JP5354544B2 - 陶磁器製フォトフレーム板作り製造方法 - Google Patents

Description

この発明は陶磁器製のフォトフレームを板作りする製造に関するものです。
陶器の材料は粘土です、磁器の材料は石を粉にして粘土状にしたものです、この発明は陶器の材料も、磁器の材料も同じ効果なので材料を粘土と表示して説明します。

フォトフレームはいろいろの材料で作られています、そして販売もされています。
木材、金属、ガラス等いろいろあります、陶器製もありますが、写真を入れる部分は木材で作られています、それは陶器一体で作るのが難しいからです。

伝統的陶磁器の製造技術を駆使してフォトフレームが作られたことは無いはずです
陶磁器は、造形、乾燥、焼成、その間に釉掛け、絵付け、などの工程を経て完成される、材料の粘土は造形時はやわらかく、乾燥させて形状を固定化させる、その乾燥させる間に粘土は収縮したり歪んだりする、茶碗、皿、などはやわらかい粘土で造形し乾燥しても形状に変化は少ない、しかしフォトフレームの形状は伝統的な製造技術では造形して乾燥して形状を固定化させることは出来ない、そのため製造するのが難しいので陶磁器製のフォトフレームは製造されない。

フォトフレームの形状は、写真を収納して良く見えるように作ることが必要な条件です、写真はカードケースに入れて収納します、カードケースを収納する空間を作ることが必要です、空間はカードケースの大きさに応じて作ります。

選択図

図１
６、７、は粘土で造形したものです、５ｍｍの厚さの板で造形しています。
６、の縦、横、の寸法はカードケースの大きさに応じて決定します。
板の厚さが５ｍｍなので空間の部分の厚さも５ｍｍです。
６、と７、を張り付けて固定化出来ればカードケースに応じた面積で、５ｍｍの厚さの空間が確保されます、しかし粘土はやわらかいので、６、と７、を張り付けただけでは歪んで成形は出来ません、５ｍｍの厚さで面積に応じた板を６、と７、の空間部分に芯として入れれば歪みを防ぐことが出来るので成形は出来ます、しかし乾燥しなければ固定化しません、粘土は乾燥すれば収縮します、そのためこの状態で乾燥すれば亀裂してしまいます。
この発明が解決しようとする課題は、図１の６、と７、を張り付けて乾燥させて形状を固定化させる課程で歪みと亀裂を防ぐものです。
フォトフレームの形状をやわらかい粘土で造形して乾燥させて固定化して完成させるための課題です。

課題を解決するための手段

フォトフレームの形状は写真を収納してよく見えるように作らなければならない、写真はカードケースに入れて収納します、フォトフレームの形状をやわらかい粘土で造形して乾燥させて形状を固定化させる間に歪みと亀裂を防ぐには次の手段で解決することが出来ます

選択図

図１
６、７、は粘土で造形したものです、１、２、３、４、５、は硬質な材質の板です 厚さは１ｍｍです、５枚で５ｍｍとなります。
６、７、を張り付けた時、６、７、の間に５ｍｍの空間が出来ます、１ｍｍの板を５枚、６、７、の空間に入れて、６、７、を張り付けます、板の材質により粘土に着いて離れにくい場合は板と粘土が接する所に紙を入れると解決出来ます。

選択図

図２
図２、は１ｍｍの板、１、２、３、４、５、芯として入れて、６、７を張り付けた図です、６、７、の間の空間の厚さが５ｍｍで板の厚さが５ｍｍですから歪むことなく成形できます。
その後用途に必要な部分、デザインに必要な部分を作って完成させます。

選択図

図４
図４はフォトフレームの形状が完成された図です
板、１、２、３、４、５、の中の、３、の板を拔き取ります。１ｍｍの板１枚を取り除くのです、１ｍｍは空間の厚さの２０％で空間に余裕が生じます。
１ｍｍは空間の厚さの２０％で空間に余裕が生じる、６、７、が収縮しても粘土の収縮率は２０％より少ないから亀裂を防ぐことが出来ます。そして乾燥させて固定化すれば、写真及び写真の入ったカードケースの収納部分が確保されます。

発明の効果

陶磁器製のフォトフレームが製造されていないのは材料のやわらかい粘土で造形して変形しないで乾燥させて形状を固定化することが出来なかったからです。
フォトフレームの形状は、やわらかい粘土で造形すると歪んでしまう、しかし内に芯に板を入れることで歪みを防ぐことが出来ます。
芯の板を複数の枚数の板を入れてその中の１枚を拔き取り、取り除くことにより、亀裂を防ぐことが出来るので、フォトフレームの形状を、やわらかい粘土で造形して乾燥して、焼成して、陶磁器製のフォトフレームを製造することが出来ます。

本発明の分解斜視図である 本発明の斜視図である 本発明の正面よりの斜視図である 本発明の完成した形の斜視図である

以下、本発明を実施するための形態について説明します。
陶磁器製のフォトフレームは写真を入れる部分を木材で作られたものは見たことはありますが、陶磁器一体で作られたものは見たことはありません、
陶磁器を作る材料は、陶器の材料は粘土です、磁器の材料は石を粉にして粘土状にしたものなので、粘土と表現します。
粘土で造形するのには、やわらかくなくては出来ません、陶磁器の製品の形状は、モノコック状のものが多く、やわらかい粘土で造形して、乾燥してもあまり変形しないで固定化して焼成できます。しかしフォトフレームの形状は、やわらかい粘土で造形すると変形して成形するのは難しい。

選択図

図１、図２
図１は、やわらかい粘土でフォトフレームの形状を保持するため、プラスチックのような硬質な材質の厚さ１ｍｍの板を５枚、芯として入れて形状が崩れないようにしたことを表わした図です、板と粘土がくっついて離れなくならないように板と粘土が接する部分に紙を入れると、くっつくことはありません。
そして完成したら、５枚の板の中の１枚を抜き取ります。

選択図

図４
図４はフォトフレームの形状を、板を芯に入れて形状が崩れないように成形した完成図です、１、２、３、４、５、の板の中、３、の板を拔き取り、取り除きます、５枚の中の１枚を取り除くことにより板で確保されている、粘土で作られた写真の入るカードケースの収納部分に余裕が生じ、乾燥して粘土が収縮しても亀裂を防ぐことが出来ます、そのまま乾燥させて粘土が固定化したら板を全部取り除き焼成します。

１ 板
２ 板
３ 板
４ 板
５ 板
６ 本体
７ 本体
８ 本体

Claims (1)

1. 四角形の粘土板と、中央部分に写真を見るための窓部が形成され、三辺にカードケースを収容する空間を形成するための凸状縁部が設けられた四角形の枠状の粘土板を、複数枚の板材を芯として入れて張り付け、前記粘土板と前記枠状の粘土板の凸状縁部を接合してフォトフレーム形状を成形し、成形後に、芯として入れた前記複数枚の板材の中の一枚を抜き取った後、成形後のフォトフレームを乾燥して固化させ、焼成することを特徴とする陶磁器製のフォトフレームの製造方法。

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