JP5342323B2 - 血液浄化装置 - Google Patents

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本発明は、ダイアライザを使用した透析治療など、患者の血液を体外循環させつつ浄化するための血液浄化装置に関するものである。
一般に、血液浄化治療としての透析治療時においては、採取した患者の血液を体外循環させて再び体内に戻すための血液回路が用いられており、かかる血液回路は、例えば中空糸膜を具備したダイアライザ(血液浄化手段)と接続し得る動脈側血液回路及び静脈側血液回路から主に構成されている。そして、動脈側血液回路及び静脈側血液回路それぞれの先端に動脈側穿刺針及び静脈側穿刺針が接続され、各穿刺針が患者に穿刺されて透析治療における血液の体外循環が行われることとなる。
ところで、透析治療の終了とともに血液ポンプを停止させるのであるが、そのままでは患者の血液が血液回路、ダイアライザ、動脈側ドリップチャンバ及び静脈側ドリップチャンバ内等に残留しているため、その残留血液を患者に戻すための返血作業が必要とされている。かかる返血作業においては、一般に、動脈側血液回路の途中から生理食塩水を導入し、当該生理食塩水を血液回路に残留した血液と置換させていた。
然るに、返血作業の自動化を容易とすべく、例えば特許文献1で開示されているように、ダイアライザの透析液流路から血液流路へ透析液を逆濾過させつつ血液ポンプを透析治療時とは逆方向に駆動(逆転駆動)させ、逆濾過させた透析液と血液回路に残留した血液とを置換させることにより、残留血液を動脈側穿刺針及び静脈側穿刺針から患者の体内に戻すことが行われていた。
特開2001−259024号公報
しかしながら、上記従来の血液浄化装置においては、血液ポンプを透析治療時とは逆方向に駆動(逆転駆動)させて動脈側血液回路内の血液を患者に返血しているので、以下の如き問題があった。即ち、穿刺針の患者に対する穿刺状態が悪い(例えば、穿刺針が患者の血管壁に当たっている等)場合、動脈側血液回路を構成するチューブが折れて流路が閉塞している場合、或いは動脈側血液回路内に血栓等が付着して詰まった状態が生じている場合等においては、返血時、血液ポンプを逆転駆動すると当該動脈側血液回路内の圧力が過大となってしまったり、或いは付着した血栓等が患者の体内に至ってしまう虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、血液ポンプを逆転駆動して返血する際、動脈側血液回路の閉塞状態を検出することができる血液浄化装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、動脈側血液回路及び静脈側血液回路から成るとともに、当該動脈側血液回路の先端から静脈側血液回路の先端まで患者の血液を体外循環させ得る血液回路と、該血液回路の動脈側血液回路及び静脈側血液回路の間に介装されて当該血液回路を流れる血液を浄化するとともに、血液を浄化するための血液浄化膜を介して患者の血液が流れる血液流路及び透析液が流れる透析液流路が形成された血液浄化手段と、該血液浄化手段の透析液流路入口及び出口に接続された透析液導入ライン及び透析液排出ラインと、治療後に血液回路内の血液との置換を行わせるための置換液を当該血液回路内に供給し得る置換液供給ラインと、前記動脈側血液回路の途中に配設され、正転駆動により動脈側血液回路の先端から静脈側血液回路の先端まで患者の血液を流動させて体外循環させ得る血液ポンプとを具備し、前記血液ポンプを所定回転量逆転駆動させることにより前記動脈側血液回路における前記置換液供給ラインとの連結部から前記動脈側血液回路の先端までの血液を患者に返血させ得る血液浄化装置において、前記血液ポンプは、返血時の逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量逆転駆動されるとともに、当該逆転駆動過程において前記血液ポンプが正転駆動側に逆回転したことを検知する逆回転検知手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の血液浄化装置において、前記血液ポンプは、正転側及び逆転側に回転自在なロータと、該ロータを回転駆動させるステータと、前記ロータに形成されて磁力を生じ得る磁石と、前記ステータに形成されて前記磁石の磁力を検知し得るホール素子とを有したモータに接続されるとともに、前記逆回転検知手段は、前記ホール素子からの出力信号に基づき前記血液ポンプの正転駆動側への逆回転を検知し得ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置において、前記血液ポンプの正転駆動側への逆回転を前記逆転検知手段が検知したことを条件として、当該血液ポンプの逆転駆動を強制停止させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の血液浄化装置において、前記血液ポンプを正転駆動させ、前記動脈側血液回路における前記置換液供給ラインとの連結部から前記静脈側血液回路の先端までの血液を当該置換液供給ラインから供給した置換液で置換させることにより、当該連結部から前記静脈側血液回路の先端までの血液を患者に返血させるとともに、前記血液回路に当該置換液を充填させる第1返血工程と、該第1返血工程の後、前記血液浄化手段における透析液流路から血液流路に透析液を逆濾過させつつ前記血液ポンプを逆転駆動させ、その透析液にて当該第1返血工程で充填された置換液を流動させ、前記連結部から前記動脈側血液回路の先端までの血液を患者に返血させる第2返血工程とを行わせる制御手段を具備するとともに、前記第2返血工程において前記逆回転検知手段の検知を参酌しつつ当該制御手段による制御が行われることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、血液ポンプは、返血時の逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量逆転駆動されるとともに、当該逆転駆動過程において血液ポンプが正転駆動側に逆回転したことを検知する逆回転検知手段を備えたので、血液ポンプを逆転駆動して返血する際、動脈側血液回路の閉塞状態を検出することができる。
請求項2の発明によれば、逆回転検知手段は、ホール素子からの出力信号に基づき血液ポンプの正転駆動側への逆回転を検知し得るので、モータ内に従来より形成されたホール素子を流用することができる。
請求項3の発明によれば、血液ポンプの正転駆動側への逆回転を逆転検知手段が検知したことを条件として、当該血液ポンプの逆転駆動を強制停止させるので、動脈側血液回路が閉塞状態した状態で血液ポンプの逆転駆動が継続して行われてしまうのを確実且つ早急に回避することができる。
請求項4の発明によれば、第2返血工程で、血液浄化手段における透析液流路から血液流路に透析液を逆濾過させ、その透析液にて第1返血工程で充填された置換液を流動させ、連結部から動脈側血液回路の先端までの血液を患者に返血させるので、血液ポンプを逆転駆動して返血する際に動脈側血液回路の閉塞状態を検出をしつつ返血作業の自動化を容易に図ることができるとともに、血液浄化手段にて逆濾過された透析液が患者の体内に入ってしまうのを確実に回避することができる。
本発明の第1の実施形態に係る透析装置(血液浄化装置)を示す模式図 同透析装置による第1返血工程が行われている状態を示す模式図 同透析装置による第2返血工程が行われている状態を示す模式図 同透析装置による第2返血工程時の血液ポンプの駆動タイミングを示すグラフ 同透析装置における血液ポンプのモータの内部構成を示す模式図 同透析装置による第2返血工程時に押し戻し工程を行わせるものを示す模式図 本発明の他の実施形態に係る透析装置(血液浄化装置)を示す模式図 同透析装置による第1返血工程が行われている状態を示す模式図 同透析装置による第2返血工程が行われている状態を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る血液浄化装置は、透析治療を行うための透析装置から成り、図1に示すように、動脈側血液回路1及び静脈側血液回路2から成る血液回路と、動脈側血液回路1及び静脈側血液回路2の間に介装されて血液回路を流れる血液を浄化するダイアライザ3(血液浄化手段)と、動脈側血液回路1に配設されたしごき型の血液ポンプ4と、静脈側血液回路1及び静脈側血液回路2にそれぞれ配設された動脈側ドリップチャンバ5及び静脈側ドリップチャンバ6と、ダイアライザ3に透析液を供給し得る複式ポンプ8と、置換液としての生理食塩水を収容した収容手段7と、該収容手段7と動脈側血液回路1とを連結した置換液供給ラインLdと、制御手段10と、逆回転検知手段11と、報知手段12とから主に構成されている。
動脈側血液回路1には、その先端に動脈側穿刺針aが接続されるとともに、途中にしごき型の血液ポンプ4及び除泡のための動脈側ドリップチャンバ5が配設されている一方、静脈側血液回路2には、その先端に静脈側穿刺針bが接続されるとともに、途中に静脈側ドリップチャンバ6が接続されている。そして、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bを患者に穿刺した状態で、血液ポンプ4を駆動させると、患者の血液は、動脈側血液回路1を通ってダイアライザ3に至った後、該ダイアライザ3によって血液浄化が施され、静脈側ドリップチャンバ6で除泡がなされつつ静脈側血液回路2を通って患者の体内に戻る。即ち、患者の血液を血液回路の動脈側血液回路1の先端から静脈側血液回路2の先端まで体外循環させつつダイアライザ3にて浄化するのである。
ダイアライザ3は、その筐体部に、血液導入ポート3a(血液流路入口)、血液導出ポート3b(血液流路出口)、透析液導入ポート3c(透析液流路入口)及び透析液導出ポート3d(透析液流路出口)が形成されており、このうち血液導入ポート3aには動脈側血液回路1が、血液導出ポート3bには静脈側血液回路2がそれぞれ接続されている。また、透析液導入ポート3c及び透析液導出ポート3dは、透析装置本体から延設された透析液導入ラインLa及び透析液排出ラインLbとそれぞれ接続されている。
ダイアライザ3内には、複数の中空糸が収容されており、この中空糸が血液を浄化するための血液浄化膜Mを構成している。而して、ダイアライザ3内には、血液浄化膜Mを介して患者の血液が流れる血液流路B及び透析液が流れる透析液流路Tが形成されている。そして、血液浄化膜Mを構成する中空糸には、その外周面と内周面とを貫通した微小な孔(ポア)が多数形成されて中空糸膜を形成しており、該膜を介して血液中の不純物等が透析液内に透過し得るよう構成されている。
一方、複式ポンプ8は、透析装置本体内で透析液導入ラインLa及び透析液排出ラインLbに跨って配設されているとともに、当該透析装置本体には、ダイアライザ3中を流れる患者の血液から水分を除去するための除水ポンプ(不図示)が配設されている。更に、透析液導入ラインLaの一端がダイアライザ3(透析液導入ポート3c)に接続されるとともに、他端が所定濃度の透析液を調製する透析液供給装置(不図示)に接続されている。また、透析液排出ラインLbの一端は、ダイアライザ3(透析液導出ポート3d)に接続されるとともに、他端が図示しない排液手段と接続されており、透析液供給装置から供給された透析液が透析液導入ラインLaを通ってダイアライザ3に至った後、透析液排出ラインLbを通って排液手段に送られるようになっている。
透析液導入ラインLaの途中(複式ポンプ8とダイアライザ3との間)には、フィルタ9が接続されているとともに、そのフィルタ9から流路が分岐し、ダイアライザ3をバイパスしつつ透析液排出ラインLbの途中(複式ポンプ9とダイアライザ3との間)と接続したバイパスラインLcが形成されている。このバイパスラインLcの途中には、流路を閉塞及び開放し得る電磁弁V6が接続されている。
動脈側血液回路1における動脈側穿刺針a近傍(動脈側血液回路1の先端近傍であって置換液供給ラインL1の連結部Pと動脈側穿刺針aとの間)、及び静脈側血液回路2における静脈側穿刺針b近傍(静脈側血液回路2の先端近傍であって静脈側ドリップチャンバ6と静脈側穿刺針bとの間)には、動脈側弁手段としての電磁弁V1、及び静脈側弁手段としての電磁弁V2がそれぞれ配設されている。これら電磁弁V1及びV2は、開閉動作により、配設された各々の部位における流路を閉塞及び開放し得るものであり、その開閉動作が制御手段10にて制御されるよう構成されている。
制御手段10は、上記の如く電磁弁V1、V2の他、置換液供給ラインLdの途中に配設された電磁弁V3(置換液弁手段)とも電気的に接続されており、その開閉動作が制御可能とされている。かかる置換液弁手段としての電磁弁V3は、置換液供給ラインLdを開閉可能として設けられ、流路の閉塞及び開放を行わせ得るものである。更に、制御手段10は、図1で示す如く、透析液導入ラインLa及び透析液排出ラインLbの途中にそれぞれ配設された電磁弁V4、V5、及び血液ポンプ4とも電気的に接続されており、その開閉動作や駆動が制御可能とされている。
収容手段7(所謂「生食バッグ」と称されるもの)は、可撓性の透明な容器から成り、生理食塩水(置換液)を所定容量収容し得るもので、例えば透析装置本体に突設されたポール(不図示)の先端に取り付けられている。置換液供給ラインLdは、動脈側血液回路1における動脈側穿刺針aと動脈側ドリップチャンバ5の間の部位(連結部P)に接続され、収容手段7内の生理食塩水(置換液)を血液回路内に供給し得るものである。
血液ポンプ4は、制御手段10による制御により正転駆動及び逆転駆動が可能とされたものであり、図5に示すように、正転側及び逆転側に回転自在なロータMaと、該ロータMaを回転駆動させるステータMbと、ロータMaに形成されて磁力を生じ得る磁石(Maa、Mbb)と、ステータMbに形成されて磁石(Maa、Mbb)の磁力を検知し得る4つのホール素子13とを有したモータMに接続されて構成されている。尚、磁石MaaとMbbとは、互いに極性が異なる磁石(S極及びN極)をそれぞれ示している。
而して、モータMのロータMaが血液ポンプ4を構成するポンプロータ(不図示)と連結されており、モータMを駆動させてロータMaをステータMbに対して回転させると、当該ポンプロータも回転して動脈側血液回路1を構成する可撓性チューブを扱くこととなり、正転駆動により動脈側血液回路1の先端の動脈側穿刺針aから静脈側血液回路2の先端の静脈側穿刺針bまで患者の血液を順方向に流動させて体外循環させ得るようになっている。
また、本実施形態に係る血液ポンプ4は、その駆動時(正転駆動時及び逆転駆動時)において、ホール素子13で検出された磁力を電気信号に変換してパルス状の出力信号を発生させ得るものとされ、当該パルス状の出力信号によってポンプロータの回転方向と回転速度を検出し得るよう構成されている。尚、得られたパルス状の出力信号は、後述の如く、逆回転検知手段11に伝達されるようになっている。
本実施形態に係る透析装置(血液浄化装置)は、制御手段10により、第1返血工程及び第2返血工程を行い得るよう構成されている。具体的には、第1返血工程は、血液ポンプ4を正転駆動させ、動脈側血液回路1における置換液供給ラインLdとの連結部Pから静脈側血液回路2の先端までの血液を当該置換液供給ラインLdから供給した生理食塩水(置換液)で置換させることにより、当該連結部Pから静脈側血液回路2の先端までの血液を患者に返血させるとともに、血液回路(動脈側血液回路1及び静脈側血液回路2)に当該置換液を充填させる工程(図2参照)であり、第2返血工程は、第1返血工程の後、ダイアライザ3における透析液流路Tから血液流路Bに透析液を逆濾過させつつ血液ポンプ4を逆転駆動させ、その透析液にて当該第1返血工程で充填された生理食塩水を流動させ、連結部Pから動脈側血液回路1の先端までの血液を患者に返血させる工程(図3参照)である。
尚、図中符号S1〜S3は気泡を検出する気泡検出器、S4、S5は血液判別器を示している。即ち、動脈側血液回路1における電磁弁V1より下流側、静脈側血液回路2における電磁弁V2より上流側、及び置換液供給ラインLdにおける電磁弁V3より上流側には、それぞれ気泡検出器S1、S2及びS3が配設されているとともに、動脈側血液回路1における電磁弁V1より上流側及び静脈側血液回路2における電磁弁V2より下流側には、それぞれ血液判別器S4、S5が配設されているのである。
更に、本実施形態に係るモータM(即ち、血液ポンプ4)は、返血時(具体的には第2返血工程時)に駆動と停止とが繰り返し行われることにより、逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量(規定の回転数或いは回転角度)だけ逆転駆動されるようになっている。例えば、図4に示すように、血液ポンプ4の駆動(そのときの流量を例えば200(mL/min)とする)と停止を繰り返し行わせ(例えば、駆動時間を0.5(秒)とし停止時間を0.2(秒)に設定)、全体で所定の回転量(返血に必要とされる送液量を得るための回転数或いは回転角度)となるよう設定されている。
逆回転検知手段11は、制御手段10及びモータMのホール素子13と電気的に接続されたものであり、逆転駆動過程において血液ポンプ4(モータMのロータMa)が正転駆動側に逆回転したことを検知するよう構成されている。具体的には、逆転検知手段11は、血液ポンプ4の駆動時において、ホール素子13で検出された磁力を電気信号に変換してパルス状の出力信号を得るものとされ、当該出力信号に基づいて(より具体的には、ポンプ停止時の極と異なるパルス状の出力信号を入力したことを検知することにより)逆転駆動過程において血液ポンプ4(モータMのロータMa)が正転駆動側に逆回転したことを検知し得るようになっている。
即ち、動脈側血液回路1が閉塞していると、血液ポンプ4の逆転駆動時(間欠駆動する過程の駆動している時間)に当該動脈側血液回路1内の圧力が僅かに上昇するので、その圧力によって、血液ポンプ4の停止時(間欠駆動する過程の駆動が停止した時間)にポンプロータが正転駆動側に押し戻されるので、その押し戻し(逆回転)を逆回転検知手段11が検知することにより、当該動脈側血液回路1の閉塞を検知し得るのである。尚、本実施形態においては、逆回転検知手段11は、血液ポンプ4の逆転駆動過程における停止時に逆回転を検知しているが、逆転駆動過程における駆動時に逆回転を検知してもよい。
本実施形態によれば、逆回転検知手段11は、ホール素子13からの出力信号に基づき血液ポンプ4の正転駆動側への逆回転を検知し得るので、当該血液ポンプ4を構成するモータM内に従来より形成されたホール素子13を流用することができる。尚、本実施形態に係るホール素子13は、血液ポンプ4の制御と保護(監視)を独立させて安全性を担保すべく、各2個ずつを用いて、ポンプロータの回転方向と回転速度を検出し得るよう構成されているが、ホール素子13を2個備えたものであってもよい。
上記実施形態によれば、血液ポンプ4は、返血時の逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量逆転駆動されるとともに、当該逆転駆動過程において血液ポンプ4が正転駆動側に逆回転したことを検知する逆回転検知手段11を備えたので、血液ポンプ4を逆転駆動して返血する際、動脈側血液回路1の閉塞状態を検出することができる。よって、動脈側血液回路1が閉塞した状態で血液ポンプ4を続けて逆転駆動してしまうのを確実に回避でき、当該動脈側血液回路1内の圧力が過大となってしまったり、或いは付着した血栓等が患者の体内に至ってしまうのを抑制できる。
また、第2返血工程で、ダイアライザ3(血液浄化手段)における透析液流路Tから血液流路Bに透析液を逆濾過させ、その透析液にて第1返血工程で充填された置換液を流動させ、連結部Pから動脈側血液回路1の先端までの血液を患者に返血させるので、血液ポンプ4を逆転駆動して返血する際に動脈側血液回路1の閉塞状態を検出をしつつ返血作業の自動化を容易に図ることができるとともに、ダイアライザ3(血液浄化手段)にて逆濾過された透析液が患者の体内に入ってしまうのを確実に回避することができる。
更に、制御手段10は、報知手段12と電気的に接続されており、逆転駆動過程において血液ポンプ4(モータMのロータMa)が正転駆動側に逆回転したことを逆回転検知手段11が検知したことを条件として、その旨を周囲に報知し得るものである。報知方法としては、効果音又は音声等をスピーカ等から出力するもの、警告灯を点滅又は点灯させるもの、或いは別個の表示手段に表示させるもの等何れの形態であってもよい。
また更に、制御手段10は、逆転駆動過程において血液ポンプ4(モータMのロータMa)が正転駆動側に逆回転したことを逆回転検知手段11が検知したことを条件として、血液ポンプ4の逆転駆動を強制停止させるよう構成されている。これにより、動脈側血液回路が閉塞状態した状態で血液ポンプの逆転駆動が継続して行われてしまうのを確実且つ早急に回避することができ、安全性を更に向上させることができる。
次に、上記血液浄化装置としての透析装置における返血作業について説明する。
上記透析装置による透析治療が終了すると、血液回路やダイアライザ3内の血液を患者の体内に戻す返血が行われる。返血は、主に制御手段10の制御により行われ、動脈側血液回路1における置換液供給ラインLdとの連結部Pから静脈側穿刺針b(静脈側血液回路2の先端)までの部位(第1返血工程)と、当該連結部Pから動脈側穿刺針a(動脈側血液回路1の先端)までの部位(第2返血工程)とに分けて行われる。
より具体的には、透析治療が終了した後、制御手段10は、図2に示すように、電磁弁V1(動脈側弁手段)を閉状態としつつ電磁弁V2(静脈側弁手段)及び電磁弁V3(置換液弁手段)を開状態とするとともに、血液ポンプ4を正転駆動させることにより第1返血工程を行う。この第1返血工程により、連結部Pから静脈側穿刺針bの先端までの血液が患者の体内に戻されるとともに、血液回路(動脈側血液回路1及び静脈側血液回路2)には収容手段7から置換液供給ラインLdを介して供給された生理食塩水が充填されることとなる。尚、このとき、電磁弁V4、5は閉状態とされるとともに、電磁弁V6は開状態とされている。
続いて、制御手段10は、図3に示すように、電磁弁V2(静脈側弁手段)及び電磁弁V3(置換液弁手段)を閉状態としつつ電磁弁V1(動脈側弁手段)を開状態とするとともに、血液ポンプ4を逆転駆動させることにより第2返血工程を行う。この第2返血工程においては、血液ポンプ4の逆転駆動により、ダイアライザ3における透析液流路Tから血液流路Bに透析液を逆濾過させ、その透析液にて第1返血工程で充填された生理食塩水を流動させ、連結部Pから動脈側血液回路1の先端までの血液を患者に返血させる。尚、このとき、電磁弁V6の開状態及び電磁弁V5の閉状態は維持されつつ、電磁弁V4は開状態とされているが、当該電磁弁V4は閉状態とされていても実質動作に問題はない。
然るに、第2返血工程においては、既述の如く、血液ポンプ4は、図4で示すように、返血時の逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量逆転駆動されるとともに、その逆転駆動過程において血液ポンプ4が正転駆動側に逆回転したことを逆回転検知手段11にて検知し得るようになっている。而して、逆回転検知手段11の検知を参酌しつつ制御手段10による制御が行われることとなり、逆回転検知手段11が逆回転を検知すると、血液ポンプ4の駆動を強制的に停止させるとともに、警報手段12による警報を行わせることとなる。
そして、第1返血工程が終了後、図3で示すように、血液ポンプ4を逆転駆動させることにより、ダイアライザ3を介して透析液を規定量(動脈側ドリップチャンバ5内の空気が連結部Pにまで至らない程度)逆濾過させ、第1返血工程で充填された生理食塩水を動脈側穿刺針a側に押し流す(押し流し工程)。その後、図6に示すように、電磁弁V1を閉状態としつつ電磁弁V3を開状態とし、血液ポンプ5を正転駆動させることにより、押し流し工程で逆濾過させた透析液をダイアライザ3側に押し戻す(押し戻し工程)ことを行ってもよい。
上記の如く、本実施形態によれば、第2返血工程で、ダイアライザ3における透析液流路Tから血液流路Bに透析液を逆濾過させ、その透析液にて第1返血工程で充填された生理食塩水を流動させ、連結部Pから動脈側血液回路2の先端までの血液を患者に返血させるので、返血作業の自動化を容易に図ることができるとともに、血液浄化手段にて逆濾過された透析液が患者の体内に入ってしまうのを確実に回避することができる。
また、制御手段10の制御により、第1返血工程で、電磁弁V1(動脈側弁手段)を閉状態としつつ電磁弁V2(静脈側弁手段)及び電磁弁V3(置換液弁手段)を開状態とするとともに、血液ポンプ4を正転駆動させ、第2返血工程で、電磁弁V2(静脈側弁手段)及び電磁弁V3(置換液弁手段)を閉状態としつつ電磁弁V1(動脈側弁手段)を開状態とするとともに、血液ポンプ4を逆転駆動させて返血作業が行われるので、返血作業の自動化をより容易に図ることができる。
更に、本実施形態においては、第2返血工程における透析液の逆濾過の量は、動脈側血液回路1における置換液供給ラインLdとの連結部Pから動脈側血液回路1の先端までの配管ボリューム(当該部位における流路の総体積)以上、且つ、動脈側血液回路1の配管ボリューム(当該部位における流路の総体積)以下とされている。これにより、透析液が患者の体内に入ってしまうのをより確実に回避できるとともに、残留血液のほとんどを患者に返血させることができる。尚、動脈側血液回路1の配管ボリュームをVa、連結部Pから動脈側血液回路1の先端までの配管ボリュームをVbとした場合、VaはVbの少なくとも1.5倍以上であるのが好ましい。
然るに、第1返血工程による返血又は第2返血工程による返血が終了したことを検知する検知手段を具備し、当該第1返血工程による返血又は第2返血工程による返血が終了したことを制御手段10が把握可能とされるよう構成するのが好ましい。この場合、より効率的且つ確実に返血作業を行わせることができる。尚、検知手段は、第1返血工程又は第2返血工程の開始からの経過時間にて当該第1返血工程又は第2返血工程による返血の終了を検知するもの、血液ポンプ4による血液の流量にて当該第1返血工程又は第2返血工程による返血の終了を検知するものであってもよく、或いは光センサ等により直接返血の終了を検知するものや血液判別器S4、S5にて検知するものであってもよい。
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。
本実施形態に係る血液浄化装置は、先の実施形態と同様、透析治療を行うための透析装置から成り、図7に示すように、動脈側血液回路1及び静脈側血液回路2から成る血液回路と、ダイアライザ3(血液浄化手段)と、しごき型の血液ポンプ4と、動脈側ドリップチャンバ5及び静脈側ドリップチャンバ6と、複式ポンプ8と、置換液供給ラインLd’と、制御手段10と、逆回転検知手段11と、報知手段12とから主に構成されている。尚、第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
置換液供給ラインLd’は、透析液導入ラインLaの途中(具体的には、フィルタ9と電磁弁V4の間)と動脈側血液回路1の途中(具体的には、電磁弁V1と血液ポンプ4の間)とを連結したもので、透析液導入ラインLaを流れる透析液(フィルタ9によりフィルタリングされた新鮮透析液(置換液))を血液回路内に供給し得るものである。この置換液供給ラインLd’の途中には、電磁弁V7(置換液弁手段)が接続されている。尚、置換液供給ラインLd’の途中に、透析液導入ラインLaの途中に配設されたフィルタ9と同様のフィルタを接続するのが好ましい。
然るに、本実施形態に係る透析装置(血液浄化装置)は、先の実施形態と同様、その制御手段10により、第1返血工程及び第2返血工程を行い得るよう構成されている。具体的には、第1返血工程は、動脈側血液回路1における置換液供給ラインLd’との連結部Pから静脈側血液回路2の先端までの血液を当該置換液供給ラインLd’から供給した透析液(置換液)で置換させることにより、当該連結部Pから静脈側血液回路2の先端までの血液を患者に返血させるとともに、血液回路(動脈側血液回路1及び静脈側血液回路2)に当該置換液を充填させる工程(図8参照)であり、第2返血工程は、第1返血工程の後、ダイアライザ3における透析液流路Tから血液流路Bに透析液を逆濾過させ、その透析液にて当該第1返血工程で充填された生理食塩水を流動させ、連結部Pから動脈側血液回路1の先端までの血液を患者に返血させる工程(図9参照)である。
より具体的には、透析治療が終了した後、制御手段10は、図8に示すように、電磁弁V1(動脈側弁手段)を閉状態としつつ電磁弁V2(静脈側弁手段)及び電磁弁V7(置換液弁手段)を開状態とするとともに、血液ポンプ4を正転駆動させることにより第1返血工程を行う。この第1返血工程により、連結部Pから静脈側穿刺針bの先端までの血液が患者の体内に戻されるとともに、血液回路(動脈側血液回路1及び静脈側血液回路2)には透析液導入ラインLaから置換液供給ラインLd’を介して供給された透析液が充填されることとなる。尚、このとき、電磁弁V4、5は閉状態とされるとともに、電磁弁V6は開状態とされている。
続いて、制御手段10は、図9に示すように、電磁弁V2(静脈側弁手段)及び電磁弁V7(置換液弁手段)を閉状態としつつ電磁弁V1(動脈側弁手段)を開状態とするとともに、血液ポンプ4を逆転駆動させることにより第2返血工程を行う。この第2返血工程においては、血液ポンプ4の逆転駆動により、ダイアライザ3における透析液流路Tから血液流路Bに透析液を逆濾過させ、その透析液にて第1返血工程で充填された透析液を流動させ、連結部Pから動脈側血液回路1の先端までの血液を患者に返血させる。尚、このとき、電磁弁V6の開状態及び電磁弁V5の閉状態は維持されつつ、電磁弁V4は開状態とされているが、当該電磁弁V4は閉状態とされていても実質動作に問題はない。
然るに、第2返血工程においては、先の実施形態と同様、血液ポンプ4は、図4で示すように、返血時の逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量逆転駆動されるとともに、その逆転駆動過程において血液ポンプ4が正転駆動側に逆回転したことを逆回転検知手段11にて検知し得るようになっている。而して、逆回転検知手段11の検知を参酌しつつ制御手段10による制御が行われることとなり、逆回転検知手段11が逆回転を検知すると、血液ポンプ4の駆動を強制的に停止させるとともに、警報手段12による警報を行わせることとなる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば収容手段7内に収容される生理食塩水や新鮮透析液に代えて他の置換液(ダイアライザ3にて逆濾過された透析液以外)とし、これを第1返血工程において血液回路内に充填させるよう構成してもよい。また、本実施形態においては、第2返血工程で、血液ポンプ4を逆転駆動させることにより、透析液を逆濾過させているが、これに加えて、複式ポンプ8を駆動させることにより透析液を逆濾過させるよう構成してもよい。
更に、上記実施形態においては、第2返血工程時、血液ポンプ4の正転駆動側への逆回転を逆転検知手段11が基づき検知したことを条件として、当該血液ポンプ4の逆転駆動を強制停止させるよう構成されているが、これに代えて、報知手段12による報知のみを行わせるようにしてもよい。尚、本実施形態においては、透析治療時に用いられる透析装置に適用しているが、患者の血液を体外循環させつつ浄化し得る他の装置(例えば血液濾過透析法、血液濾過法、AFBFで使用される血液浄化装置、血漿吸着装置など)に適用してもよい。
血液ポンプは、返血時の逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量逆転駆動されるとともに、当該逆転駆動過程において血液ポンプが正転駆動側に逆回転したことを検知する逆回転検知手段を備えた血液浄化装置であれば、他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 動脈側血液回路
2 静脈側血液回路
3 ダイアライザ(血液浄化手段)
4 血液ポンプ
5 動脈側ドリップチャンバ
6 静脈側ドリップチャンバ
7 収容手段
8 複式ポンプ
9 フィルタ
10 制御手段
11 逆回転検知手段
12 報知手段
13 ホール素子
V1 電磁弁(動脈側弁手段)
V2 電磁弁(静脈側弁手段)
V3、V7 電磁弁(置換液弁手段)
La 透析液導入ライン
Lb 透析液排出ライン
Ld、Ld’ 置換液供給ライン
M モータ
Ma ロータ
Mb ステータ
Maa、Mbb 磁石

Claims (4)

  1. 動脈側血液回路及び静脈側血液回路から成るとともに、当該動脈側血液回路の先端から静脈側血液回路の先端まで患者の血液を体外循環させ得る血液回路と、
    該血液回路の動脈側血液回路及び静脈側血液回路の間に介装されて当該血液回路を流れる血液を浄化するとともに、血液を浄化するための血液浄化膜を介して患者の血液が流れる血液流路及び透析液が流れる透析液流路が形成された血液浄化手段と、
    該血液浄化手段の透析液流路入口及び出口に接続された透析液導入ライン及び透析液排出ラインと、
    治療後に血液回路内の血液との置換を行わせるための置換液を当該血液回路内に供給し得る置換液供給ラインと、
    前記動脈側血液回路の途中に配設され、正転駆動により動脈側血液回路の先端から静脈側血液回路の先端まで患者の血液を流動させて体外循環させ得る血液ポンプと、
    を具備し、前記血液ポンプを所定回転量逆転駆動させることにより前記動脈側血液回路における前記置換液供給ラインとの連結部から前記動脈側血液回路の先端までの血液を患者に返血させ得る血液浄化装置において、
    前記血液ポンプは、返血時の逆転駆動が複数回に亘って間欠的に行われて全体で所定回転量逆転駆動されるとともに、当該逆転駆動過程において前記血液ポンプが正転駆動側に逆回転したことを検知する逆回転検知手段を備えたことを特徴とする血液浄化装置。
  2. 前記血液ポンプは、正転側及び逆転側に回転自在なロータと、該ロータを回転駆動させるステータと、前記ロータに形成されて磁力を生じ得る磁石と、前記ステータに形成されて前記磁石の磁力を検知し得るホール素子とを有したモータに接続されるとともに、前記逆回転検知手段は、前記ホール素子からの出力信号に基づき前記血液ポンプの正転駆動側への逆回転を検知し得ることを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
  3. 前記血液ポンプの正転駆動側への逆回転を前記逆転検知手段が検知したことを条件として、当該血液ポンプの逆転駆動を強制停止させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置。
  4. 前記血液ポンプを正転駆動させ、前記動脈側血液回路における前記置換液供給ラインとの連結部から前記静脈側血液回路の先端までの血液を当該置換液供給ラインから供給した置換液で置換させることにより、当該連結部から前記静脈側血液回路の先端までの血液を患者に返血させるとともに、前記血液回路に当該置換液を充填させる第1返血工程と、
    該第1返血工程の後、前記血液浄化手段における透析液流路から血液流路に透析液を逆濾過させつつ前記血液ポンプを逆転駆動させ、その透析液にて当該第1返血工程で充填された置換液を流動させ、前記連結部から前記動脈側血液回路の先端までの血液を患者に返血させる第2返血工程と、
    を行わせる制御手段を具備するとともに、前記第2返血工程において前記逆回転検知手段の検知を参酌しつつ当該制御手段による制御が行われることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の血液浄化装置。
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