JP5347788B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、データを表示する表示装置、表示方法、及びコンピュータシステムを表示装置として動作させることができる表示プログラムが格納されてなる表示プログラム記憶媒体に関し、表示速度が速く、操作が簡便で、診察内容の全体像が把握し易いデータ表示を行うことを課題とし、一覧表示画面で指定された記録データが1つであるか複数であるかによって、それぞれ、既に表示されている記録データから1つの指定データまでを所定順序で順次に連結して表示するジャンプ処理、あるいは、指定された複数の指定データを互いに連結して表示する連続表示処理を実行することが開示されている。
また、例えば、特許文献4には、表形式の情報の表示制御技術に関し、ユーザが選択した部分表示領域だけでなく、周囲の情報の判読も容易にすることを課題とし、表示の対象となる複数の部分表示領域から選択された一の部分表示領域を、縦軸方向及び横軸方向に所定の割合により拡大して表示し、拡大により変更された縦軸方向及び横軸方向の関係に従って、選択されていない他の部分表示領域を拡大または縮小し、他の部分表示領域を表形式に表示する際に、選択された一の部分表示領域に近い部分表示領域ほど、横軸方向の部分表示領域の幅を広くして表示することが開示されている。
本発明は、かかる課題を解決するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、文書に関する情報を抽出する文書情報抽出手段と、前記文書情報抽出手段によって抽出された文書に関する情報に基づいて、該文書について、第1の情報の軸と第2の情報の軸によって定まる表内のセルで表される座標を算出する座標算出手段と、前記座標算出手段によって算出されたセルの座標から前記表内の各セルまでの距離を算出する距離算出手段と、前記距離算出手段によって算出された各セルの距離に基づいて、前記セルの大きさに及ぼす影響度を算出する影響度算出手段と、前記影響度算出手段によって算出された影響度に基づいて、前記セルの大きさを算出するセル算出手段と、前記セル算出手段によって算出されたセル内に、前記文書を表す情報を表示する文書情報表示手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、コンピュータ・プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。また、管理という用語を用いるが、これは文脈に応じて、制御する、マネジメントする、制御又はマネジメントするためのデータを記憶するの意で用い、その役割又は動作をさす。
特に、本実施の形態においては、文書として、医療現場で用いられる文書(診療録、レントゲン写真、検査結果等)を例示して説明する。
医療現場で用いられる文書は、患者単位で管理されるのが一般的である。医療従事者がこれらの文書を診療で活用する場合に、特に、(1)文書群の中から目的とする文書を見つけられること、(2)文書登録状況から患者の状態やその変化を把握し得るようにすること、のために本実施の形態は、医療現場で用いられる文書に適用される。
文書リスト取得モジュール151は、患者・期間設定モジュール119、文書リスト管理モジュール153、文書DB160と接続されている。患者・期間設定モジュール119からの指示に基づいて、該当する文書を一意に識別する文書ID(IDentification)を文書DB160から抽出し、その抽出結果である文書リストを文書リスト管理モジュール153へ渡す。より詳細には、図17に例示するフローチャートを用いて後述する。
文書属性取得モジュール155は、文書リスト管理モジュール153、文書DB160と接続されている。文書リスト管理モジュール153から対象とする文書IDを受け取って、該当する文書に関する情報(例えば、文書属性)を文書DB160から抽出して、文書リスト管理モジュール153へ渡す。より詳細には、図18に例示するフローチャートを用いて後述する。
患者・期間設定モジュール119は、文書リスト取得モジュール151と接続されている。利用者の操作による指示又は予め定められた設定を受け取り、対象としている患者名(患者を一意に識別する患者ID等でもよい)、文書が発生(文書が文書DB160に登録されたこと、文書を作成したこと等を含む)した期間を文書リスト取得モジュール151へ渡す。
検索条件設定モジュール117は、操作検知モジュール111、影響度算出モジュール135、文書リスト管理モジュール153と接続されている。操作検知モジュール111から利用者の操作による指示を受け取り、検索条件を設定し、文書リスト管理モジュール153から受け取った文書リスト内から検索し、該当文書を強調表示するための再計算を影響度算出モジュール135へ指示する。
層表示モジュール113は、操作検知モジュール111、マトリクス管理モジュール137と接続されている。マトリクス管理モジュール137から受け取ったマトリクスのセルをディスプレイに表示する。
アイコン表示モジュール115は、操作検知モジュール111、影響度算出モジュール135、マトリクス管理モジュール137、文書リスト管理モジュール153と接続されている。マトリクス管理モジュール137から受け取ったマトリクスのセル内に、文書リスト管理モジュール153から受け取った該当文書を表す情報をディスプレイに表示する。また、影響度算出モジュール135によって算出された影響度に基づいて、検索条件設定モジュール117によって検索された文書を他の文書とは異なる形態で表示するようにしてもよい。
座標算出モジュール131は、距離算出モジュール133、文書リスト管理モジュール153と接続されている。文書リスト管理モジュール153によって抽出された文書に関する情報に基づいて、その文書について、第1の情報の軸と第2の情報の軸によって定まるマトリクス内のセルで表される座標を算出する。例えば、第1の情報の軸は、文書が発生した時間に関する軸であり、第2の情報の軸は、文書の種別に関する軸である。以下、第1の情報の軸を横軸、第2の情報の軸を縦軸として説明する。座標算出モジュール131は、例えば、文書の作成日時と文書種別に基づいて、表示設定(期間)から、マトリクス内の表示座標(セルの座標)を決定する。
影響度算出モジュール135は、アイコン表示モジュール115、検索条件設定モジュール117、距離算出モジュール133、マトリクス管理モジュール137と接続されている。距離算出モジュール133によって算出された各セルの距離に基づいて、そのセルの大きさに及ぼす影響度を算出する。また、距離算出モジュール133によって算出された距離とそのセルに含まれる文書の重みに基づいて算出するようにしてもよい。つまり、1つの文書がマトリクスの各セルに及ぼす影響を文書の重みと距離から算出する。なお、文書の重みとして、そのセルに含まれる文書の数、文書の重要度、利用者の指定等がある。
文書群表示領域200は、列方向に6月216、7月217、8月218、9月219を有し、行方向に外来関連文書221、検査レポート222を有している。例えば、セル231(検査レポート222と8月218とが交差したところ)に色がついているのは、この患者について検査レポートが8月に発生したことを示している。他の部分では、外来関連文書は6月から9月まで発生していないこと、検査レポートは8月以外には発生していないことを示している。
本実施の形態においては、このようなマトリクス(縦横のセルの集合)形式を変形させるものである。その制約条件として、時間の順序関係は保存し(本実施の形態では横軸)、文書種別を区別し得る(本実施の形態では縦軸)ものとする。そして、必要な部分に必要な表示領域(面積)を割り当てるようにするものである。そのために、マトリクスを変形して、いわゆる「地層型」の表現とする。つまり、行方向のセルの集合(同一文書種別)を「層」で表現し、縦軸は直線(時間順序は歪ませないが、その間隔は変化してもよい)となり、横軸は階段状(順序が逆転しない程度に歪ませる)になる。
表示対象の文書群を数1、数2の式に基づいて、影響度(w)を計算する。
この影響度に基づいて、セルの占める領域の広さを比例配分する。
なお以下では、文書群を含み、他のセルへの影響度を求める対象となるセルを「注目セル」と呼ぶことにする。
(1)注目セルから各セルまでの距離の算出(距離算出モジュール133の処理)
例えば、セルC3R3(図3に例示したマトリクス300では灰色のセル)からセルC1R2までの距離(いわゆるユークリッド距離)は、数3の式を用いる。図3は、セル間の距離を示すマトリクスの例(セルC3R3から各セルまでの距離を各セル内に示している)を示す説明図である。
例えば、セルC3R3(注目セル)によるセルC1R2の影響度は、数4(数1)の式を用いる。なお、Q(表示上の重み)は、数5(数2)を用いる。文書群内の文書数が予め定められた値よりも多い場合、又はその文書の重要度の和が予め定められた値よりも多い等の場合、Qは1よりも大とする。図4は、セルの影響度を示すマトリクスの例を示す説明図である。なお、Qを予め定められた値としてもよい。この場合、距離だけで各セルの影響度を算出したことになる。また、注目セルが複数ある場合は、前述の(2)の算出結果を重ね合わせる。なお、文書数による影響を回避するために平均値を採用するようにしてもよい。
図5は、セルの影響度を示すマトリクスの各列の合計の例を示す説明図である。列合計500は、図4に例示したマトリクス400の各列の合計である。例えば、C1列は数6の式を用いる。
例えば、列C1内でセルC1R2が占める空間の割合は数7の式を用いる。
図7は、セルの影響度を示すマトリクスの例を示す説明図である。このマトリクス700から各列で最大の値を有するセルを選択する。この選択は数8の式を用いる。この例では、各列の最大値はいずれも3行目(セルC1R3、セルC2R3、セルC3R3、セルC4R3)となっている。
注目セルを含む行のみ距離の算出を行い、列方向の距離はすべて既定値に設定するようにしてもよい。これにより、注目セルの影響度が上下方向のセルに対して一定となるため、上下方向のセルの高さが均一になる。
また、セル間の距離の最大値を設定できるようにしてもよい。これにより、最大値を超える距離にあるセルへの影響度が一定となるため、注目セルの影響度に応じたセルサイズの変化が注目セルの近傍に限定される。数11は、図10に例示するC3R3を注目セルとした場合のセルC1R1の距離の算出例である。Ddefはセルの距離の最大値を表している。
Ddefの値を変えることで文書の影響範囲を制御し得るようにするものである。また、Ddef=0の場合は、強調効果がなくなる。つまり、歪みのないマトリクスになる。
セルが小さすぎる/大きすぎることのないよう、セルの重みの最小値/最大値を制限してもよい。つまり、数12の式を用いる。
概要として、空白セルの領域を除いた残りの領域を、注目セル及び文書を含むセルで分割(比例配分)するものである。
以下のようなアルゴリズムで処理を行う。
Step1 Hmaxを表示領域の高さとする
Step2 重みが予め定められた値以下のセル(例:空白セル)の高さを既定値(He)とし、それらが列内で占める高さの合計HCを数13の式で求める。
Step4 数14の条件が成り立つならば、数15を各セルの重みに基づいて比例配分し、各Hdを算出する。なお、文書を含むセルの高さを合計すると表示領域の高さを超える場合は、各セルの高さを重みに基づいて調整する。
強調の度合いを強める(隣接セルへの影響を小さくする)ために、セルを統合してもよい。
図11は、「(3)の変形」によるセルの高さを算出する例を示す説明図である。図11(a)の例では、9つのセルを1つのセルに統合している。つまり、図11(b)の例では、9つのセル内の値を合計している。例えば、左上の3×3のセル群の合計は1であり、上中の3×3のセル群の合計は12である。そして、図11(d)の例では、その平均値をセルの重みとしている。例えば、左上に位置するセルでは、1/9=0.11であり、上中に位置するセルでは12/9=1.33である。
なお、図11(c)の例では、図11(a)の例に対して前述の算出例を用いた場合の結果を示すものである。つまり、図11(a)の例のマトリクス内の中ほどに位置する2行3列のマトリクスを抜き出したものである。
このときセル間の倍率は、図11(c)の例では、数17の式で求めるように3倍となり、図11(d)の例では、数18の式で求めるように12倍(0を除く)となる。
図12(a)の例は、文書群存在領域1231内に文書が集中しているため、他の層に比べて層が厚く(高く)表現されている。つまり、セルの高さ方向の長さが長くなっている。そして、横軸で示される時間順序は保存されている。また、層(同一の文書種別からなるセル群)は歪んでいる(セルの高さが隣等と異なっている)ことがわかる。なお、距離に応じて影響度が変化するので、文書がないセルであったとしても、近隣に大きなセルがあると相対的に(近隣に大きなセルがない場合と比較して)大きくなり、層を形成している。また、文書が存在しないセルは小さくなるが表示はされている。これによって、「文書が存在しない」ことを示している。なお、これを非表示にしてしまうと「文書が存在しないこと」に気付かないこととなってしまう。
図14(a)に示すセル1411は、1つのセルの例である。この領域内に図14(b)の例に示すように、セル1411b内に文書名欄1412、診療科欄1413、日付欄1414を有するテーブルを表示してもよいし、図14(c)の例に示すようにセル1411c内に、文書毎に、その文書のアイコン(内容を小さく示すサムネイル等であってもよい)、文書名、診療科、日付等を表示してもよい。
文書リストテーブル1510は、文書ID欄1511、文書名欄1512、文書種別欄1513、作成日時欄1514、属性欄1515を有しており、文書リスト取得モジュール151によって抽出されたデータである。1行に1つの文書を示している。また、さらに項目として患者ID等があってもよい。
文書ID欄1511は、その文書を一意に識別する文書IDを記憶する。
文書名欄1512は、その文書の文書名を記憶する。
文書種別欄1513は、その文書の種別を記憶する。前述の例では縦軸の分類に用いられる。
作成日時欄1514は、その文書が作成された日時を記憶する。前述の例では横軸の分類に用いられる。
属性欄1515は、属性へのポインタを記憶する。そのポインタを辿ることによって属性テーブル1520内の属性を得る。
属性名欄1521は、属性名を記憶する。
属性値欄1522は、その属性の値を記憶する。
文書テーブル1610は、文書ID欄1611、表欄1612を有している。
文書ID欄1611は、文書IDを記憶する。
表欄1612は、その文書に対して、座標算出モジュール131、距離算出モジュール133、影響度算出モジュール135による処理結果であるマトリクス(各セルの算出結果)へのポインタを記憶する。そのポインタを辿ることによって各マトリクス(図16では、マトリクス1621、1622、1623)を得る。そして、複数の文書がある場合は、これらのマトリクスの対応するセル内の値の和によって、重ね合わせマトリクス1630を生成する。
ステップS1702では、患者・期間設定モジュール119より患者IDであるPID、開始日であるBEGTIME、終了日であるENDTIMEを取得する。
ステップS1704では、文書DB160に問い合せる。つまり、属性にその患者IDがある文書であって、作成日時が開始日から終了日の間にあるものを検索する。
ステップS1706では、文書リスト管理モジュール153に問合せ結果を通知する。
例えば、ステップS1704での問い合せ例としてSQL(Structured Query Language)を示すと、以下のようになる。
select (管理データ)
from 文書DB
where pid=PID
and (date between BEGTIME
and ENDTIME)
ステップS1802では、文書IDを指定する。つまり、ステップS1706で文書リスト管理モジュール153が得た文書IDを文書属性取得モジュール155が受け取り、その中の文書IDを指定する。
ステップS1804では、文書DB160に問い合せる。
ステップS1806では、文書リスト管理モジュール153に問合せ結果を通知する。
例えば、ステップS1804での問い合せ例としてSQLを示すと、以下のようになる。
select (属性データ)
from 文書DB
where docid=文書ID
ステップS1902では、文書リスト取得モジュール151の問合せ結果を取得する。ステップS1706に対応する処理である。
ステップS1904では、変数Rに「最初の結果」を設定する。
ステップS1906では、すべての結果の処理が終了したか否かを判断する。終了した場合(ステップS1910で「次の結果」がなかった場合)は処理を終了し(ステップS1999)、それ以外の場合はステップS1908へ進む。
ステップS1908では、文書リスト管理データ(文書リストテーブル1510)に結果Rを挿入する。つまり、図15に示したデータ構造を生成する。
ステップS1910では、変数Rに「次の結果」を設定する。そして、ステップS1906へ戻る。
ステップS2002では、対象文書の作成日と種別を指定する。つまり、横軸の範囲と縦軸として並べる種別である。
ステップS2004では、変数GRIDに「ENDTIME−BEGTIME」を設定し、変数GRIDに「GRID/XCELLS」を設定し、変数DAYSに「DATE−BEGTIME」を設定し、変数Xに「CEILING(DAYS/GRID)」を設定する。なお、XCELLSとは、マトリクスの横方向の分割数である。
ステップS2006では、変数Yに「INDEX(文書種別)」を設定する。文書種別ごとに予め定められた番号を割り当てておき、Y座標として使う。例えば、IF文の組み合わせやハッシュ表で実現し得る。
ステップS2008では、対象文書のセル座標(X,Y)を出力する。
ステップS2102では、対象文書とそのセル座標(X,Y)を指定する。
ステップS2104では、対象文書に対応するマトリクスを作成する。
ステップS2106では、マトリクスのすべてのセルについて対象文書(X,Y)からの距離を算出する。距離計算方法自体は同じであるので予め定めた表を作成しておき、それを参照して実現してもよい。なお、算出とは計算の他に表を参照すること等を含む。
ステップS2108では、対象文書のマトリクスを影響度算出モジュール135へ出力する。
ステップS2202では、対象文書とそのセル座標(X,Y)を指定する。
ステップS2204では、対象文書に対応するマトリクスを取得する。距離算出モジュール133による図21に例示したフローチャート内のステップS2108に対応する。
ステップS2206では、マトリクスのすべてのセルについて影響度を算出する。
ステップS2208では、対象文書のマトリクスを出力する。
この処理は、マトリクスのすべてのセルに対して影響度を計算する。例えば、X方向とY方向の二重ループで計算することによって実現してもよい。
ステップS2302では、すべてのマトリクスを取得する。影響度算出モジュール135による図22に例示したフローチャート内のステップS2208に対応する。
ステップS2304では、変数Mに空のマトリクスを設定する。
ステップS2306では、変数mに次のマトリクスを設定する。
ステップS2308では、すべてのマトリクスの処理が終了したか否かを判断する。終了した場合はステップS2312へ進み、それ以外の場合はステップS2310へ進む。
ステップS2310では、変数Mに「M+m」を設定する。つまり、2つの重ね合わせ(各セルの値の和)を行う。そして、ステップS2306へ戻る。
ステップS2312では、重ね合わせマトリクスMを出力する。
ステップS2402では、重ね合わせマトリクスMを取得する。マトリクス管理モジュール137による図23に例示したフローチャート内のステップS2312に対応する。
ステップS2404では、最初の列に移動する。
ステップS2406では、最後の列か否かを判断する。最後の列の場合はステップS2414へ進み、それ以外の場合はステップS2408へ進む。
ステップS2408では、列ごとにセルの値を比例配分する。つまり、セルの高さを生成する。
ステップS2410では、列内のセルの最大値を求める。
ステップS2412では、次の列に移動する。そして、ステップS2406へ戻る。
ステップS2416では、最初の列に移動する。
ステップS2418では、最後の列か否かを判断する。最後の列の場合は処理を終了し(ステップS2499)、それ以外の場合はステップS2420へ進む。
ステップS2420では、幅と高さに応じてセルを表示する。
ステップS2422では、次の列に移動する。そして、ステップS2418へ戻る。
ステップS2502では、すべての文書を取得する。
ステップS2504では、変数Dに「最初の文書」を設定し、変数Mに「空のマトリクス」を設定する。
ステップS2506では、すべての文書の処理が終了したか否かを判断する。終了した場合はステップS2514へ進み、それ以外の場合はステップS2508へ進む。
ステップS2508では、変数CELに「Dの座標」を設定する。
ステップS2510では、Dの座標に基づいて、Mの対応するセルにDを追加する(ADD(M,CEL,D))。
ステップS2512では、変数Dに「次の文書」を設定する。そして、ステップS2506へ戻る。
ステップS2516では、すべてのセルの処理が終了したか否かを判断する。終了した場合は処理を終了し(ステップS2599)、それ以外の場合はステップS2518へ進む。
ステップS2518では、変数CELの文書を取り出す。つまり、変数DOCSにGET(M,CEL)の結果を設定する。
ステップS2520では、DOCSの文書を時間順に並べて表示する。なお、セルの大きさに合わせて文書アイコンのサイズを変更するようにしてもよい。
ステップS2522では、変数CELに「次のセル」を設定する。そして、ステップS2516へ戻る。
ステップS2602では、利用者の操作に応じて、対象オブジェクトを特定する。
ステップS2604では、対象が文書アイコンか否かを判断する。文書アイコンの場合はステップS2606へ進み、それ以外の場合(対象が層の場合)はステップS2612へ進む。
ステップS2606では、特定された対象文書の属性を取得する。
ステップS2608では、利用者の操作に応じて、属性を指定する。
ステップS2610では、指定属性を持つ文書を検索する。選択した文書の指定した属性と同じ属性を持つ文書を検索する例である。そして、ステップS2614へ進む。
ステップS2612では、特定された層に含まれる文書を検索する。つまり、同じ文書種別の文書を検索する。
ステップS2614では、検索結果である該当文書の重みを変更する。例えば、重みを高く変更した場合は、その文書が含まれているセルが大きくなる。そして、影響度算出モジュール135による処理が再度行われる。
なお、図27に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図27に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図27に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、数式を用いて説明したが、数式には、その数式と同等のものが含まれる。同等のものとは、その数式そのものの他に、最終的な結果に影響を及ぼさない程度の数式の変形、又は数式をアルゴリズミックな解法で解くこと等が含まれる。
前記実施の形態においては、図15、図16で示したデータ構造は、これらのデータ構造に限られず、他のデータ構造であってもよい。例えば、テーブル構造のものはリンク構造等であってもよい。また、データ項目は、これらに図示したものに限られず、他のデータ項目を有していてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
111…操作検知モジュール
113…層表示モジュール
115…アイコン表示モジュール
117…検索条件設定モジュール
119…患者・期間設定モジュール
130…視覚化表現実現モジュール
131…座標算出モジュール
133…距離算出モジュール
135…影響度算出モジュール
137…マトリクス管理モジュール
150…文書情報管理モジュール
151…文書リスト取得モジュール
153…文書リスト管理モジュール
155…文書属性取得モジュール
160…文書DB
Claims (7)
- 文書に関する情報を抽出する文書情報抽出手段と、
前記文書情報抽出手段によって抽出された文書に関する情報に基づいて、該文書について、第1の情報の軸と第2の情報の軸によって定まる表内のセルで表される座標を算出する座標算出手段と、
前記座標算出手段によって算出されたセルの座標から前記表内の各セルまでの距離を算出する距離算出手段と、
前記距離算出手段によって算出された各セルの距離に基づいて、前記セルの大きさに及ぼす影響度を算出する影響度算出手段と、
前記影響度算出手段によって算出された影響度に基づいて、前記セルの大きさを算出するセル算出手段と、
前記セル算出手段によって算出されたセル内に、前記文書を表す情報を表示する文書情報表示手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記影響度算出手段は、前記距離算出手段によって算出された距離と前記セルに含まれる文書の重みに基づいて算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記セル算出手段は、複数の文書ごとに前記影響度算出手段によって算出された影響度を合成して、該合成した影響度に基づいてセルの大きさを算出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記セル算出手段は、前記第2の軸方向に並ぶセルの前記第1の軸方向の長さを同じとするように、セルの前記第1の軸方向又は前記第2の軸方向の長さを算出する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第1の情報の軸は、文書が発生した時間に関する軸であり、前記第2の情報の軸は、文書の種別に関する軸である
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 利用者の操作に応じて、前記文書を検索する検索手段
をさらに具備し、
前記文書情報表示手段は、前記検索手段によって検索された文書を他の文書とは異なる形態で表示する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
文書に関する情報を抽出する文書情報抽出手段と、
前記文書情報抽出手段によって抽出された文書に関する情報に基づいて、該文書について、第1の情報の軸と第2の情報の軸によって定まる表内のセルで表される座標を算出する座標算出手段と、
前記座標算出手段によって算出されたセルの座標から前記表内の各セルまでの距離を算出する距離算出手段と、
前記距離算出手段によって算出された各セルの距離に基づいて、前記セルの大きさに及ぼす影響度を算出する影響度算出手段と、
前記影響度算出手段によって算出された影響度に基づいて、前記セルの大きさを算出するセル算出手段と、
前記セル算出手段によって算出されたセル内に、前記文書を表す情報を表示する文書情報表示手段
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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