JP5347318B2 - 基板接合装置及び基板接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板接合装置及び基板接合方法に関する。より詳細には、ウエハ等の基板を接合して、その状態を保持する装置及び方法に関する。
各々に素子および回路が形成された基板を積層した積層型の半導体装置がある(特許文献1参照)。積層型の半導体装置は、立体的な構造を形成することにより、素子面積を拡大することなく実効的に高い集積密度を有する。また、積層された基板相互の配線が短いので、動作速度の向上及び低消費電力化にも寄与する。
基板を貼り合わせる場合には、互いに平行に保持された一対の基板を、半導体回路の線幅精度で精密に位置合わせして積層した後、これを基板全体に加熱、加圧して接合させる。このため、一対の基板を位置合わせする位置決め装置(特許文献2参照)と、加熱加圧して接合を恒久的に保持する加熱加圧装置(特許文献3)とを組み合わせた接合装置が用いられる。
位置決め装置と加熱加圧装置を組み合わせた接合装置では、それぞれの装置の稼働時間が著しく異なる場合がある。即ち、位置決め装置では、位置決めが終了した基板を仮接合すれば処理が完了する。これに対して、加熱加圧装置は、例えば接合させる部位が金属バンプの場合、バンプ同士が溶融もしくは固相拡散してオーミックな接合が完了するまで動作を継続しなければならない。そこで、位置決め装置と、当該位置決め装置よりも多数の加熱加圧装置とを組み合わせて接合装置を形成し、装置の稼働効率を改善することが提案されている。
特開平11−261000号公報 特開2005−251972号公報 特開2007−114107号公報
しかしながら、多数の加熱加圧装置が同時に起動した場合、著しく大きな電力を要する場合がある。このため、複数の加熱加圧装置を組み合わせる場合には、容量の大きな電力源を用意しなければならず、設備コストの上昇が避けられなかった。
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の第1の形態として、積層される又は積層された基板の組を加熱および加圧して接合する基板接合装置であって、複数の前記組を加熱および加圧する複数の加熱加圧部と、前記複数の加熱加圧部のそれぞれに供給される電力を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記複数の加熱加圧部のうち少なくとも一つの加熱加圧部への電力の供給を、他の前記加熱加圧部への電力供給の開始時点と異なる時点で開始させる基板接合装置が提供される。
本発明の第2の形態として、積層される又は積層された基板を互いに接合すべく積層された前記基板の複数の組を、それぞれ前記基板の組を加熱および加圧するための複数の加熱加圧部に装填する段階と、前記複数の加熱加圧部のうち少なくとも一つの加熱加圧部への電力の供給を、他の前記加熱加圧部への電力供給の開始時点と異なる時点で開始させる電力供給段階と、を含むことを特徴とする基板接合方法が提供される。
なお、上記の発明の概要は、発明の全ての特徴を列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。以下に記載する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせ全てが発明の解決に必須であるとは限らない。
図1は、接合装置100の構造を模式的に示す平面図である。接合装置は、ケース101に収容されたウエハカセット部110、ウエハプリアラインメント部120、ホルダカセット130、ホルダプリアラインメント部140、加熱加圧部150、ハンドラ160、位置合わせ部170および制御部400を備える。
ウエハカセット部110は、ケース101に対して着脱自在な複数のウエハカセット112、114、116を含む。ウエハカセット114、116の各々は、接合される基板であるウエハ111を収容している。ウエハカセット114、116は、相互に異なる種類のウエハ111を収容してもよい。
また、ウエハカセット112、114、116のひとつ(本実施形態ではウエハカセット112)は、接合した後の製品を収容する。このようなウエハカセット112、114、116を用いて、接合装置100にウエハ111を装入し、また、搬出できる。ここで、ウエハ111は基板の一例である。
ホルダカセット130は、複数のウエハホルダ131を収容する。ウエハホルダ131は、接合装置100の内部で繰り返し使用されるので、接合装置100毎に一定数が用意されていれば足りる。
ウエハプリアラインメント部120は、ウエハ111のプリアラインメントを実行する領域を提供する。ホルダプリアラインメント部140は、ウエハホルダ131のプリアラインメントを実行する領域を提供する。
位置合わせ部170は、ケース172に収容されたアライナ300を含む。アライナ300は、互いに直交する3つの軸方向(X、Y、Z)及び該各軸周り方向(θx、θy、θz)に移動させることができる移動テーブル310を有する。なお、この接合装置100は、符号P、Qにより識別される一対の位置合わせ部170を備える。
加熱加圧部150は、気密なケース154を有する。加熱加圧部150も複数設けられ、この接合装置100では符号A〜Eにより識別される。
ハンドラ160は、走行ベース164、及び、搬送部である一対のロボットアームM、Nを有する。ロボットアームM,Nの各々は、それぞれ回転アーム166およびエンドエフェクタ168を有する。走行ベース164は、個別のガイドレール162に沿って走行する。回転アーム166は、関節を有して屈曲すると共に、走行ベース164上で回転する。
エンドエフェクタ168は、回転アーム166の先端に装着され、回転アーム166に対して回転すると共に、回転アーム166に対して進退もする。また、エンドエフェクタ168は、ウエハ111、ウエハホルダ131およびウエハ111を保持したウエハホルダ131を保持する機能を有する。更に、エンドエフェクタ168は、その長手方向の軸の周りに回転する。
これらの部材により、ハンドラ160は、接合装置100内のウエハカセット112、114、116、ウエハプリアラインメント部120、ホルダカセット130、ホルダプリアラインメント部140、加熱加圧部150、ハンドラ160および位置合わせ部170の各々に対して、ウエハ111およびウエハホルダ131を個別に搬入または搬出できる。また、エンドエフェクタ168の回転により、ウエハ111を裏返すこともできる。
制御部400は、加熱加圧部150、位置合わせ部170およびハンドラ160の動作を総合的に制御する。また、これらの動作に伴って消費される電力の供給も、制御部400が担う。
図2は、接合装置100が動作している状態を示す平面図である。図示の状態では、一方のロボットアームMが、ウエハカセット114から搬出したウエハ111をウエハプリアラインメント部120に搬入する。また、他方のロボットアームNは、ホルダカセット130から搬出したウエハホルダ131を、ホルダプリアラインメント部140に搬入する。
これにより、ウエハ111はロボットアームMに対して、ウエハホルダ131はロボットアームNに対して、それぞれプリアラインメントされる。従って、最終的なアラインメントにおいて指標となる画像(例えば、アラインメントマーク)が高精度顕微鏡の狭い視野に入る範囲に位置合わせされる。
更に、ホルダプリアラインメント部140においては、ウエハホルダ131に、ウエハ111を保持させる作業も実行される。即ち、ホルダカセット130から取り出してプリアラインメントされたウエハホルダ131に対して、ウエハカセット114から取り出してプリアラインメントされたウエハ111が搭載される。
これにより、後述する位置合わせ部170における位置合わせで補償できる範囲の精度で、ウエハホルダ131の所定の位置にウエハ111が保持される。これらの作業は、複数のウエハ111およびウエハホルダ131に対して順次実行される。
接合装置100の内部において、ウエハ111は、ウエハホルダ131に保持された状態で取り扱われる。ウエハホルダ131は、ウエハ111を保護すると共に、ウエハ111の位置合わせ等を実行する場合に、ウエハ111の位置を示す指標としても使用される場合がある。
図3は、接合装置100が動作している他の状態を示す平面図である。ホルダプリアラインメント部140においてウエハホルダ131に保持されたウエハ111は、ハンドラ160により搬出され、アライナ300に装填される。
アライナ300においては、移動テーブル310の上に、ウエハホルダ131を介してウエハ111が載置される。また、表裏を反転させて、移動テーブル310上のウエハ111に対向してもうひとつのウエハ111が固定される。
これら一対のウエハ111は、移動テーブル310を適宜移動させることにより、ウエハ111上の回路の配線幅に相当する精度で位置合わせして重ねられる。重ねられた一対のウエハ111は、ウエハ111同士の接合、ウエハホルダ131相互の固定等により位置合わせされた状態を維持する。
図4は、接合装置100が動作している更に他の状態を示す図である。位置合わせ部170において位置合わせされた一対のウエハ111およびウエハホルダ131は、加熱加圧部150に装填される。加熱加圧部150は、シャッタ152を有する。
ウエハ111およびウエハホルダ131が装填された加熱加圧部150は、ケース154の開口をシャッタ152により閉鎖して内部を減圧する。これにより、加熱中に生じるウエハ111の酸化雰囲気による劣化を防止する。
更に、加熱加圧部150において加熱および加圧することにより、位置合わせして積層された一対のウエハ111の接合を固定する。こうして接合を固定された積層ウエハ113は、ウエハホルダ131から取り外されて、搬出用のウエハカセット112に蓄積される。
図4に示した状態では、5基の加熱加圧部150のうち、Aは加熱および加圧を実行している。加熱加圧部150のBは、位置合わせして積層されたウエハ111およびウエハホルダ131を、一方のロボットアームNにより装填されつつある。一方、他方のロボットアームMは、既に、別のウエハ111をウエハプリアラインメント部120に向かって搬送しつつある。
このように、接合装置100においては、一対の位置合わせ部170およびふたつのロボットアームM、Nが個別に動作して、上記の一連の作業を順次実行すると共に、複数の作業を並行して実行できる。また、作業時間が相対的に短いウエハプリアラインメント部120およびホルダプリアラインメント部140に対して、作業時間が長い位置合わせ部170は一対設けられる。更に、作業時間が一層長い加熱加圧部150は5基設けられるので、各部の稼働効率が高い。
図5は、加熱加圧部150の概略を示す側面図である。図5に示す加熱加圧部150は、互いに対向して配された上プレス252および下プレス254、並びに、これらの内部に配されたヒータ232、234を有する。これら上プレス252および下プレス254は加圧部250の一例であり、ヒータ232、234は加熱部230の一例である。
上プレス252及び下プレス254は、互いに協働して両ウエハ111を加圧すべく互いに近接する方向に相対的に移動する。ヒータ232、234の熱により、上プレス252および下プレス254を所定の温度プロファイルが加熱されることにより、各ウエハホルダ131がそれぞれ加熱され、これにより、各ウエハ111がそれぞれ加熱される。上プレス252及び下プレス254から作用する圧力、及び、各ヒータ232、234からの熱により、各ウエハホルダ131に保持された各ウエハ111が互いに接合される。
図6は、制御部400の構造を模式的に示す図である。制御部400は、加圧部250の動作制御に関与する圧力プロファイル格納部410、圧力設定部420および加圧経過時間計測部432と、加熱部230の加熱に関与する温度プロファイル格納部450、温度設定部440および加熱経過時間計測部434とを含む。
圧力プロファイル格納部410は圧力プロファイルを格納する。圧力プロファイルは、加熱加圧部150に加圧を開始させてからの圧力と時間との関係を示す。圧力プロファイル格納部410を参照して、圧力プロファイルに従って加圧部250の動作を制御することにより、ウエハ111に衝撃を与えることなく、効率よくウエハ111を加圧できる。
圧力設定部420は、ウエハ111を接合する場合に加圧部250に求められる圧力を供給する。加圧部250により形態は異なるが、例えば、圧力源と加圧部250との連通または遮断を司るバルブ等で圧力設定部420を構成することができる。
温度プロファイル格納部450は温度プロファイルを格納する。温度プロファイルは、加熱加圧部150に加熱を実行させるべく供給する電力の大きさと供給を開始してからの時間との関係を示す。本実施例においては、温度プロファイル格納部450を参照して、温度プロファイルに従って加熱部230の動作を制御することにより、ウエハ111を効率よく加熱または冷却して熱構成性接着剤を硬化させることができる。また、ウエハ111に熱衝撃が加わることを防止できる。
温度設定部440は、ウエハ111を接合する場合に求められる温度を、加熱部230に設定する。具体的には、例えば、加熱部230に供給する電力量を制御して、加熱部230に所期の加熱を実行させる。
なお、位置合わせ部170における位置合わせ作業に要する時間は、ウエハ111自体の工作精度並びにウエハ111およびウエハホルダ131のプリアラインメントの精度に応じてばらつきがある。このため、加熱加圧部150に搬入されるタイミングは一様ではない。
そこで、AからEまでの5基の加熱加圧部150は、積層されたウエハ111が装入された場合に個別に動作を開始することが望ましい。このため、圧力設定部420および温度設定部440は、加熱加圧部150の各々に対して個別に電力および圧力を供給し、またはその供給を遮断する。また、圧力設定部420および温度設定部440は、加圧および加熱を開始した場合は、開始のタイミングに関わらず、一定の圧力プロファイル格納部410または温度プロファイル格納部450を参照して制御を実行する。
更に、制御部400は、複数の加熱加圧部150を識別する識別情報に対応付けて、複数の加熱加圧部150のそれぞれに電力の供給を開始してからの経過時間を計測する加熱経過時間計測部434を有し、温度設定部440は、加熱経過時間計測部434の計測結果に基づいて温度プロファイル格納部450に格納された温度プロファイルを参照することにより、加熱加圧部150の各々に加熱の電力を供給してもよい。
また、制御部400は、複数の加熱加圧部150を識別する識別情報に対応付けて、複数の加熱加圧部150のそれぞれに圧力の供給を開始してからの加圧経過時間を計測する加圧経過時間計測部432をさらに有し、圧力設定部420は、加圧経過時間計測部432の計測結果に基づいて圧力プロファイル格納部410に格納された圧力プロファイルを参照することにより、加熱加圧部150の各々に加圧を開始させてもよい。これにより、加圧開始のタイミングによらず、圧力プロファイルを使用して正確に加圧できる。
図7は、加熱加圧部150において生じる電力ピークを説明するグラフである。なお、以下の説明は、制御部400による加熱部230への電力供給に着目して説明する。
この実施例に係る接合装置100は、前記したように、図示の例では、一対の位置合わせ部170と一対のロボットアームM、Nを備える。このため、各ロボットアームM,Nがそれぞれ5つの加熱加圧部150のうち2つの加熱加圧部150に略同時にウエハ111およびウエハホルダ131を搬入する場合がある。このような場合、各加熱加圧部150にウエハ111及びウエハホルダ131が搬入された時点から電力が供給される時点までの時間が固定されている場合には、2つの加熱加圧部150が略同時に動作を開始することがあり得る。
ここで、電力供給が開始されて抵抗熱を発生する加熱部230の各々には、電力供給の開始当初に大きな突入電流が流れ、曲線A、Bに示すように、各加熱加圧部150に電力ピークPが生じる。このような電力ピークPが、2つの加熱加圧部150に同時に生じた場合、図中に太い曲線Tで示すように、総合的な消費電力に著しく大きな電力ピークPが生じる。
図8は、温度設定部440に対する制御部400の制御を説明する図である。制御部400は、各ロボットアームM,Nがそれぞれ5つの加熱加圧部150のうち2つの加熱加圧部150に略同時にウエハ111およびウエハホルダ131を搬入した場合に、2つの加熱加圧部150のうち一方の加熱加圧部150への電力の供給を、他方の加熱加圧部150への電力供給の開始時点と異なる時点で開始する。図示の例では、制御部400は、前記一方の加熱加圧部150へのウエハ111及びウエハホルダ131の搬入時点から電力供給開始時点までの時間を、前記他方の加熱加圧部150における前記時間よりも遅延させる。
これにより、2つの加熱加圧部150に対して電力供給が開始される時点が時間的にずれるので、曲線A、Bで示す加熱加圧部150の各々において生じる電力ピークPは、異なるタイミングで発生する。従って、図中に太い曲線Tで示すように、総合的な消費電力生じる電力ピークPが極端に高くなることが防止される。
制御部400の制御によって温度設定部440から前記一方の加熱加圧部150への電力の供給開始時間を遅延させるとき、温度設定部440は、電力の供給を開始する時間を遅延させない場合に参照する温度プロファイルと同じ温度プロファイルを参照して、加熱加圧部150に電力を供給してもよい。
また、各ロボットアームM,Nによる各加熱加圧部150へのウエハ111およびウエハホルダ131の搬入がほぼ同時ではなく時間的にずれて行われた場合、各加熱加圧部150へのウエハ111及びウエハホルダ131の搬入時点から電力供給開始時点までの時間を所定の時間に固定することができる。
なお、温度設定部440による加熱部230への電力供給を例に挙げて説明した。しかしながら、制御部400の制御の対象は電力供給に限定されない。例えば、圧力設定部420による加圧部250への圧力供給についても、同様に、一部の加熱加圧部150に対する駆動開始のタイミングを遅らせて、圧力源の圧力低下のピーク重畳を抑制できる。
このように、制御部400は、いずれかの加熱加圧部150に対して加熱のための電力の供給を開始する時間を遅延する場合に、当該加熱加圧部150による加圧を開始する時間も他の加熱加圧部150による加圧の開始時間よりも遅延させてもよい。
また、圧力設定部420は、加圧を開始する時間を遅延する場合も、該時間を遅延させない場合に参照する圧力プロファイルと同じ圧力プロファイルを圧力プロファイル格納部410から参照して、加熱加圧部150に圧力を供給してもよい。これにより、少ないリソースで多くの加熱加圧部150を効率よく制御できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。また、上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。更に、その様な変更または改良を加えた形態も発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施例では、複数の加熱加圧部150のうち2つの加熱加圧部150に2つのロボットアームM,Nによってウエハ111及びウエハホルダ131がほぼ同時に搬送された場合に、2つの加熱加圧部150の一方の加熱加圧部150へのウエハ111及びウエハホルダ131の搬入時点から温度設定部440による電力供給開始時点までの時間を、他方の加熱加圧部150における前記時間よりも遅延させることによって、前記2つの加熱加圧部150への電力供給の開始時点を時間的に互いにずらす例を示した。
これに代えて、前記2つの加熱加圧部150への電力供給の開始時点を時間的にずらすことを目的として、各ロボットアームM,Nによる各加熱加圧部150への搬入の時点を互いにずらすことができる。この場合、制御部400は、各ロボットアームM,Nのうち例えば一方のロボットアームMによる加熱加圧部150へのウエハ111及びウエハホルダ131の搬入を、他方のロボットアームNによる加熱加圧部150への前記搬入時点と異なる時点で行わせる。
このとき、各加熱加圧部150への前記搬入時点から前記電気供給時点までの時間が一定である場合には、各ロボットアームM,Nによる前記搬入時点を時間的にずらすことにより、ウエハ111及びウエハホルダ131が搬入された2つの加熱加圧部150への電気供給時点が互いにずれる。これにより、総合的な消費電力生じる電力ピークPが極端に高くなることが防止される。
また、各ロボットアームM,Nによる前記搬入時点を互いにずらす場合において、前記一方の加熱加圧部150への前記搬入時点から前記電力供給開始時点までの時間を、制御部400の制御下で、他方の加熱加圧部150における前記時間よりも遅延させることができる。
なお、本実施例では、ハンドラ160が、一対のロボットアームM、Nを有する例を示したが、これに代えて、3つ以上のロボットアームを有するハンドラに当該発明を適用することができる。この場合、制御部400は、各ロボットアームによる各加熱加圧部150へのウエハ111及びウエハホルダ131の搬入がほぼ同時に行われた場合、各加熱加圧部150のうち少なくとも一つの加熱加圧部150への電力の供給を、他の各加熱加圧部150への電力供給の開始時点と異なる時点で開始させる。これにより、各加熱加圧部150への電力供給の開始時点をそれぞれ時間的にずらすことができる。
また、この場合、制御部400は、複数のロボットアームのうち少なくとも一つの該ロボットアームによる加熱加圧部150への搬入を、他の各ロボットアームによる搬入時点と異なる時点で行わせる。これにより、各加熱加圧部150への電力供給の開始時点をそれぞれ時間的にずらすことができる。
なお、上記実施形態においては、ウエハ111の組を接合する接合装置100を説明したが、接合装置100の例はこれに限られない。他の接合装置100の例として個別のチップをボンディングするチップボンダーが挙げられる。
接合装置100の構造を模式的に示す平面図である。 接合装置100が動作している状態を示す平面図である。 接合装置100が動作している他の状態を示す平面図である。 接合装置100が動作している更に他の状態を示す図である。 加熱加圧部150の構造を示す縦断面図である。 加熱加圧部150の制御部400の構造を模式的に示す図である。 加熱加圧部150において生じる電力ピークを説明するグラフである。 温度設定部440に対する制御部400の制御を説明する図である。
符号の説明
100 接合装置、101、154、172 ケース、110 ウエハカセット部、111 ウエハ、112、114、116 ウエハカセット、113 積層ウエハ、120 ウエハプリアラインメント部、130 ホルダカセット、131 ウエハホルダ、140 ホルダプリアラインメント部、150 加熱加圧部、152 シャッタ、160 ハンドラ、162 ガイドレール、164 走行ベース、166 回転アーム、168 エンドエフェクタ、170 位置合わせ部、230 加熱部、232 ヒータ、234 ヒータ、250 加圧部、252 上プレス、254 下プレス、300 アライナ、310 移動テーブル、400 制御部、410 圧力プロファイル格納部、420 圧力設定部、432 加圧経過時間計測部、434 加熱経過時間計測部、440 温度設定部、450 温度プロファイル格納部

Claims (12)

  1. 複数の基板を接合すべく加熱する複数の加熱部と、
    前記複数の加熱部に供給される電力を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の加熱部のうち少なくとも二つに前記基板の組がほぼ同時に装填されたとき、前記組が装填された前記複数の加熱部のうち少なくとも一つの前記加熱部に供給される電力のピークが他の前記加熱部に供給される電力のピークと異なる時点で発生するように、前記少なくとも一つの加熱部への電力供給を制御する基板接合装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の加熱部のうち少なくとも一つの加熱部への電力の供給を、他の前記加熱部への電力供給の開始時点と異なる時点で開始させる請求項1に記載の基板接合装置。
  3. 前記制御部は、前記組が装填された前記複数の加熱部のうち少なくとも一つの該加熱部への前記組の装填時点から電力供給の開始時点までの時間を遅延させることを特徴とする請求項2に記載の基板接合装置。
  4. 前記制御部は、前記加熱部のひとつに供給する電力の大きさと電力の供給を開始してからの経過時間との関係を示す温度プロファイルを格納する温度プロファイル格納部、および、前記温度プロファイル格納部に格納された前記温度プロファイルを参照して前記加熱部に電力を供給して前記加熱部の温度を設定する温度設定部を有し、
    前記温度設定部は、電力の供給を開始する時間を遅延する場合も、該時間を遅延させない場合に参照する前記温度プロファイルと同じ温度プロファイルを参照して、前記加熱部に電力を供給する請求項3に記載の基板接合装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の加熱部を識別する識別情報に対応付けて、前記複数の加熱部のそれぞれに電力の供給を開始してからの経過時間を計測する加熱経過時間計測部をさらに有し、
    前記温度設定部は、前記経過時間計測部の計測結果に基づいて前記温度プロファイル格納部に格納された前記温度プロファイルを参照することにより、前記加熱部の各々に加熱のための電力を供給する請求項4に記載の基板接合装置。
  6. 前記複数の基板の組を加圧する複数の加圧部を備え、
    前記制御部は、いずれかの前記加熱部に対して電力の供給を開始する時間を遅延させる場合に、前記加圧部による加圧を開始する時間も他の前記加圧部による加圧の開始時間よりも遅延させる請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の基板接合装置。
  7. 前記制御部は、前記加圧部に加圧を開始させてからの時間との関係を示す圧力プロファイルを格納する圧力プロファイル格納部、および、前記圧力プロファイル格納部に格納された前記圧力プロファイルを参照して前記加圧部による加圧の圧力を設定する圧力設定部を有し、
    前記圧力設定部は、加圧を開始する時間を遅延する場合も、該時間を遅延させない場合に参照する前記圧力プロファイルと同じ圧力プロファイルを参照して、前記加圧部に加圧を開始させる請求項6に記載の基板接合装置。
  8. 前記制御部は、前記複数の加圧部を識別する識別情報に対応付けて、前記複数の加圧部のそれぞれに加圧を開始してからの経過時間を計測する加圧経過時間計測部をさらに有し、
    前記圧力設定部は、前記経過時間計測部の計測結果に基づいて前記圧力プロファイル格納部に格納された前記圧力プロファイルを参照することにより、前記加圧部の各々に加圧を開始させる請求項7に記載の基板接合装置。
  9. 積層される又は積層された複数の基板を加圧して接合する基板接合装置であって、
    前記複数の基板を加圧する複数の加圧部と、
    前記複数の加圧部に供給される電力を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の加圧部のうち少なくとも二つに前記基板の組がほぼ同時に装填されたとき、前記組が装填された前記複数の加圧部のうち少なくとも一つの前記加圧部に供給される電力のピークが他の前記加圧部に供給される電力のピークと異なる時点で発生するように、前記少なくとも一つの加圧部への電力供給を制御する基板接合装置。
  10. 積層される又は積層された基板を互いに接合すべく積層された前記基板の複数の組を、それぞれ前記基板の組を加熱するための複数の加熱部に装填する段階と、
    前記複数の加熱部のうち少なくとも二つに前記基板の組がほぼ同時に装填されたとき、前記組が装填された前記複数の加熱部のうち少なくとも一つの前記加熱部に供給される電力のピークが他の前記加熱部に供給される電力のピークと異なる時点で発生するように、前記少なくとも一つの加熱部に電力供給する電力供給段階とを含むことを特徴とする基板接合方法。
  11. 前記電力供給段階では、前記複数の加熱部のうち少なくとも一つの加熱部への電力の供給を、他の前記加熱部への電力供給の開始時点と異なる時点で開始させることを特徴とする請求項10に記載の基板接合方法。
  12. 前記電力供給段階では、前記組が装填された前記複数の加熱部のうち少なくとも一つの該加熱部への前記組の装填時点から電力供給の開始時点までの時間を遅延させることを特徴とする請求項11に記載の基板接合方法。
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