JP5348761B2 - サーボプレス装置の制御方法および装置 - Google Patents
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Description
また、プレス加工によるエネルギーを確保するために、プレス運転パターンにあわせて直流電源(電源コンバータ)の制御を行うサーボプレス方式が提案されている(特許文献2)。
エネルギー蓄積装置の小型化を図り、電源コンバータの小型化と損失低減を図ることができる。
図2は図1のサーボプレス機械の制御を行なう装置の実施の形態を示す。
交流電源20からの交流電力は電源コンバータ21に入力される。電源コンバータ21は交流を直流に、または、直流を交流に双方向に変換する。電源コンバータ21の直流側の直流母線31はインバータ22の直流側に接続されると共に、エネルギー蓄積装置23に接続される。エネルギー蓄積装置23としては2次電池、大容量電解コンデンサ、電気二重層コンデンサあるいはこれらが組み合わせて用いられる。
以下、いくつかの運転パターンに対して選択された電圧パターン例をいくつか示し、その動作を説明する。
次に、図2に示す駆動装置の動作の例について説明する。
図3はこの動作を説明する図である。図3において、(a)はプレスの運転パターン、すなわちサーボモータ速度指令(=実際の回転数)、(b)はそのモータの所要トルク、(c)はこの動作をさせるのに必要なモータ入力電力、(d)は直流母線の直流電圧指令パターン(実線)と実際の直流電圧(破線)、(e)は電源コンバータの入力電力(実線)とエネルギー蓄積装置の出力電力(破線)を示す。
モータは(a)で示すように、t31で起動し、t32まで所定加速度で加速し、t32からt35まで所定速度で運転する。この間、t33からt34で、プレス作業負荷が加わる。t35で減速し、t36でゼロ速度になり、t37で停止して作業完了となる動きを考える。モータの所要トルクは(b)のように、t31からt32で加速トルク、t33からt34で負荷トルク、t35からt36で減速トルクが必要である。モータ入力電力は回転数×トルクで与えられるので、(c)で示すような電力が必要となる。(c)のモータ入力電力は(e)のように電源コンバータ入力電力(実線)とエネルギー蓄積装置出力電力(破線)の和として供給される。
電圧指令値の変更なしのパターンである。
図3(f)(g)は図3(a)〜(c)と同じ運転パターンに対して、電圧パターンが違う例を示す。図3(f)は(d)と対応し、図3(g)が(e)と対応する。図3(f)実線で示すように、電圧指令値は変更せず、一定値を与えている。このため図3(d)とやや動作が異なり、直流電圧はt308〜t310、特にt309で電圧指令値を上回っている。
力行と回生の電圧指令値が違うパターンである。
図4は本発明の運転パターンの別な例を示す。電圧パターンの与え方が前の例と異なって、回生電圧と力行電圧の指令を別個に与える。
直流母線31の直流電圧の制御目標として回生電圧Vrと力行電圧Vmを設定し、Vr>Vmのように設定される。電源コンバータ21は直流母線31の直流電圧が回生電圧Vr以上に増加したときにVrを目標値として交流電源20に電力を戻す回生動作を行い、直流電圧が回生電圧Vr未満になったときは回生動作を停止する。
t41の時点では電源コンバータは停止しているので、(c)のモータ入力電力はエネルギー蓄積装置から供給される。このため、直流電圧は(d)のように低下する。t401で力行電圧Vmに達すると、電源コンバータは動作を開始し(力行開始)、モータ所要電力はエネルギー蓄積装置から供給されず、電源コンバータから供給される。
このようにして、力行電圧指令や回生電圧指令値の電圧パターンは運転パターンに対応して選択できる。
図5は別運転パターンに適用したときの動作例を模式的に示すチャートである。(a)はプレスの運転パターン、すなわち、速度指令(=実際の回転数)、(b)はそのモータのトルク、(c)はこの動作をさせるのに必要なモータ入力電力、(d)は直流母線の力行電圧指令値Vm(実線)と回生電圧指令値Vr(一点鎖線)および直流電圧(破線)、(e)は電源コンバータの入力電力(実線)とエネルギー蓄積装置の出力電力(破線)を示す。図示の運転パターンは、プレス負荷前に減速することに特徴があり、時刻t501とt504で力行電圧Vmの設定値を変更している。
図6はサーボプレス機械のモータ駆動装置本発明の他の実施の形態を示す。図6において、図2と同一番号を付したものは同一機能を示す。本実施の形態は電圧パターンが時間ではなく、スライド位置、すなわち、クランク角度に同期して出力されることが特徴である。
図7はサーボプレス機械のモータ駆動装置の本発明の別の実施の形態を示す。図7において、図2と同一番号を付したものは同一機能を示す。エネルギー蓄積装置の充放電を制御するために、直流母線とエネルギー蓄積装置の間に双方向コンバータを接続し、この双方向コンバータを制御する点に特徴がある。
以上のように運転パターンに応じて、電圧パターンを選択して双方向コンバータを動作させてエネルギー蓄積装置のエネルギー蓄積状態を制御し、一方、直流母線の電圧は所定値になるように構成する。本例は、運転状態によらず、直流母線の電圧がほぼ一定なので、インバータと交流モータで構成される駆動側の制御範囲が広くできる。
図8は本発明のさらに別の実施の形態を示すサーボプレス機械のモータ駆動装置を示す。図8において、図2と同一番号を付したものは同一機能を示す。エネルギー蓄積装置の蓄積状態を電源コンバータの電流指令として与え、これを運転パターンと対応させて選択し、プレス運転パターンと同期して制御することに特徴がある。
図9は電流パターン選択部801で選択された電流指令の一例である。図9(a)で示す運転パターンは図3のものと同じで、図示はしないが、モータトルクと所要モータ電力も図3と同じとする。(C)は選択された電流パターンとしての電流指令、(e)は電流指令のように電源コンバータが制御された場合のコンバータ入力電力(実線)とエネルギー蓄積装置から出力される電力(破線)、(d)は結果としての直流母線31の電圧を示す。電源コンバータで交流電源20の力率を1に制御すると、(C)の電流指令は(e)の電源コンバータ入力電力と比例する。エネルギー蓄積装置の出力は、モータ所要電力−電源コンバータ入力となる。
2 ギヤ
3 メインギヤ
4 クランク軸
5 コンロッド
6 スライド
7 ボルスタ
20 交流電源
21 電源コンバータ
22 インバータ
23 エネルギー蓄積装置
24 エンコーダ
31 直流母線
201 運転方式選択
202 運転入力部
203 プレス運転パターン部
205 モーション指令部
206 位置/速度/電流制御部
207 電流検出器
208 PWM制御部
211 電圧パターン選択部
212 電圧指令部
213 電圧/電流制御部
214 電圧検出器
215 電流検出器
216 PWM制御部
Claims (6)
- 交流電源と、
交流電源からの交流を直流に変換する電源側変換器と、
前記電源側変換器の直流側に接続されるエネルギー蓄積装置と、
前記電源側変換器の直流側に接続されるモータ側変換器と、
前記モータ側変換器により駆動されるモータを持ち、
前記モータにより可変速駆動されるスライドを持ち、
前記スライドを運転パターンによって制御するサーボプレス装置において、
前記電源側変換器により前記エネルギー蓄積装置の充放電状態を制御する
制御パターンであって、
その制御指令が前記運転パターンに同期して変わる制御パターンを持ち、
前期制御パターンを前記運転パターンに対応して予め設定登録し、
前記運転パターンに対応して前記設定登録した制御パターンを選択すること
を特徴とするサーボプレス装置の制御方法 - 請求項1のサーボプレス装置の制御方法において、
前記制御パターンのプレス運転パターンとの同期は、プレス運転パターンとの時間的な同期、または、クランクの角度との同期、または、これら相当信号との同期であること
を特徴とするサーボプレス装置の制御方法。 - 請求項1ないし2のサーボプレス装置の制御方法において、
前記エネルギー蓄積装置の制御パターンは、前記電源コンバータ、または、エネルギー蓄積装置に接続される双方向コンバータの駆動パターンであること
を特徴とするサーボプレス装置の制御方法。 - 請求項3のサーボプレス装置の制御方法において、
前記駆動パターンは電源コンバータまたは双方向コンバータの電圧指令または/と電流指令であること
を特徴とするサーボプレス装置の制御方法。 - 請求項1ないし4のサーボプレス装置の制御方法において、
前記制御パターンは、電源コンバータまたは双方向コンバータの変換容量、エネルギー蓄積装置の蓄積容量、プレス負荷パターン、プレス速度パターンから制御パターンの設定値、設定値の変更点を運転前に計算、または、シミュレーションによって求めて、登録すること
を特徴とするサーボプレス装置の制御方法。 - 請求項1ないし5記載の制御方法を備えるサーボプレス制御装置。
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