JP5344405B2 - ペットフード - Google Patents

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発明の詳細な説明
本発明はペットフードに関し、詳しくは、犬や猫などのペットがペットフードを噛む際、摩擦・研磨により歯を機械的にクリーニング(歯みがき)をおこないやすくなるよう、デンタルケア機能を備えたペットフードに関する。
犬や猫は歯垢がたまりやすく、それが原因で口の中に細菌が繁殖しやすくなる。すなわち、口の中に残った食べカスや細菌類が原因となって歯に歯垢が付きやすくなる。付着した歯垢を放置しておくと、歯垢は歯石へと変化していく。歯石が付着した歯の表面はザラザラとなり、さらに細菌が繁殖しやすくなり、口臭や歯垢が増えるといった悪循環が起こる。そして、次第に歯肉に炎症が起こり、歯肉炎や歯周炎といった歯周病へと発展する。
このようなペットの歯周病を防ぐためのデンタルケアペットフードがこれまで開発されてきている(例えば、特許文献1)。
特開平11−187822号公報
従来のデンタルペットフードは、変性タンパク源や不溶性繊維を成分として配合するなど、その組成自体にデンタルケア効果を期待するものであった。組成がある程度決まることから、味や風味などの嗜好面の自由度が狭くなり、製品化の幅が狭くなるという問題があった。
そのため、本発明者は、素材(組成)に手を加えるのではなく、ペットフードに構造的な工夫を加えることでデンタルケア機能を持たせられないかと研究開発をすすめ、そして本発明に至った。
請求項1に係る本発明のペットフードは、所定長さを有する棒状のペットフードであって、筒状あるいは柱状をなす芯部と、前記芯部の外周面上に設けられてなる被覆部からなり、前記芯部は、熱可塑性食材よりなる連続線条体の多数本が、S字状に湾曲あるいは屈曲するのを繰り返しながら(蛇行しながら)長手方向に延びるとともに、1つの連続線条体と他の隣接する連続線条体は、互いに当接するポイントにおいて融着されてなる立体網状構造体からなり、前記被覆部は、熱可塑性食材よりなる連続線条体の多数本からなり、前記連続線条体の多数本は、互いに所定の間隔を存した状態で前記芯部を構成する連続線条体の一部と互いに接触するポイントにおいて融着されながら長手方向に並行して延びてなる。
請求項2に係る本発明のペットフードの第二特徴構成は、前記被覆部を構成する連続線条体の多数本は、前記芯部の外周面上を巻回するごとく、略並行しながら螺旋状に延びてなる。
請求項1に記載の本発明のペットフードは、立体網状構造体からなる芯部の外周面上に、互いに所定間隔を存した状態で多数本の連続線条体からなる被覆部が構成されているので(芯部と被覆部とは略同一軸芯上に延びている)、ペットが噛んだ際(噛むことで、1つの連続線条体と他の隣り合う連続線条体と間の隙間に歯が入り込んだ際、あるいはペットフードが破断されたり、切断されたり、細切れになった際)に、ペットフードの端部や切れ端、破片がペットの歯の表面を擦り、噛むごとに繰り返し歯に当たったり、いわゆる歯周ポケットに出入りして食べかすを掃除する(かき出す)可能性が高くなり、優れた歯みがき効果が得られる。また、この歯みがき効果は、ペットがペットフードをどこから噛んでも得られるので効果的である。なお、芯部は中が詰まった柱状(円柱状、角柱状など)であればペットフード自体の機械的強度が高まり、これにより噛み効果が向上し、歯みがき効果が持続する。また芯部の径方向中央部が中空となった筒状(円筒状、角筒状など)であれば、ペットフードに弾力性を付与することができるとともに、中空の度合を変化させることで、噛み効果や歯みがき効果に強弱を持たせることができる。なお、連続線条体は0.1〜3mm径であることが好ましい。直径0.1mm未満であれば、機械的な強度が弱くなり、製品として搬送(運搬)、保管する際に損傷する可能性が生し、またペットが噛んだときの噛み効果、歯みがき効果が弱くなるといったおそれが生じる。3mm径を超えると、ペットが噛むときに違和感があると予想され、また連続線条体同士の隙間が小さくなってペットの歯が当該隙間に入らない可能性が生じ、歯みがき効果が弱くなるといったおそれがある。さらに連続線条体の好ましい範囲は0.3mm〜2mmである。
請求項2に記載の本発明のペットフードは、前記被覆部を構成する連続線条体の多数本が、前記芯部の外周面上において互いに所定間隔を存した状態で、該芯部を巻回するごとく、略並行しながら螺旋状に延びているので(捻った状態で連続線条体の多数本が芯部の外周面上に延びているので)、ペットフード自体の機械的強度が高まり、これにより噛み効果が向上し、歯みがき効果が持続する。
本発明のペットフードの斜視図である。 他の実施例であるペットフードの斜視図である。 図1のペットフードを成形するに際し使用する押出成形ノズルの部分(下部)斜視図である。 押出成形ノズルにおける排出孔の内側部分(内部側)に傾斜をもたせて、食材を押し出した状態を示した一部断面略示説明図である。 他の実施例であるペットフードの横断面図である。
以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のペットフード(10)の斜視図である。このペットフード(10)は、デンプン、ゼラチン、グリセリン、コラーゲンおよびその他(首色剤なとの添加物)からなる食材に従来公知の方法により、熱を加えて混練し、その混練物を押出成形したあと冷却し、成型物を所定間隔ごとの長さに切断したものである。すなわち、グリセリンで前記食材を熱可塑性(熱可塑化)にし、その後、従来公知の方法により、これら食材に混練物を押出成形、冷却してから、所望の形状に成型する。ペットフードの組成および配合割合の一処方例を以下に記載する。
(処方の一例)
ゼラチン20.35%(重量%。以下同様)
全粉乳3.05%
コラーゲン2.54%
大豆蛋白酵素分解物1.78%
飼料用クロレラ藻体0.04%
加工デンプン50.90%
グリセリン9.16%
L−グルタミン酸ナトリウム2.04%
残部10.14%:その他(乾燥ビール酵母、塩化ナトリウム、デキストリン、大豆油、ミックストコフェロール、レシチン、天然坑酸化剤、スクラロース、黄色4号、青色1号、添加水)。
上記組成より得られた本発明のペットフード(10)の直径は、例えば8mm〜20mm、長さは、例えば8cm〜15cmである。すなわち、棒状の形状をなすペットフード(10)は(図1に示すように)、所定長さを有し、柱状を呈してなる芯部(12)と、前記芯部(12)の外周面上に(該芯部の外周面を覆うように)設けられてなる被覆部(14)からなる(芯部(12)と被覆部(14)とは略同一軸芯上に延びている)。
前記芯部(12)は、前記した熱可塑性食材よりなる0.1〜3mm径(好ましくは0.3mm〜2mm径)の連続線条体(10a)の多数本が、互いに交差しながら各々長手方向ならびに水平方向に不規則あるいは規則的に屈曲して一方側から他方側に向けて延びるとともに、前記連続線条体(10a)の多数本は、互いに当接するポイントにおいて融着されてなる立体網状構造体からなる。
前記被覆部(14)は、熱可塑性食材よりなる0.1〜3mm径(好ましくは0.3mm〜2mm径)の連続線条体(10a)の多数本からなり、前記連続線条体(10a)の多数本は、前記芯部(12)を構成する連続線条体(10a)の一部と互いに接触するポイントにおいて融着されながら長手方向に延びている。なお、被覆部(14)を構成する連続線条体(10a)の多数本は、図2に示すように互いに間隔を存した状態で、芯部(12)の外周面上を巻回するごとく、同一軸上を螺旋状に(かつ互いに並行させて)一端から他端に延びていてもよい。このように螺旋状にすることによりペットフード(10)の機械的な強度が増すので、その分、ペットフード(10)を細くすることができ、製品に多様性をもたせることができる。
このような、芯部(12)の立体網状構造体は、たとえば図3に示すような、従来公知の押出成形ノズル(18)を用いて作られる。すなわち、押出成形ノズル(18)は、可塑状態の食材を押出成形ノズル(18)の内部に投入したのち、底板に設けられた多数の排出孔から押し出される。各排出孔から押し出された連続線条体(10a)の多数本によって、ペットフード(10)における芯部(12)や被覆部(14)が構成されるわけであるが、押出成形ノズル(18)の底板(18a)における周縁部の多数の排出孔(18b)から排出される連続線条体(10a)によって被覆部(14)が構成され、それより内側中央部に設けられた多数の排出孔(18b)から排出される連続線条体(10a)によって芯部(12)が構成される。可塑状態の食材を排出孔(18b)から押し出す際、内側中央部に設けられた多数の排出孔(18b)からの排出スピードを(周縁部に設けられた排出孔(18b)よりも)遅らせたり、あるいは容量を多くすることにより、内側中央部に設けられた多数の排出孔(18b)からの連続線条体(10a)は、真っ直ぐにならず、各々の連続線条体(10a)は、長手方向(押出方向)ならびにこれと直交する方向に不規則あるいは規則的に湾曲・屈曲(蛇行)しながら(S字状に繰り返して曲がりながら)、一方向に向けて延びるとともに、前記連続線条体(10a)の多数本は、互いに当接するポイントにおいて融着されてなる円柱状の立体網状構造体となる。
また、芯部(12)を構成する連続線条体(10a)を押し出す際、図4に示すように排出孔(18b)に傾斜をもたせて、可塑状態の食材を押し出すことにより、排出孔(18b)から押し出される連続線条体(10a)は螺旋状に回転しながら排出される習性がある。これを利用して、立体網状構造体からなる芯部(12)を形成することもできる。
なお、ペットフード(10)における芯部(12)は、図1に示すような中実の円柱状(円柱形)以外に、図5に示すように、円筒状(円筒形)のものであっても構わない。
本発明のペットフードは、構造的にデンタルケア機能を備えたペットフードに利用することができる。
10 ペットフード
10a 連続線条体
12 芯部
14 被覆部
18 押出成形ノズル

Claims (2)

  1. 所定長さを有する棒状のペットフードであって、
    筒状あるいは柱状をなす芯部と、
    前記芯部の外周面上に設けられてなる被覆部からなり、
    前記芯部は、熱可塑性食材よりなる連続線条体の多数本が、S字状に湾曲あるいは屈曲するのを繰り返しながら長手方向に延びるとともに、1つの連続線条体と他の隣接する連続線条体は、互いに当接するポイントにおいて融着されてなる立体網状構造体からなり、
    前記被覆部は、熱可塑性食材よりなる連続線条体の多数本からなり、前記連続線条体の多数本は、互いに所定の間隔を存した状態で前記芯部を構成する連続線条体の一部と互いに接触するポイントにおいて融着されながら長手方向に並行して延びてなることを特徴とするペットフード。
  2. 前記被覆部を構成する連続線条体の多数本は、前記芯部の外周面上を巻回するごとく、略並行しながら螺旋状に延びていることを特徴とする請求項1に記載のペットフード。
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