JP5348811B1 - 要介護者用靴及び靴置き台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 介護者に頼ることなく、要介護者が自力で靴の着脱動作を容易に行うことができ、構造が簡単で耐久性に優れた要介護者用靴を提供し、また、前記要介護者用靴専用の靴置き台を提供する。
【解決手段】 靴底部2に組み込まれた反転ばね4の付勢力によって、当該靴底部を側面視略「へ」字形の屈曲状態で保持することにより、アッパー部3に対して足Fの出し入れが可能となる。アッパー部3に足Fを入れ、靴底部2の下面で床面等の平坦な面を踏み付けると反転ばね4は付勢力の向きが反転し、その付勢力によって靴底部4の下面は平坦な通常の状態に戻って保持される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、要介護者が自力で容易に着脱できる要介護者用靴、及び、前記要介護用靴専用の靴置き台に関する。
従来、介護度が要介護3から4以上で介護施設に入居している人の70%から80%は、自分で靴を履いたり脱いだりする動作を行うことが困難であり、介護者の介助を必要としている。
しかしながら、介護施設においては、介護者は、昼夜を問わずベッドを離れる要介護者の靴の脱ぎ履きを腰を屈めた姿勢で行っており、特に、夜間では一人の介護者が30人前後を介護しているため、その動作が介護者の身体に多大な負担を与え、腰痛の原因となっている。
その結果、介護者は、介護の動作中に突然腰痛を発症して動けなくなったり、徐々に腰痛がひどくなって歩行さえ困難な状態に陥る場合があり、腰痛が回復するには日数を要するため、施設側や介護者ばかりでなく、要介護者にとっても重要な課題となっている。
一方、従来より、靴等の履物の着脱をひとりで行うことが困難な老人や幼児のために、種々の提案がなされており、例えば、特許文献1に記載されている靴は、可動かかと部の後端が、靴の底板の後端に軸支されており、この軸支位置回りに可動かかと部を後方へ回転して開くようになっている。
そして、この状態で靴に足を入れると、かかとで可動かかと部の底板が押されて、可動かかと部は前方へ回転して閉じて足が靴の中に固定され、この際、可動かかと部は、磁石やばねの付勢力によって、閉じた状態が保持されるようになっている。
一方、靴を脱ぐ際は、もう一方の靴を添えて足を後方に引くことで、可動かかと部は磁石やばねの付勢力から開放されて後方に開き、靴を脱ぐことができる構造になっている。
また、特許文献2に記載されている靴は、甲部とかかと上部を切り離し、ゴムなどの弾性体で作られた靴底は、未着用の通常な状態で、足の挿入が容易なように、前後中央で折れ曲って「へ」の字の形状となっている。
そして、靴に足を挿入すると、体重によって靴底が弾性変形して平坦になるので、この状態で、靴の甲部とかかと上部とを締結具で開かないように固定するようにしている。また、靴を脱ぐ場合には、前記締結具を外して、足を持ち上げることにより、靴底はその弾性で「へ」の字の形状に復元して靴を脱ぐことができる構造になっている。
特開2004−236860号公報 特開2006−334359号公報
前述した特許文献1に記載されている靴は、可動かかと部の底板の後端が、靴の底板の後端に軸支されて後方に回転して開く構造であるため、靴の底板と可動かかと部の底板との間に、外部から異物が侵入して閉じる動作に支障をきたす可能性があり、また、靴を脱ぐ場合には、もう一方の靴を添えて足を後方に引く動作を必要とするため、要介護者が自力のみで靴を脱ぐことが難しかった。
一方、特許文献2に記載されている靴は、靴を脱ぎ履きを行う際の介護者の負担は軽減されているものの、靴の締結具の着脱操作を要介護者自身で行うことが困難であるため、、締結具の操作については、介護者が体を屈めて行う必要があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題点を解消し、介護者に頼ることなく、要介護者が自力で靴の着脱動作を容易に行うことができ、構造が簡単で耐久性に優れた要介護者用靴を提供し、また、前記要介護者用靴専用の靴置き台を提供することを目的とする。
前記目的のために提供される本発明の要介護者用靴は、土踏まずに対応する部分の前後で、側面視略「へ」字形に屈曲変形可能で、且つ、前記部分の内部に反転ばね収容空間が形成されている靴底部と、前記反転ばね収容空間内側の前後壁に、長手方向の両側端部がそれぞれ埋め込まれて固定されているとともに、中間部が当該反転ばね収容空間内で上下方向に屈曲変形可能に組み込まれた反転ばねと、前記靴底部の屈曲変形に追従して柔軟に変形するアッパー部とを備えている。
前記反転ばねは、長手方向における両側と幅方向における両側が、ともに上向きに反っている第1のポジションと、長手方向における両側と幅方向における両側が、ともに下向きに反っている第2のポジションとの間で、思案点を境に反り方向が反転する弾性習性を有する板ばねで形成され、前記反転ばねが第1のポジションにあるときは、その弾性習性によって、靴底部下面は着用時の平坦な状態に保持され、当該反転ばねが思案点を越える位置まで靴底部を屈曲させることにより、反転ばねは第1のポジションから第2のポジションに反転し、その弾性習性により靴底部がアッパー部への足の出し入れが容易な側面視略「へ」字形の屈曲状態に保持される。
前記要介護者用靴においては、靴底部が屈曲変形する部分の上方のアッパー部両側の側面が、糸ゴムからなる伸縮布地によって形成されていることが望ましい。
また、本発明の靴置き台は、前記要介護者用靴を載置する靴置き台であって、要介護者用靴を屈曲させた状態の靴底部に適合する角度に頂角に設定された、屋根形傾斜面を有し、屈曲させた状態の靴底部の下面を前記屋根形傾斜面で支持することを特徴としている。
請求項1に記載された発明に係る要介護者用靴によれば、靴を履く動作と脱ぐ動作の両方を介護者に頼ることなく、要介護者自身で簡単且つ確実に行うことができる。
また、構造が簡単であるため、低コストで容易に製造できるとともに、外部に露出する蝶番等のような可動部分を有していないため、砂塵や水に対して高い耐久性が得られる。
請求項2に記載された発明に係る要介護者用靴によれば、請求項1に記載された発明の効果に加えてさらに、アッパー部の土踏まずの両側に対応する部分に、糸ゴムからなる伸縮布地を用いているため、その柔軟な弾力性によってアッパー部の足への密着性をより高めることができる。
また、要介護者用靴を着脱する際に、靴底部の屈曲に伴って大きく伸縮変位するアッパー部の土踏まずの両側部分を、柔軟に伸縮変形が可能な伸縮布地で覆っているため、通気性を良好にできるとともに、靴の中に外部から小石や土砂等を入り込み難くできる利点がある。
請求項3に記載された発明に係る靴置き台によれば、要介護者が何時でも自分ひとりで着用できるように、要介護者用靴を屈曲させた状態のまま安定して載せておくことができる。
また、靴底部を屈曲させて要介護用靴を脱ぐための適当な段差が近くに無い場合にも、当該靴置き台を用いることによって、要介護者自身で要介護者用靴を簡単に脱ぐことができる。
本発明の要介護者用靴の1実施形態を示す縦断面図である。 図1のA−A断面を示す図である。 本発明の要介護者用靴の1実施形態における靴底部の平面図である。 本発明の要介護者用靴の1実施形態における靴底部の斜視図である。 本発明の要介護者用靴の1実施形態において用いられる反転ばねの斜視図であり、(a)は通常の状態(第1のポジション)、(b)は反転させた状態(第2のポジション)をそれぞれ示す。 図1に示す要介護者用靴を屈曲させた状態を示す縦断面図である。 図6のA−A断面図である。 本発明の要介護者用靴の別の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の要介護者用靴のさらに別の実施形態において用いられる反転ばねの斜視図である。 本発明の要介護者用靴用靴のさらに別の実施形態において用いられる反転ばねの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の要介護者用靴の1実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のA−A断面を示す図であって、これらの図に示す要介護者用靴1は、一般の靴と同様に、靴底部2と、その上に足Fを保持するアッパー部3とを主要な構成部分として備えている。
本実施形態の要介護者用靴1においては、靴底部2の素材に、柔軟で弾力性に富むポリウレタン等の樹脂やゴムが用いられている。また、図1に示すように、靴底部2の足Fの土踏まずに対応する部分には、反転ばね4を収容している反転ばね収容空間2Aが形成されている。なお、前記反転ばね4の役割については後述する。
また、図3は、靴底部2を上から見た平面図、図4は、その斜視図であって、これらの図に示すように、反転ばね収容空間2Aは、靴底部2の前後方向に長く且つ上方が開放された、略矩形状の凹部として形成されている。
この反転ばね収容空間2Aの底部上面にはその幅方向に、全幅に亘って第1の反転ばね押圧凸部2Bが形成されている。また、前記反転ばね収容空間2Aの長手方向中央部近傍の両側の上面には、当該靴底部2が、土踏まずに対応する部分の前後で、側面視略「へ」字形に容易に屈曲変形できるように、幅方向に沿って、複数の溝2Cが襞状に設けられている。なお、前記溝2Cは、靴底部2が柔軟に屈曲可能である場合には省略してもよい。
一方、アッパー部3は、足Fの甲部やかかと部と密着するように、柔軟で伸縮性に富む樹脂やゴム素材によって一体成形されており、その下面は、前記靴底部2の上面に接着固定されている。
また、図1に示すように、足Fの土踏まずの位置に対応する、アッパー部3の左右両側面の上縁部は、靴底部2の上面に接近するように下方に大きく抉り込まれて、靴底部2の屈曲変形にアッパー部3が柔軟に追従できるようにしてある。
さらに、本実施形態のものにおいては、アッパー部3の上縁部全周に、アッパー部3の形の潰れを防ぐためのビード3Aが形成されている。なお、ビード3Aは、肉薄に形成されているアッパー部3の上縁部に、亀裂等の損傷を生じにくくする役割も果たしている。
アッパー部3の下面には、前述した靴底部2の反転ばね収容空間2A内に突出する第2の反転ばね押圧凸部3Bが形成されている。なお、この第2の反転ばね押圧凸部3Bと、前述した靴底部2に設けられている第1の反転ばね押圧凸部2Bの果たす役割については後述する。
また、本実施形態のものにおいては、反転ばね4は、ステンレス鋼の板ばねで製作されていて、図3及び図4に示すように、靴底部2の反転ばね収容空間2A内で上下方向に屈曲変形可能に組み込まれている板ばね本体(中間部)4Aと、その長手方向両側にそれぞれ連続する一対の固定片(端部)4B、4Cから構成されている。
これらの固定片4B、4Cは、前記反転ばね収容空間2A内側の前後壁に、靴底部2の成形時に埋め込まれて固定されている。また、板ばね本体4Aの中央部分には、その弾性変形を容易にするために、楕円状の透孔4Dが形成されている。
反転ばね4は、図5(a)に示すように、その長手方向における両側と幅方向における両側が、ともに上向きに弓なりに反っている第1のポジションと、図5(b)に示すように、長手方向における両側と幅方向における両側が、ともに下向きに弓なりに反っている第2のポジションとの間で、これらのポジションの間にある思案点を境に反り方向が反転する弾性習性を付与されている。
なお、図5に示すように、本実施形態において用いられている反転ばね4には、板ばね本体4Aの透孔4Dの長手方向両側の縁にそれぞれ近接した箇所に、窪みaが形成されている。
これらの窪みaは、製作時に、板ばね本体4Aに歪みを与えて反転ばねとしての習性を付与するためにプレス加工により形成されている。また、固定片4B、4Cの端縁付近にそれぞれ形成されている小孔hは、靴底部2を成形加工をする際に、成形型内で反転ばねを設ける位置を位置決め支持するピンを通すためのものである。
そして、図1及び図2に示すように、要介護者用靴1を通常に履いて使用する状態では、靴底部2に組み込まれている反転ばね4は、図5(a)に示す第1のポジションにあり、このとき、靴底部2の下面は、反転ばね4の付勢力によって平坦な状態に保持されているので、要介護者用靴1は、他の普通の靴と同様に使用することができる。
一方、この要介護者用靴1を履いたり脱いだりする際には、図6に示すように、床面等の平坦な面に、屋根形傾斜面5Aを有する靴置き台5を置き、この靴置き台5の上で要介護者用靴1の反転ばね4を前述した第1のポジションから第2のポジションに反転させて、靴底部2とアッパー部3を、足Fの土踏まずの前後の部分で側面視略「へ」字形に屈曲した状態に折り曲げる。
この状態では、アッパー部3が前後方向に伸長して開かれ、また、図7に示すように、土踏まず付近の左右両側の上縁部は両外側に傾倒するように変形するので、要介護者用靴1に足Fを容易に出し入れすることができる。
なお、靴置き台5の屋根形傾斜面5Aの角度は、屈曲させた状態の靴底部2に適合する角度に設定されており、要介護者用靴1を靴置き台5の上に屈曲状態のまま安定して載せておくことができる。
次に、前述したように靴置き台5の上に屈曲状態で置かれた要介護者用靴1を使用者が着用する場合には、アッパー部3内に足Fを爪先側から差込み、要介護者用靴1を足Fの甲に吊り掛けて靴置き台5から持ち上げる。
次に、そのまま要介護者用靴1を床面に移して、靴底部2の下面で床面を踏み付ける動作を行う。そうすると、アッパー部3の下面に突出している第2の反転ばね押圧凸部3Bが第2のポジションにある反転ばね4の上面に当たってこれを下方に押す。
そして、反転ばね押圧凸部3Bに押された反転ばね4の弾性変位が思案点を越えると、反転ばね4の付勢力の向きが反転し、靴底部2とともにアッパー部3も、図6及び図7に示す位置から図1及び図2に示す位置に復元し、足Fはアッパー部3内に保持されて要介護者用靴1の着用動作が完了する。
次に、要介護者用靴1を脱ぐ場合には、前述した靴置き台5の屋根形傾斜面5Aの頂部5Bに、靴底部2の下面の、土踏まず下方の部分を押し当てる。そうすると、靴底部2の反転ばね収容空間2Aの底部に形成されている第1の反転ばね押圧凸部2Bが、反転ばね4の下面に当たってこれを上方に押す。
そして、反転ばね押圧凸部2Bに押された反転ばね4の弾性変位が思案点を過ぎると、反転ばね4の付勢力の向きは再び反転して、反転ばね4は靴底部2とともに側面視略「へ」の字形の図6に示す屈曲状態になるので、要介護者用靴1の使用者は、介護者の手を煩わすことなく、簡単に自力で脱ぐことができる。
なお、靴置き台5が置かれていない場合には、その代替物として、階段等の段差部を利用し、その角に靴底部2の下面を押し当てることで、靴置き台5を使用する場合と同様にして要介護者用靴1を脱ぐことができる。
次に、図8は、本発明の要介護者用靴の別の実施形態を示す縦断面図であって、同図に示す要介護者用靴1’は、アッパー部3’を除いた部分は、図1乃至図7で説明した要介護者用靴1と同一構造である。
図8に示す実施形態のものでは、アッパー部3’の両側面の、足Fの土踏まずの両側に位置する部分が、糸ゴムからなる伸縮布地6で構成されている。前記伸縮布地6は、柔軟性や伸縮性に優れているため、要介護者用靴1’を履いたり脱いだりする際に、アッパー部3’を容易に変形させることができる。
また、アッパー部3’の両側面に伸縮布地6を用いたことで、良好な通気性が得られるとともに、足Fへの追従性や密着性を高めることができる。なお、この実施形態のものにおいては、伸縮布地6の部分が柔軟に伸縮変形するため、アッパー部3’の伸縮布地6を除いた部分の素材に、帆布や皮革等の伸縮性に乏しい素材を用いることも可能である。
さらに、先述した図1に示す要介護者用靴1は、アッパー部3の両側上縁部が、土踏まずの位置の前後で靴底部2とともに屈曲し易くするために、下方に大きく抉り込まれているが、図8に示す要介護者用靴1’では、これらの対応部分に柔軟な伸縮布地6が用いられているため、要介護者用靴1’の中に、外部から小石や土砂等の異物が侵入し難くなる利点もある。
以上説明した各実施形態においては、反転ばね4の素材に、ステンレス鋼を用いているが、反転ばねの素材はこれに限定するものではなく、通常のばね鋼等、必要な弾性を備えたものであればよい。
また、反転ばねの形状も、前述した反転ばね4に限定するものではなく、靴底部の長手方向における両側と幅方向における両側がともに上向きに反っている第1のポジションと、前記長手方向における両側と幅方向における両側がともに下向きに反っている第2のポジションとの間で、これらのポジションの間にある思案点を境に、反り方向が反転する弾性習性を有する板ばねで形成されていればよく、例えば、図9や図10に示すような形状としてもよい。
図9に示す反転ばね4’は、一方の端からスリットを切り込んだ細長い矩形状の板バネを、前記一方の端のスリット両側の部分どうしを重ねて連結して製作したもので、前記スリットによって形成される鋭角三角形状の透孔4’Dの周縁部を靴底部内で反転動作を行うばね本体(中間部)4’Aとし、その長手方向の両端部をそれぞれ靴底部に固定される固定片(端部)4B’、4C’としたものである。
また、図10に示す反転ばね4”は、ばね本体4”A(中間部)の長手方向両端に、固定片(端部)4”B、4”Cを設け、ばね本体4”Aにその長手方向中央部分に、長手方向両側に向けて対向間隔が狭まる「木の葉」形の透孔4”Dを形成したものである。
また、先に説明した実施形態のものにおいては、図1に示すように、反転ばね4の反転動作を行うために、靴底部2側に第1の反転ばね押圧凸部2Bを、また、アッパー部3側に第2の反転ばね押圧凸部3Bをそれぞれ設けているが、反転ばねの形状等により、両側の固定片(端部)の角度変位だけで反転ばねの反転動作が可能な場合には、これらの反転ばね押圧凸部は省略してもよい。
本発明の要介護者用靴は、靴の脱ぎ履きに介助者を必要とする高齢者等を多数収容している施設や病院で特に有用であり、また、高齢者等の要介護者がいる一般家庭においても利用可能である。
1、1’ 要介護者用靴
2 靴底部
2A 反転ばね収容空間
2B 第1の反転ばね押圧凸部
2C 溝
3、3’ アッパー部
3A ビード
3B 第2の反転ばね押圧凸部
4、4’、4” 反転ばね
4A、4’A、4”A ばね本体(中間部)
4B、4C、4’B、4’C、4”B、4”C 固定片(端部)
4D、4’D、4”D 透孔
5 靴置き台
5A 屋根形傾斜面
5B 頂部
6 伸縮布地

Claims (3)

  1. 土踏まずに対応する部分の前後で、側面視略「へ」字形に屈曲変形可能で、且つ、前記部分の内部に反転ばね収容空間が形成されている靴底部と、
    前記反転ばね収容空間内側の前後壁に、長手方向の両側端部がそれぞれ埋め込まれて固定されているとともに、中間部が当該反転ばね収容空間内で上下方向に屈曲変形可能に組み込まれた反転ばねと、
    前記靴底部の屈曲変形に追従して柔軟に変形するアッパー部とを備え、
    前記反転ばねは、長手方向における両側と幅方向における両側が、ともに上向きに反っている第1のポジションと、長手方向における両側と幅方向における両側が、ともに下向きに反っている第2のポジションとの間で、思案点を境に反り方向が反転する弾性習性を有する板ばねで形成され、
    前記反転ばねが第1のポジションにあるときは、その弾性習性によって、靴底部下面は着用時の平坦な状態に保持され、当該反転ばねが思案点を越える位置まで靴底部を屈曲させることにより、反転ばねは第1のポジションから第2のポジションに反転し、その弾性習性により靴底部がアッパー部への足の出し入れが容易な側面視略「へ」字形の屈曲状態に保持されることを特徴とする要介護者用靴。
  2. 靴底部が屈曲変形する部分の上方のアッパー部両側の側面が、糸ゴムからなる伸縮布地によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の要介護者用靴。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の要介護者用靴を載置する靴置き台であって、
    要介護者用靴を屈曲させた状態の靴底部に適合する角度に頂角に設定された、屋根形傾斜面を有し、屈曲させた状態の靴底部の下面を前記屋根形傾斜面で支持することを特徴とする靴置き台。
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