JP5353202B2 - ドリップチャンバー用フィルタ - Google Patents

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この発明は、血液透析、血液濾過、血液交換等の体外循環回路に用いられるドリップチャンバー内に収容されるドリップチャンバー用フィルタの構造に関する。
下記特許文献1には、血液透析、血液濾過、血液交換等の体外循環回路が開示されている。この体外循環回路を図10に示す。この体外循環回路においては、ダイアライザー101に、動脈側血液回路102と静脈側血液回路103とが連結されている。ダイアライザー101は、透析膜を介して血液と透析液を接触させ、溶質の濃度差による拡散と、静力学的な圧力差による限外濾過によって、溶質の除去、補給及び水分の除去を行なうことにより、血液を浄化する装置である。
動脈側血液回路102には、動脈側ドリップチャンバー104、血液ポンプ105、生理食塩水106および動脈側針107が連結されている。また、静脈側血液回路103には、静脈側ドリップチャンバー108および静脈側針109が連結されている。
図11に、動脈側ドリップチャンバー104および静脈側ドリップチャンバー108に用いられる、ドリップチャンバー110を示す。ドリップチャンバー110は、体外循環回路内において、血液中の凝血塊、または血液中の異物を捕捉するために設けられものであり、円筒状のチャンバ111を有し、チャンバ111内には、フィルタ120が配設される。血液は、血液導入口112からチャンバ111内に導入され、フィルタ120を通過して、血液導出口113から導出される。
図12に、フィルタ120の概略構成の一例を示す。このフィルタ120は、下端側が開放する円筒形状の胴体部121と、胴体部121の上端側を塞ぐ壁122と、胴体部121の下端側に配置される円筒ベース123とを有している。胴体部121は、下端側に向かって拡がる円錐形形状を有している。
胴体部121には、円周方向に沿って配置される複数のスリット状の開口部S100が設けられている。開口部S100は、上端側から下端側に向かうにしたがって、周方向に沿う方向の長さが長くなるように設けられている。胴体部121の高さは約25mm、開口部S100の上下方向に沿う幅は、0.21mm、開口部S100の周方向に沿う長さは、上端側で1.0mm程度、下端側で2.5mm程度である。なお、壁122にも、円弧形状の開口形状を有する開口部S200が設けられている。
上記構成を備えるフィルタ120を、図11に示すドリップチャンバー110内に装着し、体外循環回路を用いて血液透析等の血液の処理を行なった場合には、フィルタ120に設けられた開口部S100,S200において、血液中の凝血塊、または血液中の異物が捕捉されることになる。
しかし、フィルタ120において、開口部S100は、血液の流れ方向(胴体部121の軸が延びる方向)に対して、略直交する方向(胴体部121の外周面の周方向)に延びるように設けられている。このため、図13に示すように、血液中に含まれる気泡Bが、スリットS100の上側に位置する長辺S110に捉えられ易くなり、複数の気泡Bが長辺S110に滞留することとなる。スリットS100において、複数の気泡Bを滞留させた状態のまま、血液の透析を続行すると、血液が気泡Bの成分である空気と反応し、フィルタ120の表面で血液が凝固するおそれがある。
実用新案登録第3120953号
この発明が解決しようとする課題は、血液透析、血液濾過、血液交換等の体外循環回路に用いられるドリップチャンバー内に収容されるドリップチャンバー用フィルタにおいて、スリットが血液の流れ方向に対して、略直交する方向に延びるように設けられているために、ドリップチャンバー用フィルタの表面に、血液中の気泡が滞留しやすい点にある。
したがって、この発明の目的は、ドリップチャンバー用フィルタの表面での気泡の滞留を抑制することが可能な構造を有する、ドリップチャンバー用フィルタを提供することにある。
この発明に基づいたドリップチャンバー用フィルタにおいては、血液処理回路に用いられるドリップチャンバー内に収容されるドリップチャンバー用フィルタであって、下端側が開放された略円筒形状の胴体部と、上記胴体部の側面に形成される複数のスリット状の開口部とを備え、上記開口部は、その一端側がその他端側よりも上記胴体部の下端側に位置するように設けられる。
この発明に基づいたドリップチャンバー用フィルタによれば、スリット状の開口部の延びる方向が、血液の流れ方向(胴体部の軸が延びる方向)に対して、直交しない方向となるように設けられている。これにより、開口部の長辺側で気泡が捕捉されても、血液の流れに押されることにより、開口部の長辺に沿って流れだし、血液の流れにより気泡の開口部の通過を促すことができる。その結果、開口部の長辺側での気泡の滞留を抑制させることが可能となる。
以下、この発明に基づいた実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタについて、図を参照しながら説明する。なお、本発明の特徴は、ドリップチャンバー用フィルタの構造にあり、体外循環回路およびドリップチャンバーの構造は、図10および図11に示す構造と同じであることから、ここでの説明は繰り返さないこととし、ドリップチャンバー用フィルタの構造についてのみ、以下詳細に説明することとする。
また、以下に説明する実施の形態において、個数、量、大きさなどに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量、大きさなどに限定されるものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組み合わせることは、当初から予定されている。
図1および図2を参照して、本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタ1の構造について説明する。なお、図1は、本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタ1の構造を示す正面図であり、図2は図1中II−II線矢視断面図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタ1は、下端側に開放端10bを有する中心軸A1の略円筒形状の胴体部10と、この胴体部10の側面に形成される複数のスリット状の開口部S11,S12,S13とを備えている。胴体部10の上端側は、円弧状の開口部S1を有する壁10aにより塞がれている。この胴体部10の全体としての外形形状は、下端側に向かって拡がる略円錐形形状を有している。本発明において下端側とは、ドリップチャンバー用フィルタにおいて、ドリップチャンバーと設置される側のことである。
胴体部10は、第1の胴体部11と、この第1の胴体部11よりも下端側の位置に、第1の胴体部11の外径(L1)よりも大径に設けられる第2の胴体部12を有している。この第2の胴体部12よりも下端側の位置には、第2の胴体部12の外径(L2)よりも大径に設けられる第3の胴体部13を有している。
さらに、第3の胴体部13よりも下端側の位置には、第3の胴体部13の外径(L3)よりも大径に設けられる第4の胴体部14を有している。また、第4の胴体部14の下端側には、第4の胴体部14の外径(L4)よりも大径に設けられる外形L5の円筒ベース15が設けられている。
第1の胴体部11と第2の胴体部12との連結部には、全周にわたってカット面12aが設けられている。同様に、第2の胴体部12と第3の胴体部13との連結部、および第3の胴体部13と第4の胴体部14との連結部にも、それぞれ全周にわたってカット面13a,14aが設けられている。
第1の胴体部11の側面には、この第1の胴体部11の外形面の母線b1に対して平行に延びる複数のスリット状の開口部S11が設けられている。なお、母線b1は、この母線b1を中心軸A1の周りを移動させることにより、第1の胴体部11の外形形状(円筒形状)が規定される線を意味する。
第2の胴体部12の側面には、この第2の胴体部12の外形面の母線b2に対して平行に延びる複数のスリット状の開口部S12が設けられている。なお、母線b2は、この母線b2を中心軸A1の周りを移動させることにより、第2の胴体部12の外形形状(円筒形状)が規定される線を意味する。
第3の胴体部13の側面には、この第3の胴体部13の外形面の母線b3に対して平行に延びる複数のスリット状の開口部S13が設けられている。なお、母線b3は、この母線b3を中心軸A1の周りを移動させることにより、第3の胴体部13の外形形状(円筒形状)が規定される線を意味する。
上記構成を備えるドリップチャンバーフィルタ1を、図11に示したドリップチャンバー110内に装着し、体外循環回路を用いて血液透析等の血液の処理を行なった場合には、ドリップチャンバーフィルタ1に設けられた開口部S1,S11,S12,S13において、血液中の凝血塊、または血液中の異物が捕捉されることになる。
また、この発明に基づいたドリップチャンバー用フィルタによれば、図3に示すように、スリット状の開口部S11は、その一端側S111がその他端側S112よりも胴体部11の下端側に位置するように設けられている。その一例として、スリット状の開口部S11は、開口部S11の延びる方向を、胴体部10の外形面の母線b1に対して平行となるように設けられている。
その結果、開口部S11の延びる方向は、血液の流れ方向(胴体部10の中心軸A1が延びる方向)に対して、直交しない方向となるため、開口部S11の長辺側S113,S114で気泡が捕捉されても、血液の流れに押されることにより、開口部S11の長辺側S113,S114に沿って流れだし、血液の流れにより気泡Bの開口部S11の通過を促すことができる。その結果、開口部S11の長辺側での気泡Bの滞留を抑制させることが可能となる。他のスリット状の開口部S12,S13においても同様である。
また、血液中の気泡Bがスムーズに流れることから、ドリップチャンバー110内での血液の対流の発生を抑制することも可能となる。なお、開口部S11の短辺側S112で気泡が捕捉されることも考えられるが、長辺側の長さに比べてその長さが小さいことから、その影響は小さいものと考えられる。
(開口部の他の形態)
図4および図5を参照して、開口部の他の形態について説明する。図1から図3に示す開口部S11,S12,S13には、その開口部の一端側がその他端側よりも胴体部の下端側に位置する一例として、胴体部の外形面の母線に対して平行に延びるスリット状の開口部を採用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、開口部の一端側がその他端側よりも胴体部の下端側に位置する形態としては、胴体部の外形面の母線b1に対して傾斜するスリット状の開口部S21,S22,S23の採用も可能である。
この開口部S21であっても、開口部S12と同様に、開口部S21の延びる方向は、血液の流れ方向(胴体部10の中心軸A1が延びる方向)に対して、直交しない方向となるため、開口部S21の長辺側S213,S214で気泡が捕捉されても、血液の流れに押されることにより、開口部S21の長辺側S213,S214に沿って流れだし、血液の流れにより気泡Bの開口部S21の通過を促すことができる。その結果、開口部S21の長辺側での気泡Bの滞留を抑制させることが可能となる。
また、スリット状の開口部の形状として、長方形形状の場合について説明したが、図5の(a),(b),(c)に示すような開口形状の採用も可能である。(a)に示す開口部S31は、トラック型であり、一端側と他端側とが円弧形状を有している。(b)に示す開口部S41は、台形型であり、一端側の長さよりも他端側の長さの方が長くなるように設けられている。(c)に示す開口部S51は、逆台形型であり、一端側の長さよりも他端側の長さの方が短くなるように設けられている。スリット状の開口部の他端側の幅としては、約0.1mm〜約1.0mm程度が望ましいが、より好ましくは約0.2mm〜約0.5mm程度である。
(比較実験)
以下、比較実験について説明する。比較実験として、図12に示した従来の開口部形状を有するスリット(以下、横型スリットと称する)が設けられたドリップチャンバー用フィルタと、図1に示す本願発明に基づいた開口形状を有するスリット(以下、縦型スリット)が設けられたドリップチャンバー用フィルタフィルタとにおける、「エアーの付き状態」および「振動を加えた後のエアー除去状態」の確認試験を行なった。
(試験サンプル)
横型スリットの試験サンプルとして、図12に示すドリップチャンバー用フィルタ120の下部を縦1cm、横1cmの板状に加工したものを用いた。同様に、縦型スリットの試験サンプルとして、図1に示すドリップチャンバー用フィルタ1の第3の胴体部13を縦1cm、横1cmの板状に加工したものを用いた。試験サンプルの数量は、いずれの試験サンプルもNo.1〜No.5の5サンプルを用意した。
(試験方法)
試験方法として、上記サンプルをRO水(逆浸透膜で濾過された水)の入ったビーカに浸漬し、サンプルの上部2点を糸で固定する。その後、微小エアーをビーカに注入した。この状態で、各サンプルの「エアーの付き状態」を確認した。その結果を、下記表1に示す。
Figure 0005353202
また、ビーカの側面を叩くことで、ビーカに振動を与え、「振動を加えた後のエアー除去状態」を確認した。その結果を、下記表2に示す。
Figure 0005353202
上記表1および表2の結果からも明らかなように、エアーがドリップチャンバー用フィルタに付着している状態は、水平方向にプラスチック部分に引っかかるようになっており、横型スリット(従来)はその部分の面積が大きく付着エアー量が多くなる。また、振動を与えたエアー除去も同様の傾向があり、縦型スリット(本発明)の場合には、完全にエアーを除去することが確認できた。
これらの比較実験から、図12に示す背景技術におけるドリップチャンバー用フィルタ120に比較して、本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタ1においては、気泡Bの滞留を抑制させることが確認できた。
(製造方法)
次に、図6を参照して、図1および図2に示すドリップチャンバー用フィルタ1の製造方法の概略について説明する。なお、図6は、ドリップチャンバー用フィルタ1の製造に用いられる金型の概略構成を示す縦断面図である。
ドリップチャンバー用フィルタ1に適用される材料としては、生体適合性材料が用いられ、具体的には、ポリアミド、ポリエステル、カーボネート・エチレンオキサイド共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、エチレン−ビニルアルコール共重合体、セルロースアセテート、再生セルロース、シリコーンゴム等が用いられる。
図6に示すように、第1金型21と第2金型22とを合わせ、これらの金型によって形成されるキャビティ内に生体適合性材料を流し込むことにより、ドリップチャンバー用フィルタ1が成型される。第1金型21には、スリット状の開口部S11,S12,S13を成型するための凸部21a,21b,21cが設けられている。また、図7に示すように、第2金型22側に、開口部S11,S12,S13を成型するための凸部22aを設けることも可能である。
また、図6および図7に示す凸部21a,22aの形状の場合、金型から成型後のドリップチャンバー用フィルタ1を離型する場合、いわゆる無理抜きを行なう必要がある。これは、ドリップチャンバー用フィルタ1に用いた材料が柔軟である場合には可能である。しかし、ドリップチャンバー用フィルタ1に用いた材料が硬い材料の場合には、無理抜きによる離型は困難となる。
ドリップチャンバー用フィルタ1に用いた材料が硬い材料の場合には、図8に示すように、第1金型21に設けられる凸部21aの側面21bを、抜き方向に沿った形状とすることで、金型から成型後のドリップチャンバー用フィルタ1を容易に離型することができる。第1金型22に凸部22aを設ける場合にも、図9に示すように、凸部22aの側面22bを、抜き方向に沿った形状とすることで、金型から成型後のドリップチャンバー用フィルタ1を容易に離型することができる。
なお、上記実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタ1においては、胴体部10の全体としての外形形状は、下端側に向かって拡がる略円錐形形状を採用し、また、胴体部10が下端に向かって外径が拡大する3段形状の場合について説明した。これは、段差を設けることで成型品の剛性を高めることができること、一方の金型を他方の金型から抜くことができるため金型を割型にする必要がないこと、一つの金型で多数の成形品が成形し易いこと等に基づくものである。
したがって、本発明の本質は、胴体部10の側面に形成される複数のスリット状の開口部の、その一端側がその他端側よりも胴体部10の下端側に位置するように設けられる点にあることから、この構成が採用されるドリップチャンバー用フィルタであれば、外径が拡大する3段形状に限定されるものでなく、上端から下端にかけて均一な円筒形形状の胴体部を採用することも可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタの構造を示す正面図である。 図1中II−II線矢視断面図である。 本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタに採用される開口部の部分拡大図である。 本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタに採用される開口部の他の形態を示す部分拡大図である。 (a),(b),(c)は、本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタに採用される開口部のさらに他の形態を示す部分拡大図である。 本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタの製造に用いられる金型の概略構成を示す縦断面図である。 本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタの製造に用いられる他の形態の金型の概略構成を示す部分拡大断面図である。 本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタの製造に用いられるさらに他の形態の金型の概略構成を示す部分拡大断面図である。 本実施の形態におけるドリップチャンバー用フィルタの製造に用いられるさらに他の形態の金型の概略構成を示す部分拡大断面図である。 血液透析、血液濾過、血液交換等の体外循環回路を示す模式図である。 体外循環回路に用いられるドリップチャンバーの構造を示す部分断面図である。 ドリップチャンバー内に設置されるフィルタの概略構成を示す図である。 フィルタにおける課題を示す模式図である。
符号の説明
1 ドリップチャンバー用フィルタ、10 胴体部、10a 壁、10b 開放端、11 第1の胴体部、12 第2の胴体部、12a,13a,14a カット面、13 第3の胴体部、14 第4の胴体部、15 円筒ベース、21 第1金型、21a,21b,21c,22a 凸部、21b,22b 側面、22 第2金型、A1 中心軸、b1,b2,b3 母線、S1,S11,S12,S13,S21,S22,S23,S31,S41,S51 開口部、S111 一端側、S112 他端側、S113,S114 長辺側。

Claims (4)

  1. 体外循環回路に用いられるドリップチャンバー内に収容されるドリップチャンバー用フィルタであって、
    下端側が開放された略円筒形状の胴体部と、
    前記胴体部の側面に形成される複数のスリット状の開口部と、を備え、
    前記開口部は、その一端側がその他端側よりも前記胴体部の下端側に位置するように設けられ
    前記開口部が延びる方向は、前記胴体部の外形面の母線に対して平行であり、
    前記胴体部は、
    第1の胴体部と、
    前記第1の胴体部よりも下端側に位置し、前記第1の胴体部の外径よりも大径に設けられる第2の胴体部と、を有し、
    前記第1の胴体部の側面に、複数のスリット状の前記開口部が設けられ、
    前記第2の胴体部の側面に、複数のスリット状の前記開口部が設けられる、ドリップチャンバー用フィルタ。
  2. 前記第1の胴体部と前記第2の胴体部との連結部には、全周にわたってカット面が設けられている、請求項1に記載のドリップチャンバー用フィルタ。
  3. 前記胴体部に設けられる前記開口部の前記母線と交差方向に延びる短辺側の側面は、前記胴体部を形成する金型に設けられる凸部の抜き方向に沿った形状である、請求項1または2に記載のドリップチャンバー用フィルタ。
  4. 前記胴体部の外形形状は、下端側に向かって拡がる略円錐形形状である、請求項1から3のいずれかに記載のドリップチャンバー用フィルタ。
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