JP5347938B2 - 発光装置 - Google Patents
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Description
図1に示す本発明の発光装置は、貫通孔16を有するカソード電極18の両面に対向するように第1アノード電極32および第2アノード電極35が、それぞれスペーサ41、スペーサ43を介して設けられている。
図2では、第1アノード電極32、スペーサ41、カソード電極18、スペーサ43、第2アノード電極35は、この順序で重ね合わせられ、真空排気された発光容器(不図示)中に設置される。
第1ゲート電極21および第2ゲート電極22を備えた本発明の発光装置の一例について、図3に例示する。
本発明の発光装置で用いられているカソード電極は、電子放出源がパターニングして成膜されており電界が集中しやすく、優れた電子放出特性が期待できること、また個々のナノ炭素材料は基板の表面層によって保護されており、優れた耐久性が期待できる。よって、電界電子放出型ランプの発光特性並びに耐久性を向上させることが出来る。
まず、多層基板11の準備を行う(図4(a))。
本発明に用いられる多層基板11は、表面層12、触媒層13、背面層14、の少なくとも3層を有する。
例えば、(1)銅、鉄‐ニッケル合金、銅の各基板を張り合わせる方法、(2)銅板にニッケルめっきを施した上でニッケルの面を別の銅板に張り合わせる方法、(3)銅板とニッケル板を張り合わせた上でニッケル板の表面に樹脂層を形成する方法、などを用いても良い。
次に、多層基板11上に貫通孔16を形成し、貫通孔16の側面に触媒層13を露出させる。貫通孔16の形成は、エッチング、機械加工など公知のプロセスを適宜用いることによって行われる。
まず、表面層12の表面に所望のパターンでレジスト15を塗布する(図4(b))。
次に、パターン化されたレジスト15をマスクとしてエッチングを行い、基板11表面に貫通孔16を形成する(図4(c))。
次に、貫通孔16を形成した後、レジスト15を除去する(図1(d))。
例えば、図4(b)に示すように、側壁が垂直である形状の貫通孔16を形成してもよい。
また、図5(a)に示すように、側壁がテーパ形状の貫通孔16を形成してもよい。
また、図5(b)に示すように、触媒層の孔径が表面層の孔径および背面層の孔径より小さい貫通孔16を形成してもよい。触媒層の孔径が表面層の孔径および背面層の孔径より小さい貫通孔16を形成した場合、両面に対し、電子放出源より放出された電子が表面層および背面層に阻害されることを抑制することが出来、好適に電子放出を行なうことが出来る。
次に、貫通孔16の内部に露出させられた触媒層13の表面にナノ炭素材料17を成膜することでナノ炭素材料複合基板18を作製する(図1(e))。このとき、露出させられた触媒層13の表面にナノ炭素材料17が垂直配向するような合成方法を採用することが望ましい。
具体的には、(1)基板上に形成された触媒金属粒子上に化学気相蒸着(Chemical Vapor Deposition、CVD)を利用してカーボンナノチューブを配向成長させる方法、(2)有機液体中で遷移金属または遷移金属の酸化物からなる触媒を担持した基板を加熱してその基板上にカーボンナノチューブを合成する固液界面接触分解法、など、があげられる。
カソード電極18において電子放出源17は、貫通孔16の内部に露出させられた触媒層13の表面にのみ成膜されるため、触媒層13の両側に位置する表面層12および背面層14によって保護された構造となっている。このため、電子放出を行なうにあたり、衝撃やスパークなどから電子放出源17を保護することが出来る。
図7では、カソード電極18において貫通孔16を複数規則的に配列されて形成している。電子放出源17は貫通孔16内の触媒層13表面に形成されることから、貫通孔16を規則的に配列することで、電子放出源17を所望するパターンに沿って規則的に形成することが出来る。
12……表面層
13……触媒層
14……背面層
15……レジスト
16、16a、16b……貫通孔
17、17a、17b……電子放出源
18、18a、18b……カソード電極
21……第1ゲート電極
22……第2ゲート電極
23……開口部
31……第1アノード基板
32……第1アノード電極
33……第1蛍光体層
34……第2アノード基板
35……第2アノード電極
36……第2蛍光体層
41、42、43、44……スペーサ
51、52、53、54……外部電源
Claims (5)
- 電界電子放出型の発光装置において、
電子放出源を有するカソード電極と、
前記電子放出源から電界放出された電子により励起されて発光する蛍光体を有するアノード電極と、を備え、
前記カソード電極は、表面層、触媒層および背面層の層構造を有する多層基板に、前記表面層、前記触媒層および前記背面層を貫通する貫通孔を設け、前記貫通孔により露出された触媒層の表面に電子放出源を形成したカソード電極であり、
前記アノード電極は、第1アノード電極と第2アノード電極とを、前記カソード電極の前記貫通孔を介して対向するように配置されたアノード電極であること
を特徴とする発光装置。 - 更に、
前記カソード電極と第1アノード電極との間に形成され、前記貫通孔に対応する部位にゲート開口部を有する第1ゲート電極と、
前記カソード電極と第2アノード電極との間に形成され、前記貫通孔に対応する部位にゲート開口部を有する第2ゲート電極と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。 - 前記電子放出源は、前記触媒層の表面に対し垂直に配向されたナノ炭素材料よりなること
を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の発光装置。 - 前記表面層および前記背面層は絶縁体であること
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発光装置。 - 前記貫通孔は、触媒層の孔径が表面層の孔径および背面層の孔径より小さい貫通孔であること
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の発光装置。
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