JP5686973B2 - サンダル - Google Patents

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本発明は、家庭、病院、養老院等で使用するサンダルに関するものであり、特に、前後の両方向から履脱可能なサンダルに関するものである。
家庭または病院等では簡易な履物としてサンダルが広く使用されている。履物を脱いだ後に同じ履物を履く場合、履く前に履物を正しい向きに変える必要がある。家庭では両手に荷物を持った状態で履物の履き脱ぎを行う場合が多く、病院では身体動作が不自由な患者が使用する場合が多い。しかし、両手に荷物を持った状態で、または身体動作が不自由な患者が屈んで履物の向きを変える動作は面倒であり多くの労力を必要とする。また、トイレ等で使用する際に履物の向きを変えるような場合においては、手で操作することは不衛生でもある。
上記問題を解決する方法として、向きを変える動作を必要としない両方向に履脱可能なサンダルの提案が多くなされている。従来の形状は足を乗せるサンダル台の略中央に足を通すベルト部を設けた形状の他、下記の特許文献1または特許文献2に示されるような、ベルト部をサンダル台の上を長手方向、即ち前後方向に移動可能とし、ベルト部がサンダル台に載せた足の前方に位置する構成としたものが提案されている。
特許文献1に記載される構成は、足を乗せるサンダル台と、サンダル台の上部にアーチ状に設けられて足に係止されるベルト部とを備えたサンダルにおいて、サンダル台の長手方向の両側部に沿って、且つ長手方向の略中央部にガイドレール部を左右一対形成し、ベルト部の左右両端側にガイドローラを設け、ベルト部の左右のガイドローラが前記左右のガイドレール部に夫々スライド可能に嵌合することによりベルト部がサンダル台の長手方向にスライド可能とするものである。
特許文献2に記載される構成は、足に係止されるベルト部の左右に2箇所ずつ、合計4箇所に金属又は硬質プラスチックのリングを設け、さらに、サンダル台の長手方向に左右1本ずつのパイプを設け、このパイプにベルト部のリングを通すことにより、パイプに沿ってベルト部が前後に移動可能とするものである。
実用新案登録第3135517号公報 実用新案登録第3026587号公報
上記各文献に記載される構成は、何れもベルト部の左右をサンダル台の長手方向にスライド可能に取り付けることにより、ベルト部をサンダル台の前後方向に移動可能とするものである。ベルト部は足の甲に当たる部分であるため、布または皮等、柔軟性を有する素材により製作されている。また、特許文献1に示されるベルト部の端部に設けたガイドローラをサンダル台に設けたガイドレール内を移動させる構成、または特許文献2に示されるベルト部の端部に設けたリングにサンダル台に設けたパイプを通して移動させる構成では、ガイドローラとガイドレールの間、またはたリングとパイプの間に隙間が存在する。この結果、歩行時に左右のガイドローラまたはリングの位置が大きくずれてベルト部が歪み、使用者に不快感を与え、歩行が困難となる問題がある。
本発明は上記の問題を解決するものであり、前後両方向から履脱可能なサンダル等の履物において、歩行時にベルト部が大きく歪むことかなく、利便性が優れかつ安全な歩行が可能な履物を提供するものである。
本発明はサンダル台の中央部に左右の側壁間を貫通する穴を設け、その穴の中に前後にスライドする部材(金属、または硬質の合成樹脂製など)のスライド部を挿入すると共に、スライド部の左右端部にベルト部の端部を固定する構成とするものである。当該構成により、ベルト部の左右の端部はスライド部により略同一の動きをすることとなり、左右の端部の位置がずれてベルト部が歪み、使用者に不快感を与え、歩行が困難となることがない。
第1の実施例に係るサンダルの構成要素の詳細図 第1の実施例に係るサンダルの側面図 第2の実施例に係るサンダルの図 第3の実施例に係るサンダルの図
図1−1は本発明に係るサンダルの第1の実施例を構成する要素の詳細図であり、図1−2は同サンダルの側面図である。当該実施例は、下敷き170、前後2つの部分からなる中敷き160、スライド受け板150、スライド部140、スライドカバー130、上敷き120、ベルト部110から構成されている。
下敷き170はサンダルの最も下の層を構成するものであり、下面に滑り止めを設けたポリウレタン等の合成樹脂製である。
中敷き160は、第1部分161と第2部分162の2つの部分からなり、スチレンまたはポリウレタン等の合成樹脂により製作されている。第1部分161と第2部分162はスライド受け板150を中央に挟んだ状態で下敷き170の上面に接着される。
スライド受け板150は金属またはポリプロピレン等の硬質の合成樹脂製であり、前後方向を壁151と152に挟まれたスライド溝153が設けられている。スライド受け板150を中敷き160の第1部分161と第2部分162により挟んだ状態で下敷き170の上面に接着すると、略中央部にスライド溝153が位置する。
スライド部140は金属またはポリプロピレン等の硬質の合成樹脂製であり、横板143と左右のガイド壁141と142から構成されている。横板143がスライド溝153内に位置するようにスライド部140をスライド受け板150上に置くと、左右のガイド壁141と142は中敷き160とスライド受け板150の左右の側面を挟む状態になる。スライド受け板150上にスライド部140を置いた状態でスライドカバー130をスライド受け板150の壁151と152の上に接着する。当該構成により、スライド部140の左右のガイド壁141と142がサンダルの側壁を挟んだ状態で、横板143はスライド溝153面の上面をスライドし、壁151と152の間を前後方向に移動する。ガイド壁141と142には、ベルト部110の甲当て111に設けられた留め具112と勘合する留め具144が取り付けられている。
上敷き120は足を乗せる部分であり、スチレン等の合成樹脂により製作されており、中敷き160とスライドカバー130の上面と接着され、サンダルの本体が形成される。
上敷き120の中央部122は周辺部121から盛り上がった形状であり、足を乗せた時、土踏まずが位置し歩行を容易にする。
ベルト部110の甲当て111は利用者の足の甲を保持する部分であり、布または皮等の柔軟性のある素材により製作されてある。甲当て111の両端には、スライド部140の左右のガイド壁141と142に設けられた留め具144と勘合する留め具112が取り付けられている。留め具としてホックボタン等、任意の留め具を用いることが可能である。図1−1に示される例では、左右に各々2個のホックボタンを設けた構成であり、留め具112をホックボタンのメス、留め具144をホックボタンのオスとしたものである。
図1−2は完成したサンダルの側面図である。サンダル本体の最下層は下敷き170であり、その上に中敷き160の第1部分161、スライド受け板150、中敷き160の第2部分162が接着されている。スライド受け板150の壁151と152の側面が露出している。壁151と152の間のスライド溝153にスライド部140の横板143が置かれており、ガイド壁142と図示されていないガイド壁141がサンダル本体の側面と接している。ガイド壁142に設けられた留め具144に甲当て111の留め具112を勘合することにより、サンダル本体にベルト部110が着脱自在に取り付けられている。
上記構成により、ベルト部110はスライド受け板150上を前後にスライドするスライド部140と一体となってサンダル本体上を前後にスライドする。利用者が図の右側から足先をサンダルに挿入すると、ベルト部110は足の甲に押されて左方向に移動し、スライド部140の横板143がスライド受け板150の壁152に当節した位置で停止する。ベルト部110の左右の位置は硬質の素材により製作されたスライド部140により確定し、歩行中に不安定な動きをすることがなく、安定した歩行が可能となる。
また、横板143とスライド溝153の間隙を適宜調整可能とする、あるいは、スポンジ材、ゴム等の軟い部材を横板143あるいはスライド溝153に設けることにより、スライド部の横板143の動きを必要に応じて調整することが可能となる。
図2は本発明に係るサンダルの第2の実施例を示す図であり、(a)は側面図、(b)はサンダル台の上面図、(c)は断面図である。サンダル台201は木,プラスチック,ゴムまたは軽金属等により形成されている。また、これらの材質を積層して用いることも可能である。サンダル台201の中央部には左右の側面間を貫通するガイド穴205が開けられている。必要に応じてガイド穴205の周囲に保護用のガイド板206を設けることも可能である。ガイド穴205内には、穴内を前後にスライドする板状のスライド部207が設置されている。スライド部207の左右の側面には、ベルト部210の両端部に設けられた留め具203と勘合する留め具204が2つずつ設けられている。留め具はホックボタン、ネジ、マジックテープ等任意の手段が選択可能である。
サンダル台201の長手方向の両端側の面は、前方端及び後方端に向かって下方に傾斜した傾斜部205となっている。足を乗せる面が指先に向かって下方に傾斜しているため、サンダル台に足を乗せ履くことが容易となり、安定した歩行が可能となる。
図3は本発明に係るサンダルの第3の実施例を示す図である。同実施例はベルト部303をサンダル台301に着脱自在に取り付ける留め具304と306を左右各々1つずつとした構成ある。
図2に示される実施例と同様、サンダル台301の中央部には左右の側面間を貫通するガイド穴302が開けられている。ガイド穴302には、穴内を前後にスライドする棒状のスライド部305が設置されている。スライド部305の左右の側面には、ベルト部303の両端部に設けられた留め具304と勘合する留め具306が設けられている。スライド部305の断面の形状は1つの留め具306を保持することが可能な形状であれば十分であり、スライド部305を断面が円形または四角形の棒状とするこが可能である。当該構成によりベルト部303とスライド部305を軽量化することが可能となる。
本発明はベルト部がサンダル台の前後方向にスライド可能に取り付けた両方向に履脱可能なサンダルに関するものであり、特に、ベルト部が大きく歪み、歩行に困難をきたす問題を解決するものである。
本発明に係る第1の実施例に係るサンダルは、サンダル台の中央部にスライド受け板と、スライド受け板上を前後にスライドするスライド部を設け、ベルト部の左右の端部をスライド板の左右の両側に固定するものである。
第2及び第3の実施例に係るサンダルは、サンダル台の中央部に左右の側面間を貫通するガイド穴を設け、ガイド穴内を前後にスライドする板状または棒状のスライド部を設け、ベルト部の左右の端部をスライド部の左右の両側に固定するものである。
上記構成のサンダルは、足の甲をベルト部に掛けると、ベルト部とスライド部は一体的に足先方向に移動する。硬質の素材より作成されているスライド部にベルト部の左右の端部が固定されていることにより、歩行中にベルト部が大きく変形し足元が不安定となることがなく、安全に歩行することが可能となる。
サンダル台上面の中央部を周辺部より高くすることにより、前後何れの方向から履いても利用者の足裏の形状とサンダル台の上面の形状が類似となり、安定した歩行が可能となる。
また、サンダル台の前後方向の両端側の面を前方と後方に向かって下方に傾斜させることにより、足を乗せた面が指先に向かって下方に傾斜することになり、サンダル台に足を乗せて履くことが容易となると共に安定した歩行が可能となる。

Claims (1)

  1. ベルト部(110)がサンダル台に対して前後方向にスライド可能なサンダルであって、
    前記サンダル台は足乗せ部である上敷き部(120)と全面が接地部である下敷き部(170)と、前記上敷き部(120)と前記下敷き部(170)の間に位置する中敷き部(160)を有し、
    前記中敷き部(160)は、第1部分(161)と第2部分(162)と、略中央部にスライド溝(153)を有するスライド受け板(150)からなり、前記第1部分(161)と前記第2部分(162)は前記スライド受け板(150)を中央に挟んだ状態で前記下敷き(170)の上面に接着され、
    前記ガイド溝(153)内に前記ガイド溝(153)を前後にスライドするスライド部(140)を有し、
    前記ベルト部(110)の左右の端部を各々前記スライド部(140)の左右の側部に固定することを特徴とするサンダル。
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