JP5343575B2 - オフセット印刷用湿し水定量希釈装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフセット印刷機で使用される湿し水を、精度良い希釈率で作製することができる湿し水定量希釈装置に関するものである。
平版印刷方式を用いた印刷機は、印刷用紙の給紙形態により、輪転印刷機、枚葉印刷機に大別される。平版印刷はオフセット印刷とも呼ばれ、水と油が本質的に混じり合わない性質を利用して、版面は水を受容してインキを反発する部分(非画線部)と、水を反発しインキを受容する部分(画線部)から成り立っている。画線部のインキのパターンは版面上からゴム胴を介して印刷用紙へ転写される。
版面に湿し水を過剰供給するとインキと湿し水のバランスが崩れ、インキが過乳化状態となる。過剰に乳化したインキは、印刷ユニット内のインキ練りローラーの転移性を悪くするので、ローラー上にインキが堆積して印刷不具合が発生する。逆に湿し水の供給が少なすぎると非画線部にインキが付着して版が汚れ、印刷物の品質に影響を与える。
湿し水に必要とされる特性として、水上がり性、版への高速濡れ性、版の保護、版の整面性が挙げられる。印刷品質を良好な状態で維持する為に、所定の薬液(濃縮補充組成物)を予め設定した希釈比率で希釈した湿し水を定量希釈装置によって所定量作製してタンクなどに貯蔵しておき、冷却循環装置によって印刷機へ循環供給するようになっている。
従来の方式の定量希釈装置(例えば特許文献1参照)は、下記[1][2]のような手順で湿し水を作製している。すなわち定量希釈装置タンク内の湿し水が所定の水位まで減少すると、
[1]まず、所定の薬液(液状の濃縮補充組成物)を所定量だけタンクに供給する。
[2]その後、このタンク内が所定水位になるまで水(水道水など)を供給する。
という手順である。
手順[2]の水の供給は、定量希釈装置タンク内に取り付けられた各種の水位センサによってコントロールされている。必要な水の供給量に対して水位センサの精度は十分に良いので、水の供給量の精度が問題になることはほとんどない。
一方、手順[1]の薬液(液状の濃縮補充組成物)の供給には、下記のような問題点があり、所定量を必要な精度で供給するのが困難である。
薬液の供給方法の1つは、ベローズポンプまたはダイアフラムポンプを予め設定した時間だけ稼働させることにより、所定量だけ定量希釈装置タンクに供給しようとするものである。
しかしながら、ベローズポンプやダイアフラムポンプを利用した薬液供給装置は、ポンプの消耗部品(ベローズポンプの場合はベローズ部分を構成する部品、ダイアフラムポンプの場合はダイアフラム(膜)部分の部品)が劣化するとポンプの能力が著しく低下し、供給すべき薬液を定量補充できなくなる。
また、ポンプが正常動作しているときであっても、ベローズポンプのベローズや、ダイアフラムポンプのダイアフラムの停止位置にはばらつきがあり、従って薬液の吐出量の精度が悪いという問題がある。また、タンクへ薬液を供給する配管経路のどこかで折れや詰まりがあった場合、実際に供給された薬液の量は測定できない。
別の薬液の供給方法としては、定量吐出のポンプを介して薬液を計量容器にいったん供給し、計量容器の液面の高さを測定する液面センサにより所定量を計量してから、定量希釈装置タンクに供給するというものがある。
しかしながら、同じ種類の薬液でもそのときの粘性により表面張力が変わってくるため、計量容器に薬液を供給したときの液面センサによる検出値が異なったりすることがある。また、粘性の大きい薬液の場合、薬液の一部分は計量容器の内壁に付着したままでタンク内に移動せず、またその付着量が変動しやすい。このようなことから、結果的に供給する薬液の量がばらつくという問題がある。
また電磁比例ポンプを用いる方法は、薬液を供給しつつ、供給した薬液の所定倍量の水を供給して希釈量を制御するというものであり、ベローズポンプやダイアフラムポンプと比較すると精度は高い。しかし電磁比例ポンプが高価なものであるため、コスト面で問題がある。
実開平3−98037号公報
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、薬品(濃縮補充組成物)を設定した希釈比率で精度良く希釈した湿し水を作製することができ、かつ湿し水の品質の管理がしやすい湿し水定量希釈装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の請求項1においては、オフセット印刷機で使われる湿
し水を作製し供給する湿し水定量希釈装置であって、
湿し水原液を収容する原液タンクと、
湿し水原液と水を混合して湿し水として貯蔵する湿し水作製タンクと、
湿し水作製タンク内の湿し水の液面の高さを計測する液面センサと、
湿し水原液供給口および水供給口および排出口を有し、所定量の湿し水原液を貯留可能な2つの湿し水原液計量容器と、
前記2つの湿し水原液計量容器それぞれの湿し水原液供給口および水供給口および排出口それぞれにおける液体の給排を制御する液体給排制御手段と、
湿し水原液を湿し水原液供給口から湿し水原液計量容器に送液する原液ポンプと、
水を水供給口から湿し水原液計量容器に供給する水供給手段と、
液体給排制御手段および原液ポンプおよび水供給手段を制御する全体制御手段と、を備え、
前記全体制御手段は、湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなる前に、原液ポンプによりいずれかの湿し水原液計量容器に湿し水原液を供給して所定量の湿し水原液を湿し水原液計量容器にいったん貯留し、
湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなったことを液面センサにより検知したら、後排出口を開いて湿し水原液を湿し水作製タンクに供給し、さらに水供給手段により水を供給することにより湿し水原液計量容器内に付着している湿し水原液を洗い流しつつ排出口から排出し、液面センサで計測した湿し水の液面高さが所定値になるまで湿し水作製タンクに水を供給することを特徴とする湿し水定量希釈装置、としたものである。
また本発明の請求項2においては、オフセット印刷機で使われる湿し水を作製し供給す
る湿し水定量希釈装置であって、
粉末状または顆粒状の湿し水濃縮補充組成物を収容する濃縮補充組成物タンクと、
湿し水濃縮補充組成物と水を混合して湿し水として貯蔵する湿し水作製タンクと、
湿し水作製タンク内の湿し水の液面の高さを計測する液面センサと、
湿し水濃縮補充組成物供給口および水供給口および排出口を有し、所定量の湿し水濃縮補充組成物を貯留可能な2つの湿し水濃縮補充組成物計量容器と、
前記2つの湿し水濃縮補充組成物計量容器それぞれの湿し水濃縮補充組成物供給口および水供給口および排出口それぞれの給排を制御する給排制御手段と、
所定量の湿し水濃縮補充組成物を湿し水濃縮補充組成物供給口から湿し水原液計量容器に供給する濃縮補充組成物供給手段と、
水を水供給口から湿し水濃縮補充組成物計量容器に供給する水供給手段と、
給排制御手段および濃縮補充組成物供給手段および水供給手段を制御する全体制御手段と、を備え、
前記全体制御手段は、湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなる前に、いずれかの湿し水濃縮補充組成物計量容器に湿し水濃縮補充組成物を供給して所定量の湿し水濃縮補充組成物を湿し水濃縮補充組成物計量容器にいったん貯留し、
湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなったことを液面センサにより検知したら、排出口を開いて湿し水濃縮補充組成物を湿し水作製タンクに供給し、さらに水供給手段により水を供給することにより湿し水濃縮補充組成物計量容器内に付着している湿し水濃縮補充組成物を洗い流して排出口から排出し、液面センサで計測した湿し水の液面高さが所定値になるまで湿し水作製タンクに水を供給することを特徴とする湿し水定量希釈装置、としたものである。
本発明の請求項1の湿し水定量希釈装置によれば、湿し水原液計量容器にて所定量の湿し水原液をいったん計量してから湿し水作製タンクに排出し、さらに湿し水原液計量容器の内側に付着している湿し水原液を水で洗い流しながら排出する。これにより所定量の湿し水原液を精度良く湿し水作製タンクに供給することができ、したがって精度良く希釈した湿し水を生成することができる。
また本発明の請求項2の湿し水定量希釈装置によれば、湿し水濃縮補充組成物計量容器にて所定量の粉末状または顆粒状の湿し水濃縮補充組成物をいったん計量してから湿し水作製タンクに排出し、さらに湿し水濃縮補充組成物計量容器の内側に付着している湿し水濃縮補充組成物を水で洗い流しながら排出する。これにより所定量の湿し水濃縮補充組成物を精度よく湿し水作製タンクに供給することができ、したがって精度良く希釈した湿し水を生成することができる。
また本発明の請求項3の湿し水定量希釈装置によれば、タブレット投入手段により所定数のタブレット状の湿し水濃縮補充組成物を湿し水作製タンクに投入するので、所定量の湿し水濃縮補充組成物を精度よく湿し水作製タンクに供給することができ、したがって精度良く希釈した湿し水を生成することができる。
本発明の湿し水定量希釈装置の第1の実施形態の模式図 本発明の湿し水定量希釈装置の第2の実施形態の模式図 本発明の湿し水定量希釈装置の第3の実施形態の模式図
図1は、本発明の湿し水定量希釈装置の第1の実施形態を模式的に表した概略図である。湿し水作製タンク10は、湿し水11を作製して貯蔵しておくためのタンクであり、湿し水供給配管14を介して別のタンクやオフセット印刷機などに湿し水11を供給する。湿し水供給配管14には湿し水ポンプ13が配設され、湿し水11はこの湿し水ポンプ13によって湿し水供給配管14内に供給される。
湿し水作製タンク10の内部には液面センサ12が配置されている。液面センサ12は湿し水11の液面高さを定期的に計測してその値を図示せぬ全体制御手段に送信するか、液面高さが所定値以下になったらアラーム信号を図示せぬ全体制御手段に送信する、という動作を行う。
湿し水原液31は、原液供給配管34を有する原液タンク30に貯蔵されている。原液供給配管34には原液ポンプ33が配設されており、湿し水原液31はこの原液ポンプ33によって、原液供給配管34を介して湿し水原液計量容器41、42に供給される。原液ポンプ33の動作は、図示せぬ全体制御手段によって制御されている。原液ポンプ33としては通常の液体用ポンプを用いることができ、ポンプ33自体には流量をモニタする機能はなくても良い。
原液供給配管34は、湿し水原液計量容器41および42それぞれの湿し水原液供給口41aおよび42aに接続されている。
水供給手段20は水道水などの水を、水供給配管24を介して湿し水原液計量容器41および42に供給する。水供給配管24は、湿し水原液計量容器41および42それぞれの水供給口41bおよび42bに接続されている。水供給手段20の動作は、図示せぬ全体制御手段によって制御されている。
湿し水原液供給口41aおよび42a、水供給口41bおよび42b、排出口41cおよび42cは、開閉可能な弁を有していて、その弁の開閉は図示せぬ全体制御手段により個別に制御されている。
以下、この第1の実施形態の湿し水定量希釈装置の動作を説明する。全体制御手段は、液面センサ12により液面高さが所定値以下になったことを検知したら、まず湿し水ポンプ13を停止して、湿し水11が湿し水作製タンク10から排出されないようにする。湿し水供給配管14の適宜箇所にあらかじめ弁を設けておき、その弁を閉じるなどして湿し水11が湿し水作製タンク10外に流れ出ないようにしてもよい。また全体制御手段は、このときの液面高さの値を液面センサ12から取得しておく。
次に、湿し水原液計量容器41および42を使って、所定量の湿し水原液31を計量する。その手順は次の通りである。
例えば、湿し水原液計量容器41において、水供給口41bと排出口41cの弁を閉じて、湿し水原液供給口41aの弁を開いた状態(湿し水原液供給口42aの弁は閉じておく)で、原液ポンプ33により原液31を湿し水原液計量容器41が完全充填されるまで送液する。
湿し水原液計量容器41が完全充填状態かどうかは、湿し水原液計量容器41に取り付けた適宜のセンサなどにより検知するなどすればよい。例えば、湿し水原液計量容器41の重量を測定可能としておき原液込みの重量が所定値になったとき、あるいは湿し水原液計量容器41内の最上部に圧力センサを配置しておき原液ポンプ33の送液圧を感知したとき、あるいは湿し水原液計量容器41内の最上部に透過型の光学センサ(投光ユニットと受光ユニットが所定距離を隔てて配置されているようなもの)を配置しておき原液が投光ユニットと受光ユニットの間に入ってきて出力信号の変化を検知したとき、などである。
湿し水原液計量容器41が原液31で満たされた後、湿し水原液供給口41aの弁を閉じれば、湿し水原液計量容器41は所定量の湿し水原液を収容して密閉できる。このようにして湿し水原液計量容器41は、原液31の表面張力に影響されないで、所定量の原液31を計量することができる。
湿し水原液計量容器41および42は、その内部にどのくらいの量の湿し水原液31が貯留されているか目視確認可能になっていることが望ましい。すなわち、湿し水原液計量容器の全体もしくは一部分が透明な部材で構成されていて、作業者が湿し水原液計量容器の内部の様子を目視できるようになっていると良い。さらには、その透明な部材の適宜箇所に目盛りが配置されていれば、湿し水原液計量容器の内部に貯留されている湿し水原液の量を、作業者は大まかに読み取ることができるのでより好ましい。
湿し水原液計量容器41および42内に所定量の原液31を溜めておくという動作は、タンク10内の液面高さが所定値以下になる前にあらかじめ行って、待機状態にしておいてもかまわない。
この後、湿し水原液供給口41aの弁は閉じた状態で、排出口41cの弁を開き、湿し水原液計量容器41内の原液31を湿し水作製タンク10内に排出する。このとき、湿し水原液計量容器41の内側壁には原液31が付着している。これを洗い流すために水供給口41bの弁を開いて、水供給手段20により湿し水原液計量容器41内に水を供給する。
湿し水原液計量容器41の内側壁の全体を洗い流せるように、水供給口41bからの水の供給はシャワー状やスプリンクラー状などにして、内側壁を水が伝って流れたり内側壁に水が吹き付けられたりするようにしておくのが好ましい。
あるいは、いったん排出口41cの弁を閉じて湿し水原液計量容器41内に水を溜め、内側壁に付着した原液31と水が混合してから排出口41cの弁を開くようにしてもよい。この場合、原液31と水の混合を促すために、湿し水原液計量容器41内に適宜の攪拌手段を設けておいてもかまわない。
以上の、湿し水原液の計量〜湿し水作製タンクへの排出の動作を、湿し水原液計量容器41および42を使って所定回数行い、所定量の湿し水原液31を湿し水作製タンク10に投入する。湿し水作製タンク10に投入された湿し水原液31の量に対して、所定の希釈比率になるように、さらに水供給手段20から水が供給される。
所定の希釈比率にするために必要な水の量を供給したかどうかは、液面センサ12で測定した液面高さから知ることができる。すなわち、湿し水作製タンク10の容量をあらかじめ測っておけば、湿し水原液や水の投入前の液面高さは測ってあり、湿し水原液の投入量もわかっているので、液面高さがいくつになるまで水を投入すればよい、ということを全体制御手段は算出することができる。全体制御手段は、液面高さがその値になるまで水供給手段により水を供給し、液面高さがその値になった時点で水の供給を止め、また水供給口41bおよび42bの弁、排出口41cおよび42cの弁を閉じておく。
湿し水作製タンク10内には適宜の攪拌手段を設けておき、湿し水原液と水を効率よく混合できるようにしておくことが望ましい。以上の工程で、所定の希釈率で希釈された所定量の湿し水11が湿し水作製タンク10内で作製されて貯蔵される。作製された湿し水11は、湿し水供給配管14および湿し水ポンプ13を介して、別のタンクやオフセット印刷機などに供給される。
図1および本実施形態では、湿し水原液計量容器が41および42の2個の場合を示して説明しているが、湿し水原液計量容器は少なくとも1つ以上あればよい。湿し水の消費量や作製の頻度、湿し水原液を計量したり排出したりするのにかかる時間などを考慮して、湿し水原液計量容器の個数を決めればよい。
すなわち、計量のために湿し水原液計量容器に湿し水原液を送液・貯留する過程と、湿し水原液計量容器の内側壁に付着した原液を水で洗い流す過程には、それぞれに所定の時間が必要である。湿し水原液計量容器が複数個あれば、いずれかの湿し水原液計量容器に湿し水原液を送液・貯留している時に、別の湿し水原液計量容器では内側壁に付着した原液を水で洗い流している、というような同時操作が可能で、所要時間を短くできるという利点がある。しかし湿し水原液計量容器の個数が多くなると、装置が複雑になってメンテナンスの手間が増えたり高価になったりするという短所もある。このような事項を考慮して湿し水原液計量容器の個数を決めることが望ましい。
図2は、本発明の湿し水定量希釈装置の第2の実施形態を模式的に表した概略図である。湿し水作製タンク10とそれに付随する構成要素11〜14、および水供給手段21と水供給配管24、および図示せぬ全体制御手段は、第1の実施形態と同様の構成であり、またその動作も同様である。以下では第2の実施形態の湿し水定量希釈装置特有の事項を中心に説明する。
粉末状または顆粒状の湿し水濃縮補充組成物51は、湿し水濃縮補充組成物供給配管54を有する湿し水濃縮補充組成物タンク50に貯蔵されている。湿し水濃縮補充組成物供給配管54には湿し水濃縮補充組成物ポンプ53が配設されており、濃縮補充組成物51はこの濃縮補充組成物ポンプ53によって、濃縮補充組成物供給配管54を介して湿し水原液計量容器61、62に供給される。濃縮補充組成物ポンプ53の動作は、図示せぬ全体制御手段によって制御されている。濃縮補充組成物ポンプ53としては、粉末状または顆粒状の物体を供給可能なポンプを用いることができ、ポンプ53自体には供給量をモニタする機能はなくても良い。
濃縮補充組成物供給配管54は、濃縮補充組成物計量容器61および62それぞれの濃縮補充組成物供給口61aおよび62aに接続されている。
濃縮補充組成物供給口61aおよび62a、水供給口61bおよび62b、排出口61cおよび62cは、開閉可能な弁を有していて、その弁の開閉は図示せぬ全体制御手段により個別に制御されている。
全体制御手段は、液面センサ12により湿し水11の液面高さが所定値以下になったことを検知したら湿し水ポンプ13を停止して、湿し水11が湿し水作製タンク10から排出されないようにし、このときの液面高さの値を液面センサ12から取得しておく。
次に、濃縮補充組成物計量容器61および62を使って、所定量の濃縮補充組成物51を計量する。その手順は次の通りである。
例えば、濃縮補充組成物計量容器61において、水供給口61bと排出口61cの弁を閉じて、濃縮補充組成物供給口61aの弁を開いた状態(濃縮補充組成物供給口62aの弁は閉じておく)で、濃縮補充組成物ポンプ53により濃縮補充組成物51を濃縮補充組成物計量容器61が完全充填されるまで供給する。
濃縮補充組成物計量容器61が完全充填状態かどうかは、濃縮補充組成物計量容器61に取り付けた適宜のセンサなどにより検知するなどすればよい。例えば、濃縮補充組成物計量容器61の重量を測定可能としておき原液込みの重量が所定値になったとき、あるいは濃縮補充組成物計量容器61内の最上部に圧力センサを配置しておき濃縮補充組成物ポンプ53の供給圧を感知したとき、あるいは濃縮補充組成物計量容器61内の最上部に透過型の光学センサ(投光ユニットと受光ユニットが所定距離を隔てて配置されているようなもの)を配置しておき濃縮補充組成物51が投光ユニットと受光ユニットの間に入ってきて出力信号の変化を検知したとき、などである。
濃縮補充組成物計量容器61が濃縮補充組成物51で満たされた後、濃縮補充組成物供給口61aの弁を閉じれば、濃縮補充組成物計量容器61は所定量の濃縮補充組成物51を収容して密閉できる。
このとき、濃縮補充組成物計量容器61内に濃縮補充組成物51をすきまなく収容し、かつ湿し水作製タンク10へ排出する際の濃縮補充組成物51内の粉残りをできるだけ少なくするために、濃縮補充組成物計量容器61の底面や上面を平面ではなく錐形状(円錐や角錐など)にしておくとよい。このようにして濃縮補充組成物計量容器61は、所定量の濃縮補充組成物51を計量することができる。
濃縮補充組成物計量容器61および62は、その内部にどのくらいの量の濃縮補充組成物51が貯留されているか目視確認可能になっていることが望ましい。すなわち、濃縮補充組成物計量容器の全体もしくは一部分が透明な部材で構成されていて、作業者が濃縮補充組成物計量容器の内部の様子を目視できるようになっていると良い。さらには、その透明な部材の適宜箇所に目盛りが配置されていれば、濃縮補充組成物計量容器の内部に貯留されている濃縮補充組成物の量を、作業者は大まかに読み取ることができるのでより好ましい。
濃縮補充組成物計量容器61および62内に所定量の濃縮補充組成物51を溜めておくという動作は、タンク10内の液面高さが所定値以下になる前にあらかじめ行って、待機状態にしておいてもかまわない。
この後、濃縮補充組成物供給口61aの弁は閉じた状態で、排出口61cの弁を開き、濃縮補充組成物計量容器61内の濃縮補充組成物51を湿し水作製タンク10内に排出する。このとき、濃縮補充組成物計量容器61の内側壁には濃縮補充組成物51が付着している。これを洗い流すために水供給口61bの弁を開いて、水供給手段20により濃縮補充組成物計量容器61内に水を供給する。
濃縮補充組成物計量容器61の内側壁の全体を洗い流せるように、水供給口61bからの水の供給はシャワー状やスプリンクラー状などにして、内側壁を水が伝って流れたり内側壁に水が吹き付けられたりするようにしておくのが好ましい。
あるいは、いったん排出口61cの弁を閉じて湿し水原液計量容器61内に水を溜め、内側壁に付着した原液61と水が混合してから排出口61cの弁を開くようにしてもよい。この場合、濃縮補充組成物51と水の混合を促すために、濃縮補充組成物計量容器61内に適宜の攪拌手段を設けておいてもかまわない。
以上の、濃縮補充組成物の計量〜湿し水作製タンクへの排出の動作を、濃縮補充組成物計量容器61および62を使って所定回数行い、所定量の濃縮補充組成物51を湿し水作製タンク10に投入する。湿し水作製タンク10に投入された濃縮補充組成物51の量に対して、所定の希釈比率になるように、さらに水供給手段20から水が供給される。
所定の希釈比率にするために必要な水の量を供給したかどうかは、液面センサ12で測定した液面高さから知ることができる。すなわち、湿し水作製タンク10の容量をあらかじめ測っておけば、濃縮補充組成物や水の投入前の液面高さは測ってあり、濃縮補充組成物の投入量もわかっているので、液面高さがいくつになるまで水を投入すればよい、ということを全体制御手段は算出することができる。全体制御手段は、液面高さがその値になるまで水供給手段により水を供給し、液面高さがその値になった時点で水の供給を止め、また水供給口61bおよび62bの弁、排出口61cおよび62cの弁を閉じておく。
湿し水作製タンク10内には適宜の攪拌手段を設けておき、湿し水原液と水を効率よく混合できるようにしておくことが望ましい。以上の工程で、所定の希釈率で希釈された所定量の湿し水11が湿し水作製タンク10内で作製されて貯蔵される。作製された湿し水11は、湿し水供給配管14および湿し水ポンプ13を介して、別のタンクやオフセット印刷機などに供給される。
図2および本実施形態では、濃縮補充組成物計量容器が61および62の2個の場合を示して説明しているが、濃縮補充組成物計量容器は少なくとも1つ以上あればよい。湿し水の消費量や作製の頻度、濃縮補充組成物を計量したり排出したりするのにかかる時間などを考慮して、濃縮補充組成物計量容器の個数を決めればよい。
すなわち、計量のために濃縮補充組成物計量容器に濃縮補充組成物を供給・貯留する過程と、濃縮補充組成物計量容器の内側壁に付着した原液を水で洗い流す過程には、それぞれに所定の時間が必要である。濃縮補充組成物計量容器が複数個あれば、いずれかの濃縮補充組成物計量容器に濃縮補充組成物を供給・貯留している時に、別の濃縮補充組成物計量容器では内側壁に付着した濃縮補充組成物を水で洗い流している、というような同時操作が可能で、所要時間を短くできるという利点がある。しかし濃縮補充組成物計量容器の個数が多くなると、装置が複雑になってメンテナンスの手間が増えたり高価になったりするという短所もある。このような事項を考慮して濃縮補充組成物計量容器の個数を決めることが望ましい。
図3は、本発明の湿し水定量希釈装置の第3の実施形態を模式的に表した概略図である。湿し水作製タンク10とそれに付随する構成要素11〜14、および水供給手段21と水供給配管24、および図示せぬ全体制御手段は、第1の実施形態と同様の構成であり、またその動作も同様である。以下では第3の実施形態の湿し水定量希釈装置特有の事項を中心に説明する。
タブレット状の湿し水濃縮補充組成物71は、湿し水濃縮補充組成物タンク70に貯蔵されている。濃縮補充組成物タンク70には湿し水濃縮補充組成物投入手段73が配設されており、所定個数のタブレット状の湿し水濃縮補充組成物71を計数して湿し水作製タンク10内に投入することができるようになっている。
水供給配管24は、湿し水作製タンク10内に水を直接供給できるように配置されており、水供給手段20は図示せぬ全体制御手段の指示するタイミングで、水の供給を開始したり停止したりするものとする。
全体制御手段は、液面センサ12により湿し水11の液面高さが所定値以下になったことを検知したら湿し水ポンプ13を停止して、湿し水11が湿し水作製タンク10から排出されないようにし、このときの液面高さの値を液面センサ12から取得しておく。
次に、全体制御手段は、湿し水濃縮補充組成物投入手段73に対して所定個数の湿し水濃縮補充組成物71のタブレットを投入するように指示し、湿し水濃縮補充組成物投入手段73はその通りの個数のタブレットを投入する。
タブレット状の湿し水濃縮補充組成物1個を所定希釈率で希釈するために必要な水の量はあらかじめ分かっているので、湿し水11の液面高さが所定値になるまで水供給手段20から水を供給する。
湿し水作製タンク10内には適宜の攪拌手段を設けておき、湿し水原液と水を効率よく混合できるようにしておくことが望ましい。以上の工程で、所定の希釈率で希釈された所定量の湿し水11が湿し水作製タンク10内で作製されて貯蔵される。作製された湿し水11は、湿し水供給配管14および湿し水ポンプ13を介して、別のタンクやオフセット印刷機などに供給される。
以上、説明した本発明の湿し水定量希釈装置により、精度良く希釈した湿し水を作製することができる。
10・・・湿し水作製タンク
11・・・湿し水
12・・・液面センサ
13・・・湿し水ポンプ
14・・・湿し水供給配管
20・・・水供給手段
24・・・水供給配管
30・・・原液タンク
31・・・湿し水原液
33・・・原液ポンプ
34・・・原液供給配管
41、42・・・湿し水原液計量容器
41a、42a・・湿し水原液計量容器の湿し水原液供給口
41b、42b・・湿し水原液計量容器の水供給口
41c、42c・・湿し水原液計量容器の排出口
50・・・湿し水濃縮補充組成物タンク
51・・・粉末状または顆粒状の湿し水濃縮補充組成物
53・・・湿し水濃縮補充組成物ポンプ
54・・・湿し水濃縮補充組成物供給配管
61、62・・・粉末状または顆粒状の湿し水濃縮補充組成物計量容器
61a、62a・・湿し水濃縮補充組成物計量容器の湿し水原液供給口
61b、62b・・湿し水濃縮補充組成物計量容器の水供給口
61c、62c・・湿し水濃縮補充組成物計量容器の排出口
70・・・湿し水濃縮補充組成物タンク
71・・・タブレット状の湿し水濃縮補充組成物
73・・・湿し水濃縮補充組成物投入手段

Claims (2)

  1. オフセット印刷機で使われる湿し水を作製し供給する湿し水定量希釈装置であって、
    湿し水原液を収容する原液タンクと、
    湿し水原液と水を混合して湿し水として貯蔵する湿し水作製タンクと、
    湿し水作製タンク内の湿し水の液面の高さを計測する液面センサと、
    湿し水原液供給口および水供給口および排出口を有し、所定量の湿し水原液を貯留可能な2つの湿し水原液計量容器と、
    前記2つの湿し水原液計量容器それぞれの湿し水原液供給口および水供給口および排出口それぞれにおける液体の給排を制御する液体給排制御手段と、
    湿し水原液を湿し水原液供給口から湿し水原液計量容器に送液する原液ポンプと、
    水を水供給口から湿し水原液計量容器に供給する水供給手段と、
    液体給排制御手段および原液ポンプおよび水供給手段を制御する全体制御手段と、を備え、
    前記全体制御手段は、湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなる前に、原液ポンプによりいずれかの湿し水原液計量容器に湿し水原液を供給して所定量の湿し水原液を湿し水原液計量容器にいったん貯留し、
    湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなったことを液面センサにより検知したら、排出口を開いて湿し水原液を湿し水作製タンクに供給し、さらに水供給手段により水を供給することにより湿し水原液計量容器内に付着している湿し水原液を洗い流しつつ排出口から排出し、液面センサで計測した湿し水の液面高さが所定値になるまで湿し水作製タンクに水を供給することを特徴とする湿し水定量希釈装置。
  2. オフセット印刷機で使われる湿し水を作製し供給する湿し水定量希釈装置であって、
    粉末状または顆粒状の湿し水濃縮補充組成物を収容する濃縮補充組成物タンクと、
    湿し水濃縮補充組成物と水を混合して湿し水として貯蔵する湿し水作製タンクと、
    湿し水作製タンク内の湿し水の液面の高さを計測する液面センサと、
    湿し水濃縮補充組成物供給口および水供給口および排出口を有し、所定量の湿し水濃縮補充組成物を貯留可能な2つの湿し水濃縮補充組成物計量容器と、
    前記2つの湿し水濃縮補充組成物計量容器それぞれの湿し水濃縮補充組成物供給口および水供給口および排出口それぞれの給排を制御する給排制御手段と、
    所定量の湿し水濃縮補充組成物を湿し水濃縮補充組成物供給口から湿し水原液計量容器に供給する濃縮補充組成物供給手段と、
    水を水供給口から湿し水濃縮補充組成物計量容器に供給する水供給手段と、
    給排制御手段および濃縮補充組成物供給手段および水供給手段を制御する全体制御手段と、を備え、
    前記全体制御手段は、湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなる前に、いずれかの湿し水濃縮補充組成物計量容器に湿し水濃縮補充組成物を供給して所定量の湿し水濃縮補充組成物を湿し水濃縮補充組成物計量容器にいったん貯留し、
    湿し水作製タンク内の湿し水の液面高さが所定値より低くなったことを液面センサにより検知したら、排出口を開いて湿し水濃縮補充組成物を湿し水作製タンクに供給し、さらに水供給手段により水を供給することにより湿し水濃縮補充組成物計量容器内に付着している湿し水濃縮補充組成物を洗い流して排出口から排出し、液面センサで計測した湿し水の液面高さが所定値になるまで湿し水作製タンクに水を供給することを特徴とする湿し水定量希釈装置。
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