JP5348117B2 - 静電気保護素子の実装構造 - Google Patents

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本発明は、静電気保護素子に関する。
発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)に並列に接続することによりLEDを静電気放電(Electrostatic Discharge:ESD)から保護する静電気保護素子として、ツェナーダイオードが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−251167号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている静電気保護素子は、以下のような問題点を有している。ツェナーダイオードは、一般に、シリコンからなる。シリコンは、電子のバンド間遷移による光吸収波長が可視光領域となる。このため、ツェナーダイオードが、LEDと共に基板やリードフレームなどに実装されると、LEDから発せられる光を吸収してしまう。この結果、LEDの発光効率が低下することとなる。
本発明の目的は、LEDと共に実装された場合でも、LEDの発光効率が低下するのを抑制することが可能な静電気保護素子を提供することである。
本発明に係る静電気保護素子は、ZnOを主成分とすると共に副成分としてCoを含有する焼結体からなるバリスタ部と、バリスタ部を挟んで配置された複数の導体部と、を備えており、複数の導体部のうち少なくとも一つの導体部が、ZnOを主成分とすると共に副成分としてCoを実質的に含有しない焼結体からなることを特徴とする。
本発明に係る静電気保護素子では、バリスタ部がZnOを主成分とすると共に副成分としてCoを含有する焼結体からなる。Coは、バリスタ特性を発現させるための材料である。このため、バリスタ部は、電流−電圧非直線特性、いわゆるバリスタ特性を発現する。したがって、本発明に係る静電気保護素子のバリスタ部をLEDと並列に接続すると、LEDをESDから保護することができる。
本発明では、複数の導体部のうち少なくとも一つの導体部が、ZnOを主成分とする焼結体からなる。ZnOは、電子のバンド間遷移による光吸収波長が紫外線領域となり、可視光を透過する性質を有する。このため、静電気保護素子がLEDと共に実装された場合でも、少なくとも一つの導体部はLEDから発せられる光を吸収し難く、透過させる。
ZnOを主成分とする焼結体では、当該焼結体に入射した光は、ZnOの結晶粒の粒界で散乱される。本発明では、少なくとも一つの導体部を構成する焼結体は、Coを実質的に含有しないことから、少なくとも一つの導体部では、バリスタ部に比して、ZnOの粒成長が促進され、ZnOの結晶粒が大きくなる。このため、少なくとも一つの導体部では、ZnOの結晶粒の粒界が少なくなり、粒界での散乱が抑制される。
これらの結果、本発明によれば、静電気保護素子がLEDと共に実装された場合でも、LEDの発光効率が低下するのを抑制することができる。少なくとも一つの導体部を構成する焼結体は、Coを実質的に含有しないため、バリスタ特性が発現し難く、比較的高い導電性を有することとなる。したがって、少なくとも一つの導体部において、電極としての機能が阻害されることはない。
複数の導体部のうち、少なくとも一つの導体部とバリスタ層を挟んで配置された導体部が、金属からなっていてもよい。この場合、金属からなる導体部へのワイヤボンデングが可能となる。
少なくとも一つの導体部の厚みが、バリスタ部の厚みよりも大きく設定されていてもよい。この場合、少なくとも一つの導体部を基板やリードフレームなどに導電ペースト(たとえば、銅ペーストなど)を用いて接続する際に、バリスタ部が基板やリードフレームなどから物理的に離されることとなる。この結果、導電ペーストがバリスタ部に付着し難くなり、導電ペーストの付着によりバリスタ部の機能が阻害されるのを防ぐことができる。
本発明によれば、LEDと共に実装された場合でも、LEDの発光効率が低下するのを抑制することが可能な静電気保護素子を提供することができる。
本実施形態に係る静電気保護素子を示す斜視図である。 本実施形態に係る静電気保護素子の断面構成を説明する図である。 本実施形態に係る静電気保護素子の実装構造を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る静電気保護素子1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る静電気保護素子を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る静電気保護素子の断面構成を説明する図である。
静電気保護素子1は、図1及び図2に示されるように、バリスタ部3と、バリスタ部を挟んで配置された複数(本実施形態においては、二つ)の導体部5,7と、を備えている。静電気保護素子1は、バリスタ部3と導体部5,7とが積層された層構造体とされている。静電気保護素子1は、略直方体形状を呈している。静電気保護素子1は、たとえば、長さが0.25mm程度に設定され、幅が0.25mm程度に設定され、高さが0.15mm程度に設定される。実際の静電気保護素子1では、バリスタ部3と導体部7とは、バリスタ部3と導体部7との間の境界が視認できない程度に一体化されている。
バリスタ部3は、バリスタ特性を発現する焼結体(半導体セラミック)からなる。バリスタ部3は、ZnO(酸化亜鉛)を主成分として含むと共に、副成分としてCo、希土類金属元素、IIIb族元素(B、Al、Ga、In)、Si、Cr、Mo、アルカリ金属元素(K、Rb、Cs)及びアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)等の金属単体やこれらの酸化物を含む。本実施形態において、バリスタ部3は、副成分としてCo、Pr、Cr、Ca、K、Al、及びSiを含んでいる。バリスタ部3におけるZnOの含有量は、特に限定されないが、バリスタ部3を構成する全体の材料を100質量%とした場合に、通常、99.8〜69.0質量%である。バリスタ部3の厚みは、たとえば5〜50μm程度に設定される。
Coは、ZnOの結晶粒界にアクセプター準位を形成し、バリスタ特性を発現させる物質として作用する。主成分(ZnO)100モルに対するCoの比率は、Coに換算して、たとえば0.1原子%以上20原子%以下の範囲に設定される。
Prは、結晶粒界への酸素の拡散速度を速める物質として作用する。主成分(ZnO)100モルに対するPrの比率は、Prに換算して、たとえば0.05原子%以上5原子%以下の範囲に設定される。
Crは、高温おける負荷特性を改善する物質として作用する。主成分(ZnO)100モルに対するCrの比率は、Crに換算して、たとえば0.01原子%以上1原子%以下の範囲に設定される。
Caは、バリスタ部3に発現する静電容量を低下させる物質として作用する。主成分(ZnO)100モルに対するCaの比率は、Caに換算して、たとえば0.01原子%以上2原子%以下の範囲に設定される。
Kは、バリスタ特性を改善する物質として作用する。主成分(ZnO)100モルに対するKの比率は、Kに換算して、たとえば0.001原子%以上1原子%以下の範囲に設定される。
Alは、ZnOを含む主成分への電子量を制御するためのドナーとして働き、主成分への電子量を上げ、組成物を半導体化させる物質として作用する。主成分(ZnO)100モルに対するAlの比率は、Alに換算して、たとえば0.0005原子%以上0.5原子%以下の範囲に設定される。
Siは、ZnOを含む主成分への電子量を制御するためのドナーとして働き、主成分への電子量を上げ、組成物を半導体化させる物質として作用すると共に、焼結を制御する。主成分(ZnO)100モルに対するSiの比率は、Siに換算して、たとえば0.001原子%以上0.5原子%以下の範囲に設定される。
導体部5は、バリスタ部3の一つの主面を覆うように配置されている。導体部5は、バリスタ部3の一つの主面上に形成された第1導体層5aと、第1導体層5a上に形成された第2導体層5bと、を有している。導体部5(第1及び第2導体層5a,5b)は、金属からなる。第1導体層5aは、たとえばアルミニウム(Al)又はニッケル(Ni)からなり、厚みが0.5〜5μm程度に設定される。第2導体層5bは、たとえば金(Au)からなり、厚みが0.05〜1μm程度に設定される。第1及び第2導体層5a,5bは、たとえば蒸着法やスパッタリング法などにより形成することができる。
導体部7は、導体部5が配置された主面に対向する主面を覆うように配置されている。導体部7は、ZnOを主成分として含む焼結体からなる。導体部7は、ZnOの他に、副成分として希土類金属元素、IIIb族元素(B、Al、Ga、In)、Si、Cr、Mo、アルカリ金属元素(K、Rb、Cs)及びアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)等の金属単体やこれらの酸化物を含む。導体部7におけるZnOの含有量は、特に限定されないが、導体部7を構成する全体の材料を100質量%とした場合に、通常、99.8〜69.0質量%である。
本実施形態において、導体部7は、副成分としてPr、Cr、Ca、K、Al、及びSiを含んでおり、Coを実質的に含んでいない。ここで、「実質的に含んでいない」状態とは、Coを、導体部7を構成する材料を調製する際に原料として意図的に含有させなかった場合の状態をいうものとする。たとえば、バリスタ部3から導体部7への拡散等によって意図せずにこれらの元素が含まれる場合は、「実質的に含有していない」状態に該当する。
導体部7は、Coを実質的に含有しないため、バリスタ部3とは異なり、バリスタ特性を発現し難い。このため、導体部7は、電気抵抗が低く、比較的高い導電性を有する、このため、導体部7は、導体部5と同様に、電極として機能する。導体部7の厚みは、バリスタ部3の厚みよりも大きく設定される。導体部7の厚みは、たとえば100〜140μm程度に設定される。
導体部7におけるPr、Cr、Ca、K、Al、及びSiの含有量は以下の通りである。主成分(ZnO)100モルに対するPrの比率は、Prに換算して、たとえば0.05原子%以上5原子%以下の範囲に設定される。主成分(ZnO)100モルに対するCrの比率は、Crに換算して、たとえば0.01原子%以上1原子%以下の範囲に設定される。主成分(ZnO)100モルに対するCaの比率は、Caに換算して、たとえば0.01原子%以上2原子%以下の範囲に設定される。主成分(ZnO)100モルに対するKの比率は、Kに換算して、たとえば0.001原子%以上1原子%以下の範囲に設定される。主成分(ZnO)100モルに対するAlの比率は、Alに換算して、たとえば0.0005原子%以上0.5原子%以下の範囲に設定される。主成分(ZnO)100モルに対するSiの比率は、Siに換算して、たとえば0.001原子%以上0.5原子%以下の範囲に設定される。
続いて、上述した構成を有する静電気保護素子1の製造過程の一例について説明する。
まず、バリスタ部3を構成する主成分であるZnOと、Co、Pr、Cr、Ca、K、及びAlの金属又は酸化物等の微量添加物とを所定の割合となるように各々秤量した後、各成分を混合してバリスタ材料を調整する。その後、このバリスタ材料に有機バインダ、有機溶剤、有機可塑剤等を加えて、ボールミル等を用いて混合及び粉砕を行ってスラリーを得る。このスラリーを、ドクターブレード法等の公知の方法により、例えばポリエチレンテレフタレートからなるフィルム上に塗布した後、乾燥して所定の厚さ(たとえば30μm程度)の膜を形成する。こうして得られた膜をフィルムから剥離して第1のグリーンシートを得る。
また、導体部7を構成する主成分であるZnOと、Pr、Cr、Ca、K、及びAlの金属又は酸化物等の微量添加物とを所定の割合となるように各々秤量した後、各成分を混合して導体部7用の材料を調整する。その後、この導体部7用の材料に有機バインダ、有機溶剤、有機可塑剤等を加えて、ボールミル等を用いて混合及び粉砕を行ってスラリーを得る。このスラリーを、ドクターブレード法等の公知の方法により、例えばポリエチレンテレフタレートからなるフィルム上に塗布した後、乾燥して所定の厚さ(たとえば30μm程度)の膜を形成する。こうして得られた膜をフィルムから剥離して第2のグリーンシートを得る。
次に、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとを所定の枚数ずつ重ね、第1のグリーンシートからなる層と第2のグリーンシートからなる層とが積層されたシート積層体を形成する。このとき、第2のグリーンシートの枚数を第1のグリーンシートの枚数よりも多くすることにより、第2のグリーンシートからなる層の厚みを第1のグリーンシートからなる層の厚みより大きくしている。第1のグリーンシートの枚数は、少なくとも1枚でよい。
次に、シート積層体に、所定の条件(たとえば、180〜400℃で且つ0.5〜24時間)で加熱処理を実施して脱バインダを行った後、さらに、所定の条件(たとえば、1000〜1400℃で且つ0.5〜8時間)で焼成を行い、焼結体基板を得る。この焼成によって、第1のグリーンシートからなる層はバリスタ部3となり、第2のグリーンシートからなる層は導体部7となる。このように、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとは積層された状態で、同時に焼成される。
次に、焼結体基板の一方の主面上に、当該一方の主面を覆うように、蒸着法やスパッタリング法などにより、金属(たとえば、AlやNiなど)からなる第1金属膜を形成する。その後、第1金属膜上の所定の位置に、同じく蒸着法やスパッタリング法や電気めっき法などにより、金属(たとえば、Auなど)からなる第2金属膜を形成する。第1金属膜は、第1導体層5aとなり、第2金属膜は、第2導体層5bとなる。
次に、焼結体基板を所望のサイズに切断する。これらの過程により、静電気保護素子1が得られる。
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る静電気保護素子1の実装構造について説明する。図3は、本実施形態に係る静電気保護素子の実装構造を示す模式図である。図3では、パッケージや封止樹脂などの図示を省略している。
LED11は、一対のリード13a,13bを有するリードフレーム13に実装されている。具体的には、LED11は、一方のリード13a上に載置されており、一方のリード13aに接着剤などにより固定されている。そして、LED11は、ワイヤ15で一対のリード13a,13bにそれぞれ接続されている。
静電気保護素子1も、リードフレーム13に実装されている。具体的には、静電気保護素子1は、他方のリード13bと導体部7とが対向するように他方のリード13b上に載置されており、導体部7と他方のリード13bとが導電ペースト17により接続され、固定されている。一方のリード13aと導体部5(第2導体層5b)とは、ワイヤ19で接続されている。したがって、図3に示された実装構造では、一対のリード13a,13bの間において、静電気保護素子1(バリスタ部3)がLED11に並列に接続されることとなる。
以上のように、本実施形態では、バリスタ部3がバリスタ特性を発現するので、LED11をESDから保護することができる。
本実施形態では、導体部7が、ZnOを主成分とする焼結体からなる。ZnOは、電子のバンド間遷移による光吸収波長が紫外線領域となり、可視光を透過する性質を有する。このため、静電気保護素子1がLED11と共にリードフレーム13に実装された場合でも、少なくとも一つの導体部7はLED11から発せられる光を吸収し難く、透過させる。
ZnOを主成分とする焼結体では、当該焼結体に入射した光は、ZnOの結晶粒の粒界で散乱される。本実施形態では、導体部7を構成する焼結体は、Coを実質的に含有しないことから、導体部7では、バリスタ部3に比して、ZnOの粒成長が促進され、ZnOの結晶粒が大きくなる。このため、導体部7では、ZnOの結晶粒の粒界が少なくなり、粒界での散乱が抑制される。ところで、バリスタ部3に含有されるCoは、ZnOの結晶粒内に固溶されて存在している。このように、CoはZnOの結晶粒に固溶されるため、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとを積層した状態で同時に焼成した場合でも、第1のグリーンシートに含有されたCoは、第2のグリーンシートに拡散し難い。
これらの結果、本実施形態によれば、静電気保護素子1がLED11と共にリードフレーム13に実装された場合でも、LED11の発光効率が低下するのを抑制することができる。導体部7を構成する焼結体は、Coを実質的に含有しないため、バリスタ特性が発現し難く、電気抵抗が低い。したがって、導体部7において、電極としての機能が阻害されることはない。
本実施形態では、導体部5が、金属からなる。これにより、導体部5へのワイヤボンデングが可能となる。
本実施形態では、導体部7の厚みが、バリスタ部3の厚みよりも大きく設定されている。これにより、導体部7をリードフレーム13(リード13b)に導電ペースト17を用いて接続する際に、バリスタ部3がリードフレーム13から物理的に離されることとなる。このため、導電ペースト17がバリスタ部3に付着し難くなり、導電ペースト17の付着によりバリスタ部3の機能が阻害されるのを防ぐことができる。この結果、LED11をESDから確実に保護することができる。
本実施形態では、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとが主成分をZnOであるため、シート積層体を焼成した際に、第1のグリーンシートからなる層の焼結体と第2のグリーンシートからなる層の焼結体とが剥がれてしまうことはなく、良好な焼結体基板を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
本実施形態では、導体部5は、金属からなっているが、導体部7と同じく、ZnOを主成分として含むと共に副成分としてCoを実質的に含有しない焼結体からなっていてもよい。この場合には、LED11の発光効率が低下するのをより一層抑制することができる。
本実施形態では、導体部5は、金属からなっているが、導体部7と同じく、ZnOを主成分として含むと共に副成分としてCoを実質的に含有しない焼結体からなっていてもよい。この場合には、LED11の発光効率が低下するのをより一層抑制することができる。
本実施形態では、導体部5は、第1導体層5aと第2導体層5bとの二層構造とされているが、これに限られない。導体部5は、金属からなる層の一層構造であってもよく、また、三層以上の層構造体であってもよい。
上述した静電気保護素子1の実装構造では、静電気保護素子1とLED11とをリードフレーム13に実装しているが、これに限られない。静電気保護素子1とLED11とを基板に実装してもよく、また、他の電子部品に実装してもよい。
1…静電気保護素子、3…バリスタ部、5,7…導体部、13…リードフレーム。

Claims (1)

  1. 一対のリードを有するリードフレームと、
    前記リードフレームに実装された発光ダイオードと、
    前記リードフレームに実装された静電気保護素子と、を備え、
    前記発光ダイオードは、前記一方のリードに載置され、前記一対のリードにワイヤでそれぞれ接続され、
    前記静電気保護素子は、
    ZnOを主成分とすると共に副成分としてCoを含有する焼結体からなるバリスタ部と、
    前記バリスタ部を挟んで配置された第一及び第二の導体部と、を備えており、
    前記第一の導体部が、ZnOを主成分とすると共に副成分としてCoを実質的に含有しない焼結体からなり、
    前記第二の導体部が、金属からなり、
    前記第一の導体部と前記他方のリードとが対向するように前記他方のリードに載置され、前記第一の導体部と前記他方のリードとが直接接続されると共に、前記第二の導体部と前記一方のリードとがワイヤで接続されており、
    前記バリスタ部が前記発光ダイオードに並列に接続され、
    前記第一の導体部と前記他方のリードとが、導電ペーストにより接続されており、
    前記第一の導体部の厚みが、前記バリスタ部の厚みよりも大きく設定されていることを特徴とする静電気保護素子の実装構造。
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