JP5341996B2 - 分析装置および分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分析用具を使用して、試料中の特定成分を分析する分析装置及び分析方法に関する。
従来より、血糖値を測定する方法としては、血糖値測定装置と分析用具を組み合わせて使用することにより、血糖値測定装置において自動的に血糖値を測定する方法がある。分析用具としては、血糖値測定装置に装着して使用するもの、あるいは皮下に留置して使用するものがあるが、一般に酵素反応を利用するバイオセンサが使用されている。
酵素は、反応温度によって酵素活性が変動する。そのため、バイオセンサを使用する方法では、反応温度として環境温度を測定し、環境温度に応じて演算値の補正を行なっている。温度補正は、予め経験によって得られた温度依存性を示す温度補正データを用いて行なわれている。この温度補正データは、たとえば常温(たとえば25℃)を基準とし、常温に対する温度差に基づいて補正量や補正係数を決定できるものであり、この補正量に基づいて環境温度による影響をキャンセルすることができる。このような温度補正データは、通常、所定の温度範囲(たとえば10〜40℃)について決定される。
しかしながら、上述の温度補正は、血糖値測定装置にバイオセンサを装着して使用する場合には、バイオセンサに血液が点着されて、血液の分析が開始された後に、血糖値演算動作の一つとして行なわれる。そのため、ユーザは、環境温度が温度補正を適切に行なえる温度範囲(温度補正データが作成された温度範囲)であるか否かを、血糖値演算動作が終了するまでは把握することができない。したがって、環境温度が温度補正を適切に行なえる温度範囲外である場合には、適切な血糖値測定を行なえない状況であるにもかかわらず、バイオセンサを無駄に消費してしまう。
一方、信頼性のある測定値を得るためには、環境温度が温度補正を適切に行なえる温度範囲内に落ち着くまでに、再測定を繰り返す必要が生じる。特に、温度変化が激しい状況、たとえば寒い室外から暖かい室内へ分析装置を移動させて使用する場合には、環境温度が補正可能な温度(たとえば10℃)となるまで比較的に時間を要する。この場合、ユーザは、バイオセンサの装着・脱着を繰り返し行なう必要があるために煩わしい作業を強いられ、またバイオセンサの無駄な消費も多くなる。
また、温度補正が適切に行なわれない環境温度で得られた測定値は、測定値の信頼性および再現性が低くなる。たとえば、血糖値測定装置に装着して使用する方法では、バイオセンサにおける酵素の温度は、環境温度そのもの、あるいは環境温度の変化の影響を受けやすい。そのため、測定環境やその変化によって、酵素活性が影響を受け、測定値の信頼性および再現性が低くなることがある。
一方、バイオセンサを皮下に留置して使用する場合、通常はバイオセンサにおける酵素が固定化される部分は、皮下における10mm以内の部分に位置するようにバイオセンサが皮下に留置される。このような皮下の範囲は、外気の温度の変化の影響を受けて比較的に温度変化が大きな部分である。そのため、バイオセンサを皮下に留置して使用する血糖値測定装置においても、バイオセンサにおける酵素活性が測定場所の変化などによる温度変化による影響を受け、測定値の信頼性および再現性が低くなることがある。
また、バイオセンサを皮下に留置して使用する場合であっても、温度補正が適切に行われない環境下で得られた測定値は信頼性および再現性が低くなるため、その時間内で得られた測定値は使用できない。そして、測定値を得るためにバイオセンサに電圧を印加すると、その分、バイオセンサは劣化するため、使用できない測定値を得たときには、この使用できない測定値を得るために電圧を印加していた時間分だけバイオセンサの寿命を無駄に縮めることになる。
また、測定値の信頼性が低い場合には、その旨(使用温度外である旨)を、たとえば血糖値測定装置におけるLCDなどの表示部において表示するなどしてユーザに報知する必要も生じる(たとえば特許文献1,2参照)。
特表平8−503304号公報 特開2003−42995号公報
本発明は、ユーザの負担を軽減しつつ、環境温度の変化のある状況下でも信頼性の高い分析結果を得られる分析装置および分析方法を提供することを課題としている。
本発明は、試料中の目的物質に関する情報を得る分析装置に関する。この分析装置は、環境温度を測定するための温度測定手段と、所定の温度範囲に関して、前記環境温度に応じた温度補正データを記憶する記憶手段と、前記試料中の目的物質に関する情報および前記温度補正データに基づいて、分析値の演算を行なうための演算手段と、前記環境温度が前記温度範囲内であるか否かを判断する判別手段と、を備えている。
前記判別手段は、前記温度測定手段において測定される1つの環境温度に基づいて、前記環境温度が前記温度範囲内であるか否かを判断するものであってもよい。また、判別手段は、前記温度測定手段において測定される複数回の環境温度の所定時間当たりの変化量が所定の範囲にあるか否かに応じて、前記温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するものであってもよい。もちろん、判別手段は、1つの環境温度が前記温度範囲内であると判断したときに、複数の環境温度の変化量が所定の範囲にあるときに、前記温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するようにしてもよい。
前記判別手段は、前記分析装置から前記試料中の目的物質に関する情報が得られない状況においても、前記環境温度が前記温度範囲内にあるか否かを判断する。ここで、前記分析装置から前記試料中の目的物質に関する情報が得られない状況とは、例えば、分析装置に試料が供給されていない状況である。なお、「試料中の目的物質に関する情報」は、たとえば数値情報であり、応答電流値(あるいは応答電流値を換算した電圧値)を例示できる。また、「分析値」には、「補正された応答電流値もしくは補正された電圧値」、または「血液中や間質液中のグルコース濃度」を例示できる。
前記判別手段は、所定時間当たりの環境温度の変化量に基づいて、前記温度補正データの適用温度範囲内であるか否かを判断してもよい。
本発明においては、前記温度測定手段とは別途に、環境温度を測定するための追加の温度測定手段を設けていてもよい。また、前記判別手段は、前記温度測定手段において測定される環境温度と前記追加の温度測定手段において測定される環境温度と、の差に基づいて、前記温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成されてもよい。
前記温度測定手段は、前記試料中の目的物質に関する情報を出力する部分の近傍の温度を測定できる部位に設けられてもよい。一方、前記追加の温度測定手段は、前記温度測定手段よりも、前記試料中の目的物質に関する情報を出力する部分から離れた部分に設けられてもよい。追加の温度測定手段は、たとえば外気温度または表皮温度を測定する。
前記判別手段はまた、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲外であると判断した場合に、一定時間経過後に再び、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲内であるか否かを判断するように構成してもよい。
前記分析装置は主電源を更に備え、前記判別手段は、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲外であると判断した場合に、一定時間後に前記主電源を停止または省電力としてもよい。
本発明の分析装置は、前記判別手段での判別結果に基づいて、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲内である旨、あるいは前記温度補正データの適用温度範囲外である旨を報知するための報知手段をさらに備えているのが好ましい。
本発明の分析装置はまた、前記判別手段での判別結果を前記報知手段において報知させるために操作される操作手段をさらに備えていてもよい。なお、操作手段には、操作ボタンを例示できる。
また、前記分析装置として、体内に留置して、連続して試料の分析が可能なものを使用してもよい。なお、「体内」には例えば「皮下」を含むことができる。
また、本発明は、試料中の目的物質に関する情報を得る分析方法に関する。この分析方法は、環境温度を測定するための温度測定ステップと、所定の温度範囲に関して、前記環境温度に応じた温度補正データを記憶する記憶ステップと、前記試料中の目的物質に関する情報および前記温度補正データに基づいて、分析値の演算を行なうための演算ステップと、少なくとも、前記試料中の目的物質に関する情報が得られない状況において、前記環境温度が前記温度範囲内にあるか否かを判断する判別ステップと、を含む
本発明によれば、ユーザの負担を軽減しつつ、環境温度の変化のある状況下でも信頼性の高い分析結果を得られる分析装置および分析方法を提供することができる。
本発明に係る血糖値測定装置の一例を示す全体斜視図である。 図1に示した血糖値測定装置の要部を示す断面図である。 図1に示した血糖値測定装置に使用するバイオセンサの一例を示す全体斜視図である。 図3に示したバイオセンサの断面図である。 図1に示した血糖値測定装置におけるコネクタ部周りの分解斜視図である。 図1に示した血糖値測定装置のブロック図である。 本発明に係る血糖値測定装置の他の例を示す図2に相当する断面図である。 図7に示した血糖値測定装置のブロック図である。 本発明に係る血糖値測定装置のさらに他の例を示す図2に相当する断面図である。 グルコースの連続測定方法を実施するためのグルコース連続測定装置の一例を示す断面図である。 図10に示したグルコース連続測定装置におけるグルコースセンサを、要部拡大図とともに示した全体斜視図である。 図10に示したグルコース連続測定装置におけるグルコースセンサを、要部拡大図とともに示した全体斜視図である。 図10に示したグルコース連続測定装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係るグルコース連続測定装置の他の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る分析装置および分析方法の一例としての血糖値測定装置について、図面を参照しつつ説明する。
図1および図2に示した血糖値測定装置1は、バイオセンサ2を用いて電気化学的手法により試料の分析を行うためのものであり、持ち運びが可能な携帯型として構成されている。この血糖値測定装置1は、筐体3、コネクタ部4および廃棄機構5および温度測定部6を備えている。
図3および図4に示したように、血糖値測定装置1に使用するバイオセンサ2は、使い捨てとして構成されており、全体として平板状の形態に形成されている。このバイオセンサ2は、略長矩形状の基板20に対して、スペーサ21を介してカバー22を接合した構成を有しており、各要素20〜22により、基板20の長手方向に延びるキャピラリ23が規定されている。
キャピラリ23は、毛細管現象を利用して、後述するカバー22の排気口22Aに向けて血液を移動させるとともに、導入された血液を保持するためのものである。キャピラリ23の内部には、試薬層24が設けられている。試薬層24は、たとえば電子伝達物質([Ru(NH3)6]Cl3やK3[Fe(CN)6]などの錯体)および酸化還元酵素(グルコースオキシダーゼ(GOD)やグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH))を含んだものとされている。
スペーサ21は、基板20とカバー22との間の距離、すなわちキャピラリ23の高さ寸法を規定するためのものであり、たとえば両面テープにより構成されている。
カバー22は、キャピラリ23の内部の気体を外部に排気するための排気口22Aを有している。このカバー22は、たとえばビニロンや高結晶化PVAなどの濡れ性が高い熱可塑性樹脂により形成されている。
基板20は、絶縁樹脂材料によりカバー22よりも大きな形状に形成されている。この基板20の上面には、複数の電極25,26,27,28(図面上は4つ)が形成されている。
複数の電極25〜28は、少なくともキャピラリ23に導入された血液に電圧を印加するための作用極および対極を含んでいる。複数の電極25〜28はさらに、キャピラリ23の内部に血液が供給されたことを検知するための検知用電極、バイオセンサ2に関する情報(たとえばバイオセンサの製造日、製造工場、ロットNo.、およびセンサ感度(選択すべき検量線の種類)など)を出力するための情報出力用電極、あるいは静電気対策のための静電気対策用電極を含んでいる。複数の電極25〜28は、検知用電極、情報出力用電極および静電気対策用電極に加えて、あるいはそれらの電極の少なくとも1つに代えて、その他の機能を有する電極を含んでいてもよい。
もちろん、複数の電極の数は、4つに限らず目的に応じて設計変更可能であり、また複数の電極の形態も種々に設計変更可能である。たとえば、特開平04−357452号公報には、電極を2つ又は4つ設け、夫々の電極が同一平面内で重ならないように屈曲させることが記載されている。また、たとえば、特開平08−320304号公報には、電極を3つ設け、夫々の電極が同一平面内で重ならないように屈曲させることが記載されている。また、たとえば、再表2004/051249号公報には、電極を2つ又は3つ設け、夫々の電極が同一平面内で重ならないように屈曲させることが記載されている。これらと同様にして、本実施例においても2つ以上の電極を設けることができる。また、夫々の電極が同一平面内で重ならないように屈曲させてもよい。
図1および図2に示したように、筐体3は、血糖値測定装置1の外観形状を規定するとともに、コネクタ部4、廃棄機構5および温度測定部6をはじめとする各種の要素を収容するためのものである。筐体3は、センサ挿入口30を有しているとともに、ケーシング31,32によって中空に形成されている。
ケーシング31には、複数の操作ボタン33、表示パネル34が設けられており、ケーシング32には後述する廃棄機構5の操作レバー50が移動可能に保持されている。
複数の操作ボタン33は、各種の設定(分析条件の設定や被験者のID入力など)の他、血液の分析に必要な動作を行なわせるための信号を生成させるためものである。操作ボタン33は、環境温度が血糖値測定装置1の使用温度内であるかを確認するために使用されるものであってもよい。
表示パネル34は、分析結果やエラーである旨を表示するとともに、設定時における操作手順や操作状況などを表示するためのものである。ここで、エラーとしては、たとえばバイオセンサ2に対する血液の供給不足、血糖値測定装置1の誤作動、血糖値測定装置1における誤演算、ユーザの操作ミスや設定ミス、あるいは環境温度が血糖値測定装置1の使用温度外である場合が含まれる。
図2および図5に示したように、コネクタ部4は、バイオセンサ2が装着されるものであり、ケース40、端子台41、および複数の端子42,43(図面上は4つ)を有している。
ケース40は、複数の端子41,42および端子台43を保持するものであるとともに、バイオセンサ2を保持するためのものである。このケース40は、端子台43を保持するための中空部40Aおよびバイオセンサ2を出し入れするための開口部40Bを有している。
端子台41は、複数の端子42,43を固定するためのものである。この端子台41は、端子42,43を収容するための複数のスリット41A、および端子42,43の先端部44,45を突出させるための貫通孔41Bを有している。
複数の端子42,43は、コネクタ部4にバイオセンサ2を装着したときに、バイオセンサ2の複数の電極25〜28の端子部25A〜28A(図3参照)に接触し、複数の電極25〜28に電圧を印加するとともに、そのときの電流値(抵抗値)を測定するためのものである。各端子42,43は、先端部44,45が板バネとして構成されており、コネクタ部4にバイオセンサ2を装着したときに、先端部44,45がバイオセンサ2に押圧力を作用させ、コネクタ部4においてバイオセンサ2を適切に保持させる役割をも果している。
図2に示したように、廃棄機構5は、血糖値の測定終了後のバイオセンサ2を血糖値測定装置1から廃棄するためのものである。この廃棄機構5は、操作レバー50、連結プレート51、スライドブロック52およびコイルバネ53を備えている。
操作レバー50は、スライドブロック52を移動させるために操作される部分であり、その一部が筐体3(ケーシング31)から露出した状態において、筐体3に対して往復移動可能とされている。この操作レバー50は、雌ネジ部50Aにおいて、ネジ54を用いて連結プレート51に固定されている。
連結プレート51は、操作レバー50とスライドブロック52とを連結するためのものである。この連結プレート51は、クランク部51Aおよび貫通孔51B,51Cを有している。クランク部51Aは、スライドブロック52を固定するための部分である。貫通孔51Bは、操作レバー50を固定するためネジ54が挿通される部分である。貫通孔51Cは、コイルバネ53の一端が係止される部分である。
スライドブロック52は、コネクタ部4に装着されたバイオセンサ2を移動させるものであり、操作レバー50の運動に連動して移動させられるものである。
コイルバネ53は、連結プレート51ひいては操作レバー50およびスライドブロック52を、待機位置に復帰させるためのものである。このコイルバネ53は、上述のように一端が連結プレート51に係止されている一方で、他端が筐体3における固定部35に係止されている。そのため、コイルバネ53は、操作レバー50に対して廃棄方向に向けて負荷を作用させて操作レバー50を移動させた場合に伸長させられる。その一方で、コイルバネ53は、操作レバー50に作用する負荷を解除した場合に収縮させられ、操作レバー50およびスライドブロック52を待機位置に復帰させる。
温度測定部6は、環境温度を測定するためのものである。この温度測定部6は、バイオセンサ2における試薬層24の近傍の温度を測定できる部位に設けられている。この温度測定部6は、複数の電極25〜28のうち、作用極に対応する部分に極力近い位置に設けるのが好ましい。図示した例では、温度測定部6は、バイオセンサ2の裏面側がら試薬層24における作用極の近傍の環境温度を測定できる位置に設けられている。温度測定部6としては、たとえばサーミスタの他、公知の種々のものを使用することができる。
図6に示したように、血糖値測定装置1はさらに、制御部10、記憶部11、演算部12、判別部13、電圧印加部14、および電流測定部15を備えている。
制御部10は、血糖値測定装置1における各部の動作の制御、たとえば表示パネル34への表示動作、判別部13における判別動作、電圧印加部14による電圧印加動作、あるいは演算部12における血糖値の演算動作を制御するものである。
記憶部11は、血糖値の演算に必要なプログラム、たとえば電流値(電圧値)と血糖値との相関データ、環境温度に応じた温度補正データを記憶したものである。温度補正データは、たとえば10〜40℃の温度範囲において、基準温度(たとえば25℃)からの環境温度のずれ量と、それに対応する補正量や補正割合(補正係数)として記憶されている。
演算部12は、応答電流値(あるいは応答電流値を換算した電圧値)に基づいて血糖値を演算するものである。この演算部12はさらに、環境温度に対応する温度補正データに基づいて、応答電流値(あるいは応答電流値を換算した電圧値や演算された血糖値)を補正するための演算を行なう。なお本実施例においては「応答電流値(あるいは応答電流値を換算した電圧値)」が、本発明における「試料中の目的物質に関する情報」に相当する。また、本実施例においては「補正された応答電流値(あるいは補正された電圧値や補正された血糖値)」が、本発明における「分析値」に相当する。
演算部12はまた、一定時間毎に、温度測定部6において測定される環境温度の変化量を演算するように構成されていてもよい。環境温度の変化量を演算する時間間隔は、たとえば0.1秒〜3時間、好ましくは1〜180秒とされる。
判別部13は、温度測定部6において測定された環境温度が、適切に温度補正できる温度範囲(環境温度が温度補正データが作成された温度範囲)内であるか否かを判断するものである。たとえば温度補正データが10〜40℃の範囲で作成されている場合には、判別部13は、温度測定部6において測定される環境温度が10〜40℃の範囲にあるか否かを判別する。
判別部13はさらに、所定時間当たりの環境温度の変化量が予め定めた閾値(たとえば0.01〜1.0℃/秒)よりも大きいか否かにより、環境温度が温度補正データの適用温度範囲内である否かを最終的に判断するように構成されていてもよい。すなわち、判別部13は、環境温度が所定の温度範囲内であると判断し、かつ環境温度の変化量が所定の閾値以下である場合に、環境温度が適切に血糖値の演算を行なえる温度範囲内であると判断するようにしてもよい。もちろん、判別手段13は、所定時間当たりの環境温度の変化量のみに基づいて、環境温度が温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成されていてもよい。
ここで、制御部10、記憶部11、演算部12、および判別部13のそれぞれは、プロセッシングデバイス(たとえばCPUやMPU)、またはメモリデバイス(たとえばROMやRAM)により構成されるが、制御部10、記憶部11、演算部12、および判別部13の全てを、1つのプロセッシングデバイスに対して複数のメモリデバイスを結合することにより構成することもできる。
電圧印加部14は、複数の端子42,43を介して、バイオセンサ2の複数の電極25〜28(端子部25A〜28A)に電圧を印加するためのものである。電圧印加部14としては、たとえば直流電源が使用される。
電流測定部15は、バイオセンサ2の複数の電極25〜28(端子部25A〜28A)に対して、電圧印加部14によって電圧を印加したときの応答電流を測定するためのものである。
次に、血糖値測定装置1を用いた血糖値測定方法について説明する。
血糖値測定においては、まず血糖値測定装置1に対してバイオセンサ2を装着する。このとき、血糖値測定装置1においては、バイオセンサ2が装着されたことが認識される。一方、血糖値測定装置1の判別部13では、温度測定部6において測定された環境温度をサンプリングし、環境温度が血糖値測定装置1の使用可能な温度範囲(温度補正データが作成されている温度範囲)にあるか否かを判断する。
制御部10は、判別部13における判別結果を表示パネル34に表示し、ユーザに対して血糖値測定装置1が適切に血糖値を測定できる温度であるか否かを報知する。なお。判別結果の報知は、表示パネル34に限らず、音声やランプによる報知であってもよい。
このようにして判別結果を報知するようにすれば、ユーザは、バイオセンサ2に血液を点着して血糖値を測定するか否かを選択することができる。すなわち、環境温度に起因して適切に血糖値を測定できない状態である場合には、ユーザはバイオセンサ2に対する血液の点着前に血糖値の測定を中止することができる。
判別部13にまた、環境温度が血糖値測定装置1の使用可能な温度範囲であると判断された場合であっても、演算部12において一定時間毎の環境温度の変化量を演算し、判別部13において環境温度の変化が一定値の閾値よりも小さいか否かを判断するようにしてもよい。そうすれば、環境温度の変化量を把握することができるため、安定した(変化の少ない)環境温度のときの環境温度に基づいて補正値を演算することができる。その結果、環境温度が最初に測定可能な温度である判断された時点と、血糖値(応答電流値)の測定時の環境温度との間の比較的に大きな温度変化のある状況においても、適切な補正量を演算し、より正確に血糖値を演算できるようになる。
環境温度による判別は、必ずしも血糖値測定装置1にバイオセンサ2が装着されたときに行なうようにする必要はなく、たとえばユーザが血糖値測定装置1の操作ボタン33を押下するなどして所定の操作を行うことにより行なうようにしてもよい。もちろん、この場合においても、表示パネル34において判別部13における判別結果が報知される。
また、血糖値測定装置1には電力を供給するための主電源が備わっている。そして、判別部13における環境温度による判別は、血糖値測定装置1の主電源が入っている限り、連続的に行なってもよく、その場合にはユーザが血糖値測定装置1の操作ボタン33を押下するなどして所定の操作を行うことにより表示パネル34に判別部13での結果を報知させるようにしてもよい。
判別部13において、環境温度に起因して血糖値測定装置1が適切に血糖値を測定できない状態であると判断された場合には、血糖値測定装置1は一定時間経過後に再び同様の判断を行なうようにしてもよい。このような判断は、血糖値測定装置1が適切に血糖値を測定できる状態であると判断されるまで、あるいは予め定められた所定回数の試行が終了するまで行なわれる。もちろん、ユーザが所定の操作を行う度に判別部13における上述の判断を行ない、その結果を報知するようにしてもよい。また、環境温度が温度補正を適切に行なえる温度範囲外となっている状態が一定時間続く場合は、主電源を停止する(或いは所定の機能を制限する省電力モードに入る)ようにしてもよい。そして一定時間経過した後自動的に主電源を立上げるようにしてもよい。これにより電池の消耗を低減することができる。
これに対して、判別部13において血糖値を適切に測定できる状態であると判断された場合には、血糖値の測定を適切に行なうことができるため、ユーザがバイオセンサ2のキャピラリ23の端部からキャピラリ23内に血液を導入することにより血糖値測定を継続することができる。バイオセンサ2に対して血液が供給された場合には、キャピラリ23が血液によって満たされ、試薬層24が溶解して液相反応系が構築される。このとき、複数の電極25〜28のうち、作用極と対極との間に電圧印加部14によって電圧を印加すれば、酸化還元酵素によって血液中のグルコースが酸化され(電子が取り出され)、その電子が電子伝達物質を介して作用極に供給される。作用極に供給された電子の量は、コネクタ部4の端子42(43)を介して電流測定部15において応答電流として測定される。血糖値測定装置1においては、演算部12によって、先の応答電流、および環境温度に応じた温度補正データに基づいて、グルコース濃度(血糖値)が演算される。血糖値の演算結果は、制御部10によって表示パネル34に表示される。なお、本実施例においては「作用極」と「対極」と「試薬層24」とが、本発明における「試料中の目的物質に関する情報を出力する部分」に相当する。
このようにして判別部13における判別結果を表示パネル34などにおいて報知することにより、環境温度に起因して血糖値測定装置1において適切に血糖値を測定できない状態であるにもかかわらず、血糖値測定装置1において血糖値が測定されてしまうことを抑制することができる。その結果、血糖値測定装置1における測定結果に関して信頼性および再現性を高めることができるようになるとともに、再測定の必要がなくなるためにバイオセンサ2を無駄に使用してしまうことを回避することができる。
次に、図7および図8を参照しつつ、血糖値測定装置1′の他の例を説明する。ただし、図7および図8においては、図1ないし図6を参照して先に説明した血糖値測定装置1と同様な要素について同一の符号を付してあり、以下における重複説明は省略する。
図7および図8に示した血糖値測定装置1′は、温度測定部6に加えて、温度測定部6′を備えており、判別部13′における判別動作が図1ないし図6を参照して先に説明した血糖値測定装置1とは異なっている。
温度測定部6′は、血糖値測定装置1′(筐体3)の内部の温度を測定するためのものであり、血糖値測定装置1′にバイオセンサ2を装着したときの試薬層24から比較的に離れた部位に設けられている。温度測定部6′としては、温度測定部6と同様に、サーミスタの他、公知の種々のものを使用することができる。
判別部13′は、温度測定部6において測定された環境温度が、温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するものである。たとえば温度補正データが10〜40℃の範囲で作成されている場合には、判別部13′は、温度測定部6において測定される環境温度が10〜40℃の範囲にあるか否かを判別する。
判別部13′はさらに、温度測定部6において測定された環境温度と温度測定部6′において測定された環境温度との差が予め定めた閾値(たとえば0.5〜5.0℃)よりも大きいか否かにより、環境温度が温度補正データの適用温度範囲内である否かを最終的に判断するように構成されている。すなわち、判別部13′は、環境温度が所定の温度範囲内であると判断し、かつ2つの温度測定部6,6′での測定される環境温度の差が閾値以下である場合に、現在の環境温度において、適切に血糖値の演算を行なえると判断するように構成されている。
このような判別方法を採用すれば、血糖値測定装置1′の内部の温度とバイオセンサ2の試薬層24の温度との差が大きい場合、たとえば環境温度が異なる場所に血糖値測定装置1′やバイオセンサ2を移動させて血糖値を測定する場合のように血糖値測定装置1′の内部と外部との環境温度の差が大きい場合に、バイオセンサ2の試薬層24が測定場所の環境温度や血糖値測定装置1′の内部温度に十分近づいたときに血糖値を測定することが可能となる。そのため、血糖値測定装置1′における測定結果の信頼性および再現性を高めることができる。
本発明は、先に説明した実施の形態には限定されず、種々に変更可能である。たとえば、図2および図8に示した血糖値測定装置1,1′では、温度測定部6がバイオセンサ2の下面側から環境温度を測定するように配置されていたが、図9に示した血糖値測定装置1″のように、温度測定部6″をバイオセンサ2の上面側から環境温度を測定するように配置してもよい。
次に、本発明に係る分析装置および分析方法の他の例としてのグルコース連続測定装置7について、図面を参照しつつ説明する。
図10に示したグルコース連続測定装置7は、血液や間質液などの体液中のグルコース濃度を連続的に測定可能なものであり、人体の腹部や肩の皮膚に装着して使用するものである。なお、装着箇所はこれらに限らず、他の箇所に装着してもよい。このグルコース連続測定装置7は、筐体70、回路基板71、バイオセンサ8および温度測定部6を備えている。
筐体70は、グルコース連続測定装置7の外形をなすものであり、カバー72および基板73を含んでいる。カバー72および基板73は、これらによって規定される空間に回路基板71を収容するものであり、相互に固定されている。筐体70は、防水性あるいは耐水性を有しているのが好ましい。このような筐体70は、たとえば少なくともカバー72(必要に応じて基板73)を金属やポリプロピレン樹脂などの透水性の極めて低い材料により形成される。
基板73は、バイオセンサ8が挿通される部分であり、バイオセンサ8の端部81を固定している。基板73には、接着フィルム74が固定されている。この接着フィルム74は、グルコース連続測定装置7を皮膚に固定するときに利用されるものである。接着フィルム74としては、両面に粘着性を有するテープを使用することができる。
回路基板71は、グルコース連続測定装置7の所定の動作(たとえば電圧の印加、グルコース濃度の演算あるいは外部との通信)に必要な電子部品を搭載したものである。この回路基板71はさらに、後述するバイオセンサ8の電極83(図11参照)に接触させるための端子75を備えている。この端子75は、バイオセンサ8に電圧を印加し、バイオセンサ8から応答電流値を得るために利用されるものである。なお本実施例においては「応答電流値」が、本発明における「試料中の目的物質に関する情報」に相当する。
バイオセンサ8は、血液や間質液などの体液中のグルコース濃度に応じた応答電流を得るためのものである。このバイオセンサ8は、端部81が皮膚Skから突出して回路基板71の端子75に接触しているとともに、その他の大部分が皮膚Skに留置されている。なお本実施例においては「血液や間質液などの体液中のグルコース濃度」が、本発明における「分析値」に相当する。
図11および図12に示したように、バイオセンサ8は、基板82、電極83、固定化酵素部84およびリード85を有している。
基板82は、電極83を支持するためのものであり、絶縁性および可撓性を有するシート状に形成されている。基板82は、端部81が筐体70の内部に存在している一方で、端部80が鋭利なものとして形成されている。端部80を鋭利な構造とすれば、皮膚Skへのバイオセンサ8の留置を容易に行なうことができるようになり、使用者の痛みを低減することができる。なお、端部80の構造や、皮膚Skへの留置方法はこれらに限定されない。たとえば、公表特許第2003−527138号公報には、カニューレ内に針を配置して針と共にカニューレを皮下に挿入し、その後に針のみを皮膚から引き抜くことでカニューレを皮下に留置することが記載されている。これと同様にして、バイオセンサ8内に針を配置して針と共にバイオセンサ8を皮膚Skへ挿入し、その後に針のみを皮膚Skから引き抜くことでバイオセンサ8を皮膚Skへ留置することができる。この場合、針が鋭利な構造であればよく、バイオセンサ8の端部80は鋭利な構造でなくてもよい。また、たとえば公表特許第2008−506468号公報には、センサを中空の針内に配置して、針を皮膚に挿入した後、針のみを皮膚から引き抜くことによりセンサを皮膚へ留置することが記載されている。これと同様にして、バイオセンサ8を内部に配置した中空の針を皮膚に挿入し、その後に針のみを皮膚Skから引き抜くことでバイオセンサ8を皮膚Skへ留置することができる。この場合も、針が鋭利な構造であればよく、バイオセンサ8の端部81は鋭利な構造でなくてもよい。
基板82のための材料としては、人体への害がなく、適切な絶縁性を有するものであればよく、たとえばPET、PP、PEなどの熱可塑性樹脂、あるいはポリイミド樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を使用することができる。
電極83は、固定化酵素部84に電圧を印加し、固定化酵素部84から電子を取り出すために利用されるものである。電極83は、基板82の上面に形成されており、作用極83Aおよび対極83Bを含んでいる。作用極83Aは、グルコースと電子授受を行う部分である。対極83Bは、作用極42Aとともに電圧印加に利用されるものである。電極83は、カーボンインクを用いたスクリーン印刷により形成することができる。
固定化酵素部84は、グルコースと作用極83Aとの間の電子授受を、酵素または電子伝達物質を介して媒体するものである。この固定化酵素部84は、基板82の上面において、作用極83Aの端部83Aaにグルコース酸化還元酵素を固定化することにより形成されている。
グルコース酸化還元酵素としては、グルコースオキシダーゼ(GOD)およびグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)を使用することができる。グルコース酸化還元酵素の固定化方法としては、公知の種々の方法、たとえば重合性ゲル、ポリアクリルアミドやリンなどの高分子、リン脂質ポリマーにシランカップリング剤を導入したMPC重合体あるいはタンパク質膜を利用する方法を採用することができる。
リード85は、温度測定部6において測定される情報を回路基板71に伝達するためのものである。このリード85は、大部分がバイオセンサ8における基板の下面に形成されている。リード85は、一端部が温度測定部6に接触している一方で、他端部がバイオセンサ8の上面において露出している。
温度測定部6は、環境温度を測定するためのものである。この温度測定部6は、バイオセンサ8における固定化酵素部84の近傍の温度、すなわち人体の皮下温度を測定できるようにバイオセンサ8における基板82の下面において、固定化酵素部84に対応する位置に設けられている。この温度測定部6は、リード85を介して、端部85Aにおいて回路基板71の端子75に接触している。温度測定部6としては、たとえばサーミスタの他、公知の種々のものを使用することができる。
図13に示したように、グルコース連続測定装置7は、回路基板71、バイオセンサ8および温度測定部6の他に、制御部10、記憶部11、演算部12、判別部13、電圧印加部14、電流測定部15、および通信部16を備えている。
制御部10、記憶部11、演算部12、判別部13、電圧印加部14、および電流測定部15は、各機能において、先に説明した図6での血糖値測定装置1の制御部10、記憶部11、演算部12、判別部13、電圧印加部14、および電流測定部15と同様である。
通信部16は、グルコース連続測定装置7と外部の情報処理端末との間でデータ通信を行なうためのものである。この通信部16は、少なくとも送信部を有しており、必要に応じて受信部を含んでいる。
データ通信は、たとえば無線通信手段(赤外線を使ったIrDAあるいは2.4GHzの周波数帯を使ったブルートゥース)を利用することができる。もちろん、グルコース連続測定装置7の通信部16と外部の情報処理端末の通信部とをケーブルなどを用いて有線でデータ通信を行なうようにしてもよい。
外部の情報処理端末としては、たとえば人体にインスリンを投与するためのインスリン送出装置、簡易型血糖値測定装置、腕時計型表示機、あるいはパーソナルコンピュータを挙げることができる。
グルコース連続測定装置7では、判別部13においては、温度測定部6によって測定された環境温度(皮下温度)をサンプリングし、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲(温度補正データが作成されている温度範囲)にあるか否かを判断する。
制御部10は、判別部13における判別結果を表示パネルなどの報知手段に表示し、あるいは通信部16を介して外部の情報処理端末に判別結果を送信する。外部の情報処理端末に判断結果が送信された場合、外部の情報処理端末では、判別結果をユーザに対して報知する。
判別部13はまた、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲であると判断された場合であっても、演算部12において一定時間毎の環境温度の変化量を演算し、判別部13において環境温度の変化が閾値よりも小さいか否かを判断するようにしてもよい。もちろん、判別部13は、環境温度の変化が閾値よりも小さいか否かを判断することのみをもって、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲であると判断するようにしてもよい。
判別部13において血液や間質液などの体液中のグルコース濃度を適切に測定できる状態であると判断された場合には、作用極83Aと対極83Bとの間に電圧印加部14によって電圧を印加したときの応答電流を電流測定部15において測定する。環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲であると判断においては、演算部12によって、先の応答電流、および環境温度に応じた温度補正データに基づいて、グルコース濃度が演算される。血液や間質液などの体液中のグルコース濃度の演算結果は、制御部10によって表示パネルなどの報知手段において報知され、あるいは通信部16を介して外部の情報処理端末に送信される。なお、本実施例においては「作用極83A」と「対極83B」と「固定化酵素部84」とが、本発明における「試料中の目的物質に関する情報を出力する部分」に相当する。
一方、判別部13において、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲でない(適切に血液や間質液などの体液中のグルコース濃度を測定できない状態である)と判断された場合には、作用極83Aと対極83Bとの間への電圧印加を行わないようにしてもよい。すなわち、血液や間質液などの体液中のグルコース濃度を適切に測定できる状態である場合にのみ、作用極83Aと対極83Bとの間への電圧印加を行うようにしてもよい。また、たとえば、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲でないと判断されて、作用極83Aと対極83Bとの間への電圧印加を行わないようにしてから一定時間経過後に、再度、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲であるか否か判断してもよい。また、グルコース連続測定装置7には電力を供給するための主電源が備わっているので、たとえば、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲でない状態が一定時間続く場合は、主電源を停止する(或いは所定の機能を制限する省電力モードに入る)ようにしてもよい。そして一定時間経過した後自動的に主電源を立上げるようにしてもよい。これらにより、作用極83Aと対極83Bとの間へ無駄に電圧印加が行なわれることを抑制できる。このため、バイオセンサ8が劣化することを抑制できるので、バイオセンサ8の寿命を延ばすことができる。また、電池の消耗を低減することができる。また、作用極83Aと対極83Bとの間への電圧印加を連続的に行う場合には、環境温度がグルコース連続測定装置7の使用可能な温度範囲でない(適切に血液や間質液などの体液中のグルコース濃度を測定できない状態である)ときには、血液や間質液などの体液中のグルコース濃度の演算を行わず、あるいは演算した血液や間質液などの体液中のグルコース濃度が不適切な値である旨を報知するようにしてもよい。
図10ないし図13を参照して説明したグルコース連続測定装置7は、図7ないし図9を参照して説明した血糖値測定装置1′,1″と同様に、温度測定部6に加えて、図14(a)および図14(b)に示したグルコース連続測定装置7′,7″のように、他の温度測定部6′,6″を備えていてもよい。図14(a)および図14(b)においては、図10ないし図13を参照して説明したグルコース連続測定装置7と同様な要素については同一の符号を付してある。なお、温度測定部6′は、バイオセンサ8において、固定化酵素部84から比較的に離れた部位に設けられる。また、温度測定部6″は、バイオセンサ8において、固定化酵素部84が形成された基板82と同じ面に設けられる。
図14(a)に示したグルコース連続測定装置7′は、温度測定部6A′が、表皮温度を測定できるように配置されたものである。この温度測定部6A′は、回路基板71と基板73との間に設けられている。
図14(b)に示したグルコース連続測定装置7″は、温度測定部6B′が外気温度を測定できるように配置されたものである。温度測定部6B′は、カバー72の表面に設けられている。
これらのグルコース連続測定装置7′,7″では、判別部において、温度測定部6において測定される環境温度(皮下温度)と、温度測定部6A′,6B′において測定される環境温度(表皮温度または外気温度)と、の差に基づいて、温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成することができる。すなわち、皮下温度と表皮温度または外気温度との差分が所定の閾値(たとえば0.5〜5.0℃)以下であるか否かにより、温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成することもできる。
図10ないし図13を参照して説明したグルコース連続測定装置7は、温度測定部6に加えて、温度測定部6A′,6B′の双方を備えたものであってもよい。この場合には、温度測定部6での環境温度(皮下温度)から、温度測定部6A′での環境温度(表皮温度)および温度測定部6B′での環境温度(外気温度)の双方を差分した値が、所定の閾値(たとえば0.5〜5.0℃)以下であるか否かにより、温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成することもできる。また、皮下温度と表皮温度との差分が所定の閾値(たとえば0.5〜5.0℃)以下であるか否か、および皮下温度と外気温度との差分が所定の閾値(たとえば0.5〜5.0℃)以下であるか否かの判断を個別に行い、これらの判断結果のうちの一方または双方に基づいて、温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成してもよい。
また、図10ないし図13を参照して説明したグルコース連続測定装置7では、温度測定部6に加えて設けられる温度測定部は、図14(a)および図14(b)に示した温度測定部6A′,6B′とは異なる部位に配置してもよい。
本発明は、血糖値を測定するための血糖値測定装置やグルコース連続測定装置に限らず、他の分析装置に対しても適用することができる。すなわち、本発明は、たとえば試料中のコレステロールや乳酸などのグルコース以外の成分を分析するもの、あるいは血液試料以外の試料を用いて特定成分を分析するもの対して適用することができる。
本発明はさらに、電気化学的手法により試料の分析を行なう分析装置に限らず、光学的手法により試料の分析を行なうように構成された分析装置にも適用可能である。
1,1′,1″ 血糖値測定装置(分析装置)
7 ,7′ ,7″ グルコース連続測定装置(分析装置)
11 記憶部(記憶手段)
12 演算部(演算手段)
13,13′ 判別部(判別手段)
2,8 バイオセンサ
34 表示部(報知手段)
33 操作ボタン
6,6″ 温度測定部(温度測定手段)
6′,6A′,6B′ 温度測定部(追加の温度測定手段)

Claims (15)

  1. 試料中の目的物質に関する情報を得る分析装置であって、
    環境温度を測定するための温度測定手段と、
    所定の温度範囲に関して、前記環境温度に応じた温度補正データを記憶する記憶手段と、
    前記試料中の目的物質に関する情報および前記温度補正データに基づいて、分析値の演算を行なうための演算手段と、
    前記環境温度が前記温度範囲内であるか否かを判断する判別手段と、
    を備え、
    前記判別手段は、前記分析装置から前記試料中の目的物質に関する情報を得られない状況においても、前記環境温度が前記温度範囲内にあるか否かを判断する、
    分析装置。
  2. 前記判別手段は、前記温度測定手段において測定される複数回の環境温度の所定時間当たりの変化量が所定の範囲にあるか否かに応じて、前記温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成されている、
    請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記温度測定手段は、前記試料中の目的物質に関する情報を出力する部分の近傍の温度を測定できる部位に設けられている、
    請求項1に記載の分析装置。
  4. 前記温度測定手段とは別途に、環境温度を測定するための追加の温度測定手段をさらに備えている、
    請求項1に記載の分析装置。
  5. 前記判別手段は、前記温度測定手段において測定される環境温度と、前記追加の温度測定手段において測定される環境温度と、の差に基づいて、前記温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断するように構成されている、
    請求項4に記載の分析装置。
  6. 前記追加の温度測定手段は、前記温度測定手段よりも、前記試料中の目的物質に関する情報を出力する部分から離れた部分に設けられている、
    請求項4に記載の分析装置。
  7. 前記判別手段は、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲外であると判断した場合に、一定時間経過後に再び、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲内であるか否かを判断する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の分析装置。
  8. 前記分析装置は主電源を更に備え、
    前記判別手段は、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲外であると判断した場合に、一定時間後に前記主電源を停止または省電力とする、
    請求項7に記載の分析装置。
  9. 前記判別手段での判別結果に基づいて、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲内である旨、あるいは前記温度補正データの適用温度範囲外である旨を報知するための報知手段をさらに備えている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の分析装置。
  10. 前記分析装置として、体内に留置して、連続して試料の分析が可能なものを使用する、請求項1から9のいずれか1項に記載の分析装置。
  11. 試料中の目的物質に関する情報を得る分析方法であって、
    環境温度を測定するための温度測定ステップと、
    所定の温度範囲に関して、前記環境温度に応じた温度補正データを記憶する記憶ステップと、
    前記試料中の目的物質に関する情報および前記温度補正データに基づいて、分析値の演算を行なうための演算ステップと、
    少なくとも、前記試料中の目的物質に関する情報が得られない状況において、前記環境温度が前記温度範囲内にあるか否かを判断する判別ステップと、
    を含む分析方法。
  12. 前記判別ステップでは、前記温度測定ステップにおいて測定される複数回の環境温度の所定時間当たりの変化量が所定の範囲にあるか否かに応じて、前記温度補正データの適用温度範囲内である否かを判断する、
    請求項11に記載の分析方法。
  13. 前記温度測定ステップでは、前記試料中の目的物質に関する情報を出力する部分の近傍の温度を測定する、
    請求項11に記載の分析方法。
  14. 前記温度測定ステップとは別途に、環境温度を測定するための追加の温度測定ステップをさらに含む、請求項11に記載の分析方法。
  15. 前記判別ステップでは、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲外であると判断した場合に、一定時間経過後に再び、前記環境温度が前記温度補正データの適用温度範囲内であるか否かを判断する、
    請求項11から14のいずれか1項に記載の分析方法。
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