JP5343275B2 - 空調機制御システム - Google Patents
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例えば、特許文献1には、評価関数の最小化に空調機(熱源機)の運転台数制御を取り込んだ空調機制御システムが提案されている。
(A)駆動している各空調機の消費電力を測定することによって、駆動している複数の空調機全体の消費電力(全消費電力)を算出する。また、空調機の消費電力と空調能力との関係を用いて、駆動している複数の空調機全体の空調能力(全空調能力)を算出する。
(B)複数の空調機の中から選択した何れかの空調機(選択空調機)のみで全空調能力を得るために必要な消費電力(必要消費電力)を上記の関係を用いて算出する。
(C)必要消費電力と全消費電力とを比較し、必要消費電力が全消費電力よりも小さくなる場合には、選択空調機は駆動させたままとする一方、選択空調機以外の空調機は停止させる。
本発明は、斯かる本発明者の知見に基づき完成されたものである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空調機制御システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る空調機制御システム100は、駆動している複数(本実施形態では、2台)の冷房機A、Bの消費電力を測定する電力計1(1a、1b)と、冷房機A、Bの駆動/停止を制御する制御装置2(2a、2b)と、各冷房機A、Bについての消費電力と空調能力(本実施形態では冷房能力)との関係が予め記憶された演算装置3とを備えている。
本工程において、演算装置3は、電力計1で測定した各冷房機A、Bの消費電力を加算して、2つの冷房機全体の消費電力である全消費電力を算出する。例えば、各冷房機A、Bの消費電力が、それぞれ1.9kWであるとすれば、全消費電力として3.8kWが算出される。
本工程において、演算装置3は、電力計1で測定した各空調機A、Bの消費電力と、予め記憶された関係(消費電力と冷房能力との関係)とに基づき、各冷房機A、Bの冷房能力を算出する。図2に示す例では、各冷房機A、Bの消費電力1.9kWに対応する冷房能力として6.5kWが算出される。
本工程において、演算装置3は、算出した各冷房機A、Bの冷房能力を加算して、2つの冷房機全体の冷房能力である全冷房能力を算出する。図2に示す例では、各冷房機A、Bの冷房能力6.5kWが加算され、全冷房能力として13.0kWが算出される。
本工程において、演算装置3は、2つの冷房機A、Bの中から何れかの冷房機(例えば、冷房機A)を選択し、算出した全冷房能力を選択した冷房機Aのみで得るために必要な消費電力である必要消費電力を、選択した冷房機Aについて予め記憶された関係(消費電力と冷房能力との関係)に基づいて算出する。図2に示す例では、全冷房能力13.0kWを冷房機Aのみで得るために必要な必要消費電力として2.5kWが算出される。
本工程において、演算装置3は、選択した冷房機Aについて算出した必要消費電力と、算出した全消費電力とを比較し、必要消費電力が全消費電力よりも小さくなる場合、選択した冷房機Aは駆動させたままとする一方、選択した冷房機A以外の冷房機Bは停止させる指示情報を制御装置2に出力する。図2に示す例では、冷房機Aについて算出した必要消費電力2.5kWと、全消費電力3.8kWとが比較され、必要消費電力2.5kWが全消費電力3.8kWよりも小さくなるため、選択した冷房機Aは駆動させたままとする一方、選択した冷房機A以外の冷房機Bは停止させる指示情報(例えば、冷房機Aに付与された識別番号に対応する冷房機を駆動させたままとし、冷房機Bに付与された識別番号に対応する冷房機を停止させるという指示情報)を制御装置2に出力することになる。
(1)駆動している冷房機Aの冷房能力が最大冷房能力(100%の冷房能力)にまで達している。
(2)駆動している冷房機Aの冷房COPが最大値(又は予め定めたその近傍)未満で、且つ、冷房機Aの冷房能力が冷房COPが最大値となるときの冷房能力よりも大きくなっている。
上記(1)の場合には、空調対象を目標温度とするために必要な冷房能力が欠如している可能性が高いため、冷房機Bを再度駆動させて、冷房機全体の冷房能力を高める必要がある。
また、上記(2)の場合には、冷房COPが最大値(又は予め定めたその近傍)未満で、且つ、冷房能力が冷房COPが最大値となるときの冷房能力よりも大きいため、停止させた冷房機Bを再度駆動することにより、冷房機全体の冷房能力を維持したまま、冷房機全体の消費電力を低減できる可能性がある。仮に、停止させた冷房機Bを再度駆動することによって冷房機全体の消費電力が上昇してしまった場合であっても、更に次の制御タイミングで停止制御が行われるため、前述のように冷房機全体の消費電力を低減させることが可能である。
本実施形態に係る空調機制御システムは、制御対象である冷房機A、Bが異なる機種であるため、演算装置3に予め記憶されている各冷房機A、Bについての消費電力と冷房能力との関係が各冷房機A、Bで異なる点と、演算装置3で実行する工程とが異なる点を除き、第1の実施形態に係る空調機制御システムと同様の構成を有する。このため、本実施形態に係る空調機制御システムについても、第1の実施形態に係る空調機制御システムを説明するのに用いた図1を転用して説明する。
図3は、本実施形態において、演算装置3に予め記憶されている各冷房機A、Bについての消費電力と冷房能力との関係の一例を示す図である。図3(a)は冷房機Aについての消費電力と冷房能力との関係の一例を、図3(b)は冷房機Bについての消費電力と冷房能力との関係の一例を示す。なお、図3には、冷房能力/消費電力で算出され冷房機のエネルギー消費効率を意味する冷房COPと冷房能力との関係も併せて図示している。演算装置3は、全消費電力算出工程、空調能力算出工程(本実施形態では、冷房能力算出工程)、全空調能力算出工程(本実施形態では、全冷房能力算出工程)、必要消費電力算出工程、及び、比較工程を実行する。以下、これらの各工程について、図3を適宜参照しながら順次説明する。
本工程において、演算装置3は、電力計1で測定した各冷房機A、Bの消費電力を加算して、2つの冷房機全体の消費電力である全消費電力を算出する。例えば、冷房機Aの消費電力が1.9kWで、冷房機Bの消費電力が2.4kWであるとすれば、全消費電力として4.3kWが算出される。
本工程において、演算装置3は、電力計1で測定した各空調機A、Bの消費電力と、予め記憶された関係(消費電力と冷房能力との関係)とに基づき、各冷房機A、Bの冷房能力を算出する。図3に示す例では、冷房機Aの消費電力1.9kWに対応する冷房能力として5.7kWが算出され、冷房機Bの消費電力2.4kWに対応する冷房能力として10.0kWが算出される。
本工程において、演算装置3は、算出した各冷房機A、Bの冷房能力を加算して、2つの冷房機全体の冷房能力である全冷房能力を算出する。図3に示す例では、冷房機Aの冷房能力5.7kWと、冷房機Bの冷房能力10.0kWが加算され、全冷房能力として15.7kWが算出される。
本工程において、演算装置3は、2つの冷房機A、Bの中から何れかの冷房機を順次選択し、算出した全冷房能力を順次選択した冷房機のみで得るために必要な消費電力である必要消費電力を、順次選択した冷房機について予め記憶された関係(消費電力と冷房能力との関係)に基づいて算出する。図3に示す例では、全冷房能力15.7kWを冷房機Aのみで得るために必要な必要消費電力として3.4kWが算出される。また、全冷房能力15.7kWを冷房機Bのみで得るために必要な必要消費電力として3.0kWが算出される。
次に、本工程においては、順次選択した冷房機について算出した必要消費電力を互いに比較して、最も必要消費電力の小さな冷房機を最終的に選択する。図3に示す例では、冷房機Aについて算出した必要消費電力3.4kWと、冷房機Bについて算出した必要消費電力3.0kWとが比較され、必要諸費電力の小さな冷房機Bが最終的に選択される。
本工程において、演算装置3は、最終的に選択した冷房機Bについて算出した必要消費電力と、算出した全消費電力とを比較し、必要消費電力が全消費電力よりも小さくなる場合、最終的に選択した冷房機Bは駆動させたままとする一方、最終的に選択した冷房機B以外の冷房機Aは停止させる指示情報を制御装置2に出力する。図3に示す例では、冷房機Bについて算出した必要消費電力3.0kWと、全消費電力4.3kWとが比較され、必要消費電力3.0kWが全消費電力4.3kWよりも小さくなるため、最終的に選択した冷房機Bは駆動させたままとする一方、最終的に選択した冷房機B以外の冷房機Aは停止させる指示情報(例えば、冷房機Bに付与された識別番号に対応する冷房機を駆動させたままとし、冷房機Aに付与された識別番号に対応する冷房機を停止させるという指示情報)を制御装置2に出力することになる。
2,2a,2b・・・制御装置
3・・・演算装置
100・・・空調機制御システム
A,B・・・冷房機
Claims (2)
- 駆動している複数の空調機の消費電力を測定する電力計と、
前記複数の空調機の駆動/停止を制御する制御装置と、
前記各空調機についての消費電力と空調能力との関係が予め記憶された演算装置とを備え、
前記演算装置は、
前記電力計で測定した前記各空調機の消費電力を加算して、前記複数の空調機全体の消費電力である全消費電力を算出する全消費電力算出工程と、
前記電力計で測定した前記各空調機の消費電力と、前記予め記憶された関係とに基づき、前記各空調機の空調能力を算出する空調能力算出工程と、
前記算出した各空調機の空調能力を加算して、前記複数の空調機全体の空調能力である全空調能力を算出する全空調能力算出工程と、
前記複数の空調機の中から何れかの空調機を選択し、前記算出した全空調能力を前記選択した空調機のみで得るために必要な消費電力である必要消費電力を、前記選択した空調機について予め記憶された前記関係に基づいて算出する必要消費電力算出工程と、
前記選択した空調機について算出した必要消費電力と、前記算出した全消費電力とを比較し、前記必要消費電力が前記全消費電力よりも小さくなる場合、前記選択した空調機は駆動させたままとする一方、前記選択した空調機以外の空調機は停止させる指示情報を前記制御装置に出力する比較工程とを実行し、
前記制御装置は、前記演算装置から出力された指示情報に基づき、前記選択した空調機は駆動させたままとする一方、前記選択した空調機以外の空調機は停止させることを特徴とする空調機制御システム。 - 前記演算装置は、
前記必要消費電力算出工程において、前記複数の空調機の中から何れかの空調機を順次選択し、前記順次選択した空調機について算出した前記必要消費電力を互いに比較して、最も必要消費電力の小さな空調機を最終的に選択し、
前記比較工程において、前記最終的に選択した空調機について算出した必要消費電力と、前記算出した全消費電力とを比較し、前記必要消費電力が前記全消費電力よりも小さくなる場合、前記最終的に選択した空調機は駆動させたままとする一方、前記最終的に選択した空調機以外の空調機は停止させる指示情報を前記制御装置に出力し、
前記制御装置は、前記演算装置から出力された指示情報に基づき、前記最終的に選択した空調機は駆動させたままとする一方、前記最終的に選択した空調機以外の空調機は停止させることを特徴とする請求項1に記載の空調機制御システム。
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