JP5349198B2 - 導電性ローラおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
前記弾性層が、樹脂製マイクロバルーンと導電剤とを含有する水系塗料を塗布後乾燥させ、加熱により前記樹脂製マイクロバルーンを膨張させて形成され、
前記抵抗調整層が、導電剤を含有する水系塗料を塗布後、乾燥させて形成され、
前記表層が、水系塗料を塗布後、乾燥させて形成され、
前記弾性層の体積抵抗が103〜106Ω・cmであり、前記抵抗調整層の体積抵抗が105〜108Ω・cmであり、かつ、前記抵抗調整層の体積抵抗が前記弾性層の体積抵抗より大きいことを特徴とするものである。
前記接着層が、水系塗料を塗布後、乾燥させて形成されてなることが好ましく、前記弾性層の水系塗料が、架橋剤を含有することが好ましい。さらに、加熱により前記樹脂製マイクロバルーンを膨張させる前の弾性層の厚みに対する、加熱により前記樹脂製マイクロバルーンを膨張させた後の弾性層の厚みの比が、1.2以上であることが好ましい。
該塗布工程(A)後、前記樹脂製マイクロバルーンの膨張温度未満の温度で乾燥させる乾燥工程(B)と、
該乾燥工程(B)後、前記樹脂製マイクロバルーンの膨張温度以上の温度で加熱して前記樹脂製マイクロバルーンの膜を膨張させて、体積抵抗が103〜106Ω・cmの層を形成する膨張工程(C)と、
該膨張工程(C)後、導電剤を含有する水系塗料を塗布して乾燥して、体積抵抗が105〜108Ω・cmの層で、かつ前記膨張工程(C)の層より体積抵抗が大きい層を形成する塗布乾燥工程(D)と、
該塗布乾燥工程(D)後、水系塗料を塗布して乾燥する塗布乾燥工程(E)と、を有することを特徴とするものである。
図1は、本発明の好適実施形態に係る導電性ローラの一例を示す断面図である。本発明の導電性ローラ10は、シャフト1と、シャフト1の外周に形成された弾性層2と、弾性層2の外周面に形成された抵抗調整層6と、抵抗調整層6の外周面に形成された表層3と、を備えるものである。
クラウン量(μm)={B−(A+C)/2}×1000 (1)
で求めることができる。
(実施例1)
下記表1記載の配合処方に従い、水系塗料1(アクリロニトリル−アクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸−メタクリル酸グリシジル共重合物の水性エマルション)に、エポクロス(オキザゾリン基含有スチレン−アクリル共重合物のエマルション)、水分散カーボン1、ファインシールX−12(親水性シリカ)、SNデフォーマー777(消泡剤)、SNウェット970(湿潤剤)、UH420(増粘剤)を配合し、撹拌機で撹拌した。各成分を配合した水系塗料1をメッシュでろ過し、凝集物を取り除いた。得られた水系塗料1をディッピングにより金属製シャフトに塗装し、室温で10分間、120℃で20分間乾燥して、接着層を形成した。
下記表1記載の配合処方に従ったこと以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを得た。
下記表1記載の配合処方に従い、抵抗調整層を設けなかったこと以外は、実施例1と同様にして導電性ローラを得た。
接着層および抵抗調整層の膜厚を測定した。結果を下記表1に併記する。
膨張工程(C)前の弾性層の膜厚および膨張工程(C)後の弾性層の膜厚を測定し、膨張工程(C)前の弾性層の膜厚に対する膨張工程(C)後の弾性層の膜厚の比(膨張率)を求めた。結果を下記表1に併記する。
各層の抵抗(Ω・cm)を、周状に高抵抗計(HIOKI製)にて測定した。また、比較例1および2では、膨張前後の抵抗値を測定した。結果を下記表1に併記する。
*2:オキザゾリン基含有スチレン−アクリル共重合物のエマルション(日本触媒(株)製)
*3:水分散カーボン1(御国色素(株)製)
*4:親水性シリカ((株)トクヤマ製)
*5:消泡剤(サンノプコ(株)製)
*6:潤滑剤(サンノプコ(株)製)
*7:増粘剤((株)ADEKA製)
*8:未膨張バルーン(コア:イソブタン、シェル:ポリ塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合物、AKZO NOBEL社製、膨張温度106℃)
*9:親水性カーボン((株)ブリヂストン製)
2 弾性層
3 表層
4 樹脂製マイクロバルーン
5 接着層
6 抵抗調整層
10、20 導電性ローラ
Claims (9)
- シャフトと、該シャフトの外周に形成された弾性層と、該弾性層の外周面に形成された抵抗調整層と、該抵抗調整層の外周面に形成された表層と、を備え、
前記弾性層が、樹脂製マイクロバルーンと導電剤とを含有する水系塗料を塗布後乾燥させ、加熱により前記樹脂製マイクロバルーンを膨張させて形成され、
前記抵抗調整層が、導電剤を含有する水系塗料を塗布後、乾燥させて形成され、
前記表層が、水系塗料を塗布後、乾燥させて形成され、
前記弾性層の体積抵抗が103〜106Ω・cmであり、前記抵抗調整層の体積抵抗が105〜108Ω・cmであり、かつ、前記抵抗調整層の体積抵抗が前記弾性層の体積抵抗より大きいことを特徴とする導電性ローラ。 - 前記シャフトと、前記弾性層の間に接着層を備え、
前記接着層が、水系塗料を塗布後、乾燥させて形成されてなる請求項1記載の導電性ローラ。 - 前記弾性層の水系塗料が、架橋剤を含有する請求項1または2記載の導電性ローラ。
- 加熱により前記樹脂製マイクロバルーンを膨張させる前の弾性層の厚みに対する、加熱により前記樹脂製マイクロバルーンを膨張させた後の弾性層の厚みの比が、1.2以上である請求項1〜3のうちいずれか一項記載の導電性ローラ。
- シャフトの外周に、樹脂製マイクロバルーンと導電剤とを含有する水系塗料を塗布する塗布工程(A)と、
該塗布工程(A)後、前記樹脂製マイクロバルーンの膨張温度未満の温度で乾燥させる乾燥工程(B)と、
該乾燥工程(B)後、前記樹脂製マイクロバルーンの膨張温度以上の温度で加熱して前記樹脂製マイクロバルーンの膜を膨張させて、体積抵抗が103〜106Ω・cmの層を形成する膨張工程(C)と、
該膨張工程(C)後、導電剤を含有する水系塗料を塗布して乾燥して、体積抵抗が105〜108Ω・cmの層で、かつ前記膨張工程(C)の層より体積抵抗が大きい層を形成する塗布乾燥工程(D)と、
該塗布乾燥工程(D)後、水系塗料を塗布して乾燥する塗布乾燥工程(E)と、を有することを特徴とする導電性ローラの製造方法。 - 前記塗布工程(A)の前に、シャフトの外周に水系塗料を塗布して乾燥する塗布乾燥工程(F)を有する請求項5記載の導電性ローラの製造方法。
- 前記塗布工程(A)の水系塗料が、架橋剤を含有し、
前記膨張工程(C)と前記塗布乾燥工程(D)の間に、前記架橋剤の反応温度以上の温度に加熱して架橋する架橋工程(G)を有する請求項5または6記載の導電性ローラの製造方法。 - 前記塗布工程(A)と、前記乾燥工程(B)とを繰り返し行う請求項5〜7のうちいずれか一項記載の導電性ローラの製造方法。
- 前記膨張工程(C)前の弾性層の厚みに対する、前記膨張工程(C)後の弾性層の厚みの比が、1.2以上である請求項5〜8のうちいずれか一項記載の導電性ローラの製造方法。
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