JP5354246B2 - 装飾樹脂製品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂製の基材と、この基材に形成された金属層とを備えた装飾樹脂製品、及び、その製造方法に関する。
この種の装飾樹脂製品は、表面に金属層を備えることから、樹脂製品でありながら金属調の外観を呈する。このため、例えばドアハンドル等の自動車用部品をはじめ、様々な分野において、軽量性と金属調の外観との両立が要求される部品に広く利用されている。
従来、このような装飾樹脂製品として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
この装飾樹脂製品は、樹脂製の基材上にアクリル系UV硬化型塗料若しくはアクリルウレタン系熱乾燥型塗料を塗布することによりアンダーコート層を形成して表面を平滑化し、当該アンダーコート層の上に、スパッタリング若しくは蒸着により金属層を形成することにより得られる。
このように、樹脂製基材の表面に平滑なアンダーコート層を設けて、その上に金属層を形成することにより、樹脂製基材自体の表面の平滑性がそれほど高くない場合であっても、外観の良好な金属層を形成することができる。
また、特許文献2には、樹脂製の基材上に、スパッタリングにより、金属膜を直接形成した装飾樹脂製品が記載されている。この装飾樹脂製品において、直接金属膜を形成できるよう基材表面の平滑性を高めるために、ポリブチレンテレフタレート樹脂中に所定量のポリエチレンテレフタレート樹脂または所定量のポリカーボネート樹脂を混合することが記載されている。
特開2007−1247号広報(特許請求の範囲、図1) 特開2001−312904号広報([0010]段落、[0011]段落、及び図2)
特許文献1に記載の装飾樹脂製品は、外観の良好な金属層を備えるものの、塗布によるアンダーコート層の形成が必須であるため、コストが増大し、揮発性有機化合物(VOC)の排出により環境へ悪影響を及ぼすという問題があった。
一方、特許文献2に記載の装飾樹脂製品は、アンダーコート層を備えないため、良好な外観を呈する金属層を得るためには、基材の表面の平滑性を高める必要があった。このため、上述のように基材の原料として使用できる樹脂が限定されるという問題があった。また、例えば成形時に使用する金型を鏡面仕上げするなど、成形時の条件を厳密に管理する必要がり、コストが増大するという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで、良好な外観を呈する装飾樹脂製品及びこの装飾樹脂材料の製造方法を提供することにある。
本発明に係る装飾樹脂製品の製造方法の第1特徴構成は、高周波スパッタリングにより樹脂製の基材の表面を平滑化する平滑化工程と、前記平滑化工程後の前記基材にドライプロセスにより金属層を形成する装飾工程とを備えた装飾樹脂製品の製造方法において、前記平滑化工程では、高周波出力のオン・オフ制御を行い、前記オン・オフ制御は、高周波出力の1回あたりのオン時間とオフ時間との比率が3:7〜7:3であり、且つ、1回あたりのオン時間が1〜5秒である点にある。
本構成により、高周波スパッタリング後の基材に対して金属層を形成することとなるので、アンダーコート層を形成する工程を備えない場合であっても、良好な外観を呈する装飾樹脂製品を得ることができる。
また、成形時の基材の平滑性がそれほど高くない場合であっても、高周波スパッタリングにより平滑化された基材に金属層を形成することにより、最終的には平滑性の高い基材の表面に金属層を形成することになる。このため、基材の成形時にはそれほど平滑性を気にする必要がないので、従来のように使用できる樹脂の種類が限定されるということはなく、必要に応じて様々な樹脂を利用することができる。また、従来のように、基材を成形する際の条件をそれほど厳密に管理する必要がない。
上述の結果、低コストで良好な外観を呈する装飾樹脂製品を得ることができる。
樹脂製の基材に対して、長時間に亘り連続的に高出力の高周波によりスパッタリングを継続すると、基材の発熱により基材が変形する場合がある。そこで、本構成のように、高周波出力の増減を行うことにより、基材が長時間に亘り連続的に高出力の高周波にさらされることを防止して、基材が変形するのを防止することができる。
本構成のように、高周波出力の増減としてオン・オフ制御を採用することにより、基材が長時間に亘り連続的に高出力の高周波にさらされることを確実に防止することができる。
高周波出力をオン・オフ制御する場合、基材の平滑化の観点からは、オン時間が長くオフ時間が短い方が好ましい。一方、基材の変形防止の観点からは、オン時間が短くオフ時間が長い方が好ましい。
そこで、高周波出力の1回あたりのオン時間とオフ時間との比率が3:7〜7:3であり、且つ、1回あたりのオン時間が1〜5秒とすることにより、基材の平滑化と基材の変形防止とを両立することができる。
本発明に係る装飾樹脂製品の製造方法の第2特徴構成は、前記平滑化工程後の前記基材にアンダーコート層を形成するアンダーコート層形成工程を備えた点にある。
本構成により、製造される装飾樹脂製品はアンダーコート層を備えることとなる。このため、装飾樹脂製品の外観を一層良好なものにすることができる。
本発明に係る装飾樹脂製品の製造方法の第3特徴構成は、前記装飾工程後の前記基材にトップコート層を形成するトップコート層形成工程を備えた点にある。
本構成により、製造された装飾樹脂製品はトップコート層を備えることとなる。このため、装飾樹脂製品の使用環境等、周囲の環境に応じて、例えば対磨耗性や耐水性などを備えたトップコート層を選択することにより、金属膜を確実に保護することができる。この結果、装飾樹脂製品の良好な外観を長期に亘って維持することができる。
本発明に係る装飾樹脂製品の製造方法の第4特徴構成は、前記平滑化工程と前記装飾工程との間に、前記基材に対してプラズマ処理を行う点にある。
(装飾樹脂製品)
本発明に係る装飾樹脂製品1は、例えば車両用のドアハンドルに適用することができる。
図1は、本発明に係る装飾樹脂製品1の断面構成を示す模式図である。この装飾樹脂製品1は、樹脂製の基材11と、基材11の表面に形成された金属層12とを備える。
基材11の表面は高周波スパッタリングにより平滑化されている。スパッタリングに利用するガスとしては、例えばアルゴンガス、ヘリウムガス等が挙げられる。
基材11の樹脂としては、特に限定はされないが、例えばポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)、ポリアミド樹脂(PA樹脂)、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)、ABS樹脂等の汎用的な樹脂を適宜利用することができる。また、例えばPC/PBT混合樹脂、PC/ABS混合樹脂など上記の樹脂を混合して用いてもよい。
また、金属層12は、スパッタリングや化学蒸着などのドライプロセスにより形成されている。金属層12の層厚は、特に限定はされないが、10〜100nm程度が好ましい。
金属層12に用いる金属12aとしては、特に限定はされないが、例えばAl,Cr,Ti,Ag,Auなどを適宜用いることができる。また、例えばAlN,CrN,TiN,Al23など、上記の金属の酸化物・窒化物を用いても良い。
さらに、例えばTiO2とSiO2など、複数の材質を積層することにより、光の干渉を用いた金属層12を形成してもよい。
(装飾樹脂製品の製造方法)
図2は、本発明に係る装飾樹脂製品1の製造方法の各工程を示す図である。この製造方法は、高周波スパッタリングにより樹脂製の基材11の表面を平滑化する平滑化工程(図2(a))と、平滑化工程後の前記基材11にドライプロセスにより金属層12を形成する装飾工程(図2(c))とを備える。以下、夫々の工程について説明する。
まず、平滑化工程において、樹脂製の基材11の表面を高周波スパッタリングにより平滑化する。
図3に示すように、真空チャンバー2中の高周波電極3の近傍に基材11を載置して、真空チャンバー2中にアルゴンガスを導入しつつ、高周波電圧を印加する。
導入されたアルゴンガスは高周波によりイオン化され、このアルゴンイオンが基材11の表面に衝突して、基材の表面が削られる。これにより、図2(b)に示すように基材11の表面が平滑化される。
平滑化工程における高周波電源4の出力は、特に限定されないが、10〜200Wとすることができ、好ましくは、30〜100Wある。
また、高周波電源4の周波数は特に限定はされないが、10kHz〜10GHzとすることができ、好ましくは、10kHz〜50MHzである。
樹脂製の基材11に対して、高出力で連続的にスパッタリングを行うとすると、発熱等により樹脂製の基材11が変形する場合がある。そこで、変形を防止するためにスパッタリング中に高周波電源4の出力を増減することが好ましい。
高周波電源4の出力の増減の一例として、例えば高周波電源4の出力をオン・オフ制御するとよい。
なお、高周波電源4を完全にオン・オフに切り替えるのではなく、例えば高出力状態と低出力状態とを交互に繰り返すように制御しても良い。また、高出力状態から低出力状態まで出力を漸減させていき、低出力状態から高出力状態まで出力を漸増させていくという制御を繰り返してもよい。
高周波電源4の出力をオン・オフ制御する場合には、平滑化工程の効率の観点からはオン時間が長くオフ時間が短い方がよい。一方、基材11の変形を防止する観点からは、オン時間が短くオフ時間が長い方がよい。両者のバランスから、高周波の出力の1回あたりのオン時間とオフ時間との比率は3:7〜7:3が好ましく、1回あたりのオン時間は1〜5秒が好ましい。
また、平滑化工程の合計の時間は5〜10分に設定すると好適である。
装飾工程において、図2(c)及び図2(d)に示すように、平滑化工程後の基材11の表面に、ドライプロセスにより金属層12を形成する。
本発明に適用可能なドライプロセスの一例として、特に限定はされないが、例えばスパッタリング法や化学蒸着法など公知の方法を適宜利用可能である。
[別実施形態1]
図4に本発明の別実施形態に係る装飾樹脂製品1の断面図を示す。この装飾樹脂製品1は、基材11と金属層12との間にアンダーコート層13を備える。つまり、この装飾樹脂製品1の製造の際に、平滑化工程後の基材11に対してアンダーコート層13を形成するアンダーコート層形成工程を実行する。アンダーコート層13の厚みは、特に限定はされないが、20nm〜20μm程度が好ましい。
特に限定されないが、アンダーコート層13は、例えば蒸着重合、プラズマCVD、UV硬化型塗料の塗装などにより形成され、好ましくは、蒸着重合、プラズマCVD等のドライプロセスにより形成される。アンダーコート層13をドライプロセスにより形成することにより、例えば塗装などのウェットプロセスを用いた場合に発生する揮発性有機化合物の発生を防止することができる。
アンダーコート層13を蒸着重合により形成する場合には、特に限定されないが、アンダーコート層13として、例えばポリユリア、ポリアミド、ポリオキサジアゾール、ポリウレタン等を適用することができる。中でもその優れた表面特性から、ポリユリアが特に好適である。
[別実施形態2]
図5に本発明の別実施形態に係る装飾樹脂製品1の断面図を示す。この装飾樹脂製品1は、金属層12の上にトップコート層14を備える。つまり、この装飾樹脂製品1を製造する際に、装飾工程後の基材11に対してトップコート層14を形成するトップコート層形成工程を実行する。トップコート層14の厚みは、特に限定されないが、50nm〜50μm程度が好ましい。
トップコート層14は、特に限定はされないが、例えば蒸着重合、プラズマCVD、UV硬化型塗料の塗装などにより形成され、好ましくは、蒸着重合、プラズマCVD等のドライプロセスにより形成される。トップコート層14をドライプロセスにより形成することにより、例えば塗装などのウェットプロセスを用いた場合に発生する揮発性有機化合物の発生を防止することができる。
トップコート層14を蒸着重合により形成する場合には、特に限定されないが、アンダーコート層13として、例えばポリユリア、ポリアミド、ポリオキサジアゾール、ポリウレタン等を適用することができる。中でもその優れた表面特性から、ポリユリアが特に好適である。
[別実施形態3]
図6に本発明の別実施形態に係る装飾樹脂製品1の断面図を示す。この装飾樹脂製品1は、基材11と金属層12との間にアンダーコート層13を備えるとともに、金属層12の上にトップコート層14を備える。
アンダーコート層13及びトップコート層14の詳細及び形成方法は、上述の別実施形態1及び別実施形態2と同様である。
[別実施形態4]
上述の実施形態において、平滑化工程後の基材11に対してプラズマ処理を実行しても良い。プラズマ処理により、基材11と装飾層との密着性を高めることができる。
また、アンダーコート層13を備える場合においても、アンダーコート層形成工程後の基材11に対してプラズマ処理を実行しても良い。プラズマ処理により、基材11と金属層12との密着性を高めることができる。
プラズマ処理に適用可能なプラズマとしては、特に限定はされないが、例えば大気、酸素、窒素、アルゴン等のプラズマが挙げられる。
[別実施形態5]
上述の実施形態では、自動車用のドアハンドルを例に説明したが、ドアハンドル以外の自動車部品にも適用可能である。また、自動車部品以外にも、家電製品や携帯電話機など、樹脂の表面に金属調の表面装飾を施す様々な製品に適用可能である。
[実施例1]
本発明を、基材11として、PC/PBT混合樹脂製の自動車用ドアハンドル部品に適用した場合の例を示す。
まず、基材11に対して平滑化工程を実行した。平滑化工程において、真空チャンバー2中にアルゴンガスを導入し、アルゴンイオンによるスパッタリングによって基材11の表面を平滑化した。
高周波電源4として、周波数13.56MHzのものを用いた。高周波電源4の出力をオン・オフ制御して平滑化工程を実行した。平滑化工程における合計の処理時間は5分間とし、高周波電源4のオン時間とオフ時間との比を5:5とし、1回のオン時間・オフ時間を、夫々5秒間とした。また、高周波電源4をオンにした際の出力は100Wであった。
平滑化工程後の基材11に対してアンダーコート層形成工程を実行した。アンダーコート層形成工程において、基材11上にアンダーコート層13としてポリユリア膜を形成した。ポリユリア膜の形成は、真空チャンバー中で、ポリユリア膜の原料モノマーであるジアミン及びジイソシアネートを、基材11に対して蒸着重合することにより行った。形成されたポリユリア膜(アンダーコート層13)の厚さは、約50μmであった。
アンダーコート層形成工程後の基材11に対して、装飾工程を実行した。装飾工程において、アンダーコート層13の上に金属層12としてクロム膜をスパッタリングにより形成した。形成されたクロム膜(金属層12)の厚さは、約50nmであった。
装飾工程後の基材11に対して、トップコート層形成工程を実行した。トップコート層形成工程において、トップコート層14として、金属層12の上にポリユリア膜を形成した。ポリユリア膜は、アンダーコート層形成工程と同様の方法により形成した。形成されたポリユリア膜の(トップコート層14)の厚さは、約20μmであった。
上述の方法で得られた装飾樹脂製品1は、従来のウェットプロセスによるクロムメッキ法による装飾樹脂製品と同等の光沢を有していた。
特に、平滑化工程を実行することにより、樹脂成形後の基材11の平滑性がそれほど要求されないので、金型の表面粗さ等、基材11の成形時の条件をそれほど厳密にすることなく、高光沢な表面を有する装飾樹脂製品を得ることができた。
また、平滑化工程時の高周波電源4のオン時間とオフ時間との比を5:5とし、1回のオン時間・オフ時間を、夫々5秒間とすることにより、基材11の変形を効果的に防止することができた。
[実施例2]
平滑化工程における合計の処理時間は5分間とし、高周波電源4のオン時間とオフ時間との比を8:2とし、1回のオン時間を8秒間、1回のオフ時間を2秒間とした以外は、上述の実施例1と同様である。
この方法により得られた装飾樹脂製品1は、本発明の目的は達成し得るものの、基材11に若干の変形がみられた。これは、高周波電源4のオン時間が長く、樹脂製の基材11が発熱により変形したためであると考えられる。
[実施例3]
平滑化工程における合計の処理時間を5分間とし、高周波電源4のオン時間とオフ時間との比を2:8とし、1回のオン時間を2秒間、1回のオフ時間を8秒間とした以外は、上述の実施例1及び2と同様である。
この方法により得られた装飾樹脂製品1は、本発明の目的は達成し得るものの、実施例1の方法により得られた装飾樹脂製品1と比較して、表面の光沢性が若干劣っていた。これは、高周波電源4のオン時間が短く、基材11の平滑化が不十分であったためと考えられる。
本発明に係る装飾樹脂製品の断面図 本発明に係る装飾樹脂製品の製造方法の各工程を示す図 平坦化工程の詳細を示す図 本発明の別実施形態に係る装飾樹脂製品の断面図 本発明の別実施形態に係る装飾樹脂製品の断面図 本発明の別実施形態に係る装飾樹脂製品の断面図
1 装飾樹脂製品
11 基材
12 金属層
13 アンダーコート層
14 トップコート層

Claims (4)

  1. 高周波スパッタリングにより樹脂製の基材の表面を平滑化する平滑化工程と、
    前記平滑化工程後の前記基材にドライプロセスにより金属層を形成する装飾工程とを備えた装飾樹脂製品の製造方法において、
    前記平滑化工程では、高周波出力のオン・オフ制御を行い、
    前記オン・オフ制御は、高周波出力の1回あたりのオン時間とオフ時間との比率が3:7〜7:3であり、且つ、1回あたりのオン時間が1〜5秒である装飾樹脂製品の製造方法。
  2. 前記平滑化工程後の前記基材にアンダーコート層を形成するアンダーコート層形成工程を備えた請求項に記載の装飾樹脂製品の製造方法。
  3. 前記装飾工程後の前記基材にトップコート層を形成するトップコート層形成工程を備えた請求項1又は2に記載の装飾樹脂製品の製造方法。
  4. 前記平滑化工程と前記装飾工程との間に、前記基材に対してプラズマ処理を行う請求項1〜3の何れか1項に記載の装飾樹脂製品の製造方法。
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