製造装置101や図1に示す第1の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1と同じ部分には同じ符号を付している。
この電気式脱イオン水製造装置3の構成は、第2の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置2において陰極室1d内に充填されたイオン交換体以外は同じである。この電気式脱イオン水製造装置3では、陰極室1d内のイオン交換体をアニオン交換体AEのみから構成している。この場合には、運転時に、脱塩室1c内のカチオン交換体CEとアニオン交換体AEとの接点で水が解離して発生した水素イオンHは、カチオン交換膜CEMにおいて、陰極板1eで発生した水酸化物イオンOHと結合して水を生成する。その結果、カチオン交換膜CEMで中和熱が発生するが、カチオン交換膜CEMはアニオン交換膜AEMよりも耐熱性が高いので、カチオン交換膜CEMはすぐに膜焼けしてしまうことはない。また、陰極室1dのイオン交換体を1種類のイオン交換体(アニオン交換体AE)から構成したので、陰極室1dへの充填作業性を向上することができる。また、このアニオン交換体AEをアニオン交換モノリスから構成すれば、充填作業性をさらに向上することができる。
(第4の実施の形態)
図4の(a)及び(b)は、第1〜第3の実施の形態で説明した本件発明の電気式脱イオン水製造装置1〜3を利用した水処理システム10、20の模式図である。図4の(a)の水処理システム10は、主に家庭用の燃料電池に使用される。具体的には、燃料電池の発電時に生成される水(原水)に含まれているイオン成分を除去して脱イオン水(処理水)を製造する。
この水処理システム10では、第1の実施の形態の電気式脱イオン水製造装置1の前段に前処理装置4を備えている。燃料電池の発電時に生成される水(原水)に含まれるイオン成分は、一般的にカチオン成分よりもアニオン成分の方が多い。したがって、前処理装置4にカチオン交換樹脂のみを充填したカチオン交換装置を使用してカチオン成分を除去し、脱塩性能が高い電気式脱イオン水製造装置1でアニオン成分を除去するのが好ましい。
原水中のアニオン成分に有機酸が含まれている場合には、前処理装置4に混床式のイオン交換装置を使用することが好ましい。具体的には、前処理装置4の内部にカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を混合して充填する。これにより、運転時には、回収水中の有機酸をアニオン交換樹脂で吸着して除去できる。
図4の(b)の水処理システム20は、主に半導体製造工業、製薬工業、食品工業などの各種工業、研究室などで脱イオン水(処理水)を製造する装置として使用される。この水処理システム20では、本件発明の電気式脱イオン水製造装置2(3)の後段に後処理装置5を備えている。この後処理装置5には、混床式のイオン交換装置が使用されている。具体的には、イオン交換装置の内部にカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂が混合して充填されている。
水道水、井戸水、工業用水等の原水中には、カチオン成分及びアニオン成分が含まれている。したがって、カチオン成分及びアニオン成分を効率的に除去するためには、脱塩性能が高い電気式脱イオン水製造装置2(3)で原水中のカチオン成分及びアニオン成分を除去した後、電気式脱イオン水製造装置2(3)で除去しきれなかった脱イオン水中のカチオン成分及びアニオン成分を後処理装置5(混床式イオン交換装置)で除去するのが好ましい。
以上、本件発明にかかる実施の形態を例示したが、これらの実施の形態は本件発明の内容を限定するものではない。また、本件発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、上記の実施の形態1〜3では、陰極室1d内のイオン交換体を、アニオン交換体AEのみ、またはアニオン交換体AEとカチオン交換体CEとしたが、カチオン交換体CEのみにしても良い。
次に、実施例および比較例を示して本件発明を具体的に説明する。なお、ここで説明する実施例は、単に例示であって、本件発明を限定するものではない。
実施例では図1の電気式脱イオン水製造装置を使用し、比較例では図6の電気式脱イオン水製造装置を使用して原水を処理した。実施例と比較例の電気式脱イオン水製造装置の陽極室の構成、陽極室のカチオン交換体アニオン交換体の厚みに関すデータを表1に示す。また、表2に示す試験条件のもとで電圧の経時変化の測定試験を行った。
Figure 0005355460
Figure 0005355460
<実施例と比較例の比較>
試験結果を図5に示す。比較例は陽極室に接触するアニオン交換膜が劣化して電圧が上昇傾向になることが確認できた。実施例1、実施例2は電圧が安定しており、比較例と異なりジュール熱の上昇が抑えられたこと、及びアニオン交換膜で発生する中和熱による膜焼けが防止できたことが確認できた。
1 電気式脱イオン水製造装置
1a 陽極板
1b 陽極室
1c 脱塩室
1d 陰極室
1e 陰極板
2 電気式脱イオン水製造装置
3 電気式脱イオン水製造装置
10 水処理システム
20 水処理システム
AE アニオン交換体
AEM アニオン交換膜
CE カチオン交換体
CEM カチオン交換膜

Claims (8)

  1. 陽極板、イオン交換体が充填された陽極室、アニオン交換膜、イオン交換体が充填された脱塩室、イオン交換膜、イオン交換体が充填された陰極室、陰極板が、この順序で配列されている電気式脱イオン水製造装置であって、
    前記陽極室内のイオン交換体は、カチオン交換体とアニオン交換体とから構成され、
    前記アニオン交換体は前記陽極板に接触しないように前記アニオン交換膜側に配置され、
    前記カチオン交換体は前記アニオン交換膜に接触しないように前記陽極板側に配置されて前記アニオン交換体と接触していることを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
  2. 請求項1に記載の電気式脱イオン水製造装置において、
    前記陽極室内のカチオン交換体またはアニオン交換体の少なくとも一方をモノリスイオン交換体にしたことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気式脱イオン水装置において、
    前記陰極室内のイオン交換体と前記陰極室側のイオン交換膜とを同極性のものにしたことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の電気式脱イオン水製造装置において、
    前記脱塩室内のイオン交換体を、カチオン交換体とアニオン交換体とを混合したものにし、前記陰極板側のイオン交換膜をカチオン交換膜にしたことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
  5. 請求項4に記載の電気式脱イオン水製造装置において、
    前記陰極室内のイオン交換体を、前記陰極板側に配置されたアニオン交換体と、このアニオン交換体に接触して前記カチオン交換膜側に配置されたカチオン交換体とから構成したことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
  6. 請求項4に記載の電気式脱イオン水製造装置において、
    前記陰極室内のイオン交換体をアニオン交換体にしたことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電気式脱イオン水製造装置において、
    前記陰極室に充填される少なくとも1つのイオン交換体をモノリスイオン交換体にしたことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
  8. 燃料電池用の水処理システムに使用される電気式脱イオン水製造装置に、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の電気式脱イオン水製造装置を使用したことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。
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