JP5344613B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技機に関し、詳しくは、遊技媒体の貯留及び払い出しを行うためのホッパー装置を備え、このホッパー装置と、電源装置や制御装置等の電子機器との電気的な接続及び解除が、ホッパー装置の着脱に伴って行われる遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、たとえばスロットマシンとしては、遊技媒体としての遊技メダルの貯留及び払い出しを行うためのホッパー装置が、筐体内に着脱可能に配設されるものが知られている。また、このようなスロットマシンにおいては、ホッパー装置と、筐体内に設けられる電源装置や制御装置等の電子機器とを、いわゆるドロワーコネクターを用いて電気的に接続するものが知られている。
具体的には、ドロワーコネクターは、ホッパー装置の背面に設けられたホッパー側コネクターと、筐体の背板に筐体側コネクターとから構成されている。また、筐体側コネクターは、接続コードにより、スロットマシンの筐体内に設けられる電源装置や制御装置等の電子機器と接続されている。そして、ホッパー側コネクターと筐体側コネクターとが嵌合することにより、電源装置からホッパー装置に電力を供給したり、制御装置からホッパー装置に制御信号等を送信したりすることが可能な電気的に接続された状態となるように形成されている。
そして、ホッパー装置をスロットマシンの筐体内に配設するにあたり、このホッパー装置を筐体の正面開口から筐体内部の特定位置まで押し込むことで、これに伴ってホッパー側コネクターと筐体側コネクターとが嵌合するように形成されている。すなわち、このドロワーコネクターを用いることで、作業者が両コネクターを接続するという作業を行うことなく、ホッパー装置の配設と同時に、両コネクターが嵌合して電気的な接続も行われることとなっている。
一方、ホッパー装置を特定位置から引き出すと、これに伴ってホッパー側コネクターと筐体側コネクターとの嵌合が解除されるように形成されている。すなわち、作業者が両コネクターの接続を取外すという作業を行うことなく、ホッパー装置の取り出しと同時に、両コネクターの嵌合が解除されて電気的な接続も解除されることとなっている。
このようなスロットマシンは、たとえば下記の特許文献1に開示されている。
特開2007−267887号公報
上述のようなスロットマシンにおいては、たとえば、遊技者により遊技が行われているときに、遊技メダルが1枚も貯留されていないにもかかわらず、所定の役に当選し遊技メダルの払い出しが行われることとなった場合には、いわゆるメダル切れ状態となり、ホッパー装置の上方に開口する投入開口から遊技メダルを補給する必要がある。
ここで、遊技者により遊技が行われているとき、いわゆるホールの営業中においては、ホッパー装置が電気的に接続された状態で、電源がONとなって電力が供給されている。すなわち、ホッパー装置は、上述のように、ホッパー側コネクターと筐体側コネクターとが嵌合することとなる特定位置まで押し込まれていることとなる。
しかし、上述のようなスロットマシンでは、ホッパー装置が特定位置まで押し込まれた状態において、ホッパー装置の上方にメインの遊技において使用される複数の回転リールを備えたリールユニットが位置しているのが一般的である。そのため、この状態のままでは、リールユニットがホッパー装置の投入開口の上方に位置することとなり、遊技メダルの補給が困難となる。
したがって、遊技メダルを補給するときは、ホッパー装置の投入開口をリールユニットよりも手前側に表出させるべく、ホッパー装置を特定位置から筐体の正面開口へ引き出さなければならない。
ここで、ホッパー装置を作動させるための電力が供給されている状態、すなわち電源がONとなったままの状態で、ホッパー側コネクターと筐体側コネクターとの嵌合を解除するのは、ホッパー装置を構成するモーターその他の電子部品等にダメージを与えることとなり、故障や異常の原因となる。
そのため、遊技メダルの補給を行う際にも、電源をOFFとした後にホッパー装置を特定位置から引き出すべきなのであるが、遊技メダルの補給作業中は遊技者に遊技を中断させることとなるため、なるべく短時間で補給を行おうとする結果、電源をOFFとすることなく、ホッパー装置が引き出されてしまうことがほとんどである。これにより、ホッパー装置の故障や異常が発生しやすいという問題が生じていた。
そこで、下記の発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは次の点にある。
すなわち、第1又は第2の発明は、上記事情によりなされたものであり、筐体内部への配設と同時に電気的な接続が行われるホッパー装置に遊技媒体を補給するときに、電子部品等に電気的なダメージが与えられることを防止しつつ、遊技媒体の補給作業における作業効率を向上させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
また、第3の発明は、上記第1の発明の目的に加え、遊技媒体の補給をより効率的に行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
下記の発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
第1の発明は、正面側に開口20aを有する筐体20と、遊技媒体を貯留可能な貯留部27a及び貯留部27aへ遊技媒体を投入可能な投入開口27bを有し、かつ筐体20内部の特定位置に着脱可能に配設されるホッパー装置27と、を備え、ホッパー装置27には、電気的な接続を行うためのホッパー側コネクター71が設けられ、筐体20内部には、ホッパー装置27を筐体20の開口20aから特定位置まで案内するためのガイド部80と、ホッパー側コネクター71と嵌合することで電気的に接続される筐体側コネクター61とが設けられ、ホッパー装置27がガイド部80に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合する遊技機において、筐体20内部には、筐体側コネクター61を筐体20の正面側へ向けて案内するためのコネクターガイド部90が設けられているとともに、筐体側コネクター61は、ホッパー側コネクター71と嵌合したまま、ホッパー装置27が特定位置から当該ホッパー装置27の投入開口27bが筐体20の開口20aよりも手前側に表出して遊技媒体を投入開口27bから投入可能となる遊技媒体投入可能位置に到達するまで、コネクターガイド部90に案内されて移動可能であり、かつホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動するとホッパー側コネクター71との嵌合が解除されるように形成されており、筐体20内部には、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動することを阻止可能な移動阻止手段100が設けられていることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシンなどが挙げられる。
筐体20は、その内部に、遊技におけるメインの装置であるリールユニット21や、遊技媒体(たとえば、遊技メダル等)の貯留、払い出しを行うための装置であるホッパー装置27等の構成部品や装置等を収納可能な箱体であって、正面側に開口20aを有するものである。
またここで、「正面側」とは、遊技機から見て、遊技を行う遊技者が位置する方向を意味するものである。具体的には、遊技機の前面の前で遊技機の方向に顔を向けている遊技者から見た場合の、奥から手前への方向、すなわち、遊技機の奥から前面へ向かう方向を意味する。なお、「手前側」も「正面側」と同意である。
ホッパー装置27は、遊技媒体(たとえば、遊技メダル等)を貯留するとともに、所定の役に入賞する等の条件を満たすことにより遊技媒体を払い出すための装置であって、筐体20内部の特定位置に着脱可能に配設されるものである。また、ホッパー装置27は、遊技媒体を貯留可能な貯留部27aと、貯留部27aへ遊技媒体を投入可能な投入開口27bとを有している。
具体的には、ホッパー装置27は、上方に開口するバケット状部材を備えることができる。すなわち、ホッパー装置27がバケット状部材を備える場合には、バケット状部材の内部空間が前記貯留部27aに相当し、上方に開口する開口部が前記投入開口27bに相当する。
なお、ホッパー装置27は、これらの構成のみならず、たとえば、遊技媒体を筐体20外部へ払い出すための遊技媒体払出通路、貯留部27aに貯留されている遊技媒体を1個ずつ遊技媒体払出通路へ送るための回転ディスク、回転ディスクを回転駆動させるためのモーター等を備える。
ホッパー側コネクター71は、電気的な接続を行うためのものであり、ホッパー装置27に設けられている。このホッパー側コネクター71は、所定のケーブルや基板等により、ホッパー装置27内に設けられるモーター等の電子部品と接続されている。
また、筐体側コネクター61は、ホッパー側コネクター71と嵌合することで電気的に接続されるものであり、筐体20の内部に設けられている。この筐体側コネクター61は、所定のケーブルや基板等により、筐体20内に設けられる電源装置28や制御基板等と接続されている。
そして、上述の如く、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合することにより、両者が電気的に接続されることとなる。すなわち、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合すると、筐体側コネクター61に接続されている電源装置28や制御基板等と、ホッパー側コネクター71に接続されているホッパー装置27内の電子部品等とが導通することとなる。これにより、電源装置28がON状態となると、ホッパー装置27に対しても電力を供給でき、また、制御基板から遊技媒体を払い出す旨等の制御信号が出力されると、ホッパー装置27が当該制御信号を受信できることとなる。
また、ホッパー側コネクター71及び筐体側コネクター61の嵌合は、たとえば、ホッパー側コネクター71に電気的な接続を行うための接続端子64を設けるとともに、筐体側コネクター61に接続端子64を差込可能な差込穴72を設け、ホッパー側コネクター71の接続端子64を筐体側コネクター61の差込穴72に差し込むことで行うことができる。また反対に、ホッパー側コネクター71に差込穴72を設けるとともに、筐体側コネクター61に接続端子64を設けてもよい。
ガイド部80は、ホッパー装置27を筐体20の開口20aから特定位置まで案内するためのものである。換言すれば、ホッパー装置27は、このガイド部80に案内されて、筐体20の開口20aから特定位置(すなわち、ホッパー装置27が配設される位置)まで移動可能に形成されている。
また、ガイド部80の構成については特に限定されるものではない。
たとえば、ガイド部80は、筐体20の底板に所定の間隔をおいて対向して配置される、一対のレール81とすることができる。そして、ホッパー装置27の両側にはそれぞれ、レール81に沿って移動可能な移動部材(たとえば、レール81を摺動可能な案内片や、レール81を回転可能なローラー等)を設ける。これにより、両側部のそれぞれに設けられた移動部材が前記一対のレール81に沿って移動することで、ホッパー装置27が移動可能となる。すなわち、ホッパー装置27は、この一対のレール81に案内されて移動できることとなる。
そして、ガイド部80を上述のような構成とした場合には、ホッパー装置27は筐体20の底板上に配設されることとなる。
なお、ホッパー装置27は、筐体20の底板上に配設するのではなく、たとえば、筐体20の内部空間の高さ位置略中央付近に筐体20の両側板に渡る中板を設けて、この中板に吊り下げられたような状態で配設することもできる。この場合には、上述のようなガイド部80を中板の下面に形成することができる。
そして、本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27がガイド部80に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合するように形成されている。これにより、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との接続を別途行うことなく、ホッパー装置27をガイド部80の案内により特定位置まで移動させるのみで、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合し、電気的に接続されることとなる。
具体的には、たとえば、ホッパー装置27がガイド部80に案内されて移動可能な状態において、ホッパー側コネクター71及び筐体側コネクター61の一方に設けられた接続端子と、他方に設けられた差込穴とが対向するように、両コネクターを形成することができる。このように形成することで、ホッパー装置27がガイド部80に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合することとなる。
コネクターガイド部90は、筐体側コネクター61を筐体20の正面側へ向けて案内するためのものであり、筐体20内部に設けられている。換言すれば、筐体側コネクター61は、このコネクターガイド部90に案内されて、筐体20の正面側へ向けて移動可能に形成されている。
また、コネクターガイド部90の構成については、特に限定されるものではなく、上述のガイド部80と同様に、たとえば、レールや凹溝とすることができる。
また、本発明に係る遊技機では、筐体側コネクター61は、ホッパー側コネクター71と嵌合したまま、ホッパー装置27が特定位置から当該ホッパー装置27の投入開口27bが筐体20の開口20aよりも手前側に表出して遊技媒体を投入開口27bから投入可能となる遊技媒体投入可能位置に到達するまで、コネクターガイド部90に案内されて移動可能に形成されている。
すなわち、本発明に係る遊技機では、ガイド部80による案内に従ってホッパー装置27を筐体20の開口20aから特定位置まで移動させる(すなわち、ホッパー装置27をガイド部80による案内に従って筐体20の開口20aから筐体20の内部へ押し込む)と、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合する。そして、この状態から、ガイド部80による案内に従ってホッパー装置27を筐体20の正面側へ移動させる(すなわち、ガイド部80による案内に従ってホッパー装置27を筐体20の正面側へ引き出す)と、筐体側コネクター61は、ホッパー側コネクター71と嵌合したまま、コネクターガイド部90に案内されて、筐体20の正面方向へ移動する。そして、筐体側コネクター61は、ホッパー側コネクター71と嵌合したまま、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまで移動可能となっている。
換言すれば、本発明に係る遊技機では、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合して電気的に接続された状態のまま、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置まで移動可能となっている。
ここで、遊技媒体投入可能位置とは、ホッパー装置27の投入開口27bが筐体20の開口20aよりも手前側に表出して遊技媒体を投入開口27bから投入可能となる位置である。
すなわち、ホッパー装置27が特定位置から遊技媒体投入可能位置に到達すると、ホッパー装置27の投入開口27bが筐体20の開口20aよりも手前側に位置することとなり、この投入開口27bから遊技媒体を投入できることとなる。
換言すれば、この遊技機においては、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりも筐体20の奥側に位置している状態(すなわち、ホッパー装置27が特定位置と遊技媒体投入可能位置との間に位置している状態)では、ホッパー装置27の投入開口27bは筐体20の開口20aよりも奥側に位置することとなるため、遊技媒体を投入開口27bから投入できないようになっている。
さらに、本発明に係る遊技機では、筐体側コネクター61は、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動するとホッパー側コネクター71との嵌合が解除されるように形成されている。
すなわち、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまでは、筐体側コネクター61は、ホッパー側コネクター71とが嵌合したまま移動可能となっているが、これよりも手前側には移動できないように形成されている。よって、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に引き出そうとすると、ホッパー装置27のみが移動して筐体側コネクター61がホッパー側コネクター71から引き抜かれるため、筐体側コネクター61とホッパー側コネクター71との嵌合が解除されることとなる。
換言すれば、本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動すると、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されることとなる。
移動阻止手段100は、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動することを阻止可能なものであり、筐体20内部に設けられている。
すなわち、ガイド部80の案内に従って、ホッパー装置27を特定位置から筐体20の正面側へ移動させる場合、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達すると、ホッパー装置27がこの位置よりも手前側へ移動することを移動阻止手段100が阻止する。したがって、ホッパー装置27は、遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側には移動できないこととなる。
なお、移動阻止手段100は、ホッパー装置27の移動を阻止する第1の状態と、ホッパー装置27の移動を阻止しない第2の状態との間で可動できるように形成することができる。すなわち、移動阻止手段100が第1の状態にあるときは、ホッパー装置27の移動が阻止されるものの、移動阻止手段100が第2の状態にあるときは、ホッパー装置27の移動が阻止されないこととなる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27がガイド部80に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合する。すなわち、本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27の筐体20内部への配設、及び、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との接続を別個の作業として行うことなく、ホッパー装置27をガイド部80の案内により特定位置まで移動して、当該特定位置に配設させるのみでホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合し、電気的に接続される。そしてこれにより、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等とが電気的に接続されることとなる。
また、特定位置にホッパー装置27が配設されている状態から、ガイド部80による案内に従って、ホッパー装置27を筐体20の正面方向へ引き出すと、筐体側コネクター61は、ホッパー側コネクター71と嵌合したまま、コネクターガイド部90に案内されて、筐体20の正面方向へ移動する。
この後、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達すると、移動阻止手段100によって、ホッパー装置27が前記位置からさらに手前側に移動することが阻止される。すなわち、ホッパー装置27を筐体20の正面方向へ引き出す場合には、遊技媒体投入可能位置で、ホッパー装置27の移動が一旦阻止されることとなる。
そして、この移動阻止手段100による阻止を解除して、ホッパー装置27を前記位置よりもさらに手前に移動させると、筐体側コネクター61とホッパー側コネクター71との嵌合が解除されることとなる。すなわち、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との電気的な接続が解除されることにより、ひいては、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されることとなる。
以上より、本発明に係る遊技機によれば、たとえば遊技媒体の補給を行うためにホッパー装置27を引き出す場合には、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合を解除することなく、かつ遊技媒体を投入可能となる遊技媒体投入可能位置までホッパー装置27を移動させることができる。そして、この位置よりもさらに手前側への移動は、移動阻止手段100によって阻止されるため、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりも手前側に引き出すことにより、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合が解除されて、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されてしまうのを確実に防止することができる。
したがって、上述のようなホッパー装置27に遊技媒体を補給する際、電気的接続が解除されてホッパー装置27の電子部品等に電気的なダメージが与えられることを防止することができるのである。
さらに、遊技媒体の補給の際には、ホッパー装置27を引き出せる位置まで引き出してしまえば、電気的な接続が解除されることなく、かつ遊技媒体を補給することが可能となる。したがって、遊技媒体の補給を行うにあたり、ホッパー装置27をどこまで引き出せばよいかを意識して作業を行う必要が無くなるため、遊技媒体の補給作業における作業効率を向上させることができるのである。
(第2の発明)
第2の発明は、正面側に開口20aを有する筐体20と、遊技媒体を貯留可能な貯留部27a及び貯留部27aへ遊技媒体を投入可能な投入開口27bを有し、かつ筐体20内部の特定位置に着脱可能に配設されるホッパー装置27と、を備え、ホッパー装置27には、電気的な接続を行うためのホッパー側コネクター71が設けられ、筐体20内部には、ホッパー装置27を筐体20の開口20aから特定位置まで案内するためのガイド部80と、ホッパー側コネクター71と嵌合することで電気的に接続される筐体側コネクター61とが設けられ、ホッパー装置27がガイド部80に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合する遊技機において、ホッパー側コネクター71は、伸縮可能な伸縮部110を介してホッパー装置27に設けられているとともに、伸縮部110は、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したまま、ホッパー装置27が特定位置から当該ホッパー装置27の投入開口27aが筐体20の開口20aよりも手前側に表出して遊技媒体を投入開口27aから投入可能となる遊技媒体投入可能位置に到達するまで、伸張可能であり、かつホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動するとホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合が解除されるように形成されており、筐体20内部には、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動することを阻止する移動阻止手段100が設けられていることを特徴とする。
すなわち、第1の発明では、筐体側コネクター61を筐体20の正面側へ移動可能に形成することで、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したまま、ホッパー装置27を移動させることが可能となっていたが、第2の発明では、ホッパー側コネクター71とホッパー装置27とをつなぐ伸縮部110が、ホッパー装置27の移動に伴って伸張するように形成することで、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したまま、ホッパー装置27を移動させることが可能となっている。
ここで、第1の発明と同一の構成については、第1の発明において説明した通りであるため、ここでは説明を省略する。
伸縮部110は、ホッパー装置27とホッパー側コネクター71とをつなぐ伸縮可能なものであり、上述の如く、ホッパー側コネクター71は、この伸縮部110を介してホッパー装置27に設けられている。この伸縮部110としては、たとえば、可撓性を有する蛇腹ホースや、フレキシブルホース等により形成することができる。
そして、伸縮部110は、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したまま、ホッパー装置27が特定位置から当該ホッパー装置27の投入開口27aが筐体20の開口20aよりも手前側に表出して遊技媒体を投入開口27aから投入可能となる遊技媒体投入可能位置に到達するまで、伸張可能に形成されている。
すなわち、本発明に係る遊技機では、ガイド部80による案内に従ってホッパー装置27を筐体20の開口20aから特定位置まで移動させる(すなわち、ホッパー装置27をガイド部80による案内に従って筐体20の開口20aから筐体20の内部へ押し込む)と、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合する。そして、この状態から、ガイド部80による案内に従ってホッパー装置27を筐体20の正面側へ移動させる(すなわち、ガイド部80による案内に従ってホッパー装置27を筐体20の正面側へ引き出す)と、筐体側コネクター61及びホッパー側コネクター71は嵌合したまま、伸縮部110が伸張していく。そして、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまで、伸縮部110は伸張するようになっている。
換言すれば、本発明に係る遊技機では、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合して電気的に接続された状態のまま、ホッパー装置27の移動に伴って伸縮部110が伸張することにより、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置まで移動可能となっている。
さらに、本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動すると、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合が解除されるように形成されている。
すなわち、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまでは、伸縮部110は伸張可能となっているが、これよりもさらに伸張することはできないように形成されている。よって、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に引き出そうとすると、ホッパー側コネクター71が筐体側コネクター61から引き抜かれるため、筐体側コネクター61とホッパー側コネクター71との嵌合が解除されることとなる。
換言すれば、本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動すると、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されることとなる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27がガイド部80に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合する。すなわち、本発明に係る遊技機では、ホッパー装置27の筐体20内部への配設、及び、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との接続を別個の作業として行うことなく、ホッパー装置27をガイド部80の案内により特定位置まで移動して、当該特定位置に配設させるのみでホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合し、電気的に接続される。そしてこれにより、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等とが電気的に接続されることとなる。
また、特定位置にホッパー装置27が配設されている状態から、ガイド部80による案内に従って、ホッパー装置27を筐体20の正面側へ引き出すと、筐体側コネクター61とホッパー側コネクター71とが嵌合したまま伸縮部110が伸張することにより、ホッパー装置27が、筐体20の正面側へ移動する。
この後、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達すると、移動阻止手段100によって、ホッパー装置27が前記位置からさらに手前側に移動することが阻止される。すなわち、ホッパー装置27を筐体20の正面側へ引き出す場合には、遊技媒体投入可能位置で、ホッパー装置27の移動が一旦阻止されることとなる。
そして、この移動阻止手段100による阻止を解除して、ホッパー装置27を前記位置よりもさらに手前に移動させると、伸縮部110はこれよりもさらに伸張することができないため、筐体側コネクター61とホッパー側コネクター71との嵌合が解除されることとなる。すなわち、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との電気的な接続が解除されることにより、ひいては、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されることとなる。
以上より、本発明に係る遊技機によれば、たとえば遊技媒体の補給を行うためにホッパー装置27を引き出す場合には、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合を解除することなく、かつ遊技媒体を投入可能となる遊技媒体投入可能位置までホッパー装置27を移動させることができる。そして、この位置よりもさらに手前側への移動は、移動阻止手段100によって阻止されるため、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりも手前側に引き出すことにより、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合が解除されて、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されてしまうのを確実に防止することができる。
したがって、上述のようなホッパー装置27に遊技媒体を補給する際、電気的接続が解除されてホッパー装置27の電子部品等に電気的なダメージが与えられることを防止することができるのである。
さらに、遊技媒体の補給の際には、ホッパー装置27を引き出せる位置まで引き出してしまえば、電気的な接続が解除されることなく、かつ遊技媒体を補給することが可能となる。したがって、遊技媒体の補給を行うにあたり、ホッパー装置27をどこまで引き出せばよいかを意識して作業を行う必要が無くなるため、遊技媒体の補給作業における作業効率を向上させることができるのである。
(第3の発明)
第3の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、筐体20内部には、筐体側コネクター61を筐体20の正面方向へ付勢するための付勢部材120が設けられ、ホッパー装置27は、付勢部材120が筐体側コネクター61を付勢することにより、筐体側コネクター61と嵌合するホッパー側コネクター71を介して、筐体20の正面方向へ向けてガイド部80に案内され、貯留部27aの遊技媒体の重量に応じた位置まで付勢されるように形成されていることを特徴とする。
付勢部材120は、筐体側コネクター61を筐体20の正面方向へ付勢するためのものであり、たとえば、バネ等により形成することができる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機によれば、付勢部材120が筐体側コネクター61を筐体20の開口20a方向へ付勢することにより、ホッパー装置27も筐体20の正面方向へ向けてガイド部80に案内されて、当該ホッパー装置27の貯留部27aに貯留されている遊技媒体の重量に応じた位置まで付勢されることとなる。
すなわち、貯留部27aに貯留されている遊技媒体の重量が大きいほど、ホッパー装置27は筐体20の正面方向へ付勢されにくくなるため、特定位置からの移動距離は短くなる。一方、貯留部27aに貯留されている遊技媒体の重量が小さいほど、ホッパー装置27は筐体20の正面方向へ付勢されやすくなるため、特定位置からの移動距離が長くなる。
換言すれば、前記重量が小さいほど、すなわち、貯留部27aに貯留されている遊技媒体が少ないほど、ホッパー装置27は特定位置から筐体20の正面方向へ向けてより離れた位置まで移動することとなる。これに対して、前記重量が大きいほど、すなわち、貯留部27aに貯留されている遊技媒体が多いほど、ホッパー装置27は特定位置により近い位置までしか移動することができない。
したがって、本発明に係る遊技によれば、付勢部材120により付勢されたホッパー装置27の位置に応じて、貯留部27aに貯留されている遊技媒体の量を推定することができることとなる。すなわち、ホッパー装置27の貯留部27aをいちいち確認しなくとも、ホッパー装置27の位置のみを確認すれば、遊技媒体を補給すべき時期であるか否かを把握することができる。よって、遊技媒体の補給をより効率的に行うことができるのである。
なお、ガイド部80は、特定位置側から筐体20の正面側へ向けてしだいに高くなるような傾斜部を有するように形成してもよい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(第1又は第2の発明)
すなわち、第1又は第2の発明によれば、筐体内部への配設と同時に電気的な接続が行われるホッパー装置に遊技媒体を補給するときに、電子部品等に電気的なダメージが与えられることを防止しつつ、遊技媒体の補給作業における作業効率を向上させることが可能な遊技機を提供することができる。
(第3の発明)
すなわち、第3の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、遊技媒体の補給をより効率的に行うことが可能な遊技機を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの前扉を開いた状態における、筐体の内部を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、ホッパー装置の外観正面斜視図(a)及び外観背面斜視図(b)である。 本発明の実施の形態であって、ホッパー装置が特定位置に位置している状態おける筐体内部を示す右側部断面図である。 本発明の実施の形態であって、ホッパー装置が遊技媒体投入可能位置に位置している状態おける筐体内部を示す右側部断面図である。 本発明の実施の形態であって、ホッパー装置が遊技媒体投入可能位置よりも手前側に位置している状態おける筐体内部を示す右側部断面図である。 本発明の実施の形態の変形例1であって、ホッパー装置が移動する状態を示す右側部断面図である。 本発明の実施の形態の変形例2であって、筐体の内部を示す上面断面図である。 本発明の実施の形態の変形例2であって、ホッパー装置の外観正面斜視図(a)及び外観背面斜視図(b)である。 本発明の実施の形態の変形例2であって、前扉の開閉に伴うホッパー装置の移動状態を示す上面断面図である。 本発明の実施の形態の変形例3であって、前扉の開閉に伴うホッパー装置の移動状態を示す上面断面図である。 本発明の実施の形態の変形例3であって、前扉が閉じられた状態における筐体内部をを示す右側部断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、本形態では、「正面」とは、スロットマシン10において遊技を行う際に遊技者が向き合う面を意味するものである。また、「正面側」、「正面方向」、「手前側」、「手前方向」及び「前方」とは、スロットマシン10から見た場合に、このスロットマシン10の正面に向き合って遊技を行う遊技者が位置する方向をいう。また、「奥側」、「奥方向」及び「後方」とは、前記「正面側」と反対の方向をいう。また、「右側」とは、スロットマシン10の正面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいう。また、「左側」とは、スロットマシン10の正面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(スロットマシン10)
本形態に係る遊技機は、メダル遊技機としてのスロットマシン10であって、遊技媒体として円板状のメダルを使用するものである。
また、スロットマシン10は、図2に示すように、正面側に開口20aを有する箱状の筐体20を備えている。また、図1に示すように、筐体20の正面には、開口20aを開閉自在に塞ぐ前扉30を備えている。この前扉30は、筐体20の左端部にヒンジ(図示しておらず)により取り付けられており、この部分を軸として前後方向に回転自在なものとなっている。
(筐体20)
筐体20には、高さ方向の中央付近に、この筐体20の内部空間を上下2つの空間に仕切る中板26が設けられている。
そして、この筐体20における、中板26の上側の空間には、メイン基板を収納する基板ユニット29と、3個の回転リール25を横並びに設けたリールユニット21とを備えている。
具体的には、基板ユニット29は、図2に示すように、筐体20の背板に固定されている。また、リールユニット21は、図2に示すように、中板26に載置された状態で固定されている。
またここで、メイン基板とはスロットマシン10の作動を制御するための制御装置を構成する基板である。
なお、この筐体20における、中板26の上側の空間には、これらの装置以外の装置を備えることもできる。
また、この筐体20における、中板26の下側の空間には、スロットマシン10に備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置28、遊技メダルを貯留するとともに役の入賞時等に遊技メダルを払い出すためのホッパー装置27、ホッパー装置27との電気的接続を行うための筐体側接続部60、ホッパー装置27及び筐体側接続部60を載置するための取付け板22、ホッパー装置27の移動を阻止するための移動阻止手段100等を備えている。
具体的には、電源装置28は、図2に示すように、筐体20の底板上面の左奥側にネジ等によって固定されている。
また、ホッパー装置27は、後述の取付け板22に設けられるガイド部80に案内されて、筐体20内部の特定位置(筐体20の底板上面の中央奥部)まで到達し、この特定位置に配設できるようになっている。また、筺体側接続部60は、ホッパー装置27が配設される特定位置よりも奥側であって、ホッパー装置27が特定位置に配設されている状態において、筺体側接続部60に設けられる筺体側コネクター61とホッパー装置27に設けられるホッパー側コネクター71とが嵌合することとなる位置に設けられている(図2参照)。
なお、この筐体20における、中板26の下側の空間には、これら以外の装置や部材等も備えることもできる。
(前扉30)
前扉30の正面略中央には、図1に示すように、筐体20の内部に設けられた各回転リール25の周囲に付されている図柄を見ることができる表示窓34が形成されている。この表示窓34は、各回転リール25の前方に位置しており、3個総ての回転リール25が停止した際には、縦3列横3列に配列した合計9個の図柄を見ることができるように形成されている。
また、表示窓34の上方には、図1に示すように、遊技状態に応じて点灯や点滅等を行うランプ52が設けられている。
また、表示窓34の下方であって、前扉30の正面中央には、図1に示すように、前扉30の正面から前方へ向けて突出するカウンター状の操作部33が設けられている。
この操作部33の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口44が設けられている。また、操作部33の上面左側には、スロットマシン10に電子的に貯留されているクレジットメダルを1枚ベットするためのシングルベットスイッチ36a、及び、クレジットメダルを1回の遊技につき投入可能な最大枚数分(たとえば、3枚)ベットするためのマックスベットスイッチ36bが横並びに設けられている。また、操作部33の前面左側には、3個の回転リール25総ての回転を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ37が設けられている。また、操作部33の前面中央には、各回転リール25に対応するとともに、各回転リール25の回転をそれぞれ別個に停止させるための3個のストップスイッチ38が横並びに設けられている。また、操作部33の前面右端部には、前扉30を解錠するための鍵穴42が設けられている。
また、操作部33の下方には、正面側に遊技機のイメージキャラクターや機種名等の所定の情報を表示する下部パネルユニット(特に図示しておらず)が取り付けられることにより、パネル部32が形成されている(図1参照)。
また、前扉30の下部中央には、図1に示すように、ホッパー装置27からの遊技メダルの払い出し、又は、メダル投入口44から投入された遊技メダルの返却を行うためのメダル払出口40が設けられ、また、メダル払出口40の左右両側には、音声や効果音等を出力するためのスピーカー54がそれぞれ1つずつ設けられている。また、メダル払出口40の下方には、メダル払出口40から払い出された遊技メダルを貯めておくことができるメダル受け皿41が設けられている。
(取付け板22)
取付け板22は、ホッパー装置27及び筐体側接続部60を載置させるための板状部材であり、筐体20の底板上面中央にネジ等によって固定されている(図2参照)。
この取付け板22には、ホッパー装置27を筐体20の開口20aから特定位置まで案内するためのガイド部80が設けられている。具体的には、このガイド部80は、筐体20の正面側から奥側へ向けて延設され、所定の間隔をおいて配置される一対のレール81となっている。また、この一対のレール81には、互いに対向するコ字状の凹溝である案内溝82が形成されている(図2参照)。
さらに、この取付け板22には、後述する筐体側接続部60に設けられる筐体側コネクター61を筐体20の正面側へ向けて案内するためのコネクターガイド部90が設けられている。具体的には、コネクターガイド部90は、図2に示すように、一対のレール81間の略中央において、筺体20の正面側から奥側へ向けて延設された凹溝であるガイド溝91となっている。
(ホッパー装置27)
ホッパー装置27は、上述の如く、遊技メダルを貯留するとともに役の入賞時等に遊技メダルを払い出すためのものであり、筺体20内部の特定位置としての、筺体20の底板上面中央奥部に着脱可能に配設されるものである。
具体的には、ホッパー装置27は、図3に示すように、大別して、箱状の基部27dと、この基部27dの上側に取付けられるバケット部27eとから構成されている。
バケット部27eは、遊技メダルを貯留可能な内部空間である貯留部27aと、上方に向けて開口する開口部であって、貯留部27aに遊技メダルを投入可能な投入開口27bとを有している。基部27dには、特に図示していないが、貯留部27aに貯留されている遊技メダルをホッパー装置27の外部へ払い出すための遊技メダル払出通路、貯留部27aに貯留されている遊技メダルを1枚ずつ遊技メダル払出通路へ送るための回転ディスク、回転ディスクを回転駆動させるためのモーター等を有している。
基部27dの背面には、図3(b)に示すように、後述の筐体接続部60における筐体側コネクター61と嵌合することで電気的な接続を行うためのホッパー側コネクター71が設けられている。このホッパー側コネクター71には、図3(b)に示すように、後述の筐体側コネクター61に設けられた接続端子64が差し込まれる差込穴72が形成されている。また、ホッパー側コネクター71は、特に図示していないが、基部27dに設けられているモーター等と、所定の接続コード、ハーネス、接続基板等によって内部接続されている。
また、基部27dの左側下端及び右側下端にはそれぞれ、取付け板22の各レール81の案内溝82内を摺動可能なフランジ状の挿入板27fが設けられている(図3参照)。そして、この挿入板27fが案内溝82内を摺動することで、ホッパー装置27が、ガイド部80としての一対のレール81に案内されて、筐体20内部の特定位置(筐体20の底板上面の中央奥部)まで移動可能となっている。
また、基部27dの背面には、図3に示すように、後述する移動阻止手段100としてのストッパー片101と当接する当接片27cが設けられている。
なお、このスロットマシン10では、ホッパー装置27が特定位置(筐体20の底板上面の中央奥部)に配設されると、ホッパー装置27全体が、筐体20における中板26の下側の空間に収まるようになっている。すなわち、ホッパー装置27が特定位置に配設されている状態では、バケット部27eの手前端が筐体20の開口20aよりも筐体20内部に位置し、投入開口27bが中板26の下方に位置することとなる。したがって、ホッパー装置27が特定位置に配設されている状態では、筐体20の外側から投入開口27bに遊技メダルを投入することができないようになっている(図4参照)。
そして、筐体20の外側から投入開口27bに遊技メダルを投入するためには、ホッパー装置27を、特定位置から、投入開口27bが筐体20の開口20aよりも手前側に表出して遊技メダルを投入開口27bから投入可能となる位置(遊技媒体投入可能位置)まで引き出さなければならないようになっている。
(筺体側接続部60)
筺体側接続部60は、ホッパー装置27との電気的接続を行うためのものであり、ホッパー装置27が配設される特定位置よりもさらに奥側に設けられている。具体的には、筐体側接続部60は、ホッパー装置27が特定位置に配設されると、これと同時に、当該ホッパー装置27の背面に設けられたホッパー側コネクター71と、後述する筺体側接続部60の筺体側コネクター61とが嵌合することとなるような位置に設けられている。
筺体側接続部60には、図2に示すように、大別して、箱状のコネクター基部62と、コネクター基部62の上部に取り付けられ、ホッパー側コネクター71と嵌合することで電気的な接続を行う筺体側コネクター61とが設けられている。
この筺体側コネクター61には、図2に示すように、ホッパー側コネクター71に形成されている差込穴72に差し込み可能な接続端子64が設けられている。
また、筐体側コネクター61は、特に図示していないが、所定の接続コード、ハーネス、接続基板等によって、筐体20内に設けられる電源装置28やメイン基板等と接続されている。したがって、筐体側コネクター61とホッパー側コネクター71とが嵌合して、接続端子64が差込穴72に差し込まれることにより、ホッパー装置27と、電源装置28やメイン基板等とが電気的に接続されることとなる。すなわち、ホッパー装置27は、電源装置28から供給される電力を受容可能となり、また、メイン基板が出力する制御信号を受信可能となる。
また、コネクター基部62の下面には、特に図示していないが、取付け板22に設けられたコネクターガイド部90としてのガイド溝91内を摺動可能な突片が設けられている。そして、この突片がガイド溝91内を摺動することで、筐体側接続部60が、コネクターガイド部90としてのガイド溝91に案内されて移動可能となっている。
また、図2や図5に示すように、コネクター基部62の左右両側の下端部にはそれぞれ、ローラー63が設けられている。このローラー63は、特に図示していないが、コネクター基部62の両側面から突出する支持軸に取付けられている。そして、ローラー63が取付け板22上を転がることにより、筐体側接続部60が容易に移動できるようになっている。
また、このスロットマシン10では、ホッパー装置27の基部27dに設けられた挿入板27fが取付け板22におけるレール81の案内溝82内に位置した状態(すなわち、ホッパー装置27がガイド部80としてのレール81に案内されるようになっている状態)において、
ホッパー側コネクター71及び筐体側コネクター61が、対向して配置されている(図4及び図6参照)。これにより、ホッパー装置27が特定位置に配設されると、これと同時に、ホッパー側コネクター71と筺体側コネクター61とが嵌合することとなる。
そして、ホッパー装置27を、特定位置から筐体20の正面方向(すなわち、手前側)へ向けて引き出すと、筐体側コネクター61がホッパー側コネクター71と嵌合したままの状態で、当該ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまで、筐体側接続部60は、コネクターガイド部90としてのガイド溝91に案内されてホッパー装置27と共に移動できるようになっている(図5参照)。すなわち、ホッパー装置27は、電源装置28やメイン基板と電気的に接続された状態のまま、遊技媒体投入可能位置に到達するまで移動できるのである。
また、筐体側接続部60は、前記位置よりもさらに手前側には移動できないようになっている。したがって、ホッパー装置27を前記位置よりもさらに手前側へ引き出そうとすると、ホッパー装置27は前記位置よりもさらに手前側に移動できるものの、筐体側接続部60はこれよりも手前側に移動できないため、筐体側コネクター61及びホッパー側コネクター71の嵌合が解除されて、ホッパー装置27のみが引き出されることとなる(図6参照)。すなわち、ホッパー装置27を前記位置よりも手前側へ引き出すと、電源装置28やメイン基板との電気的な接続状態も解除されるのである。
(移動阻止手段100)
移動阻止手段100は、ホッパー装置27の移動を阻止するためのものである。
具体的には、移動阻止手段100は、筐体20の底板に形成された凹溝103の内奥部に取付けられ、凹溝103の外方へ向けて付勢するバネ102と、このバネ102の先端部に取付けられ、凹溝103に進退可能な横長板状のストッパー片101とから構成されている(図2、図5及び図6参照)。
常態においては、バネ102が凹溝103の外方へ向けて付勢しているため、ストッパー片101は凹溝103から外方へ突出している。そして、ストッパー片101を上方から押すと、バネ102が押し縮められることにより、当該ストッパー片101が凹溝103内に退避することとなる。
また、この移動阻止手段100は、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置にあるときに、当該ホッパー装置27の背面に設けられた当接片27cの手前側の面と、ストッパー片101の奥側の面とが当接することとなる位置に設けられている(図2参照)。
したがって、ホッパー装置27を特定位置から筐体20の正面方向へ引き出していく場合、当該ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達すると、移動阻止手段100のストッパー片101にホッパー装置27の当接片27cが当接することとなる。これにより、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に引き出すことができなくなる。すなわち、移動阻止手段100によって、ホッパー装置27が前記位置よりもさらに手前側へ移動することが阻止される。
なお、上述の如く、ストッパー片101を上方から押して、凹溝103内に退避させれば、ホッパー装置27の背面に設けられた当接片27cとの当接が解除されるため、ホッパー装置27を前記位置よりもさらに手前側に移動させることが可能となる。
(ホッパー装置27の着脱、遊技メダルの補給、及び、コネクター接続状況の概要)
以下、このスロットマシン10におけるホッパー装置27の着脱、遊技メダルの補給、並びに、これらに伴う筐体側コネクター61及びホッパー側コネクター71の移動、接続状況の概要について、まとめる。
このスロットマシン10にホッパー装置27を配設する場合には、ホッパー装置27dの背面を筐体20の奥方向に向けた状態で、基部27dに設けられた各挿入板27fの奥端を、取付け板22に設けられた一対のレール81の案内溝82の手前側に合わせる。
そして、この状態で、ホッパー装置27を筐体20内部へ押し込むと、各挿入板27fが各レール81の案内溝82内に進入する。
なおここで、ホッパー装置27の背面に設けられた当接片27cと、移動阻止手段100のストッパー片101とが当接することとなるため、ストッパー片101を凹溝103内に押し込んで、さらにホッパー装置27を筐体20内部へ押し込む。すると、各挿入板27fが案内溝82内を摺動しながら、筐体20内部の奥方向へ移動する。これにより、ホッパー装置27が、ガイド部80としての一対のレール81に案内されて、筐体20の開口20aから筐体20内部の奥方向へ向けて移動していくこととなる。
そして、ホッパー装置27がレール81の終端部まで至ると、筐体20の底板上面の中央奥部(筐体20内部の特定位置)に到達する。これにより、ホッパー装置27は、取付け板22上に載置された状態で、特定位置に配設されることとなる。また、ホッパー装置27が特定位置に到達すると同時に、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合して電気的に接続されることとなる(図4参照)。
一方、ホッパー装置27に遊技メダルを補給する場合や、ホッパー装置27を取外す場合には、特定位置に配設されたホッパー装置27を筐体20の正面方向(手前側)へ引き出していく。そして、ホッパー装置27の当接片27cと移動阻止手段100のストッパー片101とが当接すると、当該ホッパー装置27は遊技媒体投入可能位置に到達したこととなる(図5参照)。この位置では、ホッパー装置27の投入開口27bが、筐体20の開口20aよりも手前側へ表出するため、当該投入開口27bから遊技メダルを補給することができることとなる。
また、ホッパー装置27が特定位置から遊技媒体投入可能位置まで移動する間は、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したままとなっており、筐体接続部60もホッパー装置27と共に前記位置まで移動することとなる(図5参照)。すなわち、ホッパー装置27について電気的な接続がされたまま、ホッパー装置27は遊技媒体投入可能位置まで移動することとなる。
そして、ホッパー装置27を取外す場合には、ストッパー片101を凹溝103内に押し込んで、さらにホッパー装置27を筐体20の正面方向(手前側)へ引き出していく。すると、各挿入板27fが案内溝82から引き抜かれるとともに、ホッパー装置27が取り外されることとなる。
また、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側へ引き出すと、筐体側接続部60は前記位置よりも先に移動できないようになっていることから、筐体側コネクター61及びホッパー側コネクター71の嵌合が解除されることとなる(図6参照)。すなわち、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりも手前側へ引き出すと、ホッパー装置27についての電気的な接続は解除される。
(総括)
本形態に係るスロットマシン10では、ホッパー装置27がガイド部80としての一対のレール81に案内されて特定位置に到達すると、これと同時にホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合する。すなわち、本形態に係るスロットマシン10では、ホッパー装置27の筐体20内部への配設、及び、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との接続を別個の作業として行うことなく、ホッパー装置27をガイド部80の案内により特定位置まで移動して、当該特定位置に配設させるのみでホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合し、電気的に接続される。そしてこれにより、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等とが電気的に接続されることとなる。したがって、本形態に係るスロットマシン10によれば、ホッパー装置27の電気的な接続を極めて容易に行うことができることとなる。
さらに、本形態に係るスロットマシン10によれば、たとえば遊技メダルの補給を行うためにホッパー装置27を引き出す場合には、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合を解除することなく、かつ遊技媒体を投入可能となる遊技媒体投入可能位置までホッパー装置27を移動させることができる。そして、この位置よりもさらに手前側への移動は、移動阻止手段100としてのストッパー片101によって阻止されるため、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりも手前側に引き出すことにより、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61との嵌合が解除されて、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されてしまうのを確実に防止することができる。
したがって、ホッパー装置27に遊技メダルを補給する際、電気的接続が解除されてホッパー装置27の電子部品等に電気的なダメージが与えられることを防止することができるのである。
さらに、遊技メダルの補給の際には、ホッパー装置27を引き出せる位置まで引き出してしまえば、電気的な接続が解除されることなく、かつ遊技メダルを補給することが可能となる。したがって、遊技メダルの補給を行うにあたり、ホッパー装置27をどこまで引き出せばよいかを意識して作業を行う必要が無くなるため、遊技メダルの補給作業における作業効率を向上させることができるのである。
(変形例1)
以下、上記形態の変形例1について説明する。
上記形態では、筐体側接続部60を筐体20の正面側へ移動可能に形成することで、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したまま、ホッパー装置27を移動させることが可能となっていたが、筐体側接続部60を移動可能に形成するのではなく、ホッパー側コネクター71とホッパー装置27とを伸縮自在な伸縮部110としての蛇腹部材111でつなぎ、この蛇腹部材111がホッパー装置27の移動に伴って伸張するように形成することで、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したまま、ホッパー装置27を移動させることが可能となるように形成することもできる。
具体的には、本変形例に係るスロットマシン10では、図7に示すように、筐体側接続部60は、筐体20の背板に固定されている。
また、ホッパー側コネクター71は、図7に示すように、伸縮部110としての蛇腹部材111を介してホッパー装置27に設けられる。すなわち、ホッパー装置27とホッパー側コネクター71とが蛇腹部材111によりつながれている。この蛇腹部材111としては、たとえば、フレキシブルホースを用いることができる。
そして、この伸縮部110としての蛇腹部材111は、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合したまま、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまで、伸張可能となっている(図7(b)参照)。
すなわち、このスロットマシン10では、ホッパー装置27が特定位置まで到達して、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合した状態から、ホッパー装置27を筐体20の正面方向へ移動させると、筐体側コネクター61及びホッパー側コネクター71は嵌合したまま、蛇腹部材111が伸張していく(図7(a)及び(b)参照)。そして、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまで、蛇腹部材111は伸張するようになっている(図7(b)参照)。
換言すれば、ホッパー側コネクター71と筐体側コネクター61とが嵌合して電気的に接続された状態のまま、ホッパー装置27の移動に伴って蛇腹部材111が伸張することにより、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置まで移動可能となっている。
また、このスロットマシン10においては、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置に到達するまでは、蛇腹部材111は伸張可能となっているが、これよりもさらに伸張することはできないように形成されている。よって、ホッパー装置27を遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に引き出そうとすると、ホッパー側コネクター71が筐体側コネクター61から引き抜かれるため、筐体側コネクター61とホッパー側コネクター71との嵌合が解除されることとなる(図7(c)参照)。
すなわち、ホッパー装置27が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動すると、ホッパー装置27と、電源装置28や制御基板等との電気的接続が解除されることとなる。
そして、このように形成した場合にも、上記形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
(変形例2)
以下、上記形態の変形例2について説明する。
変形例2に係るスロットマシン10においては、図8に示すように、コネクターガイド部90としてのガイド溝91の奥端部に、筐体20の正面方向へ付勢する付勢部材120としてのバネ121が設けられている。そして、このバネ121の自由端が、筐体側接続部60におけるコネクター基部62の背面に取付けられている。
すなわち、筐体接続部60におけるコネクター基部62は、このバネ121によって、筐体20の正面方向へ付勢されるものとなっている。換言すれば、筐体接続部60に設けられる筐体側コネクター61が、バネ121によって、筐体20の正面方向へ付勢されるものとなっている。
また、図9に示すように、ホッパー装置27を案内するガイド部80としての一対のレール81の上面奥部には、奥側から手前側へ向けてしだいに高くなるような傾斜部83が形成されている。また、ホッパー装置27の左右側面にはそれぞれ、ガイド部80としての一対のレール81の上面に載置され、かつこの上面を摺動可能なローラー27gが設けられている。そして、このローラー27gがレール81の上面を摺動することで、ホッパー装置27は、筐体20の開口20aから特定位置まで移動可能となっている。
なお、このスロットマシン10においては、ローラー27gがレール81の傾斜部83における手前側端部まで到達すると、ホッパー装置27が遊技媒体投入位置に到達したこととなっており、この位置でホッパー装置27の手前側への移動が、移動阻止手段100としてのストッパー片101により阻止されることとなる。
そして、ホッパー装置27は、筐体側コネクター61と嵌合するホッパー側コネクター71を介して、バネ121により筐体20の正面方向へ付勢される。この際、ホッパー装置27は、貯留部27aの遊技メダルの重量に応じた位置まで付勢されるようになっている。
具体的には、貯留部27aの遊技メダルの重量が所定値以下の場合には、ホッパー装置27は遊技媒体投入位置まで付勢され、また、所定値よりも大きい場合には、ホッパー装置27は遊技媒体投入位置よりも奥側の所定の位置まで付勢されるものとなっている。
また、ホッパー装置27が遊技媒体投入位置まで付勢されているときは、このホッパー装置27は筐体20の開口20aよりも手前側に突出することとなるが、前扉30を閉止することにより筐体20の内部へ押し込まれることとなる(図10(a)参照)。そして、閉止している前扉30を開くと、バネ102を押し縮める力が開放されて、ホッパー装置27が遊技媒体投入位置まで付勢されることとなる(図10(b)参照)。
そして、このように形成した場合にも、上記形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
さらに、このスロットマシン10によれば、貯留部27aに貯留されている遊技メダルの重量が大きいほど、ホッパー装置27は筐体20の正面方向へ付勢されにくく、さらには傾斜部83を乗り越えるのが困難となるため、特定位置からの移動距離は短くなる。一方、貯留部27aに貯留されている遊技メダルの重量が小さいほど、ホッパー装置27は筐体20の正面方向へ付勢されやすく、さらには傾斜部83を乗り越えるのが容易となるため、特定位置からの移動距離が長くなる。
換言すれば、前記重量が小さいほど、すなわち、貯留部27aに貯留されている遊技メダルが少ないほど、ホッパー装置27は特定位置から筐体20の正面方向へ向けてより離れた位置まで移動することとなる。これに対して、前記重量が大きいほど、すなわち、貯留部27aに貯留されている遊技メダルが多いほど、ホッパー装置27は特定位置により近い位置までしか移動することができない。
したがって、このスロットマシン10によれば、付勢部材120としてのバネ121により付勢されたホッパー装置27の位置に応じて、貯留部27aに貯留されている遊技メダルの量を推定することができる。すなわち、ホッパー装置27の貯留部27aにおける遊技メダルの貯留状態を確認するためにいちいちホッパー装置27を引き出すことなく、ホッパー装置27の位置のみを確認すれば、遊技メダルを補給すべき時期であるか否かを把握することができる。よって、遊技メダルの補給をより効率的に行うことができるのである。
さらに、上述の如く、貯留部27aの遊技メダルの重量が所定値以下の場合には、前扉30を開くと、ホッパー装置27が遊技媒体投入位置まで付勢されることとなっているため、前扉30を開放しただけで、直ちに遊技メダルの補給することができる。これにより、遊技メダルの補給をさらに効率的に行うことができるのである。
(変形例3)
以下、上記形態の変形例3について説明する。
変形例3に係るスロットマシン10では、上記変形例2と同様に、コネクターガイド部90としてのガイド溝91の奥端部に、筐体20の正面方向へ付勢するバネ121が設けられ、このバネ121の自由端が、筐体側接続部60におけるコネクター基部62の背面に取付けられている(図11参照)。
そして、筐体接続部60のコネクター基部62が、バネ121によって、筐体20の正面方向へ付勢されることにより、ホッパー装置27が、筐体側コネクター61と嵌合するホッパー側コネクター71を介して筐体20の正面方向へ付勢されるようになっている。
またここで、このスロットマシン10においては、前扉30に設けられたメダル払出口40と、ホッパー装置27の遊技メダル払出通路27hとが対向するように配置されている。そして、前扉30が閉じられると、バネ121によって付勢されたホッパー装置27の遊技メダル払出通路27hが、メダル払出口40の奥端部に押し付けられるようになっている(図11及び図12参照)。
そして、このように形成した場合にも、上記形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
さらに、従来のスロットマシン10では、前扉30を閉める際、確実に前扉30が閉まるように、遊技メダル払い出し通路27hとメダル払出口40とがぶつからない適度なクリアランスを設けているが、本変更例では、前記適度なクリアランスを設けることなく前扉30を確実に閉めることができることとなる。また、前扉30が閉じられた状態で、遊技メダル払い出し通路27hがメダル払出口40に押し付けられるため、遊技メダル払い出し通路27hとメダル払出口40との間には間隙が生じないこととなる。
したがって、遊技メダルの払い出しの際に、遊技メダル払い出し通路27hとメダル払出口40との間で遊技メダルの詰まり等の不具合が発生するのを効果的に防止することができる。さらに、遊技メダル払い出し通路27hとメダル払出口40との間から異物を挿入して、筐体20内部に設けられる電子部品等に対して不正行為が行われるのも効果的に防止することができる。
また、本変形例では、すなわち、前扉30がホッパー装置27により押し付けられるため、ホール管理者による前扉30の閉止や前扉30の施錠が不完全な場合や、前扉30の開閉構造や前扉30の施錠に不具合が発生したことにより前扉30が完全に閉止されていない状態が生じた場合には、反発力で前扉30が開くため、前記不完全な事象や不具合を早期に発見できることとなる。
10 スロットマシン 20 筐体
20a 開口 21 リールユニット
22 取付け板 25 回転リール
26 中板 27 ホッパー装置
27a 貯留部 27b 投入開口
27c 当接片 27d 基部
27e バケット部 27f 挿入板
27g ローラー 27h 遊技メダル払出通路
28 電源装置 29 基板ユニット
30 前扉 32 パネル部
33 操作部 34 表示窓
36a シングルベットスイッチ
36b マックスベットスイッチ
37 スタートスイッチ 38 ストップスイッチ
40 メダル払出口 41 メダル受皿
42 鍵穴 44 メダル投入口
52 ランプ 54 スピーカー
60 筐体側接続部 61 筐体側コネクター
62 コネクター基部 63 ローラー
64 接続端子 71 ホッパー側コネクター
72 差込穴 80 ガイド部
81 レール 82 案内溝
83 傾斜部 90 コネクターガイド部
91 ガイド溝 100 移動阻止手段
101 ストッパー片 102 バネ
103 凹溝 110 伸縮部
111 蛇腹部材 120 付勢部材
121 バネ

Claims (3)

  1. 正面側に開口を有する筐体と、
    遊技媒体を貯留可能な貯留部及び貯留部へ遊技媒体を投入可能な投入開口を有し、かつ筐体内部の特定位置に着脱可能に配設されるホッパー装置と、を備え、
    ホッパー装置には、電気的な接続を行うためのホッパー側コネクターが設けられ、
    筐体内部には、
    ホッパー装置を筐体の開口から特定位置まで案内するためのガイド部と、
    ホッパー側コネクターと嵌合することで電気的に接続される筐体側コネクターとが設けられ、
    ホッパー装置がガイド部に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクターと筐体側コネクターとが嵌合する遊技機において、
    筐体内部には、筐体側コネクターを筐体の正面側へ向けて案内するためのコネクターガイド部が設けられているとともに、
    筐体側コネクターは、ホッパー側コネクターと嵌合したまま、ホッパー装置が特定位置から当該ホッパー装置の投入開口が筐体の開口よりも手前側に表出して遊技媒体を投入開口から投入可能となる遊技媒体投入可能位置に到達するまで、コネクターガイド部に案内されて移動可能であり、かつホッパー装置が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動するとホッパー側コネクターとの嵌合が解除されるように形成されており、
    筐体内部には、ホッパー装置が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動することを阻止可能な移動阻止手段が設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 正面側に開口を有する筐体と、
    遊技媒体を貯留可能な貯留部及び貯留部へ遊技媒体を投入可能な投入開口を有し、かつ筐体内部の特定位置に着脱可能に配設されるホッパー装置と、を備え、
    ホッパー装置には、電気的な接続を行うためのホッパー側コネクターが設けられ、
    筐体内部には、
    ホッパー装置を筐体の開口から特定位置まで案内するためのガイド部と、
    ホッパー側コネクターと嵌合することで電気的に接続される筐体側コネクターとが設けられ、
    ホッパー装置がガイド部に案内されて特定位置に到達すると、ホッパー側コネクターと筐体側コネクターとが嵌合する遊技機において、
    ホッパー側コネクターは、伸縮可能な伸縮部を介してホッパー装置に設けられているとともに、
    伸縮部は、ホッパー側コネクターと筐体側コネクターとが嵌合したまま、ホッパー装置が特定位置から当該ホッパー装置の投入開口が筐体の開口よりも手前側に表出して遊技媒体を投入開口から投入可能となる遊技媒体投入可能位置に到達するまで、伸張可能であり、かつホッパー装置が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動するとホッパー側コネクターと筐体側コネクターとの嵌合が解除されるように形成されており、
    筐体内部には、ホッパー装置が遊技媒体投入可能位置よりもさらに手前側に移動することを阻止可能な移動阻止手段が設けられていることを特徴とする遊技機。
  3. 筐体内部には、筐体側コネクターを筐体の正面方向へ付勢するための付勢部材が設けられ、
    ホッパー装置は、付勢部材が筐体側コネクターを付勢することにより、筐体側コネクターと嵌合するホッパー側コネクターを介して、筐体の正面方向へ向けてガイド部に案内され、貯留部の遊技媒体の重量に応じた位置まで付勢されるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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