JP5350272B2 - 水素ガス発生器 - Google Patents

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Description

この発明は、燃料電池用の燃料サプライ、燃料カートリッジまたは水素発生器に向けられている。
水素発生技術における既存の試みは、化学金属水素化物、例えば、水素化ホウ素ナトリウムと、液体、例えば、水またはメタノールとの間の反応速度を制御することである。反応が遅すぎると、燃料電池は電気を発生するにたる水素を供給されない。反応が速すぎると、過剰な水素ガスが燃料サプライまたは水素発生器を加圧する。
いままで、化学金属水素化物反応で水素を発生させる反応速度の制御は、液状金属水素化物および水を含有する反応室中に触媒を導入して反応を開始させ、また、触媒を液状金属水素化物から除去して反応を停止させて実現され、これは特許文献1(米国特許第6,939,529号明細書)、および特許文献2(米国特許第3,459,510号明細書)、ならびに特許文献3(米国特許出願公開第US2005/0158595号明細書)に開示されるとおりである。この手法は、どのくらい多くの触媒を液状の燃料に相互作用させるか、または、触媒および燃料の間の接触の期間を制御して反応速度を調整する。
反応速度を調整する他の方法は、均一寸法の金属水素化物の顆粒を規則正しい速度で水に加えて水素の発生を制御することであり、これは特許文献4(米国特許出願公開第US2005/0184987号明細書)で検討されるとおりである。他の方法は水および液状金属水素化物溶液の注入速度を制御してそれらの反応速度を制御することである。
しかしながら、化学金属水素化物および液状の反応物の間の反応速度を効果的に制御することができる方法および装置が依然として望まれている。
米国特許第6,939,529号明細書 米国特許第3,459,510号明細書 米国特許出願公開第US2005/0158595号明細書 米国特許出願公開第US2005/0184987号明細書
この発明は、その他のこととともに、水素発生器の内部水素圧力が大きいときに単一ドース(一回分)の液体燃料成分を測定、搬送または貯蔵し、この内部圧力が小さいときにこの単一ドースを固体燃料成分に搬送して、これによって、液体および固体燃料成分が一緒に反応してより多くの水素を発生し、またサイクルを再開させる、多数の水素発生器を開示する。
圧力調整器、および自動遮断バルブも開示される。液体燃料成分は加圧されても非加圧でもよい。
この発明の先の特徴および利点、ならびに他の特徴および利点は、添付の図面に示されるこの発明の以下の説明から明らかである。添付の図面は、明細書の一部を構成し、この発明の原理を説明し、また、当業者がこの発明を実施し、利用することを可能にする。
この発明の燃料サプライ/水素発生器の斜視図である。 図1の発生器の頂部を、明瞭化のために所定の細部を省略して、拡大して示す部分断面図である。 明瞭化のために所定の細部を省略した、下方ストローク位置の単一ドースバルブを示す、図2の拡大切欠き部分断面図である。 明瞭化のために所定の細部を省略した、上方ストローク位置の単一ドースポンプを示す、図2の拡大切欠き部分断面図である。 頂部、並びに、固体燃料分配機構を伴う固体燃料/反応室の一部の部分図である。 固体燃料分配機構を示す、水素発生器の部分断面図である。 分配機構のリコイル手段の拡大断面図である。 この発明に従う単一ドースポンプを中間ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う単一ドースポンプを上方ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う単一ドースポンプを下方ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを中間ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを上方ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを下方ストロークで示す断面図である。 この発明とともに使用可能な液体貯蔵領域の種々の実施例を示す部分断面図である。 この発明とともに使用可能な液体貯蔵領域の種々の実施例を示す部分断面図である。 この発明とともに使用可能な液体貯蔵領域の種々の実施例を示す部分断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを中間ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを上方ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを下方ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを中間ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを上方ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを下方ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを中間ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを上方ストロークで示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースバルブを下方ストロークで示す断面図である。 この発明に従う単一ドースバルブを上方ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う単一ドースバルブを下方ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う単一ドースバルブを上方ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う単一ドースバルブを下方ストロークの構造で示す断面図である。 図13Aおよび図13Bで示されるバルブの変形例の断面図である。 この発明に従う単一ドースポンプを中間ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う単一ドースポンプを上方ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う単一ドースポンプを下方ストロークの構造で示す断面図である。 図14A〜図14Cで示される単一ドースポンプの他のバージョンの断面図である。 図14A〜図14Cで示されるポンプの変形例の断面図である。 図14A〜図14Cで示されるポンプの変形例の断面図である。 この発明に従う他の単一ドースポンプを中間ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースポンプを上方ストロークの構造で示す断面図である。 この発明に従う他の単一ドースポンプを下方ストロークの構造で示す断面図である。 図16A〜図16Cに示されるポンプの変形例の断面図である。 この発明に従う圧力調整器の断面図である。 この発明に従う圧力調整器の分解図である。 図18A〜図18Bに示す調整器の変形例の断面図である。 この発明に従う単一ドース燃料発生器の断面図である。 単一ドース燃料発生器の部品の斜視図である。 図19Aの明瞭化のための部分拡大図である。 単一ドース燃料発生器の他の実施例を示す図である。 この発明に従う液体燃料混合器の分解図である。 図21Aに示す燃料混合器の断面図である。 この発明に従う遮断バルブの断面図である。 この発明に従う遮断バルブの断面図である。 他の遮断バルブの断面図である。 他の遮断バルブの断面図である。 単一ドースポンプ/バルブを伴う他の燃料サプライ/水素発生器の断面図である。 単一ドースポンプ/バルブを伴う他の燃料サプライ/水素発生器の断面図である。 測定ドースポンプ/バルブを伴う他の燃料サプライ/水素発生器の断面図である。 測定ドースポンプ/バルブを伴う他の燃料サプライ/水素発生器の断面図である。 測定ドースポンプ/バルブを伴う他の燃料サプライ/水素発生器の断面図である。 測定ドースポンプ/バルブを伴う他の燃料サプライ/水素発生器の断面図である。 刺激機構を伴う図10A〜図10Cの実施例の断面図である。 刺激機構を伴う図10A〜図10Cの実施例の断面図である。 図14A〜図14C、および図15A〜図15Bに示す実施例に用いる他の刺激機構の断面図である。 他の刺激機構を伴う図16A〜図16Cに示す実施例の断面図である。 他の刺激機構を伴う図16A〜図16Cに示す実施例の断面図である。 他の刺激機構を伴う図16A〜図16Cに示す実施例の断面図である。 図17に示す実施例に適した刺激機構の断面図である。 図17に示す実施例に適した刺激機構の断面図である。 図28A〜図28Bに示す刺激機構に適したアクチュエータの断面図である。 図28A〜図28Bに示す刺激機構に適したアクチュエータの断面図である。 図28A〜図28Bに示す刺激機構に適したアクチュエータの断面図である。 図28A〜図28Bに示す刺激機構に適したアクチュエータの断面図である。 図29A〜図29Dに示す刺激レバーの断面図である。 自己起動刺激機構の部分断面図である。 自己起動刺激機構の部分断面図である。 自己起動刺激機構の部分断面図である。 自己起動刺激機構の部分断面図である。
水素を生成させるための金属水素化物反応物と液体反応物の間の一般的な反応は知られている。一例において、水素化ホウ素ナトリウムおよび水の間の反応はつぎのとおりである。
NaBH+2HO→(触媒または熱)→4(H)+(NaBO
適切な触媒は、白金、ルテニウム、およびルテニウム塩(RuCl)、その他の金属およびその塩を含む。酸化ホウ素ナトリウム(NaBO)副産物も反応によって生成される。燃料電池に用いられる水素化ホウ素ナトリウム燃料は米国特許第3,459,510号明細書に検討され、その詳細はここに参照して組み入れる。
添付図面に示され、以下に詳細に検討されるように、この発明は、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH)のような化学金属水素化物、および水からの水素の開放を調整し、最大化することができる方法および装置に向けられている。この発明は、また、化学金属水素化物および水の反応からの水素燃料の開放を最大化する自己調整装置に向けられている。
化学金属水素化物を用いる水素発生装置は本出願人による米国特許出願公開第2005/0074643号;米国特許出願公開第2006/0191199号、同じく第2006/0191198号;2005年6月13日出願の米国仮出願第60/689,538号;2005年6月13日出願の米国仮出願第60/689,539号に開示されている。とくに、本出願人の2005年6月13日出願の米国仮出願第60/689,572号は燃料および水素発生器を開示し、ここでは、金属水素化物および液体反応物に含有される実質的にすべての水素が開放される。これら参考文献のすべては参照してここに組み入れる。
適切な化学金属水素化物燃料は、これに限定されないが、周期律表のIA〜IVA族の元素の水素化物、およびこれらの混合物、例えば、アルカリ金属水素化物、またはこれらの混合物を含む。他の化合物、例えばアルカリ金属アルミニウム水素化物(アラネート)およびアルカリ水素化ホウ素も採用できる。金属水素化物のより具体的な例は、これに限定されないが、リチウム水素化物、リチウムアルミニウム水素化物、リチウムホウ素水素化物、ナトリウム水素化物、水素化ホウ素ナトリウム、カリウム水素化物、水素化ホウ素カリウム、マグネシウム水素化物、水素化ホウ素マグネシウム、カルシウム水素化物、およびそれらの塩および/または誘導物を含む。好ましい水素化物はナトリウム水素化物、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素マグネシウム、水素化ホウ素リチウム、および水素化ホウ素カリウムであり、より好ましくはNaBHおよび/またはMg(BHである。
水以外の液体反応物、例えば、メタノールおよび他のアルコールも化学金属水素化物に反応させるのに用いることができる。液体反応物はゲルの形態でもよく、液体およびゲルの反応物の双方がこの発明の技術範囲に含まれる。
メタノールゲルは広く知られており、商業的に入手可能であり、液体の水はゲルに変換でき、これは本出願人の国際出願PCT/US2007/006384号に開示され、WO2007/109036号として公開されており、その内容は参照してここに組み入れる。一例において、液体反応物はゲルに変換され、反応に必要とされるまで、液体分子がマトリクス中に可逆な態様でカプセル化されるようになっている。このようにして、液体成分が自由に流動して勝手に反応しないようになる。液体を吸収することができる、水不溶性であるが、水膨潤性のポリマーを用いることができる。水不溶性、水膨潤性の材料を水に加えるとき、水不溶性、水膨潤正の化合物と水との間の結合は水を保持するのに十分であるが、他の反応、すなわち水およびNaBHの間の反応が水を必要とするときに、水の分子を引き渡すのに十分なほど弱い。好ましい、水不溶性、水膨潤性材料は、幼児のおむつ製品に広く使用されているポリアクリレートナトリウム、およびポリアクリルアミド、その他を含む。適切な水不溶性、水膨潤性材料は米国特許第6,998,367B2号およびそこに引用されている参考文献に説明されている。これら参考文献において検討されている水不溶性、水膨潤性ポリマーは参照してここに組み入れる。
他の適切な水不溶性、水膨潤性ポリマーは米国特許第6,998,377B2号に開示されており、参照してその内容をここに組み入れる。この発明の吸収性ポリマーは少なくとも1つのヒドロゲル形成吸収性ポリマー(ヒドロゲル形成ポリマーとも呼ばれる)を含んでもよい。適切なヒドロゲル形成ポリマーは液体を吸収することが可能な種々の水不溶性、水膨潤性ポリマーを含む。
固体の形態で、NaBHは、典型的には粉末または顆粒の形態、または圧縮粒子の固体形態であり、水がない状態では容易に加水分解せず、このため、無水水素化ホウ素を使用すると燃料サプライまたはガス発生器の保管期間が改善される。ただし、液状形態の水素担持燃料、例えば、液状のNaBHは、安定化材料が存在しなければ、典型的には、容易に加水分解する。安定化剤の例は、これに限定されないが、金属および金属水酸化物、例えばアルカリ金属水酸化物、具体的には、KOHおよび/またはNaOHを含む。そのような安定化剤の例は米国特許第6,683,025号に説明されており、その内容は参照してここに組み入れる。
固体形態の水素担持燃料は、液状形態より一般的に好ましい。一般的に、固体燃料は液状燃料よりより有利であると考えられる。なぜならば、液状燃料は固体燃料にくらべて比例的により少ないエネルギーしか含まず、また液状燃料は固体燃料より安定的でないからである。固体および液状の形態の双方の化学水素化物反応物がこの発明の技術的範囲に含まれる。
さらに、NaBHと水との間の反応は一旦始まると、制御するのが困難であり、このため、新鮮な反応物が組みあわされたときに水素生成の急増を伴い水素が不均一に生成される。初期の急増の後には水素生成量が好ましくないレベルに降下する。
理解を容易にするために、この発明の実施例は全体としてここでは水のような液体反応物と固体金属水素化物に関連して説明される。この発明はそのように限定されず、用語「粘性」は液体、水性、またはゲルの形態の燃料を記述するのに用いられる。
この発明によれば、水またはメタノールのような液体燃料の単一ドース(一回分)を、固体または水性の水素化ホウ素ナトリウムのような化学金属水素化物燃料に搬送することができる燃料サプライまたは水素発生器が図1〜図5Cに示される。図1を参照すると、この発明の水素発生器10が開示される。発生器10は、液体燃料室12、および金属水素化物燃料室14を有し、液体燃料室12は好ましくは液体またはゲル形態の加圧粘性燃料を含み、金属水素化物燃料室14は好ましくは固体燃料を含む。そのような室部はUS2006/0174952号に開示されており、これについてはすでに参照してここに組み入れた。発生器10はさらに頂部部分16、その他の機構を有し、頂部部分16は単一ドース搬送機構を収容する。遮断バルブ18が水素発生器10の頂部に設けられ、燃料電池、または燃料電池により給電される電子機器に直接または間接的に接続される。遮断バルブ18は2要素バルブの一方の部分であり、US2006/0174952号に開示されたバルブ(62)と類似のバネバイアスされたチェックバルブである。遮断バルブ18はターンオン・オフ可能な任意のタイプのバルブであって良い。
液体燃料室12はUS2006/0174952号に説明される方法で加圧されて良く、あるいは開始剤20を液体室中に挿入して加圧されて良い。好ましくは、開始剤20は室14中の固体燃料と同様の材料から製造され、室12において水のような粘性燃料と反応して加圧液体室12へと水素を生成する。開始剤は保持アーム22から延びる複数の爪部24により当初保持される。保持アーム22は、もろいリンク28によって起動ロッド26に連結される。起動ロッド26はチャネル30内に往復動可能に配置され、頂部部分16の外側に突出してよい。好ましくは、起動ロッド26はチャネル30内に後退している。
開始剤20および液体燃料の間の反応を開始させるために、ユーザは、指で、あるいは、起動ロッド26が後退しているときには、長尺のツールを用いて、起動ロッド26を押し下げる。押し下げると、図2に示すように、もろいリンク28が壊れ、開始剤20が爪部24から外れて開放される。さらに具体的には、ユーザが起動ロッド26を押圧するときに、保持アーム22ももろいリンク28が壊れるまで、バネ32およびオプションのバネ34のバイアス力に抗して押し下げられる。バネ32および34に蓄えられたエネルギーが開放されて、保持アーム22は、ダイヤフラム36に衝突するまで押し上げられる。この衝撃により、開始剤20が外れる。開始剤20は、もろいリンク28が壊れたときに、他の方法によって、外れて良い。代替的には、室12がモジュラーユニットであってよく、もろいリンク28は、室12が水素発生器10に挿入されるときに自動的に壊れるように設計される。水素発生器10は、他の手法で準備付けられて良く、例えば、最初の使用時、またはシステム内にガスバブルがあるときに、水素発生器の外側表面に配置された絞り出し可能なベローズを、ユーザが絞って液体燃料を移動させる。他の準備システムは以下に説明される。
図2を参照すると、液体燃料および水素の流路が全体として説明される。初めに、液体燃料が、自らの圧力で、またはポンプを通じて、粘性または液体貯蔵領域38に搬送され、これについては図3および図4に関連して以下にさらに説明される。ここから、単一ドース(一回分)の液体または粘性燃料がバルブ40を介して室14に搬送される。室14において、液体燃料が固体の金属水素化物燃料と反応して水素を生成する。水素は流れチャネル42を通じて水素貯蔵領域44に流れる。遮断バルブ18が開いていれば、水素ガスは水素発生器10から出て燃料電池(図示しない)に流れて電気を生成する。遮断バルブ18が閉じていれば、水素ガスは水素貯蔵領域44に累積され、その圧力を上昇させる。
図3は、水素発生器10の下方ストロークの構造を示しており、この図において、遮断バルブ18が閉じているため、あるいは、水素の生成が水素の受容を上回っているため、水素貯蔵領域44の圧力が大きい。水素圧力が大きいと、ダイヤフラム46に作用してそれを下方に押す。フォーク48はダイヤフラム46に結合され、これも下方に押される。フォーク48は直線部50およびヨーク52を有し、図3および図4に示すように上下動可能である。直線部50はダイヤフラム46の直下にあり、液体燃料室12に出入り可能に移動する。水素圧力が大きくダイヤフラム46が下方に移動していると、直線部50は液体燃料室12中への移動し、これを図3に示す。加圧液体燃料が流れチャネル54に沿って粘性または液体燃料貯蔵室38へと移動する。流れチャネル54は直線部50および液体室12の側壁の間に形成される。この構造では、液体燃料は液体燃料貯蔵室38内に止まる。なぜならば、フォーク48のヨーク52およびダイヤフラム56がファンネル58をシールするからである。ファンネル58はバルブ40および固体燃料室14へ至るものである。ダイヤフラム56は液体燃料の圧力の下で屈曲してファンネル58をシールするように構成されて良く、あるいは、ダイヤフラム56は、ヨーク52に結合されて、これにより、フォーク48がダイヤフラム46によって下方に押されるときにヨーク52がダイヤフラム56をファンネル58へと下方に引くようになしてよい。ダイヤフラム56は柔軟に構成し、ヨーク52に結合するように構成して良い。
ダイヤフラム46は図2に示されるダイヤフラム36と同一であって良く、また、直線部50は図2の保持アーム22と同一であってもよいことに留意されたい。
水素貯蔵領域44の圧力が小さいときには、水素発生器10は図4に示すような上方ストロークの構成である。低圧力のため、ダイヤフラム46は上方に屈曲してフォーク48を上方に引く。フォーク48が上方に引かれるときに、直線部50が上方に引かれて、その膨出端部が流れチャネル54を閉じて粘性または液体燃料貯蔵領域38を液体燃料室12からシールして燃料の室12へのいずれの逆流も阻止する。ヨーク52も上方に引かれて、ダイヤフラム56を上方に移動させファンネル58を通じた流路を開ける。ヨーク52およびダイヤフラム56の動きにより、バルブ40を閉じていたバネ力を克服してバルブ40を通じて液体燃料がポンピングされる。図示のとおり、バルブ40はチェックバルブである。ただし、バルブ40は、圧力に感応して開となる他のタイプのバルブ、例えば、カモノハシバルブ、フラッパーバルブ、および他のメカニカルバルブであってよい。
有利なことに、フォーク48の1回の上方ストロークが、実質的に、1つ分の既知の量(ドース)の液体燃料を固体燃料室14にポンピングする。この既知の容積は実質的にダイヤフラム56の屈曲量と同じである。換言すれば、この容積は、ダイヤフラム56が屈曲状態(すなわち図3のダイヤフラム56の突出した表面)で貯蔵できる容積と、非屈曲状態(すなわち図4のダイヤフラム56の実質的に平坦な表面)で貯蔵できる容積の差分である。このため、水素が必要なときには、どのような場合でも、既知のドースの液体燃料を固体燃料室14へ放出して既知の量の水素が生成される。
水素貯蔵領域44およびダイヤフラム46の屈曲力の間の平衡により、水素発生器10は以下の表に示すように自己制御的である。
Figure 0005350272
示されるとおり、遮断バルブ18が開いているとき、水素の生成は自動的であり、必要なときのみなされる。遮断バルブ18が閉じると水素の生成は終了させられる。この発明の他の実施例の圧力および流れ手順は上述に示されたものと類似であり、以下でさらに検討される。
この発明の実施例に関連してここで検討されるように、ダイヤフラム46は、バネ(例えば、バネ86。以下に検討する)によってバイアスされ、または支持されてよい。このバネは水素圧力に対抗する圧力を実現する。そのようなバネは、ダイヤフラム46およびダイヤフラム56が経験する屈曲の量を制御し、投入される単一ドースの量を制御する。ここで使用されるように、用語「高圧力」は、ダイヤフラム46および/または支持バネ(例えばバネ86)の力に打ち勝って単一ドースの液体燃料をポンピングし、搬送し、または貯蔵するのに必要な力を実現する圧力である。用語「低圧力」は、ダイヤフラム46および/または支持バネ(例えばバネ86)の力より小さく、貯蔵された単一ドースの液体燃料を固体燃料室に搬送して反応させ付加的な水素燃料を生成する力を実現する圧力である。非制約的な例において、ポリマー電解質隔膜、または陽子交換隔膜(PEM)燃料電池において、高圧力は約5psi(34.5kPa)から約7psi(48.3kPa)の範囲の相対圧力であってよく、低圧力は約0.5psi(3.45kPa)から約2psi(13.8kPa)の範囲であってよく、高圧力および低圧力の差分は約0.5psi(3.45kPa)から約5psi(34.5kPa)の範囲であってよい。他のタイプの燃料電池において、高および低圧力は任意のレベルであって良い。
固体燃料室14における液体燃料および固体燃料の間の反応をより一様に行わせるために、この発明はさらに混合機構60を有し、これを図5A〜図5Cに示す。混合機構60はスプール64に巻き取られた平坦チューブ62を有する。スプール64はサポート66の間に位置する。スプール64およびサポート66は水素貯蔵領域44中に配置されるけれども、どこに配置されても良い。図5Cに最も良く示されるように、スプール64はコイルバネ68によってバイアスされる。コイルバネ68の一端はポスト70に固定され、ポスト70は水素発生器10の頂部部分16の側壁に結合される。コイルバネ68の他端はスプール64の壁部のストップ72に固定される。平坦チューブ62の自由端74は固体燃料室14の内部に配され、また、水および金属水素化物の間の反応の柔らかなホウ酸塩副産物を横切る湾曲部分を具備する。コイルバネ68が平坦チューブ62を巻き取るときに、自由端74を副産物中を通って引き上げ、新しい未反応の固体燃料を新たな液体燃料に露出させて固体燃料室14中に含まれる燃料の反応を助長させる。混合の改善は、室14中で水性金属水素化物燃料が用いられるときに実現できる。
有利なことに、貯蔵の間、すなわち、最初の使用の前に、固体燃料はコイルバネが自由端74を巻き上げるのを阻止する。なぜならば、粉末、または顆粒形態の固体燃料は自由端74が動かないように保持できるからである。最初の使用の後、反応済みの燃料は柔らかなホウ酸塩副産物になり、自由端74は柔らかな副産物を通じて巻き上がられるようになる。
図3および図4に示すように、ダイヤフラム46および56、液体貯蔵領域38、および他の関連する部品は一体になってポンプまたはバルブを形成し、これが、高水素圧力期間に、既知のドースまたは容積の液体燃料を貯蔵し、低水素圧力期間に、このドースの液体燃料を反応対象の固体燃料へと搬送させて、さらなる水素を生成させる。このサイクルは、燃料が消尽されるまで、あるいは、発生器が遮断されるまで、自動的に繰り返される。以下に説明されるいくつかの実施例もこのサイクルに従う。
そのような実施例の1つは図6A〜図6Cに示される。類似の機能を実行する要素に類似の参照番号を割り当てる。このネーミング規則は、類似の実施例の共通性を示すことを意図しており、この発明の技術的範囲を制約する意図でない。単一ドースポンプまたはバルブ76は水素貯蔵領域44の圧力に(管80を通じて)露呈され、液体燃料室12(バルブ82を通じて)および固体燃料室14(バルブ84を通じて)に流体的に連結されている。水素貯蔵領域44は固体燃料室14内にあっても良い。用語「ポンプ」および「バルブ」はこの発明の多数の実施例において交換可能に用いることができる。ただし、一例として図6A〜図6Cに示される装置については、用語「ポンプ」または「ダイヤフラムポンプ」がより受け入れやすい。代替的には、液体燃料が非圧縮なときには用語「ポンプ」が好ましくは使用され、液体燃料が加圧されるときには用語「バルブ」が好ましくは使用される。単一ドースのポンプ/バルブ76の所定の実施例が、加圧および非加圧の液体燃料の双方とともに使用可能である。
単一ドースのポンプ/バルブ76は、上述の水素発生器10、または、先に参照して組み入れたような、液体燃料室および固体燃料室を具備する任意の水素発生器の内部で用いられるように構成される。ポンプ76は第1のダイヤフラム46および第2のダイヤフラム56を有し、第1のダイヤフラム46は水素貯蔵領域44内の水素圧力に露出され、第2のダイヤフラム56は屈曲して単一の既知のドースの液体燃料を貯蔵し、伸長して当該ドースを固体燃料に搬送する。ダイヤフラムはお互いにポスト78によって結合されて一緒に動くようになされている。
ダイヤフラム46はポンプ76の頂部壁とともにバネ室85を形成し、これがバネ86を収容する。室85は図示のとおり外部雰囲気にオープンとなっており、このため、ダイヤフラム46は、補足空気を圧縮することなく、上下動できる。代替的には、室85がシールされ、加圧ガス、例えば、液化ブタンまたは他の炭化水素をバネに代わって、含む。
水素貯蔵領域44からの水素ガスは管80を通じて水素区画44’に運ばれ、これは、水素貯蔵領域44と同一に圧力を有する。水素区画44’はダイヤフラム46およびセパレータ88の間に形成される。カラム78がシール状態で往復動可能にセパレータ88に結合され、これによって、2つのダイヤフラムを連結するカラム78が水素を開放すること無しにセパレータ88に対して移動可能である。室87がセパレータ88およびダイヤフラム56の間に形成され、外部雰囲気に開放されており、このため、ダイヤフラム56は室87内の補足空気を圧縮することなく、上下動できる。ダイヤフラム56の下方の領域は液体貯蔵領域38である。
水素圧力はダイヤフラム46をバイアスバネ86に抗して上方または下方に屈曲させ、これによって、水素圧力がバネ力を上回るときにはダイヤフラム46がバネ86に抗して上方に移動させられ、ダイヤフラム56も上方に引かれ、これを図6Bに示す。この結果、液体貯蔵領域38中に部分的に真空が形成され、これによりバルブ82が同時に開き、バルブ84を閉じる。バルブ82は液体燃料室12の方向を向くシール面を具備するチェックバルブとして示される。バルブ84は液体燃料室12から遠ざかる方向を向くシール面を具備するチェックバルブとして示される。バルブ82が開いてバルブ84が閉じていると、既知のドースの液体が液体貯蔵領域38中に貯蔵される。バルブ82および84は、チェックまたはボールバルブ(図示のとおり)、フラッパーバルブ、カモノハシバルブ、または他の圧力感応バルブであってよい。カモノハシバルブはUS2006/0174952号に開示されており先に参照してここに組み入れた。
水素圧力が、例えば、燃料電池による水素の使用によって、バネ86のバネ力より下回るとき、バネ86が図6Cに示すようにダイヤフラム46および56を下方に押す。この動作により、液体貯蔵領域38中に正圧が形成され、これがバルブ82を閉じてバルブ84を開き、液体貯蔵領域38に貯蔵されている既知のドースの液体を固体燃料室14へ搬送する。新たな反応によりより多くの水素が生成されると、水素圧力が上昇してダイヤフラム46および56を上方に押して、図6Bに示すように、バルブ84を閉じバルブ82を開き、さらなる既知のドースの液体燃料を液体貯蔵領域38中へポンピングしてさらなるサイクルを開始させる。
単一ドースの容積は、ダイヤフラム46および56の移動量により決定され、ダイヤフラムの移動量はバネ86のバネ定数を変化させて調整できる。さらに、さらに、ポンプ76には手動プライマー90が設けられる。ユーザは、最初の使用に先立って、手動プライマー90を上下動させて液体燃料をポンピングして液体貯蔵領域38に満たし、固体燃料室14へと排出し反応を開始させることにより、ポンプ76を準備する。好ましくは、手動プライマー90は図6Cに示すようにバネにより負荷を受けている。
さらに、バルブ82が開いているときには液体燃料は加圧されて自動的に液体貯蔵領域38に流れるようになっていてもよいけれども、液体燃料は実質的に非圧縮であっても良い。図6Bの構成では部分的な真空が形成されるので、例えば液体燃料がバルブ82に隣接してウィッキングで上昇させられるときには、この真空が液体燃料を液体貯蔵領域38に引くのに十分である。加圧液体を使用するときには、圧力がバルブ82または84が自動的に開いてしまうほど十分に大きくないことが好ましい。
水素区画44’の圧力、バネ86の力、およびダイヤフラム46の屈曲力の間の平衡により、水素発生器10は以下の表に示すように自己制御的である。
Figure 0005350272
この発明の他の実施例の圧力および流れ手順はこれと類似であり、以下でさらに検討される。
図7A〜図7Cを参照すると、単一ドースバルブ76の他の実施例が図示される。この実施例では、単一ドースバルブ76も水素貯蔵領域44または水素区画44’の圧縮に露呈され、液体燃料室12(バルブ82を通じて)および固体燃料室14(バルブ84を通じて)に流体的に連結されている。この実施例では、好ましくは、液体燃料室は加圧される。図7Aに示すように、単一ドースバルブ76はスプール92を具備する。スプール92の第1の端部はダイヤフラム46に結合その他のよって連結され、スプール92がダイヤフラム46と一緒に動くようになっている。スプール92の第1の端部は第1の通気済み室94内に収容されて、ダイヤフラム46の動きにより空気が圧縮されないようになっている。スプール92の第2の端部は第2の通気済み室96に収容され、バネ86によってバイアスされている。スプール94の第1および第2の端部は2つのO−リング108および114によってスプール94の中央部分からシールされている。スプール92の中央部分は液体燃料に露呈され、通気済み室から隔離されなければならない。
バネ86のバネ定数は、水素貯蔵領域44の水素圧力とバランスするように予め選択され、これは図6A〜図6Cに示す実施例と類似である。水素圧力が大きいときは、ダイヤフラム46およびスプール92は図7Bに示すように右側に押され、バネ86を圧縮して、バルブ82をウエスト部98に整合させる。液体燃料室12からの加圧液体燃料はバルブ82のボール100を押してウエスト部98に移動させる。これによって、液体燃料室12から開状態のバルブ82を通じてウエスト部98の回りをめぐって液体燃料貯蔵領域38に至る液体燃料の流路が形成される。液体貯蔵領域38は多くの構造、例えば、図1〜図5C、および図6A〜図6Cに示される実施例における構造、あるいは、以下にその他のものとともに詳細に検討される図8A〜図8Cに示される構造を採用できる。
例えば燃料電池による水素の消費により、水素圧力が小さいときには、バネ86および/またはダイヤフラム46が図7Cに示すようにスプール92を左側に押す。この動きによって、ボール100がウエスト部98のランプ101を押し上げられ、バルブ82を再びシールし、加圧された液体燃料室12を単一ドースバルブ76から隔離する。ウエスト部98はバルブ84と整合し、バルブ84のバネ荷重ボール99が押されて図示のとおりウエスト部98に配置させられる。これによって、バルブ84が開く。液体貯蔵領域38中の加圧された液体は液体貯蔵領域38から押し出されて開状態のバルブ84を通じて固体燃料要素14へと搬送される。
上述のとおり、液体貯蔵領域38は複数の実施例を伴う。図8Aにおいて、液体貯蔵領域38はダイヤフラム56を有し、その機能は屈曲し、または撓んで(破線で示す)単一ドースの液体燃料を貯蔵し、開放状態に復帰した(実線で示す)単一ドースの液体燃料を固体燃料室14へポンピングすることである。ダイヤフラム56は通気された室に収容されて、ダイヤフラム56の動きがいずれの空気も圧縮させないようになっており、これは上述の通気された室94および96と類似である。単一ドースの容積はダイヤフラム56の屈曲状態および開放状態の間の体積の差である。
図8Bにおいて、液体貯蔵領域38は通気された室内に移動可能に収容された、バネ荷重のピストンまたはフォーク102を具備する。フォークまたはピストン102も通気された室の壁に対してシールされる。ピストンまたはフォーク102の機能はダイヤフラム56のそれと類似であり、すなわち、これはバネ104に抗して移動して単一ドースの液体燃料を貯蔵し(実線で示す)、また、開放状態に復帰して(破線で示す)単一ドースの液体燃料をポンピングする。単一ドースの容積はピストンまたはフォーク102の位置の差である。
図8Cにおいて、液体貯蔵領域38はシールされた端部106を具備し、これが膨張可能な部材108を含み、これは好ましくは弾性バルーンである。部材108は任意の形状であって良い。圧縮された液体燃料がシールされた端部106へ搬送されるときに、その圧力が球108を圧縮して単一のドースの燃料を貯蔵する。部材108が開放されると、これが膨張して単一のドースの液体燃料をポンピングする。単一ドースの容積は圧縮状態および開放/膨張状態の部材108の体積の差である。部材108は好ましくは薄い壁で構成され、圧縮ガス、例えば水素、窒素すなわち不活性ガス、またはこれらの組み合わせを内包する。
図9A〜図9Cに示される単一ドースのバルブ76は、スプール92が、スプール92と結合されたダイヤフラム46とバネ86との間で平衡となっている点で、図7A〜図7Cに示されるものと類似である。バルブ82および84に代えて、このバージョンのバルブ76は4つのO−リング108、110、112、および114を具備する。O−リング108および114は図7A〜図7Cの実施例におけるものと同様の機能を実現する。ここで、図9Aの中間的な構造において、液体燃料室12は加圧されており、O−リング112および114の間で隔離され、固体燃料室14はO−リング108および110の間で隔離されている。水素圧力が大きいときには、図9Bに示すように、O−リング112がウエスト部98上に配置されて、加圧液体燃料が液体貯蔵領域38と流体的に連通されて、ここに単一ドースの液体燃料が貯蔵される。水素圧力が小さいときには、図9Cに示すように、O−リング110がウエスト部98上に配置されて、液体貯蔵領域38に貯蔵されていた加圧状態の単一ドースが固体燃料室14へと搬送されて新たな反応を開始させ、さらなる水素を生成させる。さらに、この実施例ではバルブがないので、ウエスト部98のランプ101はオプションである。
他の単一ソースバルブ76が図10A〜図10Cに示される。この実施例は、図7A〜図7C、および図9A〜図9Cの実施例と、水素圧力が変化するときに動くときにスプール92を擦るO−リングを伴わないので摩擦が少ないという点で、異なる。この実施例は第1のダイヤフラム46aを具備し、これが、水素貯蔵領域44または水素区画44’からの水素圧力に露呈している。第1のダイヤフラム46aは第1のピストン116aと連結され、これが第1の通気された室118a内に配されている。第1のピストン116aの他端は図10Aの中間構造に示されるように、第2のダイヤフラム120aに連結されている。押圧ロッド122は第2のダイヤフラム120aに直接に接触し、第1のピストン116aに間接的に接触し、水素圧力が第1のピストン116aを移動させるときに、押圧ロッド122が上方に動いて図10Bに示すようにバルブ82を開くことができ、また、図10Cに示すように下方に動いてバルブ82を閉じることができるようになっている。
この実施例は第3のダイヤフラム46bも具備し、これも水素貯蔵領域44または水素区画44’からの水素圧力に露呈されている。第3のダイヤフラム46bは第2のピストン116bに連結され、これは第2の通気された室118bに配されている。第2のピストン116bの他端は、図10Aの中間構造に示されるように、第4のダイヤフラム120bに連結されている。高水素圧力のために第2のピストン116bが上方に押されるとき、これが、円形のチャネル124およびチャネル126に対して第4のダイヤフラム120bをシールし、これが液体貯蔵領域38に連結され、これを図10Bに示す。水素圧力が小さいときには、第2のピストン116bが下方に移動させられ、第3のダイヤフラム46bが下方に撓むことができるようになり、チャネル126が円形チャネル124と流体的に連通するようになり、これを図10Cに示す。
図10A〜図10Cに示す単一ドースバルブの動作は以下の通りである。水素圧力が大きいときには、第1のダイヤフラム46aがピストン116aおよびロッド122を上方に押してバルブ82を開けて、これにより、加圧液体燃料が液体燃料室12からバルブ82を通じて連結チャネル128に入り、さらにチャネル126に入り、これは図10Bに示すとおりである。高水素圧力は第3のダイヤフラム46bおよび第2のピストン116bも上方に押し、チャネル126がその底端で第4のダイヤフラム120bによりシールされ、これも図10Bに示すとおりである。これにより、加圧液体燃料が液体燃料貯蔵領域38へと上方に移動させられ、ダイヤフラム56を屈曲させ、単一ドースの液体燃料を貯蔵させる。
水素圧力が小さいときには、ダイヤフラム46aおよび46bの双方が下方に移動させられ、ピストン116aおよび116bを下方に引く。この動きにより、バルブ82がシールされて、液体燃料室12を隔離する。この動きにより、第4のダイヤフラム120bも下方に屈曲されて、チャネル126が円形のチャネル124と流体的に連通させられ、これを図10Cに示す。液体貯蔵領域38に貯蔵されている加圧された単一ドースの液体燃料はチャネル126へと逆流する。バルブ82が閉じられているので、液体燃料は連結チャネル128をバイパスして第4のダイヤフラム120bの屈曲部へと流れ込む。ここから、液体燃料は円形のチャネル124に流入し、排出チャネル130に流入し、さらに固体燃料室14へ流れ、固体燃料と反応する。チャネル124の開閉がバルブとして機能して液体燃料を燃料室14へと搬送する。
図10A〜図10Cに示される単一ドースバルブ76のシーケンスはダイヤフラム46aおよび46bの相対的な動きまたは相対的な屈曲能力により制御できる。例えば、第1のダイヤフラム46aが第3のダイヤフラム46bより先に屈曲するように選択でき、これにより、バルブ82が最初に開になる。ダイヤフラム46aおよび46bが、異なる厚さ、または、水素に露呈する異なる面積を具備させて屈曲能力を異ならせることができる。代替的には、バイアスバネ、例えば、コイルバネ、またはリーフバネを、ピストン116aまたはピストン116bとダイヤフラム46aまたは46bとのそれぞれの間、または、ピストン116aまたはピストン116bとダイヤフラム120aまたは120bとの間、または、ピストン116aまたはピストン116bと室壁とのそれぞれの間に付加してよい。ピストン116aおよび116bは相互に結合され、あるいは、相互に一体に製造されて良い。
図11A〜図11Cに示される単一ドースバルブ76は実質的に図10A〜図10Cのものと類似であり、ただし、第1および第3のダイヤフラム46aおよび46bが相互に対面している点が異なる。これらダイヤフラムは依然として同一の水素圧力に露呈されている。水素貯蔵領域38からの水素ガスは管80を通じて水素区画44’に連通される。2つの単一ドースバルブ76も同一または実質的に類似の部品を具備する。
他の単一ドースバルブ76が図12A〜図12Bに示される。このバルブは、好ましくは、液体燃料室12からの加圧された液体燃料とともに使用されるように構成される。この実施例は、O−リングが使用されず、また、単一ドース液体燃料貯蔵領域38がバルブ76の温帯と一体に形成されている点を除いて、図7A〜図7Cに示される単一ドースバルブと類似である。この実施例では、液体貯蔵領域は第1のベローズ132、第2のベローズ134、スプール92の外側表面およびバルブ76の表面により形成される。水素圧力が大きいときには、ウエスト部98がバルブ82のボール100と対面するまで、スプール92が図12Aに示すように右側に押される(図7A〜図7Cの実施例と類似)。ボール100がウエスト部98に押し入れられ、バルブ82が開き、圧縮液体燃料が液体貯蔵領域38に流れ込み、ベローズ132および134の一方または双方を膨張させ、既知の単一ドースの液体燃料をそこに貯蔵する。水素圧力が小さいときには、バルブ84ボール99がウエスト部98に押し入れられるまで、スプール92が図12Bに示すように左側に押される液体貯蔵領域38に貯蔵されている単一ドースの圧力液体燃料が開状態のバルブ84を通じて固体燃料区画14へと搬送される。ベローズ132および134はダイヤフラム56と実質的に同一の機能を実現し、2つのダイヤフラム56として把握できる。O−リングまたはシール部材がスプール92の外側表面に採用されるならば、ベローズの一方を省略でき、この点は図7A〜図7Cに示される実施例と類似である。
図13A〜図13Bに示される単一ドースバルブ76は、少なくとも2点、顕著な相違があるけれども、図11A〜図11Cに示されるものと実質的に同一である。ここでも、類似の要素は同一の参照番号で示される。第1に、ダイヤフラム46a、46b、およびピストン116a、116bがベローズ136および138で置き換えられる。ベローズ136および138は一緒に水素区画44’を形成する。水素貯蔵領域38からの水素ガスは管80を通じて水素区画44’と連通され、これは先に検討したように水素貯蔵領域44と同一の圧力を有する。ベローズ136および138はそれぞれ通気された室118aおよび118bにより収容される。他の顕著な相違は、図13Aに最も良く示されるように、ダイヤフラム120bの一部が液体貯蔵領域38として使用される点である。水素圧力が大きいときに、ベローズは膨張する。ベローズ136はロッド122を介してバルブ82を開き、加圧液体燃料がチャネル128を通じて、液体貯蔵領域38として働くダイヤフラム120bの一部へと流れる。ベローズ138は円形のチャネル124をシールして液体燃料を液体貯蔵領域38内に保持する。水素圧力が小さいときには、ベローズが部分的に畳まれる。ベローズ136がバルブ82を閉じて液体燃料の逆流を阻止する。ベローズ138が液体貯蔵領域38、円形のチャネル124、および排出チャネル130の間の連結を開となし、液体燃料を固体燃料へと搬送する。
この実施例では、ベローズ136および138は好ましくは柔らかいけれども弾性ではなく、ダイヤフラム120aおよび120bは弾性であり、水素圧力と平衡する。代替的には、ベローズが柔らかく、しかも弾性であり、これらベローズが水素圧力とも平衡するようになっている。さらに、ベローズ136および138は図13Cに示すように横方向に整合されて良く、この場合、ベローズのひだは図13Aおよび図13Bに示すひだと直交する。さらに、ベローズ136および138は拡張部140および141をそれぞれ具備して良く、これは実質的に堅固であってベローズのダイヤフラムへのリーチを延長できる。
加圧および非加圧液体燃料とともに使用できる他の単一ドースポンプ76が図14A〜図14Cに示される。加圧されるであれば、液体燃料はそれ自体ではバルブ82または84を開くほど高圧力でないことが好ましい。好ましくは、この実施例は非加圧液体燃料をポンピングするのに使用される。この単一ドースポンプまたはバルブ76も、水素貯蔵領域44(または管80を通じて水素区画44')の圧力に露呈され、液体燃料室12(バルブ82を通じて)および固体燃料室14(バルブ84を通じて)に流体的に結合可能である。ポンプ76は、顕著なことに、水素圧力の変化によってその体積を直接に変化させる液体貯蔵領域38を具備する。液体貯蔵領域38は、ダイヤフラム46および142の間の領域または空間として定義され、上述したダイヤフラム56と同様に機能し、雰囲気圧力に露呈される。水素圧力が大きいときには、この圧力がダイヤフラム46を上方に押し、これによりピストン144を上方に押す。この動きにより、ダイヤフラム142も押されて液体貯蔵領域38の体積が増大する。これによって、図14Bに示すように液体貯蔵領域中に真空が形成される。この真空により、図示のバルブ82および84の向きに従って、バルブ82が開き、バルブ84が閉じ、体積変化の量と実質的に等しい既知のドースの液体燃料が貯蔵領域38に真空引きされる。水素圧力が小さいときには、ダイヤフラム46および/またはダイヤフラム142がピストン144を下方に押し、正圧力を形成する。図14Cに示すように、この正圧力によって、バルブ82が閉じ逆流を阻止し、バルブ84が開いて単一ドースの液体燃料をバルブ84を介して固体燃料区画14へとポンピングする。バルブ82および84は図示のとおりチェックまたはボールバルブであるけれども、カモノハシバルブ、フラッパーバルブ、その他であってもよい。
図14Dは図14A〜図14Cに示される単一ポンプ76の他のバージョンを示す。ここでは、バルブ82および84はカモノハシバルブとして示され、これは所定の低圧力状態でより応答性がよい。ピストン144は長尺の本体を具備する。これは、その本体に沿って水素貯蔵部44の圧力に直接に露呈され、また底部でパイロット圧力に露呈される。シール部材またはO−リング145はパイロット圧力を水素貯蔵部44の圧力から隔離するように設けられる。ピストン144は図示のとおりバネ147によってバイアスされている。水素圧力がパイロット圧力およびバネ147のバイアス力より大きいときには、ピストン144は下方に移動させられる。この動作により、液体貯蔵領域38の体積が増大し、カモノハシバルブ82を開き、液体燃料を引いて液体貯蔵領域38に導入し、また、カモノハシバルブ84を閉じて単一ドースの液体燃料を保持する。水素圧力がパイロット圧力およびバネ147のバイアス力より小さいときには、ピストン144が上方に移動させられ、液体貯蔵領域38の体積が減少する。この動作により、カモノハシバルブ82が閉じられ、カモノハシバルブ84が開けられ、単一ドースの液体燃料を固体燃料区画14へ押し出す。
図15A〜図15Bは図14A〜図14Cに示される単一ドースポンプ76の2つの実現可能な変形例を示す。図15Aの単一ドースポンプ76は、プランジャ144が大面積の底部を有し、ダイヤフラム46がより大きく、このため、プランジャが低圧力に対して反応性がよい点を除けば、実質的に図14A〜図14Cに示されるポンプと同様である。換言すれば、圧力が小さくてもその圧力に露呈される表面面積が大きいときには、その圧力により加えられる力はより顕著になる(力=圧力×面積)。同様に、プランジャ144は図15Bに示すように2つの部分を有して良い。ここでは、頂部のプランジャ144aは先に述べたようなポンプの一部であり、底部のプランジャ144bは圧力増幅器である。2つのプランジャ144aおよび144bはダイヤフラム142bにより分離され液体貯蔵領域38の体積が頂部部分に依然として含まれるようになす。
図16A〜図16Cは非圧縮および圧縮の液体燃料に適した単一ドースポンプ76の他の実施例を示す。圧縮されるのであれば、液体燃料はそれ自体ではバルブ82または160を開くほど高圧力でないことが好ましい。図16A〜図16Cの単一ドースポンプ76と図14A〜図14Cおよび図15A〜図15Bに図示される単一ドースポンプとの間の第1の顕著な相違は、ポンプ室が液体貯蔵領域38から分離されている点である。図16Aを参照すると、ポンプ76は水素区画44’を具備し、これが管80を通じて水素貯蔵領域44と流体的に連通され、また第1および第2のダイヤフラム46aおよび46bの間に形成される。ポンプ室150はダイヤフラム46aおよびポンプ76の壁の間に形成される。第2のダイヤフラム46bはピストン152に結合され、これが通気された室154中に収容される。第3のダイヤフラム156も、通気された室154を区切る。ピストン152は第3のダイヤフラム156の一部に結合され、第3のダイヤフラム156の一部がピストン152とともに移動する。第3のダイヤフラム156の他の部分は図16Aに示すように単一ドースの液体貯蔵領域38を形成し、これは図13A〜図13Cの実施例に関連して検討した。
水素圧力が大きいときには、ダイヤフラム46aおよび46bが図16Bに示すように膨張する。このように膨張すると、ポンプ室150が圧縮され、またピストン152が押されて円形のチャネル124をシールする。ポンプ室150の圧縮によりバルブ82が閉じ、液体燃料室12を隔離する。同様にポンプ室150の圧縮によりチャネル158を通じて予め定められた量の液体をポンピングし、バルブ160を開き、液体貯蔵領域38をなすダイヤフラム156の一部を圧縮して単一ドースの液体燃料を貯蔵する。円形のチャネル124はシールされているので、液体は液体貯蔵領域38に保持される。
水素圧力が小さいときには、ダイヤフラム46aおよび46bが図16Cに示すように相互に近づく。この接近により、ピストン152が左側に移動して、液体貯蔵領域38に対して開放している円形の連結部124と排出チャネル130との間を流体連結部を開き液体燃料を固体燃料室14へ搬送する。同様に、この接近により、ポンプ室150が膨張して負圧すなわち部分的な真空を形成する。部分的な真空によりバルブ82が開き、ポンプ室150中に単一ドースの液体燃料を真空引きする。同様に、部分的な真空により、バルブ160が閉じ、新たな液体がこの時点で液体貯蔵領域に流れ込まないようにする。
図16A〜図16Cの実施例の変形例が図17に示され、この図においても、類似の要素には同一の参照番号を付す。顕著な相違点は、バルブ82および160が図示のとおりカモノハシバルブであり、相互に接近して配置されていることであるけれども、それらの役割および開/閉の手順は同一のままである。他の相違点はダイヤフラム156がダイヤフラム156aおよび156bに分かれている点である。ダイヤフラム156aは高水素圧力時にピストン152によって依然として押圧される。ダイヤフラム156bは液体貯蔵領域38を形成する。液体貯蔵領域38は円形なチャネル124にチャネル162により流体的に連結され、ピストン152に結合されているダイヤフラム156aの一部が、高水素圧力時にチャネル162をシールするような寸法および形状とされる。
ここで検討される、ピストン、流れチャネル、およびダイヤフラムは、高圧力で水素ガスを受け取り燃料電池で受領可能なレベルに圧力を減少させる圧力調整器としても利用することができる。そのような圧力調整器の1つの用途は、水素貯蔵領域44および発生器10から遮断バルブ18を通じて出て行く水素の圧力を減少させることである。そのような調整器は遮断バルブ18(図2参照)の上流または下流に配置でき、またそれに隣接して配置できる。事例的な圧力調整器164は図18A〜図18Bに示される。調整器164は入口ハウジング166、出口ハウジング168、その間に配された保持部170を有する。ピストン172が保持部170内で移動可能に配される。第1のダイヤフラム174が入口ハウジング166および保持部170の間にクランプされ、第2のダイヤフラム176が出口ハウジング168および保持部170の間にクランプされる。入口ハウジング166は入口チャネル178を形成し、出口クランプ168は出口チャネル180を形成する。保持部170の内部はピストン172を収容し、基準圧力に露呈可能であり、これは雰囲気圧力である。ボール182は、入口チャネル178の直下の第1のダイヤフラム174の下に設けて入口チャネルのシールを確実にできる。図示のとおり、第1のダイヤフラム174は入口圧力に露呈され、第2のダイヤフラム176は出口圧力に露呈される。
ピストン172に印加される力は、印加圧力と圧力の露呈面積の積であるので、ピストン172に作用する力は以下のようにまとめることができる。
入口ダイヤフラムの力は:
入口圧力×入口面積=基準圧力×入口面積+ピストンの力(上面)
出口ダイヤフラムの力は:
出口圧力×出口面積=基準圧力×出口面積+ピストンの力(下面)
上面の力は下面の力と等しいので、ピストンの力は双方の式において等しい。ピストンの力について双方の式を解き、等価にすると:
(入口P−基準P)×入口面積=(出口P−基準P)×出口面積
この式はつぎのように書き換えることができる:
(出口P−基準P)=(出口P−基準P)×出口面積/入口面積
基準圧力が0psi(0kPa)相対値または1気圧である場合には:
出口P=入口P×出口面積/入口面積
基準圧力が0psi(0kPa)相対値でない場合には、ピストンの双方のサイドがそれぞれの面積に応じて基準圧力により影響を受ける。調整器の動作中に入口面積は変化する。出口圧力が入口を遮断するのに十分なほど大きくなる前に、入口面積はピストンの上面と等しい。出口圧力が入口を遮断するのに十分なほど大きくなった後は、入口面積は小さな入口開口へと縮みこむ。この特徴によって、若干の出口圧力減少を伴うピストンの発振を減少させる。
出口の力が入口の力より小さいときには、入口の水素圧力が隔膜に働いて下方に移動させ、入口チャネル178から内側の円形のチャネル184への流路を開き、これが頂部の横方向チャネル186に連結され、これが外側の円形チャネル188および連結チャネル190に連結され、これが下側の横方向チャネル192および出口チャネル180に接続される。有利なことに、出口チャネル180は194の点で膨大化され、水素ガスを膨張させて排出前にいくらかさらに圧力を減少させる。出口チャネル180も膨大化され調整器164が燃料電池システムの他の部品と適合するようになっている。横方向のチャネル186および192は図18Aに示すようにボールによってシールされる。
圧力調整器164の他の実施例が図18Cに示され、これは図18A〜図18Bの実施例と同様の態様で動作する。図18Cに図示されるように、調整器164は、出口ハウジング168の底部に取り付けられた、出口ダイヤフラム/ガスケット177および端部キャップ196をも具備する。端部キャップ196は、基準圧力をピストン172に連通させるチャネル、および、排出前に排出水素の圧力を大幅に硬化させるため、より膨大化された出口チャネル180を具備してよい。ダイヤフラム/ガスケット177はO−リングにより置き換えて良い。
圧力調整器164は、図19A〜図19Cに示すように水素発生器200とともに使用されても好適である。この発生器は2つの主室、すなわち第1の圧力室202および第2の圧力室204を具備し、圧力調整器164が第2の圧力室204から燃料電池への水素の流れを制御する。第1の圧力室202は開口218を介して第2の室204に連結される。水素発生器200は、単一ドースカートリッジ201を有し、これが隔膜206により固体燃料室14から分離されている液体燃料室12を具備し、これはポリマーまたはコポリマー、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、壊れやすいガラス、金属フォイル、または破壊しやすい、または貫通しやすい、任意の材料から製造できる。カートリッジ201は起動ボタン210に取り付けられた撃針208をも具備する。撃針208は隔膜206を貫通して液体燃料が固体燃料と混合されて水素を生成するようになっている。水素ガスおよび副産物は第1の圧力室202中を通る。好ましくは、第1の圧力室202は厚い側壁を具備して高圧力に耐え、また、フィルタ層を含んで、単一ドースカートリッジからの取り残された未反応の任意の燃料と反応するようになす。好ましくは、フィルタ層は、酸、例えば、酢酸、または水素化物燃料と反応する他のタイプの酸、アルコール、例えば、メタノール、または水素化物燃料と反応する他のタイプのアルコール、または水を有する。好ましくは、酸、アルコール、または水は、吸収性媒体、例えば、紙、不織または織物材料の中に吸収されている。
2つの燃料が不用意に混合されるのを最小化するために、発生器200はインターロックキャップを具備して良く、これはカートリッジ201を収容する中央開口212を形成する。開口212は多くの翼部214を連結させても良い。起動ボタン210は翼部214を収容するようになされた対応する脚部(図示しない)を具備する。起動ボタン210を押し下げるには、脚部が翼部214と整合しなければならない。さらに、起動ボタン210は、バネ等によって非整合位置にバイアスされてよく、これによって、ユーザは、起動ボタン210を押し下げる前に起動ボタン210をひねったり、回転させたりする必要がある。図示のとおり、翼部214は異なる形状をともなってよく、任意の個数の翼部があってもよい。
第1の圧力室202からの水素は開口218を通過して第2の圧力室204に入る。水素供給チューブ216が、水素が発生器200から離れるための通路として設けられる。水素供給チューブ216は多孔質材料、例えば、セラミック、テキスタイル、発泡体、その他から製造されて良い。水素供給チューブ216は、調整器164を通過する任意の副産物をフィルタリングしてよい。代替的には、バルブ18と類似の遮断バルブを調整器164の近傍に配置してよく、また、第2の圧力室204も第1の圧力室202中のものと類似のフィルタ層を具備してもよい。
カートリッジ201が消尽されたのち、または水素が使用され尽くしたとき、使用済みカートリッジは取り外すことができ、他の単一ショットのカートリッジ201を挿入できる。
他の適切な単一ドースカートリッジ201が図20に示される。このカートリッジの起動ボタン210は液体燃料室12を含む。参照番号220により示される固体燃料は、ホルダー/固体燃料室14中に貯蔵される。固体燃料および液体燃料は隔膜/フォイル206によって分離されている。起動ボタン210および固体燃料室14はカートリッジハウジング222によって一緒に保持されている。起動するには、固体燃料220および固体燃料室14を液体燃料室12に押し込み、隔膜206を壊し、燃料を反応させる。固体燃料室14は弾性スキン224により被覆され、これは蛇行プロフィールを伴い、固体燃料室14が液体燃料室12中へ押し込まれた後、液体燃料の予期とおりのうごきを押さえ込むように外側に拡大するようになっている。スキン224はカートリッジハウジング222および起動キャップ210の間に保持、またはクランプされて、その場所に固定される。スキン224は、好ましくは、水素に対して透過性を有するが燃料や副産物に対して透過性がない材料から製造される。適切な材料は、シリコーンのようなエラストマーを含む。単一ドースの液体燃料はカートリッジ201内で単一ドースの固体燃料との接触を維持される。固体燃料は粉末または顆粒の形態として混合を助長して良い。図示のとおり、固体燃料220は開いた筒の形態であり、液体燃料との反応に利用できる表面面積が最大化される。
この発明の単一ドース水素発生器10は2単位ドースの液体燃料を反応させるように変更できる。1例においては、2つの単一ドースポンプ/バルブ76が採用される。1つのポンプ/バルブ76が第1の液体、例えば、水またはメタノールを計量するのに用いられる。他のポンプ/バルブ76が水溶性または液体形態、すなわち第2の液体燃料に変換された固体燃料を計量するのに用いられる。例えば、固体の水素化ホウ素ナトリウムは、水素化ホウ素ナトリウムを溶媒、例えば、テトラエチレングリコールジメチルエーテルまたはトリメチレングリコールジメチルエーテルに溶解させることにより、液体形態に変換できる。液体または水性形態の水素化ホウ素ナトリウムは、Sigma−Aldrich社から、種々モル濃度で、例えば、テトラエチレングリコールジメチルエーテルの3モル溶液、トリメチレングリコールジメチルエーテルの2モル溶液、および12重量%の水性溶液として入手できる。上述のとおり、液体燃料はゲル形態でよい。
2つの単一ドースポンプ/バルブ76を適用する例は図21A〜21Bに示され、この図において、2つの排出チャネル130aおよび130bがそれぞれポンプ/バルブ76aおよび76bから2つの単一ドースの液体燃料を搬送する。排出チャネル130a、130bの各々はそれぞれ入口アダプタ226a、226bに連結される。入口アダプタはバルブ228aおよび228bをハウジング230aおよび230b内にそれぞれ保持・配置するように構成される。バルブ228aおよび228bはカモノハシバルブ(図示のように)、フラッパーバルブ、またはチェックバルブであって良い。室232がハウジング230aおよび230bの間にクランプされ、好ましくは、クローズドセルの発泡体材料で充填される。2つの単一ドースの液体燃料が室232において反応するときに、水素圧力が発泡体を圧縮して、水素および副産物が室232から流出する。水素の圧力も副産物を室232から掃き出して、これによって室232が後続の反応のためにきれいにされる。さらに、流れチャネル234がハウジング230aおよび230bから切り出されて副産物および水素の室232からの流出を助けるようにしてよい。流れチャネル234は任意の構造、例えば、螺旋、同心円、中心から放射状に伸びる線分、その他であってよい。さらに、室232にも、螺旋、同心円、中心から放射状に伸びる線分の流れチャネルを形成して、水素および副産物の除去を容易にしてよい。代替的には、室232は、ハウジング230aおよび230bの間で圧縮または一緒に保持される2枚またはそれ以上の弾性ディスクを有して良い。これらディスクの表面は平滑、模様付け、または溝付けされて異なる燃料成分の混合を支援してよい。室232はディスクの代わりに複数の同心円状のO−リングを有しても良い。
室232は、水素ガスが室から出るまえに一般に分離し、好ましくは室232に印加されるクランプ力が所定の時間だけ分離傾向に抵抗して燃料がより長い期間だけ反応するようにできる。このクランプ力はバネ、圧縮ガスまたはファスナにより印加されてよく、このクランプ力は、予め定められた圧力で水素が外に出ることができるように設定され、または予め定められている。さらに、3つ以上の液体燃料を室232に導入してよく、各燃料は個別のポンプ/バルブ76を介して導入できる。また、流れが、断続的(すなわち単一ドース)でなく、連続的なとき、バルブ228aおよび228bは流量制限器、例えば固定または可変オリフィスで置き換えることができる。バルブ228aおよび228bも任意のタイプの流量制限器であってよいことに留意されたい。
図21A〜図21Bの実施例は固体を湿潤させるのにも用いることができる。発泡体を固体の表面に配置してよく、また1または複数の液体を室232に導入して良い。代替的には、液体燃料および液体の水素化ホウ素ナトリウムの間の反応は窒素が豊富な環境内に含まれて2つの燃料の反応を改善できる。例えば、アダプタ226bおよびバルブ228bが固体燃料棒により置き換えられ、これがバネ負荷を受けて反応室232に抗してシールされる。固体燃料の一部が反応または消費されるときに、副産物は反応室から吹き飛ばされ、または取り外され、残りの固体燃料が連続的に反応室に抗してバイアスされる。
先に検討した、ピストン、ベローズ、およびダイヤフラムは、さらに、図22A〜図22Bに示すように、出口圧力が入口圧力を上回るとき、またはその逆のときに、自動遮断バルブとして採用することができる。図22Aを参照すると、入口242、出口244、および3つの内部室を具備する。室246はベローズ248とバルブの内側壁との間に形成される。室246は、バルブステム252中に形成されるチャネル250を介して出口244の圧力と流体的に連通されて同位置の圧力を有する。中央室254はベローズ248およびベローズ256の間に形成され、シールされた室である。シールされた室254は予め定められた圧力を有し、室246/出口244の圧力と平衡する。第3の室258は入口242および出口244を有する。遮断バルブ240は、出口244/室246の圧力がシールされた室254の予め定められた圧力を上回るときに閉じるように設計され、バルブステム252を下方に押して出口244を閉じる。
遮断バルブ240の変形例を図22Bに示す。この実施例では、シールされた室254が事前に設定され、または予め定められた圧力を伴い、頂部に配置され、また、室246が出口244と同一の圧力を有し、その下に配されている。出口圧力が、シールされた室254の予め定められた圧力を上回るとき、バルブステム252が上方に移動してバルブをシールする。
他の遮断バルブ260が図22Cに示される。バルブ260は第1のダイヤフラム264および第2のダイヤフラム266の間でバランスされるピストン262を具備する。第1のダイヤフラム264は室268に露呈され、これがパイロット圧力を伴う。第2のダイヤフラム266は円形のチャネル124に露呈され、これが入口242からの供給圧を伴う。ピストン262を包囲する室は基準圧力を有し、これは側部の穴から入り込む。入口領域242からの供給圧力による力が、室268からのパイロット圧力による力を上回るときには、第2のダイヤフラム266の一部が入口242および円形のチャネル124の下に屈曲し、あるいは下方に曲がり、これにより水素が出口244へ流れるようになる。円形のチャネル124における供給圧力および244における出口圧力による力が、室268におけるパイロット圧力より小さいときは、ピストン262が出口244および/または円形のチャネル124に抗して押圧されてバルブ260をシールし、すなわち、閉じる。パイロット圧力は任意の圧力でよい。ただし、パイロット圧力は好ましくは実質的に出口圧力と同じである。出口ガスの一部は室268に連絡され、パイロット圧力が実質的に出口圧力と同じになるようにしてよい。出口244は環状の入口242より小さくなるような寸法および形状を伴い、出口244の圧力が入口242の圧力より大きくなるならば、
(P244×面積244)+(P242×面積242)−(Pref×面積266*)>(P268×面積268)−(Pref×面積264
になるまで、バルブ260を閉に維持するようになす。(*ダイヤフラムのピストン262側の面積)
遮断バルブ260の変形例を図22Dに示し、この図において、入口242および出口244の位置が切り替えられている。ここでは、出口領域244が入口領域242より大きくなっている。
他の燃料サプライ/水素発生器10が図23A〜図23Bに示される。水素発生器10は液体燃料室12および固体燃料室14を有し、液体燃料室12はこの実施例では好ましくは加圧されており、固体燃料室14は遮断バルブ18を結合させており、これは図示のとおりである。バルブ82は液体燃料室12を液体貯蔵領域38に連結し、バルブ84は液体貯蔵領域38を固体燃料室14に連結する。この実施例では、可動ピストン270がバネ272によってバイアスされて水素貯蔵領域44内に配される。ピストン270は静止空洞ポスト276と協同して液体貯蔵領域38を包囲し、ピストン270およびポスト276がシールを形成して液体燃料を包含する。ダイヤフラム274は水素貯蔵領域44を液体燃料から分離し、ピストン270と一緒に移動可能である。図23Aは、液体燃料および固体燃料の間の反応により引き起こされた水素圧力が大きいときの状況を示す。この高水素圧力によりダイヤフラム274が図示のとおりバイアスバネ272に抗して左側に押される。この動作の結果、バルブ82が開き、液体燃料が液体貯蔵領域38に流れ込むことが可能になり、またバルブ84が閉じて単一ドースの液体燃料を保持する。図23Bを参照すると、水素圧力が小さいとき、例えば、固体燃料室14中の水素ガスがバルブ18を通じて燃料電池に搬送されてしまったとき、ピストンがバネ272によって右側に動かされる。この動作によって、バルブ82が閉じ、またバルブ84が開き、貯蔵された単一ドースの液体燃料が開状態のバルブ84を通過して固体燃料室14に至り、これは図示のとおりである。
ここに開示される水素発生機の変形例が図24A〜図24Dに示される。ここで説明した他の実施例と同様に、水素発生器10’は液体燃料室12および固体燃料室14を有し、液体燃料室12はこの実施例では好ましくは加圧されており、固体燃料室14は遮断バルブ18を結合させており、これは図示のとおりである。水素発生器10’とここで検討されてきた他の水素発生器10との間の相違点は、液体燃料室12をタイミング機構280に連結する流量制限器278を、水素圧力が小さいときに、どのくらい液体燃料が通過するかによって、単一ドースの貯蔵を測定する点にある。適切な流量制限器は、これに限定されないが、マクロオリフィス、圧力緩衝器、多孔質金属、または液体流量を減少させる他の装置を含む。タイミング機構280も固体燃料室14に連結されて液体燃料を固体燃料室へ搬送する。
タイミング機構280は液体保持領域282を有し、これがバルブ284によって閉じられ、このバルブ284はバネ288によってバイアスされている往復動可能な本体286を具備する。バネ288はストッパ289に接し、これが、例えば、回転によりバネ288のバイアス力を設定することにより、液体保持領域282に対して出入りするように移動可能である。往復動可能な本体286はプランジャピン290によって閉状態位置から開状態位置に押され、このプランジャピン290は柔らかなアクチュエータ292により係合されており、これは図24Bによりよく示される。プランジャピン290および柔らかなアクチュエータ292は室294内に収容され、柔らかなアクチュエータ292はワッシャーバネ296によりバイアスされる。チャネル295は図示のとおり液体燃料を室294から固体燃料室14へ搬送する。ダイヤフラム298はワッシャーバネ296を室294から分離する。作用を説明すると、室294およびチャネル295は水で満たされる。水素圧力はチャネル295を介して室294中の水に連通される。液体燃料チャネル295の表面張力および/またはメニスカス効果により、水素ガスはチャネル295を通じて室294に入らない。固体燃料室14中の水素圧力が大きいときには、図24Cに示すように、伝播された圧力がワッシャーバネ296を圧縮する。この動作により、柔らかなアクチュエータ292が左に引かれ、アクチュエータ292の分岐端がプランジャピン290と係合してバルブ284が開にならないようにする。
水素圧力が小さいときには、例えば、生成された水素が遮断バルブ18を通じて燃料電池へ搬送されてしまったときには、ワッシャーバネ296は、プランジャピン290が、往復動可能な本体286と接触してバルブ284を開にするまで、柔らかなアクチュエータ292を右側に押す。バルブ284が、一旦、開くと、液体燃料が液体燃料室12から、または液体燃料貯蔵部282からバルブ284を通じて室294へ流れる。液体燃料は加圧されているので、液体燃料は室294からチャネル295を通じて固体燃料室14へと流れる、流体制限器278は液体燃料室12からの液体燃料の流速を決定する。バルブ284が開状態を維持する期間が、どのくらい多くの液体燃料が固体燃料室14へ流入するかを決定する。バルブ284を開にし、また閉にするタイミングは、部分的には、プランジャピン290が柔らかなアクチュエータ292から離れていることにより制御される。図24Cから図24Dのシーケンスにより最も良く示されるように、プランジャピン290がバルブ284を開けるとすぐ、柔らかなアクチュエータ292が開いてプランジャピン290を開放する。プランジャピン290が開放されるので、往復動可能な本体286に接するバネ288のバイアス動作により、バルブ284が閉じ、これによって、液体燃料が流れなくなる。プランジャピン290が仮に柔らかなアクチュエータ292と一体であると、水素圧力が十分に大きく柔らかなアクチュエータおよびプランジャピンを図24Cの構成に移行させるまで液体燃料の流れが止まることがない。
所定の場合には、液体燃料が液体燃料室12中に残っていても、液体燃料成分のポンプ/バルブ76を通じた流れが停止することがある。一例において、ガスの泡が液体燃料中に存在し、液体貯蔵領域38がそのようなガスを貯蔵するときに、流れが止まることがある。水素圧力が小さいときに、液体貯蔵領域38中に貯蔵されたガスが固体燃料成分へと搬送される。さらなる反応は起こらず、水素圧力は増加せず、つぎの単一ドースの液体燃料のポンピング、貯蔵、または搬送は行われず、このため、液体燃料の流れが停止する。この発明の他の側面によれば、刺激(priming)機構が設けられて、液体燃料の流れが中断したときや水素発生器10を最初に使用するときに、サイクルを再開させる。
図25A〜図25Bを参照すると、刺激レバー300が図10A〜図10Cで先に示した実施例に設けられる。液体の流れが中断させられたとき、水素貯蔵領域44中の水素圧力は小さく、またダイヤフラム46aおよび46bは図10Cに示す構成と同様である。また、水素圧力が小さいので、ピストン116aがダイヤフラム120aを上方に押してバルブ82を開にすることがない。CPU制御のモータを使用して刺激レバー300を下方に押してバルブ82を開ける。図25Bに示すように、バルブ82が開くと液体の流れが再開されるけれども、当初に液体貯蔵領域38に貯蔵されるのでなく、液体燃料は屈曲したダイヤフラム120bおよび円形のチャネル124を通じて排出チャネル130に流れ出る。ダイヤフラム46bおよびピストン116bが上方へ移動し、ダイヤフラム120bを上方に押すようになるまで、新しい液体燃料が固体燃料と反応し、水素圧力が上昇していく。ダイヤフラム120bが上方へ移動すると、これが円形チャネル124を隔離して流れを停止させる。この時点で、液体貯蔵領域38は単一ドースの液体燃料を再度貯蔵してサイクルが再開される。
刺激レバー300は、圧縮可能な発泡体/ゲルにより、圧縮可能なガス/液体により、バネにより、空気圧または油圧のアクチュエータ324により、図29A〜図29Bに示すように操作されても良い。アクチュエータ324はバネバイアスされたピストン326、およびガスまたは液体媒体328を具備し、ピストン326が刺激レバー300と接触し、これは図示のとおりである。CPU、ユーザ、または他のソースにより起動されるとき、媒体328が加圧されて刺激レバーを下方に押し、ピストン116bおよびダイヤフラム120bを押す。バネ327の力の下で起動されたとき、図29Aに示すようにピストン326は元の位置に復帰する。
刺激レバー300は図29C〜図29Dに示すように、シングルパルスアクチュエータ330により起動されても良い。この構成において、刺激レバーはポスト332を具備し、これは図29Cに示す非起動位置においてバネバイアスされたピストン334に接触する。CPU、ユーザ、または他のソースにより起動されたとき、ピストン334はポスト332および刺激レバー300を下方に押す。ポスト332およびピボット336の間の距離は、予め定められた距離だけ下げられるとポスト332がもはやピストン334と接触しなくなり、刺激レバー300の下方移動が停止されるような長さに設定する。このため、アクチュエータ330は予め定められた期間だけ刺激レバーと係合するだけであり、この結果、単一ドースの液体のみがポンプ/バルブ76を介して呼び水として供給される。刺激レバー300は、例えば捩じりバネ338によりオプションとしてバイアスされ、刺激レバーを非起動状態に復帰させる。ピストン334はその先端にカム面を具備してよく、これによって、ポスト332がピストン334の先端を過ぎて滑動して図29Cの構造に戻ってよい。カム面340はピストン334の端部に取り付けられた面取りされた円錐によって形成されて良い。また、図29Eに示すように、ポスト332はバネバイアスされて図29Cの構造への復帰を容易にさせて良い。バネバイアスされたピストン334は図29A〜図29Bに示す実施例と同様に空気圧または油圧で起動されても良い。
代替的には、刺激レバー300に代えて、ピストン116aがソレノイドコアを含みピストン116aのハウジングが図25Bに示すものと類似の電磁コイル301を具備して良く、この電磁コイルは装置または燃料電池のCPUにより制御される。CPUが、水素圧力が小さすぎること、すなわち、予め定められたレベルより小さいことを感知したとき、CPUがコイル301に電流を送り、ソレノイドコアおよりピストン116aを上方に移動させてバルブ82を開く。さらに、バイパスバルブ82'をバルブ82と並列に設けてよい。バイパスバルブ82'はコイル301を含み、CPUによって制御され、このバルブがのときに、液体燃料がバルブ82でなくこれを通じて流れ、液体燃料を搬送する。
図26を参照すると、さきに図14A〜14Cおよび図15A〜図15Dに示した実施例に対して、刺激ノブ302が設けられる。刺激ノブ302は図示のとおりピストン144に結合される。液体燃料の流れが中断させられたとき、ユーザは刺激ノブ302を上方へ引きバルブ82を開にして液体燃料を液体貯蔵領域38中へと流す。ユーザは刺激ノブ302を下方に押して液体燃料をバルブ84を通じてポンピングして良い。この動作を何回か繰り返して燃料の流れの再開を確実にしてよい。
図27A〜図27Cを参照すると、図16A〜16Cに示した実施例に対して、刺激レバー304が設けられる。図27Aに最も良く示されるように、液体燃料の流れが中断させられたときに、バルブ82および160の双方が閉じられる。当初、刺激レバー304は外側ノッチ308においてバイアス状態のアーム306によって保持されている。流れを再開するために、ユーザは図27Bに示すように刺激レバー304を外側に引く。この動作により、ポンプ室150の体積が増大してそこに部分的な真空引きを生じさせバルブ82を開く。すると液体燃料がポンプ室150に流れ込む。つぎに、ユーザは刺激レバー304を内側に押し込む。この動作により、ポンプ室150の体積が減少する。図27Cに最も良く示されるように、バルブ82が閉じられ、バルブ160が開けられ、新しい液体燃料がチャネル158、バルブ160、円形のチャネル124を通じてポンプ室150から流れ出て固体燃料と反応する。図25A〜図25Bに示す実施例と同様に、水素圧力が増大するときに円形のチャネル124が隔離され、液体燃料が再び液体貯蔵領域38に貯蔵されサイクルを再開する。刺激レバー304は、図27Bに示すように、内側ノッチ310をも具備して、レバーが引かれたときに、バイアス状態のアーム306と係合して良い。
図28Aを参照すると、さきに図17で示した実施例に対して回転刺激ノブ312が設けられる。ノブ312は偏芯状態で取り付けられ、その下方位置(仮想線で示す)で、ノブ312がダイヤフラム46aを下方に曲げてポンプ室150の体積を減少させ、またノブ312が上方位置(実線で示す)にあるときにこれがポンプ室150の体積を増大させるようになっている。これは先の段落と類似である。回転刺激ノブ312はさきの段落で検討したように、刺激レバー304に代えて用いることができる。
図28Bを参照すると、図17に示した実施例に対して刺激ポンプ314が設けられる。ポンプ314がバルブ318およびバルブ320に結合されたバイアス状態のアクチュエータ316を具備する。アクチュエータ316が内側に押されるときに、これがバルブ318を開き、バルブ320を閉じ、バルブ320は液体燃料室12に結合されている。アクチュエータ316が外側位置に復帰することが可能になるとき、バルブ320が開いて液体燃料をセクション322に入れる。アクチュエータ314を再び内側に押すとき、これが、セクション322の液体を、開状態のバルブ318を通じてバルブ76へポンピングする。ポンプ314は、ポンプ76を準備付け、あるいは、ポンプ76を再開させるのに必要な回数だけ起動させられて良い。代替的には、ソレノイドコイルをアクチュエータ316の回りに配置して良い。コイルを付勢または脱勢させて、液体燃料室12の液体燃料をバルブ314を通じてポンピングする。
この発明の他の側面に従う、自己起動刺激バルブまたはポンプ342が図30A〜図30Dに示される。自己起動刺激バルブ342は上述した多くのバルブ/ポンプ76の部品を共有し、類似の部分に類似の参照番号を付す。図30Aを参照すると、バルブ342は入口で液体燃料室12に連結され、2つの出口で固体燃料室14に連結され、これらは1つの出口として融合されてよい。先に示したバルブ/ポンプ76と同様に、とくに図16A〜図16C、および図17で示したものとは、より類似するように、バルブ342はバルブ82を液体燃料室12に結合させ、ポンプ室150の圧力が小さいときに所定の量の液体燃料を室150にポンピングする。ポンプ室150はダイヤフラム46aによって水素貯蔵室44から分離されている。バルブ160はポンプ室150を液体貯蔵領域38から分離し、水素圧力が小さいときにはバルブ160が閉じている。水素圧力貯蔵領域44の水素圧力が大きいときには、バルブ82が閉じてバルブ160が開き単一ドースの液体燃料を液体貯蔵領域38に貯蔵し、これを図30Bに示す。水素圧力が小さいときには、ピストン152が下がって、貯蔵済みの単一ドースの液体燃料が円形のチャネル124を通じて排出チャネル130および固体燃料室14へと進むことが可能となって、固体燃料と反応し、これを図30Cに示す。
自己起動刺激バルブ342は図示のとおり、第2の液体貯蔵領域344を具備する。第2の液体貯蔵領域344は、実質的に第1の液体貯蔵領域38と類似である。ただし、第2の液体貯蔵領域344は、液体貯蔵領域38より小さな水素圧力で、貯蔵済みの単一ドースを放出する点を除き、この小さな圧力をここでは「第2の小さな水素圧力」と呼ぶ。非制限的な例において、PEM燃料電池に対して、この第2の小さな水素圧力は約0psi(0kPa)から約2psi(13.8kPa)であってよい。図30Aを参照すると、第2の液体貯蔵領域344は液体燃料室12と流体的に連通されている。第2の液体貯蔵領域344は、図では、最初にバルブ160'を通じ、つぎに液体燃料室12へと接続されているけれども、第2の液体貯蔵領域344は液体燃料室12に直接に接続されて良く、例えば、T字形状のコネクタが液体燃料室12を液体貯蔵領域38および344の双方に直接に接続する。第2の液体貯蔵344も、図示のとおり、ダイヤフラムを介して液体を貯蔵するけれども、これに限定されないが、図8A〜図8Cに示したものを含む、任意の手法および構造を用いて液体を貯蔵できる。第2の液体貯蔵領域344は円形のチャネル124'に接続され、これは、水素圧力が第2の小さな水素圧力と等しいか小さいときにピストン152'によって閉じられる。ピストン152'はダイヤフラム46'によって支持され、このダイヤフラム46'が、図示のとおり、ダイヤフラム46aおよび46bと同様に水素貯蔵領域44の水素圧力に露呈される。
図30Bを参照すると、水素圧力が大きいときに、水素圧力がダイヤフラム46aを押圧して液体燃料をバルブ160に押し入れ、単一ドースの液体燃料を液体貯蔵領域38に貯蔵する。この動作において、バルブ160’も開き、他の単一ドース(またはより大きな容量)を第2の液体貯蔵領域344に貯蔵する。図30Cを再び参照すると、通常の動作圧力サイクルにおいて、水素圧力が小さいときに、貯蔵済みの単一ドースの液体燃料が円形のチャネル124を通じて排出チャネル130に放出される。通常、この液体燃料は固体燃料室14中の固体燃料と反応してより多くの水素を発生して水素圧力を上昇させる。これにより、通常の動作サイクルにおいて、他の単一ドースを液体貯蔵領域38に貯蔵してサイクルを継続する。
しかしながら、上述したように、このサイクルが擾乱されるときに、例えば、所定量のガスまたは空気が液体燃料室12に運ばれる。このガスが液体貯蔵領域38中に貯蔵される。つぎの低水素圧力サイクルにおいて、この貯蔵済みのガスが、液体燃料に変わって放出され、このため、反応、または顕著な反応が固体燃料室14において起こらず、水素圧力が上昇しない。このとき、付加的な水素が、消費され、または、固体燃料室14から搬送されるので、水素圧力は、第2の小さな水素圧力に到達するまで、降下し続ける。この段階で、ダイヤフラム46b’およびピストン152’が降下して円形のチャネル124’を開ける。第2の液体貯蔵領域344に貯蔵されていた液体燃料は円形のチャネル124’および排出チャネル130’を通じて放出され、固体燃料と反応し、圧力サイクルを再開させる。水素圧力が大きくなると、ダイヤフラム46’およびピストン152’が上方に移動して円形のチャネル124’を閉じる。
上述のとおり、第2の液体貯蔵領域344の体積は、液体貯蔵領域38の体積より大きくして、捕捉ガスの体積が単一ドースより大きいときには、円形のチャネル124’が閉じた後に第2の液体貯蔵領域344に残される液体燃料が後続のステップにおいて放出されてサイクルを再開させるようにしてよい。
上述のとおり、ダイヤフラム46bおよび46b’を較正して小さな圧力になったときにダイヤフラム46bが下がり、第2の小さな水素圧力になったときにダイヤフラム46b’が下がるようにする多くの手法がある。1つの手法において、各ダイヤフラムがバネ86のようなバネにより支持されてよく、各バネは異なるバネ定数を伴う。他の手法では、各ダイヤフラムが異なる屈曲特性または厚さを伴う。さらに、これらダイヤフラムにより支持されているピストン152および152’の表面面積を、図示のように、異ならせて、ダイヤフラムおよびピストンの組み合わせにより異なる露呈水素圧力で移動するようにしてよい。
この発明の種々の実施例が上述のとおり説明されたが、これらは単に図説および事例として示されたものであることに留意されたい。当業者には、この発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、形態および細部において種々の変形を行えることは明らかである。この発明の範囲は、上述の事例的な実施例のみに限定されるのでなく、添付の特許請求の範囲およびその均等物に従って規定されるべきである。さらに、ここで検討された各実施例ならびにここで引用した参照文献の各特徴は他の任意の実施例の特徴と組み合わされて採用されてよい。ここで検討したすべての特許および刊行物は参照してここに組み入れられる。
10 水素発生器
12 液体燃料室
14 固体燃料室
16 頂部部分
18 遮断バルブ
20 開始剤
22 保持アーム
24 爪部
26 起動ロッド
28 リンク
30 チャネル
32 バネ
34 バネ
36 ダイヤフラム
38 液体貯蔵領域
40 バルブ
42 チャネル
44 水素貯蔵領域
46 ダイヤフラム
46a ダイヤフラム
46b ダイヤフラム
48 フォーク
50 直線部
52 ヨーク
54 チャネル
56 ダイヤフラム
58 ファンネル
60 混合機構
62 平坦チューブ
64 スプール
66 サポート
68 コイルバネ
70 ポスト
72 ストップ
74 自由端
76 単一ドースバルブ

Claims (34)

  1. 粘性燃料成分を含有する第1の燃料室(12)、金属水素化物燃料成分を含有する第2の燃料室(14)を有し、上記粘性燃料成分が上記金属水素化物燃料と反応して水素を発生する水素発生器(10)において、
    上記水素発生器の内部水素圧力が第1の予め定められた圧力より大きいときに、単一ドースの上記粘性燃料成分を測定し、搬送し、または貯蔵し、上記内部圧力が第2の予め定められた圧力より小さいときに上記単一ドースを搬送して上記金属水素化物燃料成分と反応させ、
    上記単一ドースが予め定められた容積を伴い、
    上記第1の予め定められた圧力が上記第2の予め定められた圧力より大きいことを特徴とする水素発生器。
  2. 上記粘性燃料は液体またはゲルを有する請求項1記載の水素発生器。
  3. 上記金属水素化物燃料は固体金属水素化物燃料または水性金属水素化物燃料である請求項1記載の水素発生器。
  4. 上記内部水素圧力は、上記第2の燃料室(14)と流体的に連通されている水素室(44)の圧力であり、または、上記内部水素圧力は上記第2の燃料室(14)の圧力である請求項1記載の水素発生器。
  5. 上記内部水素圧力に連通されている粘性燃料貯蔵領域(38)をさらに有し、上記内部水素圧力が上記第1の予め定められた圧力より大きいときに上記粘性燃料貯蔵領域(38)の体積が、上記単一ドースの上記予め定められた容積と同一な量だけ増大するようになっている請求項4記載の水素発生器。
  6. 上記粘性燃料貯蔵領域(38)は、
    (i)上記内部水素圧力に応じて屈曲または撓む柔らかなダイヤフラム(56、156)、
    (ii)上記内部水素圧力に応じて移動するバイアスされた堅固な部材(102/104、270/272)、
    (iii)上記内部水素圧力に応じて膨張または収縮する圧縮可能媒体を包含する柔らかく包囲された部材(108)、または、
    (iv)上記内部水素圧力に応じて屈曲または撓む2つの柔らかなダイヤフラム(132/134、46/142)の間の空間、
    を有する請求項5記載の水素発生器。
  7. 上記粘性燃料貯蔵領域は通気される請求項5記載の水素発生器。
  8. 上記粘性燃料貯蔵領域はシールされている請求項5記載の水素発生器。
  9. 上記第1の燃料室は上記粘性燃料貯蔵領域に第1のバルブ(82)を通じて結合され、上記第1のバルブは上記内部水素圧力が上記第1の予め定められた圧力より大きいときに開き、かつ、上記内部水素圧力が上記第1の予め定められた圧力より小さいときに閉じる請求項5記載の水素発生器。
  10. 上記第2の燃料室は上記粘性燃料貯蔵領域に第2のバルブ(84、124)を通じて結合され、上記第2のバルブは上記内部水素圧力が上記第2の予め定められた圧力より小さいときに開き、かつ、上記内部水素圧力が上記第2の予め定められた圧力より大きいときに閉じる請求項9記載の水素発生器。
  11. 上記内部水素圧力に応答して、上記内部水素圧力が上記第1の予め定められた圧力より大きいときに、移動して上記第1の燃料室を開き、上記粘性燃料貯蔵領域に上記単一ドースを貯蔵する可動コネクタをさらに有する請求項5、9、または10記載の水素発生器。
  12. 上記可動コネクタは、
    上記第1および第2の燃料室の双方を開き、かつ閉じるフォーク(48)、
    上記粘性燃料貯蔵領域に結合されたポスト(78)またはスプール(92)、
    バネ状部材(86、142/46、147、46b/156a、272)によってバイアスされ、上記内部水素圧力に露呈するピストンであって、当該ピストンの移動が上記第1のバルブ(82)および/または上記第2のバルブ(84、124)を開き、かつ閉じる上記ピストン、
    上記第1のバルブ(82)を開き、または閉じるように連結または適合化された第1のピストン(116a、140)、および上記第2のバルブ(84、124)を開き、または閉じるように連結または適合化された第2のピストン(116b、141)、
    上記第1のバルブ(82)を開くように適合化された第1の柔らかなダイヤフラム(46a、136)、および第2のバルブ(84、142)を開くように適合化された第2のダイヤフラム(46b、138)であって、上記2つのダイヤフラムがその間に空間(44、44')を形成して、当該空間が上記内部圧力と流体的に連通されるもの、または、
    膨張可能なベローズ(136)であって、当該ベローズの内部容積(44')が上記内部水素圧力と流体的に連通されているもの、
    を有する請求項11記載の水素発生器。
  13. 上記第1のピストン(116a、140)および上記第2のピストン(116b、141)はそれぞれ上記第1のダイヤフラム(46a、136)、および上記第2のダイヤフラム(46b、138)に連結され、上記第1のダイヤフラムおよび上記第2のダイヤフラムは上記内部水素圧力に露呈されている請求項12記載の水素発生器。
  14. 上記第2の柔らかなダイヤフラム(138、46b)または上記膨張可能なベローズ(136)は、上記第2のバルブ(84、124)を閉じるように移動するピストンまたは拡張部材(1412、146b、152)に結合されている請求項12記載の水素発生器。
  15. 上記コネクタはバネまたはダイヤフラム(36、46、86、46a/46b、120a/120b、142/46)によってバイアスされる請求項11記載の水素発生器。
  16. 上記コネクタは上記粘性燃料貯蔵領域の内部に配置される請求項11記載の水素発生器。
  17. 上記第1の燃料室に付加されて上記第1の燃料室を加圧する開始加圧部(20)をさらに有する請求項1記載の水素発生器。
  18. 上記開始加圧部(20)はさらに金属水素化物を有する請求項17記載の水素発生器。
  19. 上記第2の燃料室(14)は移動噴射ポイント(74)を有し、粘性燃料成分の上記単一ドースが上記第2の燃料室における異なる位置に被着されるようになす請求項1記載の水素発生器。
  20. 刺激装置(20、90、300、300/324、300/334、301、302、304、312、314、334)をさらに有し上記粘性燃料成分の流れを再開させる請求項1または11記載の水素発生器。
  21. 第2の粘性燃料貯蔵領域(334)をさらに有し、上記第2の粘性燃料貯蔵領域は、上記内部水素圧力が第3の予め定められた圧力より小さいときに、その貯蔵量の少なくとも一部を放出し、上記第3の予め定められた圧力は上記第2の予め定められた圧力より小さい請求項20記載の水素発生器。
  22. 上記刺激装置は、
    (i)上記コネクタに結合されて上記コネクタを移動させて上記粘性燃料区画の上記流れを再開させる刺激アクチュエータ、
    (ii)上記第1の燃料室に流体的に結合された手動起動可能なポンプ、または、
    (iii)上記第1の燃料室に流体的に結合された自動ポンプ(301)、
    を有する請求項20記載の水素発生器。
  23. 上記第1のバルブ(82)および上記粘性燃料貯蔵領域(38)の間に配された第3のバルブ(160)をさらに有する請求項9記載の水素発生器。
  24. 上記予め定められた圧力は上記第2の予め定められた圧力より0.5psi(3.45kPa)から5psi(34.5kPa)だけ大きい請求項1記載の水素発生器。
  25. 上記第1の予め定められた圧力は5psi(34.5kPa)から7psi(48.3kPa)である請求項1記載の水素発生器。
  26. 上記第2の予め定められた圧力は0.5psi(3.45kPa)から2psi(13.8kPa)である請求項1記載の水素発生器。
  27. 圧力調整器(164)をさらに有する請求項1記載の水素発生器。
  28. 水素発生器(200)であって、
    2つの燃料室(12、14)を有する単一ドース燃料カートリッジ(201)であって、上記2つの燃料室は脆い部材(206)によって分離されているものと、
    起動されたときに脆い部材206を破壊するようにされた起動部(210)と、
    燃料室(12、14)の双方から燃料成分を受け取るように構成された第1の圧力室(202)であって、上記燃料成分は反応して水素を発生するものと、
    上記第1の圧力室から水素燃料を受け取るように構成された第2の圧力室(204)とを有し、
    上記第1の圧力室は上記第2の圧力室より大きな圧力に耐えることができることを特徴とする水素発生器。
  29. (i)上記第1の圧力室(202)中に配されたフィルタ材料、
    (ii)上記燃料成分とさらに反応する酸、アルコール、または水を含有する、上記第1の圧力室(202)内に配されたフィルタ層、
    (iii)操作抵抗部材(212、214)を有して起動に先立って予め定められた方位に整合されるようになす起動部、
    (iv)上記第2の圧力室(204)中に配された多孔質水素供給管(216)、
    (v)第2の圧力室に動作可能に結合された遮断バルブ(18)または圧力調整器(164)、または
    (vi)水素の生成に応じて膨張する上記燃料室(14)の1つを被覆する膨張可能なスキン、
    のうちの少なくとも1つをさらに有する請求項28記載の水素発生器。
  30. ハウジング(230a、230b)内でクランプされ、少なくとも2つのソースからの粘性燃料を受け取るように構成された混合室(232)を有し、各ソースは流量制限器(28a、228b)を有し、上記ハウジングは上記混合室(232)に対して予め定められたクランプ力を加え、かつ、上記少なくとも2つの粘性燃料の混合から生成されるガスのガス圧力が上記予め定められたクランプ力を上回るときに、上記生成されたガスが当該混合装置から排出されることを特徴とする混合装置。
  31. 上記ハウジングまたは上記混合室に形成された少なくとも1つの流れチャネルをさらに有する請求項30記載の混合装置。
  32. 遮断バルブ(240)であって、
    入口(242)および出口(244)と、
    予め定められた内部圧力を具備する第1のシール状態の室(254)と、
    バルブステム(252)を通じて上記出口(244)に流体的に連通される第2の平衡室(246)とを有し、
    上記出口の圧力が上記第1のシール状態の室の中の圧力を上回るときに、上記バルブステムが当該遮断バルブを閉じることを特徴とする遮断バルブ。
  33. 遮断バルブ(260)であって、
    入口圧力を伴う入口(242)および出口圧力を伴う出口(244)と、
    基準圧力(268)に応答する第1の隔膜(264)と、
    上記入口圧力および上記出口圧力に応答する第2の隔膜(266)と、
    上記第1の隔膜および上記第2の隔膜を架橋するコネクタ(262)とを有し、
    上記入口圧力により引き起こされる力が上記基準圧力により引き起こされる力より大きいときに、上記バルブが開き、上記出口圧力により引き起こされる力が上記基準圧力により引き起こされる力より大きいときに、上記バルブが閉じることを特徴とする遮断バルブ。
  34. 粘性燃料成分を含有する第1の燃料室(12)、金属水素化物燃料成分を含有する第2の燃料室(14)を有し、上記粘性燃料成分が上記金属水素化物燃料と反応して水素を発生する水素発生器(10')において、
    上記水素発生器の内部水素圧力が第1の予め定められた圧力より大きいときに、バルブ(284)が閉じて上記粘性燃料成分を上記金属水素化物成分から隔離し、上記内部圧力が第2の予め定められた圧力より小さいときに、バルブ(284)が開いて上記粘性燃料成分が流れるのを可能にし、
    上記粘性燃料成分の流れは、流量制限器(278)および上記タイミング機構(280)により制御されて上記粘性燃料成分の流れを測定し、かつ、上記第1の予め定められた圧力は上記第2の予め定められた圧力より大きいことを特徴とする水素発生器。
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