JP5343010B2 - 減らされた数の大径バルブおよび低減させられたライン容積を有する擬似移動床分離のための方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸留によっては分離することが困難である天然または化学生成物の分離の分野に関する。「クロマトグラフィー」または「擬似移動床(simulated moving bed)」または「擬似向流」または「擬似並流」法または分離装置として知られている一群の方法および関連の装置が用いられる(以降において本発明者らは「SMB(simulated moving bed)」と称する)。
関連する分野の非排他的リストは、
・ 分枝状パラフィン、ナフテンおよび芳香族化合物からの直鎖状パラフィンの分離;
・ オレフィン/パラフィンの分離;
・ C8芳香族化合物の他の異性体からのパラキシレンの分離;
・ C8芳香族化合物の他の異性体からのメタキシレンの分離;
・ C8芳香族化合物の他の異性体からのエチルベンゼンの分離
製油所および石油化学プラントを超えて、グルコース/フルクトースの分離、クレゾールの位置異性体、光学異性体の分離等を含めて、多くの他の適用がある。
SMBクロマトグラフィー分離は、当該技術において周知である。擬似移動床は、一般的には少なくとも3つ、有利には4または5または6つのクロマトグラフィーゾーンを含み、前記ゾーンのそれぞれは、少なくとも1つの床またはカラムの一部によって構成され、2つの連続する供給または抜き出し点の間に含まれる。典型的には、分画されるべき少なくとも1つの供給材料Fおよび脱着剤D(溶離剤と称される場合もある)が供給され、少なくとも1つのラフィネートRおよび抽出液Eが抜き出される。場合によっては、抽出液リッチな還流液REも供給される。1つのラフィネートRだけでなく2つのラフィネートR1およびR2を用いることも可能である。それ故に、一般的には、順次的に供給されるかまたは抜き出される4、5または6つのプロセス流体がある。供給および抜き出し点は、時間と共に変更され、典型的には、流れの方向において、同時の方法で床の底部の方にシフトされる。
複数の有利なバリエーションは、同期的に置換させることによって当該タイプの装置の機能を向上させ得る。簡単に言えば、このような同期置換は、特許文献1に示されるように再流通ポンプ(単数または複数)の死んでいる(dead)容積(単数または複数)を補償するように、特許文献2に示されるようにぎくしゃくした流量および圧力を除去するために再流通ポンプにより一定の再循環速度で働くように、または、最終的に、少なくとも2つのクロマトグラフィーゾーンであって、そのそれぞれの1つは非整数の数の吸着剤床と等価である、ゾーンで操作するように作用する。この後者のバリエーションは、特許文献3〜6に示されるように、Varicol(登録商標)として知られている。当然、これらの3つのバリエーションは組み合わされ得る。
入来および送出流体を、単数または複数の吸着カラム内に配置された床と連通した状態に置く多方向回転バルブが、同期型置換を唯一可能にすることが留意されるべきである。同期置換のために、複数の開閉バルブが不可欠である。この技術的な局面は以下に説明される。
従来技術は、擬似移動床において供給材料の分離を行い得る種々の装置および方法を詳細に記載する。挙げられ得る特定の特許は、特許文献7〜14である。これらの特許も、SMBの機能の詳細を提供する。
SMB装置は、典型的には、少なくとも1つ(頻繁には2つ)のカラムと、当該カラム内に配置された吸着剤床Aiと、流体の順次的な分配および抽出のための制御手段とを含み、吸着剤床Aiは、プレートPiによって分離されており、このプレートPiは、流体の種々の吸着剤床への分配および/またはそこからの抽出のための室(単数または複数)Ciを有する。
各プレートPiは、典型的には、ラインまたは「分配/抽出多岐管(manifold)」を介して供給される複数の分配器−混合器−抽出器(distributor-mixer-extractor)パネル、すなわち「DMEi,j」を含む。プレートは、あらゆるタイプおよびあらゆる表面形状(geometry)のものであってよく、特には、カラムセクションの隣接セグメントを形成するパネルを有するものであるが、例えば、特許文献15の図8に示される、対称的に供給される(多岐管)もの等の角セグメント(angular segment)を有するパネル、または、公開された特許出願(特許文献16)に示されるような、二対称性に供給される円周内の切り抜き(cutout)等の平行セグメントである。好ましくは、分離カラムは、平行セグメントタイプのDMEi,jプレートおよび二対称性供給を含む。再度好ましくは、吸着剤は、高密度充填型である。これは、所与のカラムにおいてより多量の吸着剤が用いられ得ることを意味し、所望の産物の純度および/またはSMB流量を大きくする。
各床にわたる分配は、先の床からの流束(主に、カラムの主軸に沿って移動する流体)が収集されることを必要とし、場合によっては、そこに補助流体または二次流体を注入しつつ、その2つの流体を最良の可能な程度に混合するか、または、場合によっては、収集された流体の一部を除去し、それを抽出し、装置外に送り、さらには、流体を次の床の上に再分布させる。
この目的のため、プレートPi内に、混合室と別個または共通であり得る分配(注入/抽出)のための室Ci,kを用いることが可能である。1以上の室を有するプレートPiが知られており、異なる流体によって所与の時間において別個に供給される(または排出される)か、または、同時に並行して同一の流体によって所与の時間に供給される(または排出される)かのいずれかである。第1の場合、プレートは、複数の分配ネットワークを有するように仕向けられ、第2の場合には、それは、単一の分配ネットワークを有している。本発明は、専ら、単一の分配ネットワークを有するプレートを含む装置に関連する。
一般的に、流体の全部または主流束のいずれかは、特許文献7において記載された方法でカラム中を通過させられか、または、当該流束の大部分または全部は、特許文献13において開示された方法に記載されるように排出される。
全てのSMB装置による一般的な問題は、SMBの操作中の供給および抜き出し点への改変の間に流体のプレートへの供給およびプレートからの抜き出し回路の種々のゾーンおよび容積において出くわされる液体によって生じた汚染を最少にすることである。操作配列中、プレートPiのライン、室または供給ゾーンが、プロセス流体によってもはや洗い流されない場合、それは、液体が淀み、別のプロセス流体がその中を移動する時にのみ再度移動するデッドゾーンになる。SMBの性質は、これが異なるプロセス流体であることを必要とするので、デッドゾーン中の液体は、必然的に、実質的に異なる組成を有する液体によって置き換えられる。実質的に異なる組成を有する流体の短い時間間隔にわたる混合または流通は、それ故に、理想的な操作からの逸脱を導入し、これは、組成の不連続性を禁止する。
さらなる問題は、同一プレートの異なるゾーン間のあらゆる再流通に存在し得、これも、それ故に、理想的な操作からの逸脱を誘導する。
再流通およびデッドゾーンと関係があるこれらの問題を克服するために、種々の技術が従来技術においてすでに知られている:
a)脱着剤または比較的高純度の所望生成物によるラインおよびデッドゾーンの洗い流し(flush)が既に提案された。当該技術は、所望生成物のその抽出の間の汚染を効果的に防ぐ。しかしながら、洗い流しの液体は、典型的には、それが置き換える液体とは大きく異なる組成を有するので、これは、組成中に不連続性を導入し、これは、理想的な操作に不利益である。この第1の洗い流しのバリエーションは、典型的には、「高い濃度勾配において短い継続期間の洗い流し」を行う。これらの洗い流しは、簡単に、組成の不連続性の効果を制限する。
b)特許文献17に記載されるように、別の解決策は、カラムの内部の方に主流束の大部分を、隣接するプレート間の外部バイパスラインを介して外側の方に当該流れの少量、典型的には流束の2〜20%を通過させることからなる。この洗い流しは、典型的には、時間のほとんどまたは連続して行われ、その結果、ラインおよびゾーンは、もはや「デッド(dead)」ではなく、洗い流される。バイパスラインを介する洗い流しを伴うこのようなシステムは、特許文献17の図1に示され、本出願の図1において単純化されたバージョンで繰り返される。バイパスラインは、低流量用に設計されるので、それらは、結果として、径において小さくあり得、小さい径のバルブを含み得、これは、システムのコストを低減させる。
このようなシステムの第1の利点は、二次流体のための注入および抜き出しの回路が、置換された液体に非常に近い組成を有する液体により洗い流されることである。これは、第1にバイパスが隣接しているプレートに由来し、第2に洗い流しが、不連続というよりむしろ実質的に連続的であるからである。さらに、バイパス中の流量は、好ましくは、各バイパス中の通過速度が、SMBの主流束中の濃度勾配の前進の速度と実質的に同じであるように決定される。それ故に、種々のラインおよび容量は、そこで見出される液体の組成と実質的に等しい組成を有する流体により洗い流され、バイパス中を流通する液体は、主流束の組成が実質的に等しい点において再導入される。この第2のバリエーションは、それ故に、「小さいまたはゼロの濃度勾配を有する長期間の洗い流し」を行い得る。
この長継続期間の洗い流しシステム(注入または抜き出し期間は別として)の第2の利点は、小さい圧力降下差に起因した同一プレートのゾーンの間の可能性のある再流通の作用を取り除き得ることである。
SMBの機能に関して、SMBの制御された流体分配および抽出手段は、典型的には、2つの下記の主要タイプの技術の一方である:
・各プレートについて、流体の供給または抜き出し用の複数の開閉制御バルブ;前記バルブは、典型的には、対応するプレートの直ぐ隣りに位置し、特に、各プレートPiについて、少なくとも4つの二方向開閉制御バルブを含み、それぞれ、流体FおよびDを供給し、流体EおよびRを抜き出す;または
・集合(assembly)全体にわたって流体を供給または抜き出すための多方向回転バルブ。
第1の技術は、量産型であり得る二方向バルブを用い、これは、結果として、信頼性の向上および装置コストの相対的な低下につながる。第2の技術は、単一のバルブのみを用いるが、当該単一のバルブは、多方向バルブ(2超の経路)であり、必然的に、特別な構造のものであり、大寸法のものであり、極めて複雑である。さらに、この第2の技術は、Varicol(登録商標)装置におけるように、非同期的置換の可能性を除外する。
本発明は、従来の二方向バルブを用いる、すなわち、上記2つの技術のうちの第1の技術を用いるSMBに関する。特に、本発明は、擬似移動床分離のための改善された装置であって、複数の二方向バルブを、従来技術と比較してわずかに減らされた数の制御バルブ、特に、実質的に低減させられた数の大きい開口径の制御バルブと共に含むものに関する。本発明は、同期的置換のSMBおよび非同期置換のSMB、例えばVaricol(登録商標)の両方のために用いられ得る。
米国特許第5578215号明細書 米国特許第5762806号明細書 米国特許第6136198号明細書 米国特許第6375839号明細書 米国特許第6712973号明細書 米国特許第6413419号明細書 米国特許第2985589号明細書 米国特許第3214247号明細書 米国特許第3268605号明細書 米国特許第3592612号明細書 米国特許第4614204号明細書 米国特許第4378292号明細書 米国特許第5200075号明細書 米国特許第5316821号明細書 米国特許第6537451号明細書 米国特許出願公開第2003/0127394号明細書 米国特許第5972224号明細書
(発明の簡単な説明)
本発明は、複数の制御バルブ(開閉またはクリーパ(creeper)バルブ)、典型的には、要求される高い基準(密封性/信頼性)に対して低コストの量産型の標準的なバルブを用いる主要な擬似移動床技術に属する擬似移動床分離のための改善された装置に関する。
本発明の必須の目的の一つは、このタイプのSMBの相対的な不利益点(これは、多数の大径二方向制御バルブ、すなわち、SMBプロセス流体の額面上すなわち設計上(以下、「額面上」は「設計上」を意味する)の流量での移動に適合する開口径を有するものを要求することである)を低減させることである。典型的には、本発明は、大開口径制御バルブの数を実質的に低減させつつ、「小さいまたはゼロの濃度勾配の長い継続期間」型のデッドゾーンの効果的な洗い流しを用いることができるという利点を維持することができる。
本発明のさらなる目的は、低減した数の二方向大(開口)径バルブを必要とするが、これらのバルブの開/閉頻度が従来技術に対して増加させられることがない装置を提供することである:これは、低減した数の大径バルブに伴って、機能不良の統計的危険性を制限し、それ故に、システムの信頼性を高める。
さらに、装置の好ましいバリエーションにおいて、SMBの主要流体の額面流量での流通を可能にする大径のバルブの数は、さらに低減させられ得る。
本発明の装置は、新しい設備において用いられ得るが、制限された改変を行うことによって、それが設置され得る種々の既存設備とも合わせられる。それは、種々のタイプおよび表面形状のプレートPi、例えば扇形(angular sector)パネルを有するプレートまたは平行セグメントを有するプレートとも合わせられるが、ただし、これらのプレート(またはその大部分)は、SMBプロセス流体の順次的供給または抜き出しのために、単一の分配ネットワークタイプのものである。
それ故に、SMB方法用流体のためのそれらの額面上の流量での順次的な入口/出口に対応する、主要な大径制御バルブの数を大幅に低減させることができる手段が発見された:従来技術では、各プレートについて、F、D、R、Eの供給/抜き出しのための少なくとも1セットの4つの供給/抽出用主ネットワークバルブがある。SMBのための4を超えるプロセス流体があれば、例えば、2つのラフィネートR1、R2があれば、あるいは、所望の産物を豊富に含む還流RE、典型的には抽出液が用いられれば、この数はさらに増加させられる。それ故に、SMB用のプロセス流体があるのと同程度の数の、すなわち、通常4〜6個(限界値(limits)を含む)のプレート当たり多くの大径制御バルブがある。
従来技術では、バイパスラインは、小径の補助ラインに過ぎず、このものは流体F、D、R、E、(E1)、(E2)、(RE)によってそれらの額面上の供給または抜き出し流量においては用いられないが、実質的により小さい流量、典型的にはカラム中を流通する流量の20%未満、しばしば当該流量の2〜10%を用いる。それ故に、それらは、典型的には、小さい開口径(または通過の同一断面と等価な径)を有する(洗い流し速度を制御するための)制御クリーパバルブを含む。
本発明によると、カラムまたは当該カラムの主要部分(少なくともカラムの高さの50%超)は、重ね合わされたセクターSkに群化され、各セクターSkは、2つの連続する吸着剤の床Ai、Ai+1、およびそれぞれこれらの床の直下に位置する2つのプレートPi、Pi+1を含み、さらに、主要バイパスラインLkを含む。従来技術とは対称的に、SMBの流体は、バイパスラインLkをそれらの額面上の(および小さい洗い流し流れよる簡単なものでない)流量で用い、カラムセクター当たり(2つのプレートについてであって、従来技術におけるようにプレート当たりでない)の単一の一式の主要ネットワークバルブ(順次的供給または抜き出し)が用いられ、これらの大径バルブは、Lkを介したこれらの流体の流通を可能にするためにバイパスラインLkに接続される。
本発明によると、「プレートバルブ」、すなわち、SkのプレートPi、Pi+1のそれぞれについて、大径バルブ、それぞれ、ViまたはVi+1、並びに、Lk中を移動する洗い流し流体の小さい流れを制限するための追加手段も提供された。
本発明によると、セクターSkを直下のセクターSk+1に接続する二次バイパスラインMkが提供される。これは、SMBのプレートの全部の優れた洗い流しを提供し、回収された生成物、典型的には抽出液の純度を改善する傾向がある。
以下に記載されるように、特に、本発明のより明らかな図を提供することになる図2の記載に対して、大径制御バルブの総数は低減させられる。
最後に、本発明の装置の特徴的な配置によると、カラム上のラインLkの接続は、ラインLkの容積を制限するために、Skの範囲内で高くとも20°オフセットされ、カラムが機械的に弱くならないように2つの隣接するセクターSkおよびSk+1の間で平均角70〜110°の範囲でオフセットされる。プレートは、好ましくは、平行セグメントを有するパネルDMEi,jを含み、その方向は、プレートとプレートの間でまたは2つのプレートの群当たりで変動する。
本発明はまた、上記に記載された装置を用いるSMB分離の方法、特に、芳香族化合物、特にはパラキシレンまたはメタキシレンを、8個の炭素原子を含有する芳香族炭化水素の供給材料から分離するための方法に関する。
本発明はまた、上記に記載された装置を用いるSMB分離の方法、特には直鎖パラフィン炭化水素またはオレフィン炭化水素を、このような炭化水素を含む留分から分離するための方法に関する。
(発明の詳細な説明)
本発明は、図1(従来技術)および図2〜5b(本発明の装置または装置の一部)を参照してなされた以下の記載からより良く理解されることになる。
前述の目的の一つに到達するために、本発明は、それ故に、擬似移動床吸着によって少なくとも1種の所望の化合物を、当該化合物を含む混合物から分離するための装置であって、該装置は、擬似移動床吸着によって、少なくとも1種の所望の化合物を、当該化合物を含む混合物から分離するための装置であって、
複数の吸着剤床Aiを含む少なくとも1つのカラムであって、該複数の吸着剤床Aiは、分配器/抽出器プレートPiによって分離され、該分配器/抽出器プレートPiは、少なくとも2種の供給流体:供給材料Fおよび脱着剤Dおよび少なくとも2種の抜き出された流体:ラフィネートRおよび抽出液Eを順次的に供給および抽出するようにし、Piは、床Aiとその直下のAi+1の間に配置される、カラムを含み;
該装置は、少なくとも1つの供給材料ネットワークF-Net、脱着剤ネットワークD-Net、ラフィネートネットワークR-Netおよび抽出液ネットワークE-Netをさらに含み、これらのネットワークのそれぞれは、複数のラインを介してカラムに接続され、該ラインは、前記供給または抜き出し流体を順次的に供給または抜き出すために、ネットワークバルブと称される、α以上の開口径を有する二方向分離制御バルブを含み;
ここで、該カラムは、その高さの少なくとも主要部にわたり、複数の重ね合わされた隣接セクターSkに分割され、各セクターSkは、2つの連続する吸着剤床Ai、Ai+1および2つの分配器/抽出器プレートPi、Pi+1によって本質的に構成され、該2つの分配器/抽出器プレートPi、Pi+1は、それぞれ、AiおよびAi+1の直下に配置され(すなわち、正確に2つの床および2つのプレート並びに対応するシェル(shell)セクション);
セクターSkのそれぞれの分配器/抽出器プレートPi、Pi+1のそれぞれは、F、D、R、Eの順次的供給および抜き出しのための単一の共通ネットワークを有し;
各セクターSkのプレートPi、Pi+1は、外側の主要バイパスラインLkを介して一緒に接続され、該外側主要バイパスラインLkは、コネクタを介してSkの各プレートPi、Pi+1のそれぞれに接続され、該コネクタは、単一の二方向分離制御バルブを含み、該単一の二方向分離制御バルブは、前記プレートPiまたはPi+1に属し、プレートバルブViまたはVi+1と称され、該プレートバルブViまたはVi+1は、前記供給または抜き出し流体の順次的なPiへの供給またはPiからの抜き出しのために値α以上である開口径を有し;
前記バイパスラインLkのそれぞれは、Lk中を移動する流れを制限するための少なくとも1つの制御手段を含み、該手段は、ラインLk上またはSkのプレートのプレートバルブViまたはVi+1の周りのバイパスのいずれかに設置され;
ここで、セクターSkのそれぞれバイパスラインLkは、ネットワークF-Net、D-Net、R-NetおよびE-Netのそれぞれに単一のラインを介して接続され、該単一のラインは、α以上の内径を有し、それぞれ、単一のネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEkを含み、該単一のネットワークバルブは、F、D、RまたはEに対応する流体の順次的な考慮中のセクターSkへの供給または該セクターSkからの抜き出しのためにα以上の開口径を有し;
該装置は、さらに、複数の外側二次バイパスラインMkを含み、ラインMkのそれぞれは、2つの隣接するセクターSk-1およびSkを、2つの接続点を介して接続し;
第1の接続点は、上部セクターSk-1の下部プレートPi-1に接続されたコネクタ上のPi-1とプレートVi-1の間に配置され;
第2の接続点は、下部セクターSkの上部プレートPiに接続されたコネクタ上のPiとプレートバルブViとの間に配置され;
外側二次バイパスラインMkのそれぞれは、二方向制御弁VMkを含み、該二方向制御弁VMkは、β以下の内部開口径を有し、ここで、β≦0.6αであり;
この装置は、少なくとも2つの隣接の重ね合わされたセクターSkおよびSk+1を含み、それぞれは、2つの分配器/抽出器プレートを有し、Skは、外側の主要バイパスラインLkによって接続されたプレートPi-1およびPiを含み、該外側の主要バイパスラインLkは、2つのコネクタを介してカラムに接続され、該2つのコネクタは、それぞれ、プレートのバルブViおよびVi+1を含み、Sk+1は、外側バイパスラインLk+1によって接続されたプレートPi+1およびPi+2を含み、該外側バイパスLk+1は、2つのコネクタを介してカラムに接続され、該2つのコネクタは、それぞれ、プレートバルブVi+2およびVi+3を含み;ここで、カラム上へのSkの2つのコネクタは、それらの間に、カラムの軸に対して角オフセット0または20°以下を有し、カラム上へのSk+1の2つのコネクタは、それらの間に、カラムの軸に対して角オフセット0または20°以下を有し、Skのコネクタは、Sk+1のコネクタに対して平均の角オフセット70〜110°を有する;
装置を提案する。
典型的には、αおよびβは、以下の不等式を満足するように選択される:30mm≦1.7×β≦α≦600mm。β以下の内部開口径を有するバルブVMkは、α以上の内部開口径を有するバルブよりはるかに小さくかつ安価であることが理解されるだろう。
従来技術の装置とは対照的に、本発明の装置は、セクターSkにおいて、従来技術におけるようにプレートPi当たりの一連のネットワークバルブではなく単一の一連の対応するネットワークバルブを介してSMBに供給されSMBから抜き出される流体F、D、R、E(および好ましくは任意の他のプロセス流体)を流通させるためにバイパスラインLkが用いられることを可能にする。これは、以下に図2および3の説明において示されるように、補足的バルブ、すなわちプレートバルブViの付与を考慮に入れる場合であってさえ、大径制御バルブの全体的な数の低減を可能にする。
上記に挙げられた制御バルブ:ネットワークバルブおよびプレートバルブViは、典型的には、SMBの順次的な操作を行う高品質(信頼性、密封性、耐用期間)のバルブである。
より一般的には、SMBの順次的な機能を確実に行う制御バルブの全部:ネットワークバルブ、プレートバルブVi、さらにはLk中を流通する流れを制限するための制御手段のバルブは、本発明によると、SMBの「主要」バルブとして考慮されなければならならず、カラムに接続され、SMBの順次的機能を制御するためのシステム(コンピュータ、プログラム可能な手段または他の等価なシステム)を介して制御される。
SMBの順次的操作のための所定の主要バルブは、本発明に独特であるとして上記に言及された:各プレートPiについてのVi;各セクターSkについての単一の一式のネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEk等。これらのバルブは、専ら、SMBの順次的機能を可能にするものである。しかしながら、本発明の範囲は、他のバルブ、例えば、予備の二次的な分離バルブ(典型的にははるかに低品質のもの)であって、制御されてもされなくてもよいが、SMBの順次的操作に参加せず、例えば、あらゆる設備:ポンプまたは順次的操作のために用いられる主要バルブ等を取り除く目的のために存在するもののさらなる使用を包含する。
典型的には、本発明の装置において、流体F、D、R、Eの全部をそれらの額面上の流量で送るために用いられるバイパスラインLkは、もはや、従来技術におけるような小さい補助的ラインではなく、一般的に、流体F、D、R、Eが容量を制限することなしにそれらの額面上の流量で流通することを可能にするために、Lkに接続されたネットワークバルブの最も大きい開口径に少なくとも等しい内径を有する。プロセス流体の額面上の流量は、明らかに、この流体の制御された流量であり、これは、所望の分離のためのSMBの順次的操作の間に用いられる。
多量の流れを輸送し得るバイパスラインLkが用いられるため、制御された流量制限手段は、有利には、Lk中のバイパスとして少量の流れを流通させるためにも用いられる(カラム中を移動する流れの典型的には2〜20%)。本明細書において用いられる場合の用語「バイパス流通」は、カラム中を移動する流れの(小)部分がプレートから抜き出され、同じセクターSkの別のプレートに再導入されることを意味する。用語「制御手段」は、典型的には、制御バルブ、典型的には、リンク(link)によってプログラム化され、流量計によって提供された情報から始めるものに適用する。
この目的のため、図3に示されるように、ラインLk上に直接的に設置される流量調節バルブが用いられ得る。このバルブは、それ故に、典型的には、クリーパ(creeper)バルブであり、開閉制御バルブ(これは、2つのみの可能な位置:完全に開および閉を有する)ではない。
しかしながら、図2に示される、本発明の好ましいバリエーションにおいて、バイパスラインLkの少なくとも1つ、または好ましくは、それぞれは、Lk中を流通する流れを制限するための制御手段を含むが、それは、Lk上に直接的には設置されず、Skのプレートのプレートバルブの周り、例えば、下部プレートPi+1のプレートバルブVi+1の周りのバイパスとして、設置される。小さい二次バイパスlk上に配置されるこの流量制限手段はまた、一般的に、制御バルブvi+1を含み、この制御バルブvi+1は、Vi+1の開口径より小さい開口径、例えば、Vi+1の開口径の多くとも60%または50%の開口径、例えばVi+1の開口径の10〜50%の範囲を有する。
バルブvi+1は、典型的には、β以下かつしばしばαの半分以下の開口径を有する。この洗い流し速度制御バルブの寸法は、有利には、Mk上に配置されたバルブVMkの寸法と同一である。両方の場合において、制限された洗い流し流量は、それ故に調節される。それ故に、同一の方法で、二次バイパスラインMkのそれぞれは、典型的には、Mk中を移動する流れを制御するための少なくとも1つの手段を含み、前記手段は、バルブVMkを含む。
Lkを介したバイパスとして内部洗い流しが行われることになり、かつ、この内部バイパス流れが制限されることになる(典型的には、Skの上部プレートPiからSkの下部プレートPi+1へ流通する)場合、プレートバルブViは閉じられたままであり、Vi+1の周りをバイパスする小さいバルブvi+1は開にされ、流量を制御するこのバルブおよびViは、開にされ、Piから制限された流れが流通し、かつ、Lkおよびlkを介してPi+1にリサイクルされる(図2参照)。
それ故に、小さい二次バイパスlkの使用は、流れ制限手段が主要バイパスラインLk(これは、比較的より大きい径を有する)上に設置される場合より小さい開口径バルブが用いられることを可能にする。Lkは、流体F、D、R、Eのそれらの額面上の流量での流通を可能にしなければならないからである。
本発明によると、Vi+1を含むコネクタは、Vi+1の周りの小さい二次的バイパスlkもlk上に配置される小さいバルブvi+1も含まないとして解釈されなければならない。このコネクタは、それ故に、主要流体F、D、R、E等の流通を可能にする単一のバルブVi+1を含む。
本発明の装置はまた、外側のバイパスラインLkおよびLk+1の長さを制限し得る。これらのラインのそれぞれの接続しているコネクタ(またはコック(tap)、コネクタは、カラム上へのコックでもある)は重ね合わされるか、または、小さい角オフセット(高くとも20°)を有するからである。これは、供給/抽出流体が変更される時に洗い流されなければならないラインの内部容積を制限することに関して好都合である。しかしながら、2つの隣接する重ね合わされたセクターSkおよびSk+1のコネクタ間の70〜110°の範囲の大きい平均の角オフセットに起因して、カラムの同一母線の上に実質的に重ね合わされたコックの蓄積によるカラムの機械的な弱体化は回避される。
本発明によると、コネクタまたはコックの用語「配向(orientation)」は、カラムの軸上のプレートの中心から始まり、このコネクタの方向(カラムとの接続のその点において)に向けられた配向された直線に適用する。本質的に、2つのコネクタの(2つの異なるプレートについての)配向の間の角オフセットは、これらの2つのプレートのコネクタの配向によって形成された最少角であり、水平な基準平面上に突き出される。それ故に、それは、常に[0°−180°]の範囲である角度である。<180°の角度アルファの角オフセットを有する(2つの異なるプレートの集まり(assembly)についての)2つのコネクタの平均配向は、本質的に、考慮中のコネクタの2つの配向に対してアルファ/2の角オフセットに対応する中央値配向である。2つのセクターSkおよびSk+1のコネクタ間の平均の角オフセットは、これらの2つのセクターのコネクタの平均配向の角オフセットである。
典型的には、カラム全体は、頭部プレートを含むカラムの頭部および場合による下部床および/または下部プレートを含むカラム底部を除いて、複数の重ね合わされた2プレートセクターによって構成され、該2プレートセクター中に、同一セクターSkの2つのコネクタが、カラムの軸に対して角オフセット0または20°以下を有し、任意の2つの重ね合わされた隣接のセクターは、それらの間に、それらのコネクタの平均の角オフセット70〜110°を有する。
下部プレートはまた、カラム出口ラインへの(もはやカラムへのではない)下部点においてLkの接続を有するセクターSkに属し得、それ故に、好ましくは、その2つのコックの間に同一の角オフセットの特徴(0または20°以下)、並びに、直上のセクターSk-1のコックに対するこれらのコックの平均の角オフセット(典型的には70〜110°)を有する。
この場合、本発明によると、カラム底部からの下部出口ラインは、下部吸着剤床Anに対応するプレートPnに融合される。実際に、典型的には、カラム底部に配置された吸着剤床Anの下にプレートPnはない。床の直下に流体を分配する必要性がないからである。さらに、本発明によると、この場合、欠失したプレートPnは、カラムからの下部出口ラインであって、典型的には再流通ポンプを介した同一カラムへの入口または第二の分離カラムの頭部のいずれかに接続されたラインによって置き換えられることが仮定される。
好ましくは、任意のセクターSkのコネクタは、それらの間に、実質的に0の角オフセットを有し、任意の2つの隣接する重ね合わされたセクターは、それらの間に、実質的に90°のそれらのコネクタの平均の角オフセットを有する。この場合、バイパスラインLkは、典型的には、カラムの1つの母線に平行であり、それ故に、最少長さのものである。
本発明の好ましい特徴によると、図4aおよび4bに示されるような、平行セグメントを有するパネルDMEi,jによって形成されたプレートが用いられる;有利には、コックの角オフセットは、これらの平行セグメントパネルDMEi,jの配向を変更するために用いられる。
平行セグメントパネルのこの向き(またはパネル配向)の変更は、プレートの表面形状およびそれらの供給/抽出システムに起因して流体流通の局所的な不均質を制限し得る:パネルの均質な配向を回避することによって、および対照的に、それらの配向を(好ましくは、90°に近い角度まで)変更することによって、カラムに沿う流通不均一性の累積効果が回避される。例えば、プレートの局所的なゾーンにおけるより少ない流通は、部分的または全体的に、カラムの同一部分に位置する下部プレートの流通の増加したゾーンによって補償されることになる。これは、カラムのセクション上の生成物の吸着フロントを均一にする傾向にある。
本発明によると、用語「パネル」または「セグメント」は、等しく用いられることになる。
本発明によると、用語「平行セグメントの方向」は、どちらか一方の方向に配向されず、考慮中のセクターに平行な水平な基準面に位置し、カラム軸を通る直線に適用する。
明らかに、(2つの異なるプレートの)平行セグメントパネルの2つの方向(または配向)の間の角オフセットは、これらの2つのプレートの平行セグメントの方向によって形成され、同一の水平基準面上に計画された最少の角度である。それは、それ故に、常に間隔[0°−90°]に含まれる角度である。
2つの異なるプレートの平行セグメントの平均の方向(または配向)であって、方向の一方は、他方に対して<90°の角度アルファによってオフセットされる、方向は、明らかに、考慮中の2つの方向に対してアルファ/2のオフセット角に対応する中間値(median)方向である。
それ故に、装置のプレートの第一の設計バリエーションによると、セクターSkの各プレートPiは、供給流体を供給しかつ抽出流体を抜き出すために、単一のコネクタ(EMi)に接続される方向に平行なセクターを有する複数のパネルDMEi,jにさらに分割され、セクターSkの各プレートについて、単一のセクターSkのプレートの平行セグメントパネルの方向は、0または20°以下の角オフセットを有し、セクターSkの平行セグメントパネルを有するパネルの平均の方向は、隣接セクターSk+1またはSk-1のパネルの方向に対して70〜90°の範囲(限界値を含む)の角オフセットを有する。
このプレートの平行セグメントの方向は、好ましくは、このプレートに接続されたコネクタと一定の角オフセットを有し、この一定のオフセットは、典型的には、実質的に0であるか実質的に90°であるかのいずれかである。
このバリエーションによると、単一セクターSkのプレートの平行セグメントを有するパネルDMEi,jの方向は、それ故に、実質的に類似するかまたは同一である(高くとも20°のオフセットを有する)。対照的に、プレートの平行セグメントパネルの平均の方向は、1つのセクターSkから隣接するセクターへ通過する場合に70〜90°の範囲の角度で変わる。それ故に、2つのプレートごと(セクター間)に、パネルの方向に大きな変化(90°近く)がある。
プレートおよび装置の設計における第2のバリエーションでは、セクターSkの各プレートPiは、一方向に平行な複数のセグメントにさらに分割され、供給流体を供給し抜き出された流体を抽出するために単一のコネクタに接続され、同一のセクターSkまたは2つの重ね合わされたセクターに属する2つの重ね合わされた隣接プレートの各集合について、2つのパネルの一方の平行セグメントパネルの方向は、他のプレートの平行セグメントの方向と70〜90°の範囲(限界値を含む)の角オフセットを有する。
このバリエーションでは、単一のセクターSkの2つのプレートの平行セグメントの方向は、実質的に90°オフセットされ、この同一のオフセットは、Sk下方のプレートから下部セクターSk+1に属する隣接する下部プレートに通過する場合に存在する。平行セグメントの方向の変化は、それ故に、この場合において、各プレートにおいて起こり、もはや、2つのプレートの各群(各セクター)には起こらず、これは、セクターの方向の変化を増加させる。対照的に、2つのコネクタは、同一のセクター内に0または小さい角オフセットを有するので、この方向変化は、次いで、2つの異なるプレート設計を必要とし、図面が記載される時に説明されるようにセグメントの配向は90°オフセットされる。
典型的には、バイパスラインLkは、Lkに接続されるネットワークバルブの最も大きい開口径に少なくとも等しい内径を有する。それ故に、Lkの径は、Lkに直接的に接続されたネットワークバルブの開口径と比較して流れへの制限を構成しない。
既に言及されたように、SMBは、抽出液を含みまたは典型的には脱着剤を除くために抽出液を蒸留することによって得られた所望の生成物を豊富に含む(50%超、さらには90%、さらには99%の所望の生成物を含む)還流REにより機能し得る。好ましくは、本発明の装置は、そこで、還流REの順次的供給ネットワークRE-Netを含み、このネットワークは、α以上の内径を有する単一のラインを介してセクターSkのそれぞれに接続され、該単一のラインは、α以上の開口径を有する単一のネットワークバルブREkを含む。それ故に、還流ネットワークは、他のプロセス流体F、D、R、Eの方法と同一の方法で接続される。
類似した方法では、SMBはまた、第2のラフィネートR2の順次的抜き出しにより機能し得、この場合、本発明の装置は、好ましくは、ネットワークR2-Netを含み、このネットワークR2-Netは、α以上の内径を有する単一のラインを介してセクターSkのそれぞれに接続され、この単一のラインは、α以上の開口径を有する単一のネットワークバルブVEkを含む。それ故に、第2のラフィネートネットワークは、他のプロセス流体F、D、R、E、(RE)の方法と同じ方法で接続される。
本発明はまた、上記に記載されたような装置を用いて生成物を分離する方法に関する。典型的には、1サイクルの間:
・各ラインLkは、Skの各プレートにまたはSkの各プレートから、直列の対応するプレートバルブおよび対応するネットワークを介してF、D、R、Eをそれらの額面上の流量で流通させ、場合によっては還流REおよび/または第2のラフィネートR2を流通させるために順次的に用いられ;
・Lkに接続されたネットワークバルブのどれも開でない時間の少なくとも一部の間、装置のプレートに由来しかつ本装置の別のプレートにリサイクルされる内部流れを用いて、流体F、D、R、E、場合によってはREおよび/またはR2の額面上の流量より少ない流量で主要外側バイパスラインLkのそれぞれの流量洗い流しが行われ、Lkの全部の内部洗い流しは、Lkに接続されたネットワークバルブが開にされた時に停止させられ;
・時間の少なくとも一部の間にわたって、本装置のプレートに由来しかつ本装置の別のプレートにリサイクルされる内部流れを用いて、流体F、D、R、Eの額面上の流量の流量より少ない流量で外側の二次バイパスラインMkのそれぞれの洗い流しが行われる。
それ故に、本発明の方法は、外側バイパスラインLkおよびMkを介したプレートからプレートへの流通により洗い流しを効率的に行うことによってSMB装置を用いる。典型的には、Lkは、Skの上部プレートPiからの流れを流通させることによって洗い流され、Skの下部プレートPi+1にリサイクルされる。
再度典型的には、Mkは、Sk-1の下部プレートPi-1に由来する流れを流通させることによって洗い流され、Skの上部プレートPiにリサイクルされる。
一般的に、Lkの内部洗い流しは、Skが前記順次的供給または順次的抜き出しネットワーク流体の1つに接続されていない時であって、かつ、前記流体の1つを上部プレートPiに供給または上部プレートPiから抜き出すためにSkに接続されたネットワークバルブの1つが開にされる期間の直前である任意の期間において、Skの上部プレートPiからSkの下部プレートPi+1へと行われる。この内部洗い流しによって、プレートPiに供給またはプレートPiから抜き出すための期間(これもViの開を必要とする)に先行する期間においてViが開口されることとなり、これらの連続的な期間の間のViの開または閉を回避する。バルブの移動の数の低減は、これらのバルブ上の摩耗を低減させ、かつ、装置および関連する方法の信頼性を増加させる。
バイパスラインLkの少なくとも2つのおよび典型的には全部の内部洗い流しが行われる。一般的には、所与のラインLk(またはMk)のために、内部洗い流しは、時間の少なくとも20%、しばしば少なくとも40%さらには少なくとも50%で足りる。
好ましくは、バイパスラインLkのそれぞれについて、Lkに接続されたどのネットワークバルブも開でない時間の期間全体の間にLkは洗い流される。
典型的には、Lkは、サイクルの間その長さの全体にわたって流体F、D、R、Eのそれぞれによって用いられる。これは、Lkにおけるあらゆるデッドゾーンの出現を防ぐ。
外側の二次バイパスラインMkを介して接続されたコネクタのプレートバルブVi+1およびViは、好ましくは、Mkが洗い流される時に閉にされる。これは、洗い流しの流れとLk中に存在する流体との部分的な混合を回避する。
Mkは、外側の二次バイパスラインMkを介して接続されたコネクタのプレートバルブVi-1およびViが閉にされる期間全体の間に洗い流され得る。
本発明の方法のバリエーションにおいて、カラムにおける流体F、D、R、Eの供給および抜き出し点の非同期的置換が行われる。
クロマトグラフィーゾーンであって、その少なくともいくつかは、非整数の数の吸着剤床と等価であるものを有する装置、典型的にはVaricol(登録商標)を用いることも可能である。
本発明は、特定の分離に限定されないが、あらゆる擬似移動床分離のために用いられてもよい。例えば、芳香族炭化水素、例えば、パラキシレンまたはメタキシレンを、8個の炭素原子を本質的に含有しかつ当該炭化水素を含む芳香族供給材料から分離する方法を行うことが可能である。
少なくとも1種の直鎖パラフィン炭化水素を、このような炭化水素を含む炭化水素の供給材料から分離する方法または少なくとも1種のオレフィン炭化水素を、このような炭化水素を含む炭化水素の供給材料から分離する方法を行うことも可能である。
図1は、従来技術のSMB装置の一部の図示であり、対応するネットワークバルブを有している。 図2は、本発明のSMB装置の一部を図示しており、3つの重ね合わされたセクションSk、Sk+1、Sk+2を含み、対応する主要バイパス、二次バイパス、ネットワークバルブ、プレートバルブおよび流量制限バルブを有している。 図3は、本発明のSMB装置の一部を図示し、ラインLk、Lk+1上に位置する流量制限バルブを含んでいる。 図4a、4b、4cおよび4dは、平行セグメントを有する4つのプレートのバリエーションPiをそれらの供給/抽出ネットワークと共に示す。 図5aおよび5bは、2つのセクターSkおよびSk+1に対応する4つの連続的な隣接プレートの配列における2つのバリエーションを示す。
(図面および示される装置の操作の説明)
本発明は、添付図面および以下の説明から容易に理解されることになる。
本発明者らは、ここで、従来技術のSMBのクロマトグラフィーカラムの一部を表している図1を参照する。吸着剤の床Ai、Ai+1、Ai+2、Ai+3、Ai+4、Ai+5のそれぞれは、プレートPi、Pi+1、Pi+2、Pi+3、Pi+4、Pi+5の上方に配置されており、前記プレートのそれぞれは、ライン3、4、5、6、7、8をそれぞれ介して、4つの流体ネットワークF、D、R、Eのそれぞれにバルブ(参照符号なし)を介して接続されている。それ故に、プレート当たり4つの主要バルブがある。さらに、プレートは、二つ一組で、バイパスライン1a、1b、1cを介して接続され、該バイパスライン1a、1b、1cは、典型的には、相対的に小さい径を有し、相対的に小さい径(β以下)を有するバルブ、それぞれ、2a、2b、2cを含み、制限されたバイパス流の通過が可能にされている:カラム中を流通する流れの2〜20%。
全体で、そこでは、各プレートPiについて、4つの主要バルブがあり、その4つの主要バルブは、α以上>β(F、D、R、Eの額面上の流量に適合する)の値の相対的に大きい開口径および平均で0.5個の小さい径のバルブを有し(2つのプレートについて1つ)、これは、α以上の大きい開口径を有する4つを含めてプレート当たり平均4.5個のバルブ与える。
このようなカラムを用いるSMBの機能は当業者に周知である。典型的には、バイパスラインのバルブ2a、2bまたは2cは開であり、かつ制限された洗い流し流れを調節するのは、流体F、D、R、Eのいずれもが、バイパスラインを介して接続された2つのプレートの1つに供給されることもそこから抜き出されもされない時である(バイパスの一時的な使用)。対照的に、バイパスラインのバルブ2a、または2b、または2cが閉になるのは、流体F、D、R、Eの1つがバイパスラインを介して接続された2つのプレートの1つに供給またはそこから抜き出される時である(バイパスの一時的使用外)。
図2は、本発明の装置のカラムの一部を示しており、3つのセクターSk、Sk+1、Sk+2を含み、それぞれは、2つの吸着剤の床および直下に位置する2つのプレートを含んでいる。各セクターの2つのプレートは、相対的に大きい径(典型的にはα以上)を有する主要バイパスライン、それぞれ、Lk、Lk+1、Lk+2を介して接続され、このバイパスラインLk、Lk+1、Lk+2は、流体F、D、R、E等をそれらの額面上の流量で流通させるに適している。各バイパスラインは、プロセス流体の順次的供給および抜き出しのために、α以上の比較的大きい開口径を有する一式の4つのネットワークバルブに接続される。従来技術とは対照的に、この一式の4つのバルブは1ではなく2のプレートに供給する。
それ故に、第1のセクターSkについて、PiおよびPi+1の両方に供給する4つのネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEkがある。
各プレートはまた、対応するバイパスラインLkまたはLk+1またはLk+2に、コネクタ(図中のラインの水平部に対応する)を介して接続され、このコネクタは、そのプレートに属する単一の二方向分離制御バルブ(プレートバルブと称する): Vi、Vi+1、Vi+2、Vi+3、Vi+4、Vi+5を含む。セクターの各下部プレートバルブ:Vi+1、Vi+3、Vi+5はさらに、小さい二次バイパスラインlk、lk+1、lk+2を有し、この二次バイパスラインlk、lk+1、lk+2は、典型的には小径のものであるバルブvi+1、vi+3、vi+5を備えている。
各プレートはまた、二次バイパスラインMkまたはMk+1またはMk+2に接続され、該二次バイパスラインMkまたはMk+1またはMk+2は、比較的小さい径のバルブVMkまたはVMk+1またはVMk+2を備えている。
全体で、2つのプレートの各セクターについて、4つの比較的大きい径のネットワークバルブ、2つのプレートバルブ(F、D、R、E等のそれらの額面上の流量での流通を可能にするためにこれも比較的大きい径を有する)、および2つの比較的小さい径のバイパスバルブ(補助的および二次的)、すなわち8つのバルブがあり、3つの大きい径のバルブを含めてプレート当たり平均4のバルブを与える。それ故に、この装置が従来技術の図1と比較される場合にプレート当たり1つの大きい径のバルブが獲得される。
装置は以下のようにして作動する:
例えばセクターSkについて、所与の期間において、流体F、D、R、Eの1つがプレートPiに供給されるべきまたはそこから抜き出されるべき時に、対応するネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEk並びにプレートバルブViが開にされる。セクターSkの他のネットワークバルブ並びにVi+1および上部の二次バイパスラインMkの小さい二次バイパスバルブVMkおよび小さい補助バイパスバルブvi+1はその時に閉にされる。対照的に、二次バイパスラインMk+1の小さい二次バイパスバルブVMk+1は好ましくは開である。
別の期間において、流体F、D、R、Eの1つが、プレートPi+1に供給されるべきまたはそこから抜き出されるべき時に、対応するネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEkおよびプレートバルブVi+1が開にされる。Skの他のネットワークバルブ並びにViは、その時、閉にされる。小さい補助バイパスバルブvi+1は閉のままにされてもよい。上部の二次バイパスラインMkの小さい二次バイパスバルブVMkは好ましくは開であり、二次バイパスラインMk+1の小さい二次バイパスバルブVMk+1は必然的に閉にされる。
第3の期間において、流体F、D、R、Eの1つがプレートPiおよびPi+1に供給されるべきでなくまたはそれらから抜き出されるべきでもない時に、ネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEkは閉にされる。次に、制限されたバイパス流が、Viを開にし、Vi+1を閉にし、小さい補助バイパスバルブvi+1を開にすることによって、ラインLk中に流通させられる(Piから抜き出され、およびPi+1に注入される)。それ故に、小さいバイパス流がlkを介して保証される。vi+1は、典型的には、流量計(図示せず)からの流量を調節することによって制御される調節(漸進的に開く)バルブである。
第4の期間において、1)流体F、D、R、Eの1つが、プレートPiおよびPi+1に供給されるべきでなく、プレートPiおよびPi+1から抜き出されるべきでもない時に、ネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEkは閉にされ、2)0のバイパス流がラインLkにおいて要求され、Vi、Vi+1および小さい補助バイパスバルブvi+1は閉にされる。制限されたバイパス流が、その時、プレートPi-1またはPi+2が供給または抜き出し期である場合を除き二次バイパスラインMkおよび場合によってはMk+1において制限された流量で流通させられ、この場合は、対応する二次バイパスラインは、使用停止のままでなければならない。
他のセクターSk+1、Sk+2は、類似の方法で機能する。
セクターSkの機能のタイプの1つの例は以下の通りであり、ここで、開であるSkの機能のためのバルブが言及され、言及されないバルブは閉にされる。MkにおいてPiを洗い流すための二次バイパスにおける移動のみが記載される(Mk+1中のものではない)。
期間1:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間2:Piへの脱着剤の注入。開バルブ:Vi、VDk
期間3:Pi+1への脱着剤の注入。開バルブ:Vi+1、VDkおよびPi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間4:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間5:Piからのラフィネートの抜き出し。開バルブ:Vi、VRk
期間6:Pi+1からのラフィネートの抜き出し。開バルブ:Vi+1、VRk。そして、Pi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間7:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間8:Pi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間9:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間10:Pi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間11:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間12:Piへの供給材料の注入。開バルブ:Vi、VFk
期間13:Pi+1への供給材料の注入。開バルブ:Vi+1、VFk。そしてPi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間14:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間15:Pi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間16:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間17:Pi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk;
期間18:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間19:Pi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間20:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間21:Piからの抽出液の抜き出し。開バルブ:Vi、VEk
期間22:Pi+1からの抽出液の抜き出し。開バルブ:Vi+1、VEk。そして、Pi+1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
期間23:PiからPi+1へのバイパス洗い流し。開バルブ:Vi、vi+1
期間24:Pi-1からPiへのバイパス洗い流し。開バルブ:VMk
好ましい順序付けを可能にする原理は次の通りである:
1)バイパスラインLk中のネットワークバルブを用いて主要流体(F、D、R、E)の1つが抜き出されるかまたは注入される各時間、このネットワークバルブは、2つの時間連続して(連続的な2期間の間)開のままである。第1の時間、上部の開のプレートバルブは、上部プレートPiへの接続を可能にし、下部プレートバルブVi+1並びにラインlkの補助バイパス流体を制御する小バルブvi+1は閉にされる。第2の時間、下部プレートバルブVi+1は開にされ、下部プレートPi+1への接続を可能にし、上部プレートバルブViおよび小さい流体バイパス制御バルブvi+1は閉にされる。さらに、上部二次バイパスラインMkの小さい制御バルブVMkは、セクターSk-1(図示なし)のプレートPi-1(図示なし)およびセクターSkのプレートPiを連絡した状態に置くために開である。
2)主要流体(F、D、R、E)の注入または抜き出しの期間外で、バイパス流は、隔時間毎に交互にLk中を流通させられる。上部プレートバルブViはその時開であり、下部バルブVi+1は閉にされ、Vi+1周りの補助バイパス上の小さい制御バルブvi+1は、補助バイパスlkを介してバイパス流を調節する。あるいは、バイパス流れは、小さい制御バルブVMkによって調節された上部二次バイパスラインMk中を流通し、2つのプレートバルブVi-1およびViは、Pi-1およびPiの間にバイパスを生じさせるために閉にされる。この後者のバイパス流れは、しかしながら、プレートPi-1がF、D、R、E等を介して供給または抜き出されないならば使用状態にされないだろう。
図3は、本発明の別の実施形態によるSMBのカラムの一部を示す。プレートバルブ(参照符号なし)は、図2の装置におけるようなLk中のバイパス洗い流し流れを制限するための小さい補助バイパスラインlkを含まない。この機能は、漸進的な開口を典型的には有するバルブ:Lkについて9AおよびLk+1について9Bよって保証される。これは、補助ラインlk、lk+1が用いられることを可能にしないが、Lk中を流通する流れを制限しないために相対的に大きい径のバルブ9A、9Bを必要とする。
あるいは、Lkのプレートバルブは、バルブ9Aおよび/またはバルブ9Bの代わりに流れ調節バルブとして用いられ得る。このバルブまたはこれらのバルブは、それ故に、増強された密閉性を有しなければならない。
図4a、4b、4cおよび4dは、平行セグメントパネルDMEi,jを有するプレートPiおよびそれらの供給/抽出ネットワークの種々の実施形態の平面図を示す。本発明は、このネットワークの分枝の表面形状と関係していない。
図4a、4bおよび4cに対応するプレートのそれぞれについて、供給/抽出プロセス流体ネットワークに接続された単一のコネクタEMiは、カラムに入り、半径方向ラインを介して半径方向にカラムの中心に接続し、この中心において、2への第1の分割が行われる。一連の連続的なさらなる分割は、パネルDMEi,jの全てに個々に提供し得、プレートのセクション全体にわたって整然とした方法でSMB流体が供給され、これが抜き出される。
図4dのプレートについて、半径方向のラインは、より上流でさらに分割され、カラムの中心を介して通過しておらず、これは、プレートおよびプレート上に位置する吸着剤床を支持するために中心支柱が設置され得ることを意味する。
図4aおよび4bのプレートについて、パネルDMEi,jは、コネクタEMiに対して垂直に、非配向(non oriented)の直線(10)によって示される1つの同一の方向に平行に延びている。平行セグメントのこの方向は、コネクタEMiに対して90°の角オフセットを有する。
対照的に、図4cおよび4dのプレートについて、パネルDMEi,jは、コネクタEMiおよび非配向直線(11)によって示された方向に平行に延びている。それ故に、平行セグメントのこの方向は、コネクタEMiに対して0の角オフセットを有する。
プロセス流体の順次的供給および抜き出しのための単一の共通ネットワークの分枝は、種々の方法で行われ得る。図4aおよび4cのプレートのネットワークは、2への両方の分割、例えば、パネルへの接続のための末端(12)の上流の分割、さらには傾斜した(raked)さらなる分割を含む。
図4bおよび4dのプレートのネットワークは、専ら、2への連続的な分割を含む。US-5 938 333において開示されるもの等の分割を用いることも可能である。
一般に、ラインの寸法は、分枝により減少するが、同一径のラインを有するネットワークの部分と、下流の1または2の分枝上の径が低減した2への分割等を有することも可能である。本発明の範囲は、丁度1つというよりもむしろ2つの末端(12)を介してそれぞれのパネルDMEi,jに供給することも包含する。
図5aは、2つのセクターSkおよびSk+1に対応する4つの隣接する重ね合わされたプレートの配置における第1のバリエーションを示す。このバリエーションでは、全てのプレートは、図4bの設計を有し、1つのプレートの平行セグメントパネルDMEi,jの全ては、このプレートに対応する単一のコネクタEMiに垂直であり、それ故に、このコネクタとの角オフセット90°を有している。
同一のセクターSkに属するプレートPi-1およびPiのコネクタは重ね合わせられ、それ故に、0の角オフセットを有する。この理由のために、点線として示されるラインLkは、典型的には、最少長さのものであり、カラムに絡みつく必要がないので設置することが容易である。
同一の直下のセクターSk+1に属するプレートPi+1およびPi+2のコネクタも重ね合わされ、それ故に、これも0の角オフセットを有する。この理由のため、点線で示されるラインLk+1も、典型的には、最少長さのものであり、カラムに絡みつく必要がないので設置が容易である。
Sk+1のコネクタは、対照的に、Skのコネクタに対して90°オフセットされる。これはまたSkのプレートの平行セグメントパネルの方向に対して90°オフセットされるSk+1のプレートの平行セグメントパネルの方向についての場合である。それ故に、2つのプレート毎に、すなわち、セクター間に平行セグメントの90°の角オフセットがある。この配置は、供給/抽出システムの不完全な均一性のために、カラムセクションにおける流体流通不均一性の蓄積を回避または制限することができる。それは、直接的に重ね合わされ、結果としてそれぞれの新しいプレートに起因して不均一性の蓄積をもたらすプレートの全部を有する配置と比較してカラムセクションの種々の点における吸着フロントを規則化する傾向がある。
図5aの4つの隣接の重ね合わされた(隣接)プレートの配置におけるバリエーションは、それ故に、設置することが容易であるバイパスラインLk、Lk+1についての両方の典型的に最少の長さを生じさせ得るが、カラム内の流通不均一性の蓄積を回避または制限することもできる。最後に、それは、カラムの1つの母線上のコックの集積を回避することができ、コネクタは、それぞれの新しいセクターにおいて90°オフセットされる。これは、カラムの機械挙動に有利であり、弱体化させられない。
図5bは、2つのセクターSkおよびSk+1に対応する4つの連続する隣接プレートの配置における別のバリエーションを示す。このバリエーションでは、プレートの平行セグメントパネルの方向において1つのまたは隣接するプレート(最も近いプレート(単数または複数))の平行セグメントパネルの方向に対して(すなわちプレート間であってセクター間でない)90°の角オフセットがある。これは、カラム中の流通不均一性の蓄積における制限をさらに増加させる。
1つのセクターSkまたはSk+1の2つのコネクタ(コック)は、典型的には最少長さを有して設置し易いバイパスラインの利点を維持するために重ね合わされたままである。これは、異なる分配ネットワークを有する2タイプのプレートの交互使用によって達成される:図4aの設計に従う一方のタイプ(PiおよびPi+3)および図4cの設計に従う一方のタイプ(Pi+1およびPi+2)。
それ故に、このバリエーションは、2つの異なるタイプのプレートを用いるのとは対照的に、平行セグメントの配向の変化に伴うプレートのより頻繁な変更を可能にする。それは、典型的には最少長さのものであり設置が容易であるバイパスラインの利点を維持する。
(最良の実施形態)
本発明の最良の実施形態は、SMBであって、単数または複数のカラムが、セクターSkによって本質的に構成され、該セクターSkは、図2に見られるように小さいバルブvi+1等をプレートPi+1等の補助バイパス中に有する、SMBである。
このような装置では、従来技術における4つ(図1参照)とは対照的に、プレート当たり3つの大きい径のバルブがある(セクターSk当たり6つ:VFk、VDk、VRk、VEk、Vi、Vi+1)。従来技術における0.5とは対照的に、プレート当たり平均で1つの小さい調節バルブがある(Skの2つのプレートについてVMkおよびvi+1)が、このバルブは、はるかにより安く、バルブの総数は、低減させられる(4.5個とは対照的に4つ)。
装置の好ましい実施形態のプレートおよびそれらの平行セグメントは、図5aに示されるように、二つ一組で90°オフセットされるか(セクター毎;プレートの表面形状の変化を伴わない)、または、図5bに示されるように一つずつ、90°オフセットされ(プレート毎;プレート表面形状の変化を伴う)、これは、カラム中の流体の流れを規則化し、外側の主要バイパスラインLkの容積を低減させ、これは、カラム周りに巻き付く必要がなく、重ね合わされたコック(コネクタ)の集積によるカラムの弱体化を伴わない。
上記の本発明の装置は、クロマトグラフィー分離のためのあらゆる方法のために用いられ得るが、特には、芳香族炭化水素を、8個の炭素原子を本質的に含有しかつ当該芳香族炭化水素を含む芳香族炭化水素の供給材料から分離するために用いられる。
特に、それは、脱着剤としてのトルエンまたはパラジエチルベンゼンおよび吸着剤としての例えばFR-2 789 914において記載されるようなゼオライトを用いて、本質的にC8炭化水素からなる芳香族留分からパラキシレンを分離するために用いられ得る。それはまた、脱着剤としてのとしてトルエンまたはテトラリンおよび吸着剤、例えば、US-5 900 523および特許出願FR-05/52.485およびFR-05/52.486に記載されたものを用いて、芳香族C8留分からメタキシレンを分離するために用いられ得る。
それはまた、例えば脱着剤としての直鎖ブタンまたは直鎖ペンタン(場合によっては不活性な希釈剤としてのイソオクタン)および吸着剤としての4aゼオライトを用いて、炭化水素の混合物、特には、パラフィン性またはパラフィン性かつナフテン性の混合物から(炭化水素の残余から分離された)1種以上の直鎖パラフィンを分離するために用いられ得る。
最後に、それは、当該技術において既知の条件下、例えば、カルシウムで交換されたXゼオライトを用いて、少なくとも1種のオレフィンを、このような炭化水素を含む炭化水素留分から分離するために用いられ得る。
本発明は、上記記載に制限されず、それを行うために、当業者は、自由に、当該技術において既知である任意の他の特徴的技術を採用する。

Claims (18)

  1. 擬似移動床吸着によって、少なくとも1種の化合物を、該化合物を含む混合物から分離し得る装置であって、
    少なくとも1つのカラムを含み、該カラムは、複数の吸着剤床Aiを含み、該複数の吸着剤床Aiは、少なくとも2つの供給流体:供給材料Fおよび脱着剤Dおよび少なくとも2つの抜き出し流体:ラフィネートRおよび抽出液Eの順次的供給および抽出のための分配器/抽出器プレートPiによって分離され、Piは、床Aiとその直下の床Ai+1の間に配置され;
    該装置は、さらに、少なくとも1つの供給材料ネットワークF-Net、脱着剤ネットワークD-Net、ラフィネートネットワークR-Netおよび抽出液ネットワークE-Netを含み、前記ネットワークのそれぞれは、複数のラインを介してカラムに接続され、該複数のラインは、二方向分離制御バルブを含み、該二方向分離制御バルブは、α以上の開口径を有し、ネットワークバルブと称され、前記供給または抜き出し流体の順次的供給または抜き出しのためのものであり;
    該カラムは、その高さの少なくとも主要部分にわたり、複数の隣接している重ね合わされたセクターSkに分割され、各セクターSkは、カラムセクションによって構成され、該カラムセクションは、2つの連続する吸着剤床Ai、Ai+1と、2つの分配器/抽出器プレートPi、Pi+1とを本質的に含み、該2つの分配器/抽出器プレートPi、Pi+1は、それぞれ、AiおよびAi+1の直下に配置され;
    セクターSkのそれぞれの分配器/抽出器プレートPi、Pi+1のそれぞれは、F、D、R、Eの順次的供給および抜き出しのための単一の共通ネットワークを有し;
    各セクターSkのプレートPi、Pi+1は、外側の主要バイパスラインLkを介して一緒に接続され、該外側主要バイパスラインLkは、コネクタを介してSkのプレートPi、Pi+1のそれぞれに接続され、該コネクタは、単一の二方向分離制御バルブを含み、該単一の二方向分離制御バルブは、前記プレートPiまたはPi+1に属し、プレートバルブViまたはVi+1と称され、前記供給または抜き出し流体のPiへの順次的な供給またはPiからの抜き出しのために値α以上の開口径を有し;
    前記バイパスラインLkのそれぞれは、Lk中を移動する流れを制限するための少なくとも1つの制御手段を含み、該制御手段は、ラインLk上またはSkのプレートのプレートバルブViまたはVi+1周りのバイパスに設置され;
    セクターSkのそれぞれのバイパスラインLkは、単一のラインを介してネットワークF-Net、D-Net、R-Net、E-Netのそれぞれに接続され、該単一のラインは、α以上の内径を有し、単一のネットワークバルブ、それぞれ、VFk、VDk、VRk、VEkを含み、該ネットワークバルブVFk、VDk、VRk、VEkは、F、D、RまたはEに対応する流体のセクターSkへの順次的供給または該セクターSkからの抜き出しのためにα以上の開口径を有し;
    該装置は、さらに、複数の外側二次バイパスラインMkを含み、ラインMkのそれぞれは、2つの接続点を介して2つの隣接セクターSk-1およびSkを接続し;
    第1の接続点は、上部セクターSk-1の下部プレートPi-1に接続するコネクタ上のPi-1およびプレートバルブVi-1の間に配置され;
    第2の接続点は、下部セクターSkの上部プレートPiに接続するコネクタ上のPiとプレートバルブViの間に配置され;
    外側二次バイパスラインMkのそれぞれは、二方向制御バルブVMkを含み、該二方向制御バルブVMkは、β以下の内部開口径を有し、ここでαおよびβは、以下の不等式を満足するように選択される:30mm≦1.7×β≦α≦600mm、β≦0.6α
    前記装置は、少なくとも2つの重ね合わされた隣接セクターSkおよびSk+1を含み、それぞれは、2つの分配器/抽出器プレートを有し、Skは、プレートPiおよびPi+1を含み、該プレートPiおよびPi+1は、外側バイパスラインLkを介して接続され、該外側バイパスラインLkは、2つのコネクタを介してカラムに接続され、該2つのコネクタは、それぞれ、プレートバルブViおよびVi+1を含み、Sk+1は、プレートPi+2およびPi+3を含み、該プレートPi+2およびPi+3は、外側バイパスラインLk+1を介して接続され、該外側バイパスラインLk+1は、2つのコネクタを介してカラムに接続され、該2つのコネクタは、それそれ、プレートバルブVi+2およびVi+3を含み、カラム上のSkの該2つのコネクタは、それらの間に、カラムの軸に対する角オフセット0または20°以下を有し、カラム上のSk+1の該2つのコネクタは、それらの間に、カラムの軸に対する角オフセット0または20°以下を有し、Skのコネクタは、Sk+1のコネクタと、平均角オフセット70〜110°を有する、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、カラム全体は、頭部プレートを含むカラム頭部および場合によっては下部床および/または下部プレートを含むカラム底部を除いて、複数の重ね合わされた2つのプレートのセクターによって構成され、単一のセクターSkの該2つのコネクタは、それらの間に、カラムの軸に対して角オフセット0または20°以下を有し、あらゆる2つの隣接した重ね合わされたセクターは、それらの間に、それらのコネクタの平均角オフセット70〜110°を有する、装置。
  3. 請求項1または2に記載の装置であって、あらゆるセクターSkのコネクタは、それらの間に、実質的に0の角オフセットを有し、あらゆる2つの隣接する重ね合わされたセクターは、それらの間に、実質的に90°のそれらのコネクタの平均角オフセットを有する、装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の装置であって、セクターSkの各プレートPiは、複数のパネルDMEi,jにさらに分割され、該複数のパネルDMEi,jは、1方向に平行なセグメントを有し、供給流体を供給しかつ抜き出し流体を抽出するために単一のコネクタ(EMi)に接続され、セクターSkの各プレートについて、単一のセクターSkのプレートの平行セグメントパネルの方向は、それらの間に、角オフセット0または20°以下を有し、セクターSkのプレートの平行セグメントパネルの平均の方向は、隣接するセクターSk+1またはSk-1のパネルの方向に対して角オフセット70〜90°(限界値を含む)を有する、装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の装置であって、セクターSkの各プレートPiは、複数のパネルDMEi,jにさらに分割され、該複数のパネルDMEi,jは、1方向に平行なセグメントを有し、供給流体の供給および抜き出し流体の抽出のために単一のコネクタ(EMi)に接続され、単一のセクターSkまたは2つの重ね合わされたセクターに属する2つの重ね合わされた隣接プレートの各集合について、プレートの1つの平行セグメントの方向は、他のプレートの平行セグメントの方向と角オフセット70〜90°(限界値を含む)を有する、装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の装置であって、バイパスラインLkは、Lkに接続されたネットワークバルブの最大の開口径に少なくとも等しい内径を有する、装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の装置であって、カラム全体は、場合によっては頭部プレートを含むカラム頭部を除くが、前記隣接する重ね合わされたセクターSkによって構成され、該カラムは、吸着剤の下部床Anに対応するプレートPnに取り込まれる下部出口ラインを含む、装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の装置であって、前記バイパスラインLkのそれぞれは、Lk中を流通する流れを制限するための少なくとも1つの制御手段を含み、これは、SkのプレートPiのプレートバルブVi+1周りのバイパスとして設置される、装置。
  9. 請求項8に記載の装置であって、前記プレートバルブVi+1周りのバイパスとして設置された前記Lk中を流通する流れを制限するための手段は、Vi+1の開口径より小さい開口径を有する制御バルブを含む、装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の装置であって、30mm≦1.7×β≦α≦600mmである、装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載の装置を用いて生成物を分離する方法であって、1サイクルの間に、
    ・各ラインLkは、F、D、R、Eをそれらの設計上の流量でSkの各プレートにまたはSkの各プレートから、直列の対応するプレートバルブおよび対応するネットワークバルブを介して流通させるために順次的に用いられ;
    ・Lkに接続されたどのネットワークバルブも開でない少なくとも一部の時間の間、該装置のプレートに由来し、該装置の別のプレートにリサイクルされる内部流れを用いて、流体F、D、R、Eの設計上の流量より少ない流量で外側の主要バイパスラインLkのそれぞれの洗い流しが行われ、Lkの全ての内部洗い流しは、Lkに接続されたネットワークバルブが開である場合に停止させられ;
    ・少なくとも時間の一部にわたって、装置のプレートに由来し、装置の別のプレートにリサイクルされる内部流れを用いて、流体F、D、R、Eの設計上の流量より少ない流量で外側二次バイパスラインMkのそれぞれの洗い流しが行われる、方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、Lkの洗い流しは、Skの上部プレートPiからの流れを流通させることによって行われ、Skの下部プレートPi+1にリサイクルされる、方法。
  13. 請求項11または12に記載の方法であって、Mkの洗い流しは、Sk-1の下部プレートPi+1からの流れを流通させることによって行われ、Skの上部プレートPiにリサイクルされる、方法。
  14. 請求項11〜13のいずれか1つに記載の方法であって、Lkの内部洗い流しは、Skの上部プレートPiからSkの下部プレートPi+1へ、Skが順次的供給または順次的抜き出しのための前記流体ネットワークの1つに接続されないあらゆる期間であって、Skに接続されたネットワークバルブの1つが、前記流体の1つを上部プレートPiに供給するかまたはそこから抜き出すために開である期間の直前である、期間において行われる、方法。
  15. 請求項11〜14のいずれか1つに記載の方法であって、バイパスラインLkのそれぞれについて、Lkは、Lkに接続されたどのネットワークバルブも開でない時間全体の間に洗い流される、方法。
  16. パラキシレンを、8個の炭素原子を本質的に含む芳香族炭化水素の供給材料から分離するための請求項11〜15のいずれか1つに記載の方法。
  17. メタキシレンを、8個の炭素原子を本質的に含む芳香族炭化水素の供給材料から分離するための請求項11〜15のいずれか1つに記載の方法。
  18. 少なくとも1種の直鎖パラフィン炭化水素を、該炭化水素を含む炭化水素供給材料から分離するための請求項11〜15のいずれか1つに記載の方法。
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